JP3142930B2 - 画像読取りセンサ - Google Patents

画像読取りセンサ

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JP3142930B2
JP3142930B2 JP03351293A JP35129391A JP3142930B2 JP 3142930 B2 JP3142930 B2 JP 3142930B2 JP 03351293 A JP03351293 A JP 03351293A JP 35129391 A JP35129391 A JP 35129391A JP 3142930 B2 JP3142930 B2 JP 3142930B2
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義彦 三品
正昭 小田
裕 山本
孝幸 田中
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は組立て特性の良好な画像
読取りセンサにあり、好ましくは、画像伝送体としてプ
ラスチック製の屈折率分布型棒状レンズ素子のアレイを
用いた画像読取りセンサにある。
【0002】
【従来の技術】特公昭47−817号公報等に示される
ごとく、ガラスを基材とした屈折率分布型棒状レンズは
特定組成のガラス繊維を作り、これをイオン交換浴中に
て処理し、その断面の中心から外周に向って屈折率分布
をもたせる方法によって作られている。この方法によっ
て作られた屈折率分布型棒状レンズの共役長はイオン交
換浴のバッチ毎に異なるため、得られる棒状レンズ素子
のレンズ長が異なったものとなっており、これらのレン
ズ素子を用いて作った光伝送体アレイのアレイ長もその
長さが異なったものとならざるを得ない。
【0003】このような光伝送体アレイを用いた、従来
開発されてきた画像読取りセンサは、図1に示すごとき
断面図のものである。同図中1は光伝送体アレイ収納用
筐体であり、2、4は光伝送体アレイを構成する基板、
3は棒状レンズ素子、5は光源、6はCCDセンサ、
7、7’は筐体に設けられた光伝送体アレイ係止用の
爪、8はカバーガラスである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来開発されてきた光
伝送体アレイの長さはまちまちであるため、これを収納
する筐体は光伝送体アレイ係止用爪は筐体の底部の方に
のみ設けられており、筐体内への光伝送体アレイの固定
は接着剤やネジ止めにて行われており、画像読取りセン
サの組立て工程の自動化は極めて難しく、人手に頼らざ
るを得なかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者等は画像
読取りセンサ組立工程の自動化を図るべく検討中のとこ
ろ、WO91/5274号公報に示された方法によって
作ったプラスチック棒状レンズは、その共役長をほぼ一
定のものとすることができるため、レンズ素子のレンズ
長も一定のものとなり、この素子を用いて作った光伝送
体アレイの長さも一定のものとなるため、筐体内への配
設も自動化しうるものと考えて検討した結果、本発明を
完成した。
【0006】本発明の要旨とするところは、屈折率分布
型棒状レンズ素子を多数本並列し2枚の基板間に接合挟
着した光伝送体アレイ、光源およびCCDセンサを筐体
内に組込んだ画像読取りセンサであり、2つの割り型に
て構成された筐体のそれぞれの割り型が光伝送体アレイ
の長手方向の全域において光伝送体アレイを挟持固定す
る挟持型爪部を備え、挟持型爪部は向かい合う挟持型爪
のみにより光伝送体アレイを挟持固定可能なように構成
され、2つの割り型が互いに固定されている画像読取り
センサにある。
【0007】以下、図面により本発明をさらに詳細に説
明する。図2は本発明の画像読取りセンサの断面図であ
り、同図中21、22は2つ割り型の筐体を構成する割り型
であり、この筐体のそれぞれの割り型には、光伝送体ア
レイを接着剤による接合やネジ止め機構を用いることな
く固定する、向かい合った挟持型爪201、204および挟持
型爪202、203から成る挟持型爪部を備えている。2つの
割り型21、22は接合挟着するなどして互いに固定されて
いる。23はプラスチック製の屈折率分布型棒状レンズ素
子であり、24、25はこの棒状レンズ素子を挟持接合する
2枚の基板であり、ABS、ポリアミド、ポリカーボネ
ートなどの樹脂にて作られたものを用いるのがよい。図
3はプラスチック製屈折率分布型棒状レンズ素子を多数
本並列し、2枚の基板にて接合挟着した光伝送体アレイ
の端面の概略図であり、同図中34はプラスチック製の屈
折率分布型棒状レンズ素子であり、31、32はこの棒状レ
ンズ素子を挟持接合する2枚の基板であり、33は屈折率
分布型棒状レンズ素子と2枚の基板を接合する接着剤で
ある。
【0008】本発明を実施するに際して用いる2つ割り
型の筐体は、その内部に光伝送体アレイを接着剤やネジ
止めなどの面倒な方法を用いずに挟持型爪にて固定させ
る機構を備えている点に大きな特徴を有している。この
ような筐体を用いることにより、光伝送体アレイを用い
た画像読取りセンサの組立工程を自動化しうるという大
きな利点がある。またこのような画像読取りセンサの組
立を容易になすには光伝送体アレイ基板を構成する素材
の熱膨張係数と筐体を構成する素材の熱膨張係数との差
はできるだけ小さいものであることが望ましく、筐体作
成用素材としてはアルミニウム、ABS、ポリアセター
ル、ポリカーボネート等を用い得るが、とくにプラスチ
ック製筐体を用いた画像読取りセンサはその使用環境温
度変化によってもその性能が変化しないという大きな特
徴を有している。
【0009】以下、実施例により本発明をさらに詳細に
説明する。
【0010】
【実施例1】ポリメチルメタクリレート([η]=0.
56、メチルエチルケトン(MEK)中25℃にて測
定)46重量部、ベンジルメタクリレート44重量部、
メチルメタクリレート10重量部、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン0.2重量部およびハイドロ
キノン0.1重量部を70℃に加熱混練して第1層(中
心部)形成用原液とした。また、ポリメチルメタクリレ
ート([η]=0.41、MEK 中25℃にて測定)
50重量部、メチルメタクリレート50重量部、1−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン0.2重量部お
よびハイドロキノン0.1重量部を70℃に加熱混練し
て第2層形成用原液とし、さらに、ポリメチルメタクリ
レート([η]=0.34、MEK 中25℃にて測
定)45重量部、2,2,3,3,4,4,5,5−オ
クタフルオロペンチルメタクリレート35重量部、メチ
ルメタクリレート20重量部、1−ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン0.2重量部およびハイドロキノ
ン0.1重量部を70℃に加熱混練して第3層(外層
部)形成用原液とした。同心円状3層複合紡糸ノズルを
取付けた複合紡糸機を用い、3種類の原液を中心から順
次に硬化物の屈折率が低くなるように配列し、同時に押
し出しストランドファイバとした。押し出し時の粘度は
第1層の成分が4.5×10ポイズ、第2層が2.0
×10ポイズ、そして第3層の原液が2.2×10
ポイズであった。また、複合紡糸ノズルの温度は55℃
であった。
【0011】次いで、長さ90cmの各層相互拡散処理
部を通過させ、その後長さ120cm、40Wの蛍光灯
12本を円状に等間隔に配置された光照射部の中心にス
トランドファイバを通過させ、50cm/分の速度で半
径(ro)0.50mmの光伝送体をニップローラーで
引き取った。吐出量比は第1層:第2層:第3層=1:
1:1とした。屈折率分布は中心部(no)が1.51
2、周辺部が1.470であり、屈折率分布定数(g)
は0.52であった。
【0012】上記光伝送体の両端面を研磨し、レンズ長
7.2mmとし、4ラインペア/mmなる格子を用いて
測定したMTFは57%であり、その時の共役長は1
5.4mmであった。また、得られた格子の結像は歪み
の少ない鮮明な像であった。
【0013】上記の光伝送体を図3に示すごとく、多数
本配列し、黒色のABS樹脂製の2枚の基板間にエポキ
シ系接着剤にて挟持接合し、両端面の長さを7.2mm
となるように削り込み、表面を研磨して、得られた光伝
送体アレイを黒色ABS樹脂にて作製したプラスチック
製の図2に示す断面構造の割り型の筐体内に、光源、画
像読取りセンサと共に位置合わせ等の調整をすることな
く、自動配列機で配設し、その後図2中21、22の割
り型を接合挟着した。このようにして組立てた画像読取
りセンサを100個作製し、4ラインペア/mmなる格
子を用いて測定したMTF値は全て素子状態のMTF値
と同等のものであった。また、この画像読取りセンサを
60℃の恒温槽中に放置してもその性能はほとんど変化
なかった。
【0014】
【実施例2】実施例1のようにして作った光伝送体アレ
イを黒色ポリカーボネート樹脂にて作成した図2に示す
ごとき構造のプラスチック製割り型の筐体内に光源、画
像読取りセンサと共に位置合わせ等の調整をすることな
く、自動機で配設し、その後図2中21、22の割り型
を接合挟着した。このようにして組立てた画像読取りセ
ンサを100個作製し、4ラインペア/mmなる格子を
用いて測定したMTF値は全て素子状態のMTF値と同
等になった。
【0015】
【比較例1】実施例1と同様にして作った光伝送体アレ
イを黒色ABS樹脂にて図1に示すごとき構造の筐体を
作成し、この筐体内に光源、画像読取りセンサと共に位
置合わせ等の調整をすることなく、自動機で配設組立て
た。このようにして得られた画像読取りセンサを100
個作製し、4ラインペア/mmなる格子を用いて測定し
たMTF値は30%程度に下がり、その数は作製した1
00個中、約80個であった。
【0016】
【比較例2】実施例1と同様にして作成した光伝送体ア
レイを黒色ポリカーボネート樹脂にて図1に示すごとき
一体型筐体内に、光源、画像読取りセンサと共に位置合
わせ等の調整をすることなく、自動機で組立てた。この
ようにして得られた画像読取りセンサを100個作製
し、4ラインペア/mmなる格子を用いて測定したMT
F値は30%程度に下がり、その数は作製した100個
中、約80個であった。
【0017】
【比較例3】黒色ABS樹脂にて作成した図1に示す一
体型筐体内にガラス製光伝送体アレイ(日本板硝子社
製、商品名SLA)を、光源、画像読取りセンサと共に
位置合わせ等の調整をすることなく、自動機によって組
立てた。このようにして得られた画像読取りセンサを1
00個作製し、4ラインペア/mmなる格子を用いて測
定したMTF値は、最適な共役長で4ラインペア/mm
なる格子を用いて測定したMTF値よりおよそ1/2低
くなり、その数は100個中、約80個であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来用いられてきた画像読取りセンサの断面図
である。
【図2】本発明の画像読取りセンサの断面図である。
【図3】光伝送体アレイの端面の部分平面図である。
【符号の説明】
1 筐体2 アレイ基板3 屈折率分布型棒状レンズ4 アレイ基板5 光源6 CCDセンサ7 光伝送体アレイ係止用爪7 ' 光伝送体アレイ係止用爪8 カバーガラス21 2つ割り型筐体の割り型 22 2つ割り型筐体の割り型 23 屈折率分布型棒状レンズ24 アレイ基板25 アレイ基板26 CCDセンサ27 光源28 カバーガラス31 アレイ基板32 アレイ基板 33 アラルダイト接着剤34 屈折率分布型棒状レンズ201 挟持型光伝送体アレイ固定用爪202 挟持型光伝送体アレイ固定用爪203 挟持型光伝送体アレイ固定用爪204 挟持型光伝送体アレイ固定用爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 孝幸 広島県大竹市御幸町20番1号三菱レイヨ ン株式会社中央研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/028 - 1/031

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率分布型棒状レンズ素子を多数本並
    列し2枚の基板間に接合挟着した光伝送体アレイ、光源
    およびCCDセンサを筐体内に組込んだ画像読取りセン
    サであり、2つの割り型にて構成された筐体のそれぞれ
    の割り型が光伝送体アレイを挟持固定する挟持型爪部を
    備え、挟持型爪部は向かい合う挟持型爪のみにより光伝
    送体アレイを挟持固定可能なように構成され、2つの割
    り型が互いに固定されていることを特徴とする画像読取
    りセンサ。
  2. 【請求項2】 屈折率分布型棒状レンズ素子を多数本並
    列し2枚の基板間に接合挟着した光伝送体アレイ、光源
    およびCCDセンサを筐体内に組込んだ画像読取りセン
    サであり、2つの割り型にて構成された筐体のそれぞれ
    の割り型が光伝送体アレイを挟持固定する挟持型爪部を
    備え、光伝送体アレイは向かい合う挟持型爪のみにより
    筐体内に固定され、2つの割り型が互いに固定されてい
    ことを特徴とする画像読取りセンサ。
  3. 【請求項3】 屈折率分布型棒状レンズ素子を多数本並
    列し2枚の基板間に接合挟着した光伝送体アレイ、光源
    およびCCDセンサを筐体内に組込んだ画像読取りセン
    サであり、筐体が互いに固定された2つの割り型にて構
    成され、かつそれぞれの割り型が光伝送体アレイの長手
    方向の全域において光伝送体アレイを筐体の内部に向か
    い合う挟持型爪により挟持固定する挟持型爪部を備えて
    いることを特徴とする画像読取りセンサ。
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