JP3144720B2 - パケット交換システムにおける論理チャネルグループ単位の閉域接続方式 - Google Patents

パケット交換システムにおける論理チャネルグループ単位の閉域接続方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パケット交換システム
(ISDNパケット交換システムを含む)における論理
チャネルグループ単位の閉域接続方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来のパケット交換システムに
おける閉域接続方式を説明するための図であるが、この
図12では、パケット交換システムにおけるパケット交
換機30と、このパケット交換機30の管理下に収めら
れている複数の端末21−1〜21−9とが示されてい
る。
【0003】各端末21−1〜21−9は、論理チャネ
ルグループ0〜15の内の幾つかを登録しており、その
グループの論理チャネルを使用してパケット通信を行な
うようになっている。そして、端末21−1〜21−9
は、論理チャネルグループを、VC発着両用/VC発信
専用/VC着信専用/PVC用と4種類の属性に使い分
けている。又、これらの論理チャネルグループ0〜15
は、その配下に各々論理チャネルを契約している。即
ち、これらの論理チャネルグループと論理チャネルとの
組み合わせで規定される端末を論理端末という。
【0004】つまり、端末21−1〜21−9は、その
配下に契約している論理チャネル数分の通信が可能とな
っており、その論理チャネル数分だけ端末が存在するか
のような機能(論理端末としての機能)を成すようにな
っている。但し、端末21−1〜21−3は、閉域接続
サービスを物理端末単位で契約しているため、図12,
図13に示すように、閉域接続サービス専用の端末とし
てのみ機能するようになっている。即ち、端末21−1
〜21−3は、閉域の登録にVC発着両用の論理チャネ
ルグループを代用しているためである。これは、閉域登
録を行なう際に、閉域登録パケット(FQ)が、登録時
のみ論理チャネルグループと論理チャネルとを必要とす
るからであり、この結果、端末21−1〜21−3は、
閉域接続サービス契約時点で、閉域以外の端末21−4
〜21−9との通信が全て規制されているのである。
【0005】そして、パケット交換機30は、通常のパ
ケット交換処理の他に閉域接続サービスを、閉域登録処
理を行なわれた端末(本例では、端末21−1〜21−
3)に対して実施するものである。このため、パケット
交換機30に設けられて各加入者データを登録している
加入者テーブル31は、端末21−1〜21−3に対し
ての閉域接続サービスのサービスオーダ投入後には、図
14の(a)に示すようなデータから図14の(b)に
示すようなものに書き換えられている。
【0006】即ち、閉域接続サービスを登録した端末の
加入者データは、それぞれに親子表示とインターロック
コードとして親の電番(電話番号)が登録されるように
なっている。これにより、閉域接続サービス登録をされ
た端末の論理チャネルグループの論理チャネルは、閉域
でのみ使用されることになる。尚、このようなパケット
交換システムでは、論理チャネルグループの登録または
追加を、論理チャネルグループ登録用(または追加用)
サービスオーダコマンドで行なうようになっている。
【0007】このような構成により、閉域接続サービス
の契約は、網加入または、新サービス追加時にサービス
オーダコマンドにより行なう。つまり、端末21−1〜
21−3によって、閉域接続サービスの契約がFQパケ
ットにより希望される。すると、パケット交換機30の
加入者テーブル31のそれらの端末のデータには、パケ
ット交換機30によって、それらの端末に閉域接続サー
ビスのみを専用とする旨が登録される。
【0008】その結果、加入者テーブル31内の端末2
1−1〜21−3用の加入者データは、先の図14の
(a)に示すものから、図14の(b)に示すような加
入者データに変更されて、閉域接続サービスの契約が終
了する。そして、パケット交換機30は、端末21−1
〜21−3に対してFFパケットにより、閉域接続サー
ビスの契約が成立した旨を通知する。
【0009】尚、図15,図16は、端末20−1〜2
0−3が、加入者の新規登録,加入者データの読み出
し,閉域サービスの契約,加入者データの読み出し(こ
の状態で、FQ,FFパケットによる閉域登録が行なわ
れる)等の処理を行なう際のキーボード操作例と画面例
とを示したものである。この結果、端末21−1が閉域
接続サービスを用いて、端末21−2,21−3と通信
を開始する場合は、以下の要領で行なわれる。つまり、
図17に示すように、端末21−1がCRパケットによ
り呼設定を行なうと、パケット交換機30は、端末21
−1の加入者データから端末21−1が閉域接続サービ
スを契約している端末であることを認識する。
【0010】つまり、パケット交換機30(あるいは着
信局のパケット交換機)は、呼設定(CR)パケット受
信時、閉域サービス契約の有無およびインターロックコ
ード(親の電番)で合理性を判定する。この際、閉域契
約端末と一般端末との通信時は、閉域サービス契約の有
無のみ判定する。そして、パケット交換機30は、判定
した結果、合理性判定が正常であれば、閉域内のみで一
般通信を許容する。
【0011】つまり、端末21−1からのCRパケット
を端末21−2,21−3へ通知したのち、端末21−
2,21−3からのCAパケットを端末21−1へと通
知する。又、仮にパケット交換機30は、図12に示す
ように、閉域サービスの契約をしていない端末間との通
信および、他の閉域間との通信である場合のように、上
記の閉域接続実施のための各条件の成立が成り立たない
時は、切断を行なうことにより閉域接続を規制する。そ
して、パケット交換機30より端末21−1へ、閉域接
続規制の情報がCIパケットで伝えられる。
【0012】この結果として、先の図13に示すよう
に、閉域接続サービスを契約した端末21−1〜21−
3は、インターロックコードが一致する親子間の通信だ
けが許容されることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパケット交換システムにおける閉域接続方式
によれば、閉域内(閉域に加入している端末グループ)
でのみ、その通信を許容するサービスであり、物理端末
単位でサービスを契約している。このため、閉域接続サ
ービスを契約した端末は、同じ閉域グループの端末とし
か通信ができなくなるという課題がある。
【0014】然し、パケット交換システムの特徴は論理
チャネルを多重化(論理チャネルグループと論理チャネ
ルとの組み合わせで論理端末を規定することで、1つの
物理端末に複数の端末としての機能を得ることにあり、
サービスをチャネル単位に契約すべきことが望ましい。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、パ
ケット交換システムにおける閉域接続サービスを論理チ
ャネルグループ単位で行なえるようにした、パケット交
換システムにおける論理チャネルグループ単位の閉域接
続方式を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1では、パケット交換システムにおけ
るパケット交換機30と、そのパケット交換機30の管
理下に収められている複数の端末20とが模式的に示さ
れている。このパケット交換システムの閉域サービスを
登録した端末20は、ある論理チャネルグループを閉域
接続用として用意しておくようになっている。又、閉域
サービスを登録した端末20は、パケット交換システム
の管理下にある複数の端末20について、それぞれ閉域
接続用論理チャネルグループを指定するようになってい
る。
【0016】更に、このパケット交換機システムでは、
閉域接続用論理チャネルグループを指定している着信端
末20において、発信端末20が指定した閉域接続用論
理チャネルグループをハントできるようになっており、
これにより、閉域接続用論理チャネルグループ間での閉
域接続を実現するようになっている(請求項1)。又、
パケット交換機システムは、閉域接続用論理チャネルグ
ループを指定している着信端末20において、ハントし
た論理チャネルグループの属性が閉域接続用論理チャネ
ルグループの属性とが合わない場合は、閉域接続を規制
するようになっている(請求項2)。
【0017】
【作用】上述の本発明のパケット交換システムにおける
論理チャネルグループ単位の閉域接続方式では、図1に
示すように、始めに、パケット交換システムにおいて、
閉域サービスを登録した端末20が、ある論理チャネル
グループを閉域接続用として用意しておく。そして、パ
ケット交換システムの管理下にある複数の端末20につ
いて、それぞれ閉域接続用論理チャネルグループを指定
する。
【0018】その後、閉域接続用論理チャネルグループ
を指定している着信端末20において、発信端末20が
指定した閉域接続用論理チャネルグループをハントする
ことにより、閉域接続用論理チャネルグループ間での閉
域接続を実現する(請求項1)。尚、閉域接続用論理チ
ャネルグループを指定している着信端末20において、
ハントした論理チャネルグループの属性が閉域接続用論
理チャネルグループの属性とが合わない場合は、閉域接
続を規制する(請求項2)。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明の一実施例を示すブロック図である
が、この図2では、パケット交換システムにおけるパケ
ット交換機30と、このパケット交換機30の管理下に
収められている複数の端末20−1〜20−9とが模式
的に示されている。
【0020】この端末20−1〜20−9は、従来例の
ものと同様のもので、パケット通信システムに応じたも
のであり、図3に示すように、論理チャネルグループ0
〜15の内の幾つかを登録しており、そのグループの論
理チャネルを使用してパケット通信を行なうようになっ
ている。つまり、端末20−1〜20−9は、その配下
に契約している論理チャネル数分の通信が可能となって
おり(論理端末=論理チャネルグループ×論理チャネ
ル)、これにより、図2,図3に示すように、その論理
チャネル数分だけ端末が存在するかのような機能(論理
端末としての機能)を成すようになっている。
【0021】又、端末20−1〜20−9は、これらの
契約してある各論理チャネルグループを、4種類の属性
を有するように割り当てられて登録されている。つま
り、契約した複数の論理チャネルグループは、端末20
−4〜20−9において、それぞれVC(バーチャルチ
ャネル)発着両用/VC発信専用/VC着信専用/PV
C(パーマネントバーチャルチャネル)用として割り当
てられて登録されている。又、端末20−1〜20−3
は、閉域接続サービスを登録している端末であるが、従
来例のものと異なり、閉域接続サービスを論理チャネル
グループ単位で契約している。このため、端末20−1
〜20−3は、図4に示すように、上記の4種類の属性
を与えられた幾つかの論理チャネルグループの他に、閉
域接続サービスための属性を与えられた論理チャネルグ
ループが追加されている。これにより、端末20−1〜
20−3は、論理チャネルグループ単位での閉域接続サ
ービスを実現できるようになっている。
【0022】つまり、端末20−1〜20−3は、閉域
サービスを行う場合、発信時に契約した閉域専用論理チ
ャネルグループを指定して発信するようになっている。
以下において、この閉域接続サービスために追加された
論理チャネルグループを、閉域接続用論理チャネルグル
ープと呼ぶ。即ち、このパケット交換システムは、その
パケット交換機30および端末20−1〜20−9にお
いて、ある論理チャネルグループを閉域接続用として用
意しておくようになっている。そして、閉域サービスを
登録した端末20−1〜20−3は、パケット交換シス
テムの管理下にある複数の端末20−1〜20−9につ
いて、それぞれ閉域接続用論理チャネルグループを指定
するようになっている。
【0023】このように、端末20−1〜20〜3は、
閉域接続サービスの登録を、それ用の論理チャネルグル
ープの登録を追加するだけで可能になっている。このた
め、当然の事として、端末20−4〜20〜9において
も、特定の論理チャネルグループを閉域接続サービスた
めに追加して登録することにより、閉域接続サービスが
端末20−1〜20〜3と同様に可能となる。
【0024】尚、本例では、論理チャネルグループ0〜
15の中の論理チャネルグループ5を閉域接続用とし、
又、端末20−1を閉域内の親、端末20−2,20−
3を閉域内の子とする。そして、閉域接続用論理チャネ
ルグループ5の各チャネルも、他の属性の論理チャネル
グループの場合と同様の要領で、閉域内での論理端末と
して用いられるようになっている。
【0025】ところで、図2に示すパケット交換機30
は、従来例におけるものと同様のものであり、通常のパ
ケット交換処理の他に閉域接続サービスを、閉域登録処
理を行なわれた端末(本例では、端末20−1〜20−
3)に対して実施するものである。このため、パケット
交換機30は、各加入者データを登録してある加入者テ
ーブル31と、各論理チャネルグループ0〜15の各チ
ャネル毎に、2つずつ配置されたメモリ32とをそなえ
ている。
【0026】更に、パケット交換機30は、閉域接続サ
ービスを希望する端末(端末20−1〜20−3)につ
いて、所定の閉域接続用論理チャネルグループを指定す
ることにより、端末に閉域接続サービスを受けるための
登録を実施するようになっている。尚、先に述べたよう
に本例では、閉域接続用論理チャネルグループを論理チ
ャネルグループ5とする。
【0027】このため、加入者テーブル31には、端末
20−4〜20−9の加入者データとして通常のものを
登録するとともに、端末20−1〜20−3の加入者デ
ータとして、図5に示すようなものを登録する。即ち、
端末20−1〜20−9の加入者データは、図5に示す
ように、先の従来例の説明で用いた図14の(a)のデ
ータ内容に、閉域接続用論理チャネルグループ5とその
論理チャネル数のデータが追加されるとともに、および
インターロックコードとして親の電番が登録されている
他、親子表示等の変更がなされたものである。
【0028】又、従来例の閉域接続サービスでの加入者
データ(先の従来例の説明で用いた図14の(b)参
照)に対しては、その内容に、閉域接続用論理チャネル
グループ5と、その論理チャネル数のデータの追加のみ
の変更がなされたものである。尚、これらの加入者デー
タの変更は、閉域接続サービスを契約して、そのサービ
スオーダの投入後になされるようになっている。
【0029】そして、パケット交換機30は、発信端末
が閉域専用論理チャネルグループを指定した場合、着信
端末において、発信端末が指定した閉域接続用論理チャ
ネルグループをハントできるようになっており、これに
より、閉域接続用論理チャネルグループ間での閉域接続
を実現するようになっている。又、パケット交換機30
は、自身が発信局である場合、発信端末からの発信パケ
ット(CR)の網内ヘッダに、閉域専用論理チャネルグ
ループであることを設定して、相手局へ通知するように
なっている。
【0030】更に、パケット交換機30は、自身が着信
(相手)局である場合、送られて来たパケットの網内ヘ
ッダを分析し、閉域専用論理チャネルグループであれ
ば、着信端末の閉域専用論理チャネルグループのハント
を試みるようになっている。そして、パケット交換機3
0は、着信端末の閉域専用論理チャネルグループのハン
トを試みた結果、ハントができれば、閉域専用論理チャ
ネルグループ間で閉域接続を実現し、又、論理チャネル
グループの属性が合わない場合は、接続を規制するよう
になっている。
【0031】尚、このようなパケット交換システムで
は、従来例どうり、論理チャネルグループの登録または
追加を、論理チャネルグループ登録用(または追加用)
サービスオーダコマンドで行なうようになっている。上
記の構成により、予め、パケット交換機30は、論理チ
ャネルグループ5を閉域接続用として用意しておく。
尚、閉域接続用としては、特に複数の論理チャネルグル
ープを用意しても構わない。
【0032】そして、パケット交換機30は、閉域サー
ビスの契約に際しては、従来どおり、網加入または新サ
ービス追加時にサービスオーダコマンドにより行なう。
即ち、図6に示すように、従来どおり端末20−1〜2
0−3によって、閉域接続サービスの契約が閉域登録
(FQ)パケットにより希望される。あるいは、FQパ
ケットで保守者が行ない、そして、この時に、閉域用の
論理チャネルグループ5が指定される。すると、パケッ
ト交換機30は、加入者テーブル31に閉域接続用論理
チャネルグループ5を用いて、閉域接続サービスを実施
するための登録を実施する。
【0033】その結果、加入者テーブル31内の端末2
0−1〜20−3用の加入者データは、先の図14の
(a)に示すものから、図5に示すような加入者データ
に変更される。又、従来方式の閉域接続サービスを加入
していた場合では、図14の(b)に示すものから、同
じく図5に示すような加入者データに変更される。以上
の要領で、閉域接続サービスの契約が終了する。
【0034】そして、パケット交換機30は、それらの
端末に対してFFパケットにより、閉域接続サービスが
成立した旨と論理チャネルグループ5が閉域接続用であ
ることを指定する。この指定を受けた端末20−1〜2
0−3は、先の図4に示すように、論理チャネルグルー
プ5を閉域接続用として登録する。尚、図7は端末20
−1が、加入者の新規登録,加入者データの読み出し,
閉域サービスの契約,閉域用LCGN契約,加入者デー
タの読み出し(この状態で、FQ,FFパケットによる
閉域登録が行なわれる、但し、これは閉域用LCGでの
み許容されるものである)等の処理を行なう際のキーボ
ード操作と、その画面とを示したものである。
【0035】この結果、端末20−1が閉域接続サービ
スを用いて、端末20−2,20−3と通信を開始する
場合は、以下の要領で行なわれる。つまり、図8に示す
ように、端末20−1が呼設定(CR)パケットにより
呼設定を行なうのであるが、この際、端末20−1は、
発信端末(論理端末)として閉域接続用論理チャネルグ
ループ5を指定する。
【0036】すると、パケット交換機30は、発信端末
20−1が指定した閉域接続用論理チャネルグループ5
をハントし、閉域接続用論理チャネルグループ5の属性
と端末20−1〜20−3間における閉域との関係を調
べる。尚、この際のチェック条件は、閉域サービス契約
済,インターロックコードの一致,閉域用論理チャネル
グループを使用していること等である。即ち、従来例の
合理性の処理に、網内ヘッダ内の論理チャネルグループ
の属性を判定する処理を追加するのである。
【0037】その結果、端末20−1〜20−3間の閉
域が閉域接続用論理チャネルグループ5によって成され
るものであれば、これによる端末20−1〜20−3間
の閉域接続を実施され、CAパケットが端末20−2,
20−3から端末20−1へ送られる。又、仮にパケッ
ト交換機30は、図9に示すように、ハントした論理チ
ャネルグループの属性が、端末20−1〜20−3によ
る閉域以外からの端末のものであって、閉域接続用論理
チャネルグループの属性とが合わないのに閉域接続サー
ビスを求めてきた場合は、切断を行なうことにより閉域
接続を規制する。そして、パケット交換機30より端末
20−1へ、閉域接続規制の情報がCIパケットで伝え
られる。
【0038】即ち、図10に示すように、閉域接続用論
理チャネルグループ5は、他の論理チャネルグループと
の通信を規制されるのである。但し、閉域接続サービス
を契約した端末20−1〜20−3は、閉域接続用論理
チャネルグループ5以外の論理チャネルグループによる
通信も行なうことができる。そしてまた、図11に示す
ように、物理端末間のサービスが異なる場合、つまり、
各端末を収容するパケット交換機30が異なる場合に、
閉域サービスを行う時は、物理端末間のサービスが同じ
場合と同様に、発信端末は、契約した閉域専用論理チャ
ネルグループを指定して発信する。
【0039】そして、発信局側のパケット交換機30
は、端末からの発信パケット(CR)の網内ヘッダに、
閉域専用論理チャネルグループであることを設定して、
相手局へ通知する。つまり、発信パケットに閉域接続サ
ービスの契約が有ることと、閉域接続用論理チャネルグ
ループを使用していることとを設定するのである。この
発信パケットを受信した着信側(相手局)のパケット交
換機30は、送られて来たパケットの網内ヘッダを分析
する。その結果、発信端末が要求する自局の着信端末
が、発信端末と同じ閉域接続用論理チャネルグループを
契約していれば、着信端末の閉域専用の論理チャネルグ
ループをハントする。そして、ハントができれば、この
閉域専用論理チャネルグループ間で閉域接続を実現す
る。
【0040】又、仮に着信側のパケット交換機30は、
ハントした論理チャネルグループの属性が、自局の着信
端末の閉域接続用論理チャネルグループの属性と合わな
い場合は、物理端末間のサービスが同じ場合と同様の要
領で、切断を行なうことにより閉域接続を規制する。そ
して、このような物理端末間のサービスが異なる場合
も、同じ場合と同様に、図10に示すように、閉域接続
用論理チャネルグループは、他の論理チャネルグループ
との通信を規制されるのである。又、閉域接続サービス
を契約した端末は、閉域接続用論理チャネルグループ以
外の論理チャネルグループによる通信も行なうことがで
きる。
【0041】このように、パケット交換システムにおい
て、閉域サービスを登録した端末20−1〜20−3
が、ある論理チャネルグループ5を閉域接続用として用
意しておき、パケット交換システムの管理下にある複数
の端末20−1〜20−9について、それぞれ閉域接続
用論理チャネルグループ5を指定し、その後、閉域接続
用論理チャネルグループ5を指定している着信端末にお
いて、発信端末が指定した閉域接続用論理チャネルグル
ープ5をハントして、閉域接続用論理チャネルグループ
間での閉域接続を実現することにより、論理チャネルグ
ループ単位に閉域サービスが提供され、これにより、サ
ービスが論理チャネルグループ単位で差別化できるた
め、閉域接続のサービス性が向上する。又、従来システ
ムの呼処理方式を踏襲しているため、最小限の変更で実
現可能である。
【0042】そして、閉域接続用論理チャネルグループ
5を指定している着信端末2において、ハントした論理
チャネルグループの属性が、閉域接続用論理チャネルグ
ループ5の属性とが合わない場合は閉域接続を規制する
ことにより、閉域の異なる端末間あるいは閉域接続サー
ビスの契約を結んでいない端末との通信を防ぐことがで
きる。
【0043】尚、本発明は、ISDNパケット交換シス
テムにも、前述の実施例と同様にして、適用することが
できる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のパケット
交換システムにおける論理チャネルグループ単位の閉域
接続方式によれば、パケット交換システムにおいて、閉
域サービスを登録した端末が、ある論理チャネルグルー
プを閉域接続用として用意しておき、パケット交換シス
テムの管理下にある複数の端末について、それぞれ閉域
接続用論理チャネルグループを指定し、その後、閉域接
続用論理チャネルグループを指定している着信端末にお
いて、発信端末が指定した閉域接続用論理チャネルグル
ープをハントして、閉域接続用論理チャネルグループ間
での閉域接続を実現することにより、サービスが論理チ
ャネルグループ単位で差別化でき、閉域接続のサービス
性が向上する利点がある他、従来システムを殆ど変更す
ることなく、本サービスの提供が可能となる利点がある
(請求項1)。
【0045】そして、閉域接続用論理チャネルグループ
を指定している着信端末において、ハントした論理チャ
ネルグループの属性が閉域接続用論理チャネルグループ
の属性とが合わない場合は、閉域接続を規制することに
より、所定の閉域の端末間でのみ閉域接続サービスを実
現することができる利点がある(請求項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例における端末の詳細を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の一実施例における端末の詳細を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の一実施例における加入者データを説明
する図である。
【図6】本発明の一実施例における作用を説明する図で
ある。
【図7】本発明の一実施例における作用を説明する図で
ある。
【図8】本発明の一実施例における作用を説明する図で
ある。
【図9】本発明の一実施例における作用を説明する図で
ある。
【図10】本発明の一実施例における閉域を説明する図
である。
【図11】本発明の一実施例における作用を説明する図
である。
【図12】従来例を示すブロック図である。
【図13】従来例における閉域を説明する図である。
【図14】従来例における加入者データを説明する図で
ある。
【図15】従来例における作用を説明する図である。
【図16】従来例における作用を説明する図である。
【図17】従来例における作用を説明する図である。
【符号の説明】
20,20−1〜20−9,21−1〜21−9 端末 30 パケット交換機 31 加入者テーブル 32 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−135838(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット交換システムにおいて、閉域サ
    ービスを登録した端末(20)が、ある論理チャネルグ
    ループを閉域接続用として用意しておき、該パケット交
    換システムの管理下にある複数の端末(20)につい
    て、それぞれ該閉域接続用論理チャネルグループを指定
    することにより、 その後、該閉域接続用論理チャネルグループを指定して
    いる該着信端末(20)において、発信端末(20)が
    指定した該閉域接続用論理チャネルグループをハントす
    ることにより、該閉域接続用論理チャネルグループ間で
    の閉域接続を実現することを特徴とする、パケット交換
    システムにおける論理チャネルグループ単位の閉域接続
    方式。
  2. 【請求項2】 該閉域接続用論理チャネルグループを指
    定している該着信端末(20)において、ハントした論
    理チャネルグループの属性が該閉域接続用論理チャネル
    グループの属性とが合わない場合は、閉域接続を規制す
    ることを特徴とする請求項1記載のパケット交換システ
    ムにおける論理チャネルグループ単位の閉域接続方式。
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