JP3142266U - テーブル掛バッグハンガー - Google Patents

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【課題】不使用時にフックを扁平な収納ケース内に折畳んで収納すると共に支持板によって蓋をして、服のポケット等に入れて携帯するのに便利となるテーブル掛バッグハンガーを提供する。
【解決手段】扁平な方形をなした収納ケース2と、収納ケース2の一端に対して第1の支軸14を介して回動可能に連結されると共に、倒伏状態では収納ケース2の内部に収納される一方、起立状態では収納ケース2の外部に延出される回動立伏板4と、収納ケース2の他端に対して第2の支軸15を介して90度よりも小さい開き角度で回動開閉可能に連結されると共に、収納ケース2の上面を開閉可能に覆う蓋用とテーブル等の台板上面への支持用とを兼ねた蓋兼用の支持板3と、回動立伏板4の先端部分に固定された折返片5と、折返片5に開設された支持孔6と、支持孔6に、上部がその軸回りに360度回転可能で、かつ第1の支軸14に平行な軸線回りに回動可能に遊嵌された掛吊り用のフック7とを備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、ハンドバッグなどに入れて持ち歩くことができ、机やテーブルなどの台板に引っ掛けて用いられるテーブル掛バッグハンガーに関する。
従来のこの種のテーブル掛バッグハンガーとしては、支持板の下面に設けられた軸受により、90度以上に開かないように、軸で接続した懸垂具の端部に、自在に回転したり曲がることができる柔軟性の有る細長い接続具により接続された輪を備え、輪は、容易に開閉、着脱できる構造で、必要に応じ、ハンドバッグや傘等に取付けたまま、又は、取り外して使用に供する構造を備えたハンガー装置(特許文献1)が公知となっている。
また、金属製の支持板の裏面に、テーブルなどの台板の上面に載置される柔軟な摩擦板が貼着され、開き角度が90度よりも小さい角度になるように折曲部を介して連結された枝杆部と垂下杆部とを有する支持杆を有し、この支持杆における上記枝杆部をその軸回りに回転可能に保持しかつその枝杆部を上記支持板の径方向外方に突出させる第1連結具が上記支持板の外周部の1箇所に接合され、上記支持杆における上記垂下杆部の下端に円筒状の第2連結具の上端部が固着され、この第2連結具に、フック部を有しかつ上端部に環状溝を有する吊下げ杆の上記上端部が回転自在に内嵌合されてこの吊下げ杆が上記垂下杆部と同心状に配置されていると共に、上記第2連結具にその径方向にピン挿通孔が貫設され、そのピン挿通孔に挿通されたピンが上記吊下げ杆の上記環状溝に嵌まり込んでいるテーブル掛バッグハンガー(特許文献2)が公知である。
また、映画館や演劇場などの場所において、前席の背板に掛け吊りすることができる携帯用の掛け吊り具として、折畳み展開形に形成する2本の掛け吊具と、蝶番部を挟んで連結した2本の掛け吊具の収納用と展開によるテーブル用とを兼ねた容器兼用のテーブルとからなり、該容器兼用のテーブルの両側外端に角筒形の嵌着部を設け、2本の掛け吊具の展開掛け吊りと、該2本の掛け吊具の下端に相対する嵌着部を嵌着することにより掛け吊りテーブルを構成するようにした折畳み携帯用の掛け吊り具が公知となっている(特許文献3)。
特開平10−113275号公報 実用新案登録第3032833号公報 実用新案登録第2600181号公報
上記特許文献1や特許文献2に記載のテーブル掛バッグハンガーは、使用する場所の状況に応じて輪やフック部の向きを自由に変えることができ、台板の上面が水平である場合に好適に使用することができる。また、嵩張らずに携帯することができるものである。しかしながら、特許文献1ではハンガー装置自体を収納する機能はなく、特許文献2においてもテーブル掛バッグハンガー自体を収納する機能はない。このため、例えば、薄型ハンドバッグ内や服のポケットに入れると、輪やフック部が、収納部分の内側の生地に引っかかって収納部分を傷めることが起こりかねない。
一方、特許文献3に記載の折畳み携帯用の掛け吊り具は、使用しない時に容器兼用のテーブル内に2本の掛け吊具を収納して携帯および保管するので、より扁平且つコンパクトに収納することができる。しかし、掛け吊具と容器兼用のテーブルとが別体で構成されて掛け吊具を分離して使用するものであるため、例えば、掛け吊具を落としてしまったり、紛失する虞がある。
そこで、本考案は、これに鑑みてなされたもので、その目的は、展開開閉式の収納ケースと掛け吊り用のフックとを一体に構成し、使用時には収納ケースの蓋を展開して収納ケースの蓋を支持板とすると共に掛け吊り用のフックを収納ケースより懸垂させる。不使用時にはフックを扁平な収納ケース内に折畳んで収納すると共に支持板によって蓋をし、薄型ハンドバッグ内や服のポケットに入れて携帯に便利となるテーブル掛バッグハンガーを提供するものである。
請求項1に係るテーブル掛バッグハンガーは、扁平な方形をなした収納ケースと、前記収納ケースの一端に対して第1の支軸を介して回動可能に連結されると共に、倒伏状態では前記収納ケースの内部に収納される一方、起立状態では前記収納ケースの外部に延出される回動立伏板と、前記収納ケースの他端に対して第2の支軸を介して90度よりも小さい開き角度で回動開閉可能に連結されると共に、前記収納ケースの上面を開閉可能に覆う蓋用とテーブル等の台板上面への支持用とを兼ねた蓋兼用の支持板と、前記回動立伏板の先端部分に固定された折返片と、前記折返片に開設された支持孔と、前記支持孔に、上部がその軸回りに360度回転可能で、かつ前記第1の支軸に平行な軸線回りに回動可能に遊嵌された掛吊り用のフックとを備えたことを特徴とする。
請求項1に係るテーブル掛バッグハンガーによれば、展開開閉式の収納ケースと掛け吊り用のフックとを一体に構成し、使用時には収納ケースの蓋を展開して収納ケースの蓋を支持板とすると共に掛け吊り用のフックを収納ケースより懸垂させる。不使用時には、フックを扁平な収納ケース内に折畳んで収納すると共に支持板によって蓋をするので、フック分離型のものに比べ、フックを落としたり紛失することがなく、フックが収納ケース内に収納され支持板で蓋されているので、薄型ハンドバッグ内や服のポケットに入れて携帯するのに便利となり、さらに薄型ハンドバッグ内や服のポケットに入れた時に、フックが、収納部分の内側の生地に引っかかってしまうことがない。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本考案の実施形態に係るテーブル掛バッグハンガーの収納ケースに対して支持板を開いた状態を示す斜視図であり、本考案の実施形態に係るテーブル掛バッグハンガーの収納ケースに対して支持板を閉じた状態(携帯時)を示す斜視図である。また、図3は本考案の実施形態に係るテーブル掛バッグハンガーの側面図である。
図1乃至図2に示すように、テーブル掛バッグハンガー1は、扁平な方形をなした収納ケース2と、収納ケース2の上面を開閉可能に覆う蓋用とテーブル等の台板上面への支持用とを兼ねた蓋兼用の支持板3と、収納ケース2に対して第1の支軸14を介して回動可能に連結されると共に、倒伏状態では収納ケース2の内部に収納される一方、起立状態では収納ケース2の外部に延出される回動立伏板4と、回動立伏板4の先端部分に固定された折返片5と、折返片5に開設された支持孔6と、折返片5の支持孔6に、上部がその軸回りに360度回転可能で、かつ第1の支軸14に平行な軸線回りに回動可能に遊嵌された掛け吊り用のフック7とを備えている。
収納ケース2は、金属製であって、上方が開放された扁平な長方形状の箱体をなしており、収納ケース2の底部を形成している底板部8と、収納ケース2の左右の側部を形成している側板部9,9と、収納ケース2の後面を形成している後板部10とを備えている。なお、収納ケース2の前部を形成する部材は設けられておらず、前方は開放されている。また、収納ケース2の左右の側板部9,9と後板部10とによって囲まれた底板部8の上面が収容部11になっている。
収納ケース2の後板部10の上端面は、回動立伏板4の後端縁が当接して該回動立伏板4の起立位置(収納ケース2に対する回動立伏板4の起立角度θ2)を略90度に規制する第1ストッパー部12に設定されている(図1及び図3参照)。また、収納ケース2の底板部8の前端面は、支持板3の裏面前縁が当接して該支持板3の開放方向の回動位置(収納ケース2に対する支持板3の開き角度θ1)を90度よりも小さい角度に(本実施形態では、略75度に設定されている。なお、70度〜80度が好適である。)に規制する第2ストッパー部13に設定されている(図3参照)。
収納ケース2の左右の側板部9,9の後端寄りには、収納ケース2の幅方向に沿って第1の支軸14が架設され、収納ケース2の左右の側板部9,9の前端寄りには、収納ケース2の幅方向に沿って第2の支軸15が架設されている。第1の支軸14にはヒンジ16を介して金属製の回動立伏板4が回動自在に設けられ、回動立伏板4の先端には折返片5がその先端を突出させて一体に固定されている。また、第2の支軸15にはヒンジ17を介して支持板3の前端寄りの下面が回動開閉自在に設けられている。支持板3は金属製であり、収納ケース2の長さ寸法と略同じであり、幅寸法は僅かに小さく、厚み寸法は収納ケース2の厚み寸法の略半分である。支持板3の裏面には、ゴム製の摩擦板18が貼着されている。
図4は、図3における後方から示すテーブル掛バッグハンガー1の要部を示す正面図である。折返片5は、薄板状の帯金の一端を他端に向けて間隔を開けて前面と後面とが対面するように中央部分を折り返して形成され、折返片5の前面と後面との間は中空になっている(図1並びに図3参照)。図4に示すように、折返片5の先端の幅方向における中央には、対面する前面及び後面を切り欠いて形成した逆U字形をなした支持孔6が開設されている。
フック7は、長手方向に直交する断面が円形の金属製の線材より形成され、中途部分から上部の吊下げ杆部19と中途部分に相当する湾曲部20と湾曲部20を介して斜め上方に延出されたフック部21とを有し、吊下げ杆部19の上端に、吊下げ杆部19の直径よりも大きい径の半球形状の頭部22が一体に形成されている(図3並びに図4参照)。
図3乃至図4に示すように、折返片5の支持孔6内にはフック7の頭部22が遊嵌されて支持されている。支持孔6の横幅dは半球形状の頭部22の直径rよりも小さく、かつ吊下げ杆部19の直径よりも大きい(図4参照)。したがって、折返片5の支持孔6からフック7(頭部22)が抜け出ることがない。また、折返片5の前面と後面との間隔は半球形状の頭部の直径よりも若干大きい。従って、図3に矢印aで示すように、フック7の吊下げ杆部19がその軸回りに360度回転可能である。折返片5の支持孔6の中央方向への切り込み深さ寸法は、半球形状の頭部22の直径よりも若干大きい。これにより、図3に矢印bで示すように、フック7は、第1の支軸14に平行な軸線回りに180度よりも若干大きい角度の範囲内で回動可能である。
以上のように構成されたテーブル掛バッグハンガー1は、ハンドバッグやその他のセカンドバッグ、あるいはポケットなどに入れて持ち運ぶことのできる大きさ、具体的には手のひらに載る程度の大きさに作られている。そして、不使用時には、図1に示すように、収納ケース2の収容部11に回動立伏板4、折返片5及びフック7が収納され、ヒンジ17を介して支持板3を閉鎖方向に回動させることにより、図2に示すように、支持板3によって収納ケース2の上面を閉鎖して蓋しておけば、扁平且つコンパクトに収納することができ、嵩張らずに持ち運ぶことができる。このように、不使用時にはフック7を扁平な収納ケース2内に折畳んで収納すると共に支持板3によって蓋をするので、フック分離型のものに比べ、フックを落としたり紛失することがなく、フック7が収納ケース2内に収納され支持板3で蓋されているので、薄型ハンドバッグ内や服のポケットに入れて携帯に便利となり、さらに薄型ハンドバッグ内や服のポケットに入れた時に、フック7が、収納部分の内側の生地に引っかかってしまうことがない。
使用時には、ヒンジ17を介して支持板3を開放方向に回動させることにより、支持板3の裏面前縁が収納ケース2の第2ストッパー部13に当接して収納ケース2に対する支持板3の開き角度が略75度に規制される(図3)。また、ヒンジ16を介して回動立伏板4を起立方向に回動させることにより、回動立伏板4の後端縁が収納ケース2の第1ストッパー部12に当接して該回動立伏板4を略90度に起立させることができる(図3)。なお、起立状態では回動立伏板4、その先端の折返片5及びフック7が収納ケース2の外部に延出される。上述のように展開開閉式の収納ケース2と掛け吊り用のフック7とを一体に構成し、使用時には収納ケース2の蓋(支持板3)を展開して収納ケース2の蓋を台板30への支持板3とすると共に掛け吊り用のフック7を収納ケース2より懸垂させる。
図5はテーブル掛バッグハンガー1の使用状態を示す側面図である。図5において、符号30は机やテーブルなどの台板、符号31は台板30の上面である。テーブル掛けバッグハンガー1は、支持板3がその裏面に貼着された摩擦板18を介して台板30の上面31に載置され、フック7が回動立伏板4及び折返片5を介して支持されると共に、台板30の上面31の下方に垂れ下がる(図5参照)。
この状態でフック7のフック部21に手荷物の手下げ紐32などを吊り下げると、支持板3と収納ケース2との開き角度が90度よりも小さい角度(この実施形態では略75度)になっていることにより、重心位置が、支持板3の垂直下方位置あるいはその垂直下方位置に近い位置になる。また、支持板3の裏面に設けられたゴム製の摩擦板18が手荷物などの重みによりその全面が台板30の上面31に密着する。このため、手荷物などの重さで支持板3が傾いて摩擦板18の一部が台板30の上面31から浮き上がるといった事態が起こらない。したがって、摩擦板18の全面が台板30の上面31に接触してその摩擦板18の滑り止め作用が十分に発揮され、支持板3が台板30上の定位置に滑らないように確実に保持される。
また、テーブル掛バッグハンガー1においては、折返片5に設けた支持孔6に頭部22を介して遊嵌されたフック7の吊下げ杆部19がその軸回りに360度に亘って回転させることができるので、例えば、台板30の下部の側板等がフック7に干渉してしまうようなときには、図3に示す矢印aのようにフック7の向きを反対側に向けておくと、フック7のフック部21に手荷物などを吊り下げられるようになる。
本考案の実施形態に係るテーブル掛バッグハンガーの収納ケースに対して支持板を開いた状態を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係るテーブル掛バッグハンガーの収納ケースに対して支持板を閉じた状態(携帯時)を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係るテーブル掛バッグハンガーの側面図である。 図3における後方から示すテーブル掛バッグハンガーの要部を示す正面図である。 本考案の実施形態に係るテーブル掛バッグハンガーの使用状態を示す側面図である。
符号の説明
1 テーブル掛バッグハンガー
2 収納ケース
3 支持板
4 回動立伏板
5 折返片
6 支持孔
7 フック
8 底板部
9 側板部
10 後板部
11 収容部
12 第1ストッパー部
13 第2ストッパー部
14 第1の支軸
15 第2の支軸
16 ヒンジ
17 ヒンジ
18 摩擦板
19 吊下げ杆部
20 湾曲部
21 フック部
22 頭部
30 台板
31 上面
32 手下げ紐

Claims (1)

  1. 扁平な方形をなした収納ケースと、
    前記収納ケースの一端に対して第1の支軸を介して回動可能に連結されると共に、倒伏状態では前記収納ケースの内部に収納される一方、起立状態では前記収納ケースの外部に延出される回動立伏板と、
    前記収納ケースの他端に対して第2の支軸を介して90度よりも小さい開き角度で回動開閉可能に連結されると共に、前記収納ケースの上面を開閉可能に覆う蓋用とテーブル等の台板上面への支持用とを兼ねた蓋兼用の支持板と、
    前記回動立伏板の先端部分に固定された折返片と、
    前記折返片に開設された支持孔と、
    前記支持孔に、上部がその軸回りに360度回転可能で、かつ前記第1の支軸に平行な軸線回りに回動可能に遊嵌された掛吊り用のフックと、
    を備えたことを特徴とするテーブル掛バッグハンガー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018175821A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 武 阿▲蘓▼ 机専用吊下具

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