JP3146143U - 蚊などの虫の誘引捕獲装置 - Google Patents

Abstract

【課題】それぞれ異なる波長の光線を発することができ、異なる種類の蚊などの虫を誘引して捕殺することのできる誘引捕獲装置を提供する。
【解決手段】主に座体３内側に設置された異なる波長の発光部材４により異なる走光性の蚊などの虫を誘引する。同時に座体内側に設けられたソーラーパネル５により、発光部材が照射のする光エネルギーを吸収して電気エネルギーに変換し、この電気エネルギーを発光部材と座体外側の電気ネットのもう１つの電力供給源として提供する。
【選択図】図４

Description

本考案は蚊などの虫の誘引捕獲装置に関し、特に異なる波長を提供し、且つ省エネルギーの蚊などの虫の誘引捕獲装置に関するものである。

夏季は往々にして蚊が発生するピーク時期であり、蚊に刺されると不快であることの他に、蚊などの虫そのものが病原菌を持っている場合があり、この場合には人体が刺されると病原菌が人体に伝染する恐れがある。
このため、夏季の蚊などの虫の害の防止と撲滅はこれまでも非常に重要な問題となっている。
一般的な蚊などの虫に対する対策方法には、殺虫剤の噴射や蚊取り線香、ラケット型捕殺装置、誘虫ランプ等の方式が知られている。
殺虫剤の噴射と蚊取り線香は効果が比較的迅速ではあるものの、うっかり多量に吸入してしまうと人体に対して有害である。
ラケット型捕殺装置は使用上便利ではあるが、その操作が簡単で子供が好奇心を持ちやすく、誤って電気ネットに触れてしまうと危険であるため、蚊などの虫に対する防護策として誘虫ランプが一般に広く使用されている。
図１に示すように、一般的な誘虫ランプ１の構造は、座体１１内に複数の電気ネット１２とランプ管１３が設置されている。誘虫ランプ１が通電されると、主に蚊などの虫の走光性によりランプ管１３の光線が蚊などの虫を誘引し、蚊などの虫はランプ管１３の外囲に設置された通電されている複数の電気ネット１２に触れることで感電死する。
しかしながら、一般的な誘虫ランプ１はほとんどがランプ管１３または電球を発光光源としている。
異なる蚊などの虫の波長の異なる光源に対する走光性には大きな差異があるため、一般の誘虫ランプ１に設置された単一波長のランプ管１３の蚊の捕殺効果には限りがある。
また、長時間使用すると、必要とする消費電力とかかる費用も相当なものとなり、環境に配慮が足りないだけでなく、電気代の負担も増加するため、改良が必要である。

このため、上述の問題を如何なる手段てもって排除するかが本考案が解決を図るべき課題である。

本考案は上述した欠点に鑑みて成されたもので、関連資料を収集し、多方面の評価と考慮を経て、かつ関連産業に従事した長年の経験に基づき、度重なる試作と変更を経て、ついにこの異なる波長光源を提供でき、且つ省エネルギーの蚊などの虫の誘引捕獲装置の完成に至ったものである。

本考案の主な目的は、複数の発光部材がそれぞれ異なる波長の光線を発することができ、異なる種類の蚊などの虫を誘引し、電気ネットに接触させて感電死させ、蚊などの虫の撲滅効果を向上することができる、蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供することにある。

本考案の別の目的は、座体の収容空間内に１つ以上の発光部材を設置し、内側表面に少なくとも１つのソーラーパネルを設け、この構造により、誘虫ランプの使用時、ソーラーパネルが同時に発光部材が発する光エネルギーを吸収して電気エネルギーに変換し、発光部材のもう１つの給電源として使用でき、循環利用と省エネルギーの目的を達することができる、蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供することにある。

本考案のさらに別の目的は、収容空間の最も外側に設置された防護装置が、複数の角度調整が可能な角度の羽根から構成され、誘虫ランプの使用時、光線が目に強すぎると感じる場合、必要に応じて防護装置の角度上の調整を行うことができ、使用上の利便性を達することができる、蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供することにある。

