JP3145721U - Bmi電子グラフ出力装置 - Google Patents

Bmi電子グラフ出力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3145721U
JP3145721U JP2008005495U JP2008005495U JP3145721U JP 3145721 U JP3145721 U JP 3145721U JP 2008005495 U JP2008005495 U JP 2008005495U JP 2008005495 U JP2008005495 U JP 2008005495U JP 3145721 U JP3145721 U JP 3145721U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
bmi
value
graphic
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008005495U
Other languages
English (en)
Other versions
JP3145721U7 (ja
Inventor
滋雄 中石
Original Assignee
滋雄 中石
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 滋雄 中石 filed Critical 滋雄 中石
Priority to JP2008005495U priority Critical patent/JP3145721U/ja
Publication of JP3145721U publication Critical patent/JP3145721U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3145721U7 publication Critical patent/JP3145721U7/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

【課題】身長と体重を用いてBMIの適否を示しうるBMI電子グラフ出力装置を提供する。
【解決手段】身長を示す第1の軸と、第1の軸に直交し、体重を示す第2の軸と、BMI(ここで、「BMI=体重(kg)/{身長(m)}」である)が第1から第N(Nは1以上の整数である)の値となる場合の身長と体重との関係をそれぞれ示す第1から第Nの放物線と、を表すBMI電子グラフの画像データであるグラフ画像データが記憶される画像データ記憶部11と、画像データ記憶部11からグラフ画像データを読み出し、そのグラフ画像データを出力する画像データ出力部14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、身長と体重とを直交する2軸にとったグラフ等の画像データを出力するBMI電子グラフ出力装置に関する。
従来、肥満度を調べる簡便な方法として、BMI(Body Mass Index(ボディマス指数))が知られている。それは、次式のようにして求めることができる(例えば、非特許文献1参照)。また、非特許文献1によれば、標準体重は、身長(m)×身長(m)×22となる。すなわち、BMI=22となる体重が標準体重となる。
BMI=体重(kg)/{身長(m)}^2
日本糖尿病学会編、「糖尿病治療ガイド 2008−2009」、p.26、文光堂、2008年2月
BMIは、保健・医療の分野において広く用いられており、ウェブ上においても、身長と体重を数値入力することによってBMIを計算する機能をもつサイトは数え切れないほど存在する。しかしながら、身長等の数値を入力することによってBMIの値が得られたとしても、そのBMIの値の意味がわかりにくいという問題があった。また、マウス等を用いたGUI(Graphical User Interface)の操作のみで身長と体重を入力する方法がなく、結果として、BMIを計算するサイトがあまり利用されていなかった。また、BMIの値が分かったとしても、肥満ややせの程度がどれぐらいであるのかがわかりにくいという問題もあった。
一方、上記の式を用いてBMIを算出する一般的な目的は、BMIの値を算出した上で、BMIが標準範囲にあるのか、あるいは、肥満の範囲にあるのかなどのBMIに関する情報を知るためであることが多かった。このように、得られたBMIの値の意義を簡易に理解できる方法が求められていた。
本考案は、上記の状況を考慮してなされたものであり身長と体重を用いて、BMIが標準の範囲にあるのかどうかなどのBMIに関する情報を容易に知ることができるBMI電子グラフ出力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案によるBMI電子グラフ出力装置は、身長を示す第1の軸と、前記第1の軸に直交し、体重を示す第2の軸と、BMI(ここで、「BMI=体重(kg)/{身長(m)}」である)が第1から第N(Nは1以上の整数である)の値となる場合の身長と体重との関係をそれぞれ示す第1から第Nの放物線と、を表すBMI電子グラフの画像データであるグラフ画像データが記憶される画像データ記憶部と、前記画像データ記憶部からグラフ画像データを読み出し、当該グラフ画像データを出力する画像データ出力部と、を備えたものである。
このような構成により、BMI電子グラフを出力することができる。そして、その出力されたBMI電子グラフを参照することにより、体重と身長とが分かれば、BMIが、第1から第Nの放物線によって分けられたN+1個の領域のうちのどの領域に存在するのかを容易に知ることができる。したがって、第1から第Nの値を適切に設定しておくことにより、例えば、BMIが正常な範囲に存在するのか、あるいは、肥満の範囲に存在するのかなどを容易に知ることができるようになる。また、肥満の範囲に存在する場合に、その肥満の程度を視覚的に容易に把握することができるようになる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、身長の値と体重の値とを受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた身長の値と体重の値とに対応する、BMI電子グラフの座標平面上の位置を示す図形であるポイント図形の画像データであるポイント図形画像データを生成する画像生成部と、をさらに備え、前記画像データ出力部は、前記ポイント図形画像データをも出力してもよい。
このような構成により、ポイント図形がBMI電子グラフに表示されることになり、受け付けられた身長の値と体重の値とに対応する座標平面上の位置を容易に示すことができる。その結果、BMI電子グラフを見るユーザは、ポイント図形の位置を確認することによって、BMIが正常な範囲にあるのかどうかなどのBMIに関する情報を容易に知ることができる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記受付部は、前記BMI電子グラフの座標平面上における前記ポイント図形の位置に関する指示を受け付けることによって、当該ポイント図形の位置に対応する身長の値と体重の値とを受け付けてもよい。
このような構成により、GUIを用いて、直感的に身長の値と体重の値とを入力することができるようになり、それらの値を入力するユーザの利便性が向上されることになる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記画像生成部は、前記ポイント図形から前記第1の軸に垂直に引いた第1の垂直線の図形である第1の垂直線図形の画像データである第1の垂直線図形画像データと、前記ポイント図形から前記第2の軸に垂直に引いた第2の垂直線の図形である第2の垂直線図形の画像データである第2の垂直線図形画像データとをも生成し、前記画像データ出力部は、前記第1の垂直線図形画像データと、前記第2の垂直線図形画像データとをも出力してもよい。
このような構成により、第1及び第2の垂直線図形がBMI電子グラフに表示されることになり、ポイント図形に対応する身長の値と体重の値とを容易に知ることができるようになる。その結果、例えば、ポイント図形の位置に対応する身長の値と体重の値を受け付ける場合に、目標とするポイント図形の位置を早く見つけることができるようになりうる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記画像生成部は、前記受付部が受け付けた身長の値の画像データであり、前記第1の軸と前記第1の垂直線図形との交点の位置に表示される画像データである身長画像データと、前記受付部が受け付けた体重の値の画像データであり、前記第2の軸と前記第2の垂直線図形との交点の位置に表示される画像データである体重画像データとをも生成し、前記画像データ出力部は、前記身長画像データと、前記体重画像データとをも出力してもよい。
このような構成により、身長の値と体重の値とがBMI電子グラフに表示されることになり、ポイント図形に対応する身長の値と体重の値との厳密な値を容易に知ることができるようになる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記画像生成部は、前記第1の軸と前記第1の垂直線図形との交点の位置を拡大した図形である第1の拡大図形の画像データである第1の拡大図形画像データと、前記第2の軸と前記第2の垂直線図形との交点の位置を拡大した図形である第2の拡大図形の画像データである第2の拡大図形画像データとをも生成し、前記画像データ出力部は、前記第1の拡大図形画像データと、前記第2の拡大図形画像データとをも出力してもよい。
このような構成により、第1及び第2の拡大図形がBMI電子グラフに表示されることになり、ポイント図形に対応する身長の値と体重の値との詳細な値を容易に知ることができるようになる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記画像生成部は、前記受付部が受け付けた身長の値と体重の値とに対応するBMIの値の画像データであるBMI画像データをも生成し、前記画像データ出力部は、前記BMI画像データをも出力してもよい。
このような構成により、受け付けられた身長の値と体重の値とに対応するBMIの値がBMI電子グラフに表示されることになり、ポイント図形に対応するBMIを容易に知ることができるようになる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記画像生成部は、BMIが1個以上の基準BMIの値となるように、前記受付部が受け付けた身長の値に対する体重の値である基準体重の値を算出し、当該基準体重の値の画像データである基準体重画像データをも生成し、前記画像データ出力部は、前記基準体重画像データをも出力してもよい。
このような構成により、受け付けられた身長の値に対応する基準体重の値がBMI電子グラフに表示されることになり、例えば、ユーザは、その基準体重の値と、自らの体重の値とを比較することによって、基準体重との差を知ることができる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記画像生成部は、BMIが1個以上の目標BMIの値となるように、前記受付部が受け付けた身長の値に対する体重の値である目標体重の値を算出し、当該目標体重の値と前記受付部が受け付けた体重の値との差の値を算出し、当該差の値の画像データである差画像データをも生成し、前記画像データ出力部は、前記差画像データをも出力してもよい。
このような構成により、受け付けられた体重と、基準体重との差を容易に分かるようにすることができる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記画像生成部は、前記体重の差の値に対応するエネルギー量の値を算出し(ここで、「エネルギー量(kcal)=体重の差(g)×7」である)、当該エネルギー量の値の画像データであるエネルギー量画像データをも生成し、前記画像データ出力部は、前記エネルギー量画像データをも出力してもよい。
このような構成により、基準体重となるためには、どれぐらいのエネルギー量を消費しなければならないのか、あるいは、どれぐらいのエネルギー量の摂取を控えなくてはならないのかを容易に知ることができるようになる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記画像生成部は、前記ポイント図形の位置を拡大した図形であるポイント拡大図形の画像データであるポイント拡大図形画像データをも生成し、前記画像データ出力部は、前記ポイント拡大図形画像データをも出力してもよい。
