JP3142080U - 携帯型簡易組立式撮影ボックス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鞄蓋体と鞄底蓋体からなり、内部に白色灯照明器具取り付け用クリップ、マジックファスナー(登録商標)を有する横分割ヒンジ開放角型携帯用手提げ鞄と、手提げ鞄の両蓋体と協働して組立てられる複数の仕切板と、手提げ鞄の内部に添着されるバックスクリーンとを備え、前記複数の仕切板が、鞄底蓋体に蝶着された一対の同形の台形状側方仕切板と、これに取外し自在の短冊状前方上部撮影窓付き仕切板及び短冊状前方下部仕切板とにより撮影ボックスとして組立てられる。
【選択図】図1
Description
それ以前のスタジオボックスの場合、針金のバネ性を利用し、折り畳んで収納したり、また元のドーム形状に復元させる従来のタイプのスタジオボックスが、針金のバネ性を利用することから、操作が不慣れな場合は小型に折り畳んで収納することが難しく、また元のドーム形状のスタジオボックスに復元させる際も、あらぬ方向にバネの力が作用してうまく元のドーム形状に復元させることができないスタジオボックス組立・収納上の難点を有していた。
この場合の解決課題は、先行技術としての小型スタジオ装置が、上部箱体、中央部箱体及び下部箱体とからなる箱型であることから、全体の大きさ・重量は、小型冷蔵庫程度となり、スタジオ装置を移動には下部箱体の底部に付けたキャスターにより引きずって移動させるか、他の場所への移動には、自動車に頼らざるをえなかったことから、収納ケース部と該収納ケース部に開閉可能に連結された蓋部を備える携帯型ライティング装置として、前記収納ケース部は、電源装置と、該電源装置に接続される複数の照明装置と、撮影台とを備え、前記蓋部は、バックスクリーンを備えるようにし、これによって、ライティング装置を手荷物として携帯可能としたものである。
撮影ボックスとして使用するに際して、予め電源に接続された撮影ボックス内に撮影すべき商品がセットされる。ここで、白色灯照明器具を点灯したときには、撮影ボックス内の撮影対象の商品は直接照明され、しかも仕切板で覆った暗箱内での一定の明るさが確保された白色灯による照射となるため、光度は低減されることはなく、また、外部の強い日光照射の影響に曝されることもなく、内部では常に安定した照明による明るい撮影環境を確保することができ、これによって、撮影ボックス内の撮影商品に均一な照明を当てることができることとなり、屋外・屋内を問わず安定した照明を得ることのできる携帯型簡易組立式撮影ボックスを提供することができる。
白色灯照明器具5は、鞄蓋体1aの内壁頂部に、横方向二箇所に取付け設置したクリップ5d、5d
(図2参照)により挟着される。バックスクリーン6は、その上端が鞄蓋体1aの内壁頂部にマジックファスナー(登録商標)止めされ、バックスクリーン6自体の剛性によって略鞄蓋体1aの凹部壁面と鞄底蓋体1bの凹部壁面に沿って展設される。
図2は、携帯型簡易組立式撮影ボックスBを組立てるための部品、鞄蓋体1a、鞄底蓋体1bからなる手提げ鞄1、側方配置台形状側方仕切板2,2、前面上部配置撮影用窓付き短冊状前方仕切板3、前面下部配置短冊状前方仕切板4、白色灯照明手段5、バックスクリーン6をそれぞれ分解して示す図である。
図2に示すように、一対の側方配置台形状側方仕切板2,2は、鞄底蓋体1bの側壁下部に蝶番2cによって蝶着される。これによって、各側方仕切板2は、未使用時には鞄底蓋体1bの底面に寄せて折畳まれ、また使用時には鞄底蓋体1bの内側面に添って起立させることができる。蝶着により起立配置することのできる一対の側方配置台形状側方仕切板2,2には、それらの前方縁近傍の上部に上部差込み孔2aを、また下部に下部差込み孔2bが穿設されている。台形状側方仕切板2,2は、内部の採光による乱反射を予防するために好ましくは黒色が採用されている。この仕切板の内側表面は黒色であることが好ましく、以下、内側表面が黒色であるものとしての記述があるとしても、これに限定されることはない。
前方仕切板について説明する。短冊状黒色前方仕切板3、4には、図面長手方向両端縁に複数の突起3a、4aが各それぞれ突設される。ここで上記したように、上部に配置の短冊状前方仕切板3にのみ撮影用窓3bが備えられる。
これらの前面上部配置短冊状黒色前方仕切板3のフック3a、3aは、前記した側方配置台形状黒色側方仕切板2の上部逆L字孔2a、2aに押し込み落とし込むことにより係止され、また、前面下部配置短冊状黒色前方仕切板4のフック4a、4aは、下部逆L字孔2b、2bに同様に係止され、この逆L字孔・フックの係止による組立後、この上に蓋体1aを被せることによって、半開状態に保持された鞄1の側方及び前方の隙間は塞がれ、外部から遮光され、撮影用窓3bを通じて撮影できる撮影ボックスが形成される。
上述の側方仕切板2、2と前方仕切板3、4に係る逆L字孔・フックの係止構造は、孔と突起による差込構造としても差し支えない。
前面上部配置短冊状黒色前方仕切板3の面に形成された撮影用窓3bは、通常この撮影用窓3bを通して、デジタルカメラにより内部にセットした商品を撮影するための窓である。
撮影に当っては、もちろん組立の途中で予め撮影対象商品を据付け、撮影ボックス内に撮影対象商品が収納セットされる。
クリップ止めされた白色灯照明手段5の取り外しは、クリップ5d、5dからその開放端を通じて簡単に引き抜いて取外すことができ、この取外された白色灯照明手段5は、適宜鞄内に収容することができる。
撮影ボックス組立の際、バックスクリーン6を添設に先立って、図3に示すように、鞄底蓋体1bの側壁下部に蝶番2cにより蝶着された一対の側方配置台形状黒色側方仕切板2,2を、それぞれ鞄底蓋体1bの両内側面に添って起立させた立設状態となし、この状態において、バックスクリーン6を添設する(図3参照)。
また、バックスクリーン6は、布に代えて可撓性があり剛性を有した薄板材から作成することができる。この場合、鞄蓋体1aの内側収容部に配置した際に、薄板材の下端が鞄底蓋体1bの内側収容部の縁に当接して縁で支持されながら、被写体がその剛性の影響を受けることなく載置できる程の可撓性を有した剛性をもつ材料として作成したものである。
手提げ鞄1を開いて収納された状態から組立てる場合、先ず、手提げ鞄1を開放し、手提げ鞄1の中から、図4に示された収納中の各部品のうち、側面配置台形状黒色側方仕切板2,2を除いて、一先ず外へ取り出す。
次に、鞄蓋体1aを開放した手提げ鞄1において、開放された鞄底蓋体1bの内側に蝶着され折り畳まれた側方仕切板2,2(図2参照)を鞄底蓋体1bの内側面に添うよう起立させる(図3参照)。側方仕切板2,2を立設した状態で、白色灯照明手段5の下方に設置のマジックファスナー(登録商標)6aにバックスクリーン6を貼着し、これにより開放された鞄蓋体1aと鞄底蓋体1bの内側で側方仕切板2,2の間にバックスクリーン6を展設する(図3参照)。
白色灯照明手段5は 、鞄蓋体1a内の上部位置に設置されたクリップ5d、5dに押し込んで、クリップ止めする。なお、白色灯照明手段5は、必ずしも手提げ鞄1に収納されている部品である必要はなく、現場で調達できる白色灯照明手段5が手提げ鞄1の差込受けに接続できる独立品である場合には、この差込み付きコードを備えたこの単独品を別途追加して、組み合わせ使用することでも差し支えない。
その後、前記の台形状黒色の両側方仕切板2,2の各上部逆L字状孔2a 、2aに、短冊状黒色の撮影窓付き前方仕切板3の各フック3a、3aを押し込み落とし込んで掛止し、同様にその各下部逆L字状孔2b、2bにおいて、短冊状黒色の前方仕切板4をその各フック4a、4aを掛止し、それぞれの前方仕切板3,4を組立てる。
さらにその後、手提げ鞄1の鞄蓋体1を、前記の起立させた台形状側方仕切板2,2に向けて閉じて側方仕切板2,2の側縁に当接させ、内部を遮光するように配置し、撮影ボックスを組立する。台形状側方仕切板2,2のその内側表面はその彩色は通常黒色が好ましい。以下、各仕切板の彩色を黒色の限定を付して記述するとしても黒色であることが必須のものとして限定されるものではない。
上述のように、この手提げ鞄1は、白色灯照明手段5の設置、バックスクリーンの展設後に、上記の台形状黒色側方仕切板2,2と短冊状黒色撮影窓付き前方仕切板3及び短冊状黒色前方仕切板4を組立てた後、台形状黒色側方仕切板2,2の上方から、鞄蓋体1aの側方内壁に寄せた位置において鞄蓋体1aを被せることによって、デジタルカメラ用の撮影用スタジオボックスBが組立てられる(図1参照)ものであるが、撮影用の被写体は、適宜、組立の前に設置される。
なお、撮影用スタジオボックスBを構成する各仕切板、台形状黒色側方仕切板2,2と、撮影窓付き短冊状黒色前方上部仕切板3及び短冊状黒色前方下部仕切板4の内側表面の彩色について、黒色とした方が撮影上好ましいが、乱反射しないダーク色でもよく、必ずしも黒色に限定されることはない。
携帯型簡易組立式撮影ボックスB内には、蓋体1aの内部に添着されたバックスクリーン6において、蓋底体1b内部に敷設されたバックスクリーン6の上に撮影対象の被写体商品が配置される。
撮影に当っては、携帯型簡易組立式撮影ボックスBに接続の差込み付きコード7を、持ち運ばれた
環境で適宜確保された電源(図示省略)に接続すればよく、内部の白色灯の灯火により撮影商品を照明し、何時でもどこでも撮影準備状態が簡単に確保される。
携帯型簡易組立式撮影ボックスB内の撮影商品を撮影する場合には、通常、前面上部配置短冊状黒色前方仕切板3の撮影窓3bを通して、デジタルカメラで撮影することができる。
携帯型簡易組立式撮影ボックスBによる内部被写体商品の撮影は、白色灯による安定した照明と、バックスクリーン、側方仕切板及び前方仕切板の乱反射させない背景色との組合せによって、被写体商品について上下左右のむらのない照明ができるため、常に鮮明な撮影が可能となる。
以上において、その使用に当って、短冊状黒色前方仕切板3、4により遮蔽した場合における、前面から撮影窓を確保する方法について、前方仕切板3の撮影用窓3bを利用する方法を例示したが、必ずしもこれに限定されることはなく、短冊状黒色前方仕切板3、4の取付け位置を上下逆にしたり、その他、前面上部配置短冊状黒色前方仕切板3のみを、上部又は下部に配置して用いたり、前面下部配置短冊状黒色前方仕切板4のみを上部又は下部に配置して用いたりすることができる。
例えば、被写体のサイズが大きくて、撮影用窓3bからモニター画面に全体を収められないときのように、撮影用窓3bのサイズの制約を受ける場合に、これを解消する工夫である。
図1に示す組立状態から、鞄蓋体1aを持ち上げて撮影用スタジオボックスBの上部を先ず開放し、撮影品を取り出す。次いで、台形状黒色側方仕切板2,2と短冊状黒色前方仕切板3、4とを分解する。分解に際して、鞄蓋体1aを開放し、台形状黒色側方仕切板2,2と前面上部配置短冊状黒色撮影窓付き前方仕切板3及び前面下部配置短冊状黒色前方仕切板4との各逆L字状孔とフックによる掛合を外して側方仕切板2,2と前方仕切板3、4とを分解する。
短冊状黒色前方仕切板3、4の取外された台形状黒色側方仕切板2,2は、その基部で蝶番により蝶着された鞄底蓋部において折り畳まれ、底面に両側から重なるようにして横たえる。
この折り畳まれた前方仕切板3、4の上に、先に分解された前方仕切板3,4を載せて収納する。
次に、クリップ5d、5dから挟着設置した白色灯照明手段5を取外し、この照明手段懸架を鞄底蓋体に収容し、また、マジックファスナー(登録商標)6aで取り付けられたバックスクリーン6を取外し、同様に鞄底蓋体内に収容する。
以上、手提げ鞄1の鞄底蓋体1bの収容凹部内に折り畳まれた台形状黒色側方仕切板2,2と各分解された短冊状黒色前方仕切板3、4を収納し、取外した白色灯照明手段5を収納し、バックスクリーン6を折り畳んで収納した後、最終的に鞄蓋体1aを閉鎖し、掛け具により掛止し、枢着された鞄蓋体1aと鞄底蓋体1bの鞄を閉じる。
したがって、横分割ヒンジ開放角型携帯用手提げ鞄1は、撮影用スタジオボックスBを構成する各部品を内部に収容しているので、手提げ鞄1としてどこへでも簡単に持ち運ぶことができ、また、持ち運ばれた適宜の場所で簡単に撮影用スタジオボックスBとして組立てることができる。
1a 鞄蓋体
1b 鞄底蓋体
2,2 側方仕切板
2a ;2a 上部逆L字状孔
2b;2b 下部逆L字状孔
3 前方仕切板
3a フック
3b 撮影用窓
4 前方仕切板
4a フック
5 白色灯照明器具
5c 差込み受
5d,5d クリップ
6 バックスクリーン
6a マジックファスナー(登録商標)
7 差込み
7a コード
7b 切替スイッチ
B携帯型簡易組立式撮影ボックス
Claims (1)
- 鞄蓋体と鞄底蓋体からなる横分割ヒンジ開放角型携帯用手提げ鞄であって、鞄蓋体内部天上面に設置の白色灯照明器具用クリップと、鞄底蓋体の内部下端両側縁に折り畳み可能にその一辺側縁がそれぞれ蝶着されると共にそれぞれ開いて鞄蓋底体の側面に沿わせ立設可能な一対の同形の直角辺を含む台形状側方仕切板と、前記側方仕切板の前縁に相互の逆L字孔・フックにより係合される前方上部配置の撮影窓付き短冊状前方仕切板及び前方下方配置の短冊状前方仕切板と、前記鞄蓋体の内部天上面にマジックファスナー(登録商標)(登録商標)止めされるバックスクリーンとを、少なくとも備え、前記クリップに白色灯照明器具が設置可能であり、バックスクリーンをマジックファスナー(登録商標)止めし、前記一対の同形の立設した台形状側方仕切板に2種類の短冊状前方仕切板を逆L字孔・フックの係合により組込み、鞄蓋体を被せ、鞄蓋体と鞄底蓋体を所定の角度に開いた状態に保持して、前記撮影窓を通じて撮影可能な撮影ボックスを形成すると共に、両短冊状前方仕切板の分解後、前記台形状側方仕切板を折り畳み、前記分解した二枚の短冊状仕切板及び取外したバックスクリーンを、必要に応じて白色灯照明器具類を含めて、鞄内に収容し運搬可能とした携帯型簡易組立式撮影ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001598U JP3142080U (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | 携帯型簡易組立式撮影ボックス |
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JP2008001598U JP3142080U (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | 携帯型簡易組立式撮影ボックス |
Publications (1)
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JP3142080U true JP3142080U (ja) | 2008-06-05 |
Family
ID=43292110
Family Applications (1)
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JP2008001598U Expired - Lifetime JP3142080U (ja) | 2008-03-18 | 2008-03-18 | 携帯型簡易組立式撮影ボックス |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101075449B1 (ko) * | 2009-03-04 | 2011-10-24 | 원욱성 | 조립식 수납장 및 이를 갖는 조립식 장식장 |
KR102260971B1 (ko) * | 2021-02-26 | 2021-06-04 | 주식회사 헬스마일 | 내구성을 갖는 조립형 포토 박스 |
-
2008
- 2008-03-18 JP JP2008001598U patent/JP3142080U/ja not_active Expired - Lifetime
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