本考案の蚊などの虫の誘引捕獲装置は、主に座体内側に設置された異なる波長の発光部材により異なる走光性の蚊などの虫を誘引し、同時に座体内側に設けられたソーラーパネルにより、発光部材が照射のする光エネルギーを吸収して電気エネルギーに変換し、この電気エネルギーを発光部材と座体外側の電気ネットのもう１つの電力供給源として提供し、循環利用、省エネルギー、蚊などの虫の捕殺の目的を達することができる。
すなわち、本願の第１の考案は、主に収容空間が形成された座体と、前記座体の収容空間内に設置された少なくとも１つの発光部材と、前記収容空間内に設置された電気ネットと、前記収容空間の最も外側に設置された防護装置を含むことを特徴とする、蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。
本願の第２の考案は、前記発光部材が少なくとも２種類の異なる波長のランプを含むことを特徴とする、前記第１の考案の蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。
本願の第３の考案は、前記収容空間の底部に収集槽が設けられたことを特徴とする、前記第１の考案の蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。
本願の第４の考案は、前記収集槽内に１つまたは１つ以上の紫外線ランプが設置されたことを特徴とする、前記第３の考案の蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。
本願の第５の考案は、前記収容空間の内側表面にソーラーパネルが設置され、且つ蓄電装置に接続され、ソーラーパネルが収集した光エネルギーを変換した電気エネルギーの保存に用いることを特徴とする、前記第１の考案の蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。
本願の第６の考案は、前記防護装置がさらに透明または半透明の板体とすることができ、且つ特殊な図案や模様をことを特徴とする、前記第１の考案の蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。
本願の第７の考案は、前記防護装置が羽根式であり、角度調整が可能であることを特徴とする、前記第１の考案の蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。
本願の第８の考案は、主に座体と、１つまたは１つ以上の発光部材と、少なくとも１つのソーラーパネルと、蓄電装置と、電気ネットと、防護装置を含み、そのうち、前記座体に収容空間が形成され、且つ前記発光部材、前記電気ネット、前記蓄電装置が前記収容空間内に設置され、前記ソーラーパネルが前記収容空間の内壁上に設置され、前記収容空間の最も外側に前記防護装置が設置され、前記防護装置が複数の角度調整が可能な羽根から構成されることを特徴とする、蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。
本願の第９の考案は、前記発光部材が少なくとも２種類の異なる波長のランプを含むことを特徴とする、前記第８の考案の蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。
本願の第１０の考案は、前記蓄電装置がニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、炭化水素電池或いはリチウム電池等の関連の電力を保存できるものであることを特徴とする、前記第８の考案の蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。
本願の第１１の考案は、前記ソーラーパネルが単結晶シリコンソーラーパネル、多結晶シリコンソーラーパネル或いは非結晶シリコンソーラーパネル等関連の規格であることを特徴とする、前記第８の考案の蚊などの虫の誘引捕獲装置を提供する。

上述の目的及び効果を達するため、本考案が採用する技術手段及び構造について、以下に図面を参照しながら詳細に説明する。

図３、図４、図５に本考案の立体外観図、立体分解図、部分立体図をそれぞれ示す。
これらの図からはっきりと分かるように、誘虫ランプ２は主に座体３、１つ以上の発光部材４、少なくとも１つのソーラーパネル５、蓄電装置６、電気ネット７、防護装置９を含む。
そのうち、前記座体３には収容空間３１が形成され、該収容空間３１下側には収集槽３２が設けられ、かつ収容空間３１には少なくとも３００ｍｍ〜４００ｍｍの間の異なる波長の複数の前記発光部材４が設置される。
前記座体３の内側表面には少なくとも１つの単結晶シリコンソーラーパネル、多結晶シリコンソーラーパネル或いは非結晶シリコンソーラーパネル等の関連規格のソーラーパネル５が設置され、これらの各ソーラーパネル５はニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、炭化水素電池、或いはリチウム電池等の関連の電力を保存することができる蓄電装置６と相互に電気的に接続されている。
前記収容空間３１内には前記電気ネット７が設置される。
前記座体３の最も外側には羽根式の前記防護装置９が設置され、さらに前記収容空間３１下側の収集槽３２に少なくとも１つの紫外線ランプ８が設置される。

図６と図７に本考案の最良の実施例図をそれぞれ示す（同時に図４と図５を参照する）。
これらの図からはっきりと分かるように、誘虫ランプ２を使用して蚊などの虫を捕殺するときには、座体３の収容空間３１の内壁に設けられた複数のソーラーパネル５により、複数の発光部材４が発する光エネルギーを吸収して電気エネルギーに変換し、前記蓄電装置６に保存して、該蓄電装置６を誘虫ランプ２のもう１つの電力供給源として供することができる。
誘虫ランプ２は省エネルギー、循環利用、環境保護の目的を達することができる。
このほか、座体３の収容空間３１内に設けた３００ｍｍ〜４００ｍｍの間の波長の複数の発光部材３と、蚊などの虫そのものの走光性により、異なる種類の蚊などの虫を誘引して、電気ネット７に接近させて感電死させることができる。
前記収容空間３１の下側の収集槽３２内には紫外線ランプ８が設けられているため、電気ネット７で感電死した蚊などの虫が、収集槽３２内に落ちた後、紫外線ランプ８の照射により蚊などの虫の死骸が細菌を発生するのを防ぐことができる。
さらに、誘虫ランプ２の収容空間３１の最も外側に設けた防護装置９は複数の羽根片から構成されており、必要に応じて角度を調整することができるため、児童の指が誤まって電気ネット７に触れることがないように未然に感電事故を防止して安全効果を達することができる。
さらに、誘虫ランプ２を使用する時間帯はほとんどが夜間及び睡眠時間であるため、使用中に誘虫ランプ２が発する光線が強すぎて目に刺激となる場合には、防護装置９で光の照射角度を調整して光の影響を回避できるので、使用上の利便性がさらに向上する。

