JP3146068U - ガス用捕集管保持装置及びガス捕集装置 - Google Patents

ガス用捕集管保持装置及びガス捕集装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスを捕集する作業をより容易にすることができるガス用捕集管保持装置及びガス捕集装置を提供する。
【解決手段】筒体13に捕集管11を挿通し、当該筒体13内に設けられたシール部材14の貫通孔141内に捕集管11を挿通させることにより、捕集管11を保持する。このようにして捕集管11が保持された状態では、捕集管11の外周面にシール部材14の貫通孔141の内周面が当接することにより、捕集管11内以外における筒体13内のガス流通がシール部材14により遮断され、ガス配管5内を流れるガスが捕集管11を介して良好に捕集される。したがって、ウエスなどを用いて外部へのガスの流出を阻止する必要がなく、ガスを捕集する作業をより容易にすることができるとともに、ガス漏れによるガス拡散を防止することができるので、作業環境が改善される。
【選択図】 図2

Description

本考案は、ガス配管内を流れるガスを捕集するための捕集管を保持するガス用捕集管保持装置及びこれを用いたガス捕集装置に関するものである。
コークスの製造時にコークス炉から排出されるガス(以下、「コークス炉ガス」と呼ぶ。)には、アンモニア、硫化水素、ベンゼンなどの各種成分が含まれている。従来から、これらのコークス炉ガスに含まれる成分を副産物として回収する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
コークス炉から排出されるコークス炉ガスは、ガス配管内を通って搬送される。従来から、このガス配管内を通って搬送されるコークス炉ガスの一部を捕集し、ガス流量を測定したり、コークス炉ガスに含まれるオイルミスト(油脂分が混ざった塵埃)の濃度を測定したりする作業が、必要に応じて行われている。
図5は、ガス配管5内を流れるコークス炉ガスを捕集する際の従来の方法を示した概略図である。この図5に示すように、ガス配管5の途中には開口部51が形成されており、当該開口部51を介してコークス炉ガスを外部に排出することができるようになっている。ガス配管5には、上記開口部51に対応付けて開閉弁6が取り付けられており、ハンドル61を操作して当該開閉弁6を開放することによりコークス炉ガスを外部に排出することができる。
ガス配管5内を流れるコークス炉ガスのガス流量やオイルミスト濃度を測定する場合には、コークス炉ガスの一部を捕集するための捕集管11が、開放された開閉弁6を介してガス配管5内に挿入される。上記捕集管11は、通常、ガラス管により形成されている。例えば、ガス配管5内におけるコークス炉ガスのガス流量を測定する場合には、上記捕集管11の一例であるピトー管を開閉弁6の上方に形成された挿入口62から挿入し、当該ピトー管に流入するコークス炉ガスの圧力に基づいてガス流量を測定する。一方、ガス配管5内におけるコークス炉ガスのオイルミスト濃度を測定する場合には、上記捕集管11の一例である採取管を上記挿入口62から挿入し、当該採取管を介して所定量のコークス炉ガスを採取する。
特開2003−10641号公報
上記のように、開閉弁6を介してガス配管5内に捕集管11を挿入する場合、開閉弁6を開放すると、人体や環境に悪影響を及ぼすコークス炉ガスが挿入口62から外部に排出されるため、開閉弁6を開放した後、挿入口62から素早く捕集管11を挿入するとともに、挿入された捕集管11と挿入口62との隙間をウエスなどで覆う必要がある。そのため、コークス炉ガスを捕集する作業が比較的難しく、作業を1人で行うことが困難であった。このような問題は、上記のようなコークス炉ガスに限らず、一般的な配管内を流れる各種ガス(有毒、無毒に限らない)を捕集する際に生じる問題であった。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ガスを捕集する作業をより容易にすることができるガス用捕集管保持装置及びガス捕集装置を提供することを目的とする。
第1の本考案に係るガス用捕集管保持装置は、ガス配管内を流れるガスを捕集するための捕集管を保持するガス用捕集管保持装置であって、上記捕集管を挿通するための筒体と、上記捕集管の外周面に当接するように当該捕集管を挿通するための貫通孔が形成され、当該貫通孔以外における上記筒体内のガス流通を遮断するように設けられた弾性体からなるシール部材とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、筒体に捕集管を挿通し、当該筒体内に設けられたシール部材の貫通孔内に捕集管を挿通させることにより、捕集管を保持することができる。このようにして捕集管が保持された状態では、捕集管の外周面にシール部材の貫通孔の内周面が当接することにより、捕集管内以外における筒体内のガス流通がシール部材により遮断され、ガス配管内を流れるガスが捕集管を介して良好に捕集される。したがって、ウエスなどを用いて外部へのガスの流出を阻止する必要がなく、ガスを捕集する作業をより容易にすることができる。
第2の本考案に係るガス用捕集管保持装置は、上記筒体内における上記シール部材よりも上記ガス配管側に設けられ、上記筒体内のガス流通を遮断する閉状態と、上記筒体内のガス流通を許容し、当該筒体内に上記捕集管を挿通可能な開状態とに変位可能な開閉弁を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、捕集管の挿入時には、開閉弁を閉じた状態でガス用捕集管保持装置をセットした後、開閉弁を開いて筒体内に捕集管を素早く挿通させることにより、外部へのガスの流出を効果的に防止することができる。一方、捕集管の抜脱時には、筒体内から捕集管を抜脱した後、開閉弁を素早く閉じることにより、外部へのガスの流出を効果的に防止することができる。したがって、ガスを捕集する作業をより容易にすることができる。
第3の本考案に係るガス用捕集管保持装置は、上記開閉弁を手動で開閉させるためのハンドルを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、作業者がハンドルを操作することにより開閉弁を手動で容易に開閉させて、捕集管を挿入又は抜脱することができる。これにより、ガスを捕集する作業をさらに容易にすることができ、作業者による作業の効率が向上する。
第4の本考案に係るガス用捕集管保持装置は、上記筒体における上記ガス配管側の端部には、当該筒体を上記ガス配管に対する連結位置に取り付けるための連結部が形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、筒体におけるガス配管側の端部に形成された連結部を介して、筒体をガス配管に対する連結位置に取り付けることができる。これにより、ガス用捕集管保持装置を上記連結位置に固定した状態で開閉弁を開閉させて、捕集管を挿入又は抜脱することができるので、ガスを捕集する作業をさらに容易にすることができる。
第5の本考案に係るガス用捕集管保持装置は、上記連結部が、ねじ山又はねじ溝を有することを特徴とする。
このような構成によれば、ねじ山又はねじ溝を有する連結部を介して、ガス用捕集管保持装置をガス配管に対する連結位置に容易に取り付けることができるので、ガスを捕集する作業をさらに容易にすることができる。
第6の本考案に係るガス捕集装置は、ガス配管内を流れるガスを捕集するための捕集管と、上記捕集管を挿通するための筒体と、上記捕集管の外周面に当接するように当該捕集管を挿通するための貫通孔が形成され、当該貫通孔以外における上記筒体内のガス流通を遮断するように設けられた弾性体からなるシール部材とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、筒体に捕集管を挿通し、当該筒体内に設けられたシール部材の貫通孔内に捕集管を挿通させることにより、捕集管を保持することができる。このようにして捕集管が保持された状態では、捕集管の外周面にシール部材の貫通孔の内周面が当接することにより、捕集管内以外における筒体内のガス流通がシール部材により遮断され、ガス配管内を流れるガスが捕集管を介して良好に捕集される。したがって、ウエスなどを用いて外部へのガスの流出を阻止する必要がなく、ガスを捕集する作業をより容易にすることができる。
第7の本考案に係るガス捕集装置は、上記捕集管が金属製であることを特徴とする。
このような構成によれば、捕集管が金属製であるため、当該捕集管がシール部材の貫通孔に対して挿入又は抜脱される際に破損するのを防止することができる。
本考案によれば、捕集管が保持された状態では、捕集管の外周面にシール部材の貫通孔の内周面が当接することにより、筒体内のガス流通がシール部材により遮断され、ガス配管内を流れるガスが捕集管を介して良好に捕集されるので、ウエスなどを用いて外部へのガスの流出を阻止する必要がなく、ガスを捕集する作業をより容易にすることができるとともに、ガス漏れによるガス拡散を防止することができるので、作業環境が改善される。
本考案の一例を以下に説明する。図1は、コークスが生成される際の態様について説明するためのブロック図である。コークスは、コークス炉1で石炭が乾留されることにより生成され、CDQ(乾式消火設備)2により冷却された後、高炉3に搬入される。
コークス炉1で石炭が乾留される際には、コークス炉1内でガスが発生し、当該ガスがコークス炉ガスとして回収装置4に送られる。コークス炉ガスには、アンモニア、硫化水素、ベンゼンなどの各種成分が含まれており、これらの成分ごとに回収装置4により副産物として回収される。以下に説明する本考案に係るガス捕集装置は、必要に応じて、コークス炉1から回収装置4に至るガス配管5の途中に設置することにより、コークス炉1から排出されてガス配管5内を流れるコークス炉ガスを捕集することができる。ただし、本考案に係るガス捕集装置は、コークス炉ガスに限らず、他の各種ガスの捕集に使用することができる。
図2は、本考案の一実施形態に係るガス捕集装置10の設置態様を示した一部断面概略図である。ガス配管5の途中には、その外周面に円形状の開口部51が形成されており、当該開口部51を介してコークス炉ガスを外部に排出することができるようになっている。
ガス配管5には、上記開口部51に対応付けて開閉弁6が取り付けられており、当該開閉弁6を開放することによりコークス炉ガスを外部に排出することができる。この開閉弁6には、作業者が手動で当該開閉弁6を開閉するためのハンドル61が連結されている。開閉弁6の上方、すなわち開閉弁6に対してガス配管5とは反対側には、開口部51よりも小径の挿入口62が形成されており、当該挿入口62から捕集管11を挿入してガス配管5内を流れるコークス炉ガスを捕集することができる。
本実施形態に係るガス捕集装置10は、上記捕集管11と、当該捕集管11を保持するガス用捕集管保持装置12(以下、「捕集管保持装置12」と呼ぶ。)とを備えている。捕集管11は、ステンレス鋼(SUS)などの金属により形成された一直線状に延びる管状部材である。例えば、ガス配管5内におけるコークス炉ガスのガス流量を測定する場合には、捕集管11の一例であるピトー管を挿入口62から挿入し、当該ピトー管に流入するコークス炉ガスの圧力に基づいてガス流量を測定する。一方、ガス配管5内におけるコークス炉ガスのオイルミスト濃度を測定する場合には、捕集管11の一例である採取管を挿入口62から挿入し、当該採取管を介して所定量のコークス炉ガスを採取する。
捕集管保持装置12は、挿入口62に取り付けられることにより、ガス配管5内におけるコークス炉ガスの流通方向Aに対して直交方向Bに延び、当該直交方向Bに沿って捕集管11を保持する。当該捕集管保持装置12には、筒体13、シール部材14、開閉弁15及びハンドル16などが備えられている。
筒体13は、金属製であり、その内部に捕集管11を挿通した状態で保持することができる。筒体13におけるガス配管5側の端部には、当該筒体13をガス配管5に対する連結位置である挿入口62に取り付けるための連結部131が形成されている。この連結部131は、筒体13に形成されたねじ山又はねじ溝を有している。連結部131にねじ山が形成されている場合には、当該ねじ山に対応するねじ溝が挿入口62に形成され、連結部131にねじ溝が形成されている場合には、当該ねじ溝に対応するねじ山が挿入口62に形成される。したがって、筒体13は、その連結部131を挿入口62にねじ込むようにして当該挿入口62に取り付けることができる。
ただし、連結部131の構成は、上記のようなねじ山又はねじ溝を有するような構成に限らず、筒体13を連結位置に固定することができるような構成であれば、連結部131を連結位置に嵌め合せる構成など、他の各種構成を採用することができる。また、筒体13は、連結部131を有していないような構成であってもよい。
シール部材14は、ゴムなどの弾性体からなり、筒体13内に設けられている。このシール部材14は、例えば円錐台形状に形成され、その中心軸線に沿って捕集管11を挿通するための貫通孔141が形成されている。当該貫通孔141は、捕集管11の外周面よりも若干小さく生成され、捕集管11を貫通孔141内に挿通させた状態では、貫通孔141の内周面が捕集管11の外周面に当接し、密着するようになっている。本実施形態では、捕集管11が金属製であるため、当該捕集管11がシール部材14の貫通孔141に対して挿入又は抜脱される際に破損するのを防止することができる。シール部材14は、貫通孔141以外における筒体13内のガス流通を遮断するように設けられており、当該貫通孔141内に捕集管11が挿入された状態では、当該捕集管11を介してのみコークス炉ガスが流通できるようになっている。
