JP3144118U - ジェット風船発射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジェット風船を円滑に発射することができ、コストを低減することができるジェット風船発射装置を提供する。
【解決手段】ジェット風船を膨らますための手動ポンプ2、手動ポンプ2の空気排出部13であり、その中心に空気排出穴が形成された、前方Aへ行くにしたがって縮径するテーパ状の風船連結部8、手動ポンプ2の本体収容部が形成され、下方へ突出する把持部1Aが形成されるとともに、風船連結部8を前方Aへ露出させる前面開口が形成された基体1、風船連結部8にジェット風船の口筒を外嵌した状態で、該口筒の外周から突出するフランジ部に前方から当接する当接面4Bを有するフック4が一端に形成され、把持部1Aの前側に垂下するトリガ5が他端に形成されるとともに、中間部分が基体1に対して左右方向軸まわりに揺動可能に軸支されたストッパ3及びフック4を後方へ付勢する弾性付勢手段を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】ジェット風船を膨らますための手動ポンプ2、手動ポンプ2の空気排出部13であり、その中心に空気排出穴が形成された、前方Aへ行くにしたがって縮径するテーパ状の風船連結部8、手動ポンプ2の本体収容部が形成され、下方へ突出する把持部1Aが形成されるとともに、風船連結部8を前方Aへ露出させる前面開口が形成された基体1、風船連結部8にジェット風船の口筒を外嵌した状態で、該口筒の外周から突出するフランジ部に前方から当接する当接面4Bを有するフック4が一端に形成され、把持部1Aの前側に垂下するトリガ5が他端に形成されるとともに、中間部分が基体1に対して左右方向軸まわりに揺動可能に軸支されたストッパ3及びフック4を後方へ付勢する弾性付勢手段を備えた。
【選択図】図1
Description
本考案は、ジェット風船を膨らますために空気を入れるポンプを備え、このポンプを用いて膨らました後のジェット風船をそのまま保持することができるとともに、ジェット風船を発射することができる、ジェット風船発射装置に関するものである。
例えばプロ野球を球場で観戦する際の応援グッズとして、内部に空気を入れた状態で細長い略棒状の風船を空中に飛ばすジェット風船が広く使用されている。
このジェット風船は、人が空気入れ口を口に銜えて空気を入れ、膨らました状態とし、空気が流出しないように空気入れ口を塞いだ状態を保持し、タイミングを見計らって放すことにより空気入れ口から空気が噴出し、この噴出空気を推進力として飛翔するものであり、例えば、選手を鼓舞する目的で7回(ラッキーセブン)の攻撃前にジェット風船を一斉に飛ばすことや、勝利を祝う目的で試合終了後にジェット風船を一斉に飛ばすことが行われている。
このジェット風船は、人が空気入れ口を口に銜えて空気を入れ、膨らました状態とし、空気が流出しないように空気入れ口を塞いだ状態を保持し、タイミングを見計らって放すことにより空気入れ口から空気が噴出し、この噴出空気を推進力として飛翔するものであり、例えば、選手を鼓舞する目的で7回(ラッキーセブン)の攻撃前にジェット風船を一斉に飛ばすことや、勝利を祝う目的で試合終了後にジェット風船を一斉に飛ばすことが行われている。
このようなジェット風船は、上述のように人が口に銜えて空気を吹き込んで膨らました後に放して飛ばすのが一般的であるが、ジェット風船を膨らますために空気を入れる手動ポンプを備え、この手動ポンプを用いて膨らました後のジェット風船をそのまま保持することができ、操作レバー等の操作によりジェット風船を発射することができる、ジェット風船発射装置が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)
特許文献1のジェット風船発射装置は、ピストル状の外観をなし、その銃口に相当する円筒にジェット風船の口筒を内嵌するとともに、この口筒の外周に突設した係止フランジの左右に当接して係止する鉤形状のフックが形成された平面視略L字状の左右のストッパを基体に対して水平揺動可能に軸支し、引き金状の操作杆の操作に連動させて前記ストッパを左右に開くことにより、ジェット風船を発射する構成である。
したがって、前記口筒が前記円筒に内嵌された状態で係止フランジの左右が係止され、この状態で膨らんだジェット風船が基体に保持されており、この状態から前記操作により発射されるため、前記口筒とその外周側にある前記円筒の内周面との間で拗れが生じて円滑な発射ができない場合がある。
その上、ジェット風船を係止及び発射するための部品点数が多く、構成が比較的複雑であるため、信頼性が低下しやすいとともにコストが嵩むという問題点もある。
したがって、前記口筒が前記円筒に内嵌された状態で係止フランジの左右が係止され、この状態で膨らんだジェット風船が基体に保持されており、この状態から前記操作により発射されるため、前記口筒とその外周側にある前記円筒の内周面との間で拗れが生じて円滑な発射ができない場合がある。
その上、ジェット風船を係止及び発射するための部品点数が多く、構成が比較的複雑であるため、信頼性が低下しやすいとともにコストが嵩むという問題点もある。
また、特許文献2のジェット風船発射装置は、ピストル状の外観をなし、その銃口に相当する開口内に設けた風船連結体の連結筒部にジェット風船の口筒を外嵌するとともに、この口筒の外周に突設した鍔の下部中央を係止する側面視略L字状のフックが形成されたストッパを基体に対して上下揺動可能に軸支し、ストッパの前記フックの他端に形成された引き金状の指掛け操作部を操作して前記ストッパを下方へ移動させることにより、ジェット風船を発射する構成である。
したがって、前記口筒が前記連結筒部に外嵌された状態で鍔の下部中央が係止され、この状態で膨らんだジェット風船が基体に保持されており、この状態から前記操作により発射されるため、前記口筒とその内周側にある前記連結筒部の外周面との間で拗れが生じて円滑な発射ができない場合がある。
その上、前記開口から基体内部に入った位置でストッパによりジェット風船を係止する構成であることから、ストッパによる係止部を視認することができないため、ジェット風船を係止する際の作業性が悪いという問題点もある。
したがって、前記口筒が前記連結筒部に外嵌された状態で鍔の下部中央が係止され、この状態で膨らんだジェット風船が基体に保持されており、この状態から前記操作により発射されるため、前記口筒とその内周側にある前記連結筒部の外周面との間で拗れが生じて円滑な発射ができない場合がある。
その上、前記開口から基体内部に入った位置でストッパによりジェット風船を係止する構成であることから、ストッパによる係止部を視認することができないため、ジェット風船を係止する際の作業性が悪いという問題点もある。
そこで本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、ジェット風船を円滑に発射することができ、コストを低減することができるとともに、ジェット風船を係止する際の作業性が良いジェット風船発射装置を提供する点にある。
本考案に係るジェット風船発射装置は、前記課題解決のために、ジェット風船を膨らますために空気を入れる手動ポンプ又は電動ポンプと、該ポンプの空気排出部又は該空気排出部に接続された部材からなる、その中心に空気排出穴が形成された、前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状の風船連結部と、前記ポンプの本体を収容する収容部が形成され、下方へ突出する把持部が形成されるとともに、前記風船連結部を前方へ露出させる前面開口が形成された基体と、前記風船連結部にジェット風船の口筒を外嵌した状態で、該口筒の外周から径方向へ突出するフランジ部に前方から当接する当接面を有するフックが一端に形成され、前記把持部の前側に垂下するトリガが他端に形成されるとともに、中間部分が前記基体に対して左右方向軸まわりに揺動可能に軸支されたストッパと、前記フックを後方へ付勢する弾性付勢手段とを備えたものである。
ここで、前記フックが前方から見て略U字状の開口が形成されたものであり、該開口の周壁の後面を前記当接面としてなると好ましい。
本考案に係るジェット風船発射装置は、ジェット風船を膨らますために空気を入れる手動ポンプ又は電動ポンプと、該ポンプの空気排出部又は該空気排出部に接続された部材からなる、その中心に空気排出穴が形成された、前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状の風船連結部と、前記ポンプの本体を収容する収容部が形成され、下方へ突出する把持部が形成されるとともに、前記風船連結部を前方へ露出させる前面開口が形成された基体と、前記風船連結部にジェット風船の口筒を外嵌した状態で、該口筒の外周から径方向へ突出するフランジ部に前方から当接する当接面を有するフックが一端に形成され、前記把持部の前側に垂下するトリガが他端に形成されるとともに、中間部分が前記基体に対して左右方向軸まわりに揺動可能に軸支されたストッパと、前記フックを後方へ付勢する弾性付勢手段とを備えたので、風船連結部にジェット風船の口筒を外嵌してフランジ部をフックにより前方から付勢することにより、手動ポンプ又は電動ポンプを用いてジェット風船を容易に膨らますことができるとともに、その状態を容易に保持することができ、その上、把持部を掴んでいる手でトリガを引く片手操作により、ジェット風船の発射を容易に行うことができる。
その上、風船連結部が前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状であることから、通常は合成樹脂製であり形状精度にバラツキが生じやすいジェット風船の口筒(空気入れ口)に対して、テーパ状の風船連結部が内挿され、風船連結部のテーパ状の斜面がジェット風船の口筒に当接した状態で、前記斜面及び口筒が近づく方向へフック及び弾性付勢手段により付勢されるため、空気漏れが発生しにくく、手動ポンプ又は電動ポンプによるジェット風船への空気入れを効率的に行うことができる。
その上さらに、風船連結部が前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状であることから、風船連結部とジェット風船の口筒との間で拗れが生じることがなく、ストッパのトリガを引いてフックを下方へ揺動させると、ジェット風船が、その口筒から噴出する空気の推力により、テーパ状の風船連結部から円滑に離反して発射される。
その上さらに、風船連結部が前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状であることから、風船連結部とジェット風船の口筒との間で拗れが生じることがなく、ストッパのトリガを引いてフックを下方へ揺動させると、ジェット風船が、その口筒から噴出する空気の推力により、テーパ状の風船連結部から円滑に離反して発射される。
その上、ジェット風船を係止及び発射するための部品点数が少なく、構成が簡素であるため、コストを低減することができるとともに、信頼性が低下しにくい。
その上さらに、風船連結部が基体の前方へ露出しており、該風船連結部にジェット風船の口筒を外嵌した状態で、該口筒の外周から径方向へ突出するフランジ部も露出しており、さらに、該フランジ部を前方から押さえるフックも露出していることから、これらを目視して確認しながらジェット風船を係止することができるため、ジェット風船をジェット風船発射装置に係止する際の作業性が良い。
その上、電動ポンプを用いてジェット風船に空気を入れる構成によれば、ジェット風船に空気を入れる労力を無くすことができる。
その上さらに、風船連結部が基体の前方へ露出しており、該風船連結部にジェット風船の口筒を外嵌した状態で、該口筒の外周から径方向へ突出するフランジ部も露出しており、さらに、該フランジ部を前方から押さえるフックも露出していることから、これらを目視して確認しながらジェット風船を係止することができるため、ジェット風船をジェット風船発射装置に係止する際の作業性が良い。
その上、電動ポンプを用いてジェット風船に空気を入れる構成によれば、ジェット風船に空気を入れる労力を無くすことができる。
また、前記フックが前方から見て略U字状の開口が形成されたものであり、該開口の周壁の後面を前記当接面としてなると、前記効果に加え、ジェット風船のフランジ部の左右及び下部に、フックの略U字状の開口の周壁の後面が当接し、弾性付勢手段によりフックを介してフランジ部が後方へ付勢されるため、ジェット風船が風船連結部に安定かつ確実に保持され、よって、手動ポンプ又は電動ポンプによりジェット風船へ空気を入れる際の空気漏れ発生抑止効果をさらに高めることができる。
次に、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、本考案は、添付図面に示された形態に限定されず実用新案登録請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
なお、本明細書においては、膨らんだジェット風船Bがジェット風船発射装置の基体1から離反する方向(図中矢印A参照。)を前方、把持部1Aが突出する方向を下方とし、左右は前方に向かって言うものとする。また、左方から見た図を正面図とする。
なお、本明細書においては、膨らんだジェット風船Bがジェット風船発射装置の基体1から離反する方向(図中矢印A参照。)を前方、把持部1Aが突出する方向を下方とし、左右は前方に向かって言うものとする。また、左方から見た図を正面図とする。
図1〜図4は本考案の実施の形態に係るジェット風船発射装置の構成説明図であり、図1は正面図、図2は縦断正面図、図3は左上前方から見た斜視図、図4は要部を拡大して示す縦断正面図であり、図1(a)はトリガ5を引かない状態を、図1(b)、図3(a)及び図4(a)はトリガ5を引いた状態を、図3(b)及び図4(b)はジェット風船Bを取り付けた状態を、図3(c)はジェット風船Bを膨らませた状態を示している。
図1及び図2に示すように、本考案の実施の形態に係るジェット風船発射装置は、ピストル状の外観をしており、ジェット風船Bを膨らますために空気を入れる手動ポンプ2、手動ポンプ2の空気排出部13であり、その中心に空気排出穴13Aが形成された、前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状の風船連結部8、手動ポンプ2の本体であるシリンダ11を収容する収容部Sが形成され、下方へ突出する把持部1Aが形成されるとともに、風船連結部8を前方へ露出させる前面開口1Bが形成された基体1、風船連結部8にジェット風船Bの口筒Cを外嵌した状態(例えば図3(b)及び図4(b)参照。)で、口筒Cの外周から径方向へ突出するフランジ部Dに前方から当接する当接面4Bを有するフック4が一端に形成され、基体1の把持部1Aの前側に垂下するトリガ5が他端に形成されるとともに、中間部分が基体1に対して左右方向軸7まわりに揺動可能に軸支されたストッパ3、並びに、フック4を後方へ付勢する弾性付勢手段である引張コイルばね6を備えている。
また、ストッパ3のフックには、前方から見て略U字状の開口4A(図3参照。)が形成されており、開口4Aの周壁の後面を前記当接面4Bとしている。
また、ストッパ3のフックには、前方から見て略U字状の開口4A(図3参照。)が形成されており、開口4Aの周壁の後面を前記当接面4Bとしている。
ここで、基体1及びストッパ3は、例えばポリプロピレン、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン又はABS等の合成樹脂の射出成形により形成されることから、ストッパ3を基体1に対して左右方向軸7まわりに揺動可能に軸支する構成を、例えば左右二分割の基体1の左右内壁面に形成した穴に、ストッパ3と一体に左右に突設した軸を嵌合することにより構成することができるため、部品点数を削減することができる。
なお、風船連結部8は、本実施の形態のような手動ポンプ2の空気排出部13そのものであってもよいし、空気排出部13に接続された別部材により構成してもよい。
なお、風船連結部8は、本実施の形態のような手動ポンプ2の空気排出部13そのものであってもよいし、空気排出部13に接続された別部材により構成してもよい。
図2に示すように、基体1の前壁9及び後壁10により仕切られた空間(収容部S)に手動ポンプ2のシリンダ11が収容され、前壁の通孔9Aを通って空気排出部13が前方へ突出し、後壁10の通孔10A及びその後側の後面開口1Cを通って手動ポンプ2のピストンロッド12が後方へ突出するため、後述するようにジェット風船Bを取り付けた状態でピストンロッド12を操作することにより、ジェット風船B内へ空気を送り込んで膨らますことができる。
また、引張コイルばね6の一方の端末6Aがストッパ4のフック4の後側に掛止され、他方の端末6Bが基体1の前壁9に掛止されており、ストッパ3の上面3Aが基体1の当止板1Dに当て止めされた状態で引張コイルばね6は弾性変形しているため、この弾性変形に基づく復元力によりフック4は後方へ付勢される。
また、引張コイルばね6の一方の端末6Aがストッパ4のフック4の後側に掛止され、他方の端末6Bが基体1の前壁9に掛止されており、ストッパ3の上面3Aが基体1の当止板1Dに当て止めされた状態で引張コイルばね6は弾性変形しているため、この弾性変形に基づく復元力によりフック4は後方へ付勢される。
次に、ジェット風船Bを膨らませる動作及びジェット風船Bを発射する動作について説明する。
図1(b)及び図3(a)に示すようにトリガ5を引いてフック4を下方へ揺動させた状態で、図4(a)に示すようにジェット風船Bの口筒Cを風船連結部8へ外嵌する。
この状態でトリガ5を放すと、図3(b)及び図4(b)に示すように、ジェット風船Bのフランジ部Dの前面に、ジェット風船Bのゴムを介して、フック4の後面である当接面4Bが当接するとともに、前述の引張コイルばね6の弾性付勢力が後方へ作用するため、ジェット風船Bはジェット風船発射装置に抜け止めされた状態で保持される。
図1(b)及び図3(a)に示すようにトリガ5を引いてフック4を下方へ揺動させた状態で、図4(a)に示すようにジェット風船Bの口筒Cを風船連結部8へ外嵌する。
この状態でトリガ5を放すと、図3(b)及び図4(b)に示すように、ジェット風船Bのフランジ部Dの前面に、ジェット風船Bのゴムを介して、フック4の後面である当接面4Bが当接するとともに、前述の引張コイルばね6の弾性付勢力が後方へ作用するため、ジェット風船Bはジェット風船発射装置に抜け止めされた状態で保持される。
この状態で図3(b)の実線及び二点鎖線のようにピストンロッド12を前後方向へ繰り返し移動させる操作をすれば、手動ポンプ2により図4(b)に示す空気入れ口Eからジェット風船B内へ空気が送り込まれ、図3(c)に示すようにジェット風船Bを膨らますことができるとともに、ジェット風船Bは前述のように抜け止めされ、ジェット風船Bが膨らんだ状態が保持される。
この状態からタイミングを見計らってトリガ5を引くことにより、引張コイルばね6の弾性付勢力に抗してフック4が下方へ揺動するため、ジェット風船Bは図4に示す空気入れ口Eから噴出する空気を推進力として発射され飛翔する。
なお、通常は、ジェット風船発射装置を上へ向けた状態とし(例えば図3(c)の矢印Aが上方になるようにジェット風船発射装置を保持し)、この状態でトリガ5を引かれるため、ジェット風船Bは上空へ向かって発射される。
この状態からタイミングを見計らってトリガ5を引くことにより、引張コイルばね6の弾性付勢力に抗してフック4が下方へ揺動するため、ジェット風船Bは図4に示す空気入れ口Eから噴出する空気を推進力として発射され飛翔する。
なお、通常は、ジェット風船発射装置を上へ向けた状態とし(例えば図3(c)の矢印Aが上方になるようにジェット風船発射装置を保持し)、この状態でトリガ5を引かれるため、ジェット風船Bは上空へ向かって発射される。
以上のような構成のジェット風船発射装置によれば、手動ポンプ2を用いてジェット風船Bを容易に膨らますことができるとともに、その状態を容易に保持することができ、その上、把持部1Aを掴んでいる手でトリガ5を引く片手操作により、ジェット風船Bの発射を容易に行うことができる。
また、風船連結部8が前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状であることから、通常は合成樹脂製であり形状精度にバラツキが生じやすいジェット風船Bの口筒Cに対して、テーパ状の風船連結部8が内挿され、風船連結部8のテーパ状の斜面が口筒Cに当接した状態で、前記斜面及び口筒Cが近づく方向へフック4及び引張コイルばね6により付勢されるため、空気漏れが発生しにくく、手動ポンプ2によるジェット風船Bへの空気入れを効率的に行うことができる。
さらに、風船連結部8が前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状であることから、風船連結部8とジェット風船Bの口筒C(空気入れ口E)との間で拗れが生じることがなく、ストッパ3のトリガ5を引いてフック4を下方へ揺動させると、ジェット風船Bが、その口筒C(空気入れ口E)から噴出する空気の推力により、テーパ状の風船連結部8から円滑に離反して発射される。
また、風船連結部8が前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状であることから、通常は合成樹脂製であり形状精度にバラツキが生じやすいジェット風船Bの口筒Cに対して、テーパ状の風船連結部8が内挿され、風船連結部8のテーパ状の斜面が口筒Cに当接した状態で、前記斜面及び口筒Cが近づく方向へフック4及び引張コイルばね6により付勢されるため、空気漏れが発生しにくく、手動ポンプ2によるジェット風船Bへの空気入れを効率的に行うことができる。
さらに、風船連結部8が前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状であることから、風船連結部8とジェット風船Bの口筒C(空気入れ口E)との間で拗れが生じることがなく、ストッパ3のトリガ5を引いてフック4を下方へ揺動させると、ジェット風船Bが、その口筒C(空気入れ口E)から噴出する空気の推力により、テーパ状の風船連結部8から円滑に離反して発射される。
さらにまた、例えば本実施の形態では、ジェット風船発射装置の構成部品が、例えば左右二分割の基体1、手動ポンプ2、ストッパ3、引張コイルばね6及び取付ねじにより構成され、部品点数が少なく構成が簡素であるため、コストを低減することができるとともに、信頼性が低下しにくい。
また、風船連結部8が基体1の前方へ露出しており、風船連結部8にジェット風船Bの口筒Cを外嵌した状態で、口筒Cの外周から径方向へ突出するフランジ部Dも露出しており、さらに、フランジ部Dを前方から押さえるフック4も露出していることから、これらを目視して確認しながらジェット風船Bを係止することができるため、ジェット風船Bをジェット風船発射装置に係止する際の作業性が良い。
また、風船連結部8が基体1の前方へ露出しており、風船連結部8にジェット風船Bの口筒Cを外嵌した状態で、口筒Cの外周から径方向へ突出するフランジ部Dも露出しており、さらに、フランジ部Dを前方から押さえるフック4も露出していることから、これらを目視して確認しながらジェット風船Bを係止することができるため、ジェット風船Bをジェット風船発射装置に係止する際の作業性が良い。
さらに、フック4が前方から見て略U字状の開口4Aが形成されたものであり、開口4Aの周壁の後面を当接面4Bとしていることから、ジェット風船Bのフランジ部Dの左右及び下部に、フック4の略U字状の開口4Aの周壁の後面が当接し、引張コイルばね6によりフック4を介してフランジ部Dが後方へ付勢されるため、ジェット風船Bが風船連結部8に安定かつ確実に保持され、よって、手動ポンプ2によりジェット風船Bへ空気を入れる際の空気漏れ発生抑止効果をさらに高めることができる。
以上の説明においては、手動ポンプ2を用いてジェット風船Bに空気を入れる場合について説明したが、手動ポンプ2の代わりに例えば電池により動作する電動ポンプを用いてジェット風船Bに空気を入れてもよく、このような電動ポンプを用いれば、ジェット風船Bに空気を入れる労力を無くすことができる。
A 前方
B ジェット風船
C 口筒
D フランジ部
E 空気入れ口
S 収容部
1 基体
1A 把持部
1B 前面開口
1C 後面開口
1D 当止板
2 手動ポンプ
3 ストッパ
3A 上面
4 フック
4A 開口
4B 当接面
5 トリガ
6 引張コイルばね(弾性付勢手段)
6A,6B 端末
7 左右方向軸
8 風船連結部
9 前壁
9A 通孔
10 後壁
10A 通孔
11 シリンダ
12 ピストンロッド
13 空気排出部
13A 空気排出穴
B ジェット風船
C 口筒
D フランジ部
E 空気入れ口
S 収容部
1 基体
1A 把持部
1B 前面開口
1C 後面開口
1D 当止板
2 手動ポンプ
3 ストッパ
3A 上面
4 フック
4A 開口
4B 当接面
5 トリガ
6 引張コイルばね(弾性付勢手段)
6A,6B 端末
7 左右方向軸
8 風船連結部
9 前壁
9A 通孔
10 後壁
10A 通孔
11 シリンダ
12 ピストンロッド
13 空気排出部
13A 空気排出穴
Claims (2)
- ジェット風船を膨らますために空気を入れる手動ポンプ又は電動ポンプと、
該ポンプの空気排出部又は該空気排出部に接続された部材からなる、その中心に空気排出穴が形成された、前方へ行くにしたがって縮径するテーパ状の風船連結部と、
前記ポンプの本体を収容する収容部が形成され、下方へ突出する把持部が形成されるとともに、前記風船連結部を前方へ露出させる前面開口が形成された基体と、
前記風船連結部にジェット風船の口筒を外嵌した状態で、該口筒の外周から径方向へ突出するフランジ部に前方から当接する当接面を有するフックが一端に形成され、前記把持部の前側に垂下するトリガが他端に形成されるとともに、中間部分が前記基体に対して左右方向軸まわりに揺動可能に軸支されたストッパと、
前記フックを後方へ付勢する弾性付勢手段と、
を備えたことを特徴とするジェット風船発射装置。 - 前記フックが前方から見て略U字状の開口が形成されたものであり、該開口の周壁の後面を前記当接面としてなる請求項1記載のジェット風船発射装置。
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CN112023415A (zh) * | 2018-08-06 | 2020-12-04 | 济宁群艺广告传媒有限公司 | 一种气球自动充气并辅助封口的设备 |
CN112023415B (zh) * | 2018-08-06 | 2022-09-02 | 青岛丰拓力行科技服务有限公司 | 一种气球自动充气并辅助封口的设备 |
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