JP3140222U - 包装用箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装用箱を開封しなくとも視認用窓部を通して内容物を視認することのできる包装用箱を提供する。
【解決手段】保冷体等の収容部と、包装用箱11の天面41に設けられた視認用窓部34と、透視性を有する第1シート状材で形成され、視認用窓部34を被覆する被覆部15と、を備えた包装用箱11とする。保冷体等の収容部を備えながら、内部を視認するための視認用窓部34が形成されており、包装用箱11を開封しなくとも視認用窓部34を通して内容物を視認することができる。
【選択図】図4

Description

本考案は、包装用箱に関し、より詳細には、内容物を外部から視認することのできる包装用箱に関する。
従来、デコレーションケーキ等を販売する店舗によっては、予めデコレーションケーキ等を包装用箱に収容しておき、この状態で冷凍又は冷蔵して保管することがある。包装用箱に収容して保管されているデコレーションケーキ等の内容物が一種類ではない場合、販売時等には包装用箱の内部を確認して、内容物がどの種類のものであるかなどを確認する必要がある。しかしながら、毎回内容物の種類の判別等のため、包装用箱を開封して視認しなければならないのでは、内容物の判別等に手数が掛かってしまうという問題がある。
デコレーションケーキ等の内容物を収容する包装用箱として、箱の天面の一部を切り起こして手提げ用の把持部を形成するものが知られている。このうち、把持部を切り起こした後の切起孔から塵埃等が侵入することを防止するため、天面の内面側から切起孔を被覆するように透明フィルムが貼着されているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような包装用箱であれば、包装用箱を開封しなくとも切起孔の透明フィルムを通して内容物を視認することができる。
しかしながら、切起孔を有しない包装用箱の場合は、切起孔を通して内容物を視認することができないという問題がある。また、天面に切起孔を有している場合であっても、天面の内側に保冷体等の収容部が装着されている場合がある。この収容部が透明フィルムと不織布で形成され、切起孔を内側から被覆している包装用箱(例えば、特許文献2参照。)の場合には、不織布によって視認が妨げられるため、切起孔を通して内容物を視認することができないという問題がある。
実用新案登録3058681号公報 実用新案登録3088898号公報
本考案は前記課題に鑑みてなされたものであって、保冷体等の収容部を備えながら、包装用箱を開封しなくとも視認用窓部を通して内容物を視認することのできる包装用箱を提供することを目的とする。
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、第1の考案では、保冷体等の収容部と、
包装用箱の天面に設けられた視認用窓部と、
透視性を有する第1シート状材で形成され、前記視認用窓部を被覆する被覆部と、
を備えた包装用箱とする。
第2の考案では、保冷体等の収容部と、
包装用箱の側面に設けられた視認用窓部と、
透視性を有する第1シート状材で形成され、前記視認用窓部を被覆する被覆部と、
を備えた包装用箱とする。
第2の考案では、保冷体等の収容部と、
包装用箱の天面と側面に渡って設けられた視認用窓部と、
透視性を有する第1シート状材で形成され、前記視認用窓部を被覆する被覆部と、
を備えた包装用箱とする。
第4の考案では、第1から第3の考案において、
前記収容部と、前記被覆部とが一体に形成されている包装用箱とする。
第5の考案では、第1から第3の考案において、
前記収容部は、透視性を有する前記第1シート状材と、前記第1シート状材に重ねられる第2シート状材とで構成され、
前記被覆部は、前記第1シート状材で構成されている包装用箱とする。
第6の考案では、第5の考案において、
前記第1シート状材と前記第2シート状材とを重ねて、前記第1シート状材と前記第2シート状材とを同時に前記天面又は側面に装着することにより、前記収容部及び前記被覆部が形成されている包装用箱とする。
第7の考案では、第5から第6の考案において、
前記第1シート状材は透明又は半透明のフィルム状材であり、前記第2シート状材は不織布である包装用箱とする。
第8の考案では、第7の考案において、
包装用箱の内面側から、天面又は側面に透明フィルムが装着され、前記透明フィルムに不織布が重ねられて前記透明フィルムに前記不織布が装着されることにより、前記透明フィルムとの間にポケット状又はスリーブ状の収容部が形成されるとともに、前記透明フィルムで前記視認用窓部を被覆する被覆部が形成されている包装用箱とする。
