JP3145275U - 服飾用スナップ - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は服飾用スナップに関し、雄状突起と係止孔との係脱操作を一層円滑に行えるようにするものである。
【解決手段】弾性ばね板6が、軟質の合成樹脂により均一な厚さtの薄板状に形成され、
雌スナップ材4内に弾性ばね板6の外周を包囲する位置規制壁8を有する収納凹部9が設けられ、弾性ばね板6が収納凹部9内に嵌入されて弾性ばね板6の裏面に雌スナップ材4に取付けられる内面部材B′が押し付けられて被閉されている。
【選択図】図1
【解決手段】弾性ばね板6が、軟質の合成樹脂により均一な厚さtの薄板状に形成され、
雌スナップ材4内に弾性ばね板6の外周を包囲する位置規制壁8を有する収納凹部9が設けられ、弾性ばね板6が収納凹部9内に嵌入されて弾性ばね板6の裏面に雌スナップ材4に取付けられる内面部材B′が押し付けられて被閉されている。
【選択図】図1
Description
本考案は服飾用スナップに関し、例えばシャツ、ジャケット、コート、ズボン等の衣服、また、バッグ、靴等の身回品に装着される雄スナップ材と、雌スナップ材とからなり、雄スナップ材の雄状突起が係脱可能になる雌スナップ材の係止孔を有する部分を合成樹脂により形成された弾性ばね板により構成するようにし、雄状突起と係止孔との係脱操作が一層円滑に行えるようにするものである。
従来、衣服のような布地に装着されたり、またはバッグのような皮革に装着される雄スナップ材と、雌スナップ材とからなり、雄スナップ材の雄状突起が係脱可能になる雌スナップ材の係止孔内における弾性保持力をはかるために、係止孔を有する合成樹脂製の弾性円板を雌スナップ材の内面体内に内装したフックがあった。このフックは、合成樹脂よりなる弾性円板の可撓性を利用して雄スナップ材の雄状突起に対して弾性ばね性を附与させるものである。そして、雌スナップ材が、外面体と、内面体とからなり、外面体は金属板により形成される外側面と、外側面が周側筒の上端に設けられた係止部に係止される基板とにより形成され、金属板により形成された内面体の円筒の上端に設けた折曲部と、上面体の前記基板に設けられた円筒の下端の折曲部とをかしめ固定された構成であった。
ところで、このホックは、既知のホックが、雌スナップ材の基板に設けた小径の円筒と、大径の周側筒との間に、S字形に形成された2本の弾性鋼線の内側部を前記円筒に設けられた透孔から臨ませることにより、弾性鋼線のばね性を利用して雄スナップ材の雄状突起に対してばね附勢力を付与しようとするものが、弾性鋼線自体、金属線に塑性変形を与えることにより、所要の形状、寸法に仕上げなければならない点での製作時での困難性と、弾性鋼線を所定の位置に圧入するという組付時での困難性と、この弾性鋼線を自動的に雌スナップ材内に組付けるための自動製造装置の経済コストが高価であるという問題点を改善するためになされたものである(例えば特許文献1参照)。
実公昭55−14251号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来のフックは、雄スナップ材の雄状突起が係脱可能になる部分を、係止孔を有する厚さが厚い合成樹脂製の弾性円板を雌スナップ材の内面体内に内装した構成であるので、雄スナップ材の雄状突起を係止孔内に係入させる場合に、雄状突起の係止孔に対する係脱操作に堅さを覚え、柔軟性に欠けるため、係止孔内への雄状突起の係入操作と脱係操作が円滑に行うことができなかった。
また、特許文献1に記載の従来のフックは、合成樹脂よりなる弾性円板を雌スナップ材の内面体における周側筒内に収容させるのに、弾性円板を圧入しなければならないので、弾性円板が弾性変形されることにより歪みを生じていた。また、周側筒の所定位置に対して弾性円板を組込むのに、内面体の軸心に対して弾性円板の軸心を一致させることが容易ではなく、迅速かつ確実には行えず、弾性円板の取付位置に偏りを生じ、製作および組付けの作業性が悪かった。しかも、弾性円板が内面体に対して偏心して取付けられることにより弾性円板の係止孔に対する雄スナップ材の雄状突起の係入操作と、脱係操作に支障を来たしていた。
さらには、特許文献1に記載の従来のフックは、雌スナップ材は、外面体と、内面体とからなり、外面体は金属板により形成される外側面と、外側面が周側筒の上端に設けられた係止部に係止される金属板よりなる基板とにより形成され、金属板により形成された内面体の円筒の上端に設けた折曲部と、外面体の前記基板に設けられた円筒の下端の折曲部とをかしめ固定される構成であり、外面体の前記外側面と、前記基板と、前記内面体とは、何れも、金属板により形成され、外面体の前記外側面と、前記基板とはかしめ固定されているのにすぎないので、強い引っ張りまたは圧縮等の外力が加わると、雌スナップ材は変形したり、外面体の前記外側面と、前記基板とのかしめ固定が解かれて分離したり、または外面体に対して前記内面体のかしめ固定が解かれて分離される等、構造的に脆弱であり、デザイン的にも平面円形な変化のない仕上がりであった。
本考案は、上記従来の欠点を解決することを目的としている。すなわち、本考案は、雄状突起と係止孔との係入操作および脱係操作を一層円滑に行えるようにした服飾用スナップを提供することを目的とする。