このような構成により、ポイント図形の位置が拡大して表示されることになり、ポイント図形に対応する身長や体重の値を容易に知ることができるようになる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、身長の値を受け付ける受付部と、BMIが1個以上の基準BMIの値となるように、前記受付部が受け付けた身長の値に対する体重の値である基準体重の値を算出し、当該基準体重の値の画像データである基準体重画像データを生成する画像生成部と、をさらに備え、前記画像データ出力部は、前記基準体重画像データをも出力してもよい。
このような構成により、受け付けられた身長の値に対応する基準体重の値がBMI電子グラフに表示されることになり、例えば、ユーザは、その基準体重の値と、自らの体重の値とを比較することによって、基準体重との差を知ることができる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記画像データ出力部による出力は表示であってもよく、送信であってもよい。
このような構成により、グラフ画像データ等が表示されたり、送信されたりするようになる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記第1から第Nの放物線によって分けられたN+1個の領域は、領域ごとに異なる色で着色されていてもよい。
このような構成により、N+1個の領域を容易に識別可能なようにすることができうる。
また、本考案によるBMI電子グラフ出力装置では、前記BMI電子グラフは、BMIが所定の値ごとの身長と体重との関係を示す複数の補助放物線をさらに表してもよい。
このような構成により、補助放物線を用いて、例えば、装置がない場所においても、BMI電子グラフ出力装置がプリントアウトしたBMI電子グラフの紙を用いることによって、BMIのおおよその値を知ることができるようになる。
本考案によるBMI電子グラフ出力装置によれば、身長と、体重とを用いて、例えば、BMIが標準の範囲にあるのかどうかなどのBMIに関する情報を容易に知ることができるようになる。
以下、本考案によるBMI電子グラフ出力装置について、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
(実施の形態1)
本考案の実施の形態1によるBMI電子グラフ出力装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置1は、画像データ記憶部11と、受付部12と、画像生成部13と、画像データ出力部14とを備える。
画像データ記憶部11では、グラフ画像データが記憶される。グラフ画像データは、BMI電子グラフの画像データであり、最終的にBMI電子グラフを表示することができる画像データであれば、例えば、ラスタデータのように画像そのものであってもよく、ベクタデータのようにラスタライズされることによって画像となるデータであってもよい。BMI電子グラフ20は、図4で示されるように、第1の軸21と、第2の軸22と、第1の放物線23と、第2の放物線24とを表示する。
第1の軸21は、変数である身長(cm)を示す軸である。また、第2の軸22は、変数である体重(kg)を示す軸である。なお、第2の軸22は、第1の軸に直交している。なお、図4では、身長を横軸にとり、体重を縦軸にとっているが、その逆であってもよいことは言うまでもない。また、第1の軸21の近傍に、図4で示されるように、その軸で示している変数が身長であることを示す情報、例えば、「身長」の文字列が表示されていてもよい。また、その第1の軸21に、図4で示されるように、目盛と数値が表示されていてもよい。第2の軸22についても同様であり、第2の軸22の近傍に、その軸で示している変数が体重であることを示す情報、例えば、「体重」の文字列が表示されていてもよい。また、その第2の軸22に、目盛と数値が表示されていてもよい。
第1の放物線23は、BMIが第1の値となる場合の身長と体重との関係を示す放物線である。また、第2の放物線24は、BMIが第2の値となる場合の身長と体重との関係を示す放物線である。ここで、BMIは、前述の通りであり、次式で表されるものである。
BMI=体重(kg)/{身長(m)}
この式から明らかなように、BMIが一定の値である曲線は、放物線となる。また、本実施の形態では、第1の値は「25」であり、第2の値は「18.5」であるとする。なお、これらの値は、それらと別の適切な値であってもよいことは言うまでもない。また、図4のBMI電子グラフ20では、標準体重の放物線61も表示されている。その標準体重の放物線61は、標準体重に対応する放物線である。すなわち、標準体重の放物線61は、BMIが標準体重に対応する値(=22)となる場合の身長と体重との関係を示す放物線である。身長及び体重に対応するBMI電子グラフ20の座標平面上の点が、この標準体重の放物線61に対して近いかどうかによって、標準体重に近いかどうかが簡単に分かるようになる。
このBMI電子グラフ20で表示されるグラフでは、第1及び第2の放物線23、24によって座標平面が3個の領域に分けられている。すなわち、第2の軸22と、第1の放物線23とによって区切られる領域(この領域を「第1の領域」と呼ぶことにする)と、第2の軸22と、第1の放物線23と、第2の放物線24とによって区切られる領域(この領域を「第2の領域」と呼ぶことにする)と、第1の軸21と、第2の軸22と、第2の放物線24とによって区切られる領域(この領域を「第3の領域」と呼ぶことにする)とに分けられている。なお、第1の放物線23は、BMIが25の放物線であり、第2の放物線24は、BMIが18.5の放物線であるため、第1の領域は、BMIが25より大きい領域となり、第2の領域は、BMIが18.5より大きく25より小さい領域となり、第3の領域は、BMIが18.5より小さい領域となる。図4では、それらの領域ごとに異なる種類の網掛けを行っているが、それらの網掛けは異なる色に対応していてもよい。すなわち、第1及び第2の放物線23、24によって分けられた3個の領域、すなわち、第1から第3の領域は、領域ごとに異なる色で着色されていてもよい。
第1の領域はBMIが25より大きいため、「肥満」の領域となる。また、第2の領域はBMIが18.5より大きく25より小さいため、「正常」の領域となる。また、第3の領域はBMIが18.5より小さいため、「やせ」の領域となる。なお、図4で示されるように、領域ごとに「肥満」「正常」「やせ」の文言を表示していてもよい。
画像データ記憶部11にグラフ画像データが記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介してグラフ画像データが画像データ記憶部11で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信されたグラフ画像データが画像データ記憶部11で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力されたグラフ画像データが画像データ記憶部11で記憶されるようになってもよい。画像データ記憶部11での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。画像データ記憶部11は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
受付部12は、身長の値と、体重の値とを受け付ける。これらの値は、例えば、BMI電子グラフ20における位置を特定したり、BMIの値を算出したりするために用いられるものである。
受付部12は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやテンキーなど)から入力された身長の値と体重の値とを受け付けてもよく、データベースや電子カルテ等の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出された身長の値と、体重の値とを受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された身長の値と体重の値とを受信してもよい。また、受付部12は、BMI電子グラフ20の座標平面上における後述するポイント図形の位置に関する指示を受け付けることによって、そのポイント図形の位置に対応する身長の値と体重の値とを受け付けてもよい。この場合には、例えば、マウスやタッチパネル等でBMI電子グラフ20の対応する箇所をクリックすることなどによって、身長の値と体重の値とを受け付けることになる。ポイント図形の位置に関する指示とは、例えば、ポイント図形を初めて設定する位置を決定する指示であってもよく(この場合には、この指示によってポイント図形がBMI電子グラフ20上に表示されることになる。例えば、BMI電子グラフ20の該当箇所をクリックすることなどによってポイント図形が設定される)、すでに表示されているポイント図形を移動させる指示であってもよい(例えば、すでに表示されているポイント図形をマウスでドラッグ等することによって移動させてもよく、あるいは、ポイント図形の新たな位置をクリック等することによって移動させてもよい)。この場合には、例えば、受付部12は、BMI電子グラフ20におけるポイント図形の座標値(例えば、第1の軸21方向の画素数と、第2の軸22方向の画素数であってもよく、その他の座標値であってもよい)と、その座標値に対応する身長の値と体重の値とを対応付ける情報を用いて、そのポイント図形の位置に対応する身長の値と体重の値とを受け付けてもよい。なお、座標値と、身長の値及び体重の値とを対応付ける情報は、例えば、両者を対応付けるテーブル形式の情報であってもよく、あるいは、座標値を引数とする関数であってもよい。なお、受付部12は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、受付部12は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
画像生成部13は、ポイント図形画像データ、第1及び第2の垂直線図形画像データ、身長画像データ、体重画像データ、BMI画像データを生成する。なお、これらのデータについて、図5を参照しながら説明する。
ポイント図形画像データは、ポイント図形31の画像データである。ポイント図形31は、受付部12が受け付けた身長の値と、体重の値とに対応する、BMI電子グラフ20の座標平面上の位置を示す図形である。したがって、ポイント図形31がBMI電子グラフ20上に表示され、そのポイント図形31がどの領域に存在するのかを見ることによって、肥満であるのかどうかなどを判断することができる。
第1の垂直線図形画像データは、第1の垂直線図形32の画像データである。第1の垂直線図形32は、ポイント図形31から第1の軸21に垂直に引いた第1の垂直線の図形である。この第1の垂直線図形32と第1の軸21との交点によって、ポイント図形31の位置に対応する身長の値を容易に知ることができるようになる。
第2の垂直線図形画像データは、第2の垂直線図形33の画像データである。第2の垂直線図形33は、ポイント図形31から第2の軸22に垂直に引いた第2の垂直線の図形である。この第2の垂直線図形33と第2の軸22との交点によって、ポイント図形31の位置に対応する体重の値を容易に知ることができるようになる。
身長画像データは、受付部12が受け付けた身長の値34の画像データである。その身長画像データは、第1の軸21と第1の垂直線図形32との交点の位置に表示される画像データである。第1の軸21と第1の垂直線図形32との交点の位置とは、その交点の真上であってもよく、その交点の近傍の位置であってもよい。この身長の値34が第1の軸21と第1の垂直線図形32との交点の位置に表示されることによって、ポイント図形31の位置に対応する身長の厳密な値を容易に知ることができるようになる。
体重画像データは、受付部12が受け付けた体重の値35の画像データである。この体重画像データは、第2の軸22と第2の垂直線図形33との交点の位置に表示される画像データである。第2の軸22と第2の垂直線図形33との交点の位置とは、その交点の真上であってもよく、その交点の近傍の位置であってもよい。この体重の値35が第2の軸22と第2の垂直線図形33との交点の位置に表示されることによって、ポイント図形31の位置に対応する体重の厳密な値を容易に知ることができるようになる。
BMI画像データは、受付部12が受け付けた身長の値と、体重の値とに対応するBMIの値36の画像データである。このBMIの値36は、ポイント図形に対応するBMIの値である。このBMIの値36が表示される位置は問わないが、例えば、図5で示されるように、ポイント図形31の近傍であってもよい。
