JP3139958B2 - ボールジョイントの製造方法 - Google Patents
ボールジョイントの製造方法Info
- Publication number
- JP3139958B2 JP3139958B2 JP08113714A JP11371496A JP3139958B2 JP 3139958 B2 JP3139958 B2 JP 3139958B2 JP 08113714 A JP08113714 A JP 08113714A JP 11371496 A JP11371496 A JP 11371496A JP 3139958 B2 JP3139958 B2 JP 3139958B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- ball joint
- rod
- manufacturing
- boundary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
テアリング関係におけるタイロッドエンドアセンブリ、
インナーボールジョイントアセンブリや、サスペンショ
ン関係におけるボールジョイントアセンブリに使用され
るボールジョイントの製造方法に関する。
ように、ロッド8の先端に設けたボール部4をボールハ
ウジング(図示せず)で受け、角変位可能な自在継ぎ手で
ある。動力伝達が直線状でなく、途中に屈曲部分が必要
な個所、例えば自動車のステアリング関係におけるタイ
ロッドエンドアセンブリ、インナーボールジョイントア
センブリや、サスペンション関係におけるボールジョイ
ントアセンブリに使用されている。従来のボールジョイ
ント9は、冷間圧造加工により棒材の端部にボール部4
を形成した後調質(焼入れ、焼きなまし)し、切削加工に
よりボール部4を所定球状に成形すると共にボール部4
とロッド8との境に括れ部5を成形して、更にボール部
4にバニッシュ仕上げを施していた(図5参照)。
おいては、棒材1から冷間圧造加工した原形2に切削加
工、バニッシュ仕上げを段階的に施さなければならなら
ないため、工数の削減が難しく、労力を要していた。ま
た、ロッド8に対して先端に中実のボール部4が成形さ
れる(図4参照)ために、大きさの割りには重くなり、ま
た慣性力が大きいという問題もあった。
力の低減を目指し、かつ軽量化を図るため、主としてボ
ール部の加工について検討し、ボールジョイントの製造
方法を見直すことにした。
が、ロッド先端にボール部を有し、ロッドとボール部と
の境に括れ部を形成したボールジョイントにおいて、冷
間圧造加工により棒材の端部にボール部及びボール部か
ら括れ部に至る中空部を形成した後調質し、転造加工に
よりボール部を所定球状に成形すると共にボール部とロ
ッドとの境を凹ませて括れ部を成形する製造方法であ
る。本発明は、従来分かれていた切削加工(ボール部の
成形)とバニッシュ仕上げ(ボール部の仕上げ)とを転造
加工により一度に実施することで、工数の削減を実現す
る。
ル部を造形するのに必要な棒材の材料を節約すると共
に、完成したボールジョイントの軽量化を実現する。ま
た、この中空部は、転造加工によりボール部とロッドと
の境を半径方向内向きに凹ませる際の逃げの空間として
働き、転造加工によっても従来の切削加工に引けを取ら
ない十分な括れ部の成形を可能にするのである。
を参照しながら説明する。図1は本発明の製造方法によ
る工程を示したフローシートで、図2は棒材1から冷間
圧造加工して得たボールジョイントの原形2の一部破断
側面図、図3は前記原形2を調質後、転造加工し終えた
状態を表したボールジョイントの完成品3の一部破断側
面図である。
うに、棒材1からの冷間圧造加工、調質までは従来の工
程と変わらない(図5との比較対照)が、ボール部4から
括れ部5に至って逃げの空間10を有する中空部6を形成
するために、従来と同形、同程度の大きさのものであれ
ば、材料となる棒材1は従来に比べて少なくて済む(図
1中棒材の二点鎖線参照)。調質前のボールジョイント
の原形2を、図2に示す。
は、相対的に逆方向へ移動する一対の転造治具7,7に
挟まれて、ボール部4の表面を仕上げ、ボール部4とロ
ッド8との境に括れ部5を成形する。ボール部4の内側
には中空部6があるため、ボール部4からロッド8に掛
けての原形2の表面が半径内向きに押圧されて凹むよう
にして(図3中二点鎖線参照)、ボール部4が整形され、
同時に逃げの空間10の働きにより括れ部5が成形され
る。この転造加工は、従来の切削加工とバニッシュ仕上
げとを兼ねた工程で、全工程時間を短縮する。
おける工数の削減、労力の低減を達成し、より能率的な
ボールジョイントの生産を可能にする。また、完成した
ボールジョイントは、外観的には従来とは異ならない
が、ボール部内に大きな中空部が設けてあるため、約25
%の重量減が実現される。このように、本発明では、軽
量化という新たな特徴を備えた製品を大量生産すること
で、ボールジョイントの費用対効果を高めるのである。
程を示すフローシートである。
ョイントの一部破断側面図である。
ントの一部破断側面図である。
を示したフローシートである。
ボールジョイントの一部破断側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ロッド先端にボール部を有し、ロッドと
ボール部との境に括れ部を形成したボールジョイントに
おいて、冷間圧造加工により棒材の端部にボール部及び
ボール部から括れ部に至る中空部を形成した後調質し、
転造加工により、ボール部を所定球状に成形すると同時
に、ボール部とロッドとの境を半径方向内向きに凹ませ
る際の逃げの空間として働く中空部によりボール部とロ
ッドとの境を凹ませて括れ部を該転造加工により成形す
ることを特徴とするボールジョイントの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08113714A JP3139958B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | ボールジョイントの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08113714A JP3139958B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | ボールジョイントの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09303376A JPH09303376A (ja) | 1997-11-25 |
JP3139958B2 true JP3139958B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=14619297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08113714A Expired - Lifetime JP3139958B2 (ja) | 1996-05-08 | 1996-05-08 | ボールジョイントの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3139958B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109175175B (zh) * | 2018-08-31 | 2020-10-23 | 宣城市安工大工业技术研究院有限公司 | 一种汽车转向球接头精密热加工成形方法 |
-
1996
- 1996-05-08 JP JP08113714A patent/JP3139958B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09303376A (ja) | 1997-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR19990064116A (ko) | 프레임 장치와 프레임 제작 공정 | |
US20100000285A1 (en) | Ball joint element and method of forming same | |
JP3888694B2 (ja) | 継手ハウジングを製造する方法 | |
US7251979B2 (en) | Method of producing forged part and method of producing suspension arm for automotive vehicles | |
KR101651066B1 (ko) | 자동차용 컨트롤 아암의 단조 방법 | |
JP3139958B2 (ja) | ボールジョイントの製造方法 | |
JP2865273B2 (ja) | ボールジョイント | |
JP4005507B2 (ja) | ボールジョイントケーシングを製作する方法 | |
US20060042343A1 (en) | Method and device for the production of a tubular workpiece, particularly a shock absorber piston rod, and such a workpiece | |
US6601428B1 (en) | Method for producing a gear rack, and a stamping device for carrying out the method | |
JP2001105087A (ja) | 予備成形方法と型構造 | |
JP3562198B2 (ja) | コンロッドの製造方法 | |
EP1291539A2 (en) | An outer race for a constant-velocity joint and manufacturing method therefor | |
JPH02211921A (ja) | 等速ジョイント外輪の製造方法とその製造装置 | |
JP3588262B2 (ja) | 複合成形方法 | |
JPH11189022A (ja) | 自動車の懸架装置におけるスタビライザおよびその製造方法 | |
JPH03189043A (ja) | 動力操舵装置用トーションバー製造方法 | |
JP2000117386A (ja) | エンジンバルブの製造方法 | |
JP3169528B2 (ja) | サスペンションアーム等のアーム類の製造方法 | |
JPH0550166A (ja) | ピストンロツドの製造方法 | |
JPH07236930A (ja) | ポールパーキングの製造方法 | |
JP2000326044A (ja) | 軸付き円盤部品の冷間鍛造方法 | |
JPS62166044A (ja) | アルミニウム合金部品の製造方法 | |
JPS62214821A (ja) | 中空ピストンロツドの製造方法 | |
JP2006061930A (ja) | 中空状動力伝達シャフトの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131215 Year of fee payment: 13 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |