JP3140614B2 - ワイヤ支持装置 - Google Patents

ワイヤ支持装置

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JP3140614B2
JP3140614B2 JP05148251A JP14825193A JP3140614B2 JP 3140614 B2 JP3140614 B2 JP 3140614B2 JP 05148251 A JP05148251 A JP 05148251A JP 14825193 A JP14825193 A JP 14825193A JP 3140614 B2 JP3140614 B2 JP 3140614B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製紙機械のワイヤパート
に適用されるワイヤ支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7〜10においてプレストロール2と
は長網抄紙機およびツインワイヤホーマの原料液ジェッ
トを噴出するインレットに隣接してウェブ形成部の一端
でワイヤを支えながら回転する大径のロールであり、又
ホーミングロール27とはツインワイヤホーマに用いら
れ、プレストロール2と対称位置にありその機能はプレ
ストロール2と同じものである。図7は従来形の長網抄
紙機において、原料液ジェットがワイヤ上に差地する部
分の正面図を示す。図8は同斜視図を示す。図7におい
てワイヤ1はプレストロール2および脱水機器3により
支持されて矢印方向に走行している。インレット5から
噴出された原料液7はワイヤ1に着地し、その後の脱水
機器3により脱水され、さらに図示しない脱水機器によ
り脱水されてウェブを形成するようになっている。
【0003】図9は従来形の縦形ツインワイヤホーマの
原料液挟み込み部付近の正面図を示し、図10はその斜
視図を示す。図9において、第1ワイヤ1はプレストロ
ール2および脱水機器28に支持され、又第2ワイヤ2
6はホーミングロール27および脱水機器28に支持さ
れる。インレットより噴出された2つのワイヤに挟み込
まれた原料ジェットは矢印方向に走行し、脱水機器28
及び他の脱水機器により脱水されてウェッブを形成す
る。通常ワイヤを支持するロールは一本物で形成され、
ワイヤを均一に支持するために挟み込み量に基準があ
り、又その固有振動をロール回転数に一致させないよう
に前記ロール径2,27を決める必要があった。従って
そのロール径はマシン巾が大きくなればなる程又高速に
なればなる程大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(1)ところが図9においてインレット5より噴出され
る原料液ジェット表面は、飛距離La が長くなるに従っ
て表面状態が粗くなる。ツインワイヤホーマの場合、原
料表面が粗い原料ジェットを2枚のワイヤ1,26で挟
み込むと、エアの巻き込み等により斑点等の紙品質の欠
陥が出来易くなる。特に高速運転時には原料表面が粗く
なるので、インレットの原料噴出口を出来るだけ前記2
つのワイヤによる原料ジェット挟み込み部に近づけ飛距
離La を短かくしたい。しかしながら原料ジェット挟み
込み部のプレスロール2及びホーミングロール27が前
述のように大径である為、インレット原料噴出口を原料
液ジェット挟み込み部に近づけられなかった。(La
短かくできなかった。)
【0005】(2)長網抄紙機(図7)ではインレット
より噴出される原料液ジェットのワイヤに対する着地角
(衝突角)θa が大きくなると原料のジャンピングが発
生し易くなり紙の品質が悪化する。従来の抄紙機は通常
エプロンリップ6の先端はプレストロール2の中心線上
に配置する。この時エプロンリップ6の厚み及びプレス
トロール2との隙間に制限がある為エプロンリップ6を
プレストロール2近くまで下げられず着地角θa が小さ
く出来なかった。又従来はプレストロール2径が大きい
ため、脱水機器をロールに近づけることが出来ずジェッ
トの飛距離La が長くなり、ジェット表面の乱れが生じ
る問題はツインワイヤホーマにおいても同様に生じてい
た。
【0006】本発明の目的はインレットに隣接するワイ