なお、ポイント図形画像データ、第1及び第2の垂直線図形画像データ、身長画像データ、体重画像データ、BMI画像データは、それぞれポイント図形等の画像データであり、最終的にポイント図形等を表示することができる画像データであれば、例えば、ラスタデータのように画像そのものであってもよく、ベクタデータのようにラスタライズされることによって画像となるデータであってもよい。また、このポイント図形画像データ等は、グラフ画像データの示すBMI電子グラフ20上に生成されてもよく、BMI電子グラフ20とは別途、生成されてもよい。後者の場合には、BMI電子グラフ20上の表示位置を示す情報を各画像データが有していることが好適である。また、このポイント図形画像データ等は、図示しない記録媒体において一時的に記憶されてもよく、あるいは、画像データ記憶部11において一時的に記憶されてもよい。
画像データ出力部14は、画像データ記憶部11からグラフ画像データを読み出し、そのグラフ画像データを、画像生成部13が生成したポイント図形画像データや、第1及び第2の垂直線図形画像データ、身長画像データ、体重画像データ、BMI画像データと共に出力する。
ここで、この出力は、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への有線または無線の通信回線を介した送信でもよく、プリンタによる印刷でもよく、記録媒体への蓄積でもよく、他の構成要素への引き渡しでもよい。なお、出力が、所定の機器への送信や記録媒体への蓄積、他の構成要素への引き渡しである場合であっても、最終的には、そのグラフ画像データ等が表示デバイスに表示されたり、プリンタで印刷されたりすることによって、ユーザに対してBMI電子グラフ20やポイント図形31等が視覚的に示されるものとする。本実施の形態では、出力は表示デバイスへの表示であるとする。また、画像データ出力部14は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスやプリンタなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、画像データ出力部14は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
次に、本実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置1の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)画像データ出力部14は、グラフ画像データを出力するかどうか判断する。そして、出力する場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、出力すると判断するまでステップS101の処理を繰り返す。なお、画像データ出力部14は、例えば、グラフ画像データを出力する旨の指示をBMI電子グラフ出力装置1が受け付けた場合にグラフ画像データを出力すると判断してもよく、その他のタイミングでグラフ画像データを出力すると判断してもよい。
(ステップS102)画像データ出力部14は、画像データ記憶部11からグラフ画像データを読み出す。
(ステップS103)画像データ出力部14は、ステップS102で読み出したグラフ画像データを出力する。
(ステップS104)受付部12は、身長の値と、体重の値とを受け付けたかどうか判断する。そして、受け付けた場合には、ステップS105に進み、そうでない場合には、ステップS107に進む。なお、身長の値と、体重の値とを受け付けは、前述のように、例えば、テンキーなどを用いた数値入力であってもよく、マウス等を操作してポイント図形31を移動させるなどのGUIを用いた入力であってもよい。
(ステップS105)画像生成部13は、受付部12が受け付けた身長の値と、体重の値とに応じて、ポイント図形31等の画像データを生成する。なお、この処理の詳細については、図3のフローチャートを用いて後述する。
(ステップS106)画像データ出力部14は、画像生成部13が生成したポイント図形31等の画像データも出力する。そして、ステップS104に戻る。なお、画像データ出力部14は、画像生成部13が生成したポイント図形31等の画像データと共に、グラフ画像データも出力してもよい。
(ステップS107)画像データ出力部14は、グラフ画像データ等の出力を終了するかどうか判断する。そして、終了する場合には、ステップS101に戻り、そうでない場合には、ステップS104に戻る。なお、画像データ出力部14は、例えば、グラフ画像データの出力を終了する旨の指示を受け付けた場合に、グラフ画像データ等の出力を終了すると判断してもよく、あるいは、画像データの出力を最後に行ってからあらかじめ決められた時間が経過した場合に、グラフ画像データ等の出力を終了すると判断してもよい。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
また、図2のフローチャートにおいて、グラフ画像データを出力した後に、身長等の値を受け付けて、ポイント図形31等の画像データを出力する場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、身長等の値がテンキーなどによって数値入力される場合には、まず身長等の値を受け付け、その後に、グラフ画像データや、ポイント図形31等の画像データを一括して出力するようにしてもよい。
図3は、図2のフローチャートにおけるポイント図形31等の画像データを生成する処理の詳細を示すフローチャートである。
(ステップS201)画像生成部13は、受付部12が受け付けた身長等の値を用いて、ポイント図形画像データを生成する。画像生成部13は、例えば、BMI電子グラフ20の座標平面における位置と、身長の値、体重の値との対応表などを用いて、受付部12が受け付けた身長等の値がBMI電子グラフ20の座標平面におけるどの位置に対応するのかを特定し、その特定した位置に、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されているポイント図形31が表示されるように、ポイント図形画像データを生成してもよい。このように、ポイント図形画像データの生成は、例えば、ポイント図形31の表示位置を決定する処理であってもよい。
(ステップS202)画像生成部13は、ポイント図形31から第1及び第2の軸21,22にそれぞれ垂直に伸びる第1及び第2の垂直線図形32,33の画像データである第1及び第2の垂直線図形画像データを生成する。例えば、ポイント図形31に対応する身長の値がXであり、体重の値がYである場合に、画像生成部13は、(X,Y)から(X,0)までの線分である第1の垂直線図形32がBMI電子グラフ20に表示されるように、第1の垂直線図形画像データを生成してもよい。同様に、画像生成部13は、(X,Y)から(0,Y)までの線分である第2の垂直線図形33がBMI電子グラフ20に表示されるように、第2の垂直線図形画像データを生成してもよい。
(ステップS203)画像生成部13は、前述のBMIの値を算出する式に、受付部12が受け付けた身長等の値を代入することによってBMIを算出し、そのBMIの値36を表示するためのBMI画像データを生成する。例えば、画像生成部13は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されている枠などの図形の画像データを読み出して、その画像データに算出したBMIの数値のテキストを挿入することによって、BMI画像データを生成してもよい。そのBMIの値36が表示される位置は、前述のように、ポイント図形31の近傍であってもよく、あるいは、その他の位置であってもよい。なお、BMIの式は、図示しない記録媒体において記憶されていてもよい。
(ステップS204)画像生成部13は、受付部12が受け付けた身長等の値を用いて、身長の値34、体重の値35を表示するための画像データ、すなわち、身長画像データ、体重画像データを生成する。例えば、画像生成部13は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されている枠などの図形の画像データを読み出して、その画像データに身長等の数値のテキストを挿入することによって、身長画像データや体重画像データを生成してもよい。そして、図2のフローチャートに戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、各画像データを生成する順序は問わない。したがって、任意の順番でポイント図形画像データや第1及び第2の垂直線図形画像データ等を生成してもよい。
次に、本実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置1の動作について、具体例を用いて説明する。この具体例では、画像データ出力部14が各種の画像データをディスプレイに出力することによって、ディスプレイ上にBMI電子グラフ20やポイント図形31等が表示されるものとする。
まず、ユーザがマウスやキーボードを操作することによって、BMI電子グラフ20を出力する旨の指示をBMI電子グラフ出力装置1に入力したとする。すると、画像データ出力部14は、グラフ画像データを出力するタイミングであると判断し(ステップS101)、画像データ記憶部11からグラフ画像データを読み出して、ディスプレイに出力する(ステップS102,S103)。その結果、図4で示されるBMI電子グラフ20がディスプレイ上に表示されることになる。
次に、ユーザがマウスを操作することによって、ディスプレイに表示されているBMI電子グラフ20の座標平面上の一点をクリックしたとする。すると、受付部12は、身長等の値を受け付けたと判断し、そのクリックされた点に対応する身長の値と、体重の値とを取得する(ステップS104)。それらの値は、身長の値が「170(cm)」であり、体重の値が「85.0(kg)」であったとする。受付部12は、それらの値を画像データ出力部14に渡す。
画像データ出力部14は、身長等の値を受け取ると、ポイント図形31等の画像データを生成する処理を行う(ステップS105)。具体的には、画像生成部13は、受け取った身長等の値に対応するポイント図形画像データを生成する(ステップS201)。また、画像生成部13は、ポイント図形31から第1及び第2の軸21,22にそれぞれ垂直に伸びる第1及び第2の垂直線図形32,33の画像データである第1及び第2の垂直線図形画像データを生成する(ステップS202)。また、画像生成部13は、受け取った身長等の値を用いて、BMIを算出し、そのBMI画像データを生成する(ステップS203)。また、画像生成部13は、受け取った身長等の値を用いて、身長画像データ、体重画像データを生成する(ステップS204)。その後、画像データ出力部14は、画像生成部13が生成したポイント図形画像データ等を含むグラフ画像データをディスプレイに出力する(ステップS106)。その結果、図5で示される表示がなされる。なお、図5において、説明の便宜上、図4で表示していた着色に対応する網掛けを消去しているが、領域ごとの網掛け、すなわち着色がなされていてもよい。また、図5では、標準体重の放物線61の表示も省略しているが、標準体重の放物線61が表示されてもよい。
ユーザは、図5の表示を見ることによって、ポイント図形31が「肥満」の領域に存在することを知ることができる。また、ユーザは、図5の身長の値34、体重の値35を見ることによって、ポイント図形31に対応する身長の値が「170」であり、体重の値が「85.0」であることを容易に知ることができる。また、BMIの値36を見ることによって、BMIの数値「29.4」も知ることができる。また、第1及び第2の垂直線図形32,33を見ることによって、身長の値や体重の値がだいたいどのあたりにあるのかも容易に知ることができる。
なお、ポイント図形31の位置が、ユーザが意図している位置でなかった場合、例えば、身長の値が「168(cm)」であり、体重の値が「84.2(kg)」の肥満の程度を知りたかった場合の操作について簡単に説明する。その場合には、ユーザは、ポイント図形31をマウス等でドラッグすることにより、あるいは、目標とする新たな座標平面上の点をクリックすることにより、ポイント図形31を移動させる。すると、その新たな座標平面上の点に対応する身長の値と、体重の値とが受付部12によって受け付けられ(ステップS104)、それらの値に対応するポイント図形画像データ等が生成されることによって、BMI電子グラフ20が更新される(ステップS105,S106)。このような処理を繰り返すことによって、ユーザは、ポイント図形31によって示される身長の値と体重の値とを実際に測定された値に設定することができ、それらの値が測定された被験者が肥満であるのか、標準的な体型であるのか、やせであるのかなどについて知ることができ、また、肥満ややせである場合に、その程度を知ることができると共に、BMIの数値を知ることができるようになる。
また、上記説明のようにポイント図形31の位置を設定することによって、身長の値と体重の値とを一括して設定してもよく、あるいは、身長の値と体重の値とを別々に設定してもよい。後者の場合について簡単に説明する。例えば、第1及び第2の垂直線図形32,33をマウス等でドラッグすることにより、ポイント図形31の位置を身長が変化する方向のみ、あるいは、体重が変化する方向のみに移動させることができる場合には、ユーザは、マウス等を操作して、第1の垂直線図形32をドラッグすることによって、第1の垂直線図形32の位置を決定する。この操作によって、身長の値を設定することができる。また、同様にして、ユーザは、マウス等を操作して、第2の垂直線図形33をドラッグすることによって、第2の垂直線図形33の位置を決定する。この操作によって、体重の値を設定することができる。このように、身長の値と体重の値とを別々に設定できるようにすることで、一方の値のみに集中して設定の操作を行うことができるため、両者を一括して設定する場合よりも設定の操作が容易になりうる。なお、身長の値と体重の値とを別々に設定する方法は、上記説明に限定されるものではなく、例えば、ポイント図形31を身長が変化する方向のみに移動させることができるモードでポイント図形31の位置を変化させて身長の値を設定し、その後に、ポイント図形31を体重が変化する方向のみに移動させることができるモードでポイント図形31の位置を変化させて体重の値を設定する方法であってもよく、あるいは、その他の方法であってもよい。また、身長の値と体重の値とを別々に設定する場合に、その設定の順序は問わない。すなわち、身長の値を先に設定してもよく、体重の値を先に設定してもよい。
以上のように、本実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置1によれば、身長と体重とを用いてBMIが正常な範囲にあるのかどうかなどの肥満に関する情報、すなわち、肥満なのか、正常なのか、やせなのかなどを容易に知ることができる。したがって、肥満であるかどうかなどを確認したい医師等の利便性を高めることができるというメリットがある。また、「肥満」の場合や、「やせ」の場合に、その程度がどれぐらいであるのかを視覚的に容易に読み取ることが可能となる。例えば、ポイント図形31が「肥満」の領域の第1の放物線23に近い位置に存在する場合には、もう少しで「正常」となる「肥満」であることを容易に知ることができるようになる。
なお、本実施の形態では、BMI画像データを常時出力する場合について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、ポイント図形31をマウス等で移動させることによって所望の身長等の値を設定し、その後に決定ボタン等が押されると、BMI画像データを出力するようにしてもよい。そのようにすることで、最終的に身長等の値が設定されるまでの間に不要なBMIの数値が表示されることを回避することができうる。
なお、一般にBMIが「25」よりも大きい場合が肥満であり、BMIが「18.5」よりも小さい場合がやせであると判断されることが多いため、本実施の形態では、第1の値を「25」として、第2の値を「18.5」としたが、第1及び第2の値は、それらに限定されるものではない。例えば、学説や研究結果等に応じて、第1の値を「26」に設定してもよく、第2の値を「19」に設定してもよい。
また、第1及び第2の放物線23、24は、図4で示されるように、それらの放物線が明らかに描かれているものであってもよく、あるいは、結果としてその放物線の位置が分かるようになっていてもよい。後者の場合としては、例えば、第1の領域と第2の領域とが異なる色であることによって、その領域の境界である第1の放物線23の位置が分かるような場合がある。
また、第1から第3の領域の色は、その領域の性質に適合したものであることが好適である。例えば、第1の領域と第3の領域は、それぞれ「肥満」と「やせ」の領域であるため、標準ではないことを想起させる赤色や黄色等で着色されることが好適である。また、第2の領域は「正常」の領域であるため、正常であることを想起させる青色や緑色で着色されることが好適である。なお、これらは一例であって、各領域が着色される場合における各領域の色が限定されないものであることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、第1から第3の領域が領域ごとに異なる色で着色されている場合について説明したが、そうでなくてもよい。領域ごとに異なる網掛けがなされてもよく、領域ごとに異なる明度にされてもよい。また、領域ごとに異なる着色や網掛け等が何もなされていなくてもよい。その場合であっても、第1及び第2の放物線23、24によって、領域を区別することができる。
また、図1では、領域ごとに、その領域に含まれるBMIの性質を示す文字列「肥満」「正常」「やせ」を表示する場合について説明したが、領域ごとに表示される文言は、それらに限定されるものではない。例えば、第1の領域に「BMIが大きい」を表示し、第2の領域に「BMIが正常」を表示し、第3の領域に「BMIが小さい」を表示してもよい。また、そのような領域を特徴付ける文言を領域ごとに表示しないようにしてもよい。
また、BMIがどの領域に属するかに応じて、BMIが適正かどうかを判断する場合について主に説明したが、BMIがどの領域に属するかに応じて、食事を控えることによって摂取を減少させるべき1日あたりのエネルギー量や、余分に運動することによって消費を増加させるべき1日あたりのエネルギー量を判断してもよい。例えば、第1の領域ではそれらのエネルギー量を高く設定し、第2の領域ではそれらのエネルギー量を低く設定し、第3の領域ではそれらのエネルギー量を設定しない、となっていてもよい。また、そのような場合には、各領域を特徴付ける文言として、それらのエネルギー量を領域ごとに表示してもよい。例えば、第1の領域に、それらのエネルギー量として「400kcal」を表示し、第2の領域に「100kcal」を表示し、第3の領域には何も表示しないようにしてもよい。
また、図1では、2個の放物線、すなわち、第1及び第2の放物線23、24によって座標平面が3個の領域に分けられている場合について示しているが、そうでなくてもよい。例えば、1個の放物線によって座標平面が2個の領域に分けられてもよく(例えば、BMIが25の放物線によって、2個の領域に分けられてもよい)、3個の放物線によって座標平面が4個の領域に分けられてもよく、5個の放物線によって座標平面が6個の領域に分けられてもよい。すなわち、BMI電子グラフ20は、BMIが第1から第N(Nは1以上の整数である)の値となる場合の身長と体重との関係をそれぞれ示す第1から第Nの放物線を表示するものであってもよい。その場合に、その第1から第Nの放物線によって分けられたN+1個の領域が、領域ごとに異なる色で着色されていてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。
また、本実施の形態において、画像生成部13は、身長画像データ、体重画像データに代えて、第1及び第2の拡大図形画像データを生成してもよい。第1の拡大図形画像データは、第1の軸21と第1の垂直線図形32との交点の位置を拡大した図形である第1の拡大図形37の画像データである(図7参照)。また、第2の拡大図形画像データは、第2の軸22と第2の垂直線図形33との交点の位置を拡大した図形である第2の拡大図形38の画像データである。この第1及び第2の拡大図形37,38が表示されることによって、ポイント図形31の位置に対応する身長の値と、体重の値とをより厳密に知ることができるようになる。なお、第1及び第2の拡大図形37,38においてどれぐらいの倍率で拡大を行うのかは、あらかじめ決められていてもよい。例えば、2倍、5倍、10倍などに定められていてもよい。
なお、第1及び第2の拡大図形画像データは、それぞれ第1及び第2の拡大図形37,38の画像データであり、最終的に第1及び第2の拡大図形37,38を表示することができる画像データであれば、例えば、ラスタデータのように画像そのものであってもよく、ベクタデータのようにラスタライズされることによって画像となるデータであってもよい。また、この第1及び第2の拡大図形画像データは、グラフ画像データの示すBMI電子グラフ20上に生成されてもよく、BMI電子グラフ20とは別途、生成されてもよい。また、この第1及び第2の拡大図形画像データは、図示しない記録媒体において一時的に記憶されてもよく、あるいは、画像データ記憶部11において一時的に記憶されてもよい。
また、この場合には、画像データ出力部14は、グラフ画像データ等に加えて、第1及び第2の拡大図形画像データをも出力するものとする。
また、この場合におけるBMI電子グラフ出力装置1の動作も、図2のフローチャートによって示されるものである。ただし、ステップS105の処理の詳細は、図6のフローチャートで示されるようになる。図6のフローチャートにおいて、ステップS301以外の処理は、図3のフローチャートの説明と同様であり、その説明を省略する。
(ステップS301)画像生成部13は、受付部12が受け付けた身長等の値を用いて、第1及び第2の拡大図形画像データを生成する。例えば、受付部12が受け付けた身長の値がXであり、体重の値がYである場合に、画像生成部13は、第1の軸21上のXの位置を中心としてあらかじめ決められた拡大率だけ拡大した第1の拡大図形画像データを生成してもよい。また、画像生成部13は、第2の軸22上のYの位置を中心としてあらかじめ決められた拡大率だけ拡大した第2の拡大図形画像データを生成してもよい。なお、画像生成部13は、第1及び第2の拡大図形37,38においても、第1及び第2の垂直線図形32,33を表示することが好適である。また、画像生成部13は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されている枠などの図形の画像データを読み出して、その画像データに拡大した画像を挿入することによって、第1及び第2の拡大図形37,38を生成してもよい。その枠の形状は、例えば、図7で示されるように円形であってもよく、あるいは、矩形やその他の形状であってもよい。また、その枠の中心に、第1の軸21と第1の垂直線図形32との交点や、第2の軸22と第2の垂直線図形33との交点が位置することが好適である。
次に、画像生成部13が第1及び第2の拡大図形画像データを生成する場合の動作の具体例について説明する。図4で示されるBMI電子グラフ20が出力されるまでの処理は、上記説明と同様であり、その説明を省略する。その後、ユーザがマウスを操作することによって、BMI電子グラフ20の座標平面上の一点をクリックしたとする。すると、前述のようにして、身長等の値が受付部12で受け付けられ、ポイント図形画像データ等が生成される(ステップS201〜S203)。また、画像生成部13は、受け取った身長等の値を用いて、第1及び第2の拡大図形画像データを生成する(ステップS301)。そして、画像データ出力部14は、それらの画像データをディスプレイに出力し、図7で示される表示がなされる(ステップS106)。なお、図7において、説明の便宜上、図4で表示していた着色に対応する網掛けを消去しているが、領域ごとの網掛け、すなわち着色がなされていてもよい。また、図7では、標準体重の放物線61の表示も省略しているが、標準体重の放物線61が表示されてもよい。
ユーザは、図7の第1及び第2の拡大図形37,38を見ることによって、ポイント図形31に対応する身長等の値を容易に知ることができる。例えば、BMI電子グラフ20をディスプレイに表示する際には、図7で示されるように、第1の軸21や第2の軸22に細かい値を表示することができないが、第1及び第2の拡大図形37,38を用いることによって、第1の軸21や、第2の軸22の細かい値も分かるようになる。また、ユーザがポイント図形31を移動させることによって、第1及び第2の拡大図形37,38も移動することになり、その第1及び第2の拡大図形37,38において拡大された目盛を見ることによって、ポイント図形31の微妙な位置調整を行うことができるようになる。なお、ユーザがポイント図形31を移動させる場合に、移動途中のポイント図形31に対応する第1及び第2の拡大図形37,38の画像データを逐次、出力するようにしてもよく、あるいは、移動終了後のポイント図形31に対応する第1及び第2の拡大図形37,38の画像データのみを出力するようにしてもよい。なお、ポイント図形31を移動させると、そのポイント図形の移動と同様の速さで第1及び第2の拡大図形37,38も移動する。一方、第1及び第2の拡大図形37,38で拡大表示されている目盛等は、拡大率に応じた速さで変化することになる。拡大率が高いほど、その目盛等の変化は大きくなる。
