JP3144937U - ハードディスクドライブ接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードディスクドライブを簡単にコンピュータと接続可能なハードディスクドライブ接続装置を提供する。また、大きさの異なるハードディスクドライブであっても接続可能なハードディスクドライブ接続装置を提供する。
【解決手段】ハードディスクドライブ接続装置1は、ハードディスクドライブを挿し込んで、接続端子とハードディスクドライブの端子とを接続可能な挿込穴6と、ハードディスクドライブの側面の少なくとも一部を支持する支持部材4とを有しており、ハードディスクドライブを挿し込むことにより簡単にコンピュータと接続できる。また、挿込穴6の内部には、挿込穴の深さの範囲で昇降可能で、2.5インチHDDを挿し込む場合には支持部材として機能し、3.5インチHDDを挿し込む場合には押下げられて退避する可動部材を有する。これにより、2種類のHDD利用することができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、ハードディスクドライブとコンピュータとを接続する装置に係り、特に、ハードディスクドライブを着脱自在に接続する装置に関する。
従来、パソコン等のコンピュータで利用されるハードディスクドライブ(以下、「HDD」とする。)は、パソコンに内蔵して記憶装置として使用されるほか、HDD用のケース(以下、「HDDケース」とする)に収納してパソコンと通信可能に接続することにより外付けの記憶装置としても利用されている。HDDケースを利用してHDDとパソコンを接続する構成では、HDDをパソコンに内蔵する作業をすることなく利用することができる。そのため、例えばパソコンに内蔵されているHDDを新しいHDDと交換した場合において、取り出してしまった古いHDDに記録されたデータを再度利用する場合、当該古いHDDをHDD用ケースに収納してパソコンと接続すればパソコンに内蔵することなく当該古いHDD内に記録されたデータを利用することができる。また、HDDをHDDケースに収納して利用することにより、HDDを衝撃や振動から保護することができるため、持ち運んで利用すること等も可能になる。
また、このようにHDD用ケースに収納したHDDは、一般的な外付けHDDを使用する場合に比べていくつかの利点がある。例えば、ハードディスクの空き容量がなくなった場合、通常の外付けHDDの場合には、ケースに収納されているHDDを入れ替えることはできないため、HDDに格納されているデータを削除して空き容量を増やすか、新たな別の外付けハードディスクを購入する必要がある。一方、HDDケースを使用する場合には、HDDケースに収納したHDDを別のHDDと入れ替えることが可能であるため、空き容量の無くなったHDDを新しい別のHDDに入れ替えて使用することができる。
このように、HDDをHDDケースに収納することで、使用していないHDD等を簡単に利用することができるが、HDDケースにHDDを収納する場合や、HDDケース内のHDDを入れ替える場合には、取付け作業や取り外し作業が必要となる。HDDケースを利用する場合のこれらの作業は、パソコンに内蔵されたHDDを交換するのに必要な作業程の煩雑さではないが、例えば一般的なHDDケースであればHDDを収納するケース本体と蓋とがねじなどにより固定されており、HDDを交換する場合にはねじを取り外してHDDを取り出し、再びねじで固定するといった程度の作業が必要となる。
また、複数台のHDDを並行して使用する場合には、使用するHDDを変更するたびにHDDケースから取り出して入れ替える作業をする、あるいはHDDケースを複数台用意する必要があるという問題もある。
また、別の課題として、HDDは発熱するため何らかの手段により放熱させることが必要となるが、HDD用ケースは衝撃等からHDDを保護するためにHDD全体を覆うものが多く、放熱が難しいという問題がある。
本願考案は上記のような従来のHDDケースの有する問題を解決するためになされたものであり、HDDを簡単にパソコンと接続して利用可能とするハードディスクドライブ接続装置を提供することを目的とする。
上述のような課題を解決するために、本願考案に係るハードディスクドライブ接続装置は、台座部に設けられた複数の挿込穴にハードディスクドライブを挿し込むことによって、コンピュータに対して複数のハードディスクドライブを接続可能なハードディスクドライブ接続装置であって、前記挿込穴の底面に配置され、前記複数のハードディスクドライブを前記コンピュータに対して通信可能に接続する複数の接続端子と、前記台座部から、前記接続端子からの前記ハードディスクドライブの抜き取り方向に延出するように形成され、前記挿込穴に挿し込まれたハードディスクドライブの側面の少なくとも一部を支持する支持部材とを備えることを特徴とすることができる。
また、換言すれば、本願考案に係るハードディスクドライブ接続装置は、コンピュータに対して複数のハードディスクドライブを接続可能なハードディスクドライブ接続装置であって、前記複数のハードディスクドライブを前記コンピュータに対して通信可能に接続するための複数の接続端子と、前記複数の接続端子の内の少なくともいずれかに接続されたハードディスクドライブにおける前記接続端子に対向する面と直交する側面の少なくとも一部を支持する支持部と、を備えることを特徴とすることができる。
また、本願考案に係るハードディスクドライブ接続装置は、前記支持部材は、該支持部材の延出方向と直交する平面上における断面形状の少なくとも一部が、前記挿込穴に挿し込まれるハードディスクドライブに対向する側に向けて開口するコの字型になるように、前記挿込穴に挿し込まれるハードディスクドライブ側に向けて延出する支持板部を有し、前記支持部材は前記ハードディスクドライブにおける複数の側面の内のいずれか1つの側面および該側面に隣接する2側面を支持することを特徴とすることができる。これによれば、支持板部を有する支持部材によって、挿込穴に挿し込まれた状態のハードディスクドライブの側端部を把持した状態とすることができ、接続端子に接続されたハードディスクドライブのガタつきを抑制し、安定的に支持することができる。
また、本願考案に係るハードディスクドライブ接続装置は、前記複数のハードディスクドライブは、磁気ディスクの大きさが第1の大きさのハードディスクドライブと、前記磁気ディスクが前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさのハードディスクドライブとを含み、前記挿込穴は、前記第2の大きさのハードディスクドライブの形状に合わせて形成されていることを特徴とすることができる。これによれば、第1の大きさのハードディスクドライブが挿込穴に挿し込まれた状態において、当該挿込穴の内壁によって第1の大きさのハードディスクドライブの側面を支持することができ、接続端子に接続された第1の大きさのハードディスクドライブの支持をより安定的なものとすることができる。
また、本願考案に係るハードディスクドライブ接続装置は、前記接続端子は、前記第2の大きさのハードディスクドライブを前記挿込穴に沿って挿し込むことにより前記第2の大きさのハードディスクドライブの端子と接続可能な位置に配置されていることを特徴とすることができる。換言すれば、本願考案に係るハードディスクドライブ接続装置は、磁気ディスクのサイズが互いに異なる複数のハードディスクドライブを装着可能であり、前記接続端子は、前記挿込穴内における、磁気ディスクのサイズが互いに異なる複数のハードディスクドライブ間で兼用可能な位置に設けられていることを特徴とすることができる。このように、ハードディスクドライブを挿し込む挿込穴内における、第1の大きさのハードディスクドライブと第2の大きさのハードディスクの双方が接続可能な位置に接続端子を配置することにより、1つの挿込穴を、第1の大きさのハードディスクドライブおよび第2の大きさのハードディスクドライブの双方の挿し込み用に兼用することができる。
