JP3143701U - 管内検出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】管内検出装置は、マイクロ波を送信及び受信するマイクロ波送受信部と、マイクロ波送受信部が受信したマイクロ波における受信強度の時間変化に応じて管材内に存ずる物体の有無を検出する検出部と、マイクロ波送受信部と検出部とを収容するとともに、管材の外周壁を狭着して保持する管材保持部と、マイクロ波送受信部から送信されたマイクロ波を保持された管材に導く導波管路とをその内部に備える金属製の筺体とを有する。
【選択図】図2
Description
上記のように構成された考案では、管材保持部により管材の外周壁を狭着して同管材を筺体に保持する。また、マイクロ波送受信部がマイクロ波を導波管路を介して管材に照射させることで、管材内に物体が存ずる場合は、管内の物体を反射したマイクロ波により検査空間内のマイクロ波の電界強度を変化させる。そのため、検出部は、マイクロ波送受信部が受信したマイクロ波における受信強度の時間変化に応じて管材内に存ずる物体の有無を検出することができる。
そのため、管材を固定部により筺体に確実に保持するとともに、検査空間内のマイクロ波の変化により物体の有無を判断することができるため、振動等による外乱の影響を抑制して管材内の物体の有無をより正確に検出することができる。
上記のように構成された考案では、溝部により管材を筺体に確実に固定することができるとともに、固定部と管材との間の隙間を小さくすることができ、筺体内部のマイクロ波が筺体外部に洩れる量を抑制することができる。
上記のように構成された考案では、管材と固定部との間をより密にして、筺体から洩れるマイクロ波の量をより抑制することができる。
上記のよう構成された考案では、共振調整部により導波管路内に存ずるマイクロ波の周波数を調整することができる。
上記のように構成された考案では、共振調整部の導波管路への挿入量をねじ部の回転に応じて調整することが可能になり、マイクロ波の周波数調整を行い易くすることができる。
上記のように構成された考案では、マイクロ波の受信強度の変化をしきい値を用いた簡素な手法により判定する構成とすることができるため、外乱に対してもより耐性を高めることができる。
上記のように構成された考案では、フォトカプラを介して検出信号を外部に出力するため、受信側の装置はハイレベル又はローレベルのいずれかの信号値により検出の有無を判断することができ、受信側の装置構成をより簡素化することができる。
1.第1の実施形態:
(1)考案の概要:
(2)管内検出装置の構成:
(3)管内検出装置の作用:
(1)考案の概要:
図1は、本考案に係る管内検出装置を設備Eに取り付けた状態を説明する斜視図である。管内検出装置100は、筺体90内部で発生させたマイクロ波を用いて管材200内に物体が存在するか否かを検出するために使用される。管内検出装置100は、設備Eにおける管材200の一部に管材保持部を用いて保持されるとともに、管内検出装置100の筺体90を貫通したねじ部品を用いて設備Eにねじ止めされて使用される。また、管内検出装置100は、筺体90内から導出された配線40を用いて図示しないコンピュータ等の受信装置と電気的に接続されている。そのため、管内検出装置100は、管材200の内部に物体が存在することを検出すると、検出信号を配線40を通じて受信装置に送信する。
ここで、管内検出装置100に保持される管材の材質としては、比誘電率の低いものであることが望ましい。
図2は、管内検出装置の展開図である。また、図3は、管内検出装置の正面図である。また、図4は、管内検出装置を図3におけるA−A線で切断して示す断面図である。管内検出装置100は、金属製の筺体90と、この筺体90の内部に収容されて、マイクロ波の送信及び受信する機能を備えるマイクロ波送受信部80と、マイクロ波送受信部80が受信したマイクロ波に基づいて管内に流れる物体を検出する機能を備える検出基板(検出部)70とを備えている。
なお、筺体90は、金属により形成されている。更に、筺体90の内部に形成された中空部95及び導波管路94は、筺体90によって閉塞されている。
ここで、溝部92a,93aの開口径を管材の径と同寸とすれば、管材200を管材保持部91で確実に狭着して保持することができるとともに、筺体90内部のマイクロ波が管材200と管材保持部91との隙間から外部に洩れる量を抑制することができる。
ここで、比較回路73からの検出信号をフォトカプラ74を介して受信装置に送信する構成とすることで、検出信号を受信する受信装置はハイレベル又はローレベルにより構成された何れかの信号により検出信号の有無を判別すればよく、受信装置側の受信処理を簡易にすることができる。
以下、図6及び図7を参照して本考案に係る管内検出装置の作用を説明する。図6(a)及び図6(b)は、管材内を流れる物体とマイクロ波との関係を説明するためのイメージ図である。また、図7(a)及び図7(b)は、一例としてのマイクロ波送受信部80が受信したマイクロ波の受信強度を示す図である。なお、図7で示される値は、マイクロ波送受信部80から送信されるマイクロ波の周波数をISM24GHzとし、管材内に平均200g/minでマイクロビーズを移送した場合のものである。
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本考案の一実施例として開示されるものである。
Claims (7)
- 管材の外周壁を狭着して保持する管材保持部と、
マイクロ波を送信及び受信するマイクロ波送受信部と、
前記マイクロ波送受信部が受信したマイクロ波における受信強度の時間変化に応じて管材内に存ずる物体の有無を検出する検出部と、
前記マイクロ波送受信部と前記検出部とを収容するとともに、前記マイクロ波送受信部から送信されたマイクロ波を前記保持された管材に導く導波管路とをその内部に備える金属製の筺体とを有することを特徴とする管内検出装置。 - 前記管材保持部は、前記筺体の一部であって、前記管材を載置可能な管材載置座と、この管材載置座の上方に取設された蓋体とで構成され、
前記管材載置座と、前記蓋体とは、互いに対向する面に前記管材の外周壁に沿うよう形成された溝部を有しており、この溝部に前記管材を挿入して狭着することを特徴とする請求項1に記載の管内検出装置。 - 前記溝部は、前記管材の径と略同寸の径を備える半円を開口断面とする半円筒形状であることを特徴とする請求項2に記載の管内検出装置。
- 前記筺体は、前記導波管路への突出量を変化させて前記導波管路内に存ずる前記マイクロ波の周波数を調整する共振調整部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の管内検出装置。
- 前記筺体には、同筺体の側壁から前記導波管路にかけて貫通した貫通穴が形成されるとともに、同貫通穴には、内周壁に沿って雌ねじ部が形成されており、
前記共振調整部は、この雌ねじ部に螺合するねじ部品により構成されることを特徴とする請求項4に記載の管内検出装置。 - 前記検出部は、前記マイクロ波の強度を所定のしきい値と比較して同マイクロ波における受信強度の時間変化を検出することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の管内検出装置。
- 前記検出部は、フォトカプラを用いて検出信号を外部に出力することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の管内検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003337U JP3143701U (ja) | 2008-05-22 | 2008-05-22 | 管内検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008003337U JP3143701U (ja) | 2008-05-22 | 2008-05-22 | 管内検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3143701U true JP3143701U (ja) | 2008-07-31 |
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ID=43293610
Family Applications (1)
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JP2008003337U Expired - Lifetime JP3143701U (ja) | 2008-05-22 | 2008-05-22 | 管内検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3143701U (ja) |
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2008
- 2008-05-22 JP JP2008003337U patent/JP3143701U/ja not_active Expired - Lifetime
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