JP3145165U - アレイ導波路型固体光共振器付多波長光源 - Google Patents
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Abstract
【課題】アレイ導波路回折格子の光波長合分波器を使った固体光共振器と半導体レーザ素子を組み合わせて、幅広い帯域で発振可能な多波長光源を提供する。
【解決手段】基板上1に形成した光波長合分波器の左スラブ導波路18と右スラブ導波路19をアレイ導波路回折格子20で結び、左スラブ導波路には左入力導波路21と左出力導波路22、右スラブ導波路には右入力導波路23と右出力導波路24がそれぞれ結合し、左出力導波路と右入力導波路との各出力端面の間に、材料や組成比の異なる複数個の半導体レーザ素子29を組み合わせた半導体レーザアレイ26を配置し、左入力導波路には光ファイバ27を接続し、右入力導波路には反射鏡28が形成してある多波長光源とする。
【選択図】図2
【解決手段】基板上1に形成した光波長合分波器の左スラブ導波路18と右スラブ導波路19をアレイ導波路回折格子20で結び、左スラブ導波路には左入力導波路21と左出力導波路22、右スラブ導波路には右入力導波路23と右出力導波路24がそれぞれ結合し、左出力導波路と右入力導波路との各出力端面の間に、材料や組成比の異なる複数個の半導体レーザ素子29を組み合わせた半導体レーザアレイ26を配置し、左入力導波路には光ファイバ27を接続し、右入力導波路には反射鏡28が形成してある多波長光源とする。
【選択図】図2
Description
この考案は複数個の半導体レーザ素子からのレーザ光を1本の光ファイバから出力する多波長光源に関するものである。
アレイ導波路回折格子の光波長合分波器は波長多重光通信の光波長合分波器用に開発されたが、その構造上離散的な複数の波長に対して波長共振する問題があり、光源の半導体レーザ素子の発振波長を正確に制御する必要があった。しかし、逆の見方をすると幅広い帯域で離散的に発振可能な固体光共振器として応用できる可能性がある。
そこでこの考案は、アレイ導波路回折格子の光波長合分波器を使った固体光共振器と半導体レーザ素子を組み合わせて、幅広い帯域で発振可能な多波長光源を目的としている。
そのための手段として、アレイ導波路回折格子の光波長合分波器の入力導波路に反射鏡を設けて固体光共振器とし、材料や組成比の異なる複数個の半導体レーザ素子を配列した半導体レーザアレイを出力導波路に配置している。そして半導体レーザアレイからのレーザ光を各種光分波器で1本の光ファイバに合波している。
半導体レーザアレイの各半導体レーザ素子から出力された各レーザ光は、対応する固体光共振器の出力導波路にそれぞれ入力して、内部のアレイ導波路回折格子により入力導波路に合波され、その反射鏡で反射されて、再びアレイ導波路回折格子により出力導波路に分波されて、元の各半導体レーザ素子に戻って各発振波長が決まる。各半導体レーザ素子の発振波長帯域は材料や組成比により決められ、光源の用途に応じて様々な組合せが自由にできる。各半導体レーザ素子からのレーザ光は光分波器で1本の光ファイバに合波されるので、スペクトル分析器や光信号発生器として利用できる。
図1はこの多波長光源の一実施例の平面図であり、同一基板1上に形成されたアレイ導波路回折格子を用いた2個の波長合分波器を一方は光合波器2、もう一方は固体光共振器3とし、光合波器2の出力導波路4と固体光共振器3の出力導波路5との各出力端面の間に溝6を掘って、半導体レーザアレイ7を配置している。出力導波路4と出力導波路5の光軸は最初から一致しているので面倒な位置あわせが不要である。光合波器2の入力導波路8には光ファイバ9を接続してあり、固体光共振器3の入力導波路10には反射鏡11が形成してある。
半導体レーザアレイ7の各半導体レーザ素子12から出力された各レーザ光13は、対応する固体光共振器3の出力導波路5にそれぞれ入力して、内部のアレイ導波路回折格子14により入力導波路10に合波され、その反射鏡11で反射されて、再びアレイ導波路回折格子14により出力導波路5に分波されて、元の各半導体レーザ素子12に戻って各発振波長が決まる。そしてレーザ光13は光合波器2の出力導波路4に入力して、内部のアレイ導波路回折格子15により入力導波路8に合波され、入力導波路8に接続した光ファイバ9から出力される。
図2はこの多波長光源の別の実施例の平面図であり、1個の光波長合分波器16を光合波器と固体光共振器の両方に兼用した場合である。基板17上に形成した光波長合分波器16の左スラブ導波路18と右スラブ導波路19をアレイ導波路回折格子20で結び、左スラブ導波路18には左入力導波路21と左出力導波路22、右スラブ導波路19には右入力導波路23と右出力導波路24がそれぞれ結合してある。左出力導波路22と右入力導波路23との各出力端面の間に溝25を掘って、半導体レーザアレイ26を配置している。両者の光軸は最初から一致しているので面倒な位置あわせが不要である。左入力導波路21には光ファイバ27を接続してあり、右入力導波路23には反射鏡28が形成してある。半導体レーザアレイ26には、この例では4個の半導体レーザ素子29が等間隔で配列している。
半導体レーザアレイ26の各半導体レーザ素子29から出力された各レーザ光30は、対応する左出力導波路22にそれぞれ入力して、アレイ導波路回折格子20により右入力導波路23に合波され、その反射鏡28で反射されて、再びアレイ導波路回折格子20により左出力導波路22に分波されて、元の各半導体レーザ素子29に戻って各発振波長が決まる。そしてレーザ光30は右出力導波路24に入力して、アレイ導波路回折格子20により左入力導波路21に合波され、左入力導波路21に接続した光ファイバ27から出力される。
半導体レーザ素子の材料や組成比を変えると異なる波長帯域で発振するから、材料や組成比の異なる複数種の半導体レーザ素子を組み合わせた半導体レーザアレイを配置すると、幅広い帯域に渡って様々な波長で発振して1本の光ファイバから出力する光源を実現でき、1波長ずつ順番に発振させると各種スペクトル分析に利用できる。対象物の吸収スペクトルに応じて変えた波長の組合せも簡単にでき、果実やプラスチックなどの分野別専用スペクトル分析器の多波長光源になる。色々な波長を組合せた組毎の半導体レーザ素子を複数組交互に配列し、圧電素子や磁石などの適当な手段により半導体レーザアレイを幅方向に移動させて動作する組を切り替えると、発振する波長パターンを変えられる。例えば5nm間隔や1THz間隔の基準光信号発生器で、発振波長帯域の切り替えに使える。
図3は半導体レーザユニット31の平面図である。同一基板上の4個の半導体レーザ素子32を形成した半導体レーザアレイ33を、固体光共振器34の出力導波路35と、4本の光ファイバを一次元配列したリボンファイバ36との間にはさんで光学的に結合した半導体レーザユニット31を構成している。半導体レーザアレイ33の各半導体レーザ素子32から出力された各レーザ光37は、対応する固体光共振器34の出力導波路35にそれぞれ入力して、内部のアレイ導波路回折格子38により入力導波路39に合波され、その反射鏡40で反射されて、再びアレイ導波路回折格子38により出力導波路35に分波されて、元の各半導体レーザ素子32に戻って各発振波長が決まる。そしてレーザ光37は対応するリボンファイバ36の他端から出力される。半導体レーザユニット31の固体光共振器34の構造は同一であり、内部に配列する半導体レーザアレイ33の各半導体レーザ素子32の材料や組成比を変えて発振波長帯域を変えられる。
図4は多波長光源の平面図である。この半導体レーザユニット31を必要とする波長帯域分複数組用意し、各リボンファイバ36を固体光分波器41の出射面42に波長順に配列して一括接続し、入射面43に出力用の光ファイバ44を接続している。固体光分波器41は厚さ方向が光伝送路構造になっており、周囲の壁面に球面反射鏡45と回折格子46が形成してある。各半導体レーザユニット31のリボンファイバ36から入射したレーザ光37は固体光分波器41の光伝送路を伝播しながら球面反射鏡45で反射されて平行光線となって回折格子46に入射し、回折されて再び球面反射鏡45で反射集光されて出力用の光ファイバ44から出力される。この構造は広帯域の基準光信号発生器や汎用スペクトル分析器に利用できる。
1 基板
2 光合波器
3 固体光共振器
4 光合波器の出力導波路
5 固体光共振器の出力導波路
6 溝
7 半導体レーザアレイ
8 光合波器の入力導波路
9 光ファイバ
10 固体光共振器の入力導波路
11 反射鏡
12 半導体レーザ素子
13 レーザ光
14 固体光共振器のアレイ導波路回折格子
15 光合波器のアレイ導波路回折格子
16 光波長合分波器
17 基板
18 左スラブ導波路
19 右スラブ導波路
20 アレイ導波路回折格子
21 左入力導波路
22 左出力導波路
23 右入力導波路
24 右出力導波路
25 溝
26 半導体レーザアレイ
27 光ファイバ
28 反射鏡
29 半導体レーザ素子
30 レーザ光
31 半導体レーザユニット
32 半導体レーザ素子
33 半導体レーザアレイ
34 固体光共振器
35 出力導波路
36 リボンファイバ
37 レーザ光
38 アレイ導波路回折格子
39 入力導波路
40 反射鏡
41 固体光分波器
42 出射面
43 入射面
44 光ファイバ
45 球面反射鏡
46 回折格子
2 光合波器
3 固体光共振器
4 光合波器の出力導波路
5 固体光共振器の出力導波路
6 溝
7 半導体レーザアレイ
8 光合波器の入力導波路
9 光ファイバ
10 固体光共振器の入力導波路
11 反射鏡
12 半導体レーザ素子
13 レーザ光
14 固体光共振器のアレイ導波路回折格子
15 光合波器のアレイ導波路回折格子
16 光波長合分波器
17 基板
18 左スラブ導波路
19 右スラブ導波路
20 アレイ導波路回折格子
21 左入力導波路
22 左出力導波路
23 右入力導波路
24 右出力導波路
25 溝
26 半導体レーザアレイ
27 光ファイバ
28 反射鏡
29 半導体レーザ素子
30 レーザ光
31 半導体レーザユニット
32 半導体レーザ素子
33 半導体レーザアレイ
34 固体光共振器
35 出力導波路
36 リボンファイバ
37 レーザ光
38 アレイ導波路回折格子
39 入力導波路
40 反射鏡
41 固体光分波器
42 出射面
43 入射面
44 光ファイバ
45 球面反射鏡
46 回折格子
Claims (5)
- 同一基板1上に形成されたアレイ導波路回折格子を用いた2個の光波長合分波器を一方は光合波器、もう一方は固体光共振器とし、光合波器の出力導波路と固体光共振器の出力導波路との各出力端面の間に、材料や組成比の異なる複数個の半導体レーザ素子を組み合わせた半導体レーザアレイを配置し、光合波器の入力導波路には光ファイバを接続し、固体光共振器の入力導波路には反射鏡が形成してある多波長光源。
- 基板上に形成した光波長合分波器の左スラブ導波路と右スラブ導波路をアレイ導波路回折格子で結び、左スラブ導波路には左入力導波路と左出力導波路、右スラブ導波路には右入力導波路と右出力導波路がそれぞれ結合し、左出力導波路と右入力導波路との各出力端面の間に、材料や組成比の異なる複数個の半導体レーザ素子を組み合わせた半導体レーザアレイを配置し、左入力導波路には光ファイバを接続し、右入力導波路には反射鏡が形成してある多波長光源。
- [請求項1]の半導体レーザアレイを幅方向に移動可能な状態で配置してある多波長光源。
- [請求項2]の半導体レーザアレイを幅方向に移動可能な状態で配置してある多波長光源。
- 材料や組成比の異なる複数個の半導体レーザ素子を配列した半導体レーザアレイを、アレイ導波路回折格子を用いた固体光共振器の出力導波路と、複数本の光ファイバを一次元配列したリボンファイバとの間にはさんで光学的に結合した半導体レーザユニットを複数組用意し、各リボンファイバを固体光分波器の出射面に波長順に配列して一括接続し、入射面に出力用の光ファイバを接続した多波長光源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008005109U JP3145165U (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | アレイ導波路型固体光共振器付多波長光源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008005109U JP3145165U (ja) | 2008-06-26 | 2008-06-26 | アレイ導波路型固体光共振器付多波長光源 |
Publications (1)
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JP3145165U true JP3145165U (ja) | 2008-10-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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