JP2012231736A - 害鳥獣防除装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】害鳥獣に対してより効果的に不快感を与え、これら害鳥獣を追い払うことができる害鳥獣防除装置を提供する。
【解決手段】害鳥獣防除装置10は、光を発することにより害鳥獣を追い払う装置であって、赤色、緑色又は両者の中間の色のうちの1色又は2色の光を発する第1光源1211〜1214と、青色又は紫色の光を発する第2光源1221〜1224の2種類の光源のみを有する。これにより、防除対象の害鳥獣が有する2〜3種類の錐体細胞に直接働きかけて効果的に刺激・不快感を与えることができると共に、害鳥獣が慣れにくい2色以上の光を用いるため、害鳥獣を追い払う効果を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、人や農作物等に危害を与える害獣や害鳥を追い払うための害鳥獣防除装置に関する。
近年、山間部の自然環境の悪化に伴い、イノシシやシカ等の獣が人里に侵入し、農作物を荒らしたり、列車、車あるいは人に体当たりしたりする等、人の生活に害を与える行動をとることが問題となっている。また、カラス等の鳥が街中でゴミをあさったり糞を落とすこと、あるいは鳴き声等により人に不快感を与えるという問題も生じている。そのため、人の生活に害を与えるこれら害鳥獣を追い払うための害鳥獣防除装置が提案されている。
特許文献1には、レーザ光照射装置や発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)等の光源を用いて動物の眼にフラッシング光を入射させる害鳥獣防除装置が記載されている。この装置では、光源から発する光の色を所定の周期で赤、青、白の順番に変化させている。また、特許文献2には、特に夜行性動物を対象とした害獣撃退装置であって、赤外線感知センサにより害獣の接近を検知した時に、紫外線を照射するLEDと白色光を照射するLEDを間欠点滅させる装置が記載されている。ここで、紫外線は波長が短くエネルギーが高いという理由で、白色光(昼光)は夜行性動物に対する威嚇効果が高いという理由で、それぞれ用いられている。
特開平11-192047号公報 実用新案登録第3153448号公報
特許文献1には上述のように複数の発光色を用いることが記載されているが、その理由は記載されていない。従って、特許文献1に記載の装置は、発光色により何らかの効果を狙ったものではないといえる。また、特許文献2で用いる紫外線は、哺乳類の多くが感知することができないため、これらの動物に対して効果を奏さないという問題を有する。また、紫外線を用いることは人にとって有害であるという欠点も有する。
本発明が解決しようとする課題は、害鳥獣に対してより効果的に不快感を与え、これら害鳥獣を追い払うことができる害鳥獣防除装置を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る害鳥獣防除装置は、光を発することにより害鳥獣を追い払う装置であって、
赤色、緑色又は両者の中間の色のうちの1色又は2色以上の光を発する第1光源と、
青色又は紫色のうちの1色又は2色以上の光を発する第2光源と、
の2種類の光源のみを有することを特徴とする。
ここで、本発明に係る害鳥獣防除装置において上記の2種類の光源を用いる理由を説明するための前提として、脊椎動物の眼がどのように色を感知するかという点を説明する。哺乳類、鳥類等の脊椎動物はいずれも、眼の網膜に、特定の波長帯の光を感知する2〜4種類の錐体細胞を有する。そのうち哺乳類の多くは、赤色(波長620〜750nm)、緑色(波長495〜545nm)又はそれらの中間の色(橙色、黄色、黄緑色)のうちの所定の波長帯の光を感知するL錐体と、青色(波長450〜495nm)又は紫色(波長380〜450nm)のうちの所定の波長帯の光を感知するS錐体という2種類の錐体細胞を有する。また、哺乳類の一部や鳥類の多くは、L錐体及びS錐体に加えて、赤色から緑色までの波長帯の中でL錐体よりも短波長帯の光を感知するM錐体を有する(なお、鳥類にはさらに紫外線を感知する第4の錐体細胞を有するものもある)。
そこで、本発明に係る害鳥獣防除装置では、L錐体(及び/又はM錐体)に対して刺激を与えるために赤色、緑色又は両者の中間の色のうちの1色又は2色以上の光を発する第1光源と、S錐体に対して刺激を与えるために青色又は紫色のうちの1色又は2色以上の光を発する第2光源のみを用いる。これにより、害鳥獣が有する2〜3種類の錐体細胞の各々に直接働きかけるように効果的に刺激・不快感を与えるため、それら害鳥獣を効果的に追い払うことができる。また、このような色の光は自然界の白色光とは異なるため、害鳥獣が慣れにくいという特長を有する。
前記第1光源と前記第2光源は、互いに異なるパターンで点滅することが望ましい。これにより、これら2個の光源から発せられる光に対して害鳥獣が慣れ難くなり、より持続的に効果を保つことができる。また、この点滅のパターンを変更可能とすることにより、害鳥獣による慣れがさらに生じ難くなり、持続効果が高まる。点滅のパターンは、例えば点滅の周期性の有無、周期性がある場合には1周期の長さや1周期内のON時間とOFF時間の比、輝度等の要素により構成される。
本発明に係る害鳥獣防除装置は、複数個の前記第1光源及び複数個の前記第2光源を配置した光源群を備えることができる。このような光源群を用いる場合にはさらに、複数個の前記第1光源同士又は複数個の前記第2光源同士が互いに異なるパターンで点滅するようにすることが望ましい。この場合、第1光源と第2光源の間でも点滅パターンが異なるようにすることがより望ましく、点滅のパターンを変更可能にすることがさらに望ましい。これらの構成により、害鳥獣による慣れが一層生じ難くなり、持続効果がさらに高まる。
前記第1光源及び前記第2光源は共に、目的とする動物の眼が有する錐体細胞が反応する波長の光を発することが望ましい。これにより、その目的動物が有する錐体細胞が感知する波長帯に合わせた波長の光を照射することができるため、その目的動物の視覚に、より直接的に働きかけることができ、より一層効果的に刺激・不快感を与えることができる。この構成は、例えばイノシシやシカによる食害等といった、害を及ぼす動物が特定されている場合に特に好適に用いることができる。
本発明に係る害鳥獣防除装置によれば、防除対象の害鳥獣が有する錐体細胞に直接働きかけるように効果的に刺激・不快感を与えることができると共に、害鳥獣が慣れにくい2色以上の光を用いるため、害鳥獣を追い払う効果を高めることができる。
本発明に係る害鳥獣防除装置の第1実施例の斜視図。 第1実施例の害鳥獣防除装置10における電気的構成のブロック図。 第1実施例の害鳥獣防除装置10における発光パターンの例を示す図。 本発明に係る害鳥獣防除装置の第2実施例の斜視図。 本発明に係る害鳥獣防除装置の第3実施例の斜視図。 本発明に係る害鳥獣防除装置の第4実施例の斜視図。 第4実施例の害鳥獣防除装置10Cにおける電気的構成のブロック図。 本発明に係る害鳥獣防除装置の第5実施例の斜視図。 第1実施例の害鳥獣防除装置10の変形例における電気的構成のブロック図。
本発明に係る害鳥獣防除装置の実施例を、図1〜図9を用いて説明する。
第1の実施例の害鳥獣防除装置10は、図1に斜視図で示すように、扁平な直方体の側面に丸みをつけた形状を有するプラスチック製の本体11と、本体11の一側面に設けられた4個の第1光源1211〜1214及び4個の第2光源1221〜1224と、本体11の上面に設けられた太陽電池13を有する。第1光源1211〜1214はいずれも緑色(主波長:520〜535nm)の光を発するLEDから成り、第2光源1221〜1224はいずれも青色(主波長:464〜475nm)の光を発するLEDから成る。なお、第1光源1211〜1214には黄緑色(赤と緑の中間、主波長は570mm付近)の光を発するLEDを用いてもよい。
第1光源(緑)1211〜1214及び第2光源(青)1221〜1224は縦に2個、横に4個、マトリックス状に配置されている。マトリックスの下側の4個の光源は「緑」、「青」、「青」、「緑」の順で、上側の4個の光源は「青」、「緑」、「青」、「緑」の順で並んでいる。このように下側の列と上側の列で「青」と「緑」を異なる順で並べることにより、配列の規則性を無くしている。
本体11内には、太陽電池13、第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224に電気的に接続された蓄電手段であるキャパシタ(例えばニチコン株式会社製、商品名"EVerCAP")14と、第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224の発光のON/OFFを制御する制御装置(CPU)15が設けられている(図2)。本実施例で用いたキャパシタ14は、第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224に約12時間給電可能な蓄電容量を有している。