図８と図９に本考案の別の実施例を示す。
これらの図からはっきりと分かるように、前記誘虫ランプ２はさらに透明または半透明の板体の防護装置１０に交換したり、必要と好みに応じて異なる図案や模様を描いた防護装置１０に交換したりすることができる。
誘虫ランプ２は蚊などの虫の捕殺機能を達するほか、居住環境に合わせ美観を達することができる。

図１０に本考案の別の実施例図を示す。
この図からはっきりと分かるように、前記誘虫ランプ２は透明または半透明の板体の防護装置１０に交換することができる。
また、防護装置１０上に文字や図案を描き、表示や広告、指示等の新たな用途を提供することができる。

従来品の立体外観図である。 従来品の立体分解図である。 本考案の立体外観図である。 本考案の立体分解図である。 本考案の部分立体図である。 本考案の最良の実施例図２である。 本考案の最良の実施例図３である。 本考案の別の実施例図１である。 本考案の別の実施例図２である。 本考案の別の実施例図３である。

符号の説明

(従来)
１ 誘虫ランプ
１１ 座体
１２ 電気ネット
１３ ランプ管
(本願)
２ 誘虫ランプ
３ 座体
３１ 収容空間
３２ 収集槽
４ 発光部材
５ ソーラーパネル
６ 蓄電装置
７ 電気ネット
８ 紫外線ランプ
９、１０ 防護装置

Claims (11)

1. 主に、収容空間が形成された座体と、
   前記座体の収容空間内に設置された少なくとも１つの発光部材と、
   前記収容空間内に設置された電気ネットと、
   前記収容空間の最も外側に設置された防護装置を含むことを特徴とする、
   蚊などの虫の誘引捕獲装置。
2. 前記発光部材が少なくとも２種類の異なる波長のランプを含むことを特徴とする、請求項１に記載の蚊などの虫の誘引捕獲装置。
3. 前記収容空間の底部に収集槽が設けられたことを特徴とする、請求項１に記載の蚊などの虫の誘引捕獲装置。
4. 前記収集槽内に１つまたは１つ以上の紫外線ランプが設置されたことを特徴とする、請求項３に記載の蚊などの虫の誘引捕獲装置。
5. 前記収容空間の内側表面にソーラーパネルが設置され、且つ蓄電装置に接続され、ソーラーパネルが収集した光エネルギーを変換した電気エネルギーの保存に用いることを特徴とする、請求項１に記載の蚊などの虫の誘引捕獲装置。
6. 前記防護装置がさらに透明または半透明の板体を具備し、該半透明な板体に特殊な図案や模様を表記したことを特徴とする、請求項１に記載の蚊などの虫の誘引捕獲装置。
7. 前記防護装置が羽根式であり、角度調整が可能であることを特徴とする、請求項１に記載の蚊などの虫の誘引捕獲装置。
8. 主に座体と、
   １つまたは１つ以上の発光部材と、
   少なくとも１つのソーラーパネルと、蓄電装置と、
   電気ネットと、
   防護装置を含み、
   前記座体に収容空間が形成され、且つ前記発光部材、前記電気ネット、前記蓄電装置が前記収容空間内に設置され、
   前記ソーラーパネルが前記収容空間の内壁上に設置され、
   前記収容空間の最も外側に前記防護装置が設置され、
   前記防護装置が複数の角度調整が可能な羽根から構成されることを特徴とする、
   蚊などの虫の誘引捕獲装置。
9. 前記発光部材が少なくとも２種類の異なる波長のランプを含むことを特徴とする、請求項８に記載の蚊などの虫の誘引捕獲装置。
10. 前記蓄電装置がニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、炭化水素電池或いはリチウム電池等の関連の電力を保存できるものであることを特徴とする、請求項８に記載の蚊などの虫の誘引捕獲装置。
11. 前記ソーラーパネルが単結晶シリコンソーラーパネル、多結晶シリコンソーラーパネル或いは非結晶シリコンソーラーパネル等関連の規格であることを特徴とする、請求項８に記載の蚊などの虫の誘引捕獲装置。

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