JP3140474U - 文字修正器 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な方式のプッシュ装置により、操作をしやすくし、ばねを簡単に取り外せて、環境保護のための資源リサイクルに役立てる。
【解決手段】この文字修正器は、前ハウシング1と、ボタン5及びフレキシブルクリップ21を有する後ハウシング2と、前後の各ハウジング1、2内に引張ばね6を介して配設される修正台3及び材料テープ41を供給するローラー4とを備えて構成され、前ハウシング1の内壁にレールスロット11及び穴12が設けられるとともに、修正台3の後台31の外壁にフレキシブルスナップ33が設けられ、フレキシブルクリップ21の先の内側に、穴12に嵌合可能な突状の接触部22が設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】この文字修正器は、前ハウシング1と、ボタン5及びフレキシブルクリップ21を有する後ハウシング2と、前後の各ハウジング1、2内に引張ばね6を介して配設される修正台3及び材料テープ41を供給するローラー4とを備えて構成され、前ハウシング1の内壁にレールスロット11及び穴12が設けられるとともに、修正台3の後台31の外壁にフレキシブルスナップ33が設けられ、フレキシブルクリップ21の先の内側に、穴12に嵌合可能な突状の接触部22が設けられる。
【選択図】図1
Description
本考案は文字修正器に関する。
従来の文字修正器は、ユーザが誤字を素早く修正できるように設計されているが、ハウシングに露出する粘着テープが断裂しやすいため、テープを保護するための外蓋が設けられている。この種の文字修正器が例えば、特許文献1に開示されている。この文献1のボタン式収納修正テープは、中空の前ハウシング(1)と、前ハウシングに結合される中空の後ハウシング(2)と、後ハウシングの末端に設けられるボタン(3)と、後ハウシング内に配設され、ボタンに合わせるための中空の円筒固定部品(4)、円筒固定部品内に設けられる中空の円筒状リア部品(5)、及び円筒状リア部品に合わせるための中空の円筒状フロント部品(6)と、前ハウシング内に配設され、フロント部品に支えられる、粘着器(8)、ストッパー部(9)、ばね(10)を有するテープ固定スタンド(7)と、テープ固定スタンド内に設けられる修正テープ装置(101)とを備え、修正テープ装置(101)はトレー(13)、回収ローラー(11)及びO形リング(14)からなることを特徴とするものである。特に、この修正器に採用されるプッシュ式装置は、ボタン(3)、中空の円筒固定部品(4)、中空の円筒状リア部品(5)、中空の円筒状フロント部品(6)からなり、その構造、機能及び原理は、従来のシャープペンシルのプッシュ構造と同様に、ユーザが人差し指でボタン(3)を押すことにより、前ハウシング(1)内の粘着器(8)が出たり戻ったりし、粘着器(8)が出たときに、修正テープを紙面の誤字のところに貼り付けるようになっている。
2005年8月1日台湾特許公開M271730号 ボタン式収納修正テープ
しかしながら、上記特許文献1の修正器では、次のような課題がある。
(1)修正器を親指と人指し指と中指で持たなければならないため、修正器の上にあるボタン3を人指し指や親指で操作しにくく、面倒である。
(2)ばね10は金属ばねでテープ固定スタンド7内に設けられており、この固定スタンド7はプラスチック材で、これらばね10とテープ固定スタンド7が異種材の結合になっていて、しかも、ばね10は固定スタンド7内に隠されているため、使用済み後、この修正器が回収されるときに、両者を分けたり取り外したりすることができず、環境保護のための資源リサイクルが困難である。
(1)修正器を親指と人指し指と中指で持たなければならないため、修正器の上にあるボタン3を人指し指や親指で操作しにくく、面倒である。
(2)ばね10は金属ばねでテープ固定スタンド7内に設けられており、この固定スタンド7はプラスチック材で、これらばね10とテープ固定スタンド7が異種材の結合になっていて、しかも、ばね10は固定スタンド7内に隠されているため、使用済み後、この修正器が回収されるときに、両者を分けたり取り外したりすることができず、環境保護のための資源リサイクルが困難である。
本考案は、このような従来の課題に鑑みなされたもので、この種の文字修正器において、簡易な方式のプッシュ装置により、操作しやすくすること、そして、ばねを簡単に取り外せて、環境保護のための資源リサイクルに役立てること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の文字修正器は、次のような構成を備えることを特徴とする。
(1)フロント開口部17を持つ中空前ハウシング1が設けられる
(2)前ハウシング1に合わせ、後貫通穴26を持つ中空後ハウシング2が設けられる。(3)前・後二ハウシング1、2内にある修正台3が設けられる。
(4)前記修正台3と組み合わせ、粘着テープ41のローラー組4を持つ後台31が設けられる。
(5)後ハウシング貫通穴26内にあり、修正台3の往復動作を動かすのに使われるためのボタン5がある。
(6)修正台3のフロントバー32にある一連の引張ばね6からなる文字修正器である。
(7)前記前ハウシング1の内壁にレールスロット11が設けられ、レールスロット11に嵌め穴12があり、前記修正台3の後台31の外壁に、レールスロット11を滑り動き、嵌め穴12内に嵌められるためのフレキシブルスナップ33が設けられ、後ハウシング2の外壁にフレキシブルクリップ21が設けられ、前記フレキシブルクリップ21の先の底部に、前記嵌め穴12に合わせる二突出接触部22が設けられる。
(1)フロント開口部17を持つ中空前ハウシング1が設けられる
(2)前ハウシング1に合わせ、後貫通穴26を持つ中空後ハウシング2が設けられる。(3)前・後二ハウシング1、2内にある修正台3が設けられる。
(4)前記修正台3と組み合わせ、粘着テープ41のローラー組4を持つ後台31が設けられる。
(5)後ハウシング貫通穴26内にあり、修正台3の往復動作を動かすのに使われるためのボタン5がある。
(6)修正台3のフロントバー32にある一連の引張ばね6からなる文字修正器である。
(7)前記前ハウシング1の内壁にレールスロット11が設けられ、レールスロット11に嵌め穴12があり、前記修正台3の後台31の外壁に、レールスロット11を滑り動き、嵌め穴12内に嵌められるためのフレキシブルスナップ33が設けられ、後ハウシング2の外壁にフレキシブルクリップ21が設けられ、前記フレキシブルクリップ21の先の底部に、前記嵌め穴12に合わせる二突出接触部22が設けられる。
また、この文字修正器は各部に次のような構成を備えることが好ましい。
(8)前記レールスロット11のスロットには、フレキシブルスナップ33がバックルできるための長欠け口13が設けられる。
(9)前記後ハウシング2の片側に長欠け口13に合わせ、嵌合後、後ハウシング2の位置を固定するための方形突出ブロック23が設けられる。前記前ハウシング1の他方側に、後ハウシング2他方側が三角突出ブロック24の嵌合の位置固定に用いられるための三角欠け口16が設けられる。
(10)前記前ハウシング1片側の内壁にあるレールスロット11の両側に突出した平行外レール14、14’が設けられ、修正台3外壁にあるフレキシブルスナップ33の両側に突出した平行内レール35、35’が設けられており、二内レール35、35’が二外レール14、14’にガイドされるように、前記二外レール14、14’のピッチW1は二内レール35,35’のピッチW2より大きく設けられている。
(11)前記修正台3は後台31、後台31の前と結合したフロントバー32、及びフロントバー32の先と結合した舌板34からなるものであり、前記後台31の末端にボタン5内に嵌められた突出椎体36があり、後台31の壁面に二突出柱37、38が設けられる。
(12)前記ローラー組4は、材料テープ41を供給するためのフィードローラ42、材料テープ41を巻き取るための巻きローラ43、前記フィードローラ42及び巻きローラ43を同時に回転させようとするためのリング状ベルト44からなるものであり、前記フィードローラ42及び巻きローラ43はそれぞれ後台31の突出柱37、38に設けられ、結合される。
(13)前記前ハウシング1の両側にボタン孔15、15’が設けられ、前記後ハウシング2の両側に、前記ボタン孔15、15’内にバックルされるためのフレキシブルボタンクリップ25、25’が設けられている。
(14)前記フロントバー32の後ろの両側に、外向きに突出し、対称したストッパー部39が設けられており、前記中空前ハウシング1内に階段のような平底部19があり、前記フロント開口部17は平底部19の中央に設けられ、引張ばね6はフロントバー32及び粘着テープ41の外周に設けられており、その片側は平底部10に止められ、他方側はストッパー部39に止められている。
(8)前記レールスロット11のスロットには、フレキシブルスナップ33がバックルできるための長欠け口13が設けられる。
(9)前記後ハウシング2の片側に長欠け口13に合わせ、嵌合後、後ハウシング2の位置を固定するための方形突出ブロック23が設けられる。前記前ハウシング1の他方側に、後ハウシング2他方側が三角突出ブロック24の嵌合の位置固定に用いられるための三角欠け口16が設けられる。
(10)前記前ハウシング1片側の内壁にあるレールスロット11の両側に突出した平行外レール14、14’が設けられ、修正台3外壁にあるフレキシブルスナップ33の両側に突出した平行内レール35、35’が設けられており、二内レール35、35’が二外レール14、14’にガイドされるように、前記二外レール14、14’のピッチW1は二内レール35,35’のピッチW2より大きく設けられている。
(11)前記修正台3は後台31、後台31の前と結合したフロントバー32、及びフロントバー32の先と結合した舌板34からなるものであり、前記後台31の末端にボタン5内に嵌められた突出椎体36があり、後台31の壁面に二突出柱37、38が設けられる。
(12)前記ローラー組4は、材料テープ41を供給するためのフィードローラ42、材料テープ41を巻き取るための巻きローラ43、前記フィードローラ42及び巻きローラ43を同時に回転させようとするためのリング状ベルト44からなるものであり、前記フィードローラ42及び巻きローラ43はそれぞれ後台31の突出柱37、38に設けられ、結合される。
(13)前記前ハウシング1の両側にボタン孔15、15’が設けられ、前記後ハウシング2の両側に、前記ボタン孔15、15’内にバックルされるためのフレキシブルボタンクリップ25、25’が設けられている。
(14)前記フロントバー32の後ろの両側に、外向きに突出し、対称したストッパー部39が設けられており、前記中空前ハウシング1内に階段のような平底部19があり、前記フロント開口部17は平底部19の中央に設けられ、引張ばね6はフロントバー32及び粘着テープ41の外周に設けられており、その片側は平底部10に止められ、他方側はストッパー部39に止められている。
本考案の文字修正器は、上記の各構成により、次のような作用効果を有する。
(1)プッシュ装置は、フレキシブルクリップ21が設けられており、前記フレキシブルクリップはペンクリップと同じような用途のほかに、親指で押すと、修正台3のバックル状態が解除され、修正台3が上がるようになるのである。修正台3のフレキシブルスナップ33、前ハウシング1のレールスロット11沿いに滑り動き、長欠け口13又は嵌め穴12にバックスされるようになっており、レールスロット11はフレキシブルスナップ33を正確にバックルさせるようにすることができる。
(2)前ハウシング1の片側の内壁にある二外レール14、14’は、修正台3の後台31の裏にある雙内レールを制御し、修正台3が前ハウシング1内に安定しながら導入される。そして、前ハウシング1の他方側の内壁にある二突出レール18、18’は、修正台3の他方側との摩擦が起こらないように設けられるのである。
(3)引張ばね6は金属材質で、修正台3はプラスチック材質であり、引張ばね6は修正台3のフロントバー32及び粘着テープ41の外の四周に設けられるため、後日文字修正器が回収されるとき、引張ばね6が修正台3から簡単に取り外せるので、環境保護のリサイクルに役立つものである。
(1)プッシュ装置は、フレキシブルクリップ21が設けられており、前記フレキシブルクリップはペンクリップと同じような用途のほかに、親指で押すと、修正台3のバックル状態が解除され、修正台3が上がるようになるのである。修正台3のフレキシブルスナップ33、前ハウシング1のレールスロット11沿いに滑り動き、長欠け口13又は嵌め穴12にバックスされるようになっており、レールスロット11はフレキシブルスナップ33を正確にバックルさせるようにすることができる。
(2)前ハウシング1の片側の内壁にある二外レール14、14’は、修正台3の後台31の裏にある雙内レールを制御し、修正台3が前ハウシング1内に安定しながら導入される。そして、前ハウシング1の他方側の内壁にある二突出レール18、18’は、修正台3の他方側との摩擦が起こらないように設けられるのである。
(3)引張ばね6は金属材質で、修正台3はプラスチック材質であり、引張ばね6は修正台3のフロントバー32及び粘着テープ41の外の四周に設けられるため、後日文字修正器が回収されるとき、引張ばね6が修正台3から簡単に取り外せるので、環境保護のリサイクルに役立つものである。
以下、本考案の一実施の形態を図面を用いて説明する。図1は文字修正器の分解斜視図である。図2はその組立図、図3はその内部を透視して示す組立図である。図4は組み立て途中の分解斜視図である。
図1に示すように、文字修正器10は、前部に開口部17を有する中空の前ハウシング1と、この前ハウシング1(の後部)に結合される、後部に貫通穴26を有する中空の後ハウシング2と、前、後の各ハウシング1、2内に一連のばね6を介して往復動作可能に配設され、先端が前ハウジング1の前部開口部17から出没可能な修正台3、及び材料テープ41となる粘着テープを修正台3の先端に送り出しかつ巻き取る1組のローラー4と、後ハウシング2の貫通穴26内に配置され、修正台3を動かす(押す)のに使用するボタン5とを備える。
前ハウシング1の片側一方の側面の内壁に後述するフレキシブルスナップ33が滑動可能にレールスロット11が形成され、このレールスロット11の所定の位置に当該フレキシブルスナップ33が嵌合可能な穴12が併せて設けられる。修正台3の後台31の外壁にフレキシブルスナップ33が設けられ、フレキシブルスナップ33が前ハウジングのレールスロット11上を滑り動き、穴12内に嵌まるようになっている。後ハウシング2の外壁にフレキシブルクリップ21が設けられ、このフレキシブルクリップ21の先端の底部(内側)に、前ハウジングの穴12に嵌合可能な突状の接触部22が設けられる。
レールスロット11(の後端部)には、フレキシブルスナップ33を係止可能な長欠け口13が設けられる。後ハウシング2のレールスロット11(の後端部)に対応する前部側の縁部に長欠け口13に嵌合可能な方形突出ブロック23が設けられる。また、前ハウシング1のレールスロット11の後端部とは対称の反対側の後端部に、三角欠け口16が設けられ、後ハウシング2の三角欠け口16に対応する前部側の縁部に三角突出ブロック24が設けられる。これら長欠け口13と方形突出ブロック23とを係合させ、併せて三角欠け口16と三角突出ブロック24とを係合させて、前ハウジングに対して後ハウシング2の位置が固定される。
前ハウシング1に形成されたレールスロット11の両側に平行に外レール14、14’が突出して設けられる。修正台3の外壁にフレキシブルスナップ33の両側に平行に内レール35、35’が突出して設けられる。この場合、2つの外レール14、14’のピッチW1は2つの内レール35、35’のピッチW2より大きく、修正台3の2つの内レール35、35’が前ハウジングの2つの外レール14、14’にガイドされるようになっている。また、前ハウシング1のレールスロット11とは反対の片側他方の側面の内壁に2つの突出レール18、18’が平行に設けられて、これらの突出レールで修正台3の他方側(舌板34、フロントバー32)が支えられる。このようにして、図4に示すように、修正台3を前ハウシング1を導入するときに、フレキシブルスナップ33がレールスロット11に沿って導入され、前ハウジングの片側一方の内壁の2本の内レール35、35’が2本の外レール14、14’にガイドされて、修正台3が偏りなくまっすぐに導入される。そして、前ハウシング1の他方側の内壁の2つの突出レール18、18’で修正台3の他方側が支えられるので、修正台3の他方側と前ハウシング1の内壁との間に摩擦が起こらない、又は起こりにくい。
修正台3は、粘着テープ41の送り出し及び巻き取りに使用する1組のローラー4を持つ後台31と、後台31の前に結合されたフロントバー32と、フロントバー32の先に結合された舌板34とからなり、後台31の末端に棒36がボタン5内に嵌入可能に突出され、後台31の壁面(側壁)に2つの柱状突起37、38が突出される。
1組のローラー4は周知の構造で、材料テープ41を供給するためのフィードローラ42と、材料テープ41を巻き取るための巻き取りローラ43と、これらフィードローラ42及び巻き取りローラ43間に巻き掛けられて、これらのローラ42、43を同時に回転するリング状ベルト44とからなり、フィードローラ42及び巻き取りローラ43がそれぞれ、後台31の柱状突起37、38に取り付けられる。材料テープ41の粘着テープはフィードローラ42から修正台3のフロントバー32の先端の舌板34に巻き掛けられ、巻き取りローラ43に巻き取られるようになっている。
フロントバー32の後ろの両側に対称的に、外向きに突出するストッパー部39が設けられる。前ハウシング1内には前部の開口部17の手前、所定の位置に段部が形成されて平底部19が設けられる。前部の開口部17はこの平底部19と同芯上に設けられる。引張ばね6はフロントバー32及び粘着テープ41の外周に装着され、その一端は平底部10に係止され、他端がストッパー部39に係止される。
前ハウシング1の両側にボタン孔15、15’が設けられる。後ハウシング2の両側に、前ハウジング1の各ボタン孔15、15’内に係合可能なフレキシブルボタンクリップ25、25’が設けられる。前ハウシング1の各ボタン孔15、15’に後ハウシング2の各フレキシブルボタンクリップ25、25’が係止されることにより、前ハウシング1と後ハウシング2が結合固定される。これらボタン孔15、15’とフレキシブルボタンクリップ25、25’により、前ハウシング1と後ハウシング2を簡単に素早く組み合わせて固定することができる。また、ユーザは両指で2つのフレキシブルボタンクリップ25、25’を押すだけで、各フレキシブルボタンクリップ25、25’が各ボタン孔15、15’から離脱するので、前ハウシング1と後ハウシング2を素早く取り外すことができる。
図5は、文字修正器10のボタン5をプッシュする前を例示している。図5に示すように、ボタン5が押される前は、修正台3のフレキシブルスナップ33がレールスロット11(の後端部)に形成された長欠け口13内に係止されており、このとき、前ハウジング1及び後ハウジング2内で修正台3は引張ばね6により引っ張られて、修正台3全体が上昇され、修正台3の先端の舌板34は前ハウシング1内に没し、材料テープが使えない状態になる。
図6は、文字修正器10のボタン5をプッシュした後を例示している。図5に示すように、ボタン5が押されると、前ハウジング1及び後ハウジング2内で修正台3が引張ばね6を圧縮しながら降下され、フレキシブルスナップ33がレールスロット11に沿って下がり、穴12のところまで来ると、穴12に係止されて、修正台3が固定され(昇降できない)、修正台3の先端の舌板34が前ハウシング1の外に出る。これが文字修正テープの使用状態で、材料テープ41を紙の上で使うことができる。
そして、ユーザが材料テープ41を使わないときは、フレキシブルスナップ33と穴12との係合状態を解除して、舌板34を前ハウシング1内に入れる必要があるが、この場合、ユーザは親指で後ハウシング2のフレキシブルクリップ21(矢印のところ)を押すことで、フレキシブルクリップ21の内側の突状の接触部22が穴12内に嵌入され、この接触部22によりフレキシブルスナップ33が押されて穴12から離脱し、修正台3が引張ばね6により引っ張られて、素早く上がり、図5に示す状態に戻される。
以上説明したように、この文字修正器10では、プッシュ装置は、フレキシブルクリップ21が採用され、このフレキシブルクリップ21がペンクリップと同じような用途のほかに、修正台3の係止状態を解除する操作ボタンになっていて、親指で押すだけで、修正台3の係止状態が解除されて、修正台3が上がるので、操作を容易にすることができる。また、この文字修正器10の場合、ボタン5を押すと、修正台3のフレキシブルスナップ33が前ハウシング1のレールスロット11沿いに滑り動き、穴12に係止されるので、レールスロット11上でフレキシブルスナップ33を正確に穴12に係止させることができ、フレキシブルクリップ2を押すと、修正台3のフレキシブルスナップ33が前ハウシング1のレールスロット11沿いに滑り動き、長欠け口13に係止されるので、レールスロット11上でフレキシブルスナップ33を正確に長欠け口13に係止させることができる。
また、前ハウシング1の片側一方の内壁の外レール14、14’は、修正台3の後台31の内レール35、35’を制御し、修正台3を前ハウシング1内に安定して導入することができる。そして、前ハウシング1の片側他方の内壁に突出レール18、18’が設けられたことで、修正台3の他方側と摩擦が起こることがなく、又は著しく軽減されて、修正台3を円滑に動作させることができる。
さらに、引張ばね6は金属ばねで、修正台3はプラスチック材であるが、引張ばね6は修正台3のフロントバー32及び粘着テープ41の外周に設けられるので、使用済み後の文字修正器10が回収されるときに、引張ばね6を修正台3から簡単に取り外すことができ、環境保護のリサイクルに役立つものとなる。
以上、本考案について、図面に示す好ましい実施の形態に基づいて説明してきたが、本考案はこの実施の形態に制限されるものではなく、本考案の要旨に一致する限り、変更や改造を加えたものとしても、すべて本考案の範囲内に属するものである。
1 前ハウシング
11 レールスロット
12 穴
13 長欠け口
14、14’ 外レール
15、15’ ボタン孔
16 三角欠け口
17 開口部
18、18’ 突出レール
19 平底部
2 後ハウシング
21 フレキシブルクリップ
22 接触部
23 方形突出ブロック
24 三角突出ブロック
25、25’ フレキシブルボタンクリップ
26 貫通穴
3 修正台
31 後台
32 フロントバー
33 フレキシブルスナップ
34 舌板
35、35’ 内レール
36 棒体
37、38 柱状突起
39 ストッパー部
4 1組のローラー
41 材料テープ(粘着テープ)
42 フィードローラ
43 巻き取りローラ
44 リング状ベルト
5 ボタン
6 引張ばね
W1、W2 ピッチ
11 レールスロット
12 穴
13 長欠け口
14、14’ 外レール
15、15’ ボタン孔
16 三角欠け口
17 開口部
18、18’ 突出レール
19 平底部
2 後ハウシング
21 フレキシブルクリップ
22 接触部
23 方形突出ブロック
24 三角突出ブロック
25、25’ フレキシブルボタンクリップ
26 貫通穴
3 修正台
31 後台
32 フロントバー
33 フレキシブルスナップ
34 舌板
35、35’ 内レール
36 棒体
37、38 柱状突起
39 ストッパー部
4 1組のローラー
41 材料テープ(粘着テープ)
42 フィードローラ
43 巻き取りローラ
44 リング状ベルト
5 ボタン
6 引張ばね
W1、W2 ピッチ
Claims (8)
- 前部に開口部17を有する中空の前ハウシング1と、
前記前ハウシング1に結合される、後部に貫通穴26を有する中空の後ハウシング2と、
前記前、後の各ハウシング1、2内に一連のばね6を介して往復動作可能に配設され、先端が前記前ハウジング1の開口部17から出没可能な修正台3、及び前記修正台3に併設され、材料テープ41を前記修正台3の先端に送り出しかつ巻き取る1組のローラー4と、
前記後ハウシングの貫通穴26内に配置され、前記修正台3を押圧駆動するためのボタン5と、
を備え、
前記前ハウシング1の内壁にレールスロット11が形成されるとともに、前記レールスロット11の所定の位置に穴12が設けられて、
前記修正台3の外壁に前記レールスロット11上を滑り動き、前記穴12内に嵌合可能なフレキシブルスナップ33が設けられ、
前記後ハウシング2の外壁にフレキシブルクリップ21が設けられるとともに、前記フレキシブルクリップ21の先の内側に、前記穴12に嵌合可能に突状の接触部22が設けられる、
ことを特徴とする文字修正器。 - 前記レールスロット11の後端部に、前記フレキシブルスナップ33が係止可能な長欠け口13が形成される請求項1に記載の文字修正器。
- 前記前ハウジング1の前記長欠け口13に合わせて、前記後ハウシング2に前記長欠け口13に嵌合して、前記後ハウシング2の位置を固定するための方形突出ブロック23が設けられ、前記前ハウシング1の前記長欠け口13とは反対側に三角欠け口16が形成されるとともに、前記三角欠け口16に合わせて、前記後ハウジング2に前記三角欠け口16に嵌合して、前記後ハウシング2の位置を固定するための三角突出ブロック24が設けられる請求項2に記載の文字修正器。
- 前記前ハウシング1の内壁のレールスロット11の両側に平行外レール14、14’が突出して設けられ、前記修正台3の外壁のフレキシブルスナップ33の両側に平行内レール35、35’が突出して設けられ、前記内レール35、35’が前記外レール14、14’にガイドされるように、前記外レール14、14’のピッチW1が内レール35,35’のピッチW2よりも大きく設定される請求項1に記載の文字修正器。
- 前記修正台3は、後台31、前記後台31の前に結合されたフロントバー32、及び前記フロントバー32の先端に結合された舌板34からなり、前記後台31の末端に前記ボタン5内に嵌合可能な棒体36が突出され、前記後台31の側壁に2つの柱状突起37、38が設けられる請求項1に記載の文字修正器。
- 前記1組のローラー4は、材料テープ41を送り出すためのフィードローラ42と、前記材料テープ41を巻き取るための巻き取りローラ43と、前記フィードローラ42及び巻き取りローラ43を同時に回転させるためのリング状ベルト44とからなり、前記フィードローラ42及び前記巻き取りローラ43はそれぞれ、前記後台31の前記柱状突起37、38に取り付けられる請求項5に記載の文字修正器。
- 前記フロントバー32の後部の両側に対称的に、外向きに突出するストッパー部39が設けられ、前記前ハウシング1内に前記開口部17と同芯的に段状の平底部19が形成され、前記ばね6は前記フロントバー32及び材料テープ41の外周に設けられて、その一端が前記平底部10に係止され、他端が前記ストッパー部39に係止される請求項5に記載の文字修正器。
- 前記前ハウシング1の両側にボタン孔15、15’が設けられ、前記後ハウシング2の両側に、前記ボタン孔15、15’内に係止可能なフレキシブルボタンクリップ25、25’が設けられる請求項1に記載の文字修正器。
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JP2008000129U JP3140474U (ja) | 2008-01-15 | 2008-01-15 | 文字修正器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-01-15 JP JP2008000129U patent/JP3140474U/ja not_active Expired - Fee Related
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