第9の考案では、第2から第8の考案において、
前記視認用窓部は、側面の上下方向中心線より上方に設けられている包装用箱とする。
第10の考案では、第2から第9の考案において、
前記視認用窓部は、側面の左右方向中心線に対して左側、右側のいずれかに設けられている包装用箱とする。
第11の考案では、第2から第10の考案において、
前記視認用窓部は、対向する側面に設けられている包装用箱とする。
第12の考案では、第1から第11の考案において、
前記視認用窓部は、複数設けられている包装用箱とする。
第13の考案では、第1から第12の考案において、
サック形式であることを特徴とする包装用箱とする。
本考案の効果として、以下に示すような効果を奏する。
第1の考案によれば、保冷体等の収容部と、包装用箱の天面に設けられた視認用窓部と、透視性を有する第1シート状材で形成され、視認用窓部を被覆する被覆部と、を備えているため、保冷体等の収容部を備えながら、内部を視認するための視認用窓部が形成されており、包装用箱を開封しなくとも視認用窓部を通して内容物を視認することができる。
第2の考案によれば、保冷体等の収容部と、包装用箱の側面に設けられた視認用窓部と、透視性を有する第1シート状材で形成され、視認用窓部を被覆する被覆部と、を備えているため、保冷体等の収容部を備えながら、内部を視認するための視認用窓部が形成されており、包装用箱を開封しなくとも視認用窓部を通して内容物を視認することができる。
また、視認用窓部が側面に形成されているため、包装用箱が保管されている状態で、側面から視認用窓部を通して内容物を容易に視認することができる。
第3の考案によれば、保冷体等の収容部と、包装用箱の天面と側面に渡って設けられた視認用窓部と、透視性を有する第1シート状材で形成され、視認用窓部を被覆する被覆部と、を備えているため、保冷体等の収容部を備えながら、内部を視認するための視認用窓部が形成されており、包装用箱を開封しなくとも視認用窓部を通して内容物を視認することができる。
また、視認用窓部が天面と側面に渡って形成されているため、包装用箱が保管されている状態で、上面からや側面からなど見る方向に関わらず視認用窓部を通して内容物を容易に視認することができる。
第4の考案によれば、収容部と、被覆部とが一体に形成されているため、収容部と被覆部とを同じ工程で装着することができ、製造工程を削減して効率的に製造することができる。
第5の考案によれば、収容部は、透視性を有する第1シート状材と、第1シート状材に重ねられる第2シート状材とで構成され、被覆部は、第1シート状材で構成されているため、被覆部を収容部と共通の第1シート状材で構成して、収容部と被覆部とを同じ工程で装着することができ、製造工程を削減して効率的に製造することができる。
第6の考案によれば、第1シート状材と第2シート状材とを重ねて、第1シート状材と第2シート状材とを同時に天面又は側面に装着することにより、収容部及び被覆部が形成されるため、収容部と被覆部とを1工程で形成することができ、製造工程を削減して効率的に製造することができる。
第7の考案によれば、第1シート状材は透明又は半透明のフィルム状材であり、第2シート状材は不織布であるため、包装用箱を開封しなくとも視認用窓部の透明又は半透明のフィルム状材を通して内容物を視認することができる。
また、収容部はフィルム状材と不織布で構成されているため、保冷体からの冷気を不織布を通じて包装用箱内に十分行き渡らせることができる。
第8の考案によれば、包装用箱の内面側から、天面又は側面に透明フィルムが載置され、透明フィルムに不織布が重ねられて透明フィルムに不織布が装着されることにより、透明フィルムとの間にポケット状又はスリーブ状の収容部が形成されるとともに、透明フィルムで視認用窓部を被覆する被覆部が形成されているため、収容部の形成と被覆部の形成とを1度の貼り工程で行うことができ、収容部を天面又は側面に形成する工程と、視認用窓部を被覆部で被覆する工程とを別工程で行う場合と比較して、製造工程を削減することができ、効率的に包装用箱を製造することができる。
第9の考案によれば、視認用窓部は、側面の上下方向中心線より上方に設けられているため、内容物の種類を識別する特徴が物品の上部にある場合に、視認用窓部を大きくすることなく、容易に視認することができ、包装用箱が保管されている状態で、側面から視認用窓部を通して内容物を容易に視認することができる。
