JP3141282U - 高度環境浄化多機能装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生活や活動空間を浄化する高度浄化多機能装置を提供すること。
【解決手段】交流高電位を印加し電子を放射しうる電子シャワーと交流高電位發生装置と炭素埋設大地とから構成された装置で空気中のごみや浮遊菌を除去したり、結露やカビの発生をくいとめたり、外からの虫の侵入を防止したり、食品に發生する穀象虫を防止したり、静電気を中和除去したり、においを脱臭させたりするなどに機能する高度浄化多機能装置である。
【選択図】図1

Description

本考案は電子シャワー装置を家庭、事務所、工場などの建物の閉空間に設置し、空気清浄化機能、結露・カビ発生防止機能、虫の飛来防止機能、害虫発生防止機能、静電気発生防止機能、脱臭機能など一つの装置で多機能的に浄化する高度環境清浄化多機能装置に関するものである。
従来のこの種の空気清浄化装置は内蔵した高電圧集塵装置に空気を通し清浄化するものからなっており まして、本考案のような一つの装置で上記のように空気の清浄化から脱臭機能まで多機能にわたって浄化する装置はいまだ見られていない。
考案が解決しようとする課題は従来の空気清浄化装置のようにモーターなどの雑音を排除する。空気中に浮遊する塵や細菌などの生菌数をより低減し清浄化する。虫など昆虫の飛来を防止する。穀象虫のように内から湧いて出てくる害虫の自然発生を防止する。結露を防止する。そしてカビの発生をも防止する。静電気発生を防止する。脱臭機能を持たせるなど多機能にわたる浄化機能を一つの装置で達成させるなど高度の環境浄化多機能装置を開発する必要に迫られた。
本考案は従来技術に見られたような課題を解決し新たな飛躍をするための手段として電子を放射し浄化する電子シャワー装置からなる高度の環境浄化多機能装置を開発する必要があった。
請求項1に係わる考案の特徴としては電子シャワー装置をその電極から放射される電子によるイオン化作用で空気中の塵や浮遊菌や生菌数を凝集または殺菌を起こさせ大きく低減せしめ浄化する装置として機能させることや、放射される電子により結露の起点となる微小の水核を飛散させ結露を防止するとともにカビや微生物の生存や生育に必須の水分を排除することで結露・カビの発生を防止する装置として機能させることや、放射される電子や形成されるや形成される電場によって虫の飛来を防止する装置として機能させることや 放射される電子の酸素や空気中の水分への電子付加によるイオン化に始まり、やがて微少の活性酸素群を生成せしめ穀象虫のような害虫の自然発生を防止する装置として機能させることや、放射される電子や形成される電場によって負イオンや陽イオンを生成せしめ静電気の電荷と中和反応を生じせしめて静電気発生を防止する装置として機能させることや、放射される電子や形成させる電場によってO3、O2−、・OH、H2O2などの活性酸素群を生成せしめ臭気成分を酸化分解し脱臭する脱臭装置として機能させるなどの電子シャワー装置からなる多機能浄化装置として単独または複数個同時に働かせることにより高度清浄化多機能装置として機能せしめるなどの特徴を有している。
請求項2に係わる考案の特徴としては電子シャワー装置の電極に印加する交流高電位発生装置において入力を通常の商用AC端子から電気の供給を受けインバーターで周波数を可変しトランスで高電位に昇圧し、周波数2Hz〜80Hz電圧1000V〜30000Vが可変できるよう構成されており、各機能を発現する電子シャワー装置に交流高電位が供給されるよう電源制御盤装置に複数個用意したる交流高電位端子に接続できるよう調整している点である。
請求項3に係わる考案の特徴としては大地や土間に電気伝導性を有する炭素を埋設した炭素埋設大地や炭素埋設土間に調製し、それらの接地抵抗を5オーム以下とし、電子シャワー装置の放電電極に対する接地対極とすることで、この間に交流高電位を印加し電子放射を容易にし、かつ整流された電場を形成せしめ空気の清浄化装置の効果をより向上させる点にある。
請求項4に係わる考案の特徴としては高度環境浄化装置のベースになる電子シャワー装置にかかわる。 請求項2に記載の交流高電位発生装置の電源制御盤装置の交流高電位端子に絶縁被覆導電線で結線された電子シャワー装置は室内の天井から吊り下げ用電気絶縁具で設置される。電子シャワー装置は放電電極と電気絶縁性プラスチック製カバーから構成されており吊り下げ用電気絶縁具はそのカバーに取り付けられている。交流高電位が放電電極に印加されるとその放電電極から電子が放出され負イオンが発生する。この負イオンは空気中に浮遊する塵埃や細菌などの浮遊物質を凝集し負に荷電した浮遊物質となり+側の接地電極として作用する炭素埋設大地側にその浮遊物質の沈降が促進され排除される。このように構成された電子シャワー装置は有効な高度環境浄化機能装置として機能する。
請求項5に係わる考案の特徴は電子シャワー装置からなる結露・カビ防止高度環境浄化装置にかかわる。この装置はその放電電極に交流高電位が印加されると電極から電子が放出され、空気中に浮遊する微小水分子粒子に電子が付加され負に帯電すると、さらなる負に帯電した超微小水分子粒子に分散される。一方で室内壁面は負に帯電されるので負に帯電した超微小水分子粒子は壁面に付着せず結露の起点になる水核が形成されないので結露を防止することができる。従って真菌や菌細菌の生存や育成に必須の水分が排除されるのでカビの発生をも防止することができるなど特徴を有している。
請求項6にかかわる考案の特徴は電子シャワー装置からなる虫飛来防止高度環境浄化装置にかかわる。この装置はその放電電極に交流高電位が印加されると電極から電子が放出され大気中の酸素分子や水分子に付加され活性酸素群O3、O2−、・OH、H2O2などが生成されることや、電子シャワー装置と炭素埋設大地間には虫の嫌いな交流電場磁場が生じることなどにより虫の飛来を防止することができる特徴を有する。
請求項7に係わる考案の特徴は電子シャワー装置からなる害虫発生防止機能高度環境浄化装置にかかわる。この装置はその放電電極に交流高電位が印加されると電極から電子が放出され空気中や食材中の酸素分子や水分子に付加され上記記載の活性酸素群が生成され、穀象虫のような害虫を殺虫し、害虫の自然発生が防止できる特徴を有している。
請求項8に係わる考案の特徴は電子シャワー装置からなる静電気防止機能高度環境浄化装置にかかわる。この装置は放電電極に高流高電位が付加されると電極から電子が放出され酸素や水分子に付加され負イオンが生成される。一方で電極の近傍では陽イオンが生成される。このような負イオンや陽イオンは静電気の発生部位で発生した陽電荷や陰電荷と反応し電荷が中和されるので静電気発生を防止できる特徴を有している。
請求項9に係わる考案の特徴は電子シャワー装置からなる脱臭機能高度環境浄化装置にかかわる。この装置は電電極に交流高電位が印加されると電極から電子が放出され上記同様に活性酸素群が生成されこれらが臭気成分を攻撃し酸化分解を促進し脱臭が達成される特徴を有している。
なお大地や土間の整備にかかわる炭素埋設において、即ち炭素埋設した大地や土間の接地抵抗を5オーム以下に調製することによって電子シャワー装置の放電電極と相対する接地側電極にながれる電場や微小の電子流を整流し電極からの電子放射を容易に促進せしめ高度環境浄化を促進させる装置として大きく寄与するものである
考案を実施するための最良の形態は目的に応じて単独又は複数個の各浄化機能装置を設置(図面1参照)し高度浄化多機能装置とすることである。以下実施例で示す。
考案の実施例
電子シャワー装置からなる高度環境浄化多機能装置の実施例について図面2を参考にして以下説明する。
食品工場において2Hz〜80Hz,1000V〜30000Vの可変交流高電位発生装置2から結線された電源制御盤の交流高電位端子を通して絶縁被覆導電線5で結線した長さ1m50cmの電子シャワー装置1の突起付放電電極4に所定の交流高電位に印加される。これを広さ18m2の室内の天井から絶縁性吊り具で吊り下げた。電子シャワー装置1は突起付放電電極4と電気絶縁性プラスチック製放電電極カバー6からなり吊り下げ用絶縁性吊り具7は放電電極カバー6に取り付けられている。 室内の大地側は電導性炭素含有のコンクリート土間を通して炭素埋設した大地3に接地された。接地抵抗は1オームであった。放電電極4と大地3側対極間に各浄化機能のそれぞれに適合した所定の交流高電位を印加した放電電極4から放出された電子9や電場20によって高度環境浄化作用が働き高度環境浄化多機能装置21として機能する。各浄化機能について代表条件例を下記に示す。
空気浄化機能浄化条件50/60Hz,1900V,
結露・カビ発生防止機能浄化条件同上
虫飛来防止機能浄化条件50〜80Hz,1900V〜30000V
害虫発生防止機能浄化条件50〜80Hz,1900V〜30000V
静電気発生防止機能浄化条件30Hz〜60Hz,1900V〜10000V
脱臭機能浄化条件30Hz〜80Hz,1900V〜30000V
このような各機能を同時に働かせた高度環境清浄化多機能装置は次のような優位な効果が示めされている。
空気が浄化されすき通ってみえるようになった。
浮遊菌や生菌数が低減し10の3乗以下の低レベルになった。
夏場の高温多湿の条件でも結露せずカビの発生がみられなかった。
虫の飛来が大幅に軽減され虫による汚染度が皆無になった。
穀象虫など害虫の自然発生がみられなくなった。
静電気発生が防止された。
脱臭機能が働き食品工場特有のにおいが消失しさわやかになった。
本考案の効果
本考案の高度環境浄化多機能装置は上記実施例の効果に示されているように大幅な浄化機能を発揮し環境整備に効果的であることがわかった。
本考案の高度環境浄化多機能装置は食品工場などの生産現場や事務所や家庭などの環境整備に幅広く利用される。今後この必要性は益々重要になると考えられる。
高度環境浄化多機能装置構成図 電子シャワー装置からなる高度浄化多機能装置要約図
符号の説明
1.電子シャワー装置
2.交流高電位發生装置
3.炭素埋設大地/土間(アース)
4.突起付放電電極
5.高電位絶縁被覆導電線
6.電気絶縁性プラスチック製電極カバー
7.吊り具
8.高抵抗
9.電子
10.負イオン
11.陽イオン
12.浮遊菌(細菌)の除去
13.結露防止(水核離散)
14.カビ防止
15.塵の除去
16.害虫飛来防止
17.穀象虫の發生防止
18.静電気除去
19.におい成分の脱臭
20.電場(電気力線)

Claims (9)

  1. 交流高電位印加放電電極から電子が放射される電子シャワー装置で構成されたる空気浄化機能装置および.結露・カビ発生防止機能装置および虫の飛来・防止機能装置および害虫発生防止機能装置および静電気発生防止機能装置および脱臭機能装置と交流高電位発生装置とからなり炭素埋設で大地を整備したる高度の環境浄化を行うことを特徴とする高度環境浄化多機能装置
  2. AC入力周波数2Hz〜80Hz可変インバーターとトランスからなる1000V〜30000V可変交流高電位発生装置とを有し、電圧および周波数が調節出来.かつ電流は微小の1mA以下になるように高抵抗を配し、請求項1記載の各機能装置を構成する電子シャワー装置に交流高電位を供給すべく接続できる端子を複数個用意したる交流高電位発生装置を有することを特徴とする請求項1記載の高度環境浄化多機能装置
  3. 請求項2記載の交流高電位は電子シャワー装置と炭素埋設した大地や炭素埋設した土間との間に印加せしめることで交流高電場を発生せしめるとともに電子の放射を容易にさせることで、電磁場を均一に整流することやイオン化を容易に進行させることを特徴とする請求項1および請求項2記載の高度環境浄化多機能装置
  4. 小突起を有する金属性放電電極即ち電子シャワー放電電極を有しこれに電気絶縁プラスチック材料で構成されたる放電電極カバーを取り付け、これを電気絶縁具で上位天井からの吊り下げるよう構成したる電子シャワー装置に請求項2に記載の端子から交流高電位を印加し炭素埋設大地との間に交流電場を形成せしめ、電子を放射せしめる電子シャワー装置からなる空気浄化機能装置を有することを特徴とする請求項1記載の高度環境浄化多機能装置
  5. 請求項4記載の電子シャワー装置を建物などの閉空間に取り付け交流高電位を印加し炭素埋設土間または炭素埋設大地を通して建物などの閉空間内に電子を放射し交流電場を形成せしめ結露の起点になる微小水核を飛散せしめ結露を防止するとともに真菌や微生物の生存生育上必須の水分を排除しカビの発生を防止する電子シャワー装置からなる結露・カビ発生防止機能装置を有することを特徴とする請求項1記載の高度環境浄化多機能装置
  6. 請求項4記載の電子シャワー装置を建物などの窓や開口部近傍に取り付け交流高電位を印加し炭素埋設土間または炭素埋設大地との間に窓や開口部を通して電場を形成せしめ虫の飛来を防止する電子シャワー装置からなる虫の飛来防止機能装置を有することを特徴とする請求項1記載の高度環境浄化多機能装置
  7. 請求項4記載の電子シャワー装置を0℃から常温域で使用する食材保管庫内の天井に取り付け、交流高電位を印加し炭素埋設土間又は炭素埋設大地との間に食材を通して食材保管庫内に交流高電場を形成せしめ浮遊菌などを含む生菌数を低減せしめるとともに穀象虫などの害虫の発生を防止する電子シャワー装置からなる害虫発生防止機能装置を有することを特徴とする請求項1記載の高度環境浄化多機能装置
  8. 請求項4記載の電子シャワー装置を静電気発生し易い空間部位に設置し電子シャワー装置に交流高電位を印加し炭素埋設土間または炭素埋設大地との間に交流高電場を発生せしめイオン化して発生する負イオンや陽イオンによって静電気発生部位の+、−静電荷を中和し静電気発生を防止する電子シャワー装置からなる静電気発生防止機能装置を有することを特徴とする請求項1記載の高度環境浄化多機能装置
  9. 請求項4記載の電子シャワー装置を臭気発生空間に設置し交流高電位を印加し炭素埋設土間又は炭素埋設大地との間に交流高電場を発生せしめ微少の活性酸素群O2−.・OH.H2O2.O3を生成させることで臭気成分を酸化分解せしめ脱臭機能を付与する電子シャワー装置からなる脱臭機能装置を有することを特徴とする請求項1記載の高度環境浄化多機能装置
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