第1実施例の害鳥獣防除装置10の動作を説明する。昼間、太陽電池13により発電される電力はキャパシタ14に蓄電される。そして、キャパシタ14から第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224に制御装置15を経由して電力が供給されることにより、これら第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224が発光する。
第1光源1211〜1214が発する緑色又は黄緑色の光はイノシシやシカ等が有するL錐体細胞が感じる波長帯内の光であり、第2光源1221〜1224が発する青色の光はそれら哺乳類が有するS錐体細胞が感じる波長帯内の光である。このように、特定の動物の眼が有する錐体細胞が反応する波長の光を第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224から発することにより、その動物の色覚に直接働きかけて効果的に威嚇することができる。
制御装置15による制御の下、第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224から成る8個のLEDは各々異なるパターンで発光する。この発光のパターンには、典型的には、ON/OFFの周期、1周期内のON時間とOFF時間の比(デューティ比)及び輝度、並びにそれらを組み合わせたものが挙げられる。ここで輝度の制御は、例えばLEDに供給する電流の大きさを直接調整することや、ON時間中に前記周期よりも高速でさらにON/OFFの繰り返しを行い、そのON/OFFのデューティ比で調整することにより行うことができる。
図3に、第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224の発光パターンの一例を、縦軸が輝度(任意単位)、横軸が時間(単位:秒)であるグラフで示す。グラフ中で横軸方向に延びる線分は、各光源が発光する時間帯及び輝度を表している。まず、周期(発光時間帯)に着目すると、例えば第1光源1211は1秒間のONと2秒間のOFFを周期的に繰り返し、それとは別の第1光源1212は2秒間のONと3秒間のOFFを周期的に繰り返す。一方、第1光源1214及び第2光源1221の発光パターンは上記のような周期性を持たず、不規則である。第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224の輝度はいずれも互いに異なっている。
このように、第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224がそれぞれ異なるパターンで発光することにより、これら光源から発せられる光に対して害鳥獣が慣れ難くなるため、より効果的に害鳥獣を追い払うことができる。ここでは8個のLEDのうちの一部が周期的にON/OFFし、一部が周期性を持たない不規則なパターンでON/OFFをする例を示したが、全てのLEDが周期的に、又は全てのLEDが不規則にON/OFFするようにしてもよい。
各LEDのON/OFFの周期や輝度等は、時間経過と共に変化させてもよい。例えば所定の時間毎に、制御装置15のCPUにより乱数(厳密には擬似乱数)を16(8×2)個発生させ、それら16個の数値を用いて8個のLEDにおけるON時間及びOFF時間という2つの時間を決定することにより、各LEDのON/OFFの周期を変化させることができる。これにより、図3の例と比較してさらに不規則に、しかも毎回異なるパターンで発光するため、害鳥獣がより一層慣れにくくなり、効果的に害鳥獣を追い払うことができる。
第1実施例の害鳥獣防除装置10では太陽電池13及びキャパシタ14を用いることにより、外部電源を用意することなく動作させることができるため、屋外への設置が容易である。例えば、害鳥獣防除装置10を単に地面に置くだけで使用可能である。
第2の実施例の害鳥獣防除装置10Aは、本体11の一側面に緑色(又は黄緑色)の光を発するLEDから成る第1光源121と、青色の光を発するLEDから成る第2光源122を1個ずつ設けたものである。これらLEDには第1実施例の場合と同じものを用いることができる。その他の構成及び動作は第1実施例と同様である。第2実施例の害鳥獣防除装置10Aは、大半の哺乳類が有する2種類の錐体細胞に直接働きかけて刺激を与えるために必要な最低限の個数の光源のみを備えたものであるため、装置の構成が単純であってコストが低い。
