JP3145813U - シャーレ - Google Patents

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Abstract

【課題】 在庫の保管スペースや流通経費等の削減、オートクレーブバッグに収容できるシャーレの個数増による物流・焼却回数の低減、シャーレ1個当たりの樹脂使用量の低減を実現できるシャーレを提供する。
【解決手段】 シャーレ1は、底部21及び周壁部22を有する皿2と、天部31及び周壁部32を有する蓋3とからなり、皿2に蓋3を被せたときに蓋3の周壁部32が皿2の周壁部22の外側に位置するものである。皿2及び蓋3は樹脂からなり、各樹脂の肉厚が0.3〜0.6mmである。皿2の周壁部22は、底部21の底面に対する垂線から5〜30°の角度で外側に傾斜している。蓋3の周壁部32は、天部31の上面に対する垂線から5〜30°の角度で外側に傾斜している。皿2の底部21と周壁部22がつながる角部25及び蓋3の天部31と周壁部32がつながる角部35は、いずれもR形状である。
【選択図】 図1

Description

本考案は、滅菌、細菌や種々の細胞(動物、植物、微生物)等の培養、他の種々の検査等に使用されるシャーレに関する。
通常のシャーレは、一般にガラスや樹脂からなる円形平底の皿と皿に被せる蓋とからなる。ガラス製シャーレは、滅菌、洗浄、乾燥処理して繰り返し使用するのが通常であるが、利便性から使い捨ての樹脂製(プラスチック製)シャーレが用いられるようになっている。
樹脂製シャーレは、通常、多数個(例えば、既存の直径90mmのシャーレの場合、通常、1箱500個)を箱詰めにして業者やユーザに納入されるが、在庫の保管スペースや流通経費等を削減するには、1箱にできるだけ多数個を収容するのがよい。
また、樹脂製シャーレは、医療廃棄物として高温で一定時間以上殺菌した上で廃棄される。具体的には、通常、使用済みのシャーレを入れた密閉状態のオートクレーブバッグ(廃棄用殺菌袋)をオートクレーブ殺菌(高温高圧殺菌)してから焼却廃棄される。このため、廃棄回数やそのコストの低減から、オートクレーブバッグに収容できるシャーレの個数が多いほど好都合である。
更に、昨今ますます重要度が増している地球環境問題の立場からは、焼却回数及び物流回数の低減を図ることでCOの排出量削減に寄与することができる。同時に、シャーレ1個当たりの樹脂使用量を減らすことが好ましい。
そこで、上記のような観点に則した種々のシャーレが提案されている。例えば、加熱による減容率が高い樹脂のシート成形により得た底部及び当該底部の全周縁に連続して設けた立ち上がり周壁部により形成されたシャーレ本体と、加熱による減容率が高い樹脂のシート成形により得た天部及び当該天部の周縁に連続して設けた垂下り周壁部により形成されたシャーレ本体用蓋体とからなるシャーレがある(例えば、特許文献1参照)。
或いは、底板外縁部に形成された周壁を有する皿状の本体と、該本体の上部開口を覆って装着される蓋体とを、易焼却性材料により形成し、周壁に、当該周壁の外側に並立する垂下片を外縁部に有し、上部開口を縁取る帯状円環を形成するとともに、垂下片に、帯状円環側に入り込んだ係止部を形成し、蓋体に、当該蓋体を本体に装着した際、帯状円環の外表面に当接し、蓋体と帯状円環との密着を防止する密着防止手段を形成したシャーレがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−47459号公報 実開平6−24500号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のシャーレは、シャーレ本体と蓋体がともに加熱による減容率が高い樹脂のシート成形により得たものであることから、オートクレーブバッグに入れてオートクレーブ殺菌したときに、体積(ゴミ量)がほぼ半分〜1/3になり、廃棄に際して嵩張らないようにしたことが要旨であり、在庫の保管スペースや流通経費等の削減、オートクレーブバッグに収容できるシャーレの個数増、シャーレ1個当たりの樹脂使用量の低減については、何ら解決が取られていない。
また、上記特許文献2記載のシャーレは、易焼却性から良好な廃棄性を有するが、本体に蓋体を装着した状態で殺菌するときに、空気が本体内外部を行き来する流路を確保して速やかな殺菌処理を可能とするために、本体の周壁の外側に帯状円環を介して垂下片を有し、垂下片に段部(係止部)を設け、蓋体に突条(密着防止手段)を形成してあり、構造が複雑である上に成形用金型等にコストが掛かり、また特にシャーレ1個当たりの樹脂使用量の低減については、何ら解決が取られていない。
この考案は、そのような問題点に着目してなされたものであって、在庫の保管スペースや流通経費等の削減、オートクレーブバッグに収容できるシャーレの個数増による物流・焼却回数の低減、シャーレ1個当たりの樹脂使用量の低減を実現できるシャーレを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本考案のシャーレは、底部及び当該底部の周縁につながる周壁部を有する皿と、天部及び当該天部の周縁につながる周壁部を有する蓋とからなり、皿に蓋を被せたときに蓋の周壁部が皿の周壁部の外側に位置するものであって、皿及び蓋が樹脂からなるとともに、その各樹脂の肉厚が0.3〜0.6mmであることを特徴とする。
このシャーレにおいて、皿の周壁部は、当該皿の底部の底面に対する垂線から所定角度で外側に傾斜し、蓋の周壁部は、当該蓋の天部の上面に対する垂線から所定角度で外側に傾斜していることが好ましい。この皿及び蓋に係る所定角度は、具体的にはいずれも5〜30°である。
また、皿の底部と周壁部がつながる角部及び蓋の天部と周壁部がつながる角部は、R形状であることが好ましい。
更に、蓋は、天部の上面全体にわたって補強用リブを有することが望ましい。
更にまた、皿の底部内面及び蓋の天部内面は、それぞれ成形時における金型からの離型を容易にするために金型に設けられたエア噴出口のゲート痕を有することが好ましい。これは、後記実施形態でも説明してあるように、本発明のシャーレ(皿及び蓋)は薄肉であるため、通常の離型の仕方では金型からの離型が困難であるからである。
なお、本考案のシャーレに使用する樹脂は、樹脂製シャーレに通常適用されるものであれば特定されず、ポリスチレン、ポリパラメチルスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、スチレンアクリルニトリルなどが例示される。
請求項1記載の考案によれば、通常の樹脂製シャーレの厚さ1.0〜1.2mmに対し0.3〜0.6mmと非常に薄いので、同サイズで比較した場合、シャーレ1個当たりの樹脂使用量を大幅に低減できる。また、単純な構造であることから、従来のシャーレに比べて成形用金型等のコストが掛からない。
請求項2,3記載の考案によれば、皿は皿同士、蓋は蓋同士で小さな隙間で重ね合わせて積み上げることができるので、積み上げ体積を大幅(同サイズで1/5程度)に減少できる。これにより、在庫の保管スペースや流通経費等の削減、オートクレーブバッグに収容できるシャーレの個数増、その個数増による物流・焼却回数の低減が可能となる。例えば、直径90mmの場合、通常1箱500個入りであるが、1箱2000個入りが可能となる。また、直径90mmの場合、これまではオートクレーブバッグに30〜40個程度しか入らないが、200個以上入れることが可能となる。
更に、積み上げ体積を1/5程度に減少できるので、廃棄回数、物流回数を大幅に減らすことができる。
請求項4記載の考案によれば、十分な強度を確保しつつ超薄肉成形が可能となる。
請求項5記載の考案によれば、皿に蓋を装着した状態のシャーレを段積みする場合の強度が向上する。
請求項6記載の考案によれば、金型から成形品としての皿及び蓋を容易に離型することができる。
以下、実施形態により、この考案をさらに詳細に説明する。
実施形態に係るシャーレの断面図を図1に、同シャーレの皿の断面図を図2に、皿の底面図を図3に、図2の円形部分Aの拡大図を図4に、同シャーレの蓋の断面図を図5に、蓋の上面図を図6に、図5の円形部分Bの拡大図を図7に示す。
このシャーレ1は、全体として平面視円形を呈する前例の樹脂製のもので、円形の底部21及び当該底部21の周縁につながる環状の周壁部22を有する皿2と、円形の天部31及び当該天部31の周縁につながる周壁部32を有する蓋3とからなり、皿2に蓋3を被せたときに蓋3の周壁部32が皿2の周壁部22の外側に位置するものである。このシャーレ1の大きな特徴は、後記の通り皿2及び蓋3の各樹脂の肉厚が0.3〜0.6mmである点である。
皿2は、後記の通り周壁部22が底部21の底面に対する垂線から所定角度(5〜30°)で外側に傾斜している。また、底部21と周壁部22がつながる角部25がR形状であり、底部21の底面の周縁寄りの位置には環状突起27が設けられている。
蓋3は、後記の通り周壁部32が天部31の上面に対する垂線から所定角度(5〜30°)で外側に傾斜している。また、天部31と周壁部32がつながる角部35がR形状であり、天部31の上面の周縁寄りの位置には環状突起37が設けられている。更に、天部31の上面全体にわたって十字状の補強用リブ39が設けられている。なお、補強用リブ39はその機能を発揮できるのであれば十字状である必要はなく、例えば中心から上面の縁近くまで放射状に何筋も延びるもの、或いは碁盤目状のものであってもよい。
このようなシャーレ1は、皿2及び蓋3が上記薄肉であることに加えて、各部の寸法や形状にも特徴があり、これについて次に説明する。一例としてシャーレ1が直径90mmである場合、図1にも示すように、蓋3(周壁部32を含む)の最大径が90.0mmとなり、皿2の底部21の直径が73.0mm、シャーレ1の高さが15.5mmとなる。
その場合、図8に示すように、ここでは皿2の底部21(及び周壁部22)の厚さは0.5mmであり、周壁部22を含めた最大径は85.0mm、周壁部22の高さは14.5mmである。
また、図10において、前記したように、皿2の周壁部22は、底部21の底面に対する垂線Pから5〜30°の角度θ1で外側に傾斜しているが、ここでは角度θ1は22.479°に設定されている。底部21と周壁部22がつながる角部25は、R形状であるが、外側が半径1.5mm、内側が半径1.0mmになっている。
蓋3は図11に示すように、天部31の直径が86.0mm、蓋3全体の高さが4.4mmである。この蓋3全体の高さは、同サイズの通常のシャーレの蓋に比べて半分程度であり、樹脂使用量の低減に寄与する。
また、図13において、ここでは蓋3の天部31(及び周壁部32)の厚さは0.5mmである。前記したように、周壁部32は、天部31の上面に対する垂線Qから5〜30°の角度θ2で外側に傾斜しているが、ここでは角度θ2は26.565°に設定されている。天部31と周壁部32がつながる角部35は、R形状であるが、外側が半径1.5mm、内側が半径1.0mmになっている。なお、周壁部32(環状突起37を除く)の高さは4.0mmである。
このシャーレ1は、皿2及び蓋3の厚さが0.5mmと、同サイズの従来の1.0〜1.2mmに比べて非常に薄いが、このような超薄肉のシャーレを成形可能にする目的から、金型からの皿2と蓋3の離型を容易にするため、皿2の底部21の内面及び蓋3の天部31の内面は、それぞれ成形時における金型からの離型を容易にするために金型に設けられたエア噴出口のゲート痕を有する。このゲート痕を図9及び図12に円形(符号40)で示してある。但し、図9及び図12では、ゲート痕40はいずれも反対側の面、すなわち皿2では底部21の内面の中心、蓋3では天部31の内面の中心に位置し、ここでは直径5.0mmである。
その金型の概略断面図を図15に示す。概説すると、金型は上型51と下型52からなり、上型51には皿2及び蓋3用の樹脂注入口55がそれぞれ設けられ、下型52には皿2及び蓋3用の例えば直径5.0mmのエア噴出口57がそれぞれ設けられている。成形後は上型51が上昇し、下型52から成形品としての皿2及び蓋3を離型する。通常であれば、下型52の一点鎖線で示す位置59から円筒状の押し出しピン(図示せず)がそれぞれ上昇し、成形品の周壁部が押され、成形品が下型52から離型される。しかしながら、この実施形態のシャーレ1は薄肉であるため、押し出しピンだけでそのまま押しても、皿2及び蓋3は下型52に付着したままで離型し難い。
そこで、下型52にエア噴出口57を設け、成形品を押し出しピンで押すと同時にエア噴出口57からエアを噴出することで、成形品である皿2及び蓋3が下型52から容易に離型する。この離型後に、エア噴出口57のゲート痕40が皿2の底部21の内面及び蓋3の天部31の内面に残ることになる。
このように構成したシャーレ1は、通常の樹脂製シャーレの厚さ1.0〜1.2mmに対し厚さが0.5mmと非常に薄いので、同サイズで比較した場合、シャーレ1個当たりの樹脂使用量を大幅に低減できる。また、皿2は底部21から周壁部22が所定角度で外側に傾斜し、蓋3は天部31から周壁部32が所定角度で外側に傾斜する単純な構造であることから、例えば前記特許文献1,2に記載されたようなシャーレに比べて成形用金型等のコストが掛からない。
更に、皿2の周壁部22及び蓋3の周壁部32がいずれも所定角度で外側に傾斜しているので、皿2は皿同士、蓋3は蓋同士で小さな隙間で重ね合わせて積み上げることができる。これにより、積み上げ体積を大幅(同サイズで1/5程度)に減少できる。従って、在庫の保管スペースや流通経費等の削減、オートクレーブバッグに収容できるシャーレの個数増、その個数増による物流・焼却回数の低減が可能となる。例えば前記の通り、直径90mmの場合、通常1箱500個入りであるが、1箱2000個入りが可能となる。また、直径90mmの場合、これまではオートクレーブバッグに30〜40個程度しか入らないが、200個以上入れることが可能となる。
具体的に上記シャーレ1を積み重ねた状態を図14(一部省略断面図)に示す。この積み重ね状態は、廃棄及び梱包状態であり、20個のシャーレ1を皿同士、蓋同士で積み重ねたものである。この場合、20枚分の蓋3の高さは31.0mm、20枚分の皿2の高さは41mmで、蓋3の上に皿2を重ねた20個分のシャーレ1全体の高さは70mmとなる。
このように、同サイズの従来のシャーレに比べて、積み上げ体積を1/5程度に減少できるので、廃棄回数、物流回数を大幅に減らすことができる。
更にまた、皿2の底部21と周壁部22がつながる角部25及び蓋3の天部31と周壁部32がつながる角部35がR形状であるため、十分な強度を確保しつつ厚さ0.5mm(0.3〜0.6mm)程度の超薄肉成形が可能となる。
しかも、蓋3の天部31の上面全体にわたって十字状の補強用リブ39が設けられているので、皿2に蓋3を装着した状態のシャーレ1を段積みする場合、すなわち下側のシャーレにおける蓋3の天部31上に上側のシャーレにおける皿2の底部21を載せる場合、蓋3の強度、延いてはシャーレ1全体の強度が向上する。
これに加えて、皿2の底部21の底面における周縁寄りの位置には環状突起27が、蓋3の天部31の上面における周縁寄りの位置には環状突起37が設けられ、皿2に蓋3を装着した状態のシャーレ1を段積みする場合に、皿2側の環状突起27が蓋3側の環状突起37よりも内側に位置するので、皿2側の環状突起27が蓋3側の環状突起37に当接することでシャーレ1のずり落ちを防止できる。
次に、別実施形態に係るシャーレの皿を積み重ねた状態を図16(一部省略断面図)に示す。このシャーレの皿2Aは、上記シャーレ1と同様に底部21Aと周壁部22Aからなるが、周壁部22Aが垂直部22aと傾斜部22bからなる点が異なる。垂直部22aは底部21Aの底面に対して垂直であり、傾斜部22bは底部21Aの底面に対する垂線から所定角度で外側に傾斜する。寸法例を示すと、直径90mmの場合、皿2A全体の高さが15.0mm、垂直部22aの高さが4〜10mmである。なお、図16には示していないが、蓋は上記シャーレ1と同様のものである。
この形状の皿2Aを有するシャーレでは、周壁部22Aに垂直部22aを設けてあるので、皿2Aに蓋を装着した状態で周壁部22A(垂直部22a)をつかみ易い。
実施形態に係るシャーレ(皿に蓋を装着した状態)の断面図である。 同シャーレの皿の断面図である。 同シャーレの皿の底面図である。 図2の円形部分Aの拡大図である。 同シャーレの蓋の断面図である。 同シャーレの蓋の上面図である。 図5の円形部分Bの拡大図である。 同シャーレの皿の寸法例を示す断面図である。 同シャーレの皿の底面図である。 図8の円形部分Aにおける各部の寸法例を示す拡大図である。 同シャーレの蓋の寸法例を示す断面図である。 同シャーレの蓋の上面図である。 図11の円形部分Bにおける各部の寸法例を示す拡大図である。 同シャーレを積み重ねた状態(廃棄及び梱包状態)を示す一部省略断面図である。 同シャーレの成形に使用する金型の概略断面図である。 別実施形態に係るシャーレの皿を積み重ねた状態の一部省略断面図である。
符号の説明
1 シャーレ
2,2A 皿
3 蓋
21,21A 底部
22,22A 周壁部
25 角部
27 環状突起
31 天部
32 周壁部
35 角部
37 環状突起
39 補強用リブ
40 ゲート痕
P,Q 垂線

Claims (6)

  1. 底部及び当該底部の周縁につながる周壁部を有する皿と、天部及び当該天部の周縁につながる周壁部を有する蓋とからなり、皿に蓋を被せたときに蓋の周壁部が皿の周壁部の外側に位置するシャーレであって、
    皿及び蓋は、樹脂からなるとともに、各樹脂の肉厚が0.3〜0.6mmであることを特徴とするシャーレ。
  2. 前記皿の周壁部は、当該皿の底部の底面に対する垂線から所定角度で外側に傾斜し、前記蓋の周壁部は、当該蓋の天部の上面に対する垂線から所定角度で外側に傾斜していることを特徴とする請求項1記載のシャーレ。
  3. 前記皿及び前記蓋に係る所定角度は、いずれも5〜30°であることを特徴とする請求項2記載のシャーレ。
  4. 前記皿の底部と周壁部がつながる角部及び前記蓋の天部と周壁部がつながる角部は、R形状であることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のシャーレ。
  5. 前記蓋は、天部の上面全体にわたって補強用リブを有することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載のシャーレ。
  6. 前記皿の底部内面及び前記蓋の天部内面は、それぞれ成形時における金型からの離型を容易にするために金型に設けられたエア噴出口のゲート痕を有することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5記載のシャーレ。
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