開閉弁15は、筒体13内におけるシール部材14よりもガス配管5側に設けられている。この開閉弁15には、作業者が手動で当該開閉弁15を開閉するためのハンドル16が連結されており、当該ハンドル16を操作することにより、筒体13内のガス流通を遮断する閉状態と、筒体13内のガス流通を許容する開状態とに開閉弁15を変位させることができる。上記開状態では、開閉弁15の位置に捕集管11の外径よりも大きい開口が形成されることにより、筒体13内に捕集管11を挿通することが可能になる。このように、開口部51に対応付けて取り付けられた開閉弁6だけでなく、捕集管保持装置12にも開閉弁15を設けることにより、開口部51から排出されるコークス炉ガスの流路に2つの開閉弁を有する二段階バルブの構成となっている。
図3は、シール部材14の構成例を示した斜視図である。図3(a)の例では、捕集管11の一例として、オイルミスト濃度を測定する際などに用いられる採取管が、シール部材14の貫通孔141に挿通された状態が示されている。当該採取管を用いてコークス炉ガスのオイルミスト濃度を測定する場合には、捕集管保持装置12により保持された採取管を介してガス配管5内から捕集されたコークス炉ガスが、シリカゲルなどを含む吸着部を介して流量計に導かれる。これにより、オイルミストが吸着部において吸着されて除去された後のコークス炉ガスの流量を流量計で測定し、当該流量に基づいてオイルミスト濃度を測定することができる。
図3(b)の例では、捕集管11の一例として、ガス流量を測定する際などに用いられるピトー管が、シール部材14の貫通孔141に挿通された状態が示されている。当該ピトー管を用いてコークス炉ガスのガス流量を測定する場合には、捕集管保持装置12により保持されたピトー管を介してガス配管5内から捕集されたコークス炉ガスが、圧力測定器に導かれ、当該圧力測定器で測定された圧力に基づいてコークス炉ガスのガス流量を測定することができる。
図3(a)及び(b)に示すように、シール部材14には、捕集管11の形状に応じた貫通孔141が形成されることにより、貫通孔141の内周面が捕集管11の外周面に良好に密着し、確実にシールされるようになっている。
図4は、シール部材14の取付態様を示した断面図である。この例では、筒体13が、互いに連結された第1筒部132及び第2筒部133を備えている。第2筒部133は、第1筒部132内に挿入されるようにして連結される構成となっており、第1筒部132及び第2筒部133には、それぞれねじ山又はねじ溝が形成されている。すなわち、第1筒部132にねじ山が形成されている場合には、当該ねじ山に対応するねじ溝が第2筒部133に形成され、第1筒部132にねじ溝が形成されている場合には、当該ねじ溝に対応するねじ山が第2筒部133に形成される。したがって、第2筒部133は、そのねじ山又はねじ溝を第1筒部132内にねじ込むようにして当該第1筒部132に取り付けることができる。
第1筒部132の内周面には、中央に開口部134を有する環状突部135が、当該第1筒部132内に挿入される捕集管11に対して直交方向に延びるように形成されている。シール部材14は、第1筒部132内に配置され、その一方の端面が環状突部135に当接するとともに、他方の端面が第1筒部132内にねじ込まれる第2筒部133の端面に当接するようになっている。これにより、環状突部135と第2筒部133との間にシール部材14を挟み込んだ状態で固定することができ、劣化等によりシール部材14を交換する場合には、第2筒部133を第1筒部132から取り外すことにより、シール部材14を容易に交換することができる。
なお、上記開口部134の内径は、シール部材14の貫通孔141の内径以上であって、環状突部135に当接するシール部材14の端面の外径よりも小さいことが好ましい。この例では、円錐台形状のシール部材14における外径が小さい方の端面が環状突部135に当接するような構成が示されているが、このような構成に限らず、シール部材14における外径が大きい方の端面が環状突部135に当接するような構成であってもよい。また、シール部材14は、円錐台形状に限らず、円筒状などの他の形状であってもよい。
また、第1筒部132及び第2筒部133の構成は、上記のようなねじ山又はねじ溝を有するような構成に限らず、第1筒部132が第2筒部133内に挿入されるようにして連結される構成であれば、第1筒部132を第2筒部133内に嵌め合せる構成など、他の各種構成を採用することができる。
本実施形態では、筒体13に捕集管11を挿通し、当該筒体13内に設けられたシール部材14の貫通孔141内に捕集管11を挿通させることにより、捕集管11を保持することができる。このようにして捕集管11が保持された状態では、捕集管11の外周面にシール部材14の貫通孔141の内周面が当接することにより、捕集管11内以外における筒体13内のガス流通がシール部材14により遮断され、ガス配管5内を流れるガスが捕集管11を介して良好に捕集される。したがって、ウエスなどを用いて外部へのガスの流出を阻止する必要がなく、コークス炉ガスを捕集する作業をより容易にすることができる。
また、本実施形態では、捕集管11の挿入時には、開閉弁15を閉じた状態で捕集管保持装置12をセットし、開閉弁15を閉じた状態で開閉弁6を開いた後、開閉弁15を開いて筒体13内に捕集管11を素早く挿通させることにより、外部へのガスの流出を効果的に防止することができる。一方、捕集管11の抜脱時には、筒体13内から捕集管11を抜脱した後、開閉弁15を素早く閉じることにより、外部へのガスの流出を効果的に防止することができる。したがって、コークス炉ガスを捕集する作業をより容易にすることができる。
特に、作業者がハンドル16を操作することにより開閉弁15を手動で容易に開閉させて、捕集管11を挿入又は抜脱することができる。これにより、コークス炉ガスを捕集する作業をさらに容易にすることができ、作業者による作業の効率が向上する。
また、本実施形態では、筒体13におけるガス配管5側の端部に形成された連結部131を介して、筒体13をガス配管5に対する連結位置(挿入口62)に取り付けることができる。これにより、捕集管保持装置12を上記連結位置に固定した状態で開閉弁15を開閉させて、捕集管11を挿入又は抜脱することができるので、コークス炉ガスを捕集する作業をさらに容易にすることができる。
特に、ねじ山又はねじ溝を有する連結部131を介して、捕集管保持装置12をガス配管5に対する連結位置に容易に取り付けることができるので、コークス炉ガスを捕集する作業をさらに容易にすることができる。
コークスが生成される際の態様について説明するためのブロック図である。 本考案の一実施形態に係るガス捕集装置の設置態様を示した一部断面概略図である。 シール部材の構成例を示した斜視図である。 シール部材の取付態様を示した断面図である。 ガス配管内を流れるコークス炉ガスを捕集する際の従来の方法を示した概略図である。
符号の説明
1 コークス炉
5 ガス配管
6 開閉弁
10 ガス捕集装置
11 捕集管
12 ガス用捕集管保持装置
13 筒体
14 シール部材
15 開閉弁
16 ハンドル
51 開口部
61 ハンドル
62 挿入口
131 連結部
132 第1筒部
133 第2筒部
141 貫通孔

Claims (7)

  1. ガス配管内を流れるガスを捕集するための捕集管を保持するガス用捕集管保持装置であって、
    上記捕集管を挿通するための筒体と、
    上記捕集管の外周面に当接するように当該捕集管を挿通するための貫通孔が形成され、当該貫通孔以外における上記筒体内のガス流通を遮断するように設けられた弾性体からなるシール部材とを備えたことを特徴とするガス用捕集管保持装置。
  2. 上記筒体内における上記シール部材よりも上記ガス配管側に設けられ、上記筒体内のガス流通を遮断する閉状態と、上記筒体内のガス流通を許容し、当該筒体内に上記捕集管を挿通可能な開状態とに変位可能な開閉弁を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガス用捕集管保持装置。
  3. 上記開閉弁を手動で開閉させるためのハンドルを備えたことを特徴とする請求項2に記載のガス用捕集管保持装置。
  4. 上記筒体における上記ガス配管側の端部には、当該筒体を上記ガス配管に対する連結位置に取り付けるための連結部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガス用捕集管保持装置。
  5. 上記連結部が、ねじ山又はねじ溝を有することを特徴とする請求項4に記載のガス用捕集管保持装置。
  6. ガス配管内を流れるガスを捕集するための捕集管と、
    上記捕集管を挿通するための筒体と、
    上記捕集管の外周面に当接するように当該捕集管を挿通するための貫通孔が形成され、当該貫通孔以外における上記筒体内のガス流通を遮断するように設けられた弾性体からなるシール部材とを備えたことを特徴とするガス捕集装置。
  7. 上記捕集管が金属製であることを特徴とする請求項6に記載のガス捕集装置。
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JP2021124453A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 三菱パワー株式会社 サンプリングノズル及び蒸気配管構造物並びにサンプリングノズルの設置方法

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