JP3144285U - 直立式折り畳み自転車 - Google Patents
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Abstract
【課題】折り畳み状態であっても立ったままで自転車を転がすことが可能な折り畳み自転車を提供する。
【解決手段】フロントチューブ10とシートポスト20には可動可能な二本の連結チューブ30が軸接続され、一の連結チューブ30にはリアフォーク40が可動可能に軸接続され、リアフォーク40にはストッパーステム50が設けられてシートポスト20を受け止める。サドル202とシートポスト20が上方向に移動させると、二本の連結チューブ30が連動し、フロントチューブ10とリアフォーク40が中央に向かって移動して直立式の折り畳んだ状態となる。そして、サドル202とシートポスト20を下方向に移動させると、フロントチューブ10とリアフォーク40が、二本の連結チューブ30の連動によってそれぞれ移動し、シートポスト20がストッパーステム50によって受け止められて組み立てた状態となる。
【選択図】図3
【解決手段】フロントチューブ10とシートポスト20には可動可能な二本の連結チューブ30が軸接続され、一の連結チューブ30にはリアフォーク40が可動可能に軸接続され、リアフォーク40にはストッパーステム50が設けられてシートポスト20を受け止める。サドル202とシートポスト20が上方向に移動させると、二本の連結チューブ30が連動し、フロントチューブ10とリアフォーク40が中央に向かって移動して直立式の折り畳んだ状態となる。そして、サドル202とシートポスト20を下方向に移動させると、フロントチューブ10とリアフォーク40が、二本の連結チューブ30の連動によってそれぞれ移動し、シートポスト20がストッパーステム50によって受け止められて組み立てた状態となる。
【選択図】図3
Description
本考案は、直立式折り畳み自転車に関し、特に、組み立て操作と折り畳み操作が簡単で速やかに行うことができる直立式折り畳み自転車に関するものである。
従来の折り畳み式自転車の組立と折り畳みの操作は、自転車の本体を前後で半分に折る(つまり、車体ベース全体を前後半分に折る)形式である。前輪と後輪を重ねることで体積を縮小することができる。このうち、確実に体積を縮小させて持ち運びに便利にするために、自転車の本体を折った後に固定する必要がある。そして、ハンドルステム及びシートステムをそれぞれ下に降ろして固定しなければならない。こうすることで、自転車を折り畳むことが可能になるが、少なくとも6つ以上の動作によって自転車を完全に固定して折り畳んだ状態にする必要がある。このため、面倒であり時間の無駄が生じる。特に、折り畳んだ後の自転車は車高が大幅に低くなって、立った状態で歩きながら車輪を転がしていくことができず、自転車全体を持ち上げる形で移動させなければならないため、運搬上の不便及び力の無駄が生じる。
そこで、図1及び図2に示した折り畳み自転車が提供された。図1及び図2に示した自転車は、フロントチューブ11、ボトムチューブ12、シートステム13、サドル14、固定装置15、車輪16及び伝動装置17を備える。前記ボトムチューブ12は一端が第一結合点121でフロントチューブ11に軸結合される。前記シートステム13の一端は第二結合点131でフロントチューブ11に軸結合される。そして、他端は第三結合点132でボトムチューブ12の他端に軸結合される。前記サドル14は、シートステム13上に固定されて、前記フロントチューブ11から離れて設置される。前記固定装置15は前記フロントチューブ11上にはめられるカバー151及び前記カバー151に固定するクイックオフロック152を有する。前記車輪16はボトムチューブ12一端に軸接続された前輪161及びボトムチューブ12他端に軸接続された後輪162を有する。前記伝動装置17は、ボトムチューブ12上のフロントチューブ11に近い位置に設置されて、後輪162を駆動して前輪161を動かす。
このように、前記クイックオフロック152を固定するだけで、カバー151がボトムチューブ12をフロントチューブ11の下端の位置に固定し、ボトムチューブ12とシートステム13の位置が確定して組み立てた状態となる。そして、クイックオフロック152をはずすと、第一結合点121がボトムチューブ12と共にフロントチューブ11に沿って移動してボトムチューブ12が折れ曲がり、前記第二結合点131と第三結合点132においてシートステム13が折り曲がって折り畳んだ状態となる。
この構造の自転車の折り畳み操作は、従来の折り畳み操作より簡単であるため短時間で折り畳むことができる。しかし、フロントチューブ11に沿って第一結合点121が移動すると、ボトムチューブ12の角度が変化するため、スムーズに自転車を組立し又は折り畳むことができない。また、自転車を組立し又は折り畳む際に、第一結合点121がフロントチューブ11の上をスライドする距離が非常に長いため、スムーズに組立し又は折り畳むことができない。更に、前記前輪161と後輪162の径が同じであるため、自転車を折り畳んだ状態にすると、前記前輪161と後輪162が互いに干渉してしまい、折り畳み状態において自転車を前輪161と後輪162を利用して安定して転がすことができず、折り畳んだ状態においての運搬が不便で面倒である。従って、本考案はこれらの問題を解決した、直立式の折り畳み自転車を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載した考案は、フロントチューブと、前輪と、ハンドルと、シートポストと、サドルと、リアフォークと、主軸組立部品と、伝動装置と、後輪等の主要パーツを備え、前記フロントチューブと前記シートポストには可動可能に二本の連結チューブが軸接続され、一の連結チューブは可動可能に前記リアフォークが軸接続され、前記リアフォークはストッパーステムを有し、前記ストッパーステムは前記シートポストを受け止めて支えることを特徴とする直立式折り畳み自転車を特徴とした。
請求項2に記載した考案は、前記ストッパーステムと前記シートポストの間には、第一固定装置と第二固定装置が設けられ、自転車を組み立ててシートポストがストッパーステムに受け止められる時に、シートポストとストッパーステムを確実に固定することを特徴とする、請求項1に記載の直立式折り畳み自転車を特徴とした。
請求項3に記載した考案は、前記リアフォークと前記フロントチューブの間には、第一固定装置が設けられ、前記第一固定装置は自転車が折り畳まれた時に、前記フロントチューブと前記リアフォークを確実に固定することを特徴とする、請求項1に記載の直立式折り畳み自転車を特徴とした。
本考案の直立式折り畳み自転車は、サドルとシートポストを上方向に移動させると、フロントチューブとリアフォークが、二本の連結チューブの連動によって中央に向かって移動して折り畳み状態となる。そして、折り畳み状態からサドルとシートポストを下方向に移動させると、フロントチューブとリアフォークは、二本の連結チューブと連動して移動し、シートポストがストッパーステムによって受け止められて速やかに組み立て状態となる。従って、本考案の直立式折り畳み自転車は、組み立て及び折り畳み操作が簡単で便利であると共に、構造がシンプルであるため製造も簡単で経済性も高い。また、折り畳み後の運搬も容易である。
以下に、図面を参照しながら、本考案の好適な実施例について説明する。まず、図3及び図4を参照しながら説明する。本考案の直立式折り畳み自転車は、自転車のフロントチューブ10とシートポスト20の間には、はめ込み軸Aにより可動可能に軸接続された二本の連結チューブ30が設けられる。そして、リアフォーク40の前端は、一の連結チューブ30へはめ込み軸Bにより可動可能に軸接続される。また、リアフォーク40の前端に近い位置には、ストッパーステム50が設けられてシートポスト20を受け止める。
このうち、本考案の二本の連結チューブ30は、上部連結チューブ301と下部連結チューブ302から成り、上部連結チューブ301と下部連結チューブ302は、フロントチューブ10とシートポスト20へ軸接続されて確実に連結される。そして、リアフォーク40の前端は、下部連結チューブ302と軸接続されて確実に連結される。
リアフォーク40は、後端に後輪401が設けられ、前端に隣接する位置に主軸組立部品60と伝動装置70が設けられる。そして、適当な位置に第一固定装置80が設けられる。第一固定装置80は、折り畳み状態においてフロントチューブ10を固定する作用を有し、本考案においては定位板80を用いている。定位版80は、一端がはめ込み軸801によってリアフォーク40に可動可能に軸接続され、他端は固定キャップ802が設けられる。
図5を参照しながら説明する。リアフォーク40のストッパーステム50には第二固定装置90が設けられ、第二固定装置90は、組立状態のシートポスト20を固定する作用を有する。第二固定装置には固定バー90が設けられ、固定バー90の一端はめ込み軸901によってストッパーステム50に可動可能に軸接続され、他端には固定キャップ902が設けられる。自転車を組み立てると、固定バー90はシートポスト20に設けられた固定ねじ201を受け止める。
本考案のフロントチューブ10とシートポスト20は、二本の連結チューブ30を介して可動可能に軸接続され、一の連結チューブ30ははめ込み軸Bを介してリアフォーク40に可動可能に軸接続されている。そのため、二本の連結チューブ30をはめ込み軸Aを軸として可動させると、これに軸接続されたフロントチューブ10とシートポスト20が連動すると共に、一の連結チューブ30とはめ込み軸Bを軸として軸接続されたリアフォーク40も連動する。そして、一の連結チューブ30をはめ込み軸Bを軸として可動させると、これに軸接続されたリアフォーク40が連動すると共に、二本の連結チューブ30とはめこみ軸Aを軸として軸接続されたフロントチューブ10とシートポスト20も連動する。本考案はこの連動を利用して自転車の組み立て及び折り畳み操作を行うものである。
図4及び図6を参照しながら説明する。組み立て操作は、リアフォーク40に設けられた第一固定装置80の固定キャップ802を、フロントチューブ10に設けられた固定ねじ103から解放する。そして、サドル202とシートポスト20を下方向に移動させると、フロントチューブ10とリアフォーク40が、二本の連結チューブ30と連動して移動する。更に、後ろに倒れる方向に移動してきたシートポスト20を、リアフォーク40に設けられたストッパーステム50が受け止めることで、シートポスト20の位置が固定される。これにより二本の連結チューブ30も固定され、二本の連結チューブ30に軸接続されたフロントチューブ10とリアフォーク40も固定され、自転車が組み立てた状態となる。また、ストッパーステム50に設置された第二固定装置90が、自転車の組み立てた状態を確実に維持するため安定性と安全性に優れている。
図6及び図7を参照しながら説明する。折り畳み操作は、第二固定装置90の固定キャップ902を、シートポスト20に設けられた固定ねじ201から解放する。そして、シートポスト20をストッパーステムから離脱させて、サドル202とシートポスト20を上方向に移動させると共に、はめ込み軸Bを軸として一の連結チューブ30を可動させると、フロントチューブ10とシートポスト20ははめこみ軸Aを軸として可動する二本の連結チューブ30と連動して中央方向に向かって移動し、リアフォーク40もはめこみ軸Bを軸として可動する一の連結チューブ30と連動して中央方向に向かって移動する。これによりフロントチューブ10、前輪101、ハンドル102、二本の連結チューブ30、シートポスト20、サドル202、リアフォーク40、後輪401は互いに直立式に折り畳まれた状態となる。また、リアフォーク40に設けられた第一固定装置80は、固定キャップ802がフロントチューブ10の所定の位置に設けられた固定ねじ103に係止し、直立式に折り畳まれた状態を確実に維持する。
図7を参照しながら説明する。本考案のハンドル102も折り畳みが可能であり、前記ハンドル102は、自転車が完全に折り畳まれた後に、前輪101と後輪401に対応する方向に折り曲げられて体積が縮小される。しかしながら、このような構造の折り畳み式のハンドルの種類は多く従来の技術であるため、ここでは詳述を省略する。
自転車を直立式の折り畳み状態にした後の前輪101と後輪401は、同一対応方向で地面に接触するため、折り畳み状態であっても立ったままで自転車を転がすことが可能である。従って運搬の際に便利でスムーズである。
主軸組立部品60と伝動装置70(例えばクランク、ペダル、チェーン等)は、リアフォーク40に設けられているため、自転車の組み立て操作及び折り畳み操作の際に影響しない。また、折り畳み状態の自転車を組み立てて使用する際は、第一固定装置80を引くだけで、第一固定装置80の固定キャップ802からフロントチューブ10の固定ねじ103が外れ、サドル202が下方向に移動してシートポスト20がストッパーステム50に受け止められ、第二固定装置90がシートポスト20を固定する。従って、本考案は速やか且つ簡単に組み立て操作を行うことができる。また、本考案は構造がシンプルであるため便利であり、製作も簡単で経済性が高い。そして、折り畳み状態での運搬も便利でスムーズである。
11 フロントチューブ
12 ボトムチューブ
121 第一結合点
13 シートステム
131 第二結合点
132 第三結合点
14 サドル
15 固定装置
151 カバー
152 クイックオフロック
16 車輪
161 前輪
162 後輪
17 伝動装置
10 フロントチューブ
101 前輪
102 ハンドル
103 固定ねじ
20 シートポスト
201 固定ねじ
202 サドル
30 二本の連結チューブ
301 上部連結チューブ
302 下部連結チューブ
40 リアフォーク
401 後輪
50 ストッパーステム
60 主軸組立部品
70 伝動装置
80 第一固定装置(固定板)
801 はめ込み軸
802 固定キャップ
90 第二固定装置(固定バー)
901 はめ込み軸
902 固定キャップ
A、B はめ込み軸
12 ボトムチューブ
121 第一結合点
13 シートステム
131 第二結合点
132 第三結合点
14 サドル
15 固定装置
151 カバー
152 クイックオフロック
16 車輪
161 前輪
162 後輪
17 伝動装置
10 フロントチューブ
101 前輪
102 ハンドル
103 固定ねじ
20 シートポスト
201 固定ねじ
202 サドル
30 二本の連結チューブ
301 上部連結チューブ
302 下部連結チューブ
40 リアフォーク
401 後輪
50 ストッパーステム
60 主軸組立部品
70 伝動装置
80 第一固定装置(固定板)
801 はめ込み軸
802 固定キャップ
90 第二固定装置(固定バー)
901 はめ込み軸
902 固定キャップ
A、B はめ込み軸
Claims (3)
- フロントチューブと、前輪と、ハンドルと、シートポストと、サドルと、リアフォークと、主軸組立部品と、伝動装置と、後輪等の主要パーツを備え、前記フロントチューブと前記シートポストには可動可能に二本の連結チューブが軸接続され、一の連結チューブは可動可能に前記リアフォークが軸接続され、前記リアフォークはストッパーステムを有し、前記ストッパーステムは前記シートポストを受け止めて支えることを特徴とする直立式折り畳み自転車。
- 前記ストッパーステムと前記シートポストの間には、第一固定装置と第二固定装置が設けられ、自転車を組み立ててシートポストがストッパーステムに受け止められる時に、シートポストとストッパーステムを確実に固定することを特徴とする、請求項1に記載の直立式折り畳み自転車。
- 前記リアフォークと前記フロントチューブの間には、第一固定装置が設けられ、前記第一固定装置は自転車が折り畳まれた時に、前記フロントチューブと前記リアフォークを確実に固定することを特徴とする、請求項1に記載の直立式折り畳み自転車。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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TW96214996U TWM338798U (en) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | Improvement for vertical type foldable bicycle |
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Family Applications (1)
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JP2008003965U Expired - Fee Related JP3144285U (ja) | 2007-09-07 | 2008-06-12 | 直立式折り畳み自転車 |
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JP (1) | JP3144285U (ja) |
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Families Citing this family (1)
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2007
- 2007-09-07 TW TW96214996U patent/TWM338798U/zh unknown
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2008
- 2008-06-12 JP JP2008003965U patent/JP3144285U/ja not_active Expired - Fee Related
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