JP3144479B2 - 半導体素子用高純度導電性膜およびそれを用いた半導体素子 - Google Patents

半導体素子用高純度導電性膜およびそれを用いた半導体素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子用のコン
タクトバリアー層またはゲート電極などを形成するため
の高純度導電性膜に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子のコンタクト部では、アルミ
ニウム配線中へのシリコンの析出を防止する一方、アル
ミニウム配線からp−n基板方向に拡散するアルミニウ
ム原子によってPn接合が破壊されることを防止するた
めのコンタクトバリアー層として、例えばTiN膜など
がシリコン基板とアルミニウム配線との間に形成されて
いる。こうしたコンタクトバリアー層の材料としては、
低抵抗であり、しかもLSI製造プロセス上の要求によ
り耐熱性、および化学的安定性という特性が要求され
る。以上に述べた、コンタクトバリアー層の材料に対す
る要求を満足するものとして、高融点金属あるいは高融
点金属からなる合金、金属の珪化物、Ti,Ta,Ti
−W合金の窒化膜の適用が考えられており、一部は実施
されている。
【0003】近年、半導体素子の高集積化が進み、これ
によって素子構造がさらに微細化する傾向にある。スケ
ーリングの原理によれば、ICの横方向の寸法の縮小を
対応して、縦方向のデバイスの寸法もほぼ同じ割合で縮
小することが知られている。それによるとソース−ドレ
イン領域の接合深さは、例えばデザインルールが0.5
μmの16M−DRAMでは、接合深さが0.1〜0.
15μmになることが予想される。ソース−ドレイン領
域の接合深さが小さくなるにつれて、素子のリーク電流
は増大する傾向にある。これはコンタクトバリアー層の
材料中に含まれる不純物のソース−ドレイン領域に対す
る影響が、ソース−ドレイン領域の接合深さが小さくな
るのに対応して相対的に大きくなり、リーク電流を誘発
するためである。一般に半導体素子のリーク電流は誤動
作の原因となり半導体素子の信頼性低下の原因となるの
でより低い値となることが望まれており、ソース−ドレ
イン領域の接合深さとコンタクトバリアー層中の不純物
に対応して起こるリーク電流の増大は、今後の半導体素
子の高集積化への障害となると考えられている。
【0004】コンタクトバリアー中に含まれる不純物と
しては、特に次の不純物が半導体素子に悪影響をおよび
ぼすおそれがあるとされ、その低減化が図られている。
【0005】(1)Na,Kなどのアルカリ金属(界面
準位の発生) Na,KはSiO2 中を拡散し易い元素であり、デバイ
スの製造プロセス中にSiとゲート絶縁膜(SiO2
の界面に移動し、その一部はイオン化して正電荷になっ
て、界面準位を発生させる。このような界面における電
荷はチャンネルを流れるキャリアーなどSi中の電荷を
トラップして問題となる。
【0006】(2)U,Thなどの放射性元素(ソフト
エラー) U,Thなどは微量放射性物質が放射線崩壊し、その際
に放出されるα線によりSi中に電子−正孔対が誘発さ
れ、その電荷により一時的に誤動作を起こす。
【0007】(3)Fe,Crなどの重金属(界面特性
の低化) Fe,Crなどの重金属は、Na,Kなどのアルカリ金
属に比べて膜中に含まれる濃度が高いため、Na,Kほ
ど移動度が大きくなってもSi−SiO2 界面に集ま
り、界面準位の発生や、閾値電圧の原因となる。
【0008】半導体素子用材料には、製造プロセスによ
っても異なるが、これらの不純物が単位体積当たり、原
子数でおよそ1×1019個/cm3 程度含まれている。こ
れらの不純物の中には先に記した界面準位の発生、界面
特性の劣化などの影響の他にもリーク電流を増大させる
作用もあると考えられているものもあり、既に極力低減
されているが、今後の半導体素子の高集積化に伴いさら
なるリーク電流の低減が求められている。
【0009】一方、半導体素子のゲート部位を形成する
ゲート電極材料としては、低抵抗性および、耐熱性が求
められていることから、コンタクトバリアー材料と同
様、高融点金属の適用が考えられている。やはり素子の
高集積化に伴って、ソース−ドレイン領域の接合深さが
減少し、ゲート電極とpn接合界面との距離が短かくな
り、またSiO2 膜厚も小さくなるため、ゲート電極と
ソース−ドレイン領域がSiO2 を介して近接する部分
から、コンタクトバリアー材料の場合と同様に電極材料
中の不純物がソース−ドレイン領域に影響を与え、リー
ク電流を誘発するので、半導体素子のリーク電流の増加
の可能性は高くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
半導体素子の高集積化に伴い、そのリーク電流の増加が
当然無視できないものとなる。本発明は、高信頼性の半
導体素子を得るために高融点金属、高融点金属からなる
合金、高融点金属の珪化物、Ti,Ta,W,Ti−W
合金の窒化物からなる膜をコンタクトバリアー層または
ゲート電極などに用い、半導体素子のリーク電流を抑え
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段と作用】本発明は、CVD
法によって得られた導電体中のAl含有量が原子数で1
×1018個/cm3 以下であることを特徴とする半導体素
子用高純度導電性膜である。またCVD法によって得ら
れた導電体中のAl含有量が原子数で1×1018個/cm
3 以下である半導体素子用高純度導電性膜において、導
電体が、Ti,W,Mo,Zr,Hf,Ta,V,N
b,Ir,Fe,Ni,Cr,Co,Pd,Ptから選
ばれた少なくとも1種の金属からなることを特徴とする
半導体素子用高純度導電性膜である。またCVD法によ
って得られた導電体中のAl含有量が原子数で1×10
18個/cm3 以下である半導体素子用高純度導電性膜にお
いて、導電体が、Ti,W,Mo,Zr,Hf,Ta,
V,Nb,Ir,Fe,Ni,Cr,Co,Pd,Pt
から選ばれた少なくとも1種の金属の珪化物からなるこ
とを特徴とする半導体素子用高純度導電性膜である。ま
た、CVD法によって得られた導電体中のAl含有量が
原子数で1×1018個/cm3 以下である半導体素子用高
純度導電性膜において、導電体が、Ti,W,Ta−W
合金のいずれかの窒化物からなることを特徴とする半導
体素子用高純度導電性膜である。また前記膜を用いてな
ることを特徴とする半導体素子である。
【0012】半導体素子のリーク電流は、コンタクトバ
リアー層またはゲート電極の材料に含まれる不純物が、
ソース−ドレイン領域に影響を与えて誘発される。本発
明はこれらコンタクトバリアー層またはゲート電極の材
料において、従来不純物として重視されていなかったA
lの濃度がこのリーク電流に大きく関与することを見出
してなされたものである。
【0013】本発明においてAl含有量を原子数で1×
1018個/cm3 以下としたのは、1×1018個/cm3
超える程度にAl含有量が大きくなるにつれてリーク電
流が増加し、またソース−ドレイン領域の接合深さが大
きくなるにつれてコンタクトバリアー層中に含まれるA
lの影響を受け易くなり、リーク電流は増加するが、1
×1018個/cm3 以下にすれば、ソース−ドレイン領域
の接合深さに関係なくリーク電流はほぼ一定の低い値に
抑えられるからである。
【0014】本発明に係る導電性膜を構成する材料とし
て使用されるTi,W,Mo,Zr,Hf,Ta,V,
Nb,Ir,Fe,Ni,Cr,Co,Pd,Ptの金
属およびこれらの金属の珪化物、窒化物はいずれも優れ
た導電性および低抵抗特性を有し、1種または2種以上
組み合せて使用される。
【0015】上記本発明の導電性膜のうち、TiN,M
o,W,TiSi2 ,CoSi2 などは特に熱的安定
性、化学的安定性に優れ、しかもコンタクトバリアーに
用いた場合、コンタクト抵抗を低減する効果があるため
実用上好ましい。
【0016】しかしながら、上記薄膜中に含まれるAl
がその後のプロセスにおいてコンタクトバリアー層とソ
ースあるいはドレイン界面に偏析し、界面に残っていた
酸素と反応したり、あるいはSiの自然酸化膜を還元し
てAl2 3 を形成する可能性が高い。それにより、コ
ンタクト抵抗が上昇して問題となる。そこで本発明者ら
は上記薄膜中のAl濃度とそれらの薄膜でコンタクトバ
リアー層を形成したときのコンタクト抵抗の関連性を調
べた。その結果、Al濃度が1×1018個/cm3以下であ
れば、上述のようなAl2 3 形成によるコンタクト抵
抗の上昇という問題は回避でき、実用上全く問題が生じ
ないことが明らかとなった。
【0017】本発明の導電性膜の結晶状態は、結晶体、
アモルファス(非晶質)のどちらでも半導体素子のリー
ク電流を低減する効果が得られる。一般にアモルファス
は熱的安定性がやや劣るが、Ta−Ir,Ni−Nb,
Fe−W等の金属は比較的に安定であるため、実用上ア
モルファスとして使われる。このようなアモルファス合
金は粒界が存在しないため、Alが高速で拡散しにく
く、より良い効果が得られる。
【0018】本発明の導電性膜は例えば下記の要領で製
造される。すなわち、高融点金属、または高融点合金
膜、高融点金属シリサイド膜、Ti,Ta,W,Ti−
W合金の窒化膜からなる高純度のコンタクトバリアー
膜、またはゲート電極膜を形成する場合、半導体素子の
成膜に一般的に用いられるスパッタリング法を用い、そ
の際Al濃度を所定値以下に低減したスパッタリングタ
ーゲットを使用して成膜することにより、生成膜中のA
l含有量を抑制する。スパッタリングターゲット中のA
lの濃度と膜中のそれとは相関関係があり、例えば、T
i−W合金、Moシリサイド膜中のAl原子の含有量を
1×1018個/cm3 以下に抑えるには、Ti−W合金製
スパッタリングターゲットまたはMoシリサイドスパッ
タリングターゲット中のAl濃度を原子比で30ppm
以下、好ましくは10ppm以下、さらに好ましくは1
ppm以下に抑え、このターゲットを用いてスパッタリ
ングを行い成膜する。
【0019】また請求項2に記載した高融点金属およ
び、高融点金属からなる合金、および請求項3に記載し
た金属の珪化物で導電製膜を形成する場合は、Al濃度
を30ppm以下、好ましくは10ppm以下、さらに
好ましくは1ppm以下に抑えたターゲットを用いてス
パッタリングを行なうことにより、膜中のAl含有量を
1×1018個/cm3 以下に抑えることができる。請求項
4に記載したTi,Ta,W,Ti−W合金の窒化物で
導電性膜を形成する場合についてもTi,Ta,W,T
i−W合金製ターゲット中のAl濃度を30ppm以
下、好ましくは10ppm以下、さらに好ましくは1p
pm以下にし、窒素ガス雰囲気中で活性スパッタリング
を行なうことにより、膜中のAl含有量を上記の値(1
×1018/cm3)以下に抑えることができる。また、従来
より積層膜の界面に集まり界面特性を劣化させたり、接
合リークの原因となると言われてきた重金属元素やアル
カリ金属の濃度は充分に低減する必要がある。
【0020】本発明の導電性膜はCVD法でも成膜され
る。その場合はCVD用のガス中のAl濃度を低減する
ことにより膜中のAl含有量を低い値に抑えることがで
きる。
【0021】以下に実施例により本発明を詳しく説明す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】実施例1 図3に示すようにn型基板3上に形成したp+領域2上
にMoからなる導電性膜としてのコンタクトバリアー層
1を形成し、さらにその上に配線膜としてのAl層4を
形成したダイオードを半導体素子として作成した。この
ダイオードのソース−ドレイン領域の接合深さは約0.
3μm、開孔部の面積は1.5×1.5μm2 である。
このダイオードは半導体素子のコンタクト部をモデル化
し、コンタクト部の面積、コンタクトバリアー層の厚
さ、ソース−ドレイン領域の接合深さは、実デバイスを
模擬している。
【0023】ここで、コンタクトバリアー層は下記のよ
うに形成した。すなわち、導電性膜としてのMoコンタ
クトバリアー層はAl濃度0.1ppm以下のMoCl
5 ガスにAlを微量(約50ppm)を添加したガスお
よび、Al濃度0.1ppm以下のMoCl5 ガスを用
いてCVD法で形成した。各バリアー層をフレームレス
原子吸光法で測定したところ、各Mo膜中のAl含有量
は原子数で、それぞれ3×1018個/cm3 、3×1017
個/cm3 であった。また膜厚は約100nmである。
【0024】次にMoコンタクトバリアー層中のAl含
有量とpn接合リーク電流との関係を調べた。まず各ダ
イオードに逆バイアス電圧をOVから印加し、電圧を徐
々に増加させ、ブレークダウンまでの各ダイオードのリ
ーク電流を調べた。その結果を図1に示す。
【0025】図1において、曲線AはAl含有量が3×
1018個/cm3 、曲線BはAl含有量が3×1017個/
cm3 の膜をそれぞれ形成したダイオードの電流−電圧特
性を示している。いずれの膜においてもAl,Mo以外
の重金属元素の含有量は1×1017個/cm3 以下、アル
カリ金属が5×1016個/cm3 以下で同程度に充分低い
値である。図1の結果から明らかなように、Al含有量
を所定値(1×1018個)以下に低減したB曲線に示す
ダイオードによれば、ピーク電流値は殆ど変化はない一
方、Aのサンプルでは大幅に増大している。他の有害不
純物濃度が充分に低い値であることから、リーク電流の
増加はAl含有量の増加によると考えられる。したがっ
て、膜中のAl含有量を低減することにより、リーク電
流の増加を効果的に抑制することができる。
【0026】実施例2 Wからなるコンタクトバリアー層を有し、他は実施例1
と同様な構成のダイオードを用いてWコンタクトバリア
ー層中のAl含有量とpn接合リーク電流の関連性を調
べた。導電性膜としてのWコンタクトバリアー層は、
0.1ppm以下のWF6 ガスに微量のAl(60pp
m)を添加したガスおよびAl濃度が0.1ppm以下
のWF6 ガスをそれぞれ用いてCVD法により形成し
た。それぞれのW膜中のAl含有量は、フレームレス原
子吸光法で測定したところ、0.5×1019個/cm3
4×1017個/cm3 であった。また膜厚は約80nmであ
る。各測定は全て実施例1と同様の方法で行なった。逆
バイアス電圧に対するpn接合リーク電流値の測定結果
を図2に示す。
【0027】図2において、曲線AはAl含有量が0.
5×1019個/cm3 、曲線BはAl含有量が4×1017
個/cm3 の膜をそれぞれ形成したダイオードの電流−電
圧特性を示している。なお、いずれの膜においてもA
l,W以外の重金属元素の含有量は1×1017個/cm3
以下、アルカリ金属が3×1016個/cm3 以下と充分に
低い値である。したがって、図2の曲線Bから明らかな
ように、Al含有量を所定値以下にすることによりリー
ク電流の増加を効果的に抑制することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の半導体素子用高純度導電性膜を
用い、コンタクトバリアーまたはゲート電極などを形成
することにより、リーク電流を低く抑える効果があり、
信頼性が高い半導体素子が得られ、今後の半導体素子の
高集積化にも充分に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Al含有量が異なるMoからなるコンタクトバ
リアー層を形成したダイオードのリーク電流特性を示す
特性図。
【図2】Al含有量が異なるWからなるコンタクトバリ
アー層を形成したダイオードのリーク電流特性を示す特
性図。
【図3】実施例1〜2に使用した半導体素子としてのダ
イオードの構成例を示す概略図。
【符号の説明】
1 コンタクトバリアー層 2 p+領域 3 n型基盤 4 Al層 5 SiO2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/88 M 21/90 C (72)発明者 小畑 稔 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝 総合研究所内 (72)発明者 宮内 正視 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝 総合研究所内 (72)発明者 河合 光雄 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 山野辺 尚 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 牧 利広 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 八木 典章 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 安藤 茂 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (72)発明者 小塙 佳子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝 総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−66425(JP,A) 特開 平5−211326(JP,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CVD法により得られた導電体から成
    り、この導電体中のAl含有量が原子数で1×1018
    個/cm以下であり、半導体素子のコンタクトバリア
    ー層またはゲート電極に用いられ、半導体素子のリーク
    電流を抑制することを特徴とする半導体素子用高純度導
    電性膜。
  2. 【請求項2】 導電体が、Ti,W,Mo,Zr,H
    f,Ta,V,Nb,Ir,Co,Pd,Ptから選ば
    れた少なくとも1種の金属からなることを特徴とする請
    求項1記載の半導体素子用高純度導電性膜。
  3. 【請求項3】 導電体が、Ti,W,Mo,Zr,H
    f,Ta,V,Nb,Ir,Fe,Ni,Cr,Co,
    Pd,Ptから選ばれた少なくとも1種の金属の珪化物
    からなることを特徴とする請求項1記載の半導体素子用
    高純度導電性膜。
  4. 【請求項4】 CVD法により成膜後、反応させること
    により得られることを特徴とする請求項3記載の半導体
    素子用高純度導電性膜。
  5. 【請求項5】 導電体が、Ti,W,Mo,Zr,H
    f,Ta,V,Nb,Ir,Fe,Ni,Cr,Co,
    Pd,Ptから選ばれた少なくとも1種の金属の窒化物
    から成ることを特徴とする請求項1記載の半導体素子用
    高純度導電性膜。
  6. 【請求項6】 導電体が、Ti,W,Ta−W合金のい
    ずれかの窒化物から成ることを特徴とする請求項1記載
    の半導体素子用高純度導電性膜。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の半
    導体素子用高純度導電性膜を用いて成ることを特徴とす
    る半導体素子。
  8. 【請求項8】 前記半導体素子の回路は、少なくとも半
    導体基板表面に形成されたソースおよびドレインと、前
    記半導体基板上部に形成されたゲート電極とを有する半
    導体素子を含むことを特徴とする請求項7記載の半導体
    素子。
  9. 【請求項9】 前記ゲート電極はTi,W,Mo,Z
    r,Hf,Ta,V,Nb,Ir,Fe,Ni,Cr,
    Co,Pd,Ptから選ばれた少なくとも1種の金属の
    珪化物からなることを特徴とする請求項8記載の半導体
    素子。
  10. 【請求項10】 前記ソースおよびドレインの少なくと
    も一方の上部に前記 半導体素子形成用配線からなるバリ
    ア層が形成され、前記バリア層の上部にアルミニウム配
    線が形成されていることを特徴とする請求項8ないし9
    のいずれかに記載の半導体素子。
  11. 【請求項11】 前記バリア層は、Ti,W,Mo,Z
    r,Hf,Ta,V,Nb,Ir,Fe,Ni,Cr,
    Co,Pd,Ptから選ばれた少なくとも1種の金属の
    窒化物からなることを特徴とする請求項10記載の半導
    体素子。
  12. 【請求項12】 導電体中のAl含有量が原子数で1×
    1018個/cm以下であり、この導電体を半導体素
    子のコンタクトバリアー層またはゲート電極に用いて半
    導体素子のリーク電流を抑制する半導体素子用高純度導
    電性膜をCVD法により形成することを特徴とする半導
    体素子用高純度導電性膜の形成方法。
  13. 【請求項13】 導電体が、Ti,W,Mo,Zr,H
    f,Ta,V,Nb,Ir,Co,Pd,Ptから選ば
    れた少なくとも1種の金属からなることを特徴とする請
    求項12記載の半導体素子用高純度導電性膜の形成方
    法。
  14. 【請求項14】 導電体が、Ti,W,Mo,Zr,H
    f,Ta,V,Nb,Ir,Fe,Ni,Cr,Co,
    Pd,Ptから選ばれた少なくとも1種の金属の珪化物
    からなることを特徴とする請求項12記載の半導体素子
    用高純度導電性膜の形成方法。
  15. 【請求項15】 CVD法により成膜後、反応させるこ
    とにより得られることを特徴とする請求項14記載の半
    導体素子用高純度導電性膜の形成方法。
  16. 【請求項16】 導電体が、Ti,W,Mo,Zr,H
    f,Ta,V,Nb,Ir,Fe,Ni,Cr,Co,
    Pd,Ptから選ばれた少なくとも1種の金属の窒化物
    から成ることを特徴とする請求項12記載の半導体素子
    用高純度導電性膜の形成方法。
  17. 【請求項17】 導電体が、Ti,W,Ta−W合金の
    いずれかの窒化物から成ることを特徴とする請求項16
    記載の半導体素子用高純度導電性膜の形成方法。
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