JP3146348U - シート状断熱材 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱性と透光性に優れたシート状の断熱材を提供する。
【解決手段】二枚の透光性合成樹脂シートを相互固着してなる断熱材において、相互固着部を線状固着部とすることにより、互いのシート間に空気層を設けたことを特徴とする。従って、このシートは線状固着部を境にして折曲自在であるとともに、透光性を有し、また空気層にてその面積の大半が占められるために高い断熱性能を発揮することができる。
【選択図】図3

Description

この考案は、内部に空気層を有するシート状の断熱材に関する。
従来より、種々の断熱材が開発され、利用されているが本案にて示すように、線状固着部を有するものは現在のところ見あたらない。
断熱材は、家屋やビニールハウス等に多用されており、その種類も多岐にわたっている。
なじみ深いものとしては、気泡シート、発泡合成樹脂等がある。気泡シートは円形の空気層を多数設けた柔軟性を有するシート材で、緩衝材に多用され、全体的には半透明の物品である。発泡合成樹脂には軟質のものと硬質のものとに大別され、軟質はいわゆるスポンジ状のものであり、硬質は板状定形材である。この両者は不透明材料である。
窓やベランダあるいはビニールハウス等の断熱としては透光性を有することが必要であり、以前より透明ビニール樹脂シートなどが利用されてきた。しかし、このシートには空気層が無く、その断熱性能に難がある。一方、前述の発泡合成樹脂は多数の空気層(気泡)を有するものの不透明のため、採光を必要とする用途には使えない。
前述の気泡シートはある程度の透光性と断熱性を有するもののそのいずれも不十分である。すなわち、平面シート上に、多数の円形凸部(内部は空隙を有する)を有するシートを固着して形成されるため、この円形相互間に所定面積を有する貼着部分があるため、断熱しようとする個所にこのシートを貼着もしくは粘着させたときに、非空気層部分の断熱作用に難があり、十分なる断熱性能は得にくいものであった。
本案は、以上のような従来からの断熱材に関わる課題を解決するために考案されたもので、十分なる断熱性と採光性の双方を有する新規かつ有用なる物品を提供することを目的としたものである。
課題を解決する手段として本案は、以下の構成とした。
すなわち、二枚の透光性合成樹脂シートを相互固着してなる断熱材において、相互固着部を線状固着部とすることにより、互いのシート間に空気層を設ける。
本案は以上の構成よりなるシート状断熱材である。なお、線状固着部の一部を点状固着部として構成してもよい。
本案は下記の効果を有する。
1.透光性材料にて形成するので、使用場所の採光性を確保できる。
2.線状固着方式としたので、断熱性能に優れている。
3.シートにより形成するので、粘着又は貼着性にすぐれ、平面のみならず曲面への対応が可能である。
以下、本考案の実施形態について説明する。
図において、1は下シートで、柔軟性透明合成樹脂シートである。2は上シートで、下シートと同一材料である。3は線状固着部で、上シートと下シートの固着部分であり、本例では格子状に形成した。この線状固着部は、一辺が約30mm程度で固着巾1mmほどの格子状部分である主線状固着部4と、この一辺により囲まれる方形部分を四分割している固着巾0.5mm程度の格子状部分である副線状固着部5とから形成される。
この線状固着部以外の上シートは下シートに固着されずに下シート上方に浮き上がっており、空気層6を形成している。従って、このシートは線状固着部を境にして折曲自在であるとともに、透光性を有し、また空気層にてその面積の大半が占められるために高い断熱性能を発揮することができる。
図4は本案の変化例である、前例が副線状固着部を格子状に形成したのに対し、本例は対角線状の副線状固着部としたもので、その他の部分および効果は前例同様である。
図5は、本案の変化例を示すもので、既述の副線状固着部に代えて点状固着部としたものである。つまり、格子状の主線状固着部により囲まれる方形個所の中央に円形小面積の点状固着部7を設けたものであり、作用効果は既述の例と同様である。
本案を使用するには、本案品の下面(平滑面)を対象物に貼着もしくは粘着させる。
これにより、対象物と本品は密着一体化し、本品の有する空気層にて断熱効果が得られる。本品はとくに線状固着部や点状固着部にて二枚のシートが貼り合わされるために、下シートから上シートへの伝熱面積が極小であり、高い断熱効果が得られ、この線状固着部を境に自由に折曲可能のために断熱対象物が曲面であっても取付が容易である。
以上本案について記したが、本案は線状固着部を用いて二枚のシートを固着したところにその特徴を有するものである。
従来の農業用ビニールハウスはビニールシート一枚張りのために保温性が低く、暖房時の燃料費が高額になっていた。一方、窓やベランダの結露防止と保温を兼ねた従来の商品には二層構造のものもあるが、空気層の密封度に難があり、高い保温性は得られない。
しかるに本案は、線状固着部を用いて連続する角形構造としたために、空気層の密封度を高めて高い保温能力を有するものとなったのである。また、この構造によって耐張力も増大することとなったのである。本品は90パーセント以上の高い空気層密封度を有し、ビニールハウスの外張と内張、窓やベランダ用として多用途に使用可能である。
既述の構成にて、本品不使用時に比べて数倍の保温効果が期待され、省エネに寄与することができる。以上のごとく、本案により保温効果大なるシート状の断熱材を得ることができる。
本考案の平面図 本考案の正面図 本考案の要部拡大説明図 本考案の他例の平面図 本考案の他例の平面図 従来品の平面図 従来品の正面図
符号の説明
1 下シート
2 上シート
3 線状固着部
4 主線状固着部
5 副線状固着部
6 空気層
7 点状固着部

Claims (2)

  1. 二枚の透光性合成樹脂シートを相互固着してなる断熱材において、相互固着部を線状固着部とすることにより、互いのシート間に空気層を設けたことを特徴とするシート状断熱材。
  2. 線状固着部の一部を点状固着部としてなる請求項1記載のシート状断熱材。
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