また、本願考案に係るハードディスクドライブ接続装置は、前記挿込穴には、前記第1の大きさのハードディスクドライブを挿し込んだ場合には、前記第1の大きさのハードディスクドライブの側面の少なくとも一部を支持し、前記第2の大きさのハードディスクドライブを挿し込んだ場合には、前記第2の大きさのハードディスクドライブの挿込み動作に応じて押し下げられて退避する可動部材が設けられていることを特徴とすることができる。このように、ハードディスクドライブを挿し込む挿込穴内に、第1の大きさのハードディスクドライブを支持することのできる昇降可能な可動部材を設けることにより、挿込穴において第1の大きさのハードディスクドライブおよび第2の大きさのハードディスクドライブの双方を安定的に支持することができる(挿込穴を兼用することができる)という効果を奏する。
本願考案によれば、ハードディスクドライブを接続装置に挿し込むという簡単な操作を行うだけで複数のハードディスクドライブとコンピュータとを接続することが可能となる。また、接続するハードディスクドライブを取り外す場合には、ハードディスクドライブを抜き取るという簡単な動作だけでよい。したがって、本願考案に係るハードディスクドライブ接続装置1台で、ハードディスクドライブの挿し込み又は抜き取りという簡単な操作により複数台のハードディスクドライブを並行して利用することができる。
また、本願考案のハードディスクドライブ接続装置にハードディスクドライブを挿し込んだ状態において、ハードディスクドライブの側面を支持する支持部材、および当該支持部材に対して直交する方向に伸びた支持板部によって、接続端子に挿し込まれたハードディスクドライブを支持し、ハードディスクドライブの転倒や接続端子の破損等を防ぐことができる。
また、上記支持部材および支持板部は、接続端子からハードディスクドライブを抜きとる方向に延びているため、ハードディスクドライブを接続端子に挿し込む際及び抜き取る際のガイドとしても機能する。このため、ハードディスクドライブ側の接続用端子を、接続装置の接続端子の位置に位置ズレなく確実に挿し込むことができ、ハードディスクドライブおよび接続装置の両端子の損傷を防ぐことができる。ハードディスクドライブを抜き取る際も同様に端子の損傷を防ぐことができる。
以下、図面に示す実施例に基づいて本願考案に係るハードディスクドライブ接続装置を説明する。
図1は、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」とする。)を挿し込むことによりパソコンなどのコンピュータと当該ハードディスクドライブとの接続を可能とする、HDD接続装置1の平面図であり、図2は、HDD接続装置を背面方向から見た斜視図である。また、図3〜図5は、HDD接続装置1に第1の大きさのHDDである2.5インチHDDや、第2の大きさのHDDである3.5インチHDDを挿し込んだ状態を示す斜視図である。
図3〜図5からもわかるように、本実施形態のHDD接続装置1は、後述するUSB端子18を介して外部機器であるコンピュータとUSB接続可能であり、台座部2の上部に形成された挿込穴6a又は6b(以下、特にいずれか指定しない場合には「6」とする。)内に設けられた接続端子にHDDの接続用端子を挿し込むことにより、挿込穴6a又は6bに挿し込まれたHDDとコンピュータとを通信可能に接続する機能を有している。
本実施形態におけるHDD接続装置1では、挿込穴6aおよび6bは台座部2の上方に矩形の長穴状に設けられており、これら挿込穴の長手方向における両端近傍には、台座部2の上面から上方(接続端子からのハードディスクドライブの抜き取り方向)に向けて延出する支持部材4が設けられている。この支持部材4は、接続端子に挿し込まれたHDDの側面を支持し、HDDの脱落や転倒を防ぐ機能を有している。なお、ここでの「HDDの側面」とは、HDDの表面における、支持部材4が延出している方向と略平行な4つの面を意味しており、ここでは、面積が最も大きい2つの放熱面と、これら放熱面と直交する2つの側端面を指している(図3および図4を参照)。
また、本実施形態における台座部2の上面側に形成されている挿込穴6aおよび6bは、それぞれが、大きさの異なる3.5インチHDD(第2の大きさのハードディスクドライブ)と2.5インチHDD(第1の大きさのハードディスクドライブ)のいずれも挿し込み可能な、2.5インチ及び3.5インチHDD兼用の挿込穴となっている。また、接続端子は、ハードディスクドライブを挿し込む挿込穴内における、2.5インチHDDと3.5インチHDDの双方を接続可能な位置に配置されている。二つの挿込穴6a、6bの構成は、台座部2上に形成されている位置は異なるが、その基本的構造は同じになっている。
本実施形態におけるHDD接続装置1では、二つの挿込穴6の内のいずれか一方にのみHDDを挿し込んで使用することもできるし、二つの挿込穴6a、6bの両方にHDDを挿し込んで使用することも可能である。挿込穴6の両方にHDDを挿し込む場合には、(1)二つの挿込穴6a、6bそれぞれに2.5インチHDDを挿し込む、(2)二つの挿込穴6a、6bの内のいずれか一方に2.5インチHDDを挿し込み、他方に3.5インチHDDを挿し込む、又は(3)二つの挿込穴6a、6bそれぞれに3.5インチHDDを挿し込む、といった種々の組み合わせでの利用が可能となっている。
以下、本実施形態のHDD接続装置1に備わる各構成部分の詳細について具体的に説明する。
挿込穴6a、6bはHDD接続装置1の台座部分2の上面に対して凹状に深さを有する長穴状に形成されており、当該挿込穴内に配置される接続端子に接続されるように挿込穴に挿し込まれたHDDを倒れないように支持することができる形状となっている。また、この挿込穴6a、6bの開口部の大きさおよび輪郭は、3.5インチHDDの挿し込まれる部分の外壁の大きさ・形状に合わせて形成されており、挿込穴の内壁の4側面によって、挿し込んだ3.5インチHDDの一部(ここでは下部付近の放熱面および側端面)が支持される。
また、挿込穴6a、6b内には、支持部材4の延出方向と直交する平面上における断面形状がL字型であって、挿込穴6a、6bの深さの範囲で接続端子に対するハードディスクドライブの挿抜方向(図3を参照)に昇降可能な可動部材8(8a、8b)が設けられている。この可動部材8a、8bはコイルばねなどの弾性体によって挿込穴6の底面側から上方に向けて付勢されており、可動部材8に力が加わっていない状態では台座部分2の上面の位置と略同じ高さで静止している。また後述するように2.5インチHDDを可動部材8のL字の切欠き部(図1を参照)に沿って挿込穴6に挿し込んだ場合には、当該L字切欠き部によって2.5インチHDDの側面の一部が支持される。
一方、3.5インチHDDを挿込穴6に挿し込んだ場合には、HDDの挿込穴6内に挿し込まれる部分の形状と挿込穴6内壁の形状とが合わせてあるため、挿込穴6の内部に設けられた可動部材8は3.5インチHDDの挿込動作に伴って、付勢力に逆らって挿込穴6の底面付近まで押し下げられて退避する。
このような可動部材8によれば、2.5インチHDDを挿入した場合には、挿込穴6の深さ分の高さを有してHDDの一部を支持するHDDの支持部材として機能し、3.5インチHDDを挿入した場合には挿し込み動作に伴って押し下げられて退避するため、2.5インチ、3.5インチのどちらのHDDを使用する場合であっても、単に挿し込むという動作を行うのみでHDD接続装置1とHDDとを接続することができる。
挿込穴6a、6bの底面には、2,5インチHDDと3.5インチHDDのいずれの接続端子とも接続可能な接続端子10(10a、10b)が設けられている。通常、HDDとパソコンとを接続する端子(を含むインターフェース)は、同じ規格であればHDDの大きさに関わらず同じであるため、使用するHDDの規格に合った接続端子10を設置すれば、異なる大きさのHDDの接続端子として兼用することができる。接続端子10の配置される位置は、2.5インチHDDであれば可動部材8のL字切欠き部分に合わせて挿し込んだ場合のHDDの端子の位置に一致し、3.5インチHDDであれば挿込穴6に沿って挿し込んだ場合のHDDの端子の位置に一致する位置に接続端子10が配置されている。したがって、いずれの大きさのHDDであっても、端子同士を向かい合わせて適切な位置に挿し込めば、確実に端子同士を接続することができる。なお、本実施形態の場合には、接続端子10は挿込穴6の後方寄りに配置されているが、これに限られるものではなく、2.5インチHDDと3.5インチHDDで共用できる位置に配置されていればよい。
このように、本実施形態のHDD接続装置1は昇降可能な可動部材8および2.5インチと3.5インチのHDDの共用の接続端子10により構成されているため、2.5インチHDDおよび3.5インチHDDのいずれを使用する場合においても、挿込穴6に挿し込むという簡単な動作で、HDDとHDD接続装置1との接続をすることができる。
続いて、支持部材4の構成について詳細に説明する。支持部材4は台座部2から挿込穴6の底面に対して直交する方向に延びており、支持部材4の挿込穴6に面した支持面によって、3.5インチHDDを挿し込んだ場合にはHDDの両側端面が支持され、2.5インチHDDを挿し込んだ場合には片側の側端面が支持される。この支持部材4によって、挿し込まれたHDDに対して側面側から外力が加わった場合にHDDが転倒したり、脱落したりすることを防ぐことができる。さらに、支持面は挿し込んだHDDの側面にぴったりと沿うように形成されているため、HDDが側面方向に傾くことが防止される。これにより、挿込穴に挿し込まれたHDDが傾斜することによって接続端子が損傷してしまうことを防ぐことができる。
さらに支持部材4には、その支持面に対して垂直に前側支持板41(41a、41b)と後側支持板42(42a、42b)が形成されている。ここでの前側支持板および後側支持板が、支持板部に相当する。前側支持板41は、挿込穴6に3.5インチHDDを挿し込んだ場合にHDDの前面(HDDの放熱面)の両端部を支持する。一方、後側支持板42bは、3.5インチHDDを挿し込んだ場合には背面(放熱面)の両端部を支持し、2.5インチHDDを挿し込んだ場合には背面の一端部のみを支持する。この前側支持板41と後側支持板42によって、挿し込まれたHDDの前面側および背面側への傾き、転倒、脱落等を防ぐことができる。
これらの支持部材4および支持部材に対して直交する方向に延出する前側支持板41、後側支持板42は、その断面がコの字型となるためHDDの側端付近を把持するような構成となり、HDDの安定的な支持を実現することができる。
なお、本実施形態の前側支持板41は、支持する3.5インチHDDの形状に合わせて後側支持板42に比べて幅が小さく形成されているが、このような形状に限られるわけではなく、3.5インチHDDの前面側の放熱面を支持することのできる形状であればよい。
このような支持部材4及び前側支持板41、後側支持板42の構造によって、様々な方向からの外力が加わる場合でもHDDを安定的に支持し、HDDの側方への倒れ及び前面側、背面側への傾斜を抑制することができる。さらに、HDDは内部のハードディスクの回転により振動するが、支持部材4及び支持板41、42、可動部材8などによってHDDの振動による揺動を抑制することができ、使用中にHDDが接続端子10から外れてしまうことも同時に防ぐことができる。
また、本実施形態によるHDD接続装置では、前側支持板41および後側支持板42を、HDDの放熱面(前面および背面)の一部のみを支持する構成としたことにより、HDDの放熱面(前面及び背面)の全面を支持する構成とする場合に比べ、HDDを挿込穴に挿し込んだ状態におけるHDDの放熱面からの放熱をより効率的に行わせることができる。
また、この支持部材4及び前側支持板41、後側支持板42は、HDDの挿し込む方向に形成されているため、HDDを挿し込む際のガイドとしての機能も果たすことができる。支持部材4及び前側支持板41、後側支持板42は、3.5インチHDDの形状に合わせて形成されているため、これに沿って3.5インチHDDを挿し込むことによって、HDDの端子と接続端子10との位置が一致し、簡単かつ確実に接続することができる。2.5インチHDDの場合には、可動部材8のL字切欠き部とその反対側の支持部材4および後側支持板42に沿ってHDDを挿入すれば、HDDと接続端子10とを確実に接続することができる。また、HDDを抜き出す際にも、支持部材4及び前側支持板41、後側支持板42、可動部材8などによってHDDがガイドされるため、挿込穴6から上方に向けてまっすぐ抜き取ることができる。したがって、接続端子10からHDDを取り外す際にもHDDの端子や接続端子10に無理な負荷をかけることがなく、端子の保護に寄与することができる。
なお、2.5インチHDDを挿し込んだ場合には、2.5インチHDDの一方の側端部(側端面付近)は可動部材のL字切欠き部分と挿込穴6内壁の側面とに支持されることになり、3.5インチHDDのように両側端が支持部材4によって支持されるわけではない。つまり、2.5インチHDDを挿し込んだ場合には、3.5インチHDDを挿し込む場合よりも支持される面積が狭くなる。しかし、2.5インチHDDは、3.5インチHDDに比べて重量が軽く、回転数も小さく振動も少ないため、このような構造でも十分安定的に支持することができる。また、接続端子10自体もHDDの端子と接続した場合に保持力があり、HDDは確実に支持される。
その他の構成として、図2に示すHDD接続装置1の台座部2の背面側には、電源スイッチ12、電力を供給するための電源用端子14、後述するHDDを認識するモードを切り換えるモード切換スイッチ16およびHDD接続装置1とパソコン等の計算機と接続するためのUSB端子18とが配置されている。
電源スイッチ12は、スイッチをONにすることにより、電源用端子14から供給される電力を、挿込穴に挿し込まれているHDDに供給する。そして、HDD接続装置1とパソコンとがUSB端子18を介して接続されていれば、パソコン側からHDD接続装置1に接続されたHDDを認識することが可能になる。また、本実施形態のHDD接続装置1は、この電源スイッチ12をONにした場合、挿し込まれたHDDに電力が供給されHDD内のハードディスクは回転を始め、電源スイッチ12をOFFにすることによってHDDの回転が停止する構成となっている。
なお、本実施形態のHDD接続装置1は、電源スイッチ12をOFFにしなくても、パソコン側でソフトウェアの処理によりHDD接続装置1と接続を遮断した場合、接続されたUSBケーブルを抜いた場合、パソコンの電源を切った場合のいずれの場合にも、HDD接続装置1に接続されているHDDの回転を停止させる省電力モードに移行することができる。これによって、HDD接続装置1の電源を切り忘れた場合における無駄な電力消費を抑えることができる。本実施形態では、この省電力モードへの移行は、HDD接続装置1内に設置された不図示のメモリに記憶されたプログラムを不図示のマイコンが実行することにより行われる。また、省電力モードからHDDを回転させる通常モードに復帰する場合にも、プログラムに応じたマイコンの制御により実行される。
モード切換スイッチ16は、HDD接続装置1の挿込穴6aと6bの両方にHDDを挿し込んで接続した場合に、二つのHDDを別々のHDDとして認識する通常モードと、二つのHDDを一つのHDDとして認識するコンバインモードとを切り換えるためのスイッチである。本実施形態のHDD接続装置1におけるモード切換スイッチ16は、図2に示すように、3つのスイッチが並べられたDIPスイッチ(Dual In-line Package switch)で構成されており、各スイッチを切り換えることにより上記二つのモードの切換えを行うことができる。
この通常モードとコンバインモードの切換えは、不図示のマイコンによって制御される。本実施形態のHDD接続装置1においては、モード切換スイッチ16を通常モード又はコンバインモードのいずれかの位置に切換えてモードを設定し、電源スイッチ12をONにして電源を投入すると、不図示のマイコンに当該設定したモードが読み込まれ、通常モード又はコンバインモードでHDDを認識するように動作する。
なお、上記モード切換スイッチ16は、本実施形態のようにDIPスイッチに限られるものではなく、通常モードとコンバインモードを切り換えることのできるスイッチであればどのようなものでもよい(例えば、ダイヤル式スイッチ等)。
HDD接続装置1の台座部分2の前面側には、LED表示部20が配置されており、電源ランプや挿し込んだHDDに対して接続したパソコンからアクセスがあった場合に点灯するアクセスランプなどが設置されている。
次に、本実施形態のHDD接続装置1にHDDを挿し込んだ状態について説明する。
図3には、HDD接続装置1に3.5インチHDD30を挿し込んだ状態の斜視図を示す。
まず、図3に示すように3.5インチHDD30を挿し込む場合には、上述したようにHDDの端子と接続端子10とを向かい合わせ、支持部材4と前側支持板41、後側支持板42に沿って上方から挿込穴6に挿入する。そして、可動部材8を押し下げながら、HDDの端子と接続端子10とがしっかりと嵌まり合うまでHDDを挿し込んでいく。このような動作によって、3.5インチHDDはHDD接続装置1の挿込穴6に確実に固定される。図3に示すように、3.5インチHDDは挿込穴6、支持部材4および後側支持板42などに対してぴったりとはまるため、挿し込まれたHDDはガタつくことなく固定される。なお、図3には前面側の挿込穴6aに3.5インチHDD30が挿し込まれている状態を示したが、背面側の挿込穴6bにも同様にして挿し込み可能であることは言うまでもない。
図4には、挿込穴6bに2.5インチHDD32を挿し込んだ状態のHDD接続装置1の斜視図を示す。
2.5インチHDD32を挿し込む場合には、HDDの端子を接続端子10と向かい合わせ、HDD32の一方の側面を可動部材8のL字切欠き部に沿わせ、他方の側面を支持部材4および後側支持板42に沿わせるようにして挿込穴6に挿入する。そして、HDD32の端子と接続端子10とがしっかりと嵌まり合うまでHDD32を挿し込むことにより、2.5インチHDD32を挿込穴6に固定することができる。2.5インチHDD32を使用する場合には、可動部材8は押し下げられるのではなく、可動部材8の上面が台座部2の上面と揃う高さ位置で静止した状態でHDD32の側面の一部を支持する。図4に示すように、2.5インチHDDは3.5インチHDDに比べて小型であるため軽量であり、かつハードディスクの回転時における振動も小さいので、一方の側面が支持部材4によって支持されていなくても十分に挿込穴6に対して固定される。なお、図4には背面側の挿込穴6bに2.5インチHDD32を挿し込んだ状態を示したが、前面側の挿込穴6aにも同様にして挿し込むことが可能である。
次に、本実施形態のHDD接続装置1に二つのHDDを接続する場合について説明する。図5には、前面側の挿込穴6aに3.5インチHDD30を挿し込み、背面側の挿込穴6bに2.5インチHDD32を挿し込んだ状態におけるHDD接続装置1の斜視図を示す。このように、本実施形態のHDD接続装置1は2.5インチHDD32と3.5インチHDD30という大きさの異なるHDDを挿し込んで使用することができる。また、この場合、USB端子18とパソコンのUSB端子とをケーブルで接続した上で、電源スイッチ12をONすることによって、二つのHDDが認識される。そして、モード切換スイッチ16の設定に応じて、「通常モード」であれば二つのHDDが別々のHDDとして認識され、「コンバインモード」であれば二つのHDDが一つのHDDとして認識される。
なお、図5の場合には3.5インチHDD30を挿込穴6aに挿し込み、2.5インチHDDを挿込穴6bに挿し込んだ状態を示したが、この逆であってもよい。また、3.5インチHDDを二つ挿し込んだり、2.5インチHDDを二つ挿し込んだりすることも同様に可能である。
以上のように、本実施形態のHDD接続装置1によれば、大きさの異なるHDDのいずれであっても、HDD接続装置1に挿し込むという簡単な動作を行うだけで、コンピュータに対して接続することができる。また、同様にして、挿し込んだHDDを取り外す際も挿込穴から抜き出すという操作を行うだけで簡単に取り外すことができる。したがって、HDD接続装置1にHDDを着脱自在に接続することができ、HDDとコンピュータとを簡単に接続することできる。これにより、使用したいHDDが複数台ある場合でもHDDケースを複数用意する必要は無く、HDD接続装置1が1台あれば挿し込むHDDを取り替えることで、HDDを何台でも並行して利用することができる。
なお、本実施形態においては、接続するHDDディスクとして2.5インチHDDと3.5インチHDDを例として説明したが、これに限られるものではなく、その他の大きさのハードディスクを有するHDDであってもよい。その場合には、組み合わせて使用するHDDを兼用することができる大きさに挿込穴や支持部材、及び可動部材等を形成すればよい。
また、本実施形態のHDD接続装置1は、HDDを挿し込む挿込穴6を2つ有しているが、これに限られるものではなく、挿込穴を3つ以上有する構成とすることもできることは言うまでもない。
本考案を特定の態様により詳細に説明したが、本考案の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
本実施形態のHDD接続装置1の平面図。 図1に示したHDD接続装置1の斜視図。 図1に示したHDD接続装置1に3.5インチHDDを挿し込んだ状態における斜視図。 図1に示したHDD接続装置1に2.5インチHDDを挿し込んだ状態における斜視図。 図1に示したHDD接続装置1に3.5インチHDDと2.5インチHDDを挿し込んだ状態における斜視図。
符号の説明
1 HDD接続装置
2 台座部分
4 支持部材
41(41a、41b) 前側支持板
42(42a、42b) 後側支持板
6(6a、6b) 挿込穴
8(8a、8b) 可動部材
10(10a、10b) 接続端子
30 3.5インチHDD
32 2.5インチHDD

Claims (5)

  1. 台座部に設けられた複数の挿込穴にハードディスクドライブを挿し込むことによって、コンピュータに対して複数のハードディスクドライブを接続可能なハードディスクドライブ接続装置であって、
    前記挿込穴の底面に配置され、前記複数のハードディスクドライブを前記コンピュータに対して通信可能に接続する複数の接続端子と、
    前記台座部から、前記接続端子からの前記ハードディスクドライブの抜き取り方向に延出するように形成され、前記挿込穴に挿し込まれたハードディスクドライブの側面の少なくとも一部を支持する支持部材とを備えることを特徴とするハードディスクドライブ接続装置。
  2. 前記支持部材は、該支持部材の延出方向と直交する平面上における断面形状の少なくとも一部が、前記挿込穴に挿し込まれるハードディスクドライブに対向する側に向けて開口するコの字型になるように、前記挿込穴に挿し込まれるハードディスクドライブ側に向けて延出する支持板部を有し、
    前記支持部材は前記ハードディスクドライブにおける複数の側面の内のいずれか1つの側面および該側面に隣接する2側面を支持することを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ接続装置。
  3. 前記複数のハードディスクドライブは、磁気ディスクの大きさが第1の大きさのハードディスクドライブと、前記磁気ディスクが前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさのハードディスクドライブとを含み、
    前記挿込穴は、前記第2の大きさのハードディスクドライブの形状に合わせて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハードディスクドライブ接続装置。
  4. 前記接続端子は、前記第2の大きさのハードディスクドライブを前記挿込穴に沿って挿し込むことにより前記第2の大きさのハードディスクドライブの端子と接続可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のハードディスクドライブ接続装置。
  5. 前記挿込穴には、前記第1の大きさのハードディスクドライブを挿し込んだ場合には、前記第1の大きさのハードディスクドライブの側面の少なくとも一部を支持し、前記第2の大きさのハードディスクドライブを挿し込んだ場合には、前記第2の大きさのハードディスクドライブの挿込み動作に応じて押し下げられて退避する可動部材が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のハードディスクドライブ接続装置。
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