JP3143192U - プラスチック製液体タンク - Google Patents

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Abstract

【課題】満水の状態でも円滑に水を注出できるプラスチック製可搬型の液体タンクを提供する。
【解決手段】プラスチック製のタンク本体を有する可搬型の液体タンクについて、タンク本体11の上面における一端部に注出栓14を設ける一方、他端部にはタンク本体を側方へ拡張させて膨らみ部20を形成し、また、上記注出栓が下になるようにタンク本体を立てたときに、上に位置する膨らみ部分の液体を受け入れるように、上記膨らみ部とほぼ同等の容積を有する膨出部27をタンク本体の上面に形成し、上記膨らみ部の上面には大型開口部を形成するとともに、大型開口部にはそれを密閉する大型キャップ22を取り付け、タンク本体を立てたときに液面上に位置する大型キャップの部分に通気口を形成し、その通気口を子蓋25により密閉した構成を有するものとする。
【選択図】図1

Description

本考案は、プラスチック製のタンク本体を有する可搬型の液体タンクに関するものである。
一般にポリタンクなどと通称され、主として水タンクとして使用されることを想定し、持ち運びを前提とした従来のプラスチック製タンクについては、縦に長い形態を有している型のものが多く見られた。しかしながら、縦型タンクを移動させるには、縦型タンクが倒れないように注意する必要があり神経を使うことになる。そこで本考案者は、車輪により楽に移動させることができる形態を有する液体タンクを開発した(特開2004−331132号)。
上記発明の液体タンクは、例えば海や山でのキャンプ等に使用する飲料水タンク、或いは各地に湧出する名水、名湯を汲んで運ぶためなどに使用することを目的とし、貯留した水を注出するために水栓を有している。しかし、水栓を使用するためにタンクを立てたときに、満水の状態では通気を確保する際に問題があった。満水状態では水面がキャップにかかるため、通気を確保しながら注水することが難しいからである。また、小さい車輪であるので、使用場所が舗装されているか、或いは平坦に整地されている場合には、移動の助けとなるが、不整地では却って扱いにくいという問題がある。また、上記の液体タンクは、例えば10〜12リットル型と20〜24リットル型のように大型のものに適用されており、これを片手で運ぶのは相当に負担である。
特開2004−331132号
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、満水の状態でも円滑に水を注出できるようにすることである。また、本考案の他の課題は、大形かつ大重量のものであっても、両手を使用して安全に運ぶことができるプラスチック製液体タンクを提供することである。
前記の課題を解決するため、本考案は、横長のタンク本体を有する可搬型のプラスチック製液体タンクについて、
タンク本体の上面における一端部に注出栓を設ける一方、他端部にはタンク本体を側方へ拡張させた膨らみ部を形成し、
また、上記注出栓が下になるようにタンク本体を立てたときに、上に位置する膨らみ部分の液体を受け入れるように、上記膨らみ部とほぼ同等の容積を有する膨出部をタンク本体の上面に形成し、
上記膨らみ部の上面には大型開口部を形成するとともに、大型開口部にはそれを密閉する大型キャップを取り付け、タンク本体を立てたときに液面上に位置する大型キャップの部分に通気口を形成し、その通気口を子蓋により密閉可能に構成するという手段を講じたものである(請求項1)。
本考案の液体タンクは、多少横長かつ相対的に大容量のタンク本体を有する。本考案において横長とは、従来の技術の欄において言及した、縦に長い縦型タンクに対比されるものとして、横に長い横型タンクを意味する。それと同時に、注出時にタンク本体を立てるということから、保管時や運搬時の姿勢と区別するために横置き型というものでもある。また、可搬型とは、運ぶことを予定して使用するものという意味で用いている。そして本考案の液体タンクは、内部に貯留した液体を注出する時には縦に配置することができるものである。このタンクは水を貯留対象とするものであるが、貯留及び運搬という点では、水も水以外の液体も取り扱い上大きな差はない。
タンク本体は、ブロー成形によって形成されることがベストである。この種の液体タンクの製造技術がブロー成形法において確立しており、本発明の液体タンクも、ブロー成形製品のタンク本体について最も良く実施することができる、と考えられるからである。しかし、他の成型方法で製造することを排除するものではない。
上記タンク本体の上面における一端部に注出栓を設ける一方、他端部にはタンク本体を側方へ拡張させて膨らみ部を形成する。横長の状態における上面の一端部と他端部であるから、タンク本体を立てることにより注出栓を下に、膨らみ部を上に配置できることとなる。また、タンク本体を上方へ拡張させて膨出部をタンク本体の上面に形成し、それによって上記注出栓が下になるようにタンク本体を立てたときに、上に位置する膨らみ部分の液体を受け入れて膨らみ部内に空所が形成されるようにする。即ち、側方への膨らみ部と上方への膨出部はほぼ同等の容積を有するものとする。
上記膨らみ部の上面には大型開口部を形成するとともに、大型開口部にはそれを密閉する大型キャップを取り付け、タンク本体を立てたときに液面上に位置する大型キャップの部分に通気口を形成し、その通気口を子蓋により密閉可能に形成する。従って、大型開口部から注水し、満水にしても上方への膨出部までは満たされないから、タンク本体を立てたとき膨らみ部にも水が満たされることはなく、膨らみ部内に空所が形成されることになる。
張り出し部上面に設ける開口は、例えば片手を差し込める程度の大きさを有する大型のものであることが望ましい。その結果、水等の液体を入れやすく、また内部を清掃しやすい液体タンクとなる。さらに、タンク本体上面において上記の開口とは反対側の端部に、液体注出部として小型の開口を設けることができ、この小型開口部分には注出栓が設けられる。
タンク本体は、2部分から成る膨出部を有するとともに、それらの間に第1グリップ部を具備し、また、膨らみ部の下方に第2グリップ部を有していることは、望ましい態様である(請求項2)。タンク本体の上部と側部に各1個のグリップ部を有するので、タンク本体を両手で、しっかりと持ち支えることができ、負担を軽減することができる。
大型キャップがねじ込み式のものであり、その通気口を密閉する子蓋は大型キャップの中心部にねじ込み式に設けられていることも、本考案にとっては望ましい態様である。何故なら、ねじ込み構造という一般的な構造を適用できるので、特別の配慮や工夫を必要とせず容易に製造でき、キャップの中心という位置であるから満水状態においても液面より必ず上位になり、通気を確保することができる。
本考案は以上のように構成されかつ作用するものであるから、満水の状態でも通気を確保して円滑に水を注出できるようにすることができ、また、本考案によれば、2個のグリップを使用して運ぶことができるので、重量が課題な状況であっても、両手を使用して少ない負担で運ぶことができるプラスチック製液体タンクを提供することができるという効果を奏する。
以下図示の実施形態を参照して本考案をより詳細に説明する。図1は、本考案に係るプラスチック製液体タンク10の斜視図であり、タンク本体11はブロー成形によって正面横長に形成された中空の殻状構造を持っており、かつ、ほぼ直方体といい得る外観を呈している。タンク本体11は、例えば、前述の12リットル型と24リットル型のように、成人が一人で持ち上げて運べる程度に大型のものがその対象である。
このようなタンク本体11の上面における一端部には、液体注出部12として小型の開口を設けるとともに、その開口部分に着脱式の小キャップ13を取り付ける。図示の例の場合、小キャップ13の内部に通じる流路を有する注出栓14が付属しており、その開栓により内部に貯留されている液体を抽出することができる。
図2、3に示した例の場合、水栓受け15を有する部材16が、小キャップ13の開口部13aに基部15aにて取り付けられている。水栓受け15には連通口15bが形成され、また、注出栓14には連通口15bに通じる水栓口17が形成されているので、注出栓14を差し込んだ状態で水栓をレバー18にて回し、連通口15bと水栓口17を重ね合わせることにより注出量を加減することができる。19はパッキングを示す。
タンク本体11の上面の他端部には、タンク本体11を外部側方へ拡張させるようにして、膨らみ部20が形成されている。なお、本案タンク10を横たえて載置した状態において、タンク本体11の上面は、膨らみ部側の上面20aの方が液体注出部側の上面12aよりも僅かに高い位置に設定されている。20bは満水を示すマークである。
上記膨らみ部20の上面20aには、片手を差し込める程度の開口径をもって立ち上がり、外周におねじ部21aを有する大型開口部21が形成されている。大型開口部21には、上記おねじ部21aにめねじ部22aで螺合する大型キャップ22が取り付けられ、大型キャップ22には、大型開口部21を密閉するためにパッキング23が取り付けられている。
また、大型キャップ22の中心部には内外を通じる通気口24が形成され、その通気口24を密閉するために、子蓋25が大型キャップ22の中心部にねじ込み式に設けられている。24a、25aは上記ねじ込みのためのめねじ及びおねじを示す。通気口24はその位置が重要であり、具体的には、満水状態でタンク本体11を立てたときに、水面26が通気口よりも下になるように設定されている。また、通気口24はタンク本体11を立てたときの側面11aよりもやや上方の位置に設けるといっても良い(図7参照)。
また、上記注出栓14が下になるようにタンク本体11を立てたときに、上に位置する膨らみ部20の液体を受け入れるように、上記膨らみ部20とほぼ同等の容積を有する膨出部27をタンク本体11の上面に形成する。図示の膨出部27は間隔を設けて本体厚み方向に配置された凸状の2部分から成り、それらの間には幅方向の握り部分が設けられ、それが第1グリップ部28を形成している。そして、膨らみ部20の下方には第2グリップ部29が設けられている。第1グリップ部28と第2グリップ部29は、ほぼ同じ握り感覚で握り締めることができる大きさと形状を有し、また、握った時に両手にほぼ均等な荷重を受けるバランスの良い位置に設けるものとする。
このように構成された本考案に係るプラスチック製液体タンク10を使用する場合、通常は水を大型開口部21からタンク本体内に満水マーク20bまで注入する。そのとき、満水状態まで注入すると、タンク本体11は液体注出部側の上限まで満たされるが、膨出部27と膨らみ部20の上端は空間のまま残ることになる。そして、上記注出栓14が下になるようにタンク本体11を立てたときには、膨らみ部20とほぼ同等の容積を有する膨出部27に膨らみ部分20の液体が受け入れられる。
よって、満水時の水面26は子蓋25で塞がれている通気口24より低い位置にあるので、子蓋25を開いても通気口24から水があふれ出ることはない。子蓋25の開閉は図8に詳細に示されている通りであり、図8Aの閉じ状態から、子蓋25を緩め図8Bの開状態にすると、そのおねじ部25aに凹設した溝部25bが外部に通じて、タンク内外を通気状態にする。故に、注出栓14を開くとタンク内の水を円滑に注出させることができるものである。
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、タンク本体内に満たした液体を漏出の恐れなく注出することができる、水専用タンクとして好適である。また、縦横に二つのグリップ部28、29を備えているので、両手による運搬が容易となる。第1グリップ部28を握る時には全重量を支えることになるが、第2グリップ部29だけを握る時は引きずる用途に使えるので、隅に押し込んでしまってもタンクを容易に取り出すことができる。
本考案のプラスチック製液体タンク10において、満水を示すマーク20bを越える量を注水した場合、タンク本体11を立てて注出栓14を開け、子蓋25を緩めると通気口24から水漏れする可能性があるが、注出栓14が開いていれば外気が通気口24から吸引されるので水漏れを抑制することができる。また、本考案のプラスチック製液体タンク10を保管する時や店頭陳列時には、上下に重ねて積まれる可能性があるので、上面の膨出部27が入るへこみ部30を底面に形成し、安定に重ねられるようになっている。
本考案に係るプラスチック製液体タンクの一例を示す斜視図である。 同上の注出栓の分解斜視図である。 同じく注出栓のAはレバーの説明図、Bは断面図、Cは内面図である。 本考案における大型開口部とキャップの断面説明図である。 同じく分解斜視図である。 本考案に係るプラスチック製液体タンクの使用状態を示す説明図である。 同じくタンクを立てた状態を示す説明図である。 子蓋の開閉を示すもので、Aは閉じ状態の、Bは開状態の断面図である。
符号の説明
10 プラスチック製液体タンク
11 タンク本体
12 液体注出部
13 小キャップ
14 注出栓
15 水栓受け
16 連通口
17 水栓口
18 レバー
19、23 パッキング
20 膨らみ部
21 大型開口部
22 大型キャップ
24 通気口
25 子蓋
26 水面
27 膨出部
28 第1グリップ部
29 第2グリップ部

Claims (3)

  1. プラスチック製のタンク本体を有する可搬型の液体タンクであって、
    タンク本体の上面における一端部に注出栓を設ける一方、他端部にはタンク本体を側方へ拡張させて膨らみ部を形成し、
    また、上記注出栓が下になるようにタンク本体を立てたときに、上に位置する膨らみ部分の液体を受け入れるように、上記膨らみ部とほぼ同等の容積を有する膨出部をタンク本体の上面に形成し、
    上記膨らみ部の上面には大型開口部を形成するとともに、大型開口部にはそれを密閉する大型キャップを取り付け、タンク本体を立てたときに液面上に位置する大型キャップの部分に通気口を形成し、その通気口を子蓋により密閉した構成を有する
    プラスチック製液体タンク。
  2. タンク本体は、2部分から成る膨出部を有するとともに、それらの間に第1グリップ部を具備し、また、膨らみ部の下方に第2グリップ部を有している
    請求項1記載のプラスチック製液体タンク。
  3. 大型キャップがねじ込み式のものであり、その通気口を密閉する子蓋は大型キャップの中心部にねじ込み式に設けられている
    請求項1記載のプラスチック製液体タンク。
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