JP3139734U - 食品加工プラント用oリング - Google Patents

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Abstract

【課題】Oリングやフランジの加工の際の仕上がり寸法のばらつきや、Oリングの長期間の使用による疲労による収縮があっても、取付溝とOリングとの間に隙間が発生することのない食品加工プラント用配管継手に適用されるOリングを提供すること。
【解決手段】ゴムまたはPTFEからなる環状体1aに黒色酸化鉄粉が混入されてなる食品加工プラント用Oリング1であって、環状体の横断面形状が矩形状を呈していることを特徴としている。
【選択図】図2

Description

本考案は、食品加工プラント用Oリングに関する。
Oリングやシール材は、プレス加硫されたシート状のゴム材料から打抜きなどの加工により製造される。素材として使用されるゴムは、耐油性のNBRが多く、他にSBR、NR、CR、EPDM、11Rや特殊用として、FR、Siなどがあげられる。またパッキン材およびシール材の必要性として使用目的に応じて、耐油性を必要としないものに用いるもの、耐油性が優れているものに用いるもの、耐熱・耐寒性が優れているものに用いるもの、耐熱性と耐油性が優れているものに用いるものに大別されている。
そして、シール特性を良くするため、面圧分布をコンスタントにするゴム材の中に磁性粉を混入させ、シール面に接する鉄系材料の密着性を良くしたものもある。
通常、ゴム内に磁性粉を混入させたタイプのパッキング・シール材は、ゴム材と磁性粉を混ぜる場合、ゴムをネリ上げる際に磁性粉を混入させ、これをプレス加工してシート状とし、これから打抜き加工で製造されるが、磁性粉を混入したパッキング・シール材を管継手など使用した場合、シール材が磁性を帯びているため、冷却水路や潤滑通路を流れる流体中のアカサビや鉄系摩耗粉などがシール材に付着して通路が狭くなったり、継手間の隙間を腐蝕させやすくするなどの問題が生じる。
例えば、特許文献1記載の考案では、ディスク状のキャビテイが形成された金型内に粉体を充填し成型したディスク状のパッキン・シール材において、磁性粉を含んだゴム粒子をディスク状のキャビテイの底面と外周面に接するように充填し、他方ゴム材料を上面と内周面に接するように充填してこれらを一体成形されてなるものとしている。
特許文献1記載の考案は、かかる構成により、パッキン材は、その表裏いずれかとその外周面は磁性粉を含んだ磁性シール層であり、継手に装着したときにその磁力により密着が良好となり、また内周面は通常のゴム層からなるため、流体中のアカサビや鉄系摩耗粉などが付着することがなくなるというものである。
また、Oリングは、従来、全体形状がリング状(円環状)で、円形の断面を有するものである(例えば、非特許文献1参照)。
特開平5−172253号公報 社団法人日本機会学会、機械工学事典、丸善株式会社、平成9年8月20日
叙上のとおり、内燃機関、発電用蒸気プラント、原子力プラントなどの燃料、潤滑油、冷却水、蒸気用のいわゆる一般配管に使用される継手のシール用のパッキンでは、シール特性をより良くすることを技術的課題としているのであるが、飲料水、酒、味醂、醤油、ソース、酢、ケチャップなどの食品加工装置に用いられる食品加工プラント用配管継手に適用されるOリングには、叙上の一般配管用継手に適用されるOリングに要求されるシール特性以上に、Oリング自体の経年劣化に起因する局所的な崩壊に伴う異物が混入されないことが求められている。
しかし、食品加工プラントの場合、プラントを定期的に停止して、配管および継手を保守点検することによってパッキンの経年劣化の有無を目視により確認し、配管系統に配設された濾過器(strainer)によって異物を除去しているが、メッシュが大きければ異物がメッシュを通過し、異物の混入が避けられず、メッシュを小さくすると、配管中を流れる流体の抵抗になり、そのうえ、メッシュが目詰まりを起こすという問題がある。
また、前述のとおりOリングは、従来、全体形状がリング状(円環状)で、円形の断面を有するものであるので(例えば、非特許文献1参照)、Oリング1やフランジf1、f2の加工の際の仕上がり寸法のばらつきや、Oリング1の長期間の使用による疲労による収縮により、取付溝g(通常、取付溝は、加工の容易性、コストなどの観点から、矩形断面を呈している)とOリング1との間に隙間が発生する。そうすると、プラントの非稼働中に配管P1、P2内にたまり部分が生じ、腐敗の元となり、微生物が混入するので、食品加工プラントでは許容されない。
そこで、本考案は、配管中を流れる流体の抵抗にならず、そのうえ、メッシュが目詰まりを起こすことがなく、Oリングの経年劣化に起因する局所的な崩壊に伴う異物の除去を確実にするだけでなく、Oリングやフランジの加工の際の仕上がり寸法のばらつきや、Oリングの長期間の使用による疲労による収縮があっても、取付溝とOリングとの間に隙間が発生することのない食品加工プラント用配管継手に適用されるOリングを提供することを目的とするものである。
本考案の食品加工プラント用Oリングは、ゴムまたはPTFEからなる環状体に黒色酸化鉄粉が混入されてなる食品加工プラント用Oリングであって、前記環状体の横断面形状が矩形状を呈していることを特徴とする。
また、前記黒色酸化鉄粉のゴムまたはPTFEに対する配合率が10〜30重量%であることが好ましい。
また、前記黒色酸化鉄粉の粒径が0.1〜1μmであることが好ましい。
本考案によれば、配管中を流れる流体の抵抗にならず、そのうえ、メッシュが目詰まりを起こすことがなく、Oリングの経年劣化に起因する局所的な崩壊に伴う異物の除去を確実にし、Oリングやフランジの加工の際の仕上がり寸法のばらつきや、取付溝が接続金具の一方にしかない場合でもOリングと金具との間に隙間が発生することのない食品加工プラント用配管継手に適用されるOリングを提供することができる。
添付図面を参照しつつ本考案の食品加工プラント用Oリング(以下、Oリングという)について、以下に詳細に説明する。
図1の(a)は、本考案のOリングの一例を示す平面説明図であり、(b)は(a)のA−A線断面説明図である。図2は、図1のOリングが使用された食品加工プラント用配管継手構造体を示す説明図である。図2は、図1のOリングが使用された他の食品加工プラント用配管継手構造体を示す説明図である。
図1において、参照符号1は本考案のOリングを示しており、参照符号1aは環状体、参照符号Fは黒色酸化鉄粉(Fe34)をそれぞれ示している。
図1を参照すると、本実施の形態にかかわるOリング1は、矩形断面を有する環状体1aから構成されている。環状体の厚さL1は、2〜7mmが好適であり、幅L2は、5〜30mmが好適であり、かつ図2に示される取付溝gの寸法(深さ・幅)よりも僅かに大きいことが好ましい。
そして、当該Oリング1は、ゴムまたはPTFEと、該ゴムまたはPTFEに均一に混入された黒色酸化鉄粉とから構成される。
ゴム材としては、例えば、シリコーンゴム、EPDM、IIR、NBR、CR、FRのほか、エラストマーなどがあり、樹脂材としてPTFEなどが採用され得る。本考案のOリングが食品加工プラントのシール材として使用されることからシリコーンゴム、EPDM、FRなどのゴム材と、PTFEが樹脂材として好適に採用される。
黒色酸化鉄粉Fのゴムに対する配合率としては、10〜30重量%が採用される。
黒色酸化鉄粉Fの粒径としては、0.1〜1μmの範囲のものが採用されるため、粒径が非常に小さいため、ゴムに混ぜやすいという利点と、酸化しているため耐酸性があり、さびにくいという利点があり、着磁性にすぐれ、磁力を受けやすいというさらなる利点がある。黒色酸化鉄粉は市販されているものを採用することができる。
つぎに図2を参照すると、本考案の食品加工プラント用配管継手構造体は、隣り合う2つの配管P1、P2と、当該隣り合う2つの配管P1、P2のそれぞれの端部に設けられたフランジ継手f1、f2と、前記フランジ継手f2の間に挟持されたOリング1とから構成される。
そして、Oリング1の環状体1aは、前記フランジ継手f1、f2の対向する面に略円形状に設けられ、かつ矩形状の断面形状を有した取付溝g内に装着され、ボルトナット(図示されず)など従来より公知の締結手段によって挟持される。
また、図2に示されるような食品加工プラント用配管継手構造体を採用すると、毎日の作業後に行う分解洗浄工程でのOリングの遺失や破損等による配管内へのOリングの異物としての混入や、使用中にOリング1が局所的に崩壊して生じた異物は、配管系統内に磁石が設けられたトラップ(trap)(図示されず)を配設しておくと、Oリング1には磁性粉が含まれているため、当該異物はトラップによって確実に捕捉される。配管系統には、濾過器(図示されず)が配設されてはいるが、近年固形物の含まれた製品を製造する場合が多く、濾過器の目を大きくしなければならないなど、異物の補足が難しい場合があり、このOリングを使用することにより、配管系統に異物が混入することを回避でき、ひいては加工された食品中への異物の混入を防止することができる。
さらに、本考案のOリング1によれば、図3に示されるように、取付溝gがフランジ継手(接続金具)f1、f2のうちf1にしかない場合でも、Oリング1と接続金具f1との間に隙間が発生することのない食品加工プラント用配管継手に適用されるOリングを提供することができるという利点がある。
(a)は本考案のOリングの一例を示す説明図であり、(b)は(a)のA−A線断面説明図である。 図1のOリングが使用された食品加工プラント用配管継手構造体を示す説明図である。 図1のOリングが使用された他の食品加工プラント用配管継手構造体を示す説明図である。 従来の円形断面のOリングが使用された食品加工プラント用配管継手構造体を示す説明図である。
符号の説明
1 Oリング
1a 環状体
F 黒色酸化鉄粉
f1、f2 フランジ継手(接続金具)
g 取付溝
P1、P2 配管

Claims (3)

  1. ゴムまたはPTFEからなる環状体に黒色酸化鉄粉が混入されてなる食品加工プラント用Oリングであって、
    前記環状体の横断面形状が矩形状を呈している
    ことを特徴とする食品加工プラント用Oリング。
  2. 前記黒色酸化鉄粉のゴムまたはPTFEに対する配合率が10〜30重量%である請求項1記載の食品加工プラント用Oリング。
  3. 前記黒色酸化鉄粉の粒径が0.1〜1μmである請求項1または2記載の食品加工プラント用Oリング。
JP2007009519U 2007-07-09 2007-12-11 食品加工プラント用oリング Expired - Lifetime JP3139734U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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