JP3147198U - 揺動椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】生理機構に基づいた揺動が可能であり且つ後方への揺動を抑制し、更に膝下部を広げることなく正座可能として座り心地を向上することができる揺動椅子を提供する。
【解決手段】本揺動椅子1は、座部2と、該座部を下方から揺動可能に支持する脚部3と、を有し、脚部は、幅狭で前後方向に伸びた形状で座部の下側中央部に設けられ、脚部の底面7は、前部に形成されると共に左右方向に揺動可能で且つ前後方向に揺動可能な凸曲面部8と、後部に形成されると共に左右方向に揺動可能で且つ前後方向への曲率は上記凸曲面部より小さい小曲率部9と、を備え、着座者の正座時には、座部の下方且つ脚部の左右両側に着座者の膝下部を収容する。
【選択図】図1

Description

本考案は、使用者の着座中に揺動可能な椅子に関し、更に詳しくは、例えば、正座や胡坐等で着座する際に、生理機構に基づいた揺動が可能な揺動椅子に関する。
従来より、正座時の下肢の負担を減らすために座部の下方に膝から下の部位(以下、「膝下部」と呼ぶ)を収容する正座椅子が普及している。この種の正座椅子100としては、図 に示すように、座部101の下側に円柱形状の太い脚部102を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この正座椅子100では、着座者は左右の膝下部により脚部102を挟むようにして正座する。また、脚部102が円柱形状であるので着座者は前後左右に揺動可能になる。
しかし、上述した正座椅子100では、脚部102が太いため着座者は膝下部を広げて正座しなければならず、膝関節が外転する等で座り心地が悪い。また、前後左右に同じような揺れ方で揺動可能であり、更に、後方に揺動した際には姿勢が不安定になってしまい座り心地が悪い。
特開2002−142917号公報
本考案は、上記現状に鑑みてなされたものであり、生理機構に基づいた揺動が可能であり且つ後方への揺動は抑制され、更に膝下部を広げることなく正座可能として座り心地を向上することができる揺動椅子を提供することを目的とする。
本考案は、以下の通りである。
1.座部と、
上記座部を下方から揺動可能に支持する脚部と、を有し、
上記脚部は、幅狭で前後方向に伸びた形状で上記座部の下側中央部に設けられ、
上記脚部の底面は、前部に形成されると共に左右方向に揺動可能で且つ前後方向に揺動可能な凸曲面部と、後部に形成されると共に左右方向に揺動可能で且つ前後方向への曲率は上記凸曲面部より小さい小曲率部と、を備え、
着座者の正座時には、上記座部の下方且つ上記脚部の左右両側に上記着座者の膝下部を収容することを特徴とする揺動椅子。
2.上記小曲率部は、前後方向に対して直線状である上記1.記載の揺動椅子。
3.上記凸曲面部は、左右方向への曲率が前後方向への曲率と比較して大きい上記1.又は2.に記載の揺動椅子。
4.上記底面の周縁は丸く角取りされている上記1.乃至3.のいずれか1項に記載の揺動椅子。
5.上記座部及び上記脚部の間には高さ調整手段が介在される上記1.乃至4.のいずれか1項に記載の揺動椅子。
6.上記高さ調整手段は、上記座部の裏面及び上記脚部の上面に形成された深さの異なる複数の凹部と、上記座部の凹部及び上記脚部の凹部に挿入されて上記座部及び上記脚部を連結する支持棒と、を備え、
上記支持棒を挿入する凹部を変更することにより上記座部の高さを調整する上記5.記載の揺動椅子。
7.上記支持棒は2本である上記6.記載の揺動椅子。
8.上記支持棒及び上記凹部の断面形状は、円弧が前方または後方を向いた扇形である上記6.又は7.に記載の揺動椅子。
9.上記支持棒及び上記凹部の断面形状は円形である上記6.又は7.に記載の揺動椅子。
10.上記座部及び上記脚部は着脱可能であると共に、上記高さ調整手段は、複数の高さを異にした上記脚部を交換することによりなる上記5.記載の揺動椅子。
11.上記高さ調整手段は、上記座部に一体形成された座部側摺動部と、上記脚部に一体形成されると共に上記座部側摺動部に対して摺動可能な脚部側摺動部と、これら座部側摺動部及び脚部側摺動部を互いに固定する締結部と、からなる上記5.記載の揺動椅子。
12.上記締結部は、上記座部側摺動部及び上記脚部側摺動部に形成された複数の透孔と、上記座部側摺動部の上記透孔及び上記脚部側摺動部の上記透孔を貫通して固定する貫通部材と、からなる上記11.記載の揺動椅子。
13.上記締結部は、上記座部側摺動部及び上記脚部側摺動部の一方に形成された異なる高さの底部を有する複数の溝と、上記座部側摺動部及び上記脚部側摺動部の他方に形成された上記溝に係合可能な異なる高さの複数の係合部と、からなる上記11.記載の揺動椅子。
14.上記座部は折り畳み可能である上記1.乃至13.のいずれか1項に記載の揺動椅子。
15.上記脚部の直下に硬質の当て板を備える上記1.乃至14.のいずれか1項に記載の揺動椅子。
本考案の揺動椅子によると、脚部の底面は後部に小曲率部を備えているので、後方への揺動を抑えることができる。このため、従来のように着座者が後方に揺動してしまうことを抑制できるので、安定した着座が確保されて座り心地を向上することができる。また、例えば、着座者に対して子供が前方から駆け寄って来た時に着座者が後方に過度に揺動して足首を傷めたり転倒してしまうことを防止できる。
また、左右方向と前方へは常に揺動可能であるので、着座者はバランスを取るために自然に腰部を動かすようになる。即ち、着座中に揺動椅子が傾斜しそうになると、着座者は、生理機構の作用、即ち、本来ヒトが備えている骨盤構造と平衡感覚の働きにより自重が掛かっていない側の坐骨が、反転性により座部を押し返すような動きを取り、その方向に自重が掛かって傾斜状態から直立状態に戻そうとする。このように、着座者は椅子の脚部と自己の両足とで3点支持しつつ生理機構に基づいて常に小刻みに動きながらバランスを取るようになるので、腰部や脚部の疲れを軽減して快適に座ることができるようになる。特に、左右方向の小刻みな動きは腰部を楽にし、前後方向の揺れ幅の大きな動きは脚部を楽にする。しかも、座部が前後左右に揺動することにより、着座者の足の組み換えを容易に行うことができる。
更に、脚部は幅狭で前後方向に伸びた形状で座部の下側中央部に設けられるので、着座者は膝下部を脚部の左右両側に収容して着座することができ、このため膝下部の間隔を狭くして着座することができる。これにより、従来のように太い脚部によって膝下部を広げて着座する必要がなく、足に無理が掛からず座り心地を向上させることができる。
また、小曲率部が前後方向に対して直線状である場合は、左右方向への揺動を確保しつつ後方への揺動のみを効果的に抑えることができる。
更に、凸曲面部は、左右方向への曲率が前後方向への曲率と比較して大きい場合は、左右方向への揺動角度を大きいものとすることができる。このため、着座時の左右方向への不安定さが増加するので、着座者の生理機構による小刻みな動きを促進することができる。
また、底面の周縁が丸く角取りされている場合は、揺動椅子を座布団や畳の上に置いて揺動させた時に底面の周縁がこれら座布団や畳を傷めることを抑制できる。あるいは、揺動椅子を他の椅子の座面に乗せて使用することもできるようになる。
更に、座部及び脚部の間に高さ調整手段が介在される場合は、着座者の体格や好みに合わせて座部を適切な高さに調整できるので、座り心地を高めることができる。例えば、揺動椅子を座布団やクッションの上で使用する場合、座部を通常より高めに設定しておくことにより脚部が座布団やクッションに沈み込んでも座部を適切な高さに位置させることができる。
また、高さ調整手段が、座部及び脚部に形成された深さの異なる複数の凹部と、凹部に挿入されて座部及び脚部を連結する支持棒と、を備える場合は、支持棒を挿入する凹部を変更することにより座部の高さを調整することができる。このため、簡易な構造で容易に高さを変更することができるので、製造コストの増加や高さ調整操作の煩雑化を抑制することができる。しかも、揺動椅子を分解できるようになるので、不使用時の収納や運搬時などに利便を図ることができる。
更に、支持棒が2本である場合は、座部と脚部との連結を強固にすることができる。特に回転方向への強度を高めることができる。
また、支持棒及び凹部の断面形状が扇形である場合は、広い円弧部で力を受けることができるので、荷重を分散して支持棒及び凹部の負荷を軽減することができる。これにより、長期間の使用による支持棒及び凹部の変形を防止して、揺動椅子の長寿命化を図ることができる。
更に、支持棒及び上記凹部の断面形状が円形である場合は、支持棒の製作や凹部の加工が容易になるので、製作コストを抑えることができる。
また、座部及び脚部が着脱可能であると共に、高さ調整手段が、複数の高さを異にした脚部を交換することによりなる場合は、脚部を交換するだけで高さを変更することができるので、高さ調整時の作業性を高めることができる。
更に、高さ調整手段が、座部側摺動部と、脚部側摺動部と、締結部と、からなる場合は、部品点数の増加を抑えることができる。
また、締結部が、座部側摺動部及び脚部側摺動部に形成された複数の透孔と、座部側摺動部の透孔及び脚部側摺動部の透孔を貫通して固定する貫通部材と、からなる場合は、締結を確実にすることができる。
更に、締結部が、座部側摺動部及び脚部側摺動部の一方に形成された異なる高さの底部を有する複数の溝と、座部側摺動部及び脚部側摺動部の他方に形成された異なる高さの複数の係合部と、からなる場合は、係合部を溝に係合させるだけで高さ調整を行うことができるので、容易に調整することができ作業性を高めることができる。
また、座部が折り畳み可能である場合は、揺動椅子の不使用時に小さく折り畳んで収容性や携帯性を高めることができる。
更に、脚部の直下に硬質の当て板を備える場合は、例えば揺動椅子を座布団やクッションの上で使用する際に、これら座布団やクッションへの沈み込みを抑制して揺動椅子の不安定性を確保することができる。
本実施形態に係る揺動椅子は、座部と、脚部と、を備えている。
上記「座部」は、着座者が座るものである限り、その構造、大きさ、形状、材質などは特に問わない。構造としては、例えば、単一部材からなるものや心材の表面にクッション材を設けたもの等、既知のあるいは新規の座の構造を広く適用することができる。形状としては、例えば、板材の場合、円形、略Y字型(例えば、図1等参照)、ハート型(例えば、図5等参照)等、各種のデザインを採用することができる。特に略Y字型のように前部が細くなっている場合は、着座者は胡坐をかく等の動作を容易にすることができる。材質としては、例えば、単一部材からなる場合、木、合成樹脂、金属等、各種の材質を適宜選択して使用することができる。上記「座部」は折り畳み可能であるようにできる。
上記「脚部」は、座部の下方に着座者の膝下部を収容可能に座部を支持し、幅狭で前後方向に伸びた形状で座部の下方中央部に設けられると共に、その底面は、前部に形成された凸曲面部と、後部に形成された小曲率部と、を備えるものである限り、その構造、大きさ、形状、材質、数量などは特に問わない。上記「底面」は、周縁が丸く角取りされているようにできる。
ここで、本明細書中で「曲率が大きい」とは曲率半径が小さいことを意味し、小さい揺れ幅で僅かに揺動させるだけで大きな揺動角度を得ることができる状態を示し、着座者としては「傾斜し易い」及び「揺れ易い」と感じることを意味する。一方、「曲率が小さい」とは曲率半径が大きいことを意味し、大きい揺れ幅で大きく揺動させないと大きな揺動角度を得ることができない状態を示し、着座者としては「傾斜し難い」及び「揺れ難い」と感じることを意味する。
上記「凸曲面部」は、左右方向に揺動可能で且つ前後方向に揺動可能なものである限り、その構造や大きさ等は特に問わない。凸曲面部は、左右方向への曲率が前後方向への曲率と比較して大きいようにできる。上記「小曲率部」は、左右方向に揺動可能で且つ前後方向への曲率は凸曲面部より小さいものである限り、その構造や大きさ等は特に問わない。小曲率部は、前後方向に対して直線状であるようにできる。
上記「脚部」の直下には、硬質の当て板を備えるようにできる。
また、座部及び脚部の間には高さ調整手段を介在するようにできる。「高さ調整手段」は、座部の高さを調整可能である限り、その構造、大きさ、形状、材質、数量などは特に問わない。
上記「高さ調整手段」は、座部の裏面及び脚部の上面に形成された深さの異なる複数の凹部と、座部の凹部及び脚部の凹部に挿入されて座部及び脚部を連結する支持棒と、を備えたものとすることができる(例えば、図3、4等参照)。この場合、支持棒を挿入する凹部を変更することにより座部の高さを調整することができる。
上記「支持棒」は凹部に挿入されて座部及び脚部を連結するものである限り、その構造、大きさ、形状、材質、数量などは特に問わない。数量としては、例えば2本にすることができる。支持棒及び凹部の断面形状としては、円弧が前方または後方を向いた扇形にしたり(例えば、図2、3等参照)、あるいは円形(例えば、図5等参照)にすることができる。
上記「高さ調整手段」は、複数の高さを異にした脚部を座部に対して着脱して交換することによりなるものとできる。
上記「高さ調整手段」は、座部に一体形成された座部側摺動部と、脚部に一体形成された脚部側摺動部と、これらの摺動部を互いに固定する締結部と、からなるものとできる(例えば、図7等参照)。座部側摺動部と脚部側摺動部とは互いに摺動可能とする。
上記「締結部」は、各摺動部に形成された複数の透孔と、各摺動部の透孔を貫通して固定する貫通部材と、からなるものとできる(例えば、図9等参照)。貫通部材としては、ボルトやピン等とすることができる。
上記「締結部」は、各摺動部の一方に形成された異なる高さの底部を有する複数の溝と、各摺動部の他方に形成された溝に係合可能な係合部と、からなるものとできる(例えば、図10等参照)。即ち、座部側摺動部に溝を形成すると共に脚部側摺動部に係合部を形成したものや、あるいは脚部側摺動部に溝を形成すると共に座部側摺動部に係合部を形成したものとすることができる。
以下、図面を用いて実施例により本考案を具体的に説明する。
(実施例1)
(1)実施例の構成
本実施例1に係る揺動椅子1は、図1〜図3に示すように、座部2と、脚部3と、高さ調整手段4と、を備えている。この揺動椅子1は、全て木材からなるものとしている。
座部2は、略Y字形状の板材からなる座板5と、該座板5の裏面の中央に取り付けられた幅狭で前後方向に伸びた形状の支持部材6と、を備えている。座板5は前部が細くなる向きに設けられている。座板5の後端の中央部には、U字形状の切り欠き5aが形成されている。
脚部3は、幅狭で前後方向に伸びた形状で、座部2の裏側中央部に設けられている。このため、着座者が正座する際は、両膝下部を脚部3の左右両側から挟むように間隔を狭めた無理のない状態で収容することができる。また、この脚部3の底面7は、前部に形成されると共に左右方向に揺動可能で且つ前後方向に揺動可能な凸曲面部8と、後部に形成されると共に左右方向に揺動可能で且つ前後方向への曲率は凸曲面部8より小さい小曲率部9と、を備えている。これにより、脚部3は床面に対して前方向及び左右方向に対して揺動可能になる。
凸曲面部8は、左右方向への曲率が前後方向への曲率と比較して大きくなるように設定されている。この凸曲面部8では脚部3は床面に対して1点で支持されるようになる。また、小曲率部9の前後方向への曲率は、図4に示すように、側方から見た際にほぼ直線に近いくらい小さいものとしている。更に、底面7の周縁は丸く角取りされている。
更に、図3に示すように、支持部材6の底面16にも上述と同様の形状の凸曲面部17及び小曲率部18が同様の位置に形成されていると共に、周縁が丸く角取りされている。
高さ調整手段4は、座部2の支持部材6の底面16に形成された深さの異なる複数の凹部10,11と、脚部3の上面に形成された深さの異なる複数の凹部12,13と、各凹部10〜13に挿入されて座部2及び脚部3を連結する支持棒14,15と、を備えている。そして、支持棒14,15を挿入する凹部10〜13を変更することにより座部2の高さを調整する。支持棒14,15は前後に2本設けられている。
ここで、支持棒14,15及び凹部10〜13の断面形状は、円弧が前方または後方を向いた扇形にしている。図2及び図3に示すように、前側の支持棒14及び凹部10,12は円弧が前方を向いた扇形とし、後側の支持棒15及び凹部11,13は円弧が後方を向いた扇形としている。また、図1(B)及び図4に示すように、座部2の凹部10,11は各支持棒14,15に対して4個ずつ形成されていて、各凹部10,11は一部重なって配置されている。前側の凹部10は凸曲面部17に形成されると共に、後側の凹部11は小曲率部18に形成されている。各4個ずつの凹部10,11はそれぞれ深さを異ならせていて、それぞれ前側の方が浅くなるように設定されている。一方、脚部3の凹部12,13は各支持棒14,15に対して2個ずつ形成されていて、それぞれ離れて配置されている。各凹部12,13はそれぞれ深さを異ならせていて、それぞれ前側の方が浅くなるように設定されている。
よって、座部2の凹部10,11はそれぞれ4種類の深さがあり、脚部3の凹部12,13はそれぞれ2種類の深さがあるので、支持棒14,15を挿入する凹部10〜13の選択により合計8種類の高さに調整することができる。そして、図4(A)及び(B)に示すように、座部2の最も深い凹部10,11(最後部)と、脚部3の最も深い凹部12,13(後側)とに支持棒14,15を挿入した状態が最も座部2の高さが低く、図4(C)に示すように、座部2の最も浅い凹部10,11(最前部)と、脚部3の最も浅い凹部12,13(前側)とに支持棒14,15を挿入した状態が最も座部2の高さが高くなる。
(2)実施例の作用
上述した実施例を使用する手順について説明する。
着座者は、例えば膝を折り曲げて膝下部を座部2の下方に収容して正座する。この時、両膝下部は脚部3の左右両側から挟むように間隔を狭めた無理のない状態で収容することができる。
着座時は、脚部3の底面7は床面に対して前方及び左右方向に揺動可能であるので、着座者は揺動椅子1と共に揺動することができる。ここで、底面7の後部には小曲率部9が形成されているので、後方への揺動を抑えられる。また、凸曲面部8は、左右方向への曲率が前後方向への曲率と比較して大きいので、左右方向に大きく揺れ易い。
左右方向と前方へは常に揺動可能であるので、着座者は椅子の脚部と自己の両足とで3点支持しつつ生理機構に基づいて常に小刻みに動きながらバランスを取るようになる。また、正座から胡坐などに足を組み換える際には前後左右に大きく揺動するようにして行う。
尚、着座時に着座者の尾骨に相当する部位は座板5の後端の切り欠き5aに収まる。
座部2の高さを調整する時は、座部2と脚部3とから支持棒14,15を引き抜いて、凹部10〜13を変更して差し替える。これにより座部2の高さが変更される。また、支持棒14,15及び脚部3を用いずに、支持部材6を座布団や床面等に直接接地させて使用することができる。あるいは、座布団やクッションの上で使用する際は、脚部3の底面7の直下に硬質の当て板を備えるようにしてもよい。
(3)実施例の効果