第3の実施例の害鳥獣防除装置10Bは、本体11の側面に、緑色の光を発するLEDから成る第1光源(緑)121Aと、赤色(主波長:615〜635nm)の光を発するLEDから成る第1光源(赤)121Bと、青色の光を発するLEDから成る第2光源122という3個の光源を備える(図5)。ここで、緑色及び青色のLEDには第1及び第2実施例の場合と同じものを用いることができる。また、第1及び第2実施例の場合と同様に、緑色のLEDの代わりに黄緑色のLEDを用いることができる。その他の構成は第2実施例と同様である。
第3実施例の害鳥獣防除装置10Bでは、制御装置は3個の光源の発光パターンが全て異なるように、それら3個の光源への電力の供給を制御する。それ以外の動作は、第3実施例の害鳥獣防除装置10Bの動作は第2実施例の場合と同様である。
第3実施例によれば、赤色、緑色及び青色の3種の光により、ニホンザル等一部の哺乳類や多くの鳥類が有する3種類の錐体細胞の全てに対して直接働きかけるように刺激を与えるため、それらの動物に対してより効果的に威嚇することができる。
第4の実施例の害鳥獣防除装置10Cは、第1実施例の害鳥獣防除装置10の構成に加えて、赤外線センサ21及び発音部22を備える(図6)。本実施例では、赤外線センサ21は第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224が設けられた本体11の側面に取り付けられている。赤外線センサ21は、温度(動物の体温)により害鳥獣の存在を検知した時に検知信号を発信するものである。発音部22は本体11内に設けられた音源と、第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224が配置された本体11の側面に設けられたスピーカから構成される。害鳥獣はその種類によって可聴域が異なるため、発音部22から発せられる音の周波数は駆除対象の害鳥獣に応じて設定することが望ましい。また、駆除対象の害鳥獣の可聴域の中でヒトの可聴域(おおむね20〜20000Hz)から外れた領域がある場合には、騒音防止の観点から、ヒトの可聴域から外れた周波数の音を用いることが望ましい。
赤外線センサ21は、それから発信される害鳥獣の検知信号を制御装置15に入力するよう、制御装置15に接続される(図7)。また、発音部22は、第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224と同様に、キャパシタ14から制御装置15を経由して電力が供給されるよう、制御装置15に接続される(図7)。
第4実施例の害鳥獣防除装置10Cでは、害鳥獣が接近したことを赤外線センサ21が検知した時にのみ、第1光源121及び第2光源122が発光すると共に、発音部22が音を発する。そのため、無駄に発光、発音することがなく、エネルギー効率がよい。
第4実施例の害鳥獣防除装置10Cでは赤外線センサ21及び発音部22を設けたが、これらのうちの一方のみを設けてもよい。ただし、ヒトの可聴域内の音を発する発音部22を用いる場合には、騒音低減のために、赤外線センサ21等の害鳥獣検知手段を用いる方が望ましい。また、第3実施例では赤外線センサ21を用いて、害鳥獣の存在を検知した時にのみ第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224を発光させるようにしたが、その代わりに光センサを用いて昼光を感知しない時(すなわち夜間)のみ第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224を発光させるようにしてもよい。この構成は、夜行性動物を追い払う場合に有益である。
