JP3140450B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JP3140450B2 JP02141681A JP14168190A JP3140450B2 JP 3140450 B2 JP3140450 B2 JP 3140450B2 JP 02141681 A JP02141681 A JP 02141681A JP 14168190 A JP14168190 A JP 14168190A JP 3140450 B2 JP3140450 B2 JP 3140450B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子的に撮像入力された電子スチル画像を
ディジタル化して各種記録媒体を用いて画像信号記録す
る電子スチルカメラに関する。
[従来の技術] ディジタルスチルカメラの撮像により得られる被写体
の画像を再生するために、例えばテレビジョン(TV)表
示装置、コンピュータの表示装置、或いはプリンタ等が
適用されている。そして、これらTV表示装置、コンピュ
ータの表示装置或いはプリンタ等は、種々の表示方式又
は印刷方式のものが製品化される趨勢にある。
従来の電子スチルカメラでは、ディジタル記録方式を
採用した場合であっても、例えば特開昭59−70091号公
報に記載されているように単一のデータ圧縮方式を適用
した程度であり、種々のデータ処理機能を備えたもので
はなかった。このため、かかる電子スチルカメラでは、
種々のデータ処理機能、例えば種々の表示方式や印刷方
式に適合させることは困難となっていた。
ところが、近年、電子スチルカメラでは、ディジタル
記録方式を採用した利点を活かして種々多様な信号処理
を行い得るものが提案されつつある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、画像の表示方式や印刷方式には種々の
形態があるため、これら形態のものに対してそれぞれ良
く適合した出力を得ることは必ずしも容易ではなかっ
た。例えば、表示サイズ等が不適合であったりすると、
極端に縮小された画像しか再生されなかったり、又はあ
る部分を拡大した形の画像が映し出され、全体の画像が
観察されなくなるおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、画像の記録とともに画素数の記録の
状況を表わす付帯情報をも併せて記録し、再生、表示及
び印刷を行う装置側で、適正な画像の表示を行うために
必要となる付帯情報が認識され得るようにした電子スチ
ルカメラを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係わる電子スチルカメラは、所定の光学系に
より結像された像に対応したアナログ画像信号を得るた
めの撮像素子と、この撮像素子から出力されたアナログ
画像信号をディジタル画像信号に変換するためのA/D変
換器と、このA/D変換器により変換されたディジタル画
像信号に対してデータ圧縮処理を施すデータ圧縮部と、
このデータ圧縮部の出力として得られる1枚の電子スチ
ル画像に係わる付帯情報としての電子スチル画像の画素
数を示す情報を、電子スチル画像とともに適用された記
録媒体に記録するための記録手段とを備えてなることを
特徴とする電子スチルカメラである。
[作用] 本発明によれば、所定の光学系により結像された像に
対応したアナログ画像信号が撮像素子から出力される
と、このアナログ画像信号がA/D変換器によりディジタ
ル変換され、データ圧縮部によりデータ圧縮処理が施さ
れる。そして、このデータ圧縮部の出力として得られる
1枚の電子スチル画像に係わる付帯情報としての電子ス
チル画像の画素数を示す情報が記録手段によって電子ス
チル画像とともに適用された記録媒体に記録される。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の一実施例の電子スチル
カメラについて説明する。
先ず、本発明の一実施例の前提となる電子スチルカメ
ラについて説明する。第1図は同前提となる電子スチル
カメラの概略的な構成例を示すブロック図であり、第2
図は同電子スチルカメラに適用する再生機の概略的な構
成例を示すブロック図である。
この電子スチルカメラAは、その動作を制御する為の
コントローラ10と、被写体像を電子的に撮像入力する為
のCCD等からなる固体撮像素子11と、この固体撮像素子1
1の撮像面に被写体像を結像する光学系レンズ12を撮像
系として備え、上記固体撮像素子11にて電子的に撮像さ
れた電子スチル画像信号をカラービデオプロセッサ13に
入力して所定のビデオ信号処理を施すように構成されて
いる。このビデオプロセッサ13によるビデオ信号処理
は、撮像系に対するγ補正処理や、その画像信号を輝度
信号成分と色差信号成分とに分離する色分離処理等から
なる。
しかしてこのカラービデオプロセッサ13から色分離処
理されて出力される輝度信号成分および線順次化された
色差信号は、それぞれA/D変換器14,15を介してディジタ
ル信号に変換されてデータ圧縮部16に与えられる。画像
信号記録媒体として半導体メモリカード(図示せず)を
用いる電子スチルカメラにあっては、このデータ圧縮部
16にて所定のデータ圧縮処理されたディジタル画像信号
が、例えば電子スチル画像に対する管理情報(この管理
情報については後程詳しく説明する)が付される等して
半導体メモリカードに順次電子的に記録される。
尚、この電子スチルカメラAにあっては、上述した如
く撮像入力される電子スチル画像に関連する音声情報も
収集され、電子スチル画像と共に記録されるようになっ
ている。
即ち、マイクロフォン17は、被写体像の撮像時にその
被写体に関する音声情報(環境音情報を含む)等を収集
入力しており、その入力音情報は前置増幅器18を介して
所定の入力レベルに増幅されている。このようにして入
力処理された音情報はA/D変換器19を介してディジタル
信号に変換された後、時間軸変換部20にてリサンプル処
理等により時間軸圧縮されている。この時間軸圧縮処理
された音情報がデータ圧縮部21を介して所定のデータ圧
縮処理が施される。そして前述したように電子スチル画
像信号を半導体メモリカードに記録する場合には、その
記録画像信号に関連して当該半導体メモリカードに記録
されるものとなっている。
ここでこの実施例に係る電子スチルカメラAが特徴と
するところは、半導体メモリカードが装着される部位
に、半導体メモリカードに代えてその信号記録媒体をフ
ロッピー磁気ディスクや磁気テープ等の磁気記録媒体27
とするアタッチメント回路ユニット22が装着されるよう
に構成されている点にある。
即ち、このアタッチメント回路ユニット22は、基本的
には前記データ圧縮部16にてデータ圧縮された1フレー
ム分の画像信号を入力してバッファリングするフレーム
メモリ23と、前記磁気記録媒体27への信号記録動作に同
期して上記フレームメモリ23からデータ圧縮されたディ
ジタル画像信号を読出すと共に、前記データ圧縮部21に
てデータ圧縮されたディジタル化音情報を読出し、これ
を所定のエラー訂正符号化処理を施すエラー訂正符号化
部24を備えている。
このエラー訂正符号化部24によるエラー訂正符号化処
理は、例えばバースト状の符号誤りに対するエラー訂正
能力が高く、しかも符号長が自由に選べてそのハードウ
エアのLSI化の容易なリード・ソロモン積符号等を用い
て行われる。具体的には、1フレームの画像を多数のブ
ロックに分け、水平・垂直の両方向に誤り訂正用の冗長
ビットを2重に付加する等してリード・ソロモン積符号
化の処理が行われる。
しかしてアタッチメント回路ユニット22では、このよ
うにしてエラー訂正符号化がなされたディジタル信号
(画像信号と音情報)に対して、更に記録変調部25を介
して所定の記録変調(記録符号化)を施している。この
記録変調処理は、前記磁気記録媒体27への信号記録を行
う磁気ヘッド等に直流遮断特性があることから、記録対
象としている上述したディジタル信号に含まれる直流成
分を抑圧し、ビットの反転間隔を平均化する等の符号化
処理(変調処理)からなる。この記録変調処理として
は、例えばその符号化方式としてスクランブルドNRZ符
号化や8−10ブロック符号化,或いはミラー・スクエア
符号化等の手法が用いられる。
このような符号化による記録変調が施された信号がド
ライバ回路26を介して磁気記録媒体27に磁気記録され
る。
このように電子スチル画像をディジタル化して磁気記
録媒体27に磁気記録するに必要な、前述したエラー訂正
符号化処理や記録変調処理は、アタッチメント回路ユニ
ット22として一体化された回路部にて前述した電子スチ
ルカメラAの本体部とは別個に行われるようになってい
る。そしてディジタル信号をフロッピー磁気ディスクや
磁気テープ等の磁気記録媒体27に記録するに際して問題
となり易い、ドロップアウトによるバースト状の信号エ
ラーに対処する為のエラー訂正符号化処理や、その直流
遮断特性に対処する為の記録変調処理が上記アタッチメ
ント回路ユニット22内で実行される。この結果、磁気記
録を行う上での不具合に効果的に対処して、安価で取扱
いの容易なフロッピー磁気ディスクや磁気テープ等の磁
気記録媒体27を用いて効果的にディジタル化された画像
信号の磁気記録が行われる。
尚、上記磁気記録媒体27はアタッチメント回路ユニッ
ト22に対して着脱自在に設けられるようになっており、
適宜交換して画像信号のディジタル記録に供される。
一方、上述した如く磁気記録媒体27に磁気記録された
ディジタル化画像信号は次のようにして再生機Bにより
読出し再生され、TVモニタCによる画像再生に供され
る。
この再生機Bも、基本的には半導体メモリカードにデ
ィジタル記録されている電子スチル画像信号を読み出し
て画像再生の為の処理を施す如く構成されるが、アタッ
チメント回路ユニット28として構成された回路部を上記
半導体メモリカードに代えて装着し、磁気記録媒体27に
磁気記録されたディジタル化画像信号を読み出して画像
再生の為の信号処理を施し得るように構成されている。
即ち、この再生機Bに装着されるアタッチメント回路
ユニット28は、そこにセットされた磁気記録媒体から画
像信号を読み出して復調処理を施す復調器29と、前述し
た如くエラー訂正符号化処理にて付加されたエラー訂正
符号を用いて前記磁気記録媒体27から読み出された信号
中のデータエラーを検出し、そのエラー訂正を行うエラ
ー訂正部30を備えて構成される。復調器29は前述した記
録変調部25と対をなすもので、磁気ヘッドの直流遮断特
性に対処すべく、その直流成分を抑圧して記録変調され
た信号を元の信号形態に復元する機能を有する。この復
調器29を介して復調処理された信号に対してエラー訂正
処理を施すことにより、仮に上述した磁気記録媒体27へ
の信号記録再生時にドロップアウト等のバースト状の信
号欠損(信号エラー)が生じた場合であっても、これが
効果的に訂正処理される。
このようにして磁気記録媒体27へのディジタル信号記
録に行う問題点を、前記アタッチメント回路ユニット28
にて補償した信号が再生機Bの本体部に入力される。
さて再生機Bの本体部では、その画像信号成分が前述
したデータ圧縮処理にてデータ圧縮されていることか
ら、これをデータ復号部31にて復号する。このデータ復
号部31にて復号処理された画像信号が画像処理部32内に
組み込まれた1フレームメモリに格納される。そして画
像処理部32は、そこに格納した1フレームの画像信号に
対して所定の信号処理を施し、例えば輝度信号成分と色
差信号成分とに分離して順次繰り返し出力する。このよ
うにして画像処理部32から出力される輝度信号成分と色
差信号成分はそれぞれD/A変換器33,34を介して元のアナ
ログ信号形態に復元され、例えばNTSC変換部35に与えら
れてNTSCテレビジョン信号に変換されてTVモニタCに出
力されて画像再生される。
一方、この再生機Bでは、前記アタッチメント回路ユ
ニット28から与えられる音情報についてもデータ復号部
36にて同様に復号処理している。そしてこの復号化され
た音情報信号を時間軸変換部37を介して元の時間軸に戻
し、これをD/A変換器38を介してアナログ信号に復元し
た後、前記NTSC変換部35に与えている。この音情報の再
生処理により、前述したNTSCテレビジョン信号に、その
電子スチル画像に関する音情報が加えられ、その画像再
生と共に音声出力がなされる。
尚、ここではアタッチメント回路ユニット28を用いて
磁気記録媒体27からの画像信号再生について示したが、
このアタッチメント回路ユニット28に代えて半導体メモ
リカードが装着される場合には、その半導体メモリカー
ドからの画像信号の読み出しが行われる。そしてこの半
導体メモリカードから読み出された画像信号に対して
も、前記再生機Bの本体部は前述した信号再生と同様に
機能する。
かくしてこのような再生機Bによれば、前述した第1
図に示す電子スチルカメラAにて撮像され、アタッチメ
ント回路ユニット22を用いて磁気記録媒体27に記録され
たディジタル化画像信号を、そのバースト状エラーの発
生等に効果的に対処して画像再生出力することが可能と
なる。この結果、半導体メモリカードに比較して非常に
安価で、ユーザにとっても取扱いの容易なフロッピー磁
気ディスクや磁気テープ等の磁気記録媒体を効果的に用
いて電子スチルカメラを用いた被写体の電子的な撮像記
録と、その画像再生を行うことが可能となる等の実用上
多大なる効果が奏せられる。
次に本発明の一実施例の電子スチルカメラについて説
明する。この実施例は、電子的に撮像入力された電子ス
チル画像をディジタル化し、所定のエラー訂正符号化処
理および記録変調を施して所定の磁気記録媒体に記録す
るに際し、この磁気記録媒体に記録する複数の画像デー
タを、上記磁気記録媒体に予め設定される記録トラック
およびセクタに関する一般的な制約を受けることなしに
それぞれ独立に記録し、管理するようにしたものであ
る。即ち、1記録トラックに1枚の電子スチル画像を記
録すると云う、電子スチル画像のアナログ記録に見られ
るような制約に捉れることなく、例えば電子スチル画像
のディジタル符号化方式の種別(形態)等に応じて自由
に記録するようにしたものである。
第5図はこのような記録方式を実現する一実施例に係
わる電子スチルカメラDの概略構成を示す図である。
この電子スチルカメラDは、基本的には前述した第1
図に示す電子スチルカメラAと同様に、その動作を制御
する為のコントローラ10と、被写体像を電子的に撮像入
力する為のCCD等からなる固体撮像素子11と、この固体
撮像素子11の撮像面に被写体像を結像する光学系レンズ
12を撮像系として備え、上記固体撮像素子11にて電子的
に撮像された電子スチル画像信号をカラービデオプロセ
ッサ13に入力して所定のビデオ信号処理を施すように構
成されている。このビデオプロセッサ13によるビデオ信
号処理は、撮像系に対するγ補正処理や、その画像信号
を輝度信号成分と色差信号成分とに分離する色分離処理
等からなる。
しかしてこのカラービデオプロセッサ13から色分離処
理されて出力される輝度信号成分および線順次化された
色差信号は、それぞれA/D変換器14,15を介してディジタ
ル信号に変換された後、一旦、フレームメモリ51に書き
込まれる。データ圧縮部52は、このフレームメモリ51に
書き込まれた前記画像信号の輝度信号成分と色差信号成
分とをそれぞれ読み出してデータ圧縮処理を施すもので
あり、例えば直交変換,線形量子化,エントロピー符号
化と云う処理過程に従って前記各信号成分をデータ圧縮
する。具体的には前記画像信号を、例えば8×8画素か
らなるブロックに分割し、先ずDCT(ディスクリート・
コサイン変換)等の直交変換を施す。この直交変換が施
された画像信号に対して線形量子化処理を施した後、例
えばハフマン符号化等に代表されるようなエントロピー
符号化処理を施す。
尚、このようなデータ圧縮符号化処理は、画像信号を
上述したブロック単位に行われるものであり、前記フレ
ームメモリ51からの画像信号の読み出し順序を適宜変更
しながら行われる。また後述するように磁気記録媒体へ
の画像信号の書き込み時においては、ヘッドアクセス等
の待ち時間が生じることがあり、このような場合には前
記フレームメモリ51からの画像信号の読み出しが一時的
に停止され、その信号はフレームメモリ51内に保持され
る。
さて上述した如くデータ圧縮部52にてデータ圧縮され
た画像信号は、例えば1フレーム分ずつエラー訂正符号
化部53に入力される。このエラー訂正符号化部53は、C1
(41,37,5)およびC2(36,32,5)のパリティを用いる、
所謂クロスインターリーブ・リードソロモン符号化処理
を実行することで前記データ圧縮された画像信号に対し
てエラー訂正符号化を施す。記録変調部54はこのように
してエラー訂正符号化された画像信号に対して、例えば
8−10変換符号化、つまり8ビットの入力データを所定
の10ビット・コードに変換する等の直流成分抑圧効果を
持つ記録変調処理を施す。この記録変調部54にて変調さ
れた画像信号が等化回路55にて振幅等化や位相等化され
た後、磁気記録媒体56に磁気記録される。
このような画像信号の記録に用いられる磁気記録媒体
56としては、例えばスチルビデオ用に規格化されている
フロッピーディスクが用いられる。この種のフロッピー
ディスクは外径47mm,厚み40μmの円盤状磁気記録媒体
であり、幅60μmの記録トラックを100μmピッチで同
心円状に合計52本設定したものとして規格化されてい
る。そしてその外周から1〜50番目の記録トラックがメ
イントラック、51番目のトラックがガードバンドとして
の信号記録に用いられないトラック、そして最内周の52
番目のトラックが、所謂キュートラックとして定められ
ている。
また各トラックは、インデックス領域と4つのセクタ
とにそのトラック方向に沿って分割されており、各セク
タはそれぞれ4096バイトの記録容量を持つように定めら
れている。換言すれば、各トラックは上述した如く分割
設定された4つのセクタをそれぞれ用いて16384バイト
の情報記録をなし得るように構成・規格化されている。
しかしてこのように規格化されている磁気記録媒体56
に対する前記電子スチルカメラDによる画像信号の記録
は次のようにして行われる。
磁気記録媒体56である上記フロッピーディスクが電子
スチルカメラDに装填されると、前記コントローラ10は
当該フロッピーディスクの前述した52番目の記録トラッ
クから、そこに記録されている記録管理情報を読出す。
この52番目の記録トラックに記録されている記録管理情
報は、フロッピーディスクに記録された1枚乃至複数枚
の各画像データについての付帯情報や、その画像データ
が記録されている記録トラック・セクタについての情報
からなり、画像データがどのような形式で、フロッピー
ディスクの何処の領域に記録されているかを管理する為
のデータとして用いられる。
尚、上記付帯情報とは、画像のタイトル,撮影年月
日,画素数,データ圧縮方式,その画像の消去の可否等
を示す情報である。このような付帯情報と共に、その画
像が記録されているトラック・セクタ番号が前記記録管
理情報として52番目の記録トラックに記録される。
具体的にはこの記録管理情報は、例えば1枚の画像に
つき128バイトの情報を用いた第6図に示すようなフォ
ーマットの情報として与えられる。そしてその先頭バイ
トより、「画像番号」,記録の「年」「月」「日」
「時」「分」「秒」,「画素数/データ圧縮方式」の各
情報が前記付帯情報として8ビット(1バイト)ずつ記
録される。そしてこれらの付帯情報に続いて、8バイト
目から59バイト目までの54バイトに、画像データが記録
されている前述したトラック番号やセクタ番号がそれぞ
れ8ビット(1バイト)で表現されて記録される。そし
て残された60バイト目から127バイト目までの68バイト
に、タイトル等のキャラクタ情報が記録されるようにな
っている。
このようなフォーマットを持つ記録管理情報が1枚の
画像データ毎に、前述した52番目のトラックに、最大12
8枚分の画像データのそれぞれに対応して記録される。
尚、ここでは前述した如く規格化されたフロッピーデ
ィスクにおける52番目のトラックに上述した記録管理情
報を記録するものとしているが、予め定められた他のト
ラックに記録管理情報を記録するようにしても良いこと
は云うまでもない。
しかして前記コントローラ10はフロッピーディスクか
ら読み込まれる上述した記録管理情報に従い、フロッピ
ーディスクに既に記録されている画像データの有無を調
べ、記録領域に空きがある場合には、どの記録トラック
・セクタが空いているかを調べる。そして記録トラック
・セクタの空き領域を、例えば画像信号の前述したデー
タ圧縮符号化等による圧縮データ量等に応じて選択的に
使用してその画像データを記録し、同時にその画像デー
タの記録に伴う前述した如き記録管理情報を新たに生成
し、これを前記52番目の記録トラックに書き込む。
尚、空き状態にある記録トラック・セクタのいずれを
用いて画像信号を記録するかは、必ずしもトラック・セ
クタ番号の若い方から順に選択して行う必要はない。例
えば記録すべき画像信号のデータ量に応じて、そのデー
タが連続的に記録できるトラック・セクタを自由に選択
するようにしても良く、画像の重要度に応じて外周側の
空きトラック・セクタまたは内周側の空きトラック・セ
クタを適宜選択するようにしても良い。更には必ずしも
連続するトラック・セクタに1枚の画像データをまとめ
て連続させて記録する必要もない。但し、異なるトラッ
ク間に亘って1枚の画像データを分散記録するような場
合には、画像データの記録の途中において、ヘッドアク
セスに伴う待ち時間が生じることが否めない。
かくしてこのようにしてフロッピーディスクの記録ト
ラック・セクタを自由に使用して画像データを記録する
ようにしたこの実施例装置によれば、1つの記録トラッ
クに1枚の画像データを記録する従来一般的な記録の形
態に比較して、フロッピーディスクが持つ記憶容量を有
効に活用して、データ圧縮符号化された数多くの画像デ
ータを記録することが可能となる。むしろ折角、画像信
号をデータ圧縮符号化してそのデータ量を圧縮削減して
いるので、そのデータ圧縮符号化された画像信号を1記
録トラック毎に記録した場合には、その記録トラックに
相当の空き領域が生じることになる。この点、この実施
例装置によれば、このような空き領域を積極的に利用し
て別の画像データを記録するので、記録トラック数に制
限を受けることのない数多くの画像データを高密度に記
録することが可能となる。
しかもこのようにして記録された画像データは、前述
した記録管理情報に従ってどの記録トラック・セクタに
記録されているかが調べられ、この記録管理情報に従っ
て適宜選択的に読み出し再生される。従って上述したよ
うにして記録トラック・セクタを自由に使用してデータ
圧縮符号化された画像信号を記録しても、これによる弊
害が生じることはない。
ところで画像信号の記録媒体として半導体メモリカー
ド等を用いた場合には、その記録画像信号を半永久的に
保存することができるが、上述したフロッピーディスク
等の時期記録媒体を用いた場合には、記録・再生に伴う
ヘッドアクセスの繰り返しによってその記録特性が損な
われ、記録データの品質が劣化する虞れがある。
このような不具合を効果的に回避するべく、例えば電
子スチルカメラシステムに次のような機能を持たせるこ
とが望ましい。
即ち、第7図にその構成例を示すように、基本的には
第5図に示す如く構成された電子スチルカメラDに、予
めテストデータを格納してなるROM57を持たせ、フロッ
ピーディスク(磁気記録媒体56)の装填時に、前記コン
トローラ10の制御の下で上記フロッピーディスクの空き
状態にある記録トラック・セクタに対して前記ROM57に
格納されているテストデータを記録変調部54,等化回路5
5を介して記録するようにする。そしてこの記録トラッ
ク・セクタに記録されたテストデータを直ちに読み出し
再生し、前記ROM57に格納されているテストデータとの
間で比較照合し、記録トラック・セクタの記録特性を判
定するようにする。
しかして空き状態にある記録トラック・セクタに記録
し、直ちに再生したテストデータと、前記ROM57に格納
されているテストデータとの間に違いがある場合には、
その記録トラック・セクタの記録特性が劣化していると
判断することができる。この場合には前記記録管理情報
として当該記録トラック・セクタが不良領域である旨の
情報を記録し、その記録トラック・セクタを画像データ
の記録には使用しないようにその記録動作を制御する。
このような機能を備えれば、記録特性が悪く、記録デ
ータの誤りが発生しやすい領域(記録トラック・セク
タ)をその記録対象領域から除いた上で上述した如くデ
ータ圧縮符号化された画像信号の記録を行うことができ
るので、簡易にしてその記録画像信号の品質を十分に確
保することが可能となる。
尚、上記ROM57を第7図中破線で示すようにエラー訂
正符合化部53の位置に設け、テストデータに対してエラ
ー訂正符号化処理を施した後に前記フロッピーディスク
に記録するようにしても良い。この場合には、フロッピ
ーディスクから直ちに読出し再生されるテストデータに
対してエラー訂正符号化を行った後、前記ROM57に格納
されているテストデータとの比較照合を行うことにな
る。
このようにした場合には、エラー訂正されたデータに
誤りが生じている場合は勿論のこと、エラー訂正符号に
よりエラー訂正が施されて正しいデータが回復した場合
であっても、上記テストデータが記録されたトラック・
セクタの記録特性が劣化していると判断することが可能
となる。従って記録データの誤りの程度が、エラー訂正
符号化の誤り訂正処理能力の範囲であっても、その記録
領域を画像データの記録領域から除外することができる
ので、記録画像信号の品質をさらに高いものとすること
が可能となる。
この結果、上述した機能を備えることにより、記録特
性の悪い不良記録媒体の使用を未然に防止し、撮像した
画像を高品質に信頼性良く記録することが可能となる。
尚、上述したようにテストデータを用いて記録トラッ
ク・セクタの不良箇所を検出し、その記録トラック・セ
クタへの画像データの記録を禁止することに代えて、デ
ータ圧縮符号化された画像データを前述したように空き
状態にある記録トラック・セクタに一旦記録した後、こ
の記録画像データを直ちに読み出し再生して前記フレー
ムメモリ51に格納されている撮像時の画像データと比較
照合するようにしても良い。そしてこの比較照合により
記録再生データの誤りが検出された場合には、空き状態
にある記録トラック・セクタの中の当該画像データの記
録に使用する領域(記録トラック・セクタ)を変更し、
再度、そのデータ圧縮符号化された画像データを記録す
るようにする。そして先に画像データの記録に用いられ
た記録トラック・セクタを不良箇所として前述したよう
にその使用を禁止する。
このような処理を画像データがフロッピーディスクに
正しく、且つ信頼性良く記録されるまで繰り返し実行す
る。この際、画像データの記録が完了するまで、その画
像データを前記フレームメモリ51に保存しておくことは
勿論のことである。
かくしてこのような機能を備えた実施例装置によれ
ば、磁気記録媒体のように経時的な記録特性変化を伴う
記録媒体に画像信号をデータ圧縮符号化して記録するよ
うな場合における記録データの品質保証を効果的に行う
ことが可能となる。特に高能率なデータ圧縮符号化を行
うような場合、データの冗長性が大幅に失われているの
で、上述した処理機能による信頼性の乏しい記録トラッ
ク・セクタの使用禁止制御は、記録画像信号の品質を確
保し、その信頼性を高める上で著しい効果が奏せられ
る。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。実施例では電子スチルカメラAに装着するアタッチ
メント回路ユニット22と、再生機Bに装着するアタッチ
メント回路ユニット28とを、それぞれ記録または再生専
用の回路ユニットとして実現したが、例えば第3図に例
示するように記録再生機能を備えたアタッチメント回路
ユニット39として実現するようにしても良い。このよう
な構成とすれば、電子スチルカメラAと再生機Bとの間
でアタッチメント回路ユニット39を共用することが可能
となる。またこのような場合には、その磁気記録媒体27
として大容量なハードディスク記録媒体を固定的に組み
込んでおくようにすることも可能となる。
また前述した半導体メモリカードとしては、例えば第
4図に例示するようにI/Oポート41やコントローラ42,メ
モリ部43を一体化した別のアタッチメント回路ユニット
44として構成しておくようにすれば良い。そしてこれら
の各種のアタッチメント回路ユニットを、その撮影条件
や撮影用途等に応じて適宜使い分けるようにすれば、実
用上多大なる効果が奏せられる。更には磁気記録媒体と
して用いられるフロッピーディスクの記録トラック数や
セクタ数、またはその記録密度等も記録仕様に応じて定
めれば良いものである。その他、本発明はその要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、所定の光学系に
より結像された像に対応したアナログ画像信号が撮像素
子から出力されると、このアナログ画像信号がA/D変換
器によりディジタル変換され、データ圧縮部によりデー
タ圧縮処理が施され、そして、このデータ圧縮部の出力
として得られる1枚の電子スチル画像に係わる付帯情報
としての電子スチル画像の画素数を示す情報が記録手段
によって電子スチル画像とともに適用された記録媒体に
記録されるようにしたので、画像の記録とともに画素数
の記録の状況を表わす付帯情報をも併せて記録でき、再
生、表示及び印刷を行う装置側で、適正な画像の表示を
行うために必要となるこの付帯情報を認識し得、画素数
の情報がなければ正規の再生が困難であるような装置に
対しても適正に対応できるという効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に係わる電子スチルカメラについ
て示すもので、第1図は本発明の一実施例の前提となる
電子スチルカメラの概略構成を示すブロック図、第2図
は同電子スチルカメラに適用する再生器の概略構成を示
すブロック図、第3図は磁気記録媒体に対する記録再生
機能を備えたアタッチメント回路ユニットの構成例を示
す図、第4図はアタッチメント回路ユニット化された半
導体メモリカードの例を示す図、第5図は本発明の一実
施例に係わる電子スチルカメラの概略構成を示すブロッ
ク図、第6図は記録管理情報の記録フォーマットの例を
示す図、第7図は別の実施例に係わる電子スチルカメラ
の概略構成を示すブロック図である。 A……電子スチルカメラ、B……再生機、C……TVモニ
タ、10……コントローラ、11……固体撮像素子、12……
光学系レンズ、13……ビデオプロセッサ、14,15……A/D
変換器、16……データ圧縮部、17……マイクロフォン、
18……前置増幅器,19……A/D変換器、20……時間軸変換
部、21……データ圧縮部、22……アタッチメント回路ユ
ニット、23……フレームメモリ、24……エラー訂正符号
化部、25……記録変調部、27……磁気記録媒体、28……
アタッチメント回路ユニット、29……復調部、30……エ
ラー訂正部、31……データ復号部、32……画像処理部、
33,34……D/A変換器、35……NTSC変換部、36……データ
復号部、37……時間軸変換部、38……D/A変換部、39,44
……アタッチメント回路ユニット、41……I/O部、42…
…コントローラ、43……メモリ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 5/225 - 5/243 G11B 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の光学系により結像された像に対応し
    たアナログ画像信号を得るための撮像素子と、 この撮像素子から出力されたアナログ画像信号をディジ
    タル画像信号に変換するためのA/D変換器と、 このA/D変換器により変換されたディジタル画像信号に
    対してデータ圧縮処理を施すデータ圧縮部と、 このデータ圧縮部の出力として得られる1枚の電子スチ
    ル画像に係わる付帯情報としての前記電子スチル画像の
    画素数を示す情報を、前記電子スチル画像とともに適用
    された記録媒体に記録するための記録手段と、 を備えてなることを特徴とする電子スチルカメラ。
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