ここでは、画像生成部13が第1及び第2の拡大図形画像データを生成する際に、身長画像データと、体重画像データとを生成しない場合について説明したが、そうでなくてもよい。画像生成部13は、第1及び第2の拡大図形画像データと共に、身長画像データ、体重画像データを生成し、画像データ出力部14がそれらのデータも出力するようにしてもよい。そのようにすることで、ユーザは、第1及び第2の拡大図形37,38を用いて、身長の値や、体重の値の微調整をすることができ(一般に、数値を見ながら微調整を行うよりも、数直線上で微調整を行う方が容易であると考えられる)、さらに、それらの厳密な値を身長の値34や、体重の値35によって容易に知ることができる(一般に、数直線上で厳密な値を読み取るよりも、表示された値を読むだけの方が容易であると考えられる)。
また、本実施の形態において、画像生成部13は、ポイント図形画像データやその他の画像データと共に、ポイント拡大図形画像データを生成してもよい。ポイント拡大図形画像データは、ポイント図形31の位置を拡大した図形であるポイント拡大図形39の画像データである(図9参照)。ポイント図形31の位置とは、ポイント図形31を含むポイント図形の近傍の範囲である。そのポイント拡大図形39では、図9で示されるように、身長が所定の値ごとの目盛線と、体重が所定の値ごとの目盛線が表示されてもよく、あるいは、表示されなくてもよい。図9では、縦の目盛線は、身長が1(cm)ごとの目盛線である。また、横の目盛線は、体重が0.1(kg)ごとの目盛線である。また、ポイント拡大図形39では、図9で示されるように、ポイント図形31や、第1及び第2の垂直線図形32,33が表示されることが好適である。なお、ポイント拡大図形39においてどれぐらいの倍率で拡大を行うのかは、あらかじめ決められていてもよい。例えば、2倍、5倍、10倍などに定められていてもよい。
なお、ポイント拡大図形画像データは、ポイント拡大図形39の画像データであり、最終的にポイント拡大図形39を表示することができる画像データであれば、例えば、ラスタデータのように画像そのものであってもよく、ベクタデータのようにラスタライズされることによって画像となるデータであってもよい。また、このポイント拡大図形画像データは、グラフ画像データの示すBMI電子グラフ20上に生成されてもよく、BMI電子グラフ20とは別途、生成されてもよい。また、このポイント拡大図形画像データは、図示しない記録媒体において一時的に記憶されてもよく、あるいは、画像データ記憶部11において一時的に記憶されてもよい。
また、この場合には、画像データ出力部14は、グラフ画像データ等に加えて、ポイント拡大図形画像データをも出力するものとする。この出力の際に、画像データ出力部14は、ポイント拡大図形39が最前面に表示されるように出力することが好適である。なお、図9では、ポイント拡大図形39の背面側の図形等が見えないようになっているが、画像データ出力部14は、ポイント拡大図形39の背面側の図形等も見えるようにポイント拡大図形画像データを出力してもよい。
また、この場合におけるBMI電子グラフ出力装置1の動作も、図2のフローチャートによって示されるものである。ただし、ステップS105の処理の詳細は、図8のフローチャートで示されるようになる。図8のフローチャートにおいて、ステップS401以外の処理は、図3のフローチャートの説明と同様であり、その説明を省略する。
(ステップS401)画像生成部13は、ポイント拡大図形画像データを生成する。例えば、受付部12が受け付けた身長の値がXであり、体重の値がYである場合に、画像生成部13は、座標平面上の(X,Y)の位置を中心としてあらかじめ決められた範囲を、あらかじめ決められた拡大率だけ拡大したポイント拡大図形画像データを生成してもよい。また、画像生成部13は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されている枠などの図形の画像データを読み出して、その画像データに拡大した画像を挿入することによって、ポイント拡大図形画像データを生成してもよい。また、画像生成部13は、ポイント拡大図形39において、あらかじめ決められた値ごとの目盛線や、身長の軸における値、体重の軸における値、第1及び第2の垂直線図形32,33、ポイント図形31を表示してもよい。
次に、画像生成部13がポイント拡大図形画像データを生成する場合の動作の具体例について説明する。図4で示されるBMI電子グラフ20が出力されるまでの処理は、上記説明と同様であり、その説明を省略する。その後、ユーザがマウスを操作することによって、BMI電子グラフ20の座標平面上の一点をクリックしたとする。すると、前述のようにして、身長等の値が受付部12で受け付けられ、ポイント図形画像データ等が生成される(ステップS201〜S204)。また、画像生成部13は、ポイント拡大図形画像データを生成する(ステップS401)。そして、画像データ出力部14は、それらの画像データをディスプレイに出力し、図9で示される表示がなされる(ステップS106)。なお、図9において、説明の便宜上、図4で表示していた着色に対応する網掛けを消去しているが、領域ごとの網掛け、すなわち着色がなされていてもよい。また、図9では、標準体重の放物線61の表示も省略しているが、標準体重の放物線61が表示されてもよい。
ユーザは、図9のポイント拡大図形39を見ることによって、ポイント図形31に対応する身長等の値を容易に知ることができる。例えば、BMI電子グラフ20をディスプレイに表示する際には、図9で示されるように、第1の軸21や第2の軸22に細かい値を表示することができないが、ポイント拡大図形39を用いることによって身長や体重の細かい値も分かるようになる。また、ユーザがポイント図形31を移動させることによって、ポイント拡大図形39も移動することになり、そのポイント拡大図形39において拡大された目盛線などを見ることによって、ポイント図形31の微妙な位置調整を行うことができるようになる。なお、ポイント図形31の位置調整が終了した後には、ポイント拡大図形39を表示しないようにしてもよい。例えば、ポイント図形31の位置調整が終了した後に、ユーザがその旨を入力する(例えば、ポイント拡大図形39の一部をダブルクリックすることなどであってもよい)ことによって、画像データ出力部14は、ポイント拡大図形画像データ以外のグラフ画像データ等を出力するようにしてもよい。そのようにすることで、ポイント拡大図形39によって隠されていた背面側の放物線等が表示されるようになり、図5で示されるような表示となる。なお、第1及び第2の拡大図形37,38を表示する際にも、このポイント拡大図形39を表示するようにしてもよく、あるいは、そうしなくてもよい。また、ポイント拡大図形39は、ポイント図形31の移動に伴って移動してもよく、あるいは、ポイント図形31がポイント拡大図形39の座標平面上から外れるまでは、移動しなくてもよい。後者の場合には、ポイント拡大図形39に記載される第1及び第2の垂直線図形32,33と、BMI電子グラフ20の座標平面上に記載される第1及び第2の垂直線図形32,33とは、ずれることもある。また、後者の場合には、ポイント図形31がポイント拡大図形39の座標平面上から外れた際には、例えば、そのポイント拡大図形39でのポイント図形31の座標平面上の最後の位置を中心とするポイント拡大図形39が再度、表示されてもよい。また、後者の場合には、ポイント拡大図形39の座標平面上のポイント図形31の位置に対応する身長の値と体重の値とを受付部12が受け付けるものとする。なお、図9のポイント拡大図形39において、身長の値が5(cm)刻みの表示となっているが、1(cm)刻みの表示にしてもよい。また、体重の値が0.5(kg)刻みの表示となっているが、0.1(kg)刻みの表示にしてもよい。
また、本実施の形態において、画像生成部13は、ポイント図形画像データやその他の画像データと共に、基準体重画像データや、差画像データ、エネルギー量画像データを生成してもよい。
基準体重画像データは、基準体重の値の画像データである。ここで、基準体重とは、受付部12が受け付けた身長の値に対する体重の値であり、BMIが1個以上の基準BMIの値となるように算出された体重の値である。1個以上の基準BMIの値は、図示しない記録媒体において保持されていてもよい。基準BMIの値は、例えば、18.5であってもよく、22であってもよく、25であってもよく、それらの任意の二以上の組合せであってもよく、あるいは、その他の値であってもよい。ここでは、基準BMIの値は、18.5と、22と、25とである場合について説明する。図11で示されるように、BMI=25,22,18.5のそれぞれに対応した基準体重の値51,52,53は、第1の垂直線図形32、あるいは、その第1の垂直線図形32の延長線と、対応するBMIの放物線との交点の位置(厳密な交点の位置であってもよく、あるいは、交点の位置の近傍であってもよい)に表示されることが好適であるが、その他の位置に表示されてもよい。
差画像データは、目標体重の値と、受付部12が受け付けた体重の値との差の値の画像データである。ここで、目標体重とは、受付部12が受け付けた身長の値に対する体重の値であり、BMIが1個以上の目標BMIの値となるように算出された体重の値である。1個以上の目標BMIの値は、あらかじめ図示しない記録媒体において保持されていてもよい。図11で示されるように、差の値54は、ポイント図形31の位置に表示されることが好適であるが、その他の位置に表示されてもよい。なお、目標BMIの値は、受付部12が受け付けた身長の値と体重の値とに対応するBMIに応じて変化してもよく、あるいは、そうでなくてもよい。前者の場合には、例えば、受付部12が受け付けた身長の値と体重の値とに対応するBMIが25より大きい場合には、目標BMIの値が22,25となり、受付部12が受け付けた身長の値と体重の値とに対応するBMIが22より大きく25より小さい場合には、目標BMIの値が22となってもよい。後者の場合には、例えば、目標BMIの値が22に設定されていてもよい。また、目標BMIの値は、これら以外の値であってもよい。また、差画像データは、受付部12が受け付けた身長の値と体重の値とに対応するBMIが22より大きい場合にのみ生成されてもよい。
エネルギー量画像データは、体重の差の値に対応するエネルギー量の値の画像データである。体重の差の値とは、目標体重の値と、受付部12が受け付けた体重の値との差の値のことである。ここで、エネルギー量の値は、次式によって算出することができる。通常、脂肪は1グラムあたり9kcalとされるが、体内の脂肪には約20%の水分が含まれているため、体内の脂肪は1グラムあたり約7kcalとなり、次式のようになる。
エネルギー量(kcal)=体重の差(g)×7
図11で示されるように、エネルギー量の値55は、ポイント図形31の位置に表示されることが好適であるが、その他の位置に表示されてもよい。
なお、基準体重画像データ、差画像データ、エネルギー量画像データは、基準体重の値51等の画像データであり、最終的に基準体重の値51等を表示することができる画像データであれば、例えば、ラスタデータのように画像そのものであってもよく、ベクタデータのようにラスタライズされることによって画像となるデータであってもよい。また、この基準体重画像データ等は、グラフ画像データの示すBMI電子グラフ20上に生成されてもよく、BMI電子グラフ20とは別途、生成されてもよい。また、この基準体重画像データ等は、図示しない記録媒体において一時的に記憶されてもよく、あるいは、画像データ記憶部11において一時的に記憶されてもよい。
また、この場合には、画像データ出力部14は、グラフ画像データ等に加えて、基準体重画像データ、差画像データ、エネルギー量画像データをも出力するものとする。
また、この場合におけるBMI電子グラフ出力装置1の動作も、図2のフローチャートによって示されるものである。ただし、ステップS105の処理の詳細は、図10のフローチャートで示されるようになる。図10のフローチャートにおいて、ステップS501〜S507以外の処理は、図3のフローチャートの説明と同様であり、その説明を省略する。
(ステップS501)画像生成部13は、BMIが1個以上の基準BMIの値となるように、受付部12が受け付けた身長の値に対する基準体重の値を算出する。そして、その基準体重の値の画像データである基準体重画像データを生成する。例えば、受付部12が受け付けた身長の値がXであり、基準BMIの値がAであるとする。すると、基準体重の値は、X×Aとなる。ここでは、基準BMIが、25,22,18.5であるため、画像生成部13は、3個の基準体重の値51,52,53を表示するための画像データを生成する。また、例えば、画像生成部13は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されている枠などの図形の画像データを読み出して、その画像データに算出した基準体重の数値のテキストを挿入することによって、基準体重画像データを生成してもよい。その基準体重の値51,52,53が表示される位置は、前述のように、第1の垂直線図形32、あるいは、第1の垂直線図形32の延長線と、対応するBMIの放物線との交点の近傍であってもよく、あるいは、その他の位置であってもよい。
(ステップS502)画像生成部13は、受付部12が受け付けた身長の値と体重の値とに対応するBMIが25より大きいかどうか判断する。そして、大きい場合には、ステップS504に進み、そうでない場合には、ステップS503に進む。
(ステップS503)画像生成部13は、受付部12が受け付けた身長の値と体重の値とに対応するBMIが22より大きいかどうか判断する。そして、大きい場合には、ステップS506に進み、そうでない場合には、BMIが22以下であるため、差画像データやエネルギー量画像データを生成することなく図2のフローチャートに戻る。
(ステップS504)画像生成部13は、BMIが目標BMIの値「22」「25」となるように、受付部12が受け付けた身長の値に対する体重の値である目標体重の値を算出する。また、画像生成部13は、その目標体重の値と、受付部12が受け付けた体重の値との差の値を算出する。そして、画像生成部13は、その差の値54を表示するための画像データを生成する。また、例えば、画像生成部13は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されている枠などの図形の画像データを読み出して、その画像データに算出した差の数値のテキストを挿入することによって、差画像データを生成してもよい。その差の値54が表示される位置は、前述のように、ポイント図形31の近傍であってもよく、あるいは、その他の位置であってもよい。
(ステップS505)画像生成部13は、ステップS504で算出した体重の差の値に対応するエネルギー量の値を算出する。そして、画像生成部13は、そのエネルギー量の値55を表示するための画像データを生成する。また、例えば、画像生成部13は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されている枠などの図形の画像データを読み出して、その画像データに算出したエネルギー量の数値のテキストを挿入することによって、エネルギー量画像データを生成してもよい。そのエネルギー量の値55が表示される位置は、前述のように、ポイント図形31の近傍であってもよく、あるいは、その他の位置であってもよい。そして、図2のフローチャートに戻る。
(ステップS506)画像生成部13は、BMIが目標BMIの値「22」となるように、受付部12が受け付けた身長の値に対する体重の値である目標体重の値を算出する。また、画像生成部13は、その目標体重の値と、受付部12が受け付けた体重の値との差の値を算出する。そして、画像生成部13は、その差の値54を表示するための画像データを生成する。また、例えば、画像生成部13は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されている枠などの図形の画像データを読み出して、その画像データに算出した差の数値のテキストを挿入することによって、差画像データを生成してもよい。その差の値54が表示される位置は、前述のように、ポイント図形31の近傍であってもよく、あるいは、その他の位置であってもよい。
(ステップS507)画像生成部13は、ステップS506で算出した体重の差の値に対応するエネルギー量の値を算出する。そして、画像生成部13は、そのエネルギー量の値55を表示するための画像データを生成する。また、例えば、画像生成部13は、あらかじめ図示しない記録媒体で記憶されている枠などの図形の画像データを読み出して、その画像データに算出したエネルギー量の数値のテキストを挿入することによって、エネルギー量画像データを生成してもよい。そのエネルギー量の値55が表示される位置は、前述のように、ポイント図形31の近傍であってもよく、あるいは、その他の位置であってもよい。そして、図2のフローチャートに戻る。
次に、画像生成部13が基準体重画像データ等を生成する場合の動作の具体例について説明する。図4で示されるBMI電子グラフ20が出力されるまでの処理は、上記説明と同様であり、その説明を省略する。その後、ユーザがマウスを操作することによって、BMI電子グラフ20の座標平面上の一点をクリックしたとする。すると、前述のようにして、身長等の値が受付部12で受け付けられ、ポイント図形画像データ等が生成される(ステップS201〜S204)。また、画像生成部13は、受け取った身長の値を用いて、BMI=25,22,18.5に対応する基準体重画像データを生成する(ステップS501)。
また、画像生成部13は、すでに計算したBMIの値「29.4」が25より大きいと判断し(ステップS502)、目標BMIの値「25」に対応する目標体重を算出する。その目標体重は「72.25」≒「72.3」(kg)となるため、画像生成部13は、受け付けられた体重「85.0」(kg)との差「12.7」(kg)を算出する。また、同様にして、画像生成部13は、目標BMIの値「22」に対応する目標体重「63.6」(kg)を算出し、受け付けられた体重との差「21.4」(kg)を算出する。そして、画像生成部13は、それらの差の値を表示する差画像データを生成する(ステップS504)。
また、画像生成部13は、体重の差「12.7」(kg)=「12700」(g)を用いて、エネルギー量「88900」(kcal)を算出する。また、画像生成部13は、体重の差「21.4」(kg)=「21400」(g)を用いて、エネルギー量「149800」(kcal)を算出する。そして、画像生成部13は、それらのエネルギー量の値を表示するエネルギー量画像データを生成する(ステップS505)。
画像データ出力部14は、それらの画像データをディスプレイに出力し、図11で示される表示がなされる(ステップS106)。なお、図11において、説明の便宜上、図4で表示していた着色に対応する網掛けを消去しているが、領域ごとの網掛け、すなわち着色がなされていてもよい。また、図11では、標準体重の放物線61の表示も省略しているが、標準体重の放物線61が表示されてもよい。
ユーザは、図11の基準体重の値51,52,53を見ることによって、BMI=25,22,18.5に対応する基準体重を知ることができる。また、ユーザは、差の値54を見ることによって、BMI=25になるには、12.7(kg)減量しなければならないこと、また、BMI=22になるには、21.4(kg)減量しなければならないことを知ることができる。さらに、ユーザは、エネルギー量の値55を見ることによって、BMI=25になるための減量を行うためには、88900(kcal)に相当するエネルギー量を、食事を控えることによって摂取を減少させるか、余分に運動することによって消費を増加させなければならないことを知ることができる。なお、図11において、第1及び第2の拡大図形37,38や、ポイント拡大図形39が表示されるようにしてもよい。
また、本実施の形態において、受付部12は、身長の値のみを受け付けてもよい。その場合には、画像生成部13は、BMIが1個以上の基準BMIの値となるように、受付部12が受け付けた身長の値に対する体重の値である基準体重の値を算出し、その基準体重の値の画像データである基準体重画像データを生成してもよい。この基準体重画像データを生成する方法は、前述の通りであり、その詳細な説明を省略する。また、画像生成部13は、受付部12が受け付けた身長の値に対応するBMI電子グラフ20の座標平面上の直線の画像である直線画像を生成してもよい。そして、画像データ出力部14は、グラフ画像データと、基準体重画像データと、直線画像データとを出力してもよい。
なお、直線画像データは、直線の画像データであり、最終的に直線を表示することができる画像データであれば、例えば、ラスタデータのように画像そのものであってもよく、ベクタデータのようにラスタライズされることによって画像となるデータであってもよい。また、この直線画像データは、BMI電子グラフ20上に生成されてもよく、BMI電子グラフ20とは別途、生成されてもよい。また、この直線画像データは、図示しない記録媒体において一時的に記憶されてもよく、あるいは、画像データ記憶部11において一時的に記憶されてもよい。
この場合におけるBMI電子グラフ出力装置1の動作は、図12のフローチャートで示されるようになる。ただし、ステップS101〜S104,S107の処理は、ステップS104で身長の値のみを受け付ける以外、図2のフローチャートと同様であり、それらの説明を省略する。
(ステップS601)画像生成部13は、受付部12が受け付けた身長の値に対応する直線画像データを生成する。例えば、受付部12が身長の値Hを受け付けた場合には、画像生成部13は、BMI電子グラフ20の座標平面上で「身長=H」となる直線の画像データである直線画像データを生成する。なお、その直線の体重の値の範囲は、BMI電子グラフ20の体重の表示範囲と一致していてもよい。
(ステップS602)画像生成部13は、図10のフローチャートのステップS501と同様にして、基準体重画像データを生成する。
(ステップS603)画像データ出力部14は、画像生成部13が生成した直線等の画像データも出力する。そして、ステップS104に戻る。なお、画像データ出力部14は、画像生成部13が生成した直線等の画像データと共に、グラフ画像データも出力してもよい。
なお、図12のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、画像生成部13が直線画像データ等を生成する場合の動作の具体例について説明する。図4で示されるBMI電子グラフ20が出力されるまでの処理は、上述の説明と同様であり、その説明を省略する。その後、ユーザがマウスやテンキーなどを操作することによって、身長の値「170」(cm)を入力したとする。すると、前述のようにして、身長の値が受付部12で受け付けられ、直線画像データと基準体重画像データが生成される(ステップS601,S602)。そして、画像データ出力部14は、それらの画像データをディスプレイに出力し、図13で示される表示がなされる(ステップS603)。なお、図13において、説明の便宜上、図4で表示していた着色に対応する網掛けを消去しているが、領域ごとの網掛け、すなわち着色がなされていてもよい。また、図13では、標準体重の放物線61の表示も省略しているが、標準体重の放物線61が表示されてもよい。
ユーザは、図13の直線56を見ることによって、自分の身長に対応する肥満の体重の範囲や、正常の体重の範囲、やせの体重の範囲を知ることができる。したがって、ユーザは、自らの体重が肥満であるのか、正常であるのか、やせであるのかなどを知ることができる。また、ユーザは、図13の基準体重の値51,52,53を見ることによって、BMI=25,22,18.5に対応する基準体重を知ることができる。
なお、図13でも、図5と同様に、身長の値34を表示するようにしてもよく、図7と同様に、第1の拡大図形37を表示するようにしてもよい。また、図13において、ユーザは、直線56をドラッグすることによって、新たな身長の値を入力することができるようにしてもよい。すなわち、受付部12は、BMI電子グラフ20の座標平面上における直線の位置に関する指示を受け付けることによって、その直線の位置に対応する身長の値を受け付けてもよい。
また、この場合に、画像生成部13は、直線画像データを生成しなくてもよい。直線画像データを生成しなかったとしても、例えば、ユーザが身長の値を入力した場合には、その身長に対応する基準体重の値51,52,53が表示されることによって、自らの身長に対応する基準体重を知ることができる。
また、本実施の形態において、図4で示されるBMI電子グラフ20に代えて、図14で示されるBMI電子グラフ20のように、第1の補助放物線41と、第2の補助放物線42をも表示するようにしてもよい。第1及び第2の補助放物線41,42は、BMIが所定の値ごとの身長と体重との関係を示すものであり、身長と体重から、BMIのおおよその値を読み取るために用いられるものである。図14において、最も細い線の放物線が第1の補助放物線41であり、その第1の補助放物線41よりも太い放物線であって、第1及び第2の放物線23、24ではない放物線が第2の補助放物線42である。図14では、第1の補助放物線41はBMIが0.5ごとの身長と体重との関係を示すものであり、第2の補助放物線42はBMIが5ごとの身長と体重との関係を示すものである。なお、第1及び第2の補助放物線41,42が第1及び第2の放物線23、24のいずれかと重なる場合には、第1及び第2の放物線23、24を優先して記載している。まだ、第2の補助放物線42については、対応するBMIの値を示すために、第2の補助放物線42のそれぞれの右端に四角で囲った値が表示されている。被験者は、これらの第1及び第2の補助放物線41,42を用いることによって、身長と体重とから、電卓等を用いずに自らのBMIのおおよその値を知ることができる。また、図14のBMI電子グラフ20では、標準体重の放物線61も表示されている。その標準体重の放物線61は、標準体重に対応するBMI(=22)の放物線である。身長及び体重に対応するBMI電子グラフ20の座標平面上の点が、この標準体重の放物線61に対して近いかどうかによって、標準体重に近いかどうかが簡単に分かるようになる。
なお、図14では、第1の補助放物線41を細い線として、第2の補助放物線42を太い線とすることによって、両者を区別可能にしているが、それ以外の方法によって両者を区別可能としてもよい。例えば、一方を実線として、他方を破線としてもよく、一方を一点鎖線とし、他方を二点鎖線としてもよく、両者の色が異なるようにしてもよく、両者の明度や輝度が異なるようにしてもよく、両者を区別可能とする方法は問わない。また、図14では、第2の補助放物線42についてのみ対応するBMIの値を表示するようにしているが、第1の補助放物線41についても、対応するBMIの値を表示するようにしてもよく、あるいは、両者共に、対応するBMIの値を表示しないようにしてもよい。また、図14では、2種類の補助放物線、すなわち、第1及び第2の補助放物線41,42を表示する場合について示しているが、BMI電子グラフ20において、両者を区別することなく、1種類の補助放物線を表示するようにしてもよく、あるいは、3種以上の補助放物線を表示するようにしてもよい(例えば、整数のBMIに対応する第1の補助放物線41を実線で表示し、半整数のBMIに対応する第1の補助放物線41を破線で表示してもよい)。また、第1及び第2の放物線23、24と、第1及び第2の補助放物線41,42とが区別可能となっていることが好適である。そのため、第1及び第2の放物線23、24と、第1及び第2の補助放物線41,42との種類(例えば、太さや色、実線であるのか、破線であるのかなど)が異なっていてもよく、あるいは、第1から第3の領域がそれぞれ異なる色で着色されていることによって、第1及び第2の放物線23、24と、第1及び第2の補助放物線41,42とが区別可能となっていてもよい。
また、本実施の形態によるBMI電子グラフ20において、図14で示されるように、身長が所定の値ごとの第1の目盛線43と、体重が所定の値ごとの第2の目盛線44とをさらに表示するようにしてもよい。図14において、第1の目盛線43は、身長が1(cm)ごとの目盛線である。また、第2の目盛線44は、体重が1(kg)ごとの目盛線である。被験者は、これらの第1及び第2の目盛線43,44を用いることによって、身長と体重とからBMIがどの領域に存在するのかを容易に確認することができるようになる。
図14では、第1及び第2の目盛線43,44が破線である場合について示しているが、両者は実線であってもよく、鎖線であってもよく、その他の種類の線であってもよい。また、第1及び第2の目盛線43,44の間隔も図14の場合に限定されるものではない。また、図14では、第1及び第2の目盛線43,44の両方を表示する場合について示しているが、それらのうちの一方のみを表示するようにしてもよい。
被験者は、図14で表示される第1及び第2の補助放物線41,42と、第1及び第2の目盛線43,44とを用いることにより、身長と体重とから、BMIがどの領域に存在するのかについてと、また、そのだいたいの値とを知ることができる。例えば、身長が170(cm)であり、体重が62(kg)である場合には、被験者は、第1及び第2の目盛線43,44と、第1及び第2の補助放物線41,42とを用いることによって、BMIが第2の領域、すなわち正常の領域に存在することができ、さらに、BMI≒21.5であると知ることができる。
また、図14で示されるBMI電子グラフ20を用いることによって、任意の身長の人の肥満や正常、やせの体重の範囲を一度に読み取ることも可能となる。例えば、身長が170(cm)の人は、身長が170(cm)のところに引かれた第1の目盛線43と、第1及び第2の放物線23、24との交点を見ることによって、体重が約72(kg)より大きいと「肥満」となり、約53〜約72(kg)であれば「正常」であり、約53(kg)より小さいと「やせ」となることが分かる。
また、複数の被験者の体重と身長とに対応する複数のポイント図形31をBMI電子グラフ20に表示可能な場合には、第1及び第2の補助放物線41,42を用いることによって、被験者同士のBMIを比較することができ、「被験者Aよりも被験者Bのほうが、肥満である」などを知ることができるようになる。例えば、被験者Aのポイント図形31と、被験者Bのポイント図形31とが同じ補助放物線上に位置するのであれば、両者のBMIが同じであることが容易に分かる。一方、被験者Aのポイント図形31が、被験者Bのポイント図形31よりもBMIが小さい方の補助放物線に位置するのであれば、被験者AのBMIの方が、被験者BのBMIよりも小さいことが分かる。なお、複数の被験者に対応するポイント図形31を表示するために、受付部12は、複数の被験者に対応する身長の値や体重の値を受け付け、画像生成部13は、その複数の身長の値や体重の値に対応する複数のポイント図形31の画像データであるポイント図形画像データをも生成し、画像データ出力部14は、それらの画像データをも出力してもよい。
また、画像データ出力部14がグラフ画像データ等をプリントアウトする場合には、そのプリントアウトされたBMI電子グラフ20に表示された第1及び第2の補助放物線41,42を用いることによって、BMIのだいたいの値を知ることができるようになる。その結果、BMI電子グラフ出力装置1がないところであっても、そのプリントアウトされたBMI電子グラフ20を用いることによって、BMIの値を知ることができるようになる。
なお、図14では、説明の便宜上、図1で示されるような領域ごとの網掛けや、領域を特徴付ける文言の領域ごとの表示を行っていないが、それらを行ってもよい。例えば、第1から第3の領域ごとに異なる色で着色することによって、領域の区別が明確になるようにしてもよい。また、図14では、第1及び第2の補助放物線41,42と、第1及び第2の目盛線43,44との両方を表示する場合について示しているが、それらのうちの一方のみを表示するようにしてもよい。
また、上記説明において、BMI電子グラフ20に標準体重の放物線61を表示する場合について説明したが、そうでなくてもよい。すなわち、BMI電子グラフ20は、標準体重の放物線61を表示しないものであってもよい。
また、BMI電子グラフ出力装置1は、スタンドアロンの装置であってもよく、サーバ・クライアントシステムのサーバであってもよく、クライアントであってもよい。BMI電子グラフ出力装置1がサーバである場合には、画像データ出力部14は、各画像データをクライアントに送信することになる。また、BMI電子グラフ出力装置1がクライアントである場合には、画像データ記憶部11では、サーバから送信されたグラフ画像データが記憶されることになる。
また、上記実施の形態において、画像生成部13が生成する画像データは、前述の説明の通りでなくてもよい。例えば、画像生成部13は、エネルギー量画像データを生成しなくてもよく、差画像データを生成しなくてもよく、基準体重画像データを生成しなくてもよい。また、例えば、画像生成部13は、BMI画像データを生成しなくてもよく、第1及び第2の拡大図形画像データを生成しなくてもよく、体重画像データ、及び身長画像データを生成しなくてもよく、第1及び第2の垂直線図形画像データを生成しなくてもよい。これらの場合には、画像データ出力部14は、画像生成部13が生成しなかった画像データを出力しないことになる。また、画像データ出力部14は、BMI電子グラフ20の画像データであるグラフ画像データを単に出力するものであってもよい。この場合であっても、その出力されたグラフ画像データを見ることによって、ユーザは、体重と身長とを用いて、肥満であるかどうかなどのBMIに関する情報を容易に知ることができる。
また、上記実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりした情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素等で用いられる情報、例えば、各構成要素が処理で用いるしきい値やアドレス、各種の設定値等の情報がユーザによって変更されてもよい場合には、上記説明で明記していない場合であっても、ユーザが適宜、それらの情報を変更できるようにしてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。それらの情報をユーザが変更可能な場合には、その変更は、例えば、ユーザからの変更指示を受け付ける図示しない受付部と、その変更指示に応じて情報を変更する図示しない変更部とによって実現されてもよい。その図示しない受付部による変更指示の受け付けは、例えば、入力デバイスからの受け付けでもよく、通信回線を介して送信された情報の受信でもよく、所定の記録媒体から読み出された情報の受け付けでもよい。
また、上記実施の形態において、BMI電子グラフ出力装置1に含まれる2以上の構成要素が通信デバイスや入力デバイス等を有する場合に、2以上の構成要素が物理的に単一のデバイスを有してもよく、あるいは、別々のデバイスを有してもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、本考案は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本考案の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上より、本考案によるBMI電子グラフ出力装置によれば、体重と身長とを用いて、例えば、BMIが正常な範囲にあるのかどうかなどを容易に知ることができ、BMIの適否を判断するものとして有用である。生活習慣病患者が激増している現代において、生活習慣病対策は国策であり、その予防・治療における体重管理の重要性はきわめて大きい。本考案は、国民の健康増進に寄与し、憲法25条の実践に貢献するものと確信する。
本考案の実施の形態1によるBMI電子グラフ出力装置の構成を示すブロック図 同実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における表示されたBMI電子グラフの一例を示す図 同実施の形態における表示されたBMI電子グラフの一例を示す図 同実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における表示されたBMI電子グラフの一例を示す図 同実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における表示されたBMI電子グラフの一例を示す図 同実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における表示されたBMI電子グラフの一例を示す図 同実施の形態によるBMI電子グラフ出力装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における表示されたBMI電子グラフの一例を示す図 同実施の形態における表示されたBMI電子グラフの一例を示す図
符号の説明
1 BMI電子グラフ出力装置
11 画像データ記憶部
12 受付部
13 画像生成部
14 画像データ出力部
20 BMI電子グラフ
21 第1の軸
22 第2の軸
23 第1の放物線
24 第2の放物線
31 ポイント図形
32 第1の垂直線図形
33 第2の垂直線図形
34 身長の値
35 体重の値
36 BMIの値
37 第1の拡大図形
38 第2の拡大図形
39 ポイント拡大図形
41 第1の補助放物線
42 第2の補助放物線
43 第1の目盛線
44 第2の目盛線
51,52,53 基準体重の値
54 差の値
55 エネルギー量の値
61 標準体重の放物線

Claims (21)

  1. 身長を示す第1の軸と、前記第1の軸に直交し、体重を示す第2の軸と、BMI(ここで、「BMI=体重(kg)/{身長(m)}」である)が第1から第N(Nは1以上の整数である)の値となる場合の身長と体重との関係をそれぞれ示す第1から第Nの放物線と、を表すBMI電子グラフの画像データであるグラフ画像データが記憶される画像データ記憶部と、
    前記画像データ記憶部からグラフ画像データを読み出し、当該グラフ画像データを出力する画像データ出力部と、を備えたBMI電子グラフ出力装置。
  2. 身長の値と体重の値とを受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた身長の値と体重の値とに対応する、BMI電子グラフの座標平面上の位置を示す図形であるポイント図形の画像データであるポイント図形画像データを生成する画像生成部と、をさらに備え、
    前記画像データ出力部は、前記ポイント図形画像データをも出力する、請求項1記載のBMI電子グラフ出力装置。
  3. 前記受付部は、前記BMI電子グラフの座標平面上における前記ポイント図形の位置に関する指示を受け付けることによって、当該ポイント図形の位置に対応する身長の値と体重の値とを受け付ける、請求項2記載のBMI電子グラフ出力装置。
  4. 前記画像生成部は、前記ポイント図形から前記第1の軸に垂直に引いた第1の垂直線の図形である第1の垂直線図形の画像データである第1の垂直線図形画像データと、前記ポイント図形から前記第2の軸に垂直に引いた第2の垂直線の図形である第2の垂直線図形の画像データである第2の垂直線図形画像データとをも生成し、
    前記画像データ出力部は、前記第1の垂直線図形画像データと、前記第2の垂直線図形画像データとをも出力する、請求項2または請求項3記載のBMI電子グラフ出力装置。
  5. 前記画像生成部は、前記受付部が受け付けた身長の値の画像データであり、前記第1の軸と前記第1の垂直線図形との交点の位置に表示される画像データである身長画像データと、前記受付部が受け付けた体重の値の画像データであり、前記第2の軸と前記第2の垂直線図形との交点の位置に表示される画像データである体重画像データとをも生成し、
    前記画像データ出力部は、前記身長画像データと、前記体重画像データとをも出力する、請求項4記載のBMI電子グラフ出力装置。
  6. 前記画像生成部は、前記第1の軸と前記第1の垂直線図形との交点の位置を拡大した図形である第1の拡大図形の画像データである第1の拡大図形画像データと、前記第2の軸と前記第2の垂直線図形との交点の位置を拡大した図形である第2の拡大図形の画像データである第2の拡大図形画像データとをも生成し、
    前記画像データ出力部は、前記第1の拡大図形画像データと、前記第2の拡大図形画像データとをも出力する、請求項4または請求項5記載のBMI電子グラフ出力装置。
  7. 前記画像生成部は、前記受付部が受け付けた身長の値と体重の値とに対応するBMIの値の画像データであるBMI画像データをも生成し、
    前記画像データ出力部は、前記BMI画像データをも出力する、請求項2から請求項6のいずれか記載のBMI電子グラフ出力装置。
  8. 前記画像生成部は、BMIが1個以上の基準BMIの値となるように、前記受付部が受け付けた身長の値に対する体重の値である基準体重の値を算出し、当該基準体重の値の画像データである基準体重画像データをも生成し、
    前記画像データ出力部は、前記基準体重画像データをも出力する、請求項2から請求項7のいずれか記載のBMI電子グラフ出力装置。
  9. 前記基準BMIの値は、18.5,22,25である、請求項8記載のBMI電子グラフ出力装置。
  10. 前記画像生成部は、BMIが1個以上の目標BMIの値となるように、前記受付部が受け付けた身長の値に対する体重の値である目標体重の値を算出し、当該目標体重の値と前記受付部が受け付けた体重の値との差の値を算出し、当該差の値の画像データである差画像データをも生成し、
    前記画像データ出力部は、前記差画像データをも出力する、請求項2から請求項9のいずれか記載のBMI電子グラフ出力装置。
  11. 前記画像生成部は、前記体重の差の値に対応するエネルギー量の値を算出し(ここで、「エネルギー量(kcal)=体重の差(g)×7」である)、当該エネルギー量の値の画像データであるエネルギー量画像データをも生成し、
    前記画像データ出力部は、前記エネルギー量画像データをも出力する、請求項10記載のBMI電子グラフ出力装置。
  12. 前記目標BMIの値は、
    前記受付部が受け付けた身長の値と体重の値とに対応するBMIが25より大きい場合には、22,25であり、
    前記受付部が受け付けた身長の値と体重の値とに対応するBMIが22より大きく25より小さい場合には、22である、請求項10または請求項11記載のBMI電子グラフ出力装置。
  13. 前記画像生成部は、前記ポイント図形の位置を拡大した図形であるポイント拡大図形の画像データであるポイント拡大図形画像データをも生成し、
    前記画像データ出力部は、前記ポイント拡大図形画像データをも出力する、請求項2から請求項12のいずれか記載のBMI電子グラフ出力装置。
  14. 身長の値を受け付ける受付部と、
    BMIが1個以上の基準BMIの値となるように、前記受付部が受け付けた身長の値に対する体重の値である基準体重の値を算出し、当該基準体重の値の画像データである基準体重画像データを生成する画像生成部と、をさらに備え、
    前記画像データ出力部は、前記基準体重画像データをも出力する、請求項1記載のBMI電子グラフ出力装置。
  15. 前記基準BMIの値は、18.5,22,25である、請求項14記載のBMI電子グラフ出力装置。
  16. 前記画像データ出力部による出力は表示である、請求項1から請求項15のいずれか記載のBMI電子グラフ出力装置。
  17. 前記画像データ出力部による出力は送信である、請求項1から請求項15のいずれか記載のBMI電子グラフ出力装置。
  18. 前記第1から第Nの放物線によって分けられたN+1個の領域は、領域ごとに異なる色で着色されている、請求項1から請求項17のいずれか記載のBMI電子グラフ出力装置。
  19. Nは1であり、
    前記第1の値は25である、請求項1から請求項18のいずれか記載のBMI電子グラフ出力装置。
  20. Nは2であり、
    前記第1の値は25であり、前記第2の値は18.5である、請求項1から請求項18のいずれか記載のBMI電子グラフ出力装置。
  21. 前記BMI電子グラフは、BMIが所定の値ごとの身長と体重との関係を示す複数の補助放物線をさらに表す、請求項1から請求項20のいずれか記載のBMI電子グラフ出力装置。
JP2008005495U 2008-08-06 2008-08-06 Bmi電子グラフ出力装置 Expired - Fee Related JP3145721U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008005495U JP3145721U (ja) 2008-08-06 2008-08-06 Bmi電子グラフ出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008005495U JP3145721U (ja) 2008-08-06 2008-08-06 Bmi電子グラフ出力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3145721U true JP3145721U (ja) 2008-10-16
JP3145721U7 JP3145721U7 (ja) 2010-08-19

Family

ID=43295472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008005495U Expired - Fee Related JP3145721U (ja) 2008-08-06 2008-08-06 Bmi電子グラフ出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3145721U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11314384B2 (en) System and user interface for clinical reporting and ordering provision of an item
US20130091454A1 (en) Physical Health Application and Method for Implementation
Buuren et al. Worm plot: a simple diagnostic device for modelling growth reference curves
EP3151197B1 (en) Automatic measurement of objects in images
US20050162423A1 (en) Method and apparatus for time series graph display
JP4811769B2 (ja) 数値入力装置、数値入力方法、及びプログラム
JP2004529401A5 (ja)
JP4819964B2 (ja) 診察業務支援装置
US6520912B1 (en) Method and system for displaying medical data such as a diagnostic medical ultrasound image at an automatically-selected display resolution
JP5334338B2 (ja) 端末装置、及び端末装置の図面表示プログラム
JP5958321B2 (ja) 医用情報処理装置及びプログラム
US20180348983A1 (en) Medical image display device, touch operation control program, and touch operation control method
US20090267940A1 (en) Method and apparatus for curved multi-slice display
JP3145671U (ja) Homa−r電子グラフ出力装置
JP3145721U (ja) Bmi電子グラフ出力装置
JP2009266251A (ja) 電子関数グラフ表示装置、座標取得装置、電子関数グラフ表示方法、座標取得方法、及びプログラム
JP4658178B2 (ja) 電子ノモグラム、電子ノモグラム表示方法、及びプログラム
JP2024006871A (ja) 治療計画作成システム及び治療計画作成方法
KR20100014135A (ko) 프리뷰 페이지 제공 방법 및 초음파 시스템
JP2004514213A (ja) 医療データの表示のためのフレキシブルなフォーム及びウィンドウ配置
JP2018092419A (ja) 情報表示装置、情報表示方法及び記録媒体
JPH01277286A (ja) 画面表示情報制御方法および装置
WO2010073459A1 (ja) 電子ノモグラム、電子インプットグラム、電子ノモグラム表示方法、電子インプットグラム表示方法、及びプログラム
US20230210473A1 (en) Clinical diagnostic and patient information systems and methods
JP2013039267A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 3

R230 Written correction (deletion of claims)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R230

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees