JP3144501B2 - 周波数シンセサイザ - Google Patents

周波数シンセサイザ

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JP3144501B2 JP04639292A JP4639292A JP3144501B2 JP 3144501 B2 JP3144501 B2 JP 3144501B2 JP 04639292 A JP04639292 A JP 04639292A JP 4639292 A JP4639292 A JP 4639292A JP 3144501 B2 JP3144501 B2 JP 3144501B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信機器に用いられる周
波数シンセサイザに関し、特に、高精度の出力周波数を
任意に可変設定できる周波数シンセサイザの周波数切替
動作の高速化を目的とした改良に関する。
【0002】
【従来の技術】高精度の出力周波数を得る周波数シンセ
サイザに広く応用されている基本構成として位相同期ル
ープ(PLL:Phase Locked Loop)構成がある。P
LL構成は、比較的小規模の回路で水晶発振子を用いた
高精度の基準発振源に位相同期した出力周波数が得られ
るという、回路規模,周波数精度の両面で大きな利点を
有している。しかしながら、PLL構成は負帰還の制御
ループであるため、PLL構成による周波数シンセサイ
ザの出力の信号対雑音比(C/N)と、ループの応答速
度には相反的な関係がある。即ち、例えばTDM(Tim
e Division Multiplex)通信や周波数ホッピング通信
などのように、短いバースト区間毎に高速に周波数切替
を行う必要がある場合、周波数切替動作の応答速度を高
めようとすると、系の帯域が広くなり出力のC/Nが低
下するという問題が生ずる。この問題を解決する従来の
公知の方法の一つにデュアルモードPLL構成がある。
【0003】図11は従来用いられているデュアルモー
ドPLLの構成図である。図中101は電圧制御発振器
(以下、VCO:Voltage Controlled Oscillator
)、102は外部から与えられる周波数に従ってVC
O101の出力f0ut を分周する可変分周器、103は
基準周波数を発生する基準発振器である。104は上記
可変分周器102と基準発振器103の出力位相を比較
する位相比較器で、一般に排他的論理和等による2値レ
ベル上の乗算処理や、バランスドミキサ回路等によるア
ナログ波形と2値波形との乗算処理で位相比較機能を実
現している。105は位相比較器104の出力に含まれ
る位相比較値以外の高調波成分を除去し、VCO101
の周波数制御電圧入力に帰還するデュアルモードループ
フィルタであって、外部から入力されるモード切替信号
に従って、PLLのループ帯域を広帯域、及び狭帯域の
2モードに切替えることのできるループフィルタで構成
される。このループフィルタ105には、一般に系の安
定性の理由から3次以下の低域ろ波器が用いられ、モー
ド切替信号により低域ろ波器の時定数や遮断周波数もし
くは利得等のパラメータが大,小に切替設定される。以
上の構成において、出力fout の周波数切替を行う場
合、まず可変分周器102に対し、設定する周波数に対
応する分周数(設定する周波数と基準周波数との比)を
与えると同時に、デュアルモードフィルタ105に与え
るモード切替信号により、所定の周波数引込時間だけル
ープ時定数を小、遮断周波数を大、もしくは利得を大に
設定し、ループ帯域を広くして高速で引込動作を行わせ
る。
【0004】次に、上記所定の周波数引込時間が経過し
た時点でモード切替信号の極性を反転し、ループ時定数
を大、遮断周波数を小、もしくは利得を小に設定し、ル
ープ帯域を狭くすることにより出力の安定化、高C/N
化をはかる。この2つのモードを巧に組合せることによ
り、前述の応答速度とC/Nの相反関係の問題を解決す
るという構成である。しかしながら、前記従来のデュア
ルモードPLL構成を実際にハードウェア化する場合、
デュアルモードループフィルタ105のモード切替動作
をいかに理想通り実現するかが大きな問題となる。即
ち、デュアルモードループフィルタ105のパラメータ
を切替える場合、具体的には抵抗,コンデンサ等の受動
素子、あるいはトランジスタ,オペアンプ等の能動素子
や回路をアナログスイッチ等で切替える制御が必要であ
るが、これらの制御動作はコンデンサの急激な充放電
や、異なる半導体素子の切替による直流オフセット電圧
の変化を伴うので、VCO101の周波数制御電圧に不
連続な変化が生じ、ループ帯域が狭い方へ切り替った後
