JP3141768B2 - 停止作動診断機能付運転制御装置 - Google Patents
停止作動診断機能付運転制御装置Info
- Publication number
- JP3141768B2 JP3141768B2 JP08024121A JP2412196A JP3141768B2 JP 3141768 B2 JP3141768 B2 JP 3141768B2 JP 08024121 A JP08024121 A JP 08024121A JP 2412196 A JP2412196 A JP 2412196A JP 3141768 B2 JP3141768 B2 JP 3141768B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- relay
- contact
- cry
- turned
- stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Safety Devices In Control Systems (AREA)
- Programmable Controllers (AREA)
Description
転を停止させる運転停止用リレ−の接点が溶着している
か否かをチェックし、接点が溶着しておれば、運転開始
スイッチを操作しても装置の運転を開始させずに、接点
の溶着が無い場合にのみ、運転開始スイッチの操作によ
り同装置の運転を開始させる停止作動診断機能付運転制
御装置に関する。
ない装置の運転を停止させる運転停止用リレ−CRYに
対して常閉型の運転停止スイッチPB1を直列に接続す
るとともに、この運転停止用リレ−CRYのA接点と常
開型の運転開始スイッチPB2とを直列接続した状態で
運転用リレ−CRXのコイルに接続し、更に、運転用リ
レ−CRXのA接点を運転開始スイッチPB2と並列に
接続して運転用リレ−CRXの自己保持回路を形成した
電気回路が運転制御装置に用いられている。
に、上記電気回路に電源が投入されると、運転停止スイ
ッチPB1は常閉型であるため運転停止用リレ−CRY
が励磁される。このリレ−CRYが励磁されるとリレ−
CRYのA接点が閉じ、この状態で運転開始スイッチP
B2がオン操作されると運転用リレ−CRXが励磁さ
れ、運転開始スイッチPB2に並列に接続されたリレ−
CRXのA接点が閉じるため、同A接点を介して自己保
持電流が流れ、リレ−CRXが継続励磁される。その結
果、リレ−CRXが励磁されたときに作動される制御対
象装置側のマグネットスイッチ等が作動され、このマグ
ネットスイッチ等の作動により同装置のモ−タ等に駆動
電流が通電される。
合、運転停止スイッチPB1を押すと図14のタイミン
グチャ−トに示すように、リレ−CRYの励磁が解除さ
れ、リレ−CRYのA接点が開いてリレ−CRXの励磁
が解除される。その結果、前記マグネットスイッチ等の
作動が解除され、同装置のモ−タ等に対する駆動電流の
通電が停止される。
CRYのA接点が過電流等の要因で溶着した場合、リレ
−CRYのA接点は励磁、非励磁に係わらず導通状態に
なる。従って図15に示すように電源電圧が運転開始ス
イッチPB2に直接、印加される状態になる。この状態
で電源が投入されると、図16のタイミングチャ−トに
示すようにリレ−CRYは電源投入と同時に励磁される
一方、リレ−CRXは運転開始スイッチPB2がオンさ
れると励磁され、運転開始スイッチPB2に並列に接続
されたリレ−CRXのA接点が閉じ、同A接点を介して
自己保持電流が流れる。上記状態で、前記制御対象装置
の運転を停止させようとして運転停止スイッチPB1を
押した場合、リレ−CRYの励磁は解除されるが、同リ
レ−CRYのA接点が溶着しているため、リレ−CRX
の励磁は解除されず、同装置の運転は停止されないとい
う問題が生じる。
着した場合には、制御対象装置の運転が停止されないと
いう状態になるため、リレ−の接点が溶着したか否かを
検出する技術として、特開平3−90869号公報に記
載されたものが提案されている。上記公報に記載された
「リレ−の溶着検出方法」によれば、プログラマブル・
コントロ−ラを用いてリレ−の接点溶着を検出するもの
であるが、一般にプログラマブル・コントロ−ラには中
枢機能としてCPUが用いられているため、例えば溶接
スパ−クを発する溶接ロボットが装備された現場、ある
いは高周波加熱装置、クレ−ン装置等の強いノイズの発
生する装置が設置された現場で、プログラマブル・コン
トロ−ラを用いたリレ−の溶着検出手段を採用すれば、
ノイズの影響を受けて誤動作が起きやすく、正確にリレ
−の溶着を検知できないことがあるため、CPUを内蔵
したプログラマブル・コントロ−ラをリレ−の溶着検出
手段として使用できない場合が多い。
け易いCPUを用いずに、強いノイズが多発する現場等
でも運転停止用リレ−の接点の溶着を診断することが可
能な停止作動診断機能付運転制御装置を提供することを
主課題とし、停止作動診断機能付運転制御装置を任意の
装置に組付けできるようにユニット化し、且つ制御対象
装置の増設等に対応できるように任意に増設できるよう
にすることを従属的な課題とするものである。
解決する手段として、停止作動診断機能付運転制御装置
を、運転停止用リレ−CRYの接点と運転用リレ−CR
Xの直列回路に、運転開始スイッチのオン操作毎に、前
記運転停止用リレ−CRYの接点が一旦開いて再度閉じ
たときに始めて前記運転用リレ−CRXが励磁されるリ
レ−回路を直列に接続した回路構成にすることである。
CRYの接点が溶着している場合、運転開始スイッチを
オン操作しても、運転停止用リレ−CRYの接点が一旦
開いて再度閉じるという動作をしないため、運転用リレ
−CRXが励磁されず、動作しないことから、制御対象
装置の運転が開始されない。そのため、リレ−CRYの
接点が溶着していることを容易に診断することができ
る。
装置において、運転開始スイッチに直列に第1のチェッ
ク用リレ−CRAを接続し、この第1のチェック用リレ
−CRAのB接点を運転停止用リレ−CRYに直列に接
続するとともに、運転開始スイッチに直列に運転停止用
リレ−CRYのB接点と第2のチェック用リレ−CRB
