JP3147223B2 - コネクタ相互の嵌合機構 - Google Patents

コネクタ相互の嵌合機構

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62905Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances comprising a camming member

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車の
電気配線に用いられる一対のコネクタを、別個の構造体
に装着した状態で嵌合レバーを介して互いに嵌合させる
コネクタ相互の嵌合機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の電気配線に使用されるワイヤハ
ーネスを接続するコネクタには、図5に示すような、一
対のコネクタa、bの嵌合、離脱をレバーcの回動によ
り行うようにしたレバー結合式コネクタが、特開平6−
243928号公報に開示されている。このようなレバ
ー結合式コネクタは、レバーcの回動操作によってコネ
クタa、bを嵌合させるようにしているため、嵌合力が
低減されるとともに嵌合の位置決めが容易となる利点が
ある。
【0003】しかし、図6に示すように、レバー結合式
コネクタa、bを、自動車のインストルメントパネルd
内のワイヤーハーネスeと、インストルメントパネルd
に取り付ける計器盤fの電気配線との接続に適用する場
合は、ワイヤハーネスeの末端に接続したコネクタbを
インストルメントパネルdから引き出して計器盤fに装
着したコネクタaと嵌合させた後、計器盤fをインスト
ルメントパネルdに取り付けるようにしている。
【0004】そのため、ワイヤーハーネスeには、イン
ストルメントパネルdから引き出して接続作業を行うた
めの余長を必要とするので部材の費用および重量増加が
避けられない欠点がある。また、インストルメントパネ
ルdに計器盤fを取り付ける際にワイヤハーネスeがイ
ンストルメントパネルdと計器盤fとの間に噛み込まれ
て取付けができなくなったりワイヤハーネスeの破損が
生じるおそれがあるため、噛み込みを防止するための手
段や、取付け作業時に細心の注意を払う必要が生じ作業
が低下するなど問題点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するためになされたもので、ワイヤハーネスに
コネクタ接続のための余長を設けることなく、予め構造
体に装着したコネクタ相互を簡単なレバー操作によって
嵌合させることができるコネクタ相互の嵌合機構を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明のコネクタ相互の嵌合機構は、互いに結合す
る一方の構造体に相嵌合する一方のコネクタを進退自
に装着するとともに他方の構造体には前記一方のコネ
クタと相嵌合する他方のコネクタを固着し、双方の構造
体を結合するとともに前記一方のコネクタを嵌合レバー
を介して進退させることにより、両コネクタを嵌合、離
脱させるようにしたコネクタ相互の嵌合 機構において、
前記一方のコネクタのハウジングには被駆動ピンを突設
し、前記他方のコネクタには該一方のコネクタを受け入
れる受容部が設けられるとともに、該受容部に前記一方
のコネクタの被駆動ピンを導入する誘導溝が設けられて
おり、前記嵌合レバーは結合された双方の構造体の間に
挿入するようになっているとともに、前記被駆動ピンを
係入するように、一端に開口した導入口に連通する斜行
部を形成したカム溝を備えており、且つ他端には係止凹
部が設けられていて、相手側構造体に設けた可撓性突起
と係合させるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。図1は、本発明の実施例に係るコネクタの嵌合
機構を、構造体として自動車のインストルメントパネル
Pと、このインストルメントパネルPに結合する計器盤
Mに適用した状態を示す斜視図である。本実施例のコネ
クタの嵌合機構は、インストルメントパネルPに進退
在に装着された雄コネクタ1と、計器盤Mに固着された
雌コネクタ2と、双方のコネクタ1と2とを嵌合させる
ための操作を行う嵌合レバー3とから構成されている。
【0009】雄コネクタ1は、合成樹脂材の成形加工に
より角柱状に形成されたハウジング4内に複数の端子収
容室5を有し、図示していないが端子収容室5内に雌型
の端子金具を収容して成るもので、ハウジング4の外壁
4aには被駆動ピン6が突設されている。雄コネクタ1
は、インストルメントパネルPの下壁7に略垂直方向に
設けられた収容孔8内に進退自在に装着されている。
【0010】雌コネクタ2は、合成樹脂材の成形加工に
より形成され、雄コネクタ1のハウジング4を受け入れ
る角筒状の受容部9を有し、図2に示すように、受容部
9内に複数の雄型の端子金具10を突設して成る。受容
部9の端部にはテーパ面11が周設されており、雄コネ
クタ1のハウジング4を受け入れ易くしてある。また、
受容部9の側壁9aには雄コネクタ1のハウジング4の
被駆動ピン6を導入するための誘導溝12が形成されて
いる。雌コネクタ2は、計器盤の前壁13の内側に、受
容部9を雄コネクタ1に向けて固着されている。
【0011】嵌合レバー3は、平板状に形成され、被駆
動ピン6を係入するためのカム溝14を備えている。カ
ム溝14は、嵌合レバー3の一端3aに導入口14aを
有し、導入口14aから、嵌合レバー3の上縁部3bに
向けて上昇する斜行部14bを備えている。嵌合レバー
3の他端3cから中央部にかけて係止凹部15が形成さ
れている。係止凹部15は、図3に示すように、インス
トルメントパネルPの側壁16に付設された可撓性突起
17を係入して嵌合レバー3を係止するためのものであ
る。
【0012】次に、嵌合レバー3を用いて、双方のコネ
クタ1と2とを嵌合する過程について説明する。先ず、
計器盤Mの装着孔18にボルト19を挿入して、インス
トルメントパネルPと計器盤Mとを締結する。そして、
計器盤Mの前壁13の端部に形成された案内溝13a、
13a′間に嵌合レバー3を挿入して、インストルメン
トパネルPと計器盤Mとの隙間S(図3参照)に進入さ
せる。
【0013】嵌合レバー3を隙間Sに押し込むと、図4
に示すように、嵌合レバー3のカム溝14の導入口14
aに、雄コネクタ1被駆動ピン6が導入される。さら
に嵌合レバー3を押し込むと、被駆動ピン6は、カム溝
14の斜行部14bに沿って進入し、雄コネクタ1は雌
コネクタ2に向けて上昇し、雌コネクタ2の受容部9内
に嵌入し、最終的に双方のコネクタ1と2とが嵌合する
とともに、雌コネクタ2内の雄型の端子金具10と雄コ
ネクタ1内の雌型の端子金具とが接続される。
【0014】なお、インストルメントパネルPの下壁7
と、雌コネクタ2の受容部9の端部9aとの間隔Hは、
雄コネクタ1のハウジング4の長さLよりも小さく設定
してあるので、雄コネクタ1が嵌合レバー3によって上
昇して受容部9内に嵌入する過程において傾倒するよう
なことはない。
【0015】双方のコネクタ1、2を離脱させるとき
は、嵌合レバー3を引き出す操作により、嵌合レバー3
のカム溝14と雄コネクタ1の被駆動ピン6とが上記の
作用とは逆に作用して、雄コネクタ1を、雌コネクタ2
の受容部9から簡単に離脱させることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、互いに結合する構造体
にそれぞれコネクタを装着した状態で両構造体を結合
し、嵌合レバーを両構造体の間に挿入することにより、
双方のコネクタを嵌合させるようにしているため、ワイ
ヤハーネスを引き出してコネクタ相互を嵌合させる作業
が省略され、ワイヤハーネスの余長が不要となって部材
の節減が可能となるとともに、結合作業時にワイヤハー
ネスを損傷する事故が未然に防止される。また、双方の
コネクタを嵌合させる作業が嵌合レバーの挿入操作によ
って行うことができるため、結合作業の操作性が格段に
向上するなどの多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るコネクタ相互の嵌合機構
をインストルメントパネルおよび計器盤に適用した状態
を示す斜視図である。
【図2】図1の雄コネクタと雌コネクタとの位置を示す
断面図である。
【図3】図1のインストルメントパネルと計器盤とを結
合した要部を示す正面図である。
【図4】図1の雄コネクタと雌コネクタとを嵌合レバー
によって嵌合する過程を示す説明図である。
【図5】従来のレバー結合式コネクタを示す斜視図であ
る。
【図6】図5のレバー結合式コネクタをインストルメン
トパネルおよび計器盤に適用した例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
M 計器盤 P インストルメントパネル S 隙間 1 一方のコネクタ(雄コネクタ) 2 他方のコネクタ(雌コネクタ) 3 嵌合レバー 4 ハウジング 6 被駆動ピン 9 受容部 12 誘導溝 14 カム溝 14a 導入口 14b 斜行部 15 係止凹部 17 可撓性突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに結合する一方の構造体に相嵌合
    する一方のコネクタを進退自在に装着するとともに他
    の構造体には前記一方のコネクタと相嵌合する他方のコ
    ネクタを固着し、双方の構造体を結合するとともに前記
    一方のコネクタを嵌合レバーを介して進退させることに
    より、両コネクタを嵌合、離脱させるようにしたコネク
    タ相互の嵌合機構において、 前記一方のコネクタのハウジングには被駆動ピンを突設
    し、前記他方のコネクタには該一方のコネクタを受け入
    れる受容部が設けられるとともに、該受容部に前記一方
    のコネクタの被駆動ピンを導入する誘導溝が設けられて
    おり、前記嵌合レバーは結合された双方の構造体の間に
    挿入するようになっているとともに、前記被駆動ピンを
    係入するように、一端に開口した導入口に連通する斜行
    部を形成したカム溝を備えており、且つ他端には係止凹
    部が設けられていて、相手側構造体に設けた可撓性突起
    と係合させるようにした ことを特徴とするコネクタ相互
    の嵌合機構。
JP22217696A 1996-08-23 1996-08-23 コネクタ相互の嵌合機構 Expired - Fee Related JP3147223B2 (ja)

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