JP3143821B2 - 多入力多出力スイッチ回路 - Google Patents

多入力多出力スイッチ回路

Info

Publication number
JP3143821B2
JP3143821B2 JP07177988A JP17798895A JP3143821B2 JP 3143821 B2 JP3143821 B2 JP 3143821B2 JP 07177988 A JP07177988 A JP 07177988A JP 17798895 A JP17798895 A JP 17798895A JP 3143821 B2 JP3143821 B2 JP 3143821B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
input
signal
switch
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP07177988A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH099311A (ja
Inventor
守 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP07177988A priority Critical patent/JP3143821B2/ja
Publication of JPH099311A publication Critical patent/JPH099311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3143821B2 publication Critical patent/JP3143821B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力信号を任意の出力
に切り替えて出力する多入力多出力スイッチ回路に関
し、特に主信号と不要信号(漏洩信号)との比(アイソ
レーション特性)の良好な多入力多出力スイッチ回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の多入力多出力スイッチ回路
の回路構成を示す。図4では入力端子数が2、出力端子
数が2の場合を例に説明する。(a)は全体図、(b)
は1入力2出力スイッチ及び2入力1出力スイッチを詳
細に示したものであり(入出力端子数が2であるため、
1入力多出力スイッチの出力端子数は2となり、多入力
1出力スイッチの入力端子数は2となる)、(c)は多
入力多出力スイッチ回路の断面図(断面方向は図(a)
に示す)を示したものである。
【0003】入力端子1から入力される信号はパッケー
ジ線路41に入力され、その後接続線35、チップ90
上の入力側パッド20により入力バッファ回路1に入力
される。入力端子1からの信号は1入力2出力スイッチ
2により出力端子1に接続される経路または出力2に接
続される経路に切り替え接続される。出力端子1に接続
される経路に選択された場合、1入力多出力スイッチ2
で切り替えられた信号は出力端子1に接続される2入力
1出力スイッチ3に接続され、出力バッファ回路4によ
り外部信号レベルに変換した後、出力側パッド21、接
続線36、パッケージリード61を通じて出力端子1に
出力される。出力端子2に接続される経路に選択された
場合、1入力2出力スイッチ2で切り替えられた信号は
出力端子2に接続される2入力1出力スイッチ3に接続
され、出力バッファ回路4により外部信号レベルに変換
した後、出力側パッド21、接続線36、パッケージリ
ード64を通じて出力端子2に出力される。一方、入力
端子2からの信号は1入力多出力スイッチ2により出力
端子1に接続される経路または出力端子2に接続される
経路に切り替え接続される。出力端子1に接続される経
路に選択された場合、1入力多出力スイッチ2で切り替
えられた信号は出力端子1に接続される2入力1出力ス
イッチ3に接続され、出力バッファ回路4により外部信
号レベルに変換した後、出力側パッド21、接続線3
6、パッケージリード61を通じて出力端子1に出力さ
れる。出力端子2に接続される経路に選択された場合、
1入力多出力スイッチ2で切り替えられた信号は出力端
子2に接続される2入力1出力スイッチ3に接続され、
出力バッファ回路4により外部信号レベルに変換した
後、出力側パッド21、接続線36、パッケージリード
64を通じて出力端子2に出力される。
【0004】次に図4(b)を用いてスイッチ部の動作
を更に詳細に説明する。1入力多出力スイッチ2におい
て入力される信号は分配器7により各出力端子、ここで
は出力端子1と2の経路に接続される各単体スイッチ9
に接続される。また多入力1出力スイッチ3には前記1
入力多出力スイッチにより切り替えられた信号が各単体
スイッチ9に入力され、各入力端子からの信号を合成器
により合成して出力端子1または2に接続される経路に
出力する。
【0005】多入力多出力スイッチ回路の切り替え動作
では、入力端子から出力端子へ切り替え接続を行う同一
経路上に配置される1入力多出力スイッチ2の単体スイ
ッチ9と多入力1出力スイッチ3の単体スイッチ9とは
同時にON−OFFするように制御が行われる。
【0006】上記では1つの入力端子に入力する信号は
1つの出力端子にのみ出力される場合を例に説明した
が、1つの入力端子に入力する信号を複数の出力端子に
出力するために1入力多出力スイッチ2及び多入力スイ
ッチ3を制御する場合及び複数の入力端子に入力する信
号を1つの出力端子に出力するために1入力多出力スイ
ッチ2及び多入力1出力スイッチ3を制御する場合も同
様である。更に複数の入力端子に入力する信号を複数の
出力端子に出力するために1入力多出力スイッチ2及び
多入力1出力スイッチ3を制御する場合も同様である。
【0007】入力端子数が3以上で出力端子数が3以上
の場合、または入力端子数≠出力端子数の場合の多入力
多出力スイッチ回路の動作も上記と同様である。
【0008】図4に示すように従来の多入力多出力スイ
ッチ回路では、回路に供給する電源は1箇所であり、図
4に示すように電源線60、接続線36、パッド21を
通じて、チップ上の内部配線を介して各回路に共通に電
源が供給されていた。ここで入力側または出力側パッド
はチップ上に構成した回路を外部回路に接続するのに引
き出すための端子であり、接続線はパッケージ線路とチ
ップ上の配線とを接続するための線路である。さらにこ
の接続線にはワイヤ(接続するための円形導体線路)が
使用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】まず多入力多出力スイ
ッチ回路のアイソレーション特性について説明する。
【0010】入力端子に入力される1つの入力信号レベ
ルに対して、該入力信号が目的外(選択した以外)の出
力端子に出力されることにより生じる漏洩信号レベルと
の比は「アイソレーション値」として定義される。そし
てこのアイソレーション値(=漏洩信号レベル/入力信
号レベル)が小さい程、アイソレーション特性は良好で
あると言い、本発明はこのアイソレーション特性を向上
することにある。
【0011】次に解決しようとする課題について説明す
る。
【0012】多入力多出力スイッチ回路において1つの
信号線から他の信号線に信号がリークする場合の経路と
して、入力側のパッケージ線路間の結合、入出力の接続
線間の結合及び出力側のパッケージ線路間の結合があ
る。また電源線が共通化され、かつ電源線がインピーダ
ンスをもつことにより入力側で電源線に漏洩した信号は
出力側の電源線を通じて流れ、OFF時にもかかわらず
出力端子に信号がリークすることになる。従って目的外
の経路にも信号が出力されることにより多入力多出力ス
イッチ回路のアイソレーション特性が劣化するという欠
点があった。更に従来、接続線にはワイヤが使用されて
おり、このワイヤのかけ方(角度、長さ等)によりワイ
ヤ間の浮遊容量変化が大きいという問題点のため、信号
線間のアイソレーション特性が劣化するという欠点があ
った。実装上、ワイヤ長は数mm以上必要であり、また
取り付けのためにはワイヤ曲率を有しなければならず、
チップ面の高さより浮き上がった構成となるため、前述
のようにワイヤ間の浮遊容量が大きいという問題点があ
った。
【0013】図4に示す従来技術の場合には、入力1の
パッケージ線路41から入力2のパッケージ線路44へ
と、または入力2のパッケージ線路44から入力1のパ
ッケージ線路41へと信号がリークする。また接続線3
5同士の結合、接続線36同士の結合により信号が一方
から他方に漏洩する。さらに出力1のパッケージ線路6
1から出力2のパッケージ線路64へと、または出力2
のパッケージ線路64から出力1のパッケージ線路61
へと信号がリークし、多入力多出力スイッチ回路のアイ
ソレーション特性が劣化するという欠点があった。また
入力バッファ回路で電源線にリークした信号が共通の電
源線を介して出力端子1または出力端子2にリークし、
アイソレーション特性が劣化するという欠点があった。
【0014】本発明は、上記の欠点を解決し、従来より
も主信号と漏洩信号との比(アイソレーション値)を向
上させる多入力多出力スイッチ回路を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、複数の入力端子と複数の出力端子と
を有し、前記各入力端子に入力される信号を前記いずれ
の出力端子からも出力可能に入出力の接続を切り替える
スイッチ回路であって、半導体製造プロセスにより基板
上に集積化されたチップをパッケージに搭載した構造を
有する多入力多出力スイッチ回路において、前記パッケ
ージの入力端子毎に入力される信号を内部回路に導く複
数の入力線路と、前記複数の入力線路により導かれた入
力信号を内部信号に変換する複数の入力バッファ部と、
該複数の入力バッファ部の出力信号を前記いずれの出力
端子からも出力可能に入出力の接続を切り替えるスイッ
チ部と、切り替えられた該スイッチ部の出力信号を前記
出力端子毎に、外部信号に変換して出力する複数の出力
バッファ部と、前記複数の出力バッファ部の出力信号を
前記多入力多出力スイッチ回路の外部に導く複数の出力
線路とを有し、前記複数の入力または出力線路は前記パ
ッケージ部分のパッケージ線路と、該パッケージ線路と
前記基板上の配線とを接続する接続線とで構成され、前
記スイッチ部は複数の1入力多出力スイッチと複数の多
入力1出力スイッチとから成り、前記各入力バッファ部
から出力される信号が前記スイッチ部内の前記各1入力
多出力スイッチに入力され、該各1入力多出力スイッチ
により切り替えられた信号は前記各多入力1出力スイッ
チに接続され、前記各出力バッファ部に出力されるよう
に構成され、また前記入力バッファ部に電源を供給する
電源線端子と、前記1入力多出力スイッチに電源を供給
する電源線端子と、前記多入力1出力スイッチに電源を
供給する電源線端子と、前記出力バッファ部に電源を供
給する電源線端子とが前記パッケージ線路と前記接続線
とにより別々に供給されるように構成され、前記各入力
端子に入力される入力用または前記各出力端子に出力さ
れる出力用の各信号線を前記各電源線で挟むように構成
して、前記各入力端子または前記各出力端子から前記他
の入力端子または前記他の出力端子に漏洩する信号を遮
断する手段を具備することにある。
【0016】上記多入力多出力スイッチ回路において接
続線に平板導体を用いることができる。
【0017】
【作用】本発明によれば、チップ上の入力端子毎にまた
は出力端子毎にパッド配置を電源線−信号線−電源線と
し、各々の入出力端子の信号線を電源線で挟む構造をと
ることで、1つの信号線から漏洩する信号は小さくな
る。これは電源線のインダクタンス成分は小さくインピ
ーダンスは一般的に極小であるから、信号線を電源線で
挟む構成とすることで、信号線から空間に漏洩する漏洩
信号成分は電源線に吸収され易くなり、他の信号線への
結合を減少させるからである。
【0018】また、上記電源線を入力バッファ回路、1
入力多出力回路、多入力1出力スイッチ回路、出力バッ
ファ回路毎に個別に供給することにより、電源線共通イ
ンピーダンスを排除することができ、入力端子から出力
端子への電源線共通インピーダンスを介した信号漏洩を
排除することができる。すなわち、請求項1に記載の発
明により他の経路へ漏洩する信号を排除または減少させ
ることができ、多入力多出力スイッチ回路のアイソレー
ション特性を向上できる。
【0019】また、接続線にワイヤを用いて信号線を電
源線で挟む構成をとることにより、信号線から漏洩する
信号を吸収でき、多入力多出力スイッチ回路のアイソレ
ーション特性を向上できる。
【0020】更に、接続線に平板導体を用いて信号線を
電源線で挟む構成をとることにより、信号線から漏洩す
る信号を吸収でき、多入力多出力スイッチ回路のアイソ
レーション特性を向上できる。これは接続線に平板導体
を用いることで、パッケージグランド面との距離が一定
になることによりグランドに対する接地容量が増加する
ため、電源線のインピーダンスを小さくかつ安定にする
ことができ、信号線から漏洩する信号に対する吸収性が
向上するからである。
【0021】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例による入力端子
数が2、出力端子数が2の場合の多入力多出力スイッチ
回路の構成を示す図である。入力端子数が3以上で出力
端子数が3以上の場合、または入力端子数≠出力端子数
の場合の多入力多出力スイッチ回路の動作も同様であ
る。
【0022】まず多入力多出力スイッチ回路の切り替え
動作について説明する。
【0023】入力端子1から入力される信号はパッケー
ジ線路41に入力され、接続線30、入力側パッド20
を通じて入力バッファ回路1に入力される。入力バッフ
ァ回路1により入力信号はスイッチ部80の内部信号レ
ベルに変換され出力される。入力バッファ回路1の出力
信号はスイッチ部80の1入力多出力回路2に入力さ
れ、出力端子1に接続される2入力1出力スイッチ3ま
たは出力端子2に接続される2入力1出力スイッチ3に
切り替え接続される。出力端子1に接続される2入力1
出力スイッチ3に切り替え接続された場合、1入力多出
力回路2に入力される信号は分配器7により分配された
後、出力端子1に接続される2入力1出力スイッチ3に
接続される1入力多出力回路2内のON状態である単体
スイッチ9を通過し、入力信号は2入力1出力スイッチ
3内のON状態である単体スイッチ9に接続され、合成
器8により各経路の信号を合成した後、出力バッファ回
路4に接続され内部回路で内部信号レベルを外部信号レ
ベルに変換し、チップ90上の出力側パッド21、接続
線31、パッケージ線路61を通じて出力端子1に出力
される。また出力端子2に接続される2入力1出力スイ
ッチ3に切り替え接続された場合、1入力2出力回路2
に入力される信号は分配器7により分配された後、出力
端子2に接続される2入力1出力スイッチ3に接続され
る1入力2出力回路2内のON状態である単体スイッチ
9を通過し、入力信号は2入力1出力スイッチ3内のO
N状態である単体スイッチ9に接続され、合成器8によ
り各経路の信号を合成した後、出力バッファ回路4に接
続され内部回路で内部信号レベルを外部信号レベルに変
換し、チップ90上の出力側パッド21、接続線31、
パッケージ線路64を通じて出力端子2に出力される。
【0024】一方、入力端子2から入力される信号はパ
ッケージ線路44に入力され、接続線30、入力側パッ
ド20を通じて入力バッファ回路1に入力される。入力
バッファ回路1により入力信号はスイッチ部80の内部
信号レベルに変換され出力される。入力バッファ回路1
の出力信号はスイッチ部の1入力2出力回路2に入力さ
れ、出力端子1に接続される2入力1出力スイッチ3ま
たは出力端子2に接続される2入力1出力スイッチ3に
切り替え接続される。出力端子1に接続される2入力1
出力スイッチ3に切り替え接続された場合、1入力2出
力回路2に入力される信号は分配器7により分配された
後、出力端子1に接続される2入力1出力スイッチ3に
接続される1入力多出力回路2内のON状態である単体
スイッチ9を通過し、入力信号は2入力1出力スイッチ
3内のON状態である単体スイッチ9に接続され、合成
器8により各経路の信号を合成した後、出力バッファ回
路4に接続され内部回路で内部信号レベルを外部信号レ
ベルに変換し、チップ90上の出力側パッド21、接続
線31、パッケージ線路61を通じて出力端子1に出力
される。また出力端子2に接続される2入力1出力スイ
ッチ3に切り替え接続された場合、1入力2出力回路2
に入力される信号は分配器7により分配された後、出力
端子2に接続される2入力1出力スイッチ3に接続され
る1入力多出力回路2内のON状態である単体スイッチ
9を通過し、入力信号は2入力1出力スイッチ3内のO
N状態である単体スイッチ9に接続され、合成器8によ
り各経路の信号を合成した後、出力バッファ回路4に接
続され内部信号レベルを外部信号レベルに変換し、チッ
プ90上の出力側パッド21、接続線31、パッケージ
線路64を通じて出力端子2に出力される。
【0025】入力端子から出力端子への切り替え接続に
おいては、1入力2出力回路2内の単体スイッチ9と2
入力1出力スイッチ3内の単体スイッチ9とは同一のO
N−OFF制御が行われる。
【0026】上記は1つの入力端子に入力する信号は1
つの出力端子のみに出力される場合を説明したが、1つ
の入力端子に入力する信号を複数の出力端子に出力する
ためにスイッチ部80は複数の出力端子を選択する場合
もあり、また複数の入力端子に入力する信号を1つの出
力端子に出力するためにスイッチ部80は複数の入力端
子を選択する場合もある。更に複数の入力端子に入力す
る信号を複数の出力端子に出力するためにスイッチ部8
0は複数の出力端子を選択し、かつ複数の入力端子を選
択する場合もある。
【0027】次に、チップ上の電源配線構成及びパッケ
ージ線路と接続線の構成について説明する。
【0028】チップ上の電源配線は入力バッファ回路
1、1入力2出力回路2、2入力1出力スイッチ回路
3、出力バッファ回路2毎にそれぞれ分離し、パッケー
ジ線路40、42、43、45、60、62、63、6
5及び接続線30、31を用いて個別に供給を行う。入
力バッファ回路1及び出力バッファ回路4は内部信号と
外部信号の受け渡しを行うための回路であり、常時信号
は通過する状態にある。1入力2出力スイッチ回路2及
び2入力1出力スイッチ回路3は入力端子に入力される
信号の接続先に応じてON−OFF制御を行う。従っ
て、入力バッファ回路1及び出力バッファ回路4の電源
線がスイッチ部80の電源線に接続されている場合、電
源共通インピーダンスを介して、スイッチのON−OF
F制御によりまたはON−OFF制御によらず入力信号
がONの経路のみならずOFFの経路に対しても出力さ
れることになるため、電源配線構成を分離することによ
り電源線共通インピーダンスを介して目的外の出力端子
に漏洩する信号を排除できるため、高アイソレーション
特性が図れる。
【0029】また図1に示すように信号線を自ポートの
電源線(パッケージ線路と平板導体を用いた接続線で構
成される)で挟む構成とする。電源線インピーダンスは
一般的に低いが接続線に平板導体を用いることで、電源
線30−パッケージグランド101間の距離が一定とな
り(図1(c)に示す)、対地容量を通常のワイヤを用
いた場合に比べて大きくすることができ、電源線インピ
ーダンスを低くすることができる。これにより自信号線
から漏洩する信号を自ポートの電源線に吸収することが
でき、隣接信号線経路に漏洩する信号量を軽減できるた
め多入力多出力スイッチ回路のアイソレーション特性を
向上させることができる。
【0030】図2は本発明の第2の実施例を示す図であ
り、入力端子数が4、出力端子数が4である点が第一の
実施例と異なる。
【0031】図3は本発明の第3の実施例を示す図であ
り、入力端子数が4、出力端子数が4であり、接続線に
ワイヤを用いて、信号線間を漏洩する信号を軽減してい
る点が第一の実施例と異なる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源供給線を入力バッファ回路、スイッチ部、出力バッフ
ァ回路毎に分離し、チップ上のパッド配置を1つの出力
端子に対して電源線−信号線−電源線とすることで、1
つの出力端子の信号線から他の出力端子へ漏洩する信号
を軽減することができる。またパッケージ線路とチップ
上のパッド間との接続線に平板導体を用いることで更に
漏洩信号を軽減することができる。
【0033】従って、信号線から他の信号線へ漏洩する
信号を軽減することができ、高いアイソレーション特性
を有する多入力多出力スイッチ回路を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を最もよく表している多入力多出
力スイッチ回路の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図4】従来の多入力多出力スイッチ回路の回路構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 入力バッファ回路 2 1入力2出力スイッチ回路 3 2入力1出力スイッチ回路 4 出力バッファ回路 5 1入力4出力スイッチ回路 6 4入力1出力スイッチ回路 7、10 分配器 8、11 合成器 9 単体スイッチ 20、21 パッド 30、31 接続線(平板導体) 35、36 接続線(ワイヤ) 40〜51、60〜71 パッケージ線路(41、4
4、47、50入力信号線、61、64、67、70出
力信号線、それ以外電源線) 80 スイッチ部 90 チップ 100 パッケージ 101 パッケージグランド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力端子と複数の出力端子とを有
    し、前記各入力端子に入力される信号を前記いずれの出
    力端子からも出力可能に入出力の接続を切り替えるスイ
    ッチ回路であって、半導体製造プロセスにより基板上に
    集積化された回路チップをパッケージに搭載した構造を
    有する多入力多出力スイッチ回路において、 前記パッケージの入力端子毎に入力される信号を内部回
    路に導く複数の入力線路と、 前記複数の入力線路により導かれた入力信号を内部信号
    に変換する複数の入力バッファ部と、 該複数の入力バッファ部の出力信号を前記いずれの出力
    端子からも出力可能に入出力の接続を切り替えるスイッ
    チ部と、 切り替えられた該スイッチ部の出力信号を前記出力端子
    毎に、外部信号に変換して出力する複数の出力バッファ
    部と、 前記複数の出力バッファ部の出力信号を前記多入力多出
    力スイッチ回路の外部に導く複数の出力線路とを有し、 前記複数の入力または出力線路は前記パッケージ部分の
    パッケージ線路と、該パッケージ線路と前記基板上の配
    線とを接続する接続線とで構成され、 前記スイッチ部は複数の1入力多出力スイッチと複数の
    多入力1出力スイッチとから成り、前記各入力バッファ
    部から出力される信号が前記スイッチ部内の前記各1入
    力多出力スイッチに入力され、該各1入力多出力スイッ
    チにより切り替えられた信号は前記各多入力1出力スイ
    ッチに接続され、前記各出力バッファ部に出力されるよ
    うに構成され、 また前記入力バッファ部に電源を供給する電源線端子
    と、前記1入力多出力スイッチに電源を供給する電源線
    端子と、前記多入力1出力スイッチに電源を供給する電
    源線端子と、前記出力バッファ部に電源を供給する電源
    線端子とが前記パッケージ線路と前記接続線とにより個
    別に供給されるように構成され、 前記各入力端子に入力される入力用または前記各出力端
    子に出力される出力用の各信号線を前記各電源線で挟む
    構成により、前記各入力端子または前記各出力端子から
    前記他の入力端子または前記他の出力端子に漏洩する信
    号を遮断する手段を具備することを特徴とする多入力多
    出力スイッチ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多入力多出力スイッチ
    回路において、パッケージ線路と基板上の配線とを接続
    する接続線に平板導体を用いたことを特徴とする多入力
    多出力スイッチ回路。
JP07177988A 1995-06-22 1995-06-22 多入力多出力スイッチ回路 Expired - Lifetime JP3143821B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07177988A JP3143821B2 (ja) 1995-06-22 1995-06-22 多入力多出力スイッチ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07177988A JP3143821B2 (ja) 1995-06-22 1995-06-22 多入力多出力スイッチ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH099311A JPH099311A (ja) 1997-01-10
JP3143821B2 true JP3143821B2 (ja) 2001-03-07

Family

ID=16040582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07177988A Expired - Lifetime JP3143821B2 (ja) 1995-06-22 1995-06-22 多入力多出力スイッチ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3143821B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH099311A (ja) 1997-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7829983B2 (en) Semiconductor device
CN1846354A (zh) 在集成电路中多路复用处于多个电源电压的数字信号
US5581109A (en) Semiconductor device
US6677688B2 (en) Scalable N×M, RF switching matrix architecture
JP3681658B2 (ja) マトリックス・スイッチ装置
US20230170851A1 (en) Phase shifter with controllable attenuation and method for controlling same
US7579689B2 (en) Integrated circuit package, and a method for producing an integrated circuit package having two dies with input and output terminals of integrated circuits of the dies directly addressable for testing of the package
JP3143821B2 (ja) 多入力多出力スイッチ回路
US7994806B2 (en) System and method for testing embedded circuits with test islands
US6820241B2 (en) Semiconductor device with voltage down circuit changing power supply voltage to operating voltage
JP3191743B2 (ja) 機能変更可能な半導体装置
US6693785B1 (en) Electronic component with reduced inductive coupling
KR100221415B1 (ko) 신호처리장치
KR20030040009A (ko) 반도체 회로 장치 및 반도체 장치
JP3317320B2 (ja) スイッチ回路
US6936911B1 (en) Semiconductor integrated circuit device
US20050005185A1 (en) Signal processing circuit module in which selection of clock signal is switched by simple means
JP2000031799A (ja) 信号選択回路
US20030116787A1 (en) Semiconductor integrated circuit using the same
JP3177876B2 (ja) 多入力多出力スイッチ回路
CN118539907A (zh) 一种射频开关用控制芯片、射频开关模块及其封装流程
JP2004037254A (ja) スキャンテスト装置
JP2022048564A (ja) 半導体集積回路
JP3387473B2 (ja) 回路装置
KR20050011393A (ko) 다기능 패드를 갖는 반도체 메모리 장치 및 다기능 패드배치방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090105

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 12

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term