JP3139861U - 蓄光性金属製品 - Google Patents

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正晴 中島
保満 小黒
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井関産業株式会社
日進製缶株式会社
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Abstract

【課題】蓄光金属板からなる立体構造を有する蓄光性金属製品を提供する。
【解決手段】金属板表面に下地処理して形成された下地処理層と、下地処理層表面に塗装することにより形成された蓄光性塗料層と、蓄光性塗料層表面に印刷することにより形成された印刷層とを有する蓄光金属板からなる金属製品であって、蓄光性金属板を加工して形成された立体構造の本体を有している。また上記の金属製品について、蓄光性金属板を加工して形成された立体構造の本体を有しており、上記本体の表面に塗装された上記蓄光性塗料層面が、暗い場所において光り、上記金属製品に固有の表示となる、線、図柄、文字、着色の全て又はその一部を有している。
【選択図】図2

Description

本願考案は、蓄光金属板からなる金属製品に関するものである。
暗い場所で光を発するものでは、夜光塗料が従来から公知であり、広く用いられて来たが、夜光塗料を使用した金属板は加工には適さないという重大な問題があった。それは夜光塗料を使用した金属板をプレス加工しようとすると、夜光塗料の剥離などの問題が起きるため、事実上加工が不可能に近いということであり、この問題のために例えば夜光塗料で印刷された金属の缶などは製造することができなかったのである。
しかし最近高性能の蓄光性塗料が開発され、この蓄光性塗料は夜光塗料に比較して著しく長い発光時間を有し、金属板表面に適切な下地処理を施して、その表面に蓄光性塗料を印刷することにより、非常に強固に固着した蓄光性塗料の印刷層を有する蓄光金属板が提案されたが、それは時計の文字盤を対象としている。本考案者は、上記蓄光金属板に着目してそれを用いた加工の可能性を探る開発を行なったところ、塑性加工により立体構造を有する金属製品に利用できることを見出した。
特開2001−115062号
本考案は上記の知見によりなされたものであって、その課題は、蓄光金属板からなる立体構造を有する蓄光性金属製品を提供することである。
本考案は上記の課題を解決するため、金属板表面に下地処理して形成された下地処理層と、下地処理層表面に塗装することにより形成された蓄光性塗料層と、蓄光性塗料層表面に印刷することにより形成された印刷層とを有する蓄光金属板からなる金属製品として、蓄光性金属板を加工して形成された立体構造の本体を有しているものとするという手段を講じたものである(請求項1)。
対象とする金属板は、例えば金属製品が缶である場合には、錫をめっきした薄鋼板即ちブリキが代表的なものである。しかし本考案が缶に限られる訳ではなく、アルミニウム合金なども本考案において使用することができる金属板の一つである。上記下地処理がホワイトコーティングであって、下地処理層がホワイトコーティング層である。
蓄光性塗料層を形成する蓄光性塗料は、蓄光性機能を有する蓄光顔料と透明な樹脂ワニスとからなる。蓄光性塗料に関するこのほかの具体的な事項は、例えば前記の特許文献1及びその他の関連する技術文献に記載されている事項にしたがう。金属板は、表面に下地処理としてホワイトコーティングされたホワイトコーティング層を有し、ホワイトコーティング層表面に塗装された蓄光性塗料層を有する。
蓄光性塗料層表面には、印刷層を有することもあり(請求項3)、さらに蓄光性塗料層と印刷層上に焼付塗装された透明コーティング層とを有することもある(請求項4)。印刷層は公知の印刷方法のどれによっても形成することができる。透明コーティング層を形成する塗料は、通常、プレス加工、特には製缶加工を前提とする塗料に用いられる樹脂であれば問題なく使用できる。
本考案に係る蓄光金属板は、金属板表面に下地処理して形成された下地処理層と、下地処理層表面に塗装することにより形成された蓄光性塗料層と、蓄光性塗料層表面に印刷することにより形成された印刷層とを有する蓄光金属板からなる金属製品として、蓄光性金属板を加工して形成された立体構造の本体を有しており、立体構造を有する上記本体の表面に塗装された上記蓄光性塗料層面が、暗い場所において光り、上記金属製品に固有の表示となる、線、図柄、文字、着色の全て又はその一部を有しているという構成を取るものでもある(請求項2)。
上記の構成を取ることにより、蓄光金属板による、非常に高い視覚的効果を有する蓄光性金属製品が得られるようになる。特に、立体構造を有する本体により、缶や箱、或いはトレイ、表示板などに適用することが可能になる。よって、暗い所において目立つ固有の表示を有する物品を提供することが可能になる。
本考案は上記のように構成されているので、蓄光金属板からなる立体構造を有する蓄光性金属製品を提供することができるという効果を奏する。本考案では金属板の表面に蓄光性塗料の塗膜を形成した蓄光金属板を用いて立体構造を有するものとし、プレス加工しても、加工部分の蓄光性塗膜が損傷するという問題がなく、缶や箱、或いはトレイ、表示板等の各種物品を提供することができるという効果を奏する。
以下、本考案をその実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案に係る蓄光性金属製品に使用する蓄光金属板10の一例を示しており、11は金属板、12は下地処理層であって、金属板11の表面全面に下地処理によってホワイトコーティングされている。下地処理層12の表面には、塗装によって蓄光性塗料層13が全面に渡って形成されており、蓄光性塗料層13の表面には印刷によって印刷層14が形成され、蓄光性塗料層13と印刷層14の全面には透明樹脂より成るコーティング層15が形成されている。
1例として上記金属板11はブリキ製板材、下地処理層12はホワイトコーティング、コーティング層15はポリエステル樹脂からなる。同様に、蓄光性塗料13は、蓄光性顔料、ポリエステル−アミノ樹脂を含む透明ワニスからなる。また、印刷層14に用いるインクとしては、例えば、着色材料として顔料25〜65%、製膜材料としてアルキド樹脂25〜50%、溶剤1〜30%、添加剤5%以下のような配合比を有するものを使用することができる。
本考案に係る蓄光性金属製品は、上記の蓄光金属板10に対して、例えばプレス加工、巻締め加工、カシメ加工、その他の製缶加工全般に用いられる機械加工を加えることによって製造されていることを特徴とする。次に上記の特徴を有する蓄光金属板10を塑性加工して形成した、立体構造の本体を有している蓄光性金属製品の例について、図2以下を参照して説明する。
図2は、本考案に係る蓄光性金属製品をドロップ缶16に適用した例1を示す。例1のドロップ缶16は、宇宙から見た地球の着色図柄17の塗装されている上記の蓄光金属板10を使用して缶の胴部を形成するものとし、製缶加工により立体構造の本体を製造したもので、着色図柄17の蓄光性塗料層13が蓄光し、暗い場所において光り地球の形を浮かび上がらせるとともにドロップ缶16の存在を示す。
図3は、本考案を円筒型の缶18に適用した例2を示すもので、星と南の島のデザインを有する着色図柄19の塗装されている上記の蓄光金属板10を使用して缶の胴部を形成するものとし、製缶加工により立体構造の本体を製造したもので、例1と同様に着色図柄19の蓄光性塗料層13が蓄光し、暗い場所において星が光り、また他の図柄を浮かび上がらせ、円筒型の缶18の存在を示す。
図4は、本考案を平たいスライド缶20に適用した例3を示すもので、星座のデザインを有する着色図柄21の塗装されている上記の蓄光金属板10を使用し、これをプレス加工して缶の蓋部を含む立体構造の本体を形成することにより製造されている。例2と同様に着色図柄21の蓄光性塗料層13が蓄光し、暗い場所において星座が浮かび上がり、扁平な缶20の存在が示される。
図5は、本考案を平たい蓋付き容器22に適用した例4を示すもので、非常口を示す絵文字を有する着色図柄23の塗装されている上記の蓄光金属板10を使用し、これをプレス加工して缶の蓋部を含む立体構造の本体を形成することにより製造したものである。例1と同様に着色図柄23の蓄光性塗料層13が蓄光し、暗い場所において逃げる人の姿が浮かび上がり、また、弁当箱型の容器22の存在も示される。
図6は、本考案を平たい蓋付き容器24に適用した例5を示すもので、内容物ないし用途を示す文字からなる着色図柄25の塗装されている上記の蓄光金属板10を使用し、これをプレス加工して缶の蓋部を含む立体構造の本体を形成することにより製造したものである。例5では着色図柄25の蓄光性塗料層13が蓄光し、暗い場所において文字列が浮かび上がり、当該容器24の存在が示される。
図7は、本考案を平たい表示板26に適用した例6を示すもので、たてよこの罫線27と日付の数字28および月の満ち欠けの変化を示す姿からなる着色図柄29の塗装されている上記の蓄光金属板10を使用し、これをプレス加工して周縁部分に立ち下がり状のフランジ30を有する立体構造の本体を形成することにより製造したものである。例6では罫線27と数字28、着色図柄29の蓄光性塗料層13が蓄光し、暗い場所において表示板26を浮かび上がらせ、その存在を示すことになる。
本考案に係る蓄光性金属製品は上記のようにして製造することができるが、金属製品を製造するための具体的な加工方法は様々な手段、方法を取り得るので、上記に限定されるものではない。また、例1ないし例6として示したものは飽くまでも例示であり、本体に形成する線、図柄、文字、着色の具体的内容についても自由に選ぶことができる。
本考案に係る蓄光性金属製品に適用する蓄光金属板の一例を示す断面図。 本考案に係る例1の蓄光性金属製品を示す斜視図。 本考案に係る例2の蓄光性金属製品を示す斜視図。 本考案に係る例3の蓄光性金属製品を示すもので、Aは斜視図、Bは平面図。 本考案に係る例4の蓄光性金属製品を示すもので、Aは斜視図、Bは平面図。 本考案に係る例5の蓄光性金属製品を示すもので、Aは斜視図、Bは平面図。 本考案に係る例6の蓄光性金属製品を示す斜視図。
符号の説明
10 蓄光金属板
11 金属板
12 下地処理層
13 蓄光性塗料層
14 印刷層
15 コーティング層
16、18、20 缶
17、19、21、23、25、29 着色図柄
22、24 容器
26 表示板
27 罫線
28 数字

Claims (4)

  1. 金属板表面に下地処理して形成された下地処理層と、下地処理層表面に塗装することにより形成された蓄光性塗料層と、蓄光性塗料層表面に印刷することにより形成された印刷層とを有する蓄光金属板からなる金属製品であって、蓄光性金属板を加工して形成された立体構造の本体を有していることを特徴とする蓄光性金属製品。
  2. 金属板表面に下地処理して形成された下地処理層と、下地処理層表面に塗装することにより形成された蓄光性塗料層と、蓄光性塗料層表面に印刷することにより形成された印刷層とを有する蓄光金属板からなる金属製品であって、蓄光性金属板を加工して形成された立体構造の本体を有しており、立体構造を有する上記本体の表面に塗装された上記蓄光性塗料層面が、暗い場所において光り、上記金属製品に固有の表示となる、線、図柄、文字、着色の全て又はその一部を有していることを特徴とする蓄光性金属製品。
  3. 下地処理がホワイトコーティングであって、下地処理層がホワイトコーティング層であることを特徴とする請求項1記載の蓄光金属板。
  4. 金属製品は、蓄光性塗料層と印刷層上に透明コーティングされた透明コーティング層を有している、請求項1記載の蓄光性金属製品。
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