で周波数及び位相が目標値から大きく離れてしまい、か
えって位相同期が長びいてしまうという問題が生ずる。
このような切替時点での不具合を解決するためデュアル
モードPLL構成を用いない他の方法が近年考案されて
いる。
【0005】この方法ではシンセサイザの周波数の切替
を行う際、まず、切替先の周波数に対応するVCOの周
波数制御電圧を予め計測してディジタル数値化したデー
タを記憶させ、記憶している値をD/A変換器を用いて
VCOの制御電圧端子に与え、周波数の粗調初期設定を
行うと同時に位相比較器の2つの入力(基準発振器出力
と可変分周出力)のいずれか一方の位相を他方の位相に
一致するように強制的にプリセットする。このプリセッ
ト処理により、周波数切替の初期段階で、ほとんど切替
先の周波数への位相同期状態を実現させることが可能と
なる。(例えば文献:垂澤他「ディジタル・ループプリ
セット形高速周波数シンセサイザ」電子情報通信学会春
季全国大会B−820,1989年参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのプリ
セット処理による方法では、上記周波数の粗調精度によ
り、プリセット処理後の位相同期時間が大きく左右され
ることが知られており(前記参照文献)、周波数粗調精
度の向上のため、位相同期引込後のVCOの周波数制御
端子電圧をD/A変換器を用いてディジタル的にモニタ
し、学習記憶する手段が必要となる。しかしこの学習記
憶手段を用いたとしても周囲の温度変化が著しい場合、
上記学習による周波数制御端子電圧の予備知識のない状
態で新しい周波数の設定を余儀なくされるので、同期引
込時間が長くなるという問題は避けられない。本発明の
目的は、周波数切替の高速化と、高S/N比の相反関係
を克服するに当って、前記従来の方法で生ずる不具合を
取り除き、かつ小形化,IC化に適する周波数シンセサ
イザを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数シンセサ
イザは、周波数制御電圧が入力され該周波数制御電圧に
対応する発振周波数の出力が得られる電圧制御発振器
と、 該電圧制御発振器の出力を固定分周する固定分周器と、 該固定分周器の出力のタイミングに従って外部から設定
される位相量増加ステップ値Δφを積算し2π(ラジア
ン)で除したときの剰余φを出力する数値制御発振器
と、 周波数シンセサイザの基準周波数を与えるための基準発
振器と、 該基準発振器からの出力を分周した値ψを出力するカウ
ンタと、 前記数値制御発振器からの出力φおよび前記カウンタか
らの出力ψを、それぞれ前記電圧制御発振器からの帰還
位相信号および前記基準発振器からの基準位相信号とし
て入力し、次式
【数4】 で与えられる位相誤差信号εを出力する位相比較器と、 該位相誤差信号εの平均値を算出して記憶保持した値<
ε>を出力する平均化回路と、 前記εと前記<ε>とを入力し、位相同期引込応答が定
常状態に入り前記平均化回路による平均値の算出が完了
する所定の切替時間T1 が経過するまでは前記εを、該
切替時間T1 が経過した後は前記<ε>を、それぞれ切
替え出力する切替回路と、 該切替回路の出力及び前記位相比較器の出力をアナログ
電圧の信号に変換する第1及び第2のD/A変換器と、 該第1のD/A変換器からの出力の重み付けを大きく
し、該第2のD/A変換器からの出力の重み付けを小さ
くしてアナログ加算した電圧を前記周波数制御電圧とし
て前記電圧制御発振器に帰還する重み付け合成器とを備
えたことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】
〔構成〕図1は、本発明による周波数シンセサイザの第
1の実施例を示す構成例図である。図中1は電圧制御発
振器(VCO)で、外部から与えられる周波数制御電圧
Vに対応する発振周波数fout を発生する。2は固定分
周器であり、VCO1の発振出力を1/P(P≧1)に
固定分周したクロックfCLK (=fout /P)を出力す
る。3は数値制御発振器(NCO:Numerical Contr
olled Oscillator )であり、入力される信号(図1で
はfCLK )のタイミングに従い、外部から設定される位
相量増加ステップ値(ディジタル値)Δφを積算した値
を2πで除した値φを出力する。このような機能は2π
ラジアンの位相値をオーバーフロー値(2n 、nは自然
数)とするアキュムレータにより容易に実現できる。4
は基準発振器であり、周波数シンセサイザの基準周波数
r を与える基準クロックを出力する。5はカウンタ
で、入力(図1ではfr )を分周した値(ディジタル
値)ψを出力する。6は位相比較器であり、上記φ及び
ψをそれぞれVCO1からの帰還位相信号及び基準発振
器4からの基準位相信号として入力し、次式で与えられ
る位相誤差信号ε(ディジタル値、−π≦ε≦π)を出
力する。
【数5】 上記(1)式の計算機能はNCO3の場合と同様、2π
ラジアンの位相値をオーバーフロー値とする複数の加算
器で容易に実現できる。
【0009】7は位相誤差信号εの平均値を算出し、記
憶保持した値<ε>を出力する平均化回路であって、平
均の方法は単純平均,忘却係数付きの重み付け平均等種
々のディジタルフィルタリング手法が適用できる。8は
切替回路で、位相誤差信号εとその平均値<ε>を入力
し、周波数切替動作の開始時点から所定の時間(以下、
切替時間という)T1 が経過するまではεを、その後は
<ε>を、それぞれ切替えて出力する。なお、上記切替
時間T1 は本発明の周波数シンセサイザの最初の位相同
期引込応答が定常状態に入るまでの時間に平均化回路7
によるεの平均値の算出時間を加えた値に設定されるも
のとする。9,及び10はD/A変換器であり、それぞ
れ切替回路8の出力及び位相比較器6の出力(位相誤差
信号)を入力し、各々アナログ電圧の信号V′,V″に
変換する。11は上記V′の重み付けを大きくし、V″
の重み付けを小さくしてアナログ加算する重み付け合成
器であり、合成された出力は周波数制御電圧VとしてV
CO1に帰還される。
【0010】次に、図2は本発明による周波数シンセサ
イザの第2の実施例を示す構成例図である。図2の構成
要素のほとんどは図1と同一であるが、1′はVCO1
と異なり、それぞれ相対的に高利得(重み付け大)及び
低利得(重み付け小)の2種の周波数制御電圧を入力と
するVCOであって、それぞれD/A変換器9及び10
の出力V′及びV″を直接入力しており、図1の重み付
け合成11は不要である。ここで図2の場合のVCO
1′の構成例を図7に示す。図7は該VCO1′の等価
同調回路であって、1−1はコイル、1−2はコンデン
サである。1−1及び1−2はVCO1′に使用される
単同調共振回路のインダクタンス及びキャパシタンスに
それぞれ対応している。1−3,1−4は可変容量ダイ
オードであって、1−3は1−1,1−2からなる単同
調共振回路に並列接続されるとともに、1−3,1−4
の容量制御電圧端子にはD/A変換器9及び10の出力
V′及びV″がそれぞれ入力される。1−5は抵抗器,
コンデンサ,コイルなどで構成される1ポート回路であ
って、インピーダンスZを有し、可変容量ダイオード1
−4と直列接続された形態で前記1−1,1−2による
単同調共振回路及び可変容量ダイオード1−3に並列接
続される。
【0011】図7の構成によりVCO1′の発振周波数
out はコイル1−1のインダクタンスと、コンデンサ
1−2,可変容量ダイオード1−3,1−4,1ポート
回路1−5からなる合成回路の総合キャパシタンスで決
定される。そこで1ポート回路1−5のインピーダンス
Zの絶対値を可変容量ダイオード1−4のインピーダン
スの絶対値より充分大きく設定した場合、可変容量ダイ
オード1−3と1−4のキャパシタンス値の範囲が同一
であっても、1−3のキャパシタンス(V′により制
御)の対発振周波数感度は1−4のキャパシタンス
(V″により制御)のそれよりも一般に大きくなる。以
上の構成により、それぞれ相対的に高利得(重み付け
大)及び低利得(重み付け小)の2種の周波数制御電圧
V′,V″を入力とするVCO1′の実現が可能とな
り、その効果は図1の重み付け合成器11とVCO1の
組合せと等価であることがわかる。
【0012】次に、図1及び図2の構成例の変形によっ
てそれぞれ得られる本発明の第3の実施例,第4の実施
例を図3及び図4に示す。図3及び図4の各々の全ての
構成要素はそれぞれ図1及び図2と全く同一であって、
ただ、固定分周器2と基準発振器4の出力がそれぞれカ
ウンタ5及びNCO3に接続されていることのみが図1
及び図2の場合とそれぞれ異なっている。即ち図3及び
図4の構成では、NCO3の出力φが基準位相信号とな
り、カウンタ5の出力ψが帰還位相信号となる。
【0013】また、図1及び図2の構成例の変形によっ
てそれぞれ得られる本発明の第5及び第6の実施例を図
5,図6に示す。図5,図6の構成要素のほとんどは、
それぞれ図1及び図2と同一であるが、ただ平均化回路
7及び切替回路8とそれぞれ同機能の第2の平均化回路
70及び第2の切替回路80が新たに付加されており、
70は位相比較器6の出力を入力し、80は位相比較器
6の出力と70の出力を入力し、切替えた出力を前記D
/A変換器10に出力していることがそれぞれ図1及び
図2の構成例と異なっている。なお、上記切替回路80
の切替時間をT2 とおくとき、T2 はT1 以後再び位相
同期引込応答が定常状態に入るまでの時間に、平均化回
路70による平均値の算出時間を加えた値に設定される
ものとする。
【0014】〔作用〕図1,図2,図3,図4,図5,
図6に示した本発明の構成例の作用を次に説明する。ま
ず上記全ての本発明の構成例に共通する特徴について述
べる。本発明の全ての構成例は、D/A変換器9を経由
する第1のループとD/A変換器10を経由する第2の
ループの重み付け合成で構成されている。上記2つのル
ープは、ループ利得を除き本質的に同種であって両者に
共通する等価回路を図8に示す。図8において、81は
位相比較器6に相当する加算ブロックであり、帰還位相
信号φ及び基準位相信号ψを入力して(1)式に基づく
位相誤差信号εを出力する。82はD/A変換器9又は
10及び2つのループの重み付け係数による総合利得G
A を与える増幅ブロック、83はVCO1又は1′の周
波数変調感度KV を与える増幅ブロックで83の出力は
VCO1又は1′の出力周波数fout である。
【0015】84はVCO1又は1′の出力周波数f
out を位相に変換するための積分ブロック、85は固定
分周器2と、NCO3によるVCO1又は1′の出力位
相の1/(P・Q)分周動作(QはNCO3の等価分周
数)に相当する減衰ブロックでありその出力は帰還位相
信号φとなる。さて、図8の等価回路におけるφ,ψ,
εの各値は、NCO3,カウンタ5の動きにより時間軸
上で離散的に変化するので、これらをZ変換領域で取扱
い、それぞれφ(Z),ψ(Z),ε(Z)で表すと、
次の方程式が得られる。 ここに左辺の最右端の因子Z-1/(1−Z-1)はZ変換
領域での積分演算子である。(2)式を変形し、整理す
ると、次式を得る。 φ(Z)=H(Z)・ψ(Z) :応答特性 …………(3) なお(3)式より次式が成立する。 ε(Z)=ψ(Z)−φ(Z)=(1−H(Z))ψ(Z)………(6)
【0016】今、周波数切替制御により、Δfなる周波
数ステップ入力が基準位相信号ψに重畳された場合、 となるから(4)式,(7)式を(6)式に代入し整理
すると、下式を得る。 従って(8)式の逆Z変換により、εの時系列ε(k)
(k:時系列番号)を求めると次式となる。 よって、(9)式よりループ利得GL が下式 |1−GL |<1 ……………(10) 即ち、0<GL <2 ……………(11) を満足するときループは安定であり、その次数は1次で
あることがわかる。
【0017】なお本発明の構成における位相比較器6
は、従来の位相比較器に見られる周期波形の乗算処理な
どの非線形演算を用いることなく、位相誤差量そのもの
を直接検出し、ディジタル数値化しているので、不要な
高調波成分を含むことはない。このため、原理的には従
来のPLL構成に含まれるC/N向上のための高調波成
分除去用ループフィルタが本発明の構成では不要であ
り、従って、該ループフィルタにより課せられた同期引
込動作高速化の制限を取り除くことができるので、1次
ループといえども、一定のC/N値を確保した応答の高
速化への道が開かれていることが明らかである。以上が
D/A変換器9及び10を経由するそれぞれ第1及び第
2のループに共通する基本的特徴である。なお、これら
2つのループのループ利得GL は、重み付け合成器11
又はVCO1′による重み付け合成の効果により異なっ
ており、第1のループの方が第2のループより大きく設
定されていることが明らかである。
【0018】さて、上記2つのループの諸特徴に基づ
き、まず図1の構成例における周波数切替動作につい
て、以下具体的に説明する。はじめに出力周波数fout
の設定について明らかにする。図1では、NCO3から
得られる帰還位相信号φは2πラジアンをオーバーフロ
ー値とするΔφの積算値で示されるので、
【外1】
【数6】 よって、NCO3による等価分周数Qは
【数7】 である。
【0019】また、基準クロックを分周するカウンタ5
も、NCO3と同様にカウント動作
【外2】
【数8】 である。従って、位相同期状態では
【数9】 となるので、(12),(14)式を(15)式に代入
し、 を得る。ここでVCO1の出力周波数fout は fout =P・fCLK ……………(17) であるから、(16)式,(17)式より次の(18)
式を得る。 (18)式より、P,N,fr を固定値とすると、出力
周波数fout はΔφに逆比例する関係で一意に設定でき
ることがわかる。なお、上記(12)式〜(18)式
は、図1と同一の位相比較構成を有する図2,図5,図
6においても同様に成立する。
【0020】さて次に、上記(18)式で与えられる出
力周波数fout の目標値(切替先)に対応した位相量増
加ステップ値ΔφがNCO3に設定された時点から、実
際にfout の目標値に位相同期した出力が得られるまで
の位相引込動作過程について、以下説明する。図1に示
した前記第1のループ及び第2のループが、重み付け合
成器11により合成された構成において、最初にΔφが
設定された後、切替回路8の切替時間T1 が経過するま
での時間は上記2つのループは共に閉ループで応答を続
ける。このときの総合の閉ループ動作は、両者のループ
利得の和に相当するループ利得を有する1次ループの応
答と同じであり、前述の重み付け合成により当然のこと
ながらループ利得の高い第1のループが支配的な役割を
果たす。従って、第1のループのループ利得を(11)
式の範囲内で適当に大きな値に設定することにより、高
速の位相引込み動作を行うことができる。
【0021】次に、切替時間T1 が経過した時、切替回
路8の出力は位相比較器6からの位相誤差信号εから平
均化回路7によるεの平均値の記憶保持値<ε>に切替
わる。ここで上記切替時間T1 は上記2つのループによ
る最初の応答が定常状態に入るまでの時間に平均化回路
7によるεの平均値の算出時間を加えた値に設定されて
いるので、以後第1のループは、定常状態における位相
誤差信号εが、その平均値<ε>に固定された形態で開
ループ状態となる。このとき、第2のループは、第1の
ループが開ループ状態に設定された時点で引き継がれた
位相誤差信号を初期値とし、低いループ利得で引き続き
閉ループ動作を続ける。即ち、第2のループは、位相誤
差信号εの真の平均値に対する<ε>の偏差分を吸収す
ることにより周波数精度を向上するとともに、低いルー
プ利得により、高いC/Nを保証する閉ループ動作を継
続する。以上が図1の構成例における周波数切替時の位
相引込み動作過程であるが、図2の構成例の場合も、V
CO1′自体が図1の重み付け合成器11の機能を包含
していることから、図1と全く同一の作用が得られるこ
とは自明である。
【0022】ここで、図2の構成例の位相同期引込特性
の実測例を図9に示す。図9の横軸は時間(ms)、縦
軸は周波数(50kHz/目盛)で、451.5MHz
から447.5MHzまで出力周波数fout を−4MH
zの幅で切替えたときの実測結果がプロットされてい
る。なおこの場合の各設計値を次の表1にまとめて示
す。
【表1】 図9より、周波数切替設定(図の左端)から0.3ms
(ミリ秒)の切替時間T1 経過後に第1のループ,第2
のループの重み付け合成による閉ループ動作によって目
標周波数447.5MHzの±80kHzの範囲内に周
波数が引き込まれていることが確認できる。T1 経過以
後は、前述した通り、第1のループは位相誤差信号εの
平均値の保持値<ε>を制御電圧とする開ループ状態と
なり、第2のループのみの閉ループ動作に切替るため、
位相誤差信号εによる周波数変動幅が±10kHz以内
と急激に小さくなっているのがわかる。本実験により周
波数切替設定後、約0.6msで位相同期引込が完了
し、fout の変動幅が1kHz以内に収斂していること
が確認できた。
【0023】次に、図3,及び図4の構成例における出
力周波数fout の設定について明らかにする。図3及び
図4では、図1及び図2の構成例に比べ固定分周器2の
出力fCLK と基準発振器4の出力fr とが交換された接
続となっている。従って、前掲の(12)式,(13)
式,(14)式及び(16)式のfCLK とfr を交換す
ることによりそれぞれ次式を得る。
【数10】
【数11】
【数12】 一方、図3及び図4の構成例においても、前掲の(1
7)式は成立するので、この(17)式と上記(1
6)′式より、(18)式に対応する次の式を得る。 上記(18)′式より、N,P,fr を固定値とする
と、出力周波数fout は、図1,図2の構成では(1
8)式によりΔφに逆比例する関係であったのに対し、
図3及び図4の構成ではΔφに比例する関係で一意に設
定できることがわかる。なお、図3及び図4の構成にお
ける位相同期引込動作過程は、図1及び図2の構成の場
合と同一であることは自明である。
【0024】次に、図5及び図6の構成例における位相
引込動作過程について説明する。図5及び図6の構成
は、それぞれ図1及び図2の構成の第2のループに、第
1のループの平均化回路7,切替回路8と同じ機能の平
均化回路70,切替回路80を付加した構成となってお
り、かつ、切替回路80の切替時間T2 は、T1 に平均
化回路70による平均値算出時間を加えた値以上に設定
されている。従って、周波数切替動作の開始時点から切
替回路80による切替時間T2 が経過するまでの動作は
図1及び図2、さらには図3及び図4と全く同一であ
る。故に、切替時間T2 が経過した時点では、既に第1
のループは開ループ状態であり、第2のループは低い利
得による閉ループ動作で定常状態にある。この時点以
後、図5及び図6の構成では、切替回路80により、位
相誤差信号εが、平均化回路70から出力されるεの平
均値の記憶保持値<ε>′に切替えられ、以後、第2の
ループも開ループ状態となる。このように、第1のルー
プのみならず、最終的には第2のループまで記憶保持値
<ε>′による開ループ状態となることが、図1,図
2,図3及び図4と大きく異なっている。
【0025】上記のように、系全体が開ループ状態に設
定されると、以後、VCO1もしくは1′の制御電圧−
発振周波数特性の変動や、電源電圧の変動に対する閉ル
ープ特有の補償能力が失われ、出力周波数の漂動が発生
することがあるが、短いバースト区間毎に高速で周波数
切替を行うTDM通信や周波数ホッピング通信では、上
記バースト区間中の周波数の漂動は無視できる程に極め
て小さいので本発明の有効性を引き出すことができる。
ここで、図6の構成例の位相同期引込特性の実測例を図
10に示す。図10の様式及び設計値は全て図9の場合
と同一であり、また切替回路80の切替時間T2 はおよ
そ0.6msに設定している。図より、T1 経過時点で
第1のループが開ループ状態となり、周波数変動幅が±
10kHz以内に急激に小さくなるとともに、T2 経過
時点でさらに第2のループが開ループ状態となり、変動
がほとんど含まれない高精度の出力周波数が得られてい
る様子が確認できる。以上が図5及び図6の構成例にお
ける本発明の作用である。
【0026】なお、図示を省略したが、図5および図6
において、図3及び図4の構成例と同様に固定分周器2
と基準発振器4の出力を、それぞれカウンタ5及びNC
O3に接続するように構成してもよい(第7,第8の実
施例)。この場合、出力周波数fout の設定に関しては
図3及び図4の構成と同様、式(18)′に基づくΔφ
の設定が必要であるとともに、位相引込動作過程は図5
及び図6の構成例の場合と全く同一になることも自明で
ある。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、位相誤差量を直接的にディジタル数値で表現する
PLL構成を用いているので、一定のC/N値を確保し
た応答の高速化が可能である。また、それぞれ大,小の
ループ利得を有する第1及び第2のループの動作をディ
ジタル的に切替えているので、切替時点でVCOの周波
数制御電圧に不連続な変化がなく、一層の高速化,高C
/N化を達成することができる。また本発明を実現する
にあたって、VCOを除く回路のほとんどの部分のIC
化が可能であり、小形化,低消費電力化,低コスト化が
容易であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成例図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す構成例図である。
【図3】図1の構成例の変形による本発明の第3の実施
例を示す構成例図である。
【図4】図2の構成例の変形による本発明の第4の実施
例を示す構成例図である。
【図5】図1の構成例の変形による本発明の第5の実施
例を示す構成例図である。
【図6】図2の構成例の変形による本発明の第6の実施
例を示す構成例図である。
【図7】図2のVCO1′の等価同調回路図である。
【図8】本発明の要点を説明するループの等価回路図で
ある。
【図9】図2の位相同期引込特性例図である。
【図10】図6の位相同期引込特性例図である。
【図11】従来のデュアルモードPLLの構成例図であ
る。
【符号の説明】
1 VCO 2 固定分周器 3 NCO 4 基準発振器 5 カウンタ 6 位相比較器 7,70 平均化回路 8,80 切替回路 9,10 D/A変換器 11 重み付け合成器 81 加算ブロック 82 総合利得GA を与える増幅ブロック 83 周波数変調感度KV を与える増幅ブロック 84 積分ブロック 85 減衰ブロック
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−248715(JP,A) 特開 平4−137914(JP,A) 特開 平3−109818(JP,A) 特開 平1−114122(JP,A) 特開 昭62−88428(JP,A) 特開 平2−312318(JP,A) 特開 昭61−57122(JP,A) 特開 平1−97017(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/06 - 7/18

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数制御電圧が入力され該周波数制御
    電圧に対応する発振周波数の出力が得られる電圧制御発
    振器と、 該電圧制御発振器の出力から得られる帰還位相信号φと
    基準となる基準位相信号ψとが入力され、次式 【数1】 で与えられる位相誤差信号εを出力する位相比較器と、 該位相誤差信号εの平均値<ε>を算出し保持して出力
    する平均化回路と、前記εと前記<ε>とを入力し、位
    相同期引込応答がほぼ定常状態に入るまでの時間T1
    経過するまでは前記εを、該時間T1 経過後は前記<ε
    >を切替え出力する切替回路と、 該切替回路の出力及び前記εを入力し、前者の重み付け
    を大、後者の重み付けを小として加算した電圧を前記周
    波数制御電圧として前記電圧制御発振器に与える重み付
    け合成手段とを備えた周波数シンセサイザ。
  2. 【請求項2】 周波数制御電圧が入力され該周波数制御
    電圧に対応する発振周波数の出力が得られる電圧制御発
    振器と、 該電圧制御発振器の出力を固定分周する固定分周器と、 該固定分周器の出力のタイミングに従って外部から設定
    される位相量増加ステップ値Δφを積算し2π(ラジア
    ン)で除したときの剰余φを出力する数値制御発振器
    と、 周波数シンセサイザの基準周波数を与えるための基準発
    振器と、 該基準発振器からの出力を分周した値ψを出力するカウ
    ンタと、 前記数値制御発振器からの出力φおよび前記カウンタか
    らの出力ψを、それぞれ前記電圧制御発振器からの帰還
    位相信号および前記基準発振器からの基準位相信号とし
    て入力し、次式 【数2】 で与えられる位相誤差信号εを出力する位相比較器と、 該位相誤差信号εの平均値を算出して記憶保持した値<
    ε>を出力する平均化回路と、 前記εと前記<ε>とを入力し、位相同期引込応答が定
    常状態に入り前記平均化回路による平均値の算出が完了
    する所定の切替時間T1 が経過するまでは前記εを、該
    切替時間T1 が経過した後は前記<ε>を、それぞれ切
    替え出力する切替回路と、 該切替回路の出力及び前記位相比較器の出力をアナログ
    電圧の信号に変換する第1及び第2のD/A変換器と、 該第1のD/A変換器からの出力の重み付けを大きく
    し、該第2のD/A変換器からの出力の重み付けを小さ
    くしてアナログ加算した電圧を前記周波数制御電圧とし
    て前記電圧制御発振器に帰還する重み付け合成器と を備えた周波数シンセサイザ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の周波数シンセサイザにお
    いて、 前記固定分周器及び基準発振器の出力をそれぞれ前記カ
    ウンタ及び前記数値制御発振器に入力し、該カウンタの
    出力ψ及び該数値制御発振器の出力φをそれぞれ前記帰
    還位相信号及び前記基準位相信号として前記位相比較器
    に入力することを特徴とする請求項2記載の周波数シン
    セサイザ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の周波数シンセサイザにお
    いて、 前記平均化回路を第1の平均化回路とし、前記位相比較
    器からの位相誤差信号εの平均値を算出して記憶保持し
    た値<ε>′を出力する第2の平均化回路と、 前記切替回路を第1の切替回路とし、前記位相比較器か
    らの位相誤差信号εと前記第2の平均化回路の出力<ε
    >′とを入力し、前記第1の切替回路による切替動作完
    了(切替時間T1 経過)後、再び位相同期引込応答が定
    常状態に入るまでの時間に前記第2の平均化回路による
    平均値の算出時間を加えた時間T2 が経過するまでは前
    記εを、該時間T2 が経過した後は前記<ε>′をそれ
    ぞれ切替えて前記第2のD/A変換器に入力する第2の
    切替回路と を備えたことを特徴とする請求項2記載の周波数シンセ
    サイザ。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の周波数シンセサイザにお
    いて、 前記平均化回路を第1の平均化回路とし、前記位相比較
    器からの位相誤差信号εの平均値を算出して記憶保持し
    た値<ε>′を出力する第2の平均化回路と、 前記切替回路を第1の切替回路とし、前記位相比較器か
    らの位相誤差信号εと前記第2の平均化回路の出力<ε
    >′とを入力し、前記第1の切替回路による切替動作完
    了(切替時間T1 経過)後、再び位相同期引込応答が定
    常状態に入るまでの時間に前記第2の平均化回路による
    平均値の算出時間を加えた時間T2 が経過するまでは前
    記εを、該時間T2 が経過した後は前記<ε>′をそれ
    ぞれ切替えて前記第2のD/A変換器に入力する第2の
    切替回路と を備えたことを特徴とする請求項3記載の周波数シンセ
    サイザ。
  6. 【請求項6】 それぞれ相対的に高利得および低利得の
    2種の周波数制御電圧が入力され該周波数制御電圧に対
    応する発振周波数の出力が得られる電圧制御発振器と、 該電圧制御発振器の出力を固定分周する固定分周器と、 該固定分周器の出力のタイミングに従って外部から設定
    される位相量増加ステップ値Δφを積算し2π(ラジア
    ン)で除したときの剰余φを出力する数値制御発振器
    と、 周波数シンセサイザの基準周波数を与えるための基準発
    振器と、 該基準発振器からの出力を分周した値ψを出力するカウ
    ンタと、 前記数値制御発振器からの出力φおよび前記カウンタか
    らの出力ψを、それぞれ前記電圧制御発振器からの帰還
    位相信号および前記基準発振器からの基準位相信号とし
    て入力し、次式 【数3】 で与えられる位相誤差信号εを出力する位相比較器と、 該位相誤差信号εの平均値を算出して記憶保持した値<
    ε>を出力する平均化回路と、 前記εと前記<ε>とを入力し、位相同期引込応答が定
    常状態に入り前記平均化回路による平均値の算出が完了
    する所定の切替時間T1 が経過するまでは前記εを、該
    切替時間T1 が経過した後は前記<ε>を、それぞれ切
    替え出力する切替回路と、 該切替回路の出力をアナログ電圧の信号に変換した電圧
    を前記高利得の周波数制御電圧として前記電圧制御発振
    器に帰還する第1のD/A変換器と、 前記位相比較器の出力をアナログ電圧の信号に変換した
    電圧を前記低利得の周波数制御電圧として前記電圧制御
    発振器に帰還する第2のD/A変換器と を備えた周波数シンセサイザ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の周波数シンセサイザにお
    いて、 前記固定分周器及び基準発振器の出力をそれぞれ前記カ
    ウンタ及び前記数値制御発振器に入力し、該カウンタの
    出力ψ及び該数値制御発振器の出力φをそれぞれ前記帰
    還位相信号及び前記基準位相信号として前記位相比較器
    に入力することを特徴とする請求項6記載の周波数シン
    セサイザ。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の周波数シンセサイザにお
    いて、 前記平均化回路を第1の平均化回路とし、前記位相比較
    器からの位相誤差信号εの平均値を算出して記憶保持し
    た値<ε>′を出力する第2の平均化回路と、 前記切替回路を第1の切替回路とし、前記位相比較器か
    らの位相誤差信号εと前記第2の平均化回路の出力<ε
    >′とを入力し、前記第1の切替回路による切替動作完
    了(切替時間T1 経過)後、再び位相同期引込応答が定
    常状態に入るまでの時間に前記第2の平均化回路による
    平均値の算出時間を加えた時間T2 が経過するまでは前
    記εを、該時間T2 が経過した後は前記<ε>′をそれ
    ぞれ切替えて前記第2のD/A変換器に入力する第2の
    切替回路と を備えたことを特徴とする請求項6記載の周波数シンセ
    サイザ。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の周波数シンセサイザにお
    いて、 前記平均化回路を第1の平均化回路とし、前記位相比較
    器からの位相誤差信号εの平均値を算出して記憶保持し
    た値<ε>′を出力する第2の平均化回路と、 前記切替回路を第1の切替回路とし、前記位相比較器か
    らの位相誤差信号εと前記第2の平均化回路の出力<ε
    >′とを入力し、前記第1の切替回路による切替動作完
    了(切替時間T1 経過)後、再び位相同期引込応答が定
    常状態に入るまでの時間に前記第2の平均化回路による
    平均値の算出時間を加えた時間T2 が経過するまでは前
    記εを、該時間T2 が経過した後は前記<ε>′をそれ
    ぞれ切替えて前記第2のD/A変換器に入力する第2の
    切替回路と を備えたことを特徴とする請求項7記載の周波数シンセ
    サイザ。
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