第10の考案によれば、視認用窓部は、側面の左右方向中心線に対して左側、右側のいずれかに設けられているため、保管する際に視認用窓部が前になるように保管することにより、斜め前方より見た際に、内容物を容易に視認することができる。このため、視認用窓部を大きくすることなく、容易に視認することができ、包装用箱が保管されている状態で、側面から視認用窓部を通して内容物を容易に視認することができる。
第11の考案によれば、視認用窓部は、対向する側面に設けられているため、保管する際に視認用窓部の向きを考慮して保管する必要がなく、見る方向に関わらず、内容物を容易に視認することができる。このため、包装用箱が保管されている状態で、いずれの側面からでも視認用窓部を通して内容物を容易に視認することができる。
第12の考案によれば、視認用窓部は、複数設けられているため、保管する際に視認用窓部の向きを考慮して保管する必要がなく、見る方向に関わらず、内容物を容易に視認することができる。このため、包装用箱が保管されている状態で、いずれの側面又は上面からでも視認用窓部を通して内容物を容易に視認することができる。
第13の考案によれば、包装用箱はサック形式であるため、収容部及び被覆部の装着を行う工程を容易に行うことができ、製造工程を削減して効率的に製造することができる。
次に、考案の実施の形態について図を用いて説明する。
本考案の実施例1に係る包装用箱11について、図1から図4を用いて説明する。
実施例1に係る包装用箱11は、図1に示す箱展開形成体12を組み立てて形成されるものであり、デコレーションケーキ等を収容し、持ち帰り等に用いる包装用箱11である。包装用箱11は、板紙、段ボールなどの厚紙で形成されている。厚紙の他、樹脂素材を用いた板状部材等で形成してもよい。本実施例に係る包装用箱11は、図1に示すように、底面21の第1端部に順次連設される、第1側面31、天面41、及び第2側面51によって筒状に形成され、開口部が第1上蓋部42と第1下蓋部23、及び第2上蓋部43と第2下蓋部24によって閉塞される、いわゆるサック形式の包装用箱11である。包装用箱11は折り畳まれた半完成状態でケーキ店等に納品され(図2参照)、デコレーションケーキ等を収容する前に最終の組み立てが行われて完成状態の包装用箱11とされる。以下では、説明の容易のため、開口部が形成されている側を前後方向とする。そして、図1、図2の図示左側を前側とし、図示右側を後側とする(図3、図4では、視認用窓部34を図示手前側としているので、図示右側が前側、図示左側が後側となる)。また、上下方向は、包装用箱11を組み立てて、底面21を下にして載置した状態で、底面21側を下方とする。尚、本実施例の包装用箱11はサック形式としたが、サック形式以外の形式の包装用箱11にも本発明は適用することができ、また、サック形式であっても、本実施例の形態に限定されない。
図1に示す箱展開形成体12に従って包装用箱11を構成する部分を説明する。図1は、包装用箱11の内側となる面を紙面手前側として示している。まず底面21は、包装用箱11の底部を構成する部分である。底面21の第1端部には包装用箱11の側面を構成する第1側面31が第1側面折目線61を介して連設されている。底面21の前側の端部には、前側の蓋部を構成する第1下蓋部23が第1下蓋部折目線63を介して連設されている。第1下蓋部23には、前切込部25が形成されている。底面21の後側の端部には、後側の蓋部を構成する第2下蓋部24が第2下蓋部折目線64を介して連設されている。第2下蓋部24には、後切込部26が形成されている。底面21の第1端部に対向する第2端部には、取付面22が取付面折目線62を介して連設されている。取付面22は、第2側面51に固定されて、底面21を第2側面51に対して固定する部材である。
図1に示すように、第1側面31には、視認用窓部34が設けられる。視認用窓部34は、第1側面31に形成された開口部であり、包装用箱11が組み立てられた状態で内部を視認するために設けられる。視認用窓部34は、三角形に形成されており、形成される位置は、第1側面31の上下方向の中心に仮想線を考えると、上下方向中心線より上方に形成されている。また、第1側面31の左右方向の中心に仮想線を考えると、左右方向中心線より図示右側に形成されている。尚、本実施例では、視認用窓部34は三角形に形成したが、形状は方形、丸形の他、任意の形状及び大きさに形成するようにしてもよい。また、形成される位置も本実施例に限定されない。