第5の実施例の害鳥獣防除装置10Dは、図8に示すように、第1実施例の害鳥獣防除装置10に、駆除対象の害鳥獣が忌避するにおいを発生させるにおい発生部24を設けたものである。このにおいには、駆除対象の害鳥獣にとっての天敵である動物のにおいを特に好適に用いることができる。におい発生部24は、例えば、外部から本体11内に取り付け可能な、固体又は液体から成るにおい発生源を収容する容器と、本体11の上面に設けられた、容器からにおいを放出する放出口から成るものを用いることができる。においは、におい発生源から自然に放出させてもよいし、におい発生源を加熱すること等により放出を促進するようにしてもよい。また、加熱のON/OFF等によってにおいの発生を素早くON/OFFできる場合には、第4実施例と同様に、さらに赤外線センサ21等の害鳥獣検知手段を害鳥獣防除装置10Dに設け、害鳥獣の存在を検知した時にのみにおいを発生させるようにしてもよい。本実施例における第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224の発光パターンは、第1実施例の場合と同様である。
[変形例]
本発明は上記第1〜第5実施例に限定されるものではない。例えば、第1、第4及び第5実施例では、第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224の配列のパターンは上記のものに限られない。例えば第1光源と第2光源を縦横共に交互に並べる等、第1光源と第2光源が規則的に配置されるようにしてもよい。また、同種の光源(第1光源同士、第2光源同士)を横に2個以上並べてもよい。さらに、第1、第4及び第5実施例における縦に2個、横に4個以外の個数で第1光源及び第2光源をマトリックス状に並べてもよいし、第1光源及び第2光源を1列に並べてもよい。あるいは、第1光源及び第2光源を並ばないようにバラバラに配置してもよい。
また、第1光源及び第2光源が発する光の波長は上記実施例のものには限られず、第1光源においては赤色から緑色までの波長帯内の波長であればよく、第2光源においては青色から紫色までの波長帯内の波長であればよい。例えば、第1、第2、第4及び第5実施例では、第1光源には緑色又は黄緑色の光を発するものを用いたが、赤色の光を発する光源を用い(すなわち、第1光源と第2光源を合わせて、赤と青の2色とし)てもよい。さらに、第3実施例においては2個の第1光源にそれぞれ発光波長が異なるLEDを用いたが、第1実施例や第4実施例においても第1光源及び/又は第2光源に発光波長が異なる複数種のLEDを用いてもよい。第1光源121及び第2光源122にはLEDの代わりにLDを用いてもよい。
キャパシタ14の代わりにリチウムイオン電池やニッケル水素電池等の充電池(2次電池)を用いてもよい。あるいは、太陽電池13及びキャパシタ14の代わりに、外部電源23を用いて第1光源1211〜1214及び第2光源1221〜1224等に電力を供給するようにしてもよい(図9)。また、装置の簡略化のために、例えば第1光源121と第2光源122に同じスイッチを通して電力を供給することにより、それら第1光源121及び第2光源122の発光パターンを同じものにしてもよい。
10、10A、10B…害鳥獣防除装置
11…本体
121、1211〜1214、121A、121B…第1光源
122、1221〜1224…第2光源
13…太陽電池
14…キャパシタ
15…制御装置(CPU)
21…赤外線センサ
22…発音部
23…外部電源
24…におい発生部

Claims (6)

  1. 光を発することにより害鳥獣を追い払う装置であって、
    赤色、緑色又は両者の中間の色のうちの1色又は2色以上の光を発する第1光源と、
    青色又は紫色のうちの1色又は2色以上の光を発する第2光源と、
    の2種類の光源のみを有することを特徴とする害鳥獣防除装置。
  2. 複数個の前記第1光源及び複数個の前記第2光源を配置した光源群を備えることを特徴とする請求項1に記載の害鳥獣防除装置。
  3. 複数個の前記第1光源同士又は複数個の前記第2光源同士が互いに異なるパターンで点滅することを特徴とする請求項2に記載の害鳥獣防除装置。
  4. 前記第1光源と前記第2光源が互いに異なるパターンで点滅することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の害鳥獣防除装置。
  5. 前記点滅のパターンが変更可能であることを特徴とする請求項3又は4に記載の害鳥獣防除装置。
  6. 前記第1光源及び前記第2光源が共に、目的とする動物の眼が有する錐体細胞が反応する波長の光を発することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の害鳥獣防除装置。
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