JP3141350U - 切断手工具用案内具 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断手工具によって平板を切断する際に切断手工具を案内することができる便利な道具である切断手工具用案内具を提供する。
【解決手段】平板2が載置された定盤1または平板2自体に、縦方向の全体に渡って架渡されると共に横方向に移動自在に装着される本体20と、本体20に設けられ、切断手工具を縦方向に案内する縦案内部材30と、本体20の後部に設けられ、定盤1または平板2の後端面上を転動する後面ローラーと、本体20の前部から後部に渡って架渡され、ハンドル21の回動操作によって回動駆動される送りネジ22と、定盤1または平板2の前端面上を転動する前面ローラーを有し、本体20の前部に縦方向に移動可能に組み付けられると共に送りネジ22の回動によって移動駆動され、本体20の後部とで定盤1または平板2を縦方向に挟持する挟持体40とを備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、手持ち式電動丸鋸やカッターナイフ等の切断用手工具によって平板を切断する際に切断手工具を案内するために用いられる切断手工具用案内具に関するものである。
木製の合板等の平板を手持ち式電動丸鋸やカッターナイフ等の切断用手工具によって切断する際には、シャコ万等のクランプ工具によって当て金や真っ直ぐな板材や棒材等(以下「当て金等」という)を平板の上面に固定して、平板の上面に固定した当て金等に沿って切断手工具を動かすことで、平板を真っ直ぐに切断することが一般的になされていた。
切断手工具によって平板を切断しようとする度に、上述のように当て金等を平板の上面に固定するのは、甚だ面倒であり、不便である。特に、平板の上面に当て金をクランプ工具によって堅固に固定するには、当て金等を2箇所以上で固定しなければならず、当て金の固定や解除には、面倒な作業を必要とする。また、平板を繰り返し平行に切断する際には、当て金等の固定・解除といった面倒な作業を繰り返し行わなければならない。
本考案は上記の実状に鑑みてなされたものであり、切断手工具によって平板を切断する際に切断手工具を案内することができる便利な道具である切断手工具用案内具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本考案の採った主要な手段は、
「平板を切断する手持ち式電動丸鋸やカッターナイフ等の切断手工具を案内する切断手工具用案内具であって、
前記平板が載置された定盤または前記平板自体に、縦方向の全体に渡って架渡されると共に横方向に移動自在に装着される本体と、
該本体に設けられ、前記切断手工具を縦方向に案内する縦案内部材と、
前記本体の後部に設けられ、前記定盤または前記平板の後端面上を転動する後面ローラーと、
前記本体の前部から後部に渡って架渡され、ハンドルの回動操作によって回動駆動される送りネジと、
前記定盤または前記平板の前端面上を転動する前面ローラーを有し、前記本体の前部に縦方向に移動可能に組み付けられると共に前記送りネジの回動によって移動駆動され、前記本体の後部とで前記定盤または前記平板を縦方向に挟持する挟持体と
を備えることを特徴とする切断手工具用案内具」
である。
上記構成の切断手工具用案内具は、平板が載置された定盤または平板自体に装着して、本体に設けられた縦案内部材によって切断手工具を縦方向に案内するものである。ここで、平板が切断手工具用案内具を装着できる十分な厚さのものであれば、平板自体に切断手工具用案内具を装着して用いればよい。一方、平板が切断手工具用案内具を装着できる十分な厚さのものでなければ、定盤に平板を予め載置して固定しておき、平板が載置された定盤に切断手工具用案内具を装着して用いればよい。
ところで、上記構成の切断手工具用案内具は、本体と挟持体とで定盤または平板を縦方向に挟持するものであり、ハンドルによって回動される送りネジの駆動によって挟持体を締付け方向に移動させて定盤または平板を本体と挟持体とでしっかりと挟持させれば、定盤または平板に対して切断手工具用案内具が固定される。よって、切断手工具用案内具を、切断手工具を案内する道具として簡便に用いることができる。
また、平板を縦方向に繰り返し切断する場合には、本体を横方向に移動させて横方向における縦案内部材の位置を適宜変更することで、平板を縦方向に繰り返し切断する際の切断手工具の案内具として良好に用いることができる。ここで、上記構成の切断手工具用案内具では、本体に、定盤または平板の後端面上を転動する後面ローラーが設けられており、挟持体に、定盤または平板の前端面上を転動するた前面ローラーが設けられているため、本体と挟持体との挟持力を適度に弱めることで、定盤または平板に対して本体を、大きなガタツキがないように円滑に移動させることができる。
上述した手段において、
「前記本体は、
前記定盤または前記平板の後端面を押圧する後面ストッパーを有し、前記送りネジの後端を回動自在に支持する後面ストッパー基台と、
前記後面ローラーを支持し、前記後面ストッパー基台に縦方向に移動自在に組み付けられると共に前記前面ローラー方向に付勢された後面ローラー基台と
を具備するものであり、
前記挟持体は、
前記定盤または前記平板の前端面を押圧する前面ストッパー、及び、前記送りネジに螺合する螺合部、を有する前面ストッパー基台と、
前記前面ローラーを支持し、前記前面ストッパー基台に縦方向に移動自在に組み付けられると共に前記後面ローラー方向に付勢された前面ローラー基台と
を具備するものである
ことを特徴とする切断手工具用案内具」
とするのが好適である。
定盤または平板に対して切断手工具用案内具を固定する場合、本体の後面ローラーと挟持体の前面ローラーとで定盤または平板を強く挟持させることとしてもよいが、後面ローラー及び前面ローラーは、ローラーであるが故に不用意に転動して、平板を切断する際に切断手工具用案内具がずれてしまう虞がある。
これに対して、上記構成の切断手工具用案内具では、本体に設けられた後面ストッパーを定盤または平板の後端面に押圧させ、挟持体に設けられた前面ストッパーを定盤または平板の前端面に押圧させることで、定盤または平板に固定される。よって、切断手工具用案内具の堅固な固定を実現することができる。
また、後面ストッパーは、送りネジの後端を支持する後面ストッパー基台に設けられており、後面ローラーは、後面ストッパー基台に組み付けられると共に前面ローラー方向に付勢された後面ローラー基台に設けられている。一方、前面ストッパーは、送りネジに螺合する螺合部を有する前面ストッパー基台に設けられており、前面ローラーは、前面ストッパー基台に組み付けられると共に後面ローラー方向に付勢された前面ローラー基台に設けられている。
よって、本体と挟持体との挟持力を緩めた状態から送りネジを回動させて挟持力を高めていけば、まず、定盤または平板を後面ローラーと前面ローラーとでガタツキなく挟持する状態となり、さらに挟持力を高めると、夫々の付勢力に抗して、後面ストッパー基台に対して後面ローラー基台が後退し、前面ストッパー基台に対して前面ローラー基台が後退する。そして、最終的には、後面ストッパー基台の後面ストッパーと前面ストッパー基台の前面ストッパーとが定盤または平板に当接する状態となり、さらに挟持力を高めることで、後面ストッパーと前面ストッパーとで定盤または平板を縦方向に押圧して、切断手工具用案内具の堅固な固定が実現される。
従って、上記構成の切断手工具用案内具では、定盤または平板に対して横方向に円滑に移動できる状態から堅固に固定された状態にするまでの操作が簡便であり、使用勝手に優れる。
上述したいずれかの手段において、
「前記本体には、前記切断手工具を横方向に案内する横案内部材が設けられた補助案内具が縦方向に移動自在に、且つ、着脱自在に装着されている
ことを特徴とする切断手工具用案内具」
とするのが好適である。
上記構成の切断手工具用案内具によれば、本体の縦案内部材によって切断用工具を縦方向に案内することができるばかりでなく、補助案内具の横案内部材によって切断用工具を横方向に案内することができ、使用勝手を向上させることができる。
なお、補助案内具は、本体に縦方向に移動自在であるため、補助案内具を縦方向において適宜位置にて固定することで、補助案内具を、平板の所望の部位を横方向に切断する際の案内具として良好に用いることができる。また、補助案内具は、本体に対して着脱自在であるため、例えば平板を縦方向に切断する際において補助案内具が邪魔になる場合には補助案内具を取外せばよく、補助案内具が切断手工具用案内具そのものの使用勝手を低下させることはない。
以上のように、本考案によれば、切断手工具によって平板を切断する際に切断手工具を案内することができる便利な道具としての切断手工具用案内具を提供することができる。
本考案の実施形態として、図1〜3に、切断手工具用案内具の一例を示す。
この切断手工具用案内具10は、手持ち式の電動丸鋸やカッターナイフ等の切断手工具によって木製の合板等の平板を切断する際に、切断手工具が所望の切断線に沿うように案内するものである。また、切断手工具用案内具10は、後端面と前端面とが相互に平行面となった定盤1または平板2に装着して用いられるものであり、切断対象の平板2が十分な厚さのものである場合には、平板2自体に装着して用いることができるものである。一方、切断対象の平板2が十分な厚さのものでない場合には、定盤1に平板2を載置してクランプ工具やネジ止め等によって予め固定しておけば、平板2が載置された定盤1に装着することで用いることができるものである。
切断手工具用案内具10は、本体20と挟持体40と補助案内具50とを具備するものとして構成されている。
本体20は、定盤1または平板2の縦方向全体に渡って架渡される方形の枠状に形成されており、本体20には、前部から後部に渡って送りネジ22が架設されている。そして、本体20の前部には、送りネジ22を回動させるハンドル21が取付けられている。
本体20の後部は、後面ローラー25を支持する後面ローラー基台26を具備するものとなっている。ここで、後面ローラー25は、切断手工具用案内具10を横方向に移動させる際に円滑な移動がなされるように、定盤1または平板2の後端面に接触して後端面上を転動するものである。
後面ローラー基台26には、後面ストッパー23を有する後面ストッパー基台24が縦方向に移動自在に組み付けられており、この後面ストッパー基台24は、バネ27によって後方に付勢されている。また、後面ストパー基台24には、送りネジ22の後端が回動自在に支持されている。なお、上記後面ストッパー23は、定盤1または平板2に対して切断手工具用案内具10を固定する場合に、定盤1または平板2の後端面を押圧するものである。
本体20の前部には、挟持体40が縦方向に移動自在に組み付けられている。ここで、挟持体40は、前面ローラー基台48と前面ストッパー基台42とを具備するものとして構成されている。また、前面ストッパー基台42は、前面ローラー基台48に縦方向に移動自在に組み付けられており、バネ49により前方に付勢されている。
前面ローラー基台48は、前面ローラー47を具備するものであり、前面ローラ47は、切断手工具用案内具10を横方向に移動させる際に円滑な移動がなされるように、定盤1または平板2の前端面に接触して前端面上を転動するものである。また、前面ストッパー基台42は、前面ストッパー41を具備するものであり、前面ストッパー41は、定盤1または平板2に対して切断手工具用案内具10を固定する場合に、定盤1または平板2の前端面を押圧するものである。
前面ストッパー基台42には、送りネジ22に螺合する螺合部43が設けられており、送りネジ22の回動により、縦方向に移動駆動される。また、前面ストッパー基台42の移動に伴って、前面ローラー基台48も移動する。すなわち、本例の切断手工具用案内具10では、ハンドル21によって送りネジ22を回動させると、本体20に対して、前面ローラー基台48及び前面ストッパー基台42からなる挟持体40全体が移動する。
このように構成された本体20及び挟持体40は、送りネジ22を回動させて挟持体40を締付け方向に移動させることで、本体20と挟持体40とで定盤1または平板2を縦方向に挟持することができ、定盤1または平板2に対して不用意に移動しないように固定できるものであるが、挟持力を緩めた状態であれば、定盤1または平板2の上面を横方向に移動させることができるものである。以下に、この作動態様を説明する。
まず、挟持体40を十分に緩め、本体20の後部と挟持体40との間隔を十分に広げて、本体20の後部と挟持体40との間に定盤1または平板2が挟まるようにして、定盤1または平板2に本体20及び挟持体40を装着する。この時、後面ストッパー基台23は後面ローラー基台26に対して後方に付勢されていることから、換言すれば、後面ローラー基台26は後面ストッパー基台24に対して挟持体40方向に付勢されていることから、後面ストッパー23よりも後面ローラー25が内方に突出する状態となっている。一方、前面ストッパー基台42は前面ローラー基台48に対して前方に付勢されていることから、換言すれば、前面ローラー基台48は前面ストッパー基台42に対して本体20の後部方向に付勢されていることから、前面ストッパー41よりも前面ローラー47が内方に突出する状態となっている。
この状態から挟持体40を締付け方向に移動させると、まず、前面ローラー47及び後面ローラー25が定盤1または平板2に当接し、前面ローラー47及び後面ローラー25によって定盤1または平板2を適度な挟持力で挟持する状態になる。このような状態下では、本体20及び挟持体40を、横方向に、ガタツキがなく、しかも円滑に移動させることができる。なお、本例では、本体20の後部の裏側、より具体的には後面ローラー基台26に固設された部材の裏側、及び、挟持体40の裏側、より具体的には前面ローラー基台48に固設された部材の裏側、の夫々に上面ローラー29が設けられており、本体20及び挟持体40は、定盤1または平板2の上面に、上面ローラー29を介して載置された状態となっている。よって、本体20及び挟持体40を横方向に円滑に移動させることができる。
本体20及び挟持体40を所望の位置に移動させた後、その位置にてハンドル21を回して挟持体40を締付け方向に移動させていくと、前面ストッパー基台42及び後面ストッパー基台24が夫々の付勢力に抗して内方に前進し、やがて、前面ストッパー41及び後面ストッパー23が定盤1または平板2の前端面及び後端面に当接し、さらなる締付けにより、前面ストッパー41及び後面ストッパー23によって定盤1または平板2が縦方向に強い力で挟持され、もって、定盤1または平板2に対して本体20及び挟持体40が堅固に固定される。
なお、締付け力を緩めれば固定が解除され、本体20及び挟持体40が横方向に移動可能となることは言うまでもない。また、前面ローラー47及び後面ローラー25が定盤1または平板2に接触しており、且つ、前面ストッパー41及び後面ストッパー23が定盤1または平板2から離間している状態においては、前面ローラー基台48及び後面ローラー基台26の夫々を内方に付勢するバネ49,27の付勢力によって前面ローラー47及び後面ローラー25の夫々が定盤1または平板2を適度な力で押圧している状態であるため、この状態の下で本体20及び挟持体40を横方向に移動させれば、ガタツキのない移動を実現することができる。
ところで、本体20の送りネジ22の回動により本体20に対して挟持体40を縦方向に移動させることができるのであるが、本例の切断手工具用案内具10では、加えて、挟持体40の螺合部43、より詳しくは前面ストッパー基台の42螺合部43が、ワンタッチ操作で螺合及び螺合解除できるようにしてあり、送りネジ22と螺合部43との螺合を解除することで、送りネジ22の回動によらずに、挟持体40を手で移動させることができるようにしてある。このような構成により、縦方向の寸法が様々な定盤1または平板2に対して、本体20後部と挟持体40との間隔を簡便に調節することができ、利便性を高めることができる。次に、この螺合部43の構成を説明する。
図4に示すように、螺合部43は、径方向に分割された一対の雌ネジ部材44を用いて構成されている。そして、一対の雌ネジ部材44は、基端側が互いに回動自在に軸支されており、各雌ネジ部材44の先端部分には、夫々、雌ネジが設けられている。また、一対の雌ネジ部材44は、各雌ネジが拡開して送りネジ22の螺合が解除される方向にバネ(図示省略)によって互いに付勢されている。
一方、挟持体40には、螺合レバー45(図1参照)が傾動自在に取付けられており、この螺合レバー45の先端には、一対の雌ネジ部材44の基端部分を押圧して各雌ネジ部材44の先端の間隔を狭めて送りネジ22に螺合させる押圧部46が設けられている。
螺合レバー45を解除方向に操作すると、図4(a)に示すように、押圧部46が各雌ネジ部材44の基端部分を押圧しない方向に移動して(矢印A)、各雌ネジ部材44はバネの付勢力によって互いに開く方向に回動し、送りネジ22との螺合が解除された状態となる。一方、螺合レバー45を螺合方向に操作すると、図4(b)に示すように、押圧部46が各雌ネジ部材44の基端部分を押圧する方向に移動して(矢印B)、各雌ネジ部材44はバネの付勢力に抗して互いに閉じる方向に回動し、送りネジ22と螺合する状態となる。
次に、切断手工具を縦方向に案内する縦案内部材30について説明する。
図1に示すように、本体20は、切断手工具を縦方向に案内する縦案内部材30を具備するものとして構成されており、定盤1または平板2に本体20を固定すれば、縦案内部材30によって切断手工具を縦方向に良好に案内することができる。
縦案内部材30は、断面が凸形状で長尺状に形成されたレール部31を具備するものとして構成されており、レール部31の側面に沿って切断手工具を移動させることで、切断手工具を縦方向に案内することができる。なお、本例では、本体20に縦案内部材30が着脱自在に装着されている。具体的に、縦案内部材30は、レール部31の側方にフック部32を具備するものとして構成されており、本体20の側部を構成する丸パイプ28にフック部32を掛けたり外したりすることで、本体20に縦案内部材30を着脱することができる。また、本例では、本体20の左右の両側部が丸パイプ28によって構成されており、縦案内部材30を左右のいずれにも装着することができ、利便性に優れたものとなっている。
このように本体20に縦案内部材30を着脱自在とすることで、定盤1または平板2に本体20を装着する際に、縦案内部材30が邪魔になったり、縦案内部材30が不用意に損傷することを防止できる。また、繰り返しの使用によって縦案内部材30が損耗したり縦案内部材30が破損して、切断手工具の良好な案内を実現できなくなったとしても、縦案内部材30を取り替えることで、良好な案内を再現することができる。
ところで、本例の切断手工具用案内具10では、縦案内部材30が縦方向のレール部31を具備するものであり、本体20が、縦方向に延設されたレールを具備するものとして構成されている。そして、レール部31に、切断手工具を横方向に案内する横案内部材51を備えた補助案内具50を着脱することができる構成となっている。次に、補助案内具50について説明する。
図1に示すように、補助案内具50は、レール部31にスライド自在に装着されるブラケット52と、このブラケット52に取付けられた横案内部材51とを具備するものとして構成されている。なお、横案内部材51は、前端面または後端面に切断手工具を沿わせることで切断手工具を案内することができるものである。また、本例では、横案内部材51がブラケット52に上下方向に回動自在に支持されており、横案内部材51を上方に回動させることで、切断対象の平板2上にて、邪魔にならないように退避させることができる。
ブラケット52は、図5及び図6に示すように、縦案内部材30のレール部31の左右両側面上を転動するローラー53を備えており、レール部31に沿って円滑に移動させることができるものであるが、レール部31の所望の位置にて固定できるように、内部にロック機構54を具備するものとして構成されている。
ロック機構54は、押圧板55と、解除レバー58と、係止レバー59とで構成されている。
押圧板55は、ブラケット52内に左右方向に回動自在に組み付けられたものであり、回動することでレール部31の一側面を押圧して、レール部31に対してブラケット52を固定するものである。また、押圧板55は、レール部31を押圧する方向にバネ56によって付勢されている。
解除レバー58は、ブラケッット52に回動自在に支持されたものであり、回動することで、押圧板55に突設されたピン57を介して押圧板55をバネ56の付勢力に抗して移動させて、レール部31の側面から押圧板55を離間させるものである。ここで、解除レバー58は、L字状に形成されており、一端側に係止レバー59が軸支され、他端側にピン57の頭部が係止されている。
係止レバー59は、解除レバー58に回動自在に支持されると共に、解除レバー58とブラケット52との間に収納されたものであり、係止部60によって、ブラケット52に設けられた突起63を係止するものである。また、係止レバー59は、係止部60がブラケット52の突起63を係止する方向にバネ62によって付勢されている。ここで、係止レバー59は、L字状に形成されており、一端側に係止部60が設けられ、他端側に固定レバー61が設けられている。
このようなロック機構では、図6(a)に示すように、解除レバー58の一端側(係止レバー59を軸支する側)を押すと、解除レバー58の一端側が下方に回動し(矢印C)、これにより、バネ62の付勢力により係止レバー59が回動して、係止レバー59の係止部60がブラケット52の突起63を自動的に係止する。また、解除レバー58の他端側の回動により、ピン57を介して押圧板55がバネ56の付勢力に抗して引っ張られ(矢印D)、押圧板55がレール部31の側面から離間する。よって、ブラケット52の固定が解除された状態となり、ブラケット52をレール部31に対して摺動させることができる。また、係止レバー59の係止部60がブラケット52の突起63を係止していることで、ブラケット52の固定解除状態は維持される。
一方、ブラケット52をレール部31に対して固定したい場合には、固定レバー61を押せばよい。図6(b)に示すように、固定レバーを押すと(矢印E)、係止レバー59がバネ62の付勢力に抗して回動して、係止部60と突起63との係止が解除される。すると、押圧板55がレール部31を押圧する方向に付勢されていることから、押圧板55が回動して自動的にレール部31を押圧する状態となり、レール部31に対してブラケット52が固定される。また、押圧板55の回動により、ピン57を介して解除レバー58の他端が引っ張られ(矢印F)、解除レバー58が回動して解除レバー58の一端側(係止レバー59を軸支する側)が上昇する。これにより、係止レバー59の係止部60は、ブラケット52の突起63を係止不能な位置となり、たとえ係止方向に付勢されていても、係止部60が突起63を係止することはなく、ブラケット52の固定状態が維持される。
なお、本例では、押圧板55を付勢するバネ56の付勢力が大きく設定されており、ブラケット52は堅固に固定される。一方、係止レバー59を付勢するバネ62の付勢力は、押圧板55を付勢するバネ56よりも小さく設定されており、小さな力で固定レバー61を押すことができる。よって、ブラケット52を固定する際においては、小さな力で固定レバー61を押すだけといった簡便な操作によってブラケット52を固定できるため、適宜の位置にブラケット52を位置させた後、そのままの正確な位置にてブラケット52を固定することができる。
以上、本考案に係る切断手工具用案内具10の一例を示したが、このような切断手工具用案内具10は、切断手工具の案内ばかりでなく、平板2に罫書きを入れるときの筆記具の案内、所謂「定規」として用いることもできるものである。
切断手工具用案内具の一例を示す斜視図である。 本体の前部の底面図である。 本体の後部の底面図である。 螺合部の概略を示す平面図である。 補助案内具のブラケットの底面図である。 図5のa−a断面図である。
符号の説明
1 定盤
2 平板
10 切断手工具用案内具
20 本体
21 ハンドル
22 送りネジ
23 後面ストッパー
24 後面ストッパー基台
25 後面ローラー
36 後面ローラー基台
27 バネ
28 丸パイプ
29 上面ローラー
30 縦案内部材
31 レール部
32 フック部
40 挟持体
41 前面ストッパー
42 前面ストッパー基台
43 螺合部
44 雌ネジ部材
45 螺合レバー
46 押圧部
47 前面ローラー
48 前面ローラー基台
49 バネ
50 補助案内具
51 横案内部材
52 ブラケット
53 ローラー
54 ロック機構
55 押圧板
56 バネ
57 ピン
58 解除レバー
59 係止レバー
60 係止部
61 固定レバー
62 バネ
63 突起

Claims (3)

  1. 平板を切断する手持ち式電動丸鋸やカッターナイフ等の切断手工具を案内する切断手工具用案内具であって、
    前記平板が載置された定盤または前記平板自体に、縦方向の全体に渡って架渡されると共に横方向に移動自在に装着される本体と、
    該本体に設けられ、前記切断手工具を縦方向に案内する縦案内部材と、
    前記本体の後部に設けられ、前記定盤または前記平板の後端面上を転動する後面ローラーと、
    前記本体の前部から後部に渡って架渡され、ハンドルの回動操作によって回動駆動される送りネジと、
    前記定盤または前記平板の前端面上を転動する前面ローラーを有し、前記本体の前部に縦方向に移動可能に組み付けられると共に前記送りネジの回動によって移動駆動され、前記本体の後部とで前記定盤または前記平板を縦方向に挟持する挟持体と
    を備えることを特徴とする切断手工具用案内具。
  2. 前記本体は、
    前記定盤または前記平板の後端面を押圧する後面ストッパーを有し、前記送りネジの後端を回動自在に支持する後面ストッパー基台と、
    前記後面ローラーを支持し、前記後面ストッパー基台に縦方向に移動自在に組み付けられると共に前記前面ローラー方向に付勢された後面ローラー基台と
    を具備するものであり、
    前記挟持体は、
    前記定盤または前記平板の前端面を押圧する前面ストッパー、及び、前記送りネジに螺合する螺合部、を有する前面ストッパー基台と、
    前記前面ローラーを支持し、前記前面ストッパー基台に縦方向に移動自在に組み付けられると共に前記後面ローラー方向に付勢された前面ローラー基台と
    を具備するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の切断手工具用案内具。
  3. 前記本体には、前記切断手工具を横方向に案内する横案内部材が設けられた補助案内具が縦方向に移動自在に、且つ、着脱自在に装着されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切断手工具用案内具。
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