次に、第1側面31の端部のうち、底面21と対向する端部には、包装用箱11の天部を構成する天面41が天面折目線65を介して連設されている。第1側面31の前側の端部には、第1前フラップ32が第1前フラップ折目線66を介して連設されている。第1側面31の後側の端部には、第1後フラップ33が第1後フラップ折目線67を介して連設されている。
天面41の端部のうち、第1側面31と対向する端部には、包装用箱11の側面を構成する第2側面51が、第2側面折目線70を介して連設されている。天面41の前側の端部には、前側の蓋部を構成する第1上蓋部42が第1上蓋部折目線71を介して連設されている。第1上蓋部42の端部には、第1下蓋部23の端部に形成された前切込部25に差し込まれる前差込片44が形成されている。天面41の後側の端部には、後側の蓋部を構成する第2上蓋部43が第2上蓋部折目線72を介して連設されている。第2上蓋部43の端部には、第2下蓋部24の端部に形成された後切込部26に差し込まれる後差込片45が形成されている。
天面41の中央部には、円弧状の切れ込みが平行に形成された把持部46が1対形成されている。把持部46は天板に対して上方に起こすことによって取っ手を形成するものである(図4参照。)。また、天面41の内側の略全部と、第1側面31に設けた視認用窓部34を覆うように、視認性を有する第1シート状材としての透明フィルム13を装着している。透明フィルム13は、視認用窓部34を被覆する被覆部15を形成して、塵埃等の侵入を防止するとともに、視認用窓部34の視認性を確保して外部から包装用箱11の内部を視認できるようにするためのものである。また、本実施例のように把持部46が形成されている場合は、把持部46を上方に起こした後の切起孔47を閉鎖して、塵埃等の侵入を防止するためのものでもある。透明フィルム13は、透明フィルム13の周縁部及び、視認用窓部34の周囲を囲む位置において固定される。透明フィルム13が固定される部分を第1固定部17として図1に示している。第1固定部17は連続した形状で隙間の無いように形成されているが、これに限定されず、透明フィルム13を確実に固定して、塵埃等の侵入が防止できるようにされていればよい。透明フィルム13の装着は、接着剤のほか、両面テープや熱溶着手段等の固定手段を用いることができる。
また、第1シート状材としての透明フィルム13に重ねて、第2シート状材としての不織布14を装着する。不織布14は、透明フィルム13との間に、アイスパック(水や、ジェル状の保冷剤をプラスチック製の柔軟性シートで密封包装したパック状のものを凍らせたもの)やドライアイス等の保冷体等を収容する収容部16を形成するものである。収容部16は天面41に形成されるものとし、被覆部15を覆わない位置に形成する。そのため、不織布14は透明フィルム13より面積を小さくし、透明フィルム13より内側の範囲に装着する。不織布14は、第1側面31と第2側面51に近い部分において固定され、不織布14と透明フィルム13とでスリーブ状に形成される。不織布14が固定される部分を第2固定部18として図1に示している。尚、収容部16はスリーブ状に限定されず、第2固定部18を略C字状として収容部16をポケット状に形成してもよい。また、不織布14の形状は任意であり、不織布14が視認用窓部34を覆わないようにすればよい。更に、透明フィルム13の第1固定部17と不織布14の第2固定部18は重ならないようにしたが、これに限定されず、重なっていてもよい。
第2側面51の前側の端部には、第2前フラップ52が第2前フラップ折目線68を介して連設されており、第2側面51の後側の端部には、第2後フラップ53が第2後フラップ折目線69を介して連設されている。
次に、包装用箱11を半完成状態まで組み立てる場合について説明する。図1、図2に示すように、まず、第1側面折目線61を谷折して、底面21を第1側面31に対して折り返し、第1下蓋部23が第1前フラップ32、第2下蓋部24が第1後フラップ33に重なるようにする。次に、第2側面折目線70を谷折して、第2側面51を天面41に対して折り返し、第2前フラップ52が第1上蓋部42、第2後フラップ53が第2上蓋部43に重なるようにする。そして、第2側面51が取付面22に重なるようにし、第2側面51と取付面22とを固定する。固定は、接着剤を用いた貼着手段や、熱溶着等の固定手段を用い、取付面22の略全面と、第2側面51とを固定する。これにより、図2に示すように、包装用箱11は略半分に折り畳まれた半完成状態となる。本実施例に係る包装用箱11はサック形式であり、半完成状態までの組み立てでは、折目は全て谷折であり、固定する部分は、取付面22と第2側面51との間のみであるから、貼り作業を貼り機によって容易に自動化することができ、製造コストを安価とすることができる。また、半完成状態では、包装用箱11は厚さが薄く、コンパクトであるため、運搬や保管が容易となる。
次に、折り畳まれた半完成状態の包装用箱11を完成体まで組み立てる場合について説明する。図3に示すように、まだ谷折されていなかった天面折目線65と取付面折目線62とを谷折して、底面21に対して、第1側面31と第2側面51とを起立させ、第1側面31、天面41、及び第2側面51によって筒状とする。筒状に形成された状態で、内部にデコレーションケーキ等を収容する。また、保冷体収容部16にアイスパック等の保冷体を収容する場合は、シート状材の前部又は後部の開放状態となった部分から保冷体を挿入する。
前部(図示右側)の組み立ては、図3、図4に示すように、第1前フラップ折目線66を谷折して第1前フラップ32を内側に曲げ、第2前フラップ折目線68を谷折して第2前フラップ52を内側に曲げ、第1下蓋部折目線63を谷折し、第1下蓋部23を底面21に対して起立させる。そして、第1上蓋部折目線71を谷折して第1上蓋部42を下方に曲げ、第1上蓋部42の前差込片44を第1下蓋部23の前切込部25に挿入することで、包装用箱11の前部が閉塞される。
後部(図示左側)の組み立ては、前部と同様に、第1後フラップ折目線67を谷折して第1後フラップ33を内側に曲げ、第2後フラップ折目線69を谷折して第2後フラップ53を内側に曲げ、第2下蓋部折目線64を谷折し、第2下蓋部24を底面21に対して起立させる。そして、第2上蓋部折目線72を谷折して第2上蓋部43を下方に曲げ、第2上蓋部43の後差込片45を第2下蓋部24の後切込部26に挿入することで、包装用箱11の後部が閉塞される。
以上説明した実施例1に係る包装用箱11によれば、保冷体等の収容部16と、包装用箱11の第1側面31に設けられた視認用窓部34と、透視性を有する第1シート状材としての透明フィルム13で形成され、視認用窓部34を被覆する被覆部15と、を備えているため、保冷体等の収容部16を備えながら、内部を視認するための視認用窓部34が形成されており、包装用箱11を開封しなくとも視認用窓部34を通して内容物を視認することができる。
第1シート部材としての透明フィルム13は、収容部16と被覆部15とを構成する共通の部材であり、被覆部15を収容部16と共通の透明フィルム13で構成することにより、収容部16と被覆部15とを同じ工程で装着することができ、製造工程を削減して効率的に製造することができる。
収容部16はフィルム状材と不織布14で構成されているため、保冷体からの冷気を不織布14を通じて包装用箱11内に十分行き渡らせることができる。
視認用窓部34は、第1側面31の上下方向中心線より上方に設けられているため、内容物の種類を識別する特徴が物品の上部にある場合に、視認用窓部34を大きくすることなく、容易に視認することができ、包装用箱11が保管されている状態で、第1側面31側から視認用窓部34を通して内容物を容易に視認することができる。
視認用窓部34は、第1側面31の左右方向中心線に対して図示右側に設けられているため、保管する際に視認用窓部34が前になるように保管することにより、斜め前方より見た際に、内容物を容易に視認することができる。このため、視認用窓部34を大きくすることなく、容易に視認することができ、包装用箱11が保管されている状態で、第1側面31側から視認用窓部34を通して内容物を容易に視認することができる。
次に、本考案の実施例2に係る包装用箱11について図5、図6を用いて説明する。実施例2では、視認用窓部34が包装用箱11の天面41と第1側面31に渡って設けられている点が実施例1と大きく異なっている。実施例1と同一部分の詳しい説明は省略する。
図5に示すように、実施例2の視認用窓部34は、包装用箱11の天面41と第1側面31に渡って設けられている。すなわち、視認用窓部34は、天面41と第1側面31との間の天面折目線65を跨ぐように形成されており、天面41に設けられる視認用窓部34と、第1側面31に設けられる視認用窓部34とが連通するように設けられている。
天面41と、天面41及び第1側面31に渡って形成した視認用窓部34には、これらを覆うように、視認性を有する第1シート状材としての透明フィルム13が装着される。また、第1シート状材としての透明フィルム13に重ねて、第2シート状材としての不織布14が装着される。収容部16が形成される位置は天面41とし、被覆部15を覆う位置には形成されないものとする。
箱展開形成体12に対する透明フィルム13と不織布14の装着は、まず、箱展開形成体12の所定の位置に透明フィルム13を載置する。その上に、不織布14を重ねるように載置する。その状態で透明フィルム13を箱展開形成体12に装着すると同時に、不織布14を透明フィルム13に装着する。このように、透明フィルム13と不織布14を同時に天面41及び第1側面31に装着することにより、収容部16及び被覆部15を形成する。
透明フィルム13が固定手段によって固定される部分を第1固定部17とし、不織布14が固定手段によって固定される部分を第2固定部18として図5に示している。第1固定部17と第2固定部18は、一対の把持部46と視認用窓部34の間において重複しているが、重複しないようにしてもよく、透明フィルム13を確実に装着して、塵埃等の侵入が防止できるようにされていればよい。透明フィルム13及び不織布14の装着は、接着剤のほか、両面テープや熱溶着手段等の固定手段を用いることができる。包装用箱11を半完成状態まで組み立てる手順、半完成体を完成体に組み立てる手順については実施例1と同様であるため、説明を省略する(図6参照)。
上記説明した実施例2によれば、視認用窓部34が天面41と第1側面31に渡って設けられているため、包装用箱11が保管されている状態で、上面からや側面からなど見る方向に関わらず視認用窓部34を通して内容物を容易に視認することができる。
包装用箱11の内面側から、天面41及び第1側面31に透明フィルム13が載置され、透明フィルム13に不織布14が重ねられて透明フィルム13に不織布14が装着されることにより、透明フィルム13との間にスリーブ状の収容部16が形成されるとともに、透明フィルム13で視認用窓部34を被覆する被覆部15が形成されているため、収容部16の形成と被覆部15の形成とを1度の貼り工程で行うことができ、収容部16を天面41及び第1側面31に形成する工程と、視認用窓部34を被覆部15で被覆する工程とを別工程で行う場合と比較して、製造工程を削減することができ、効率的に包装用箱11を製造することができる。
尚、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように変更してもよい。
視認用窓部34は包装用箱11の天面41に設けてもよい。この場合でも、包装用箱11を開封しなくとも視認用窓部34を通して内容物を視認することができる。
視認用窓部34は、対向する側面、例えば第1側面31と第2側面51に設けてもよい。この場合、保管する際に視認用窓部34の向きを考慮して保管する必要がなく、見る方向に関わらず、内容物を容易に視認することができる。このため、包装用箱11が保管されている状態で、いずれの側面からでも視認用窓部34を通して内容物を容易に視認することができる。
視認用窓部34を、異なる面や、同一面に複数設けるようにしてもよい。この場合、保管する際に視認用窓部34の向きを考慮して保管する必要がなく、見る方向に関わらず、内容物を容易に視認することができる。このため、包装用箱11が保管されている状態で、いずれの側面又は上面からでも視認用窓部34を通して内容物を容易に視認することができる。
また、収容部16は天面41に設けたが、側面に設けてもよい。
第1シート状材として透明フィルム13を用いたが、透視性が確保できれば、半透明や着色透明でもよく、フィルム状材以外のシート状材であってもよい。
第1シート状材と第2シート状材を箱展開形成体12に重ねて、収容部16を形成したが、第1シート状材と第2シート状材とで収容部16を形成してから、箱展開形成体12に重ねて装着するようにしてもよい。
以上説明した本考案の技術的範囲は、上記の実施例に限定されるものではなく、上記実施例の形状に限定されない。本考案の技術的範囲は、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本考案が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
実施例1に係る包装用箱11の箱展開形成体12の平面図。 実施例1に係る包装用箱11の半完成状態の平面図。 実施例1に係る包装用箱11を組み立てる途中の状態を示す斜視簡略図。 実施例1に係る包装用箱11の完成体を示す斜視簡略図。 実施例2に係る包装用箱11の箱展開形成体12の平面図。 実施例2に係る包装用箱11の完成体を示す斜視簡略図。
符号の説明
11 包装用箱
12 箱展開形成体
13 透明フィルム
14 不織布
15 被覆部
16 収容部
17 第1固定部
18 第2固定部
21 底面
22 取付面
23 第1下蓋部
24 第2下蓋部
25 前切込部
26 後切込部