本考案の請求項1に記載の考案は、雄状突起が下面に設けられている雄スナップ材と、前記雄状突起を挿入する挿入孔が前記雄状突起と対向する上面に設けられている雌スナップ材と、前記挿入孔の奥に内装された、前記雄状突起が係脱可能となる係止孔を有した、弾性ばね板と、が備えられ、前記雄スナップ材、および前記雌スナップ材が、それぞれ外面部材と内面部材とで構成され、そして、前記雄スナップ材、および前記雌スナップ材が、前記外面部材と前記内面部材とにより被着部材に挟持された服飾用スナップにおいて、
(イ)前記弾性ばね板が、合成樹脂により均一な厚さの薄板状に形成され、
(ロ)前記雌スナップ材内に前記弾性ばね板の外周を包囲する位置規制壁を有する収納凹部が設けられ、かつ、
(ハ)前記弾性ばね板が前記収納凹部内に嵌入されて前記弾性ばね板の裏面に前記雌スナップ材に取付けられる内面部材が押し付けられて被閉されている
ことを特徴とする。
(イ)前記弾性ばね板が、合成樹脂により均一な厚さの薄板状に形成され、
(ロ)前記雌スナップ材内に前記弾性ばね板の外周を包囲する位置規制壁を有する収納凹部が設けられ、かつ、
(ハ)前記弾性ばね板が前記収納凹部内に嵌入されて前記弾性ばね板の裏面に前記雌スナップ材に取付けられる内面部材が押し付けられて被閉されている
ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1において、前記雌スナップ材における前記外面部材の外周には外鍔部が設けられ、前記雌スナップ材における前記内面部材の外周には外縁部が設けられ、そして、前記内面部材と前記外面部材とが前記内面部材の前記外縁部を前記外鍔部にかしめることにより結合されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の考案は、請求項1または2において、前記内面部材が、断面略皿状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の考案は、請求項1または2において、前記雄スナップ材における前記内面部材の一側の略中央には前記雄状突起が設けられ、前記内面部材の他側には取付板にピン体部を有する断面T状のかしめピンが設けられ、前記雄スナップ材の前記外面部材の裏面中央にはかしめ凹部が設けられ、そして、前記内面部材と前記外面部材とが前記かしめピンが前記かしめ凹部内にかしめ固定されて一体的に取付けられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の考案は、請求項1または4において、前記外面部材が、断面略薄形伏腕状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の考案は、請求項1において、前記雌スナップ材における前記内面部材が、リベットピンが設けられた内側基体部と、前記内側基体部にかしめ固定される外縁部が外周に設けられた外面板と、により構成され、そして、前記外面部材および前記内側基体部が、前記リベットピンと、該リベットピンの先端にかしめ固定されるリベット頭体と、により結合されていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の考案は、請求項1または6において、前記外面板が断面略皿状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項8に記載の考案は、請求項1または6において、前記雄スナップ材における内面部材の一側には前記雄状突起が設けられ、リベットピンが他側に設けられ、前記雄スナップ材における外面部材が、前記内面部材の外表面を覆う外面板で構成され、前記内面部材および前記外面板が、前記リベットピンと、該リベットピンの先端にかしめ固定されるリベット頭体と、により結合されていることを特徴とする。
また、請求項9に記載の考案は、請求項1〜8の何れか1項において、前記雌スナップ材および/または前記雄スナップ材が、平面視円形に形成されていることを特徴とする。
また、請求項10に記載の考案は、請求項1〜8の何れか1項において、前記雌スナップ材、および/または前記雄スナップ材が、平面正方形、平面長方形、平面菱形、平面平行四辺形、平面六角形、または、平面八角形に形成されていることを特徴とする。
また、請求項11に記載の考案は、請求項1〜10の何れ1項において、前記弾性ばね板が、円盤状で縦断面が均一の厚さにて可撓可能に形成され、前記雄状突起が挿入される前記係止孔の周囲に該係止孔と連通させて分周的に複数個の切溝部を形成すると共に、各切溝部の外周側に円弧状のスリットを形成することにより、前記係止孔の周辺に可撓性を備えた係止爪片が形成されていることを特徴とする。
本考案の請求項1に記載の考案によれば、雄状突起が下面に設けられている雄スナップ材と、前記雄状突起を挿入する挿入孔が前記雄状突起と対向する上面に設けられている雌スナップ材と、前記挿入孔の奥に内装された、前記雄状突起が係脱可能となる係止孔を有した、弾性ばね板と、が備えられ、前記雄スナップ材、および前記雌スナップ材が、それぞれ外面部材と内面部材とで構成され、そして、前記雄スナップ材、および前記雌スナップ材が、前記外面部材と前記内面部材とにより被着部材に挟持された服飾用スナップにおいて、前記弾性ばね板が、合成樹脂により均一な厚さの薄板状に形成され、前記雌スナップ材内に前記弾性ばね板の外周を包囲する位置規制壁を有する収納凹部が設けられ、かつ、前記弾性ばね板が前記収納凹部内に嵌入されて前記弾性ばね板の裏面に前記雌スナップ材に取付けられる内面部材が押し付けられて被閉されているので、弾性ばね板が、合成樹脂により均一な厚さの薄板状に形成されているため、雄スナップ材の雄状突起を雌スナップ材の係止孔内に係入したり、または雄状突起を係止孔から脱係する場合に、弾性ばね板が可撓性に冨んで柔軟性に優れるから、雄状突起と係止孔との係入操作と脱係操作は、特許文献1に記載の従来のフックでは、係止孔を有する厚さが厚い合成樹脂製の弾性円板を雌スナップ材の内面体内に内装したことにより、雄状突起の係止孔に対する係脱操作に堅さを覚え、係止孔内への雄状突起の係入操作と係脱操作を円滑に行うことができず、不自然な動きになっていたのとは異なり、係脱操作を迅速かつ円滑に行うことができる。
また、請求項1に記載の考案によれば、雌スナップ材の内面に前記弾性ばね板の外周を包囲する位置規制壁を有する収納凹部が設けられ、前記弾性ばね板が前記収納凹部内に嵌入されて前記弾性ばね板の裏面に前記雌スナップ材に取付けられる内面部材が押し付けられて被閉されるので、弾性ばね板を前記雌スナップ材に設けた収納凹部に収容させる場合に、弾性円板を雌スナップ材の内面体における周側筒内に圧入させて弾性変形して収容を行い、周側筒の下縁部を上方に折り返した係止部により弾性円板の下面外周を支持する特許文献1に記載の従来のフックとは異なり、請求項1に記載の本考案では弾性ばね板の外周を包囲するように設けられた位置規制壁により位置決めされながら、弾性ばね板は収納凹部内に、嵌入されるので、前記弾性ばね板は、前記雌スナップ材に設けた収納凹部の所定位置に位置決めされて迅速かつ正確に収容され、雌スナップ材と弾性ばね板との相互の軸心を迅速かつ確実に一致させることができる。しかも、弾性ばね板は、特許文献1に記載の従来のフックとは異なり、前記雌スナップ材に設けた収納凹部に収容される場合に、圧入されないので、歪みを生ずることなく収容される。従って、製作および組付けの施工性が向上される。しかも構造的な強度に優れ、さらには、デザイン的にも薄形であり、変化のある斬新性を発揮する。
また、請求項2に記載の考案によれば、前記雌スナップ材における前記外面部材の外周には外鍔部が設けられ、前記雌スナップ材における前記内面部材の外周には外縁部が設けられ、そして、前記内面部材と前記外面部材とが前記内面部材の前記外縁部を前記外鍔部にかしめることにより結合されているので、内面部材の外縁部が外面部材の外鍔部にかしめ固定されることにより内部骨材として補強されるため、特許文献1に記載の従来のフックでは、雌スナップ材は、外面体と、内面体とからなり、外面体は外側面と、外側面が周側筒の上端に設けられた係止部に係止される基板とにより形成され、内面体の円筒の上端に設けた折曲部と、外面体の前記基板に設けられた円筒の下端の折曲部とをかしめ固定される構成であり、外面体の前記外側面と、前記基板とはかしめ固定されていることにより、強い引っ張りまたは圧縮等の外力が加わると、雌スナップ材は変形したり、外面体の前記外側面と、前記基板とのかしめ固定が解かれて分離したり、または外面体に対して前記内面体のかしめ固定が解かれて分離される等、構造的に脆弱であるのとは異なり、構造的な強度に優れる。しかも、構造的な強度が発揮されるので、デザイン的にも薄形であり、変化のある仕上がりになる。
また、請求項3に記載の考案によれば、前記内面部材が、断面略皿状に形成されているので、内面部材の外縁部が外面部材の外鍔部にかしめ固定されることにより内部骨材として補強されるため、特許文献1に記載の従来のフックでは、雌スナップ材は、外面体と、内面体とからなり、外面体は外側面と、外側面が周側筒の上端に設けられた係止部に係止される基板とにより形成され、内面体の円筒の上端に設けた折曲部と、外面体の前記基板に設けられた円筒の下端の折曲部とをかしめ固定される構成であり、外面体の前記外側面と、前記基板とはかしめ固定されていることにより、強い引っ張りまたは圧縮等の外力が加わると、雌スナップ材は変形したり、外面体の前記外側面と、前記基板とのかしめ固定が解かれて分離したり、または外面体に対して前記内面体のかしめ固定が解かれて分離される等、構造的に脆弱であるのとは異なり、構造的な強度に優れる。
また、本発明の請求項4に記載の考案によれば、前記雄スナップ材における前記内面部材の一側の略中央には前記雄状突起が設けられ、前記内面部材の他側には取付板にピン体部を有する断面T状のかしめピンが設けられ、前記雄スナップ材の前記外面部材の裏面中央にはかしめ凹部が設けられ、そして、前記内面部材と前記外面部材とが前記かしめピンが前記かしめ凹部内にかしめ固定されて一体的に取付けられているので、内面部材と外面部材とはかしめ凹部内にかしめピンをかしめ固定することにより一体的に取付けられて補強されることにより、構造的な強度が発揮される。このように、構造的な強度が発揮されるので、デザイン的にも薄形であり、変化のある仕上がりになる。
また、請求項5に記載の考案によれば、前記外面部材が、断面略薄形伏腕状に形成されているので、かしめ凹部内にかしめピンをかしめ固定することにより内面部材に一体的に取付けられる外面部材は、断面略薄形伏腕状に形成されていることにより補強され、構造的な強度が発揮される。
また、請求項6に記載の考案によれば、前記雌スナップ材における前記内面部材が、リベットピンが設けられた内側基体部と、前記内側基体部にかしめ固定される外縁部が外周に設けられた外面板と、により構成され、そして、前記外面部材および前記内側基体部が、前記リベットピンと、該リベットピンの先端にかしめ固定されるリベット頭体と、により結合されているので、特許文献1に記載の従来のフックでは、雌スナップ材は、外面体と、内面体とからなり、外面体は外側面と、外側面が周側筒の上端に設けられた係止部に係止される基板とにより形成され、内面体の円筒の上端に設けた折曲部と、外面体の前記基板に設けられた円筒の下端の折曲部とをかしめ固定される構成であり、外面体の前記外側面と、前記基板とはかしめ固定されていることにより、強い引っ張りまたは圧縮等の外力が加わると、雌スナップ材は変形したり、外面体の前記外側面と、前記基板とのかしめ固定が解かれて分離したり、または外面体に対して前記内面体のかしめ固定が解かれて分離される等、構造的に脆弱であるのとは異なり、雌スナップ材の内面部材が、内側基体部に、外面板の外縁部がかしめ固定されることにより内側基体部が内部骨材として補強するのと、この内側基体部に外面部材が、リベットピンと、リベット頭体とにより結合されることにより、リベットピンが補強柱になるため、構造的な強度が発揮される。このように、構造的な強度が発揮されるので、デザイン的にも薄形であり、変化のある仕上がりになる。
また、請求項7に記載の考案によれば、前記外面板が断面略皿状に形成されているので、補強され、構造的な強度が発揮される。
また、請求項8に記載の考案によれば、前記雄スナップ材における内面部材の一側には前記雄状突起が設けられ、リベットピンが他側に設けられ、前記雄スナップ材における外面部材が、前記内面部材の外表面を覆う外面板で構成され、前記内面部材および前記外面板が、前記リベットピンと、該リベットピンの先端にかしめ固定されるリベット頭体と、により結合されているので、内面部材と、外面部材とが、リベットピンと、リベット頭体とにより結合されるので、内面部材が補強骨材とされるのと、リベットピンが補強柱になるため、雄スナップ材は、構造的な強度が発揮される。このように、構造的な強度が発揮されるので、デザイン的にも薄形であり、変化のある仕上がりになる。
また、請求項9に記載の考案によれば、前記雌スナップ材および/または前記雄スナップ材が、平面視円形に形成されているので、デザイン的に薄形であり、変化のある仕上がりになる。
また、請求項10に記載の考案によれば、前記雌スナップ材、および/または前記雄スナップ材が、平面正方形、平面長方形、平面菱形、平面平行四辺形、平面六角形、または、平面八角形に形成されているので、デザイン的に薄形であり、変化のある仕上がりになる。
また、請求項11に記載の考案によれば、前記弾性ばね板が、円盤状乃至は角盤状で縦断面が均一の厚さにて可撓可能に形成され、前記雄状突起が挿入される前記係止孔の周囲に該係止孔と連通させて分周的に複数個の切溝部が半径方向に形成され、前記切溝部の外周側に円弧状のスリットが形成され、そして、前記係止孔の周辺に可撓性を備えた係止爪片が形成されているので、雄スナップ材の雄状突起を雌スナップ材の係止孔内に係入したり、または雄状突起を係止孔から脱係する場合に、弾性ばね板が可撓性に冨むから、雄状突起と係止孔との係脱操作は、特許文献1に記載の従来のフックでは、係止孔を有する厚さが厚い合成樹脂製の弾性円板を雌スナップ材の内面体内に内装したことにより、雄状突起の係止孔に対する係脱操作に堅さを覚え、係止孔内への雄状突起の係入操作と脱係操作が円滑に行うことができず、不自然な動きになっていたのとは異なり、円滑かつ確実に行うことができる。
以下、図面に従って本考案の実施の最良の形態により、本考案の詳細を説明する。
<実施形態1>
図1は本考案の服飾用スナップの実施形態1を示す拡大断面図、図2は同じく本実施形態1を構成する雄スナップ材における内面部材を示す断面図、図3は同じく本実施形態1を構成する雄スナップ材における外面部材を示す底面図、図4は同じく断面図、図5は同じく本実施形態1を構成する雌スナップ材における内面部材を示す平面図、図6は同じく断面図、図7は同じく本実施形態1を構成する雌スナップ材に使用される弾性ばね板を示す平面図、図8は同じく本考案の服飾用スナップを構成する弾性ばね板の変形例を示す平面図である。
図1は本考案の服飾用スナップの実施形態1を示す拡大断面図、図2は同じく本実施形態1を構成する雄スナップ材における内面部材を示す断面図、図3は同じく本実施形態1を構成する雄スナップ材における外面部材を示す底面図、図4は同じく断面図、図5は同じく本実施形態1を構成する雌スナップ材における内面部材を示す平面図、図6は同じく断面図、図7は同じく本実施形態1を構成する雌スナップ材に使用される弾性ばね板を示す平面図、図8は同じく本考案の服飾用スナップを構成する弾性ばね板の変形例を示す平面図である。
本実施形態1は、雄状突起2が下面に設けられている雄スナップ材1と、前記雄状突起2を挿入する挿入孔3が前記雄状突起2と対向する上面に設けられている雌スナップ材4と、前記挿入孔3の奥に内装された、前記雄状突起2が係脱可能となる係止孔5を有した、弾性ばね板6と、が備えられ、前記雄スナップ材1、および前記雌スナップ材4が、それぞれ外面部材A,A′と内面部材B,B′とで構成され、そして、前記雄スナップ材1、および前記雌スナップ材4が、前記外面部材A,A′と前記内面部材B,B′とにより被着部材7,7に挟持された服飾用スナップである点は前記特許文献1に記載の考案と同様の構成、作用である。
しかしながら、本実施形態1では、前記弾性ばね板6が、合成樹脂により均一な厚さtの薄板状に形成され、前記雌スナップ材4内に前記弾性ばね板6の外周を包囲する位置規制壁8を有する収納凹部9が設けられ、かつ、前記弾性ばね板6が前記収納凹部9内に嵌入されて前記弾性ばね板6の裏面(図1において上面)に前記雌スナップ材4に取付けられる内面部材B′が押し付けられて被閉されている。
本実施形態1では、前記雌スナップ材4、および前記雄スナップ材1が、図示では平面円形に形成されているが、これは代表的な例示であり、図には示さないが、これに限ることなく、前記雌スナップ材4、および前記雄スナップ材1は例えば平面正方形、平面長方形、平面菱形、平面平行四辺形、平面六角形、平面八角形のような多角形に形成されても良い。
前記雄スナップ材1における前記内面部材Bは、金属をダイカスト成形して一側の略中央には前記雄状突起2が設けられ、他側には取付板12にピン体部11を有する断面T状のかしめピン13をかしめ固定可能に設けられ、前記雄スナップ材1の前記外面部材Aの裏面中央にはかしめ凹部14が設けられ、前記内面部材Bと前記外面部材Aとが、前記かしめピン13を前記かしめ凹部14内にかしめ固定することにより一体的に取付けられる。また、前記外面部材Aが、金属をダイカスト成形することにより断面略薄形伏腕状に形成される。
前記雌スナップ材4における前記外面部材A′の外周には外鍔部15が設けられ、前記雌スナップ材4における前記内面部材B′の外周には外縁部16が設けられ、前記内面部材B′と前記外面部材A′とが、前記内面部材B′の前記外縁部16を前記外鍔部15にかしめることにより結合される。前記外面部材A′は、金属をダイカスト成形して形成される。また、前記雌スナップ材4の前記内面部材B′が、金属板にて断面略皿状に形成される。
前記弾性ばね板6が、例えばポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂を用いて形成されるが、これは代表的な例示であり、合成樹脂の種類を限定するものではない。前記弾性ばね板6が、本実施形態1では図7に示すように円盤状であるか、または図8に示す変形例のように、前記弾性ばね板6が、角盤状であり、また図1に示すように均一の厚さtにて可撓可能に形成され、前記雄状突起2が嵌入される前記係止孔5の周囲に該係止孔5と連通させて分周的に複数個の切溝部17を形成すると共に、各切溝部17の外周側に円弧状のスリット18を形成することにより、前記係止孔5の周辺に可撓性を備えた係止爪片19が形成されている。
前記被着部材7としては、例えばシャツ、ジャケット、コート、ズボン等の衣服、また、バッグ、靴等の身回品等があるが、これは代表的例示であり、これに限られない。
本考案の服飾用スナップの実施形態1は以上の構成からなり、前記弾性ばね板6が、合成樹脂により図7に示すように円盤状であるか、または図8に示す変形例のように、角盤状に形成され、また均一な厚さtの薄板状に形成され、そして、雌スナップ材4の外面部材A′の内面には前記弾性ばね板6の外周を包囲する位置規制壁8を有する収納凹部9が設けられているので、弾性ばね板6を収納凹部9内に嵌入させて行くと、弾性板ばね6は位置規制壁8により周囲から位置決めされることにより、収納凹部9の所定位置に迅速かつ正確に収容される。
このように、本実施形態1では、弾性ばね板6は位置規制壁8により周囲から位置決めされながら収納凹部9内に嵌入されるので、弾性ばね板6を前記雌スナップ材4の外面部材A′に設けた収納凹部9に収容させる場合に、弾性円板を雌スナップ材の内面体における周側筒内に収容させるのに圧入により、弾性円板を弾性変形して行う特許文献1に記載の従来のフックとは異なり、雌スナップ材4の外面部材A′の内面に設けた収納凹部9内に弾性ばね板6を嵌入するだけで雌スナップ材4に設けた収納凹部9の所定位置に弾性ばね板6は位置決めされ、迅速かつ正確に収容され、雌スナップ材4と弾性ばね板6との相互の軸心I,I′を迅速かつ確実に一致させることができる。また、弾性ばね板6は、歪みを生ずることなく収容される。従って、製作および組付けの施工性が向上される。
また、雌スナップ材4における前記外面部材A′の内面に設けた収納凹部9内に弾性ばね板6が嵌入されると、弾性ばね板6は内面(図1において上面)に内面部材B′が押し付けられるように被閉されるので、収納凹部9内において弾性ばね板6が不用意に移動されたり、ガタツキは阻止されるとともに、弾性ばね板6を収納凹部9内において周囲および上下から保護し、構造的な強度な仕態になる。また、収納凹部9は、図5に示されるように、弾性ばね板6の内周側が挿入孔3から露出されるように、内面部材B′により被閉されているので、収納凹部9へのごみの侵入が阻止される。さらには、弾性ばね板6は、合成樹脂により均一な厚さtの薄板状に形成されて雌スナップ材4の収納凹部9内に収容されるので、服飾用スナップ自体は、デザイン的に薄形に形成され、変化に富んで斬新性を発揮する。
また、本実施形態1では弾性ばね板6が図7に示すように円盤状であるか、または図8に示す変形例のように、角盤状に形成され、そして縦断面が均一の厚さtにて可撓可能に形成されているので、弾性ばね板6を雌スナップ材4の収納凹部9内に取付後において、雄スナップ材1の雄状突起2を雌スナップ材4の係止孔5内に係入したり、または雄状突起2を係止孔5から脱係する場合に、弾性ばね板6が可撓性に冨んで柔軟性に優れるから、雄状突起2と係止孔5との係脱操作は、特許文献1に記載の従来のフックでは、係止孔を有する厚さが厚い合成樹脂製の弾性円板を雌スナップ材の内面体内に内装していることにより、雄状突起の係止孔に対する係脱操作に堅さを覚え、柔軟性に欠け、係止孔内への雄状突起の係入操作と脱係操作が円滑に行うことができず、不自然な動きになっていたのとは異なり、本実施形態1では係止孔5内への雄状突起2の係入操作と脱係操作を迅速かつ確実に行うことができる。
この際、弾性ばね板6が、前述のように円盤状乃至は角盤状で均一の厚さtにて可撓可能に形成されているのと、雄状突起2が挿入される前記係止孔5の周囲には、該係止孔5と連通させて分周的に複数個の切溝部17が形成されると共に、各切溝部17の外周側には円弧状のスリット18が形成されているので、雄状突起2の係止孔5に対する係脱操作を行う場合に、係止孔5の周辺に設けられた係止爪片19が充分にかつしなやかに可撓性が発揮されるため、柔軟性と、滑動性に冨むことにより係止孔5内への雄状突起2の係入操作と脱係操作が容易に行える。
しかも、前述のように、外面部材A′に設けた収納凹部9内に収納されている弾性ばね板6は、内面(図においては上面)に内面部材B′が押し付けられて被閉されているので、弾性ばね板6は上面に内面部材B′が面接触され、下面が収納凹部9の下底部面に面接触されることにより上下から面接触されて全面的に、かつ安定に支持されることにより上面または下面が強固に挟持されるので、雄スナップ材1の雄状突起2を雌スナップ材4の係止孔5に対して係入操作したり、または脱係操作をする場合に、雄状突起2の弾性ばね板6に対する係入操作時の押し込み力と、脱係操作時の引抜き力とを上面または下面に偏りがなく均衡して受けるため、弾性ばね板6の係止爪片19は、上方または下方の可撓性が上下方向に均衡して発揮され、前述の柔軟性と、滑動性とを充分に発揮することになり、機械的疲労が少なく、長期間の使用に耐える。
また、本実施形態1では、前記雄スナップ材1の前記内面部材Bが、金属をダイカスト成形して一側の略中央には前記雄状突起2が設けられ、取付板12にピン体部11を有する断面T状のかしめピン13を他側にかしめ固定可能に設けられ、前記雄スナップ材1の前記外面部材Aが、金属をダイカスト成形により断面略薄形伏腕状に形成されて裏面中央にはかしめ凹部14が設けられ、前記内面部材Bと前記外面部材Aとが、前記かしめピン13を前記かしめ凹部14内にかしめ固定することにより一体的に取付けられることにより、内面部材Bおよび外面部材Aの双方が金属をダイカスト成形されているため、雄スナップ材1は、構造的な強度に優れる。このように、構造的に強度が発揮されるので、服飾用スナップ自体、デザイン的にも薄形であり、変化のある仕上がりになる。
また、前記雌スナップ材4の前記外面部材A′が、金属をダイカスト成形して形成されて外周には外鍔部15が設けられ、前記雌スナップ材4の前記内面部材B′が、金属板にて断面略皿状に形成されて外周には外縁部16が設けられ、前記内面部材B′と前記外面部材A′とが、前記内面部材B′の前記外縁部16を前記外鍔部15にかしめることにより結合されるので、金属板にて断面略皿状に形成された内面部材B′は金属をダイカスト成形して形成された外面部材A′により内部骨材として補強されるため、特許文献1に記載の従来のフックでは、雌スナップ材は、外面体と、内面体とからなり、外面体は金属板により形成される外側面と、外側面が周側筒の上端に設けられた係止部に係止される金属板よりなる基板とにより形成され、金属板により形成された内面体の円筒の上端に設けた折曲部と、外面体の前記基板に設けられた円筒の下端の折曲部とをかしめ固定される構成であり、外面体の前記外側面と、前記基板と、前記内面体とは、何れも、金属板により形成され、そして、外面体の前記外側面と、前記基板とはかしめ固定されていることにより、強い引っ張りまたは圧縮等の外力が加わった場合に、雌スナップ材は変形したり、外面体の前記外側面と、前記基板とのかしめ固定が強制的に解かれて分離されたり、または外面体に対して前記内面体のかしめ固定が強制的に解かれて分離される等、構造的に脆弱であるのとは異なり、構造的に強度が優れたものになる。しかも、構造的な強度が発揮されるので、デザイン的にも薄形であり、変化のある仕上がりになる。
<実施形態2>
図9乃至図14に示すものは、本考案の服飾用スナップの実施形態2である。この実施形態2では、前記雌スナップ材4における内面部材B′が、複数、例えば図9では2本のリベットピン20が設けられた内側基体部21と、金属板にて断面略皿状に形成されて外周には前記内側基体部21にかしめ固定される外縁部22が外周に設けられた外面板23とにより構成され、前記外面部材A′と前記内側基体部21とが、前記リベットピン20と、該リベットピン20の先端にかしめ固定されるリベット頭体24とにより結合される。そして、前記内側基体部21は金属をダイカスト成形して形成される。また、前記外面板23は、金属板により断面略皿状に形成される。従って、特許文献1に記載の従来のフックでは、雌スナップ材は、外面体と、内面体とからなり、外面体は金属板により形成される外側面と、外側面が周側筒の上端に設けられた係止部に係止される金属板よりなる基板とにより形成され、金属板により形成された内面体の円筒の上端に設けた折曲部と、外面体の前記基板に設けられた円筒の下端の折曲部とをかしめ固定される構成により、外面体の前記外側面と、前記基板と、前記内面体とは、何れも、金属板により形成され、外面体の前記外側面と、前記基板とがかしめ固定されていることにより、強い引っ張りまたは圧縮等の外力が加わると、雌スナップ材は変形したり、外面体の前記外側面と、前記基板とのかしめ固定が解かれて分離したり、または外面体に対して前記内面体のかしめ固定が解かれて分離される等、構造的に脆弱であるのとは異なり、本実施形態2では、雌スナップ材4の内面部材B′が、金属をダイカスト成形された内側基体部21に、金属板よりなる外面板23がかしめ固定されることにより金属をダイカスト成形した内側基体部21が内部骨材として補強するのと、この内側基体部21に金属板にて形成された外面部材A′が、リベットピン20と、リベット頭体24とにより結合されることにより、リベットピン20が補強柱になるため、構造的な強度が発揮される。
図9乃至図14に示すものは、本考案の服飾用スナップの実施形態2である。この実施形態2では、前記雌スナップ材4における内面部材B′が、複数、例えば図9では2本のリベットピン20が設けられた内側基体部21と、金属板にて断面略皿状に形成されて外周には前記内側基体部21にかしめ固定される外縁部22が外周に設けられた外面板23とにより構成され、前記外面部材A′と前記内側基体部21とが、前記リベットピン20と、該リベットピン20の先端にかしめ固定されるリベット頭体24とにより結合される。そして、前記内側基体部21は金属をダイカスト成形して形成される。また、前記外面板23は、金属板により断面略皿状に形成される。従って、特許文献1に記載の従来のフックでは、雌スナップ材は、外面体と、内面体とからなり、外面体は金属板により形成される外側面と、外側面が周側筒の上端に設けられた係止部に係止される金属板よりなる基板とにより形成され、金属板により形成された内面体の円筒の上端に設けた折曲部と、外面体の前記基板に設けられた円筒の下端の折曲部とをかしめ固定される構成により、外面体の前記外側面と、前記基板と、前記内面体とは、何れも、金属板により形成され、外面体の前記外側面と、前記基板とがかしめ固定されていることにより、強い引っ張りまたは圧縮等の外力が加わると、雌スナップ材は変形したり、外面体の前記外側面と、前記基板とのかしめ固定が解かれて分離したり、または外面体に対して前記内面体のかしめ固定が解かれて分離される等、構造的に脆弱であるのとは異なり、本実施形態2では、雌スナップ材4の内面部材B′が、金属をダイカスト成形された内側基体部21に、金属板よりなる外面板23がかしめ固定されることにより金属をダイカスト成形した内側基体部21が内部骨材として補強するのと、この内側基体部21に金属板にて形成された外面部材A′が、リベットピン20と、リベット頭体24とにより結合されることにより、リベットピン20が補強柱になるため、構造的な強度が発揮される。
また、前記雄スナップ材1における内面部材Bの一側には前記雄状突起2を有し、リベットピン20が他側に設けられ、前記雄スナップ材1における外面部材Aが、前記内面部材Bの外表面を覆う外面板25であり、前記内面部材Bと外面部材としての前記外面板25とが、リベットピン20と、該リベットピン20の先端にかしめ固定されるリベット頭体24とにより結合される。そして、前記内面部材Bは金属をダイカスト成形して形成される。また、前記内面部材Bの外表面を覆う外面板25は、金属板により形成される。
このように、本実施形態2では、金属をダイカスト成形した内面部材Bと、金属板にて形成された外面部材Aとが、リベットピン20と、リベット頭体24とにより結合されることにより、金属をダイカスト成形した内面部材Bが補強骨材とされるのと、リベットピン20が補強柱になるため、雄スナップ材1は、構造的に強度を発揮する。このように本実施形態2における前記雄スナップ材1,および雌スナップ材4は、構造的な強度が発揮されるので、デザイン的にも薄形に形成され、変化のある仕上がりになる。なお、前記雌スナップ材1、および前記雄スナップ材4が、図示する実施形態2では平面正方形に形成されているが、これに限らず、図には示さないが、平面長方形、平面菱形、平面平行四辺形、平面六角形、平面八角形のような多角形に形成されても良く、また、平面視円形に形成されることにより、デザイン的に薄形であり、変化のある仕上がりにした点が前記実施形態1とは異なる構成、作用であるほかは、前記実施形態1と同様の構成、作用である。そして、図中の同一部分は同一符号を付した。
本考案は、雄状突起と係止孔との係入操作および脱係操作を一層円滑に行えるようにした用途・機能に適する。
1 雄スナップ材
2 雄状突起
3 挿入孔
4 雌スナップ材
5 係止孔
6 弾性ばね板
7 被着部材
8 位置決め凹部
9 収納凹部
10 位置規制部材
17 切溝部
18 スリット
19 係止爪片
A 外面部材
A′ 外面部材
B 内面部材
B′ 内面部材
I 軸心
I′ 軸心
t 厚さ
2 雄状突起
3 挿入孔
4 雌スナップ材
5 係止孔
6 弾性ばね板
7 被着部材
8 位置決め凹部
9 収納凹部
10 位置規制部材
17 切溝部
18 スリット
19 係止爪片
A 外面部材
A′ 外面部材
B 内面部材
B′ 内面部材
I 軸心
I′ 軸心
t 厚さ
Claims (11)
- 雄状突起が下面に設けられている雄スナップ材と、前記雄状突起を挿入する挿入孔が前記雄状突起と対向する上面に設けられている雌スナップ材と、前記挿入孔の奥に内装された、前記雄状突起が係脱可能となる係止孔を有した、弾性ばね板と、が備えられ、前記雄スナップ材、および前記雌スナップ材が、それぞれ外面部材と内面部材とで構成され、そして、前記雄スナップ材、および前記雌スナップ材が、前記外面部材と前記内面部材とにより被着部材に挟持された服飾用スナップにおいて、
(イ)前記弾性ばね板が、合成樹脂により均一な厚さの薄板状に形成され、
(ロ)前記雌スナップ材内に前記弾性ばね板の外周を包囲する位置規制壁を有する収納凹部が設けられ、かつ、
(ハ)前記弾性ばね板が前記収納凹部内に嵌入されて前記弾性ばね板の裏面に前記雌スナップ材に取付けられる内面部材が押し付けられて被閉されている
ことを特徴とする服飾用スナップ。 - 前記雌スナップ材における前記外面部材の外周には外鍔部が設けられ、前記雌スナップ材における前記内面部材の外周には外縁部が設けられ、そして、前記内面部材と前記外面部材とが前記内面部材の前記外縁部を前記外鍔部にかしめることにより結合されていることを特徴とする請求項1に記載の服飾用スナップ。
- 前記内面部材が、断面略皿状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の服飾用スナップ。
- 前記雄スナップ材における前記内面部材の一側の略中央には前記雄状突起が設けられ、前記内面部材の他側には取付板にピン体部を有する断面T状のかしめピンが設けられ、前記雄スナップ材の前記外面部材の裏面中央にはかしめ凹部が設けられ、そして、前記内面部材と前記外面部材とが前記かしめピンが前記かしめ凹部内にかしめ固定されて一体的に取付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の服飾用スナップ。
- 前記外面部材が、断面略薄形伏腕状に形成されていることを特徴とする請求項1または4に記載の服飾用スナップ。
- 前記雌スナップ材における前記内面部材が、リベットピンが設けられた内側基体部と、前記内側基体部にかしめ固定される外縁部が外周に設けられた外面板と、により構成され、そして、前記外面部材および前記内側基体部が、前記リベットピンと、該リベットピンの先端にかしめ固定されるリベット頭体と、により結合されていることを特徴とする請求項1に記載の服飾用スナップ。
- 前記外面板が断面略皿状に形成されていることを特徴とする請求項1または6に記載の服飾用スナップ。
- 前記雄スナップ材における内面部材の一側には前記雄状突起が設けられ、リベットピンが他側に設けられ、前記雄スナップ材における外面部材が、前記内面部材の外表面を覆う外面板で構成され、前記内面部材および前記外面板が、前記リベットピンと、該リベットピンの先端にかしめ固定されるリベット頭体と、により結合されていることを特徴とする請求項1または6に記載の服飾用スナップ。
- 前記雌スナップ材および/または前記雄スナップ材が、平面視円形に形成されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の服飾用スナップ。
- 前記雌スナップ材、および/または前記雄スナップ材が、平面正方形、平面長方形、平面菱形、平面平行四辺形、平面六角形、または、平面八角形に形成されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の服飾用スナップ。
- 前記弾性ばね板が、円盤状乃至は角盤状で縦断面が均一の厚さにて可撓可能に形成され、前記雄状突起が挿入される前記係止孔の周囲に該係止孔と連通させて分周的に複数個の切溝部が半径方向に形成され、前記切溝部の外周側に円弧状のスリットが形成され、そして、前記係止孔の周辺に可撓性を備えた係止爪片が形成されていることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の服飾用スナップ。
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JP2008005050U JP3145275U (ja) | 2008-07-23 | 2008-07-23 | 服飾用スナップ |
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JP2008005050U JP3145275U (ja) | 2008-07-23 | 2008-07-23 | 服飾用スナップ |
Publications (1)
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