本実施例によれば、脚部3及び座部2の支持部材6が幅狭で中央に配置されているので、着座者は膝下部の間隔を狭めた無理のない姿勢で着座することができ、座り心地を向上させることができる。また、脚部3の底面7が凸曲面部8において床面に対して1点で支持されるので、揺動可能になる。これにより、着座者は生理機構によりバランスを取るために自然に腰部を動かすので、腰部の疲れを軽減することができる。特に、左右方向の小刻みな動きは腰部を楽にし、前後方向の揺れ幅の大きな動きは脚部を楽にする。しかも、座部2が前後左右に揺動することにより、着座者の足の組み換えを容易に行うことができるようになる。
また、底面7の後部には小曲率部9が設けられているので、着座者が後方に揺動してしまうことを抑制し安定した着座を確保して座り心地を向上することができると共に、左右方向への揺動を確保して腰部を小刻みに動かすことができる。また、凸曲面部8は、左右方向への曲率が前後方向への曲率と比較して大きいので、着座時の左右方向への不安定さが増加し、着座者の生理機構による小刻みな動きを促進することができる。
更に、底面7の周縁は丸く角取りされているので、揺動椅子1を座布団や畳の上に置いて揺動させた時に底面7の周縁がこれら座布団や畳を傷めることを抑制できる。よって、揺動椅子1の使用範囲を広げることができる。
尚、これら底面7の形状に関する効果は、同様の形状の底面16を有する支持部材6を座布団や床面等に直接接地させて使用した場合にも得ることができる。
また、本実施例によれば、座部2の座板5は略Y字形状の板材からなると共に座板5は前部が細くなる向きに設けられているので、着座者が足を組み換える際に大腿部が座板5に干渉することを抑制して組み換えを容易にすることができる。また、本実施例によれば、着座者の尾骨に相当する部位は座板5の後端の切り欠き5aに収まるので、尾骨に相当する部位が座部2に当たって着座者が不快になることを防止できる。
更に、本実施例によれば、座布団やクッションの上で使用する場合に脚部3の直下に硬質の当て板を備えるようにできる。この場合は、これら座布団やクッションへの沈み込みを抑制して揺動椅子1の不安定性を確保することができる。あるいは、着座者の好みによっては、当て板を使用せずに、脚部3を意図的に座布団やクッションに沈み込ませて安定させて利用するようにしてもよい。
更に、本実施例によれば、高さ調整手段4を備えているので、着座者の体格に合わせて座部2の高さを適宜設定でき座り心地を向上させることができる。例えば、揺動椅子1を座布団やクッションの上で使用する場合、座部2を通常より高めに設定しておくことにより脚部3が座布団やクッションに沈み込んでも座部2を適切な高さに位置させることができる。
また、本実施例では、高さ調整手段4としては凹部10〜13と支持棒14,15だけからなる簡易な構造を採用しているので、コスト増加や変更操作の煩雑化を抑制することができる。しかも、揺動椅子1を分解できるようになるので、不使用時の収納や運搬時などに利便を図ることができる。
更に、本実施例によれば支持棒14,15が2本であるので、座部2と脚部3との連結を強固にすることができ、特に回転方向への強度を高めることができる。
また、本実施例によれば、支持棒14,15及び凹部10〜13の断面形状が扇形であるので、広い円弧部で力を受けることができ、荷重を分散して支持棒14,15及び凹部10〜13の負荷を軽減することができる。これにより、長期間の使用による支持棒14,15及び凹部10〜13の変形を防止して、揺動椅子1の長寿命化を図ることができる。特に、本実施例の揺動椅子1は木製であるので、断面扇形を採用することにより大きな効果を得ることができる。
更に、本実施例によれば、支持部材6の底面16にも脚部と同様の凸曲面部17及び小曲率部18が形成されているので、支持棒14,15及び脚部3を用いずに支持部材6を座布団や床面等に直接接地させて使用することができる。このため、例えば、揺動椅子1を他の椅子の上に置いて使用しても必要以上に座面が高くなることを抑制できるで、使用感を損ねることなく使用することができる。
尚、本考案においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、座板5の形状を略Y字形状としたが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、ハート型にしてもよい。あるいは、その他の形状であってもよく、デザインや目的に応じて適宜選択することができる。
また、上記実施例では、支持棒14,15及び凹部10〜13の断面形状を扇形にしたが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、円形にしてもよい。この場合、支持棒14,15の製作や凹部10〜13の加工が容易になるので、製作コストを抑えることができる。尚、ここでの円形としては、真円〜楕円など、各種の円形を採用することができる。また、扇形や円形以外の形状、例えば多角形であってもよい。
更に、上記実施例では、支持棒14,15は2本であるようにしたが、これに限定されず、例えば、1本、あるいは3本以上にしてもよい。
また、上記実施例では、座部2の凹部10,11は各支持棒14,15に対して4個ずつ形成されていると共に脚部3の凹部12,13は各支持棒14,15に対して2個ずつ形成されるようにしたが、これに限定されず、他の個数であってもよい。
更に、上記実施例では、高さ調整手段4を採用したが、これに限定されず、例えば、高さ調整手段4を有さずに高さが固定されたものになるようにしてもよい。この場合、構造を更に簡素化することができる。
また、上記実施例では、揺動椅子1の全体を木製としたが、これに限定されず、例えば、合成樹脂製や金属製やその他の材質としてもよく、あるいは単一の材質にも限定されず、例えば、座板5は心材の周囲にクッション材を設けた構造としてもよい。
(実施例2)
(1)実施例の構成
本実施例2に係る揺動椅子1は、図6及び図7に示すように、座部2と、脚部3と、高さ調整手段4と、を備えている。この揺動椅子1は、全てアルミニウムからなるものとしている。尚、実施例1と同様の部材については、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
座部2は、略ハート形状の1枚の板材からなる座板5と、該座板5の裏面に設けられると共に脚部が装着される脚部受け19と、を備えている。脚部3は、床面に接する底部20と、座部2に結合する結合部21と、これら底部20及び結合部21を連結する柱部22と、を備えている。脚部受け19は、前後方向に伸びた2本のブラケットからなり、各ブラケットは座板5の中心線を挟んで前側が幅狭な間隔になるように配置されている。各ブラケットは、向き合った内側に脚部3の結合部21を収容する溝23を備えている。
脚部3の結合部21は、前側が幅狭の略楔形の板状としている。この結合部21が脚部受け19のブラケットの溝23に嵌まり込むことにより座部2と脚部3とが結合される。柱部22は前後方向に伸びた板状で、座部2の裏側中央部に設けられている。柱部22の中央部には軽量化のために透孔22aが形成されている。底部20は、幅狭で前後方向に伸びた形状としている。このため、着座者が正座する際は、両膝下部を柱部22及び底部20の左右両側から挟むように間隔を狭めた無理のない状態で収容することができる。また、この底部20の底面24は、前部に形成されると共に左右方向に揺動可能で且つ前後方向に揺動可能な凸曲面部25と、後部に形成されると共に左右方向に揺動可能で且つ前後方向への曲率は凸曲面部25より小さい小曲率部26と、を備えている。
凸曲面部25は、左右方向への曲率が前後方向への曲率と比較して大きくなるように設定されている。この凸曲面部25では脚部3は床面に対して1点で支持されるようになる。また、小曲率部26は、前後方向に対して直線状であるように、前後を長手方向とする円柱面形状としている。更に、底面24の周縁は丸く角取りされている。
本実施例2では、柱部22の長さを異ならせた複数の脚部3を備えるようにしている。そして、高さ調整手段4は、これらの脚部3を交換することで構成されている。また、座部2の表側には適宜クッション等を戴置して使用してもよい。
(2)実施例の作用
上述した実施例で座部2の高さを調整する手順について説明する。
座部2の高さを調整する時は、座部2の脚部受け19の後部から脚部3の結合部21を後方に引き抜くように取り外す。そして、柱部22の高さの異なる他の脚部3を用意し、その脚部3の結合部21を脚部受け19の後部から前方に向けて挿入して装着する。このように、脚部3を交換することにより座部2の高さを変更することができる。
(3)実施例の効果
本実施例によれば、小曲率部26は、前後方向に対して直線状であるように、前後を長手方向とする円柱面形状としているので、着座者が後方に揺動してしまうことを抑制し安定した着座を確保して座り心地を向上することができると共に、左右方向への揺動を確保して腰部を小刻みに動かすことができる。
また、本実施例では、高さ調整手段4としては柱部22の長さを異ならせた複数の脚部3を交換することとし、尚且つ脚部3の交換は座部2の脚部受け19に脚部3の結合部21を出し入れするだけであるので、簡易な作業で容易に座部2の高さを変更することができる。
また、短い脚部3を選択することにより、揺動椅子1を他の椅子の上に置いて使用しても必要以上に座面が高くなることを抑制できるで、使用感を損ねることなく使用することができる。
尚、本考案においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、座板5は1枚の板材からなるものとしたが、これに限定されず、例えば、図8に示すように、座板5が複数枚に分割されていて蝶番27により連結されて全体として折り畳み可能なものとしてもよい。この場合、座部2を折り畳んでコンパクトにすることができるので、収納性や携帯性を向上することができる。
また、上記実施例では、高さ調整手段4として柱部22の長さを異ならせた複数の脚部3を交換するものとしたが、これに限定されず、例えば、高さ調整手段4が、座部2に一体形成された座部側摺動部28と、脚部3に一体形成されると共に座部側摺動部28に対して摺動可能な脚部側摺動部29と、これら座部側摺動部28及び脚部側摺動部29を互いに固定する締結部30と、からなるものとしてもよい。
具体的には、図9に示すように、座部側摺動部28は座板5から下方に向けて鉛直に設けられた2枚の平行な板材とし、脚部側摺動部29は底部20から上方に向けて鉛直に設けられた1枚の板材とし、脚部側摺動部29が座部側摺動部28の間に摺動可能に支持されるものとする。そして、締結部30としては、脚部側摺動部29に形成された縦方向に2列に並んだ複数の透孔31と、各列の透孔31に対応して座部側摺動部28に形成された2個の透孔32と、これらの透孔31,32を貫通して固定する貫通部材33からなるものとする。貫通部材33としてはボルトやピンを使用することができる。この場合、締結を確実に行うことができるようになる。ここでは、脚部側摺動部29は縦方向に2列に並んだ透孔31を有するようにしたが、これに限定されず、1列あるいは3列以上であってもよい。それらの場合、座部側摺動部28には各列に対応する透孔32を形成するようにする。また、ここでは、脚部側摺動部29は縦方向に2列に並んだ複数の透孔31を有すると共に、座部側摺動部28は2個の透孔32を有するものとしたが、これに限定されず、座部側摺動部28に縦方向に2列に並んだ透孔を設けると共に、脚部側摺動部29に2個の透孔を設けるようにしてもよい。
また、締結部30としては透孔31,32と貫通部材33からなるものに限定されず、例えば、図10に示すように、締結部30は、脚部側摺動部29に形成された異なる高さの底部を有する複数の縦溝34(図中6箇所)、この縦溝34に係合可能なように座部側摺動部28に形成された異なる高さの複数の係合部35(図中4箇所)と、からなるようにしてもよい。この場合、高さ調整の作業性を容易にすることができる。これにより、例えば、図10に示すように、6箇所の縦溝34と4箇所の係合部35との組み合わせにより、3段階の高さ調整が可能である。また、この場合、係合部35を、複数の透孔と、これらの透孔を貫通して固定し且つ着脱可能に設けられた複数の貫通部材(図示せず)と、からなるものすることができる。これにより、例えば、図10に示すように、4箇所の係合部35のうちの2箇所の係合部35と、6箇所の縦溝34のうちの2箇所の縦溝34とを係合させるようにして、最上段側の2箇所の係合部35と最下段側の2箇所の縦溝34とを係合させた場合を最も低い高さとし、最下段側の2箇所の係合部35と最上段側の2箇所の縦溝34とを係合させた場合を最も高い高さとすることができる。その結果、7段階の高さ調整が可能となる。また、縦溝及び係合部の数は、上述の6箇所及び4箇所に限定されず、適宜決定することができる。更に、ここでは、脚部側摺動部29に複数の縦溝34を形成すると共に、座部側摺動部28に係合部35を形成したが、これに限定されず、座部側摺動部28に複数の縦溝を形成すると共に、脚部側摺動部29に係合部を形成するようにしてもよい。
更に、上記実施例では、座部側摺動部28は座板5から下方に向けて鉛直に設けられた2枚の平行な板材からなるものとしたが、これに限定されず、図11に示すように、脚部3の柱部22の上部から下方に向けて設けられた2枚の平行な板材からなるものとしてもよい。この場合、脚部3と座部2を分解した際に座部2はほぼ平坦な板材になるので収容性を高めることができる。
また、上記実施例では、高さ調整手段4を採用したが、これに限定されず、例えば、高さ調整手段4を有さずに高さが固定されたものになるようにしてもよい。この場合、構造を更に簡素化することができる。
また、上記実施例では、揺動椅子1の全体をアルミニウム製としたが、これに限定されず、例えば、他の金属製や合成樹脂製やその他の材質としてもよく、あるいは単一の材質にも限定されず、例えば、座板5は心材の周囲にクッション材を設けた構造としてもよい。
いわゆる正座椅子として広く適用可能であり、特に、生理機構に基づいて揺動可能な揺動椅子として好適である。
本実施例に係る揺動椅子を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は中央を縦断面した斜視図である。 本実施例に係る揺動椅子を示す上方向から見た分解組立図である。 本実施例に係る揺動椅子を示す下方向から見た分解組立図である。 本実施例に係る揺動椅子を示す側面図であり、(A)は分解組立図、(B)は座部が最も低い状態、(C)は座部が最も高い状態を示す。 他の実施例に係る揺動椅子を示す上方向から見た分解組立図である。 更に他の実施例に係る揺動椅子を示す上方向から見た斜視図である。 更に他の実施例に係る揺動椅子を示す下方向から見た図であり、(A)は斜視図、(B)は分解組立図である。 他の実施例に掛かる座部を示す上方向から見た図であり、(A)は広げた使用時、(B)は閉じた不使用時を示す。 他の実施例に係る高さ調整機構を示す図であり、(A)は背面図、(B)は右側面図である。 更に他の実施例に係る高さ調整機構を示す図であり、(A)は背面図、(B)は右側面図である。 更に他の実施例に係る高さ調整機構を示す背面図である。 従来の揺動椅子を示す後方から見た斜視図である。
符号の説明
1;揺動椅子、2;座部、3;脚部、4;高さ調整手段、5;座板、5a;切り欠き、6;支持部材、7,16,24;底面、8,17,25,;凸曲面部、9,18,26;小曲率部、10;支持部材の前側の凹部、11;支持部材の後側の凹部、12;脚部の前側の凹部、13;脚部の後側の凹部、14;前側の支持棒、15;後側の支持棒、19;脚部受け、20;底部、21;結合部、22;柱部、22a;透孔、23;溝、27;蝶番、28;座部側摺動部、29;脚部側摺動部、30;締結部、31;脚部摺動部側の透孔、32;座部摺動部側の透孔、33;貫通部材、34;縦溝、35;係合部、100;正座椅子、101;座部、102;脚部。

Claims (15)

  1. 座部と、
    上記座部を下方から揺動可能に支持する脚部と、を有し、
    上記脚部は、幅狭で前後方向に伸びた形状で上記座部の下側中央部に設けられ、
    上記脚部の底面は、前部に形成されると共に左右方向に揺動可能で且つ前後方向に揺動可能な凸曲面部と、後部に形成されると共に左右方向に揺動可能で且つ前後方向への曲率は上記凸曲面部より小さい小曲率部と、を備え、
    着座者の正座時には、上記座部の下方且つ上記脚部の左右両側に上記着座者の膝下部を収容することを特徴とする揺動椅子。
  2. 上記小曲率部は、前後方向に対して直線状である請求項1記載の揺動椅子。
  3. 上記凸曲面部は、左右方向への曲率が前後方向への曲率と比較して大きい請求項1又は2に記載の揺動椅子。
  4. 上記底面の周縁は丸く角取りされている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の揺動椅子。
  5. 上記座部及び上記脚部の間には高さ調整手段が介在される請求項1乃至4のいずれか1項に記載の揺動椅子。
  6. 上記高さ調整手段は、上記座部の裏面及び上記脚部の上面に形成された深さの異なる複数の凹部と、上記座部の凹部及び上記脚部の凹部に挿入されて上記座部及び上記脚部を連結する支持棒と、を備え、
    上記支持棒を挿入する凹部を変更することにより上記座部の高さを調整する請求項5記載の揺動椅子。
  7. 上記支持棒は2本である請求項6記載の揺動椅子。
  8. 上記支持棒及び上記凹部の断面形状は、円弧が前方または後方を向いた扇形である請求項6又は7に記載の揺動椅子。
  9. 上記支持棒及び上記凹部の断面形状は円形である請求項6又は7に記載の揺動椅子。
  10. 上記座部及び上記脚部は着脱可能であると共に、上記高さ調整手段は、複数の高さを異にした上記脚部を交換することによりなる請求項5記載の揺動椅子。
  11. 上記高さ調整手段は、上記座部に一体形成された座部側摺動部と、上記脚部に一体形成されると共に上記座部側摺動部に対して摺動可能な脚部側摺動部と、これら座部側摺動部及び脚部側摺動部を互いに固定する締結部と、からなる請求項5記載の揺動椅子。
  12. 上記締結部は、上記座部側摺動部及び上記脚部側摺動部に形成された複数の透孔と、上記座部側摺動部の上記透孔及び上記脚部側摺動部の上記透孔を貫通して固定する貫通部材と、からなる請求項11記載の揺動椅子。
  13. 上記締結部は、上記座部側摺動部及び上記脚部側摺動部の一方に形成された異なる高さの底部を有する複数の溝と、上記座部側摺動部及び上記脚部側摺動部の他方に形成された上記溝に係合可能な異なる高さの複数の係合部と、からなる請求項11記載の揺動椅子。
  14. 上記座部は折り畳み可能である請求項1乃至13のいずれか1項に記載の揺動椅子。
  15. 上記脚部の直下に硬質の当て板を備える請求項1乃至14のいずれか1項に記載の揺動椅子。
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