ヤ支持ロールのロール径を小さくできインレットより噴
出する原料液ジェットの飛距離および着地角を小さく出
来、今まで以上の高速運転条件下でも着地部でのエアの
巻き込みや、ジャンピングによる紙品質欠陥や紙質の悪
化のない紙を容易に抄造できる抄紙機のワイヤ支持装置
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明では抄紙機のワ
イヤパートの原料着地部又は原料はさみ込み部で抄紙機
ワイヤを支持するものにおいて、本装置を支えるビーム
16と、抄紙機幅方向に配列した複数個の小径ロールよ
りなり前記ビーム上に支えられたワイヤロール9と、前
記ビームに下方で支えられたガイドロール15と、前記
ワイヤロール及びガイドロールに巻掛けられエンドレス
の帯状物17とを有してなることを特徴としている。第
2発明では原料液ジェットを噴出するインレット5に隣
接しウェブ形成部の一端付近でワイヤを支えながら回転
するプレストロール2を有する長網抄紙機において、該
プレストロール位置に請求項1記載のワイヤ支持装置を
設置し、該装置でワイヤ1の案内としたことを特徴とし
ている。第3発明は請求項2記載のワイヤ支持装置のガ
イドロール15とは別位置にワイヤ1の案内装置である
ワイヤロール18を設けたことを特徴としている。第4
発明は請求項1記載のワイヤ支持装置をツインワイヤホ
ーマ機のプレストロール2とホーミングロール27とし
て使用したことを特徴としている。
【0008】ワイヤロール2、ホーミングロール27を
分割することにより各ロールの支持点間が短かくなり、
ロール径を小さくしても固有振動数のロール回転数との
共振問題はなくなる。又このワイヤ支持面のロール径を
小さくすることにより (1)長網の場合、エプロンリップの高さを低くでき原
料液ジェットの飛距離L及びワイヤへの着地角θを小さ
くできる。 (2)ツインワイヤホーマの場合、インレットの原料噴
出口を原料液ジェットのワイヤへの着地部に近づけら
れ、原料液ジェットの飛距離Lを小さくできる。
【0009】
【実施例】以下図4〜6を参照し本発明の第1実施例で
あるワイヤ支持装置8の構造を説明する。図4は同装置
の側面図、図5は図4のA−A断面図、図6は図4のB
−B断面図(正面図)である。図4においてワイヤロー
ル9は在来の一本のロール長を数カ所で分割して短かく
した小径のロールシェル10と両端の2カ所を支えるベ
アリング11とこれを支える軸12と、両端を支持する
自動調心軸受13とより構成されている。これはさらに
軸受台14により支えられ支持ビーム16に固定されて
いる。
【0010】ガイドロール15は、クラウン等の拡幅装
置付きで軸受19により支持され、支持ビーム16に固
定されている軸受スライド金物22の上に保持されてい
る。又軸受19は、固定座25に貫通したねじ棒20と
連結し、ナット21を固定座25の両面より締めつけ固
定している。帯状物17はワイヤロール9とガイドロー
ル15とに巻掛けしており、ナット21によりねじ棒2
0を押し出して、帯状物17に張力を与える。帯状物1
7の案内はガイドロール15にクラウンをつける。又は
ねじ棒20のかわりにその部分に空気ばね等の伸縮装置
をつけ空気圧等をコントロールして行なうことができ
る。
【0011】次に第2実施例について説明する。図1は
第2実施例の正面図である。これは本発明のワイヤ支持
装置8を長網抄紙機に適用した例を示す。ワイヤ1はワ
イヤ支持装置8に帯状物17を介して巻きついており、
さらに脱水機器3により支持され矢印方向に走行してい
るインレット5から噴出された原料液7はワイヤ1に着
地し、その後脱水機器3にて脱水され、さらに他の脱水
機器により脱水されウェブを形成する。
【0012】又、帯状物17の表面の白水や付着物を掻
きとるため、ドクタ4を図示位置を設けている。ワイヤ
ロール9の径が在来ロールに比し小さくなっているの
で、原料液ジェットの飛距離Lおよび着地角θを従来の
a ,θa より小さくできる。またガイドロール15は
ワイヤロール18の肩代わりを行なっているのでワイヤ
ロールの本数を1本減らすことができる。
【0013】図2は第3実施例の正面図を示す。この本
実施例では第1実施例において、ガイドロール15がワ
イヤ1から離れている以外は第1実施例と全く同じであ
る。但し第2実施例ではワイヤロール18が1本余計に
必要となる。
【0014】図3に示す第4実施例では本発明のワイヤ
支持装置8をツインワイヤホーマ機に適用した例を示
す。第1ワイヤ1及び第2ワイヤ26が掛っているワイ
ヤ支持装置8,8aは従来のプレストロール及びホーミ
ングロールの位置に設定されており、インレットより噴
出された原料液ジェットは2枚のワイヤに挟まれて脱水
機器上を走行する。図9とくらべるとプレストロールお
よびホーミングロールの外径を小さくすることにより飛
距離Lを従来例より小さく出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明のワイヤ支持装置を使用すること
によりインレットに隣接するワイヤ支持ロールのロール
径を小さくできるので、インレットより噴出する原料液
ジェットの飛距離Lおよび着地角θを小さくでき今まで
以上の高速運転条件下でも着地部でのエアの巻き込みや
ジャンピングによる紙品質欠陥や紙質の悪化のない紙を
容易に抄造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤ支持装置の第2実施例の正面図
【図2】同第3実施例の正面図
【図3】同第4実施例の正面図
【図4】本発明の第1実施例であるワイヤ支持装置の断
面側面図
【図5】図4のA−A断面図
【図6】図4のB−B断面図
【図7】従来例の図1応当図
【図8】図7の斜視図
【図9】従来形ツインワイヤホーマの図3応当図
【図10】図9の斜視図
【符号の説明】
1…ワイヤ、2…プレストロール、3…脱水機器、5…
インレット、6…エプロンリップ、7…原料液、8…ワ
イヤ支持装置、9…ワイヤロール、10…ロールシェ
ル、15…ガイドロール、16…固定ビーム、17…帯
状物、18…ワイヤロール、26…第2ワイヤ、27…
ホーミングロール、L…原料ジェットの飛距離、La
在来の原料ジェットの飛距離、θ…原料ジェットのワイ
ヤに対する着地角、θa …在来の原料ジェットの着地
角。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−314797(JP,A) 特開 昭57−112495(JP,A) 特開 平4−352894(JP,A) 特開 平4−222288(JP,A) 実開 昭60−56793(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21F 1/00 - 13/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機のワイヤパートの原料着地部又は
    原料はさみ込み部で抄紙機ワイヤを支持するものにおい
    て、本装置を支えるビーム(16)と、抄紙機の幅方向
    に配列した複数個の小径ロールよりなり前記ビーム上に
    支えられたワイヤロール(9)と、前記ビームに下方で
    支えられたガイドロール(15)と、前記ワイヤロール
    及びガイドロールに巻掛けられたエンドレスの帯状物
    (17)とを有してなるワイヤ支持装置。
  2. 【請求項2】 原料液ジェットを噴出するインレット
    (5)に隣接しウェブ形成部の一端付近でワイヤを支え
    ながら回転するロール(2)を有する長網抄紙機におい
    て、該ロール位置に請求項1記載のワイヤ支持装置を設
    置し、該装置でワイヤ1の案内を行なうことを特徴とす
    る長網抄紙機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の長網抄紙機において、本
    発明のワイヤ支持装置のガイドロール(15)から離れ
    た別位置にワイヤを案内するワイヤロール(18)を設
    けたことを特徴とする長網抄紙機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のワイヤ支持装置をツイン
    ワイヤホーマ機のプレストロール(2)とホーミングロ
    ール(27)として使用したことを特徴とするツインホ
    ーマ機。
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