31 第1側面
32 第1前フラップ
33 第1後フラップ
34 視認用窓部
41 天面
42 第1上蓋部
43 第2上蓋部
44 前差込片
45 後差込片
46 把持部
47 切起孔
51 第2側面
52 第2前フラップ
53 第2後フラップ
61 第1側面折目線
62 取付面折目線
63 第1下蓋部折目線
64 第2下蓋部折目線
65 天面折目線
66 第1前フラップ折目線
67 第1後フラップ折目線
68 第2前フラップ折目線
69 第2後フラップ折目線
70 第2側面折目線
71 第1上蓋部折目線
72 第2上蓋部折目線

Claims (13)

  1. 保冷体等の収容部と、
    包装用箱の天面に設けられた視認用窓部と、
    透視性を有する第1シート状材で形成され、前記視認用窓部を被覆する被覆部と、
    を備えたことを特徴とする包装用箱。
  2. 保冷体等の収容部と、
    包装用箱の側面に設けられた視認用窓部と、
    透視性を有する第1シート状材で形成され、前記視認用窓部を被覆する被覆部と、
    を備えたことを特徴とする包装用箱。
  3. 保冷体等の収容部と、
    包装用箱の天面と側面に渡って設けられた視認用窓部と、
    透視性を有する第1シート状材で形成され、前記視認用窓部を被覆する被覆部と、
    を備えたことを特徴とする包装用箱。
  4. 前記収容部と、前記被覆部とが一体に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の包装用箱。
  5. 前記収容部は、透視性を有する前記第1シート状材と、前記第1シート状材に重ねられる第2シート状材とで構成され、
    前記被覆部は、前記第1シート状材で構成されている、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の包装用箱。
  6. 前記第1シート状材と前記第2シート状材とを重ねて、前記第1シート状材と前記第2シート状材とを同時に前記天面又は側面に装着することにより、前記収容部及び前記被覆部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の包装用箱。
  7. 前記第1シート状材は透明又は半透明のフィルム状材であり、前記第2シート状材は不織布であることを特徴とする請求項5又は6のいずれか1項に記載の包装用箱。
  8. 包装用箱の内面側から、天面又は側面に透明フィルムが装着され、前記透明フィルムに不織布が重ねられて前記透明フィルムに前記不織布が装着されることにより、前記透明フィルムとの間にポケット状又はスリーブ状の収容部が形成されるとともに、前記透明フィルムで前記視認用窓部を被覆する被覆部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の包装用箱。
  9. 前記視認用窓部は、側面の上下方向中心線より上方に設けられていることを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載の包装用箱。
  10. 前記視認用窓部は、側面の左右方向中心線に対して左側、右側のいずれかに設けられていることを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載の包装用箱。
  11. 前記視認用窓部は、対向する側面に設けられていることを特徴とする請求項2から10のいずれか1項に記載の包装用箱。
  12. 前記視認用窓部は、複数設けられていることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の包装用箱。
  13. サック形式であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の包装用箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018150057A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 柳井紙工株式会社 冷凍ケーキ輸送用折り畳み紙箱
CN110286213A (zh) * 2019-06-20 2019-09-27 温州医科大学附属第一医院 多功能载玻片操作盒
JP2021070524A (ja) * 2019-11-01 2021-05-06 悦子 土嶋 履物箱

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