とを接続し、この第2のチェック用リレ−CRBのA接
点を運転停止用リレ−CRYに直列に接続し、更に運転
用リレ−CRXに対して運転停止用リレ−CRYのA接
点と第1のチェック用リレ−CRAのA接点と第2のチ
ェック用リレ−CRBのA接点とを直列に接続してもよ
い。
CRYのA接点が溶着している場合、運転開始スイッチ
をオン操作したとき、第1のチェック用リレ−CRAが
励磁され、運転停止用リレ−CRYに直列に接続された
リレ−CRAのB接点が開いてリレ−CRYに対する励
磁は解除されるが、同リレ−CRYのA接点が溶着して
いるため、第2のチェック用リレ−CRBに直列に接続
されたリレ−CRYのB接点が開いたままなのでリレ−
CRBは励磁されない。そのため、運転用リレ−CRX
に対して直列に接続されたリレ−CRYのA接点、リレ
−CRAのA接点及びリレ−CRBのA接点のうち、リ
レ−CRBのA接点が閉じないことからリレ−CRXは
励磁されず、制御対象装置の運転が開始されないため、
リレ−CRYのA接点の溶着を容易に診断することがで
きる。また、運転停止用リレ−CRYのB接点が溶着し
ている場合は、運転用リレ−CRXに対して接続された
運転停止用リレ−CRYのA接点が閉じないため、運転
開始スイッチをオン操作しても運転用リレ−CRXは励
磁されない。
ニット化して任意の装置に装備可能に構成し、且つ運転
開始時あるいは運転中に診断チェックするチェックスイ
ッチ等を接続可能にしてもよい。
れば、ユニット化されているため任意の制御対象装置に
組み込みが容易であり、チェックスイッチを接続するこ
とができるため、運転開始時あるいは運転中における異
常を容易に検知することができる。
解離機構を有するセフティリレ−を使用し、同リレ−C
RXのB接点を運転開始スイッチに直列に接続してもよ
い。
の強制解離機構を有するセフティリレ−を使用すること
により、同リレ−CRXの接点が溶着した場合、他の接
点を強制的に解離させることができるため、制御対象装
置の運転を開始させないとともに、運転開始後に同リレ
−CRXの接点が溶着した場合には制御対象装置の運転
を停止させることができる。
磁する回路を増設ユニットで増加させるようにしてもよ
い。
Bを励磁する回路を増設ユニットで増加させることによ
り、制御対象装置の運転開始条件が多数に亘る場合で
も、それらの多数の運転開始条件回路を組み込むことが
できる。
て説明する。図1は、停止作動診断機能付運転制御装置
の第1の実施の形態を示した電気回路図である。以下こ
の電気回路の構成と作用について説明する。電源(図示
せず)に接続された電源ライン1,2には、図示してい
ない電源スイッチがオンされると制御用のDC24ボル
ト電圧が印加される。また、運転停止スイッチPB1は
常閉接点を有するものであり、この運転停止スイッチP
B1を押すと、この常閉接点が開いた状態に保持され
る。一方、運転開始スイッチPB2は常開接点を有し、
押している間だけオンするモメンタリ−式のものが使用
されている。
チPB1には、第1のチェック用リレ−CRAのB接点
が直列に接続され、更に、このリレ−CRAのB接点に
は、一端が電源ライン2に接続された運転停止用リレ−
CRYのコイルが直列に接続されている。また、上記リ
レ−CRAのB接点には、第2のチェック用リレ−CR
BのA接点が並列に接続されている。この第2のチェッ
ク用リレ−CRBのA接点は、運転停止スイッチPB1
と運転停止用リレ−CRYに直列に接続されている。ま
た、電源ライン1に接続された運転開始スイッチPB2
には、上記リレ−CRAのコイルが接続されているとと
もに、リレ−CRYのB接点を介して上記リレ−CRB
のコイルが接続されている。更にリレ−CRYのB接点
とリレ−CRBのA接点とが並列に接続されている。
転用リレ−CRXのコイルに対してリレ−CRYのA接
点とリレ−CRAのA接点とリレ−CRBのA接点とが
直列に接続され、更にリレ−CRXのA接点が、リレ−
CRA,CRBのA接点直列回路に並列に接続されてい
る。
機能付運転制御装置において、図示していない電源スイ
ッチがオンされると、電源ライン1,2にDC24ボル
トの電圧が印加される。運転停止スイッチPB1が押さ
れていないとき、図2のタイミングチャ−トに示すよう
に、電源投入と共に運転停止用リレ−CRYがオン(励
磁)される。この状態で運転開始スイッチPB2がオン
操作(入操作)されると第1のチェック用リレ−CRA
が励磁される。この瞬間にリレ−CRAのB接点が開く
ため、リレ−CRYは一旦オフ(非励磁)になり、リレ
−CRYのB接点が閉じた状態になるため、第1のチェ
ック用リレ−CRBがオンになる。このリレ−CRBが
オンになると、リレ−CRYは再びオンになるため、リ
レ−CRYのA接点とリレ−CRAのA接点とリレ−C
RBのA接点とが共に閉じた状態になるため、運転用リ
レ−CRXのコイルが励磁され、このリレ−CRXのA
接点が閉じて自己保持回路が形成されることから、運転
開始スイッチPB2から操作員の指が離れてオフ(切)
の状態になってもリレ−CRXはオンの状態を継続し、
このリレ−CRXのオンの状態のときに図示していない
制御対象装置に設けられたマグネットスイッチ等が作動
され、同装置の運転が開始される。運転後、同装置を停
止させる際、運転停止スイッチPB1が押されると、運
転停止用リレ−CRYがオフとなり、同リレ−CRYの
A接点が開くため、運転用リレ−CRXがオフとなる。
て、運転停止用リレ−CRYのA接点が過電流等の要因
により溶着した場合、図3に示すように、第1のチェッ
ク用リレ−CRBを励磁する回路に挿入されたリレ−C
RYのB接点が開いたまま(断)であり、運転用リレ−
CRXのコイルを励磁する回路に挿入されたリレ−CR
YのA接点が閉じたままの状態になるため、図1の電気
回路は、図3に示すような電気回路に変わる。
スイッチがオンされると、電源ライン1,2にDC24
ボルトの電圧が印加される。運転停止スイッチPB1が
押されていないため、図4のタイミングチャ−トに示す
ように電源投入とともに運転停止用リレ−CRYがオン
されるが、このリレ−CRYのA接点が溶着しているた
め、第1のチェック用リレ−CRBを励磁する回路に挿
入されたリレ−CRYのB接点が開いたままであり、運
転用リレ−CRXを励磁する回路に挿入されたリレ−C
RYのA接点は閉じたままの状態を保つ。
操作されると第1のチェック用リレ−CRAが励磁され
る。この瞬間にリレ−CRAのB接点が開くため、リレ
−CRYは非励磁状態になるが、リレ−CRYの接点の
開閉状態は変化しない。従って、第2のチェック用リレ
−CRBはオフであり、リレ−CRXもオフのままであ
るため、制御対象装置の運転は開始されない。以上のよ
うに、運転停止用リレ−CRYのA接点が過電流等によ
り溶着した場合には、運転開始スイッチPB2をオン操
作しても制御対象装置の運転が開始されず、同装置の安
全が確保される。尚、運転停止用リレ−CRYのB接点
が溶着している場合は、リレ−CRXの励磁回路に挿入
されたリレ−CRYのA接点が閉じないため、制御対象
装置の運転が開始されない。図1〜4の説明から明らか
なように、図1の回路は、運転停止用リレ−CRYの接
点と運転用リレ−CRXの直列回路に、運転開始スイッ
チのオン操作毎に、前記運転停止用リレ−CRYの接点
が一旦開いて再度閉じたときに始めて前記運転用リレ−
CRXが励磁されるリレ−回路を直列に接続した回路と
なっている。
第2の実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。図5は、第2の実施の形態を示した電気回路であ
る。尚、図5に示した電気回路において、運転停止スイ
ッチPB1、運転開始スイッチPB2、及び後述するセ
フティプラグSP1,SP2、非常停止回路ESは、制
御対象装置側に設けられており、本運転制御装置の基本
ユニット(この基本ユニットについては第4の実施の形
態で説明する)に設けられた外部機器接続用のタ−ミナ
ル3〜40(各タ−ミナル3〜40は図面上丸印で囲ん
だ番号で表示している)に接続される。
る。制御対象装置側に設けられた運転停止スイッチPB
1が接続されたタ−ミナル39とタ−ミナル40には、
それぞれリレ−CRY1のA接点と、一端が電源ライン
2に接続された運転停止用リレ−CRYのコイルとが接
続されており、上記リレ−CRY1のA接点の他端は電
源ライン1に接続されている。このリレ−CRY1のコ
イルには抵抗R1とコンデンサC1とからなる充電回路
が並列に接続されている。また、電源ライン1とリレ−
CRY1のコイルの間には、第1のチェック用リレ−C
RAのB接点と、第2のチェック用リレ−CRBのA接
点との並列接点回路が接続されている。
とともにタ−ミナル12は電源ライン1に接続されてお
り、タ−ミナル13,14間には、制御対象装置側に設
けられたセフティプラグSP1が接続されている。この
セフティプラグSP1は、制御対象装置の運転開始時に
おいて、運転開始条件が整ったときにオンになるチェッ
クスイッチである。また、タ−ミナル14,10が短絡
された状態で、タ−ミナル10,11間には、制御対象
装置側に設けられた運転開始スイッチPB2が接続され
ている。上記タ−ミナル11には、一端が電源ライン2
に接続された第1のチェック用リレ−CRAのコイルが
接続されている。また、タ−ミナル11には、前記リレ
−CRYのB接点と、第2のチェック用リレ−CRBの
A接点との並列接点回路が接続され、この並列接点回路
を介して、一端が電源ライン2に接続されたリレ−CR
Bのコイルに接続されている。
転用リレ−CRXのコイルに対してリレ−CRYのA接
点とリレ−CRAのA接点とリレ−CRBのA接点とが
直列に接続され、更にリレ−CRXのA接点が、リレ−
CRA,CRBのA接点直列回路に並列に接続されてい
る。上記リレ−CRYのA接点と電源ライン1との間に
は、制御対象装置側に設けられた非常停止回路ESと、
セフティプラグSP2とが直列に接続されており、非常
停止回路ESが接続されたタ−ミナル3は電源ライン1
に接続されている。尚、非常停止回路ESはタ−ミナル
3,4間に接続され、セフティプラグSP2はタ−ミナ
ル5,6間に接続されており、タ−ミナル4,5間、及
びタ−ミナル6,7,8,9間が短絡されている。この
非常停止回路ESは、制御対象装置が異常状態になった
ときに遮断状態になり、制御対象装置の運転を非常停止
させるものである。また、セフティプラグSP2は制御
対象装置の運転開始後に、運転を停止させる状態になっ
た場合、オフになるチェックスイッチである。チェック
対象とされるスイッチ数が多い場合には、タ−ミナル
7,8,9を活用する。
タ−ミナル21,22間に接続されており、タ−ミナル
21には制御対象装置側に設けられたマグネットスイッ
チMS1のコイルが接続されている。従って、上記運転
用リレ−CRXが励磁されると、このリレ−CRXのA
接点が閉じ、マグネットスイッチMS1がオンされるた
め、制御対象装置の運転が開始される。
参照しながら図5の電気回路の作用を説明する。図示し
ていない電源スイッチがオンされると、電源ライン1,
2にDC24ボルトの電圧が印加される。この状態で、
リレ−CRY1のコイルに並列に接続された充電回路に
充電が開始され、充電電圧が所定値に達するとリレ−C
RY1はオンする。リレ−CRY1がオンすると、リレ
−CRY1のA接点が閉じるため、リレ−CRYがオン
になり、リレ−CRXの励磁回路に接続されたリレ−C
RYのA接点が閉じる。尚、この時点で、制御対象装置
が正常であり、非常停止回路ES、セフティプラグSP
1,SP2が導通状態にあるものとする。
ッチPB2がオン操作されると、リレ−CRAがオンさ
れるため、このリレ−CRAのB接点が開いてリレ−C
RY1のコイルに接続された充電回路から放電され、同
コイルに印加される電圧が低下すると、リレ−CRY1
が一旦オフする。その結果、リレ−CRY1のA接点が
開いてリレ−CRYが一旦オフする。リレ−CRYが一
旦オフすると、リレ−CRYのB接点が閉じた状態にな
るためリレ−CRBがオンになり、このリレ−CRBの
A接点が閉じる。そのため、リレ−CRY1のコイルに
接続された充電回路に再び充電が開始され、充電電圧が
所定値に達するとリレ−CRY1は再びオンする。リレ
−CRY1がオンすると、リレ−CRY1のA接点が閉
じるためにリレ−CRYが再びオンし、リレ−CRXの
励磁回路に接続されたリレ−CRYのA接点が閉じる。
この状態ではリレ−CRXの励磁回路に接続されたリレ
−CRYのA接点、リレ−CRAのA接点、及びリレ−
CRBのA接点が全て閉じた状態になるためリレ−CR
Xがオンになり、リレ−CRXの自己保持用のA接点を
介してリレ−CRXのコイルに励磁電流が通電される。
その結果、運転開始スイッチPB2がオフになって、リ
レ−CRA、リレ−CRBがオフになってもリレ−CR
Xはオンの状態を継続する。尚、上記充電回路を設ける
ことにより、リレ−CRAとリレ−CRBとの瞬間的な
励磁切り替え状態が無くなり、安定した接点動作を確保
することができる。
1,22間に接続されたリレ−CRXのA接点が閉じて
制御対象装置側に設けられたマグネットスイッチMS1
がオンするため、制御対象装置の運転が開始される。こ
のようにして制御対象装置の運転が開始されたあと、運
転終了時に運転停止スイッチPB1が押されると、リレ
−CRYがオフになり、リレ−CRXの励磁回路に接続
されたリレ−CRYのA接点が開くため、リレ−CRX
がオフになってマグネットスイッチMS1がオフにな
り、制御対象装置の運転が停止される。
装置に何か異常状態が発生して非常停止回路ES、ある
いはセフティプラグSP2がオフになると、制御対象装
置の運転が非常停止される。
て、運転停止用リレ−CRYのA接点が溶着している場
合について検討する。上記リレ−CRYのA接点が溶着
していると、非励磁状態でもこのリレ−CRYのB接点
が開いた状態になるため、リレ−CRBの励磁回路に接
続されたリレ−CRYのB接点は開いたままになる。そ
のため、運転開始スイッチPB2がオン操作されてリレ
−CRAがオンになったあと、リレ−CRY1が再びオ
ンにならないことは勿論、リレ−CRYもオンにならな
い。従って、リレ−CRXがオンになることはなく、制
御対象装置の運転を開始させないため、運転停止用リレ
−CRYのA接点の溶着を確実に診断することができ
る。
動診断機能付運転制御装置は、制御対象装置の運転開始
時のチェックスイッチ(セフティプラグSP1)を任意
に接続できること、及び制御対象装置の運転開始後のチ
ェックスイッチ(セフティプラグSP2)を任意に接続
することができるため、制御対象装置の運転開始時の安
全、及び運転開始後の安全を確保することができる。
第3の実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。図7は、停止作動診断機能付運転制御装置の第3の
実施の形態を示した電気回路である。以下、この電気回
路の構成について説明する。図中、リレ−CRA,CR
B,CRX1,CRX2,CRX3,CRY1は停止作
動診断機能付運転制御装置の基本ユニット側に設けられ
ており、これらのリレ−は、接点部に強制開離機構を有
して、万一、同一リレ−の1箇所の接点が溶着していて
も、他の接点は所定距離開離されるセフティリレ−を用
いている。また、リレ−CRY,CRY2、運転開始ス
イッチPB2、及びセフティプラグSP1,SP2、S
P3は制御対象装置側に設けられており、基本ユニット
に設けられた外部機器接続用のタ−ミナル3〜40(各
タ−ミナル3〜40は図面上丸印で囲んだ番号で表示し
ている)に接続される。
用リレ−CRYのコイルには、セフティプラグSP1
と、リレ−CRY2のA接点とが直列に接続されてお
り、リレ−CRY2のA接点は電源ライン1に接続され
ている。この場合、セフティプラグSP1による停止作
動が診断の対象とされている。また、一端が電源ライン
2に接続されたリレ−CRY2のコイルには、タ−ミナ
ル39とタ−ミナル40に接続されたリレ−CRY1の
A接点が接続されている。また、一端が電源ライン2に
接続されたこのリレ−CRY1のコイルには抵抗R1と
コンデンサC1とからなる充電回路が並列に接続されて
いる。また、電源ライン1とリレ−CRY1の間には、
第1のチェック用リレ−CRAのB接点と第2のチェッ
ク用リレ−CRBのA接点との並列接点回路が接続され
ている。
とともにタ−ミナル13,14間には、制御対象装置側
に設けられたセフティプラグSP2が接続されている。
このセフティプラグSP2は、制御対象装置の運転開始
時において、運転開始条件が整ったときにオンになるチ
ェックスイッチである。また、タ−ミナル14,10が
短絡された状態で、タ−ミナル10,11間には、制御
対象装置側に設けられた運転開始スイッチPB2が接続
されている。上記タ−ミナル11には、一端が電源ライ
ン2に接続された第1のチェック用リレ−CRAのコイ
ルが接続されている。更に、タ−ミナル11には、前記
リレ−CRY1のB接点が接続され、このB接点はタ−
ミナル16,17間に接続されたリレ−CRYのB接点
を介して、一端が電源ライン2に接続された第2のチェ
ック用リレ−CRBのコイルに接続されている。また、
タ−ミナル11とリレ−CRBのコイル間には、同リレ
−CRBのA接点が接続されている。尚、破線で囲んだ
CC部には、上記リレ−CRYのB接点の他に、制御対
象装置のマグネットスイッチの補助B接点が接続される
こともある。また、電源ライン1とタ−ミナル12間に
は、運転用リレ−CRX1〜CRX3それぞれのB接点
と、リレ−CRY1のA接点と、リレ−CRBのB接点
とが直列に接続されている。また、電源ライン1とタ−
ミナル10間には、リレ−CRAの二つのA接点が直列
に接続されている。
コイルの一端が電源ライン2に接続されており、同リレ
−のコイルの他端には、リレ−CRY1のA接点と、リ
レ−CRAのA接点と、リレ−CRBのA接点とが直列
に接続されている。また、リレ−CRAのA接点とリレ
−CRBのA接点との直列接点回路に、リレ−CRX1
〜CRX3それぞれのA接点直列回路を並列に接続して
いる。また、電源ライン1とタ−ミナル3が接続されて
おり、タ−ミナル3,4間には運転停止スイッチPB1
が接続され、タ−ミナル4,5間にはセフティプラグS
P3が接続されている。そして、タ−ミナル5,6間が
短絡された状態で、タ−ミナル6,9間にはリレ−CR
YのA接点が接続され、更にタ−ミナル9は上記リレ−
CRY1のA接点と接続されている。
がタ−ミナル21,22、タ−ミナル27,28、タ−
ミナル33,34に接続されており、それぞれのA接点
を制御対象装置に接続できるようになっている。また、
運転用リレ−CRX2の3個のA接点がタ−ミナル2
3,24、タ−ミナル29,30、タ−ミナル35,3
6に接続されており、それぞれのA接点を制御対象装置
に接続できるようになっている。更に、運転用リレ−C
RX3の3個のA接点がタ−ミナル25,26、タ−ミ
ナル31,32、タ−ミナル37,38に接続されてお
り、それぞれのA接点を制御対象装置に接続できるよう
になっている。上記のように運転用リレ−CRX1〜C
RX3の各A接点が制御対象装置に接続された状態で、
同リレ−CRX1〜CRX3がオンされ、それぞれのA
接点が閉じたときに制御対象装置のマグネットスイッチ
等がオンされ、運転が開始される。また、制御対象装置
の運転を停止させるため、運転停止スイッチPB1が押
されたような場合、同リレ−CRX1〜CRX3がオフ
され、それぞれのA接点が開くため、制御対象装置の運
転が停止される。
レ−CRY1のA接点は、同リレ−の一つの接点が溶着
しても、所定距離開離されるセフティリレ−接点である
ため安全性が確保される。また、リレ−CRA,CR
B,CRX1,CRX2,CRX3も同様のセフティリ
レ−が用いられているため、間違った回路動作の発生を
防止することができる。
参照しながら図7の電気回路の作用を説明する。図示し
ていない電源スイッチがオンされると、電源ライン1,
2にDC24ボルトの電圧が印加される。この状態で、
リレ−CRY1のコイルに接続された充電回路に充電が
開始され、充電電圧が所定値に達するとリレ−CRY1
はオンする。リレ−CRY1がオンすると、タ−ミナル
39,40に接続されたリレ−CRY1のA接点が閉じ
るため、リレ−CRY2がオンする。その結果、リレ−
CRY2のA接点が閉じるため、セフティプラグSP1
が導通状態であれば、リレ−CRYがオンになり、リレ
−CRX1〜3の励磁回路におけるタ−ミナル間に接続
されたリレ−CRYのA接点が閉じる。
イン1とタ−ミナル12間に接続されたリレ−CRY1
のA接点が閉じており、且つタ−ミナル13,14間に
接続されたセフティプラグSP2が導通状態であるなら
ば、制御対象装置側に設けられた運転開始スイッチPB
2がオン操作されるとリレ−CRAがオンする。その結
果、電源ライン1とタ−ミナル10間に接続されたリレ
−CRAの二つのA接点が共に閉じるとともに、このリ
レ−CRAのB接点が開いてリレ−CRY1のコイルに
接続された充電回路から放電され、同コイルに印加され
る電圧が低下すると、リレ−CRY1が一旦オフする。
その結果、リレ−CRY1のA接点が開いてリレ−CR
Y2が一旦オフになり、リレ−CRY2が一旦オフする
と、リレ−CRYも一旦オフする。リレ−CRYが一旦
オフすると、リレ−CRYのB接点が閉じた状態になる
ため、制御対象装置側における運転開始条件が整い、リ
レ−CRBがオンになり、このリレ−CRBのA接点が
閉じる。
レ−CRY1のコイルに接続された充電回路に再び充電
が開始され、充電電圧が所定値に達するとリレ−CRY
1は再びオンする。リレ−CRY1がオンすると、リレ
−CRY1のA接点が閉じるため、リレ−CRY2が再
びオンになり、同リレ−CRY2のA接点が閉じる。そ
の結果、リレ−CRYが再びオンになり、タ−ミナル間
に接続されたリレ−CRYのA接点が閉じる。この状態
ではリレ−CRX1〜3の励磁回路に接続されたリレ−
CRY1のA接点、リレ−CRAのA接点、及びリレ−
CRBのA接点が全て閉じた状態になるためリレ−CR
X1〜3がオンになり、リレ−CRX1〜3の自己保持
用のA接点を介してリレ−CRXのコイルに励磁電流が
通電される。その結果、運転開始スイッチPB2がオフ
になって、リレ−CRA、リレ−CRBがオフになって
もリレ−CRX1〜3はオンの状態を継続する。このよ
うにして、制御対象装置側におけるマグネットスイッチ
等がオンされ、運転が開始される。そして、リレ−CR
X1〜3は、運転停止スイッチPB1が押されるまで、
あるいは制御対象装置の運転途中に異常が起きてセフテ
ィプラグSP1あるいはセフティプラグSP3が遮断さ
れるまでオンの状態を保ち、制御対象装置の運転が継続
される。
て、運転停止用リレ−CRYのA接点が溶着している場
合について検討する。上記リレ−CRYのA接点が溶着
していると、非励磁状態でもこのリレ−CRYのB接点
が開いた状態になるため、リレ−CRBの励磁回路に接
続されたリレ−CRYのB接点は開いたままである。そ
のため、運転開始スイッチPB2がオン操作されてリレ
−CRAがオンになったあと、リレ−CRY1が再びオ
ンしないことは勿論、リレ−CRYもオンしない。従っ
て、リレ−CRXがオンすることはなく、制御対象装置
の運転を開始させないため、運転停止用リレ−CRYの
A接点の溶着を容易に診断することができる。また、運
転停止用リレ−CRYのB接点が溶着している場合は、
運転用リレ−CRX1〜3の励磁回路に接続された同リ
レ−CRYのA接点が閉じないため、運転用リレ−CR
X1〜3はオンしない。
第4の実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。図9、図10は、停止作動診断機能付運転制御装置
の第4の実施の形態を示した電気回路である。尚、図
9、図10は、停止作動診断機能付運転制御装置の電気
回路であるが、1枚のA4版の所定面積内に全てを画く
と各部が極めて小さくなるため、止むを得ず図9,10
に分けて示している。また、図11は停止作動診断機能
付運転制御装置の基本ユニットUに対して増設ユニット
U1を増設する状態を示しており、増設ケ−ブルUC1
の両端に接続されたコネクタCN1の一方を基本ユニッ
トUのコネクタ挿着口CN−1に挿着する一方、他端の
コネクタCN1を増設ユニットU1のコネクタ挿着口C
N−1に挿着することにより、基本ユニットUと増設ユ
ニットU1とを接続し、制御対象装置の増設、あるいは
運転チェック条件等の増加に対処できるようにしたこと
を示す斜視図である。尚、増設ユニットU1が1台の場
合は、上面に設けられたコネクタ挿着口CN−2にエン
ドコネクタCNEが挿着され、後述するように回路を閉
ル−プに構成するようになっている。
つの増設ユニットU1,U2を増設し、増設ユニットU
2のコネクタ挿着口CN−2にエンドコネクタCNEを
挿着した状態を示している。尚、増設ケ−ブルUC2の
端部にはコネクタCN2とCN1が接続されており、そ
れぞれ増設ユニットU1,U2の当該コネクタ挿着口C
N−2,CN−1に挿着される。尚、図9、図10で
は、三つの増設ユニットU1,U2,U3を用いた電気
回路図となっているため、図12の増設ユニットU2に
対して他にもう一つの増設ユニットU3を増設した構成
になっている。従って、エンドコネクタCNEは増設ユ
ニットU3のコネクタ挿着口CN−2に挿着される。
成について説明する。図中、リレ−CRA,CRB,C
RX1,CRX2,CRX3,CRY1は基本ユニット
Uに設けられており、これらのリレ−はセフティリレ−
が用いられている。また、リレ−CRY,CRY2、運
転停止スイッチPB1、運転開始スイッチPB2、及び
セフティプラグSP1,SP2、SP3は制御対象装置
側に設けられている。更に、前述の増設ユニットU1,
2,3の回路は破線で囲んで示している。
用リレ−CRYのコイルには、セフティプラグSP1
と、リレ−CRY2のA接点とが直列に接続されてお
り、リレ−CRY2のA接点は電源ライン1に接続され
ている。また、一端が電源ライン2に接続されたリレ−
CRY2のコイルには、タ−ミナル39とタ−ミナル4
0に接続されたリレ−CRY1のA接点が接続されてい
る。また、一端が電源ライン2に接続されたこのリレ−
CRY1のコイルには抵抗R1とコンデンサC1とから
なる充電回路が並列に接続されている。また、電源ライ
ン1とリレ−CRY1のコイル間には、第1のチェック
用リレ−CRAのB接点が接続されている。更にこのB
接点と並列に、基本ユニットU側の第2のチェック用リ
レ−CRBのA接点と増設ユニットU1,2,3に設け
られたそれぞれの第2のチェック用リレ−CRBのA接
点とを直列に接続した直列接点回路が接続されている。
1,2,3(但し増設ケ−ブルUC3は図示していな
い)の両端コネクタCN1,2が当該コネクタ挿着口に
挿着され、増設ユニットU3のコネクタ挿着口CN−2
にはエンドコネクタCNEが挿着されているため、増設
ユニットU1,2,3に設けられたそれぞれの第2のチ
ェック用リレ−CRBの3個のA接点がコネクタCN
1,CN2、増設ケ−ブルUC1,2,3、及びエンド
コネクタCNEを介して直列に接続される。尚、CN1
−11,CN2−11等の符号はコネクタCN1,CN
2の11番のピン番号を示し、CNE−11,12はエ
ンドコネクタCNEの11番、12番のピン番号を示し
たものであるが、このピン番号は、本実施の形態では一
つの例を示したものであり、実際の装置では設計段階に
おいて決められる。
ェック用リレ−CRAのコイルには、タ−ミナル10,
11間に接続された運転開始スイッチPB2が接続され
ている。更に、タ−ミナル10と電源ライン1間に、リ
レ−CRAの二つのA接点が直列に接続されている。ま
た、電源ライン1とタ−ミナル12間には、運転用リレ
−CRX1〜CRX3それぞれのB接点と、リレ−CR
Y1のA接点と、リレ−CRBのB接点と、増設ユニッ
トU1,2,3に各2個設けられた運転用リレ−CRX
1,2のB接点と、増設ユニットU1,2,3に設けら
れたそれぞれの第2のチェック用リレ−CRBのB接点
と、エンドコネクタCNEと、増設ケ−ブルUC1〜3
とが直列に接続されている。そして、タ−ミナル12,
13間が短絡された状態で、タ−ミナル13,14間に
は、制御対象装置側に設けられたセフティプラグSP2
が接続されている。このセフティプラグSP2は、制御
対象装置の運転開始時において、運転開始条件が整った
ときにオンになるチェックスイッチである。
Y1のB接点が接続され、このB接点はタ−ミナル16
〜20を介して、一端が電源ライン2に接続された第2
のチェック用リレ−CRBのコイルに接続されている。
また、タ−ミナル11とタ−ミナル20間にはリレ−C
RBのA接点が接続されている。尚、破線で囲んだCC
部の上記タ−ミナル間には、前記リレ−CRYのB接点
が接続されている。そして、このリレ−CRYのB接点
の他に、図示はしていないが、制御対象装置のマグネッ
トスイッチの補助B接点等が接続されることもある。以
上は図9に示された電気回路の構成について説明した。
る。前述のように複数の増設ケ−ブルUC1,2,3そ
れぞれの両端コネクタCN1,2が当該コネクタ挿着口
に挿着され、増設ユニットU3のコネクタ挿着口CN−
2にはエンドコネクタCNEが挿着されているため、増
設ユニットU1,2,3に設けられたそれぞれの第2の
チェック用リレ−CRBのコイルの一端は各コネクタC
N1の1番ピンを介して電源ライン2に接続される。ま
た、同リレ−CRBそれぞれのA接点は一端がリレ−C
RBのコイルに接続され他端が各コネクタCN1の14
番ピンを介して図9におけるCN1の14番ピンに接続
されている。また、図9における破線CC部に相当する
運転開始条件回路CCU1,2,3の一端部が各コネク
タCN1の13番ピンを介して図9におけるCN1の1
3番ピンに接続されている。
された運転用リレ−CRX1〜CRX3が設けられてい
る。この運転用リレ−CRX1〜CRX3は基本ユニッ
トUに設けられており、このリレ−CRX1〜CRX3
を励磁するための回路は次のように構成されている。即
ち、電源ライン1とタ−ミナル3が接続されており、タ
−ミナル3,4間には運転停止スイッチPB1が接続さ
れ、タ−ミナル4,5間にはセフティプラグSP3が接
続されている。そして、タ−ミナル5,6間が短絡され
た状態で、タ−ミナル6,9間にはリレ−CRYのA接
点が接続されている。
端コネクタCN1,2が当該コネクタ挿着口に挿着さ
れ、増設ユニットU3のコネクタ挿着口CN−2にはエ
ンドコネクタCNEが挿着されているため、上記タ−ミ
ナル3〜9に接続される運転監視回路に対して、同様の
機能を有する増設ユニットU1〜3の運転監視回路部U
S1,2,3が直列に接続され、更にその端末に前記リ
レ−CRY1のA接点が直列に接続されている。上記リ
レ−CRY1のA接点には、リレ−CRAのA接点と、
リレ−CRBのA接点とが直列に接続されている。ま
た、このリレ−CRY1のA接点には、リレ−CRX1
〜CRX3それぞれのA接点直列回路が挿入されてい
る。
のA接点直列回路には、各増設ユニットU1〜3に設け
られたリレ−CRBのA接点が直列に接続され、更に増
設ユニットU3のエンドコネクタCNE、増設ケ−ブル
を介してリレ−CRX1〜CRX3のコイルに接続され
ている。
ぞれのA接点直列回路には、各増設ユニットU1〜3に
設けられた二つの運転用リレ−CRX1,CRX2のA
接点直列回路が増設ケ−ブルUC1〜3を介して直列に
接続され、更に、増設ユニットU3に挿着されたエンド
コネクタCNE、増設ケ−ブルUC1〜3、及びコネク
タCN1,CN2を介してリレ−CRX1〜CRX3の
コイルに接続されている。
ける停止作動診断機能付運転制御装置は、基本ユニット
Uに対して増設ユニットU1〜3を付加することができ
るように構成されているため、制御対象装置を運転開始
させるときの回路的条件が多数になる場合、その運転開
始条件回路を任意に運転開始回路に挿入することができ
る。また、運転開始後の異常チェック回路が多数になる
場合も、その異常チェック回路を運転用リレ−の励磁回
路に任意に挿入することができる。
の電気回路の基本的な作用は、前述の図7に示した電気
回路と同様であるが、それを要約的に説明すると、電源
投入後、運転開始スイッチPB2を押すことによりリレ
−CRAがオンされ、リレ−CRAの二つのA接点が共
に閉じるとともに、このリレ−CRAのB接点が開いて
リレ−CRY1のコイルに接続された充電回路から放電
され、同コイルに印加される電圧が低下すると、リレ−
CRY1が一旦オフする。その結果、リレ−CRY1の
A接点が開いてリレ−CRY2が一旦オフになり、リレ
−CRY2が一旦オフになると、リレ−CRYが一旦オ
フする。
RYのB接点が閉じた状態になるため、制御対象装置側
における運転開始条件が整っていればリレ−CRBがオ
ンになり、このリレ−CRBのA接点が閉じ、リレ−C
RY1のコイルに接続された充電回路に再び充電が開始
され、充電電圧が所定値に達するとリレ−CRY1は再
びオンする。リレ−CRY1がオンすると、リレ−CR
Y1のA接点が閉じるため、リレ−CRY2が再びオン
になり同リレ−のA接点が閉じる。その結果、リレ−C
RYが再びオンになり、リレ−CRYのA接点が閉じ
る。この状態ではリレ−CRX1〜3の励磁回路に接続
された各リレ−のA接点が全て閉じた状態になるためリ
レ−CRX1〜3がオンになり、リレ−CRX1〜3の
自己保持用のA接点を介してリレ−CRXのコイルに励
磁電流が通電されるため、制御対象装置側におけるマグ
ネットスイッチ等がオンされ、運転が開始される。そし
て、リレ−CRX1〜3は、運転停止スイッチPB1が
押されるまで、あるいは制御対象装置の運転途中に異常
が起きるまでオンの状態を保ち、制御対象装置の運転が
継続される。
レ−CRYのA接点が溶着している場合、このリレ−C
RYのB接点は開いた状態になるため、リレ−CRBの
励磁回路のCC部分に接続されたリレ−CRYのB接点
は開いたままである。そのため、運転開始スイッチPB
2がオン操作されてリレ−CRAがオンになったあとリ
レ−CRY1が再びオンにならないことは勿論、リレ−
CRYも再びオンにならない。従って、リレ−CRX1
〜CRX3がオンになることはなく、制御対象装置の運
転を開始させないため、運転停止用リレ−CRYのA接
点の溶着を容易に診断することができる。尚、運転停止
用リレ−CRYのB接点が溶着している場合は、同リレ
−CRYのA接点が閉じないため、運転用リレ−CRX
1〜CRX3がオンしないことは電気回路から明らかで
ある。
である。
点が溶着した状態を示した電気回路図である。
である。
である。
である。
た電気回路図である。
ットに増設ユニッを付加した状態を示した斜視図であ
る。
ットに2台の増設ユニッを付加した状態を示した斜視図
である。
る。
の接点が溶着した場合の電気回路図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 運転停止用リレ−CRYの接点と運転用
リレ−CRXの直列回路に、運転開始スイッチのオン操
作毎に、前記運転停止用リレ−CRYの接点が一旦開い
て再度閉じたときに始めて前記運転用リレ−CRXが励
磁されるリレ−回路を直列に接続した停止作動診断機能
付運転制御装置。 - 【請求項2】 運転開始スイッチに直列に第1のチェッ
ク用リレ−CRAを接続し、この第1のチェック用リレ
−CRAのB接点を運転停止用リレ−CRYに直列に接
続するとともに、運転開始スイッチに直列に運転停止用
リレ−CRYのB接点と第2のチェック用リレ−CRB
とを接続し、この第2のチェック用リレ−CRBのA接
点を運転停止用リレ−CRYに直列に接続し、更に運転
用リレ−CRXに対して運転停止用リレ−CRYのA接
点と第1のチェック用リレ−CRAのA接点と第2のチ
ェック用リレ−CRBのA接点とを直列に接続した請求
項1に記載の停止作動診断機能付運転制御装置。 - 【請求項3】 ユニット化して任意の装置に装備可能に
構成し、且つ運転開始時あるいは運転中に診断チェック
するチェックスイッチ等を接続可能にした請求項1又は
請求項2に記載の停止作動診断機能付運転制御装置。 - 【請求項4】 運転用リレ−CRXに、接点の強制解離
機構を有するセフティリレ−を使用し、同リレ−CRX
のB接点を運転開始スイッチに直列に接続した請求項
1,2,又は3に記載の停止作動診断機能付運転制御装
置。 - 【請求項5】 第2のチェック用リレ−CRBを励磁す
る回路を増設ユニットで増加させることを可能にした請
求項2,3,又は4に記載の停止作動診断機能付運転制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08024121A JP3141768B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 停止作動診断機能付運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08024121A JP3141768B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 停止作動診断機能付運転制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09218702A JPH09218702A (ja) | 1997-08-19 |
JP3141768B2 true JP3141768B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=12129486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08024121A Expired - Lifetime JP3141768B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 停止作動診断機能付運転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3141768B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102238167B1 (ko) * | 2019-07-17 | 2021-04-12 | (주) 로보라이즌 | 조립 편의성이 향상된 모듈러 로봇 시스템 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014162534A1 (ja) * | 2013-04-03 | 2014-10-09 | 三菱電機株式会社 | プログラマブルロジックコントローラ |
CN109754874B (zh) * | 2018-12-27 | 2021-10-22 | 北京术锐技术有限公司 | 用于机器人辅助手术设备的防误关机开关控制装置及方法 |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP08024121A patent/JP3141768B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102238167B1 (ko) * | 2019-07-17 | 2021-04-12 | (주) 로보라이즌 | 조립 편의성이 향상된 모듈러 로봇 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09218702A (ja) | 1997-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5089611B2 (ja) | 安全スイッチング装置および電気負荷のスイッチを安全に開閉する方法 | |
US6570272B2 (en) | Safety switching device for connection and safe disconnection of an electrical load, in particular an electrically driven machine | |
US20130181793A1 (en) | Electrical contactor | |
US7593198B2 (en) | Relay circuit | |
US4996477A (en) | Apparatus and method for testing electrically controlled motor | |
EP1147862A2 (en) | Control apparatus for robot | |
US10115549B2 (en) | Electrical storage system | |
US6611416B1 (en) | Safety relay circuit for large power contactors | |
JP3141768B2 (ja) | 停止作動診断機能付運転制御装置 | |
JP2016103445A (ja) | 安全装置 | |
JP4764245B2 (ja) | 負荷時タップ切換装置の故障診断装置およびその方法 | |
EP3975219B1 (en) | Electromagnetic operation device | |
JP3279794B2 (ja) | 電動機制御装置 | |
JP7416027B2 (ja) | 車両用電源システム | |
US20020011888A1 (en) | Circuit provided with a protective function | |
CN212289712U (zh) | 中央电器盒 | |
JP3527630B2 (ja) | 電磁接触器の溶着及び押釦スイッチの故障検出装置 | |
KR100250234B1 (ko) | 차륜잠김 방지장치의 전자제어 회로 | |
JP3351275B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP4278772B2 (ja) | 高圧配電盤 | |
JPH03116913A (ja) | 負荷時タップ切換装置の異常監視,診断装置 | |
CN118578881A (zh) | 开关控制装置以及包括开关控制装置的电池组和车辆 | |
JPH02197292A (ja) | アクチュエータの制御装置 | |
JPS62188875A (ja) | 電磁弁の電気回路 | |
CN117353308A (zh) | 带电流检测反馈及外部控制的滤波器及其控制方法、空调 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |