JP3146879B2 - 掘削ビット - Google Patents
掘削ビットInfo
- Publication number
- JP3146879B2 JP3146879B2 JP22941294A JP22941294A JP3146879B2 JP 3146879 B2 JP3146879 B2 JP 3146879B2 JP 22941294 A JP22941294 A JP 22941294A JP 22941294 A JP22941294 A JP 22941294A JP 3146879 B2 JP3146879 B2 JP 3146879B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill bit
- carbide tip
- concave portion
- outer diameter
- columnar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削機の掘削ヘッド前
端に取り付けられ掘削刃として用いられる掘削ビットに
関するものである。
端に取り付けられ掘削刃として用いられる掘削ビットに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】掘削機の掘削ヘッド前端に取り付けられ
る掘削刃の一例として、従来より図2に示されるものが
知られている。この図に示す掘削ビット1は、、掘削機
の前端に取り付けて用いられているが、掘削ビット1は
使用中にシャンク本体2′部分にクラックが入って固着
している超硬チップ4が脱落し、早期に使用不能となる
ため掘削ビツトの交換を度々おこなうという煩わしさが
あった。
る掘削刃の一例として、従来より図2に示されるものが
知られている。この図に示す掘削ビット1は、、掘削機
の前端に取り付けて用いられているが、掘削ビット1は
使用中にシャンク本体2′部分にクラックが入って固着
している超硬チップ4が脱落し、早期に使用不能となる
ため掘削ビツトの交換を度々おこなうという煩わしさが
あった。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】そこで、上記従来の掘
削ビットが使用中にシャンク本体2にクラックが入る原
因について調査の結果、シャンク外径D1 と挿入される
超硬チップの外径D2 との断面積の差が少ないものが多
いことと超硬チップ4を挿入する凹部3の底面のコ−ナ
Rの小さいものにクラックの発生率が高いことが判明し
た。
削ビットが使用中にシャンク本体2にクラックが入る原
因について調査の結果、シャンク外径D1 と挿入される
超硬チップの外径D2 との断面積の差が少ないものが多
いことと超硬チップ4を挿入する凹部3の底面のコ−ナ
Rの小さいものにクラックの発生率が高いことが判明し
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑み
なされたもので、柱状をなすシャンク本体2の先端に開
口する凹部3に、柱状をなす超硬チップ4を圧入もしく
はろう付けにて固着された掘削ビット1であって、シャ
ンク本体2の外径D1の面積から凹部内径D2の面積を
除いた断面積Xと超硬チップ4の外径D3の断面積Yと
の関係をY/X=Zとした場合にZの値を0.20〜
0.45の範囲に形成するとともに、前記超硬チップの
長さLを、L=(D1×1.25)±20%の範囲と
し、さらにシャンク本体2に設けた凹部3底面のコーナ
Rの値はR=D2×0.075〜0.225としたもの
である。
なされたもので、柱状をなすシャンク本体2の先端に開
口する凹部3に、柱状をなす超硬チップ4を圧入もしく
はろう付けにて固着された掘削ビット1であって、シャ
ンク本体2の外径D1の面積から凹部内径D2の面積を
除いた断面積Xと超硬チップ4の外径D3の断面積Yと
の関係をY/X=Zとした場合にZの値を0.20〜
0.45の範囲に形成するとともに、前記超硬チップの
長さLを、L=(D1×1.25)±20%の範囲と
し、さらにシャンク本体2に設けた凹部3底面のコーナ
Rの値はR=D2×0.075〜0.225としたもの
である。
【0005】
【作用】本発明掘削ビット1は、超硬チップ4を保持す
るシャンク本体2の肉厚を強度を持たせかつ経済的な厚
みに設定しているのでシヤンク本体2のクラック発生の
ない掘削ビット1を提供することを目的とする。
るシャンク本体2の肉厚を強度を持たせかつ経済的な厚
みに設定しているのでシヤンク本体2のクラック発生の
ない掘削ビット1を提供することを目的とする。
【0006】
【実施例】以下図面に基づき、本発明の実施例について
説明する。図1は、本発明に係わる掘削ビツト1の側面
図であり、柱状をなすシャンク本体2の先端に開口する
凹部3を設けて円柱状の超硬チップ4を圧入又はろう付
けにて固定された掘削ビット1である。この掘削ビット
1は掘削中に凹部3の底面付近からクラックが入り切損
して脱落する事故が多いのでそれを防止するために、柱
状をなすシャンク本体2の外径D1 の面積から凹部内径
D2 を除いた断面積(A−A断面)をXとし、前記柱状
シヤンク本体2の前面に開口している凹部3に挿入固定
される円柱状超硬チップ4の外径D3 の断面積(B−B
断面)をYとし、XとYとの関係をY/X=Zとした場
合の、Zの値を0.20〜0.345の範囲とした場合
に、掘削ビット1にクラックが生ずることによる切損事
故が解消するので、この数値内に入るようにX,Y,Z
の数値をそれぞれ規定したものである。Zの値が0.2
0より小さい場合は、シャンク部からクラツクが発生す
る確率が高いので出来るだけ用いないようにしたほうが
良い。またZの値が0.45より大きくなる場合は、強
度が高くなるので差し支えはないが、その材料を無駄に
浪費する事にもなるので出来るだけ数値内で成形するよ
うにするのが好ましい。また、凹部3の底面のコ−ナ−
Rは出来るだけ大きい方が良いが、好ましくはコ−ナ−
RをR=D2 ×0.075 〜0.225 の範囲で成形すれば良
い。更に、円筒状超硬チップ4の長さLは、L=(D1
×1.25)±20%の範囲に設定すると強度的にも寿命の
点からも好ましい。
説明する。図1は、本発明に係わる掘削ビツト1の側面
図であり、柱状をなすシャンク本体2の先端に開口する
凹部3を設けて円柱状の超硬チップ4を圧入又はろう付
けにて固定された掘削ビット1である。この掘削ビット
1は掘削中に凹部3の底面付近からクラックが入り切損
して脱落する事故が多いのでそれを防止するために、柱
状をなすシャンク本体2の外径D1 の面積から凹部内径
D2 を除いた断面積(A−A断面)をXとし、前記柱状
シヤンク本体2の前面に開口している凹部3に挿入固定
される円柱状超硬チップ4の外径D3 の断面積(B−B
断面)をYとし、XとYとの関係をY/X=Zとした場
合の、Zの値を0.20〜0.345の範囲とした場合
に、掘削ビット1にクラックが生ずることによる切損事
故が解消するので、この数値内に入るようにX,Y,Z
の数値をそれぞれ規定したものである。Zの値が0.2
0より小さい場合は、シャンク部からクラツクが発生す
る確率が高いので出来るだけ用いないようにしたほうが
良い。またZの値が0.45より大きくなる場合は、強
度が高くなるので差し支えはないが、その材料を無駄に
浪費する事にもなるので出来るだけ数値内で成形するよ
うにするのが好ましい。また、凹部3の底面のコ−ナ−
Rは出来るだけ大きい方が良いが、好ましくはコ−ナ−
RをR=D2 ×0.075 〜0.225 の範囲で成形すれば良
い。更に、円筒状超硬チップ4の長さLは、L=(D1
×1.25)±20%の範囲に設定すると強度的にも寿命の
点からも好ましい。
【0007】
【発明の効果】以上述べた如く本発明は、柱状をなすシ
ャンク本体2の先端に開口する凹部3に円柱状の超硬チ
ップ4を圧入またはろう付けにて固定した掘削ビット1
であって、柱状シャンク本体2の外径D1 の面積から凹
部3の内径D2 の面積を除いた断面積をXとし、前記柱
状シャンク本体2の前端に開口している凹部3に挿入固
定される円柱状超硬チップ4の外径D3 の断面積をYと
し、XとYとの関係をY/X=Zとした場合にZの値を
0.20〜0.45の範囲にしていることと、前記凹部
3の底面のコ−ナ−RをR=D2 ×0.075 〜0.225 の範
囲に成形することと、前記超硬チップ4の長さLとシャ
ンク本体2の外径D1 との関係をL=(D1 ×1.25)±
20%の範囲に設定しているので、掘削ビット1のクラ
ックによる脱落事故が解消され、大幅に工具寿命が伸び
る利点を有する。
ャンク本体2の先端に開口する凹部3に円柱状の超硬チ
ップ4を圧入またはろう付けにて固定した掘削ビット1
であって、柱状シャンク本体2の外径D1 の面積から凹
部3の内径D2 の面積を除いた断面積をXとし、前記柱
状シャンク本体2の前端に開口している凹部3に挿入固
定される円柱状超硬チップ4の外径D3 の断面積をYと
し、XとYとの関係をY/X=Zとした場合にZの値を
0.20〜0.45の範囲にしていることと、前記凹部
3の底面のコ−ナ−RをR=D2 ×0.075 〜0.225 の範
囲に成形することと、前記超硬チップ4の長さLとシャ
ンク本体2の外径D1 との関係をL=(D1 ×1.25)±
20%の範囲に設定しているので、掘削ビット1のクラ
ックによる脱落事故が解消され、大幅に工具寿命が伸び
る利点を有する。
【図1】本発明に係わる掘削ビットの側断面図である。
【図2】従来の掘削ビットの側面図である。
【図3】本発明の掘削ビットのシャンク本体の外径D1
の断面積を示すためのA−A視図。
の断面積を示すためのA−A視図。
【図4】本発明の掘削ビットに装着される超硬チップの
外径D3 の断面積を示すためのB−B視図。
外径D3 の断面積を示すためのB−B視図。
1 掘削ビット 2 柱状をなすシャンク本体 3 凹部 4 超硬チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−27194(JP,U) 実開 昭60−151991(JP,U) 特公 昭45−41283(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21C 35/183 E21B 10/58
Claims (1)
- 【請求項1】 柱状をなすシャンク本体の先端に開口す
る凹部に、柱状をなす超硬チップが圧入又はろう付けに
て固定されてなる掘削ビットにおいて、柱状シャンク本
体の外径D1の面積から凹部内径D2の面積を除いた断
面積をXとし、前記柱状シャンク本体に開口している凹
部に挿入固定される超硬チップの外径D3の断面積をY
とし、Y/X=Zとした場合にZの値が0.20〜0.
45の範囲であり、前記超硬チップの長さLは、L=
(D1×1.25)±20%の範囲であり、前記凹部底
面のコーナRはR=D2×0.075〜0.225であ
ることを特徴とする掘削ビット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22941294A JP3146879B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 掘削ビット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22941294A JP3146879B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 掘削ビット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893377A JPH0893377A (ja) | 1996-04-09 |
JP3146879B2 true JP3146879B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=16891824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22941294A Expired - Fee Related JP3146879B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 掘削ビット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146879B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP22941294A patent/JP3146879B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0893377A (ja) | 1996-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001205 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |