JP3139169U - スタンド - Google Patents

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光伸 服部
朋子 嶋津
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Abstract

【課題】安価で、手間がかからず、しかも携帯型デジタル音楽プレイヤーの裏面などを傷つけるおそれがないスタンドを提供する。
【解決手段】このスタンド10は、例えば携帯型デジタル音楽プレイヤー1を机面2上に浮かした状態でかつ着脱自在に保持するものであって、携帯型デジタル音楽プレイヤー1を吸着する粘着部材3と、この粘着部材3を取り付けるスタンド本体4とを備え、このスタンド本体4に取り付けられた粘着部材3で携帯型デジタル音楽プレイヤー1を粘着したときに、この携帯型デジタル音楽プレイヤー1がスタンド本体4に非接触で保持されるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、スタンドに関するものであって、例えば携帯型デジタル音楽プレイヤー、携帯電話機、写真等のスタンドに好適である。
携帯機器用のスタンドには、種々のものが考案されている(例えば特許文献1〜3参照)。ここに、特許文献1には、携帯電話機の筐体を自立可能にするスタンドであって、ハンズフリー通話を可能とするものが開示されている。また特許文献2には、図6に示すように、携帯情報端末1aを、左右爪部4a,4bで挟み込んだ状態で、その下部4cから支持するスタンド10aが開示されている。さらに特許文献3には、携帯電話機を立姿勢で保持する穴部を設けたスタンドが開示されている。
ところで、携帯型デジタル音楽プレイヤー(例えばAPPLE社の「iPod」:登録商標)は、光沢ある白又は黒を基調としたシンプルなデザインで、その裏面は鏡面加工されたステンレスを用いて高級感を演出している。最近の携帯型デジタル音楽プレイヤーは、液晶画面を持ち、音楽再生機能に加えて、簡単なPDA(携帯端末)機能を備えているものもある。
使用者は、携帯型デジタル音楽プレイヤーを室外で使用するときには、この携帯型デジタル音楽プレイヤーをそのまま、或いは、プラスチックケースに入れて持ち運ぶ一方、室内で使用するときには、この携帯型デジタル音楽プレイヤーをスタンドに装着するのが一般的になってきている。
また、携帯型デジタル音楽プレイヤーを室内で長時間使用する際には、バッテリーに充電するための充電器を携帯型デジタル音楽プレイヤーの下部に装着するようになっている。充電器からは電源コードが延びており、特許文献1,3の形態では、この電源コードが邪魔になって、スタンドに装着することができない。
したがって、携帯型デジタル音楽プレイヤー用のスタンドは、特許文献2の形態(以下、従来例という。)のように、携帯情報端末1aをベース2a上に浮かした状態でかつ着脱自在に保持可能なスタンド10aのごときものが好ましく、インターネットで宣伝されている市販のスタンドには、このような形態のものが多い。
特開2007−96572号公報 意匠登録第1167342号公報 意匠登録第1192966号公報
ところが、携帯型デジタル音楽プレイヤーの裏面には、鏡面加工されたステンレスを用いているため、この携帯型デジタル音楽プレイヤーに、従来例のスタンド10aのごときものを使用すると、スタンド10aの把持部(左右爪部4a,4b)や支持部(下部4c)で、その携帯型デジタル音楽プレイヤーの裏面を傷つけてしまうおそれがあった。
したがって、使用者は、携帯型デジタル音楽プレイヤーの裏面をできるだけ傷つけないように、その携帯型デジタル音楽プレイヤーをプラスチックケースに入れたままスタンドに装着したいが、その場合には、把持部の隙間を調整可能な特殊構造のスタンドを使用する必要がある。
しかしながら、特殊構造のスタンドを使用したとしても、把持部の隙間を調整するためには手間がかかる。また、特殊構造のスタンドでは、その部品点数が多くなり、当該スタンドのコストアップを招く。さらに、寸法や液晶画面の方向等が大きく異なる新型機種や、他メーカ品に、特殊構造のスタンドを使用した場合には、把持部の隙間の調整可能な範囲を超えることがあり、その都度スタンドを買い換えるのでは、不経済である。
本考案は、上記事情に鑑みたものであり、その目的とするところは、安価で、使用時に手間がかからず、しかも携帯型デジタル音楽プレイヤーの裏面などを傷つけるおそれがないスタンドを提供することである。
本考案は、被保持物をベース上に浮かした状態でかつ着脱自在に保持するスタンドであって、前記被保持物を粘着する粘着部材と、この粘着部材を取り付けるスタンド本体とを備え、前記スタンド本体に取り付けられた粘着部材で前記被保持物を粘着したときに、この被保持物が前記スタンド本体に非接触で保持されるように構成したことを特徴とするものである。被保持物には、例えば携帯型デジタル音楽プレイヤー、携帯電話機、写真等、並びに、それらをプラスチックケース等に入れたものを含む。
本考案によれば、前記被保持物を粘着する粘着部材と、この粘着部材を取り付けるスタンド本体とが備えられ、前記スタンド本体に取り付けられた前記粘着部材で前記被保持物が粘着されたときに、この被保持物が前記スタンド本体に非接触で保持される。したがって、例えば被保持物が携帯型デジタル音楽プレイヤーである場合には、携帯型デジタル音楽プレイヤーの裏面がスタンド本体にまったく接触しないので、その裏面を傷つけてしまうおそれがなくなる。
また、本考案では、その携帯型デジタル音楽プレイヤーをプラスチックケースに入れたままでも、従来例のようにスタンドの把持部の隙間を調整する必要がないため、手間がかかるという問題が解消され、スタンドの部品点数が減少して、そのコストアップを招くこともない。
さらに、寸法や液晶画面の方向等が大きく異なる新型機種や、他メーカ品に、本考案のスタンドを使用した場合には、従来例のように把持部の隙間の調整可能な範囲を超えることがなく、したがって、その都度スタンドを買い換える必要もないので、経済的である。その結果、安価で、使用時に手間がかからず、しかも携帯型デジタル音楽プレイヤーの裏面などを傷つけるおそれがないスタンドを提供することができる。
請求項2記載の考案のように、前記粘着部材は、一面に被保持物を粘着する第一の粘着部を備えるとともに、他面には前記スタンドに取り付けるための第二の粘着部を備えた平板状のエラストマーからなることが好ましい。
請求項2記載の考案によれば、前記粘着部材は、一面に被保持物を粘着する第一の粘着部を備えるとともに、他面には前記スタンドに取り付けるための第二の粘着部を備えた平板状のエラストマーからなるので、例えば被保持物の下部をスタンド本体に対して傾けると、粘着部材が弾性変形し、その弾性復帰力により第一の粘着部が剥離することによりスタンド本体から被保持物を取り外すことができるだけでなく、第二の粘着部が剥離することによりスタンド本体から粘着部材を取り外してメンテナンスすることもできる。また、粘着部材だけを交換することもできるので、より広い範囲(用途)での使用ができるようになる。
請求項3記載の考案のように、前記第一の粘着部の粘着力よりも前記第二の粘着部の粘着力が大きくなるように構成することが好ましい。
請求項3記載の考案によれば、前記第一の粘着部の粘着力よりも前記第二の粘着部の粘着力が大きくなるように構成したので、スタンド本体から被保持物を取り外す際に、粘着部材はスタンド本体側に残すことができて便利である。
請求項4記載の考案のように、前記スタンド本体は、前記被保持物を保持した状態で自立可能な一体構造物であることが好ましい。
請求項4記載の考案によれば、前記スタンド本体は、前記被保持物を保持した状態で自立可能な一体構造物であるので、簡単な構成でありながら、スタンドをベース上に置くだけで、被保持物を安定した状態で保持することができる。かかる簡単な構成は、スタンドの部品点数をさらに減少させて、そのコストアップを抑えるものでもある。
請求項5記載の考案のように、前記スタンド本体は、前記ベース上に載置され前側が後側よりも長い辺を有する台形状の基部と、この基部の後側から前上方に向けて第一所定角度で傾斜させた状態で立設した中間部と、この中間部の上端から後上方に向けて前記第一所定角度よりも大きい第二所定角度で傾斜させた状態で立設した先端部とからなり、この先端部に前記粘着部材を取り付けるように構成することが好ましい。
請求項5記載の考案によれば、前記スタンド本体は、前記ベース上に載置され前側が後側よりも長い辺を有する台形状の基部と、この基部の後側から前上方に向けて第一所定角度で傾斜させた状態で立設した中間部と、この中間部の上端から後上方に向けて前記第一所定角度よりも大きい第二所定角度で傾斜させた状態で立設した先端部とからなり、この先端部に前記粘着部材を取り付けるように構成したので、簡単かつ確実に被保持物を安定した状態で保持することができる。
なお、前記スタンド本体を形成する基部、中間部及び先端部の各寸法や、第一、第二所定角度は、被保持物の重心位置を考慮しつつ、その被保持物が例えば携帯型デジタル音楽プレイヤーであって、かつ、電源コード付きの充電器がある場合には、その充電器等が邪魔にならないように設定され、また、その被保持物が例えば携帯型デジタル音楽プレイヤーであって、かつ、液晶画面がある場合には、その液晶画面が見やすくなるように設定されるものとする。かかるスタンド本体に粘着部材を取り付けて完成させたスタンドは、その使い易さと、外観上のかわいらしさとを兼ね備えたものであり、例えばアニメキャラクタのイラストを描く等で、使用者らにさらなる満足感を与えるものとすることができる。
請求項6記載の考案のように、前記スタンド本体は、ステンレス鋼製であることが好ましい。
請求項6記載の考案によれば、前記スタンド本体は、ステンレス鋼製であるので、耐腐食性に優れ、かつ粘着部材の第二の接着部の粘着力を十分に発揮させることができるとともに、その重量でもって、被保持物をより安定した状態で保持することができる。
本考案によれば、前記被保持物を粘着する粘着部材と、この粘着部材を取り付けるスタンド本体とが備えられ、前記スタンド本体に取り付けられた前記粘着部材で前記被保持物が粘着されたときに、この被保持物が前記スタンド本体に非接触で保持される。したがって、例えば被保持物が携帯型デジタル音楽プレイヤーである場合には、携帯型デジタル音楽プレイヤーの裏面がスタンド本体にまったく接触しないので、その裏面を傷つけてしまうおそれがなくなる。
また、その携帯型デジタル音楽プレイヤーをプラスチックケースに入れたままでも、従来例のようにスタンドの把持部の隙間を調整する必要がないため、手間がかかるという問題が解消され、スタンドの部品点数が減少して、そのコストアップを招くこともない。さらに、寸法や液晶画面の方向等が大きく異なる新型機種や、他メーカ品に、本考案のスタンドを使用した場合でも、従来例のように把持部の隙間の調整可能な範囲を超えることがなく、したがって、その都度スタンドを買い換える必要もないので、経済的である。その結果、安価で、使用時に手間がかからず、しかも携帯型デジタル音楽プレイヤーの裏面などを傷つけるおそれがないスタンドを提供することができる。
図1は本考案の一実施形態に係るスタンド10の概略構成を示す側断面図である。なお、図1中、スタンド10の使用中における使用者側から見て、その手前側を前側、その奥側を後側という。以下の図面についても同様である。
本実施形態に係るスタンド10は、図1に示すように、携帯型デジタル音楽プレイヤー(被保持物に相当する。)1を、ベースとしての机面2上に浮かした状態でかつ着脱自在に保持可能であって、前記携帯型デジタル音楽プレイヤー1を粘着する粘着部材3と、この粘着部材3を支持するスタンド本体4とを備えている。
図2は携帯型デジタル音楽プレイヤー1を示す詳細構成図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。携帯型デジタル音楽プレイヤー1は、略四角形状の筐体を有しており、この筐体は、例えば図2(a)(b)に示すように、液晶画面13と操作部14とを配置した表面11と、鏡面加工されたステンレス製の裏面12とを備えている。また、その下部には、内蔵されたバッテリーに充電するための電源コード15a付きの充電器15を取り付けることができるとともに、電源コード15aの先端には、図略のUSB端子(雄)が取り付けられており、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と略称する。)等の同端子(雌)に接続して給電できるようになっている。さらに、その上部には、図略のイヤホンジャックが設けられており、このイヤホンジャックに外付けスピーカー16を取り付けることができるようにもなっている。
図3は粘着部材3を示す詳細構成図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
粘着部材3は、図3(a)(b)に示すように、全体が略円板状をなしており、その表面(一面に相当する。)31に粘着面(第一の粘着部に相当する。)を有するとともに、裏面(他面に相当する。)33にも粘着面(第二の粘着部に相当する。)を有している。この粘着部材3は、例えば透明又は半透明のエラストマー(ゴムと同様の弾性を有する高分子ポリマー)からなっており、また後述するように、スタンド本体4は、携帯型デジタル音楽プレイヤー1の裏面12と同じく鏡面仕上げされたステンレス鋼製であるので、粘着部材3の表面31の粘着面の単位面積当たりの粘着力は、裏面33の粘着面の単位当たりの粘着力と等しい。一方、携帯型デジタル音楽プレイヤー1をスタンド10に保持するために必要な接着力の大きさから、この粘着部材3の表面31と裏面33との各直径が決定される。粘着部材3の厚みは、携帯型デジタル音楽プレイヤー1をスタンド10で保持したときに、その裏面12が、スタンド本体4に接触しないように決定される。
仮に表面31の粘着面と、裏面33の粘着面とが等しい面積であるとすると、表面31の粘着面の接着力と、裏面33の粘着面の接着力とが等しくなる。その場合には、携帯型デジタル音楽プレイヤー1をスタンド10から取り外すために、例えば携帯型デジタル音楽プレイヤー1の下部をスタンド10に対して持ち上げるように傾けると、粘着部材3が弾性変形し、その弾性復帰力により携帯型デジタル音楽プレイヤー1と表面31の粘着面とが剥離するか、或いは、裏面33の粘着面とスタンド本体4とが剥離することとなる。
ここで、携帯型デジタル音楽プレイヤー1と表面31の粘着面とが剥離したときには、粘着部材3が携帯型デジタル音楽プレイヤー1から離れて、スタンド本体4側に残るようになるので問題は無いが、裏面33の粘着面とスタンド本体4とが剥離したときには、粘着部材3が携帯型デジタル音楽プレイヤー1に付着して、スタンド本体4側に残らないので、その都度、粘着部材3を携帯型デジタル音楽プレイヤー1から剥がして、スタンド本体4に粘着し直すため、その手間がかかり不便である。
そこで、本実施形態では、さらに粘着部材3の表面31に面取り部(又はR部)32を設けることとした。これにより、粘着部材3が携帯型デジタル音楽プレイヤー1から離れるきっかけを作るとともに、表面31の粘着面よりも裏面33の粘着面の面積を大きくして、前者の粘着部の粘着力よりも後者の粘着部の粘着力を大きくすることにより、携帯型デジタル音楽プレイヤー1をスタンド10から取り外す際に、粘着部材3がスタンド本体4側に確実に残るようにしている。
ところで、粘着部材3の繰り返し使用により、その表面31の粘着面、或いは、裏面33の粘着面にゴミ等が付着してくると粘着力が小さくなり、携帯型デジタル音楽プレイヤー1の保持性能が徐々に低下してくることがある。そのような場合には、粘着部材3を取り外してメンテナンスする。すなわち、一旦、粘着部材3をスタンド本体4から取り外して、水洗いして乾かすと、粘着力が復帰するので、この粘着力が復帰した粘着部材3を再度スタンド本体4に取り付ける。
図4はスタンド本体4を示す詳細構成図であって、(a)は展開図、(b)は組立図である。スタンド本体4は、図4(a)に示すように、一定厚さを有する18−8ステンレス鋼(SUS304)の板を切り抜いて、例えば丸文字やそれを枠内に入れるなどして図形化した「ATinn」からなるトレードマークをエッチングし、図4(b)に示すように、折り曲げ加工した後に、全体をバフ研磨等の鏡面仕上げをしたものであって、携帯型デジタル音楽プレイヤー1を保持した状態で自立可能な一体構造物である。したがって、このスタンド本体4は、耐腐食性に優れ、かつ粘着部材3の裏面33の接着面の粘着力を十分に発揮させることができるとともに、その重量と下記形状とでもって、携帯型デジタル音楽プレイヤー1をより安定した状態で保持することができる。
すなわち、前記スタンド本体4は、具体的には机面2上に載置され前側が後側よりも長い辺を有する台形状の基部(前辺の幅W1,後辺の幅W2,前後辺間の長さH1)41と、この基部41の後側から前上方に向けて第一所定角度θ1で傾斜させた状態で立設した中間部(前後辺の幅W2,前後辺間の長さH2)42と、この中間部42の上端から後上方に向けて前記第一所定角度θ1よりも大きい第二所定角度θ2で傾斜させた状態で立設した先端部(前辺の幅W2,後辺のR=W2/2,前後辺間の最大長さH3)43とからなっている。
したがって、スタンド本体4の最大寸法は、組み立て状態で、
奥行きD=H1−H2cos(θ1)+H3cos(θ2−θ1)、
高さH=H2sin(θ1)+H3sin(θ2−θ1)、
幅W=W1
となる。
ここで、奥行きDは、基部41の前後辺間の長さH1と略等しいか、或いはそれ以下の値であり、高さHは、粘着部材3で粘着された携帯型デジタル音楽プレイヤー1の下部に取り付けられた電源コード15a付きの充電器15が、基部41と干渉しないように設定されるものとする。
そして、スタンド本体4の奥行きD、高さH、幅Wの範囲内に、粘着部材3で粘着された携帯型デジタル音楽プレイヤー1の重心位置がくるように、前記各値W1,W2,H1,H2,H3,θ1,θ2をそれぞれ設定することで、スタンド本体4は自立できることになる。したがって、このスタンド本体4を机面2上に置くだけで、携帯型デジタル音楽プレイヤー1を安定した状態で保持することができる。このスタンド本体4の簡単な構成は、その部品点数を減少させて、コストアップを抑えるものでもある。
図5はスタンド10の詳細構成図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は側断面図である。スタンド本体4には、図5(a)〜(d)に示すように、前記粘着部材3を着脱自在に取り付けることができる。
ここでは、前述したように、携帯型デジタル音楽プレイヤー1の裏面12に対する粘着力よりも大きい粘着力でもって、スタンド本体4に取り付けることができるようにしているので、携帯型デジタル音楽プレイヤー1をスタンド10から取り外す際に、粘着部材3がスタンド本体4側に残るが、このスタンド本体4側に残った粘着部材3を簡単に取り外してメンテナンスすることができ、或いは、粘着部材3を取り外して他の粘着部材と交換することができるようになっている。
スタンド本体4に粘着部材3を取り付けたスタンド10は、図5(a)〜(d)に示すように、携帯型デジタル音楽プレイヤー1を保持した状態で、前後左右いずれの方向についても安定感をかもしだしているが、そのスタンド本体4の裏面には、図5(d)に示すように、必要に応じて、薄肉のラバー等からなる滑り止め5を貼り付けることができる。
これにより、携帯型デジタル音楽プレイヤー1を保持したスタンド10が机面2上で滑りにくくなり、より安定した状態を維持できるようになっている。そして、このスタンド10は、その使い易さと、外観上のかわいらしさとを兼ね備えたものでもあり、例えばアニメキャラクタのイラスト等をエッチングしておくことで、使用者らにさらなる満足感を与えるものとすることができる。
以下、このスタンド10の使用方法について説明する。なお、粘着部材3のメンテナンスや交換などは適宜行うものとする。
使用者は、例えば外出中に、携帯型デジタル音楽プレイヤー1のみを持ち歩き、操作部14の操作により、所望の音楽を再生し、前記イヤホンジャックに取り付けたイヤホンでもって、それを聴くことができる。
そして、例えば帰宅後に、携帯型デジタル音楽プレイヤー1を、スタンド10のスタンド本体4に取り付けられた粘着部材3に粘着させて、机面2上に浮かせた状態で保持させる。
この際に、外付けスピーカー16を携帯型デジタル音楽プレイヤー1の上部のイヤホンジャックに取り付けることができ、また携帯型デジタル音楽プレイヤー1の下部に充電器15を装着して、その充電器15から延びる電源コード15aをパソコンの電源供給部に取り付けることもできる。
携帯型デジタル音楽プレイヤー1を、スタンド10の粘着部材3に粘着させると、その粘着部材3が若干弾性変形して携帯型デジタル音楽プレイヤー1の液晶画面が見やすい角度に保持されるようになる。
この携帯型デジタル音楽プレイヤー1を装着したスタンド10を、前記パソコンの横に置くと、そのパソコンと一体となって、いわばオーディオ機器としての調和のとれた美観と機能とを同時に発揮することになる。
使用者は、必要に応じて、携帯型デジタル音楽プレイヤー1をスタンド10から取り外すが、このときには、例えば携帯型デジタル音楽プレイヤー1の下部を持ち上げてスタンド10に対して傾けるだけで、その携帯型デジタル音楽プレイヤー1をスタンド10から容易に外すことができる。この後は、粘着部材3の表面31に、図示しない透明フィルム等を粘着させておくことで、その表面31の粘着面のゴミ等の付着による粘着力の低下を防止することができる。なお、透明フィルム等は、その不使用時には粘着部材3の表面31の粘着面から取り外しておくものであるので、紛失しないように、例えばストラップ等でスタンド本体4の適宜箇所に取り付け可能としておくのが好ましい。
そして、再び、携帯型デジタル音楽プレイヤー1を持ち歩き、操作部14の操作により、所望の音楽を再生し、前記イヤホンジャックに取り付けたイヤホンでもって、それを聴くことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、携帯型デジタル音楽プレイヤー1を粘着する粘着部材3と、この粘着部材3を取り付けるスタンド本体4とが備えられ、前記スタンド本体4に取り付けられた前記粘着部材3で前記携帯型デジタル音楽プレイヤー1が粘着されたときに、この携帯型デジタル音楽プレイヤー1が前記スタンド本体4に非接触で保持される。したがって、携帯型デジタル音楽プレイヤー1の裏面12がスタンド本体4にまったく接触しないので、その裏面12を傷つけてしまうおそれがなくなる。
また、その携帯型デジタル音楽プレイヤー1をプラスチックケースに入れたままでも、従来例のようにスタンドの把持部の隙間を調整する必要がないため、手間がかかるという問題が解消され、スタンドの部品点数が減少して、そのコストアップを招くこともない。さらに、寸法や液晶画面の方向等が大きく異なる新型機種や、他メーカ品に、本スタンド10を使用した場合には、従来例のように把持部の隙間の調整可能な範囲を超えることがなく、したがって、その都度スタンドを買い換える必要もないので、経済的である。その結果、安価で、使用時に手間がかからず、しかも携帯型デジタル音楽プレイヤー1の裏面12などを傷つけるおそれがないスタンド10を提供することができる。
なお、上記実施形態では、被保持物が携帯型デジタル音楽プレイヤー1である場合を例示したが、この被保持物には、例えば携帯電話機、写真等を含む。したがって、複数種類の粘着部材(例えば携帯電話機用として若干小さい径の粘着部材、写真用としてさらに小さい径の粘着部材等)3を備えておけば、1個のスタンド10で、より広い範囲(多用途)での使用が実現できる。また、粘着部材3の形状は、円板状のものに限定されず、四角板状等、その他のあらゆる平板状のものとすることができる。また、スタンド本体4の先端部43の形状は、粘着部材3の形状に応じて決定することが好ましい。
また、上記実施形態では、粘着部材3の表面31に面取り部(又はR部)32を設けることにより、表面31の粘着面の粘着力よりも裏面33の粘着面の粘着力を大きくしているが、例えば表面31の中央部分に有底溝を形成することとしてもよい。また、粘着部材3は、表面31と裏面33のそれぞれに粘着面を有するものに限定されず、例えば裏面33側はスタンド本体4に形成された溝部に嵌め込むこととしてもよい。さらに、粘着部材3は、エラストマー製のものに限定されず、例えば市販の両面テープ等を使用してもよい。
また、上記実施形態では、携帯型デジタル音楽プレイヤー1の裏面12を傷つけないように粘着部材3を備えているが、応用例として、この携帯型デジタル音楽プレイヤー1をプラスチックケースに入れている場合には、このプラスチックケースを、粘着部材3で粘着してもよいし、スタンド本体4に着脱自在に直接取り付けるようにしてもよい。さらには、粘着部材3に代えて、磁石を利用することも考えられる。この場合には、携帯型デジタル音楽プレイヤー1に対する磁力の影響をなくすための磁気シールドを必要に応じて設ける。
また、上記実施形態では、スタンド本体4は一定形状を有しているが、基部41と中間部42との屈曲部、及び、中間部42と先端部43との屈曲部を、それぞれヒンジ等で形成して、スタンド本体4を適宜折り畳むことにより、このスタンド本体4自体を携帯用とすることとしてもよい。また、スタンド本体4は、18−8ステンレス製のものに限定されず、例えば合成樹脂製のものとしてもよい。
また、上記実施形態では、スタンド本体4の基部41の裏面には、薄肉ラバー製の滑り止め5を貼り付けているが、その裏面に小さなゴム板を例えば4隅に埋め込むこととしてもよい。これによっても、スタンド10が机面2上で滑って落下するおそれがなくなる。
本考案の一実施形態に係るスタンドの概略構成を示す側断面図である。 携帯型デジタル音楽プレイヤーを示す詳細構成図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 粘着部材を示す詳細構成図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 スタンド本体を示す詳細構成図であって、(a)は展開図、(b)は組立図である。 スタンドの詳細構成図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は側断面図である。 従来例におけるスタンドの概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 携帯型デジタル音楽プレイヤー(被保持物に相当する。)
2 机面(ベースに相当する。)
3 粘着部材
31 表面(その粘着面が第一の粘着部に相当する。)
32 面取り部(又はR部)
33 裏面(その粘着面が第二の粘着部に相当する。)
4 スタンド本体
41 基部
42 中間部
43 先端部
10 スタンド

Claims (6)

  1. 被保持物をベース上に浮かした状態でかつ着脱自在に保持するスタンドであって、
    前記被保持物を粘着する粘着部材と、この粘着部材を取り付けるスタンド本体とを備え、
    前記スタンド本体に取り付けられた粘着部材で前記被保持物を粘着したときに、この被保持物が前記スタンド本体に非接触で保持されるように構成したことを特徴とするスタンド。
  2. 前記粘着部材は、一面に被保持物を粘着する第一の粘着部を備えるとともに、他面には前記スタンドに取り付けるための第二の粘着部を備えた平板状のエラストマーからなることを特徴とする請求項1記載のスタンド。
  3. 前記第一の粘着部の粘着力よりも前記第二の粘着部の粘着力が大きくなるように構成したことを特徴とする請求項2記載のスタンド。
  4. 前記スタンド本体は、前記被保持物が保持された状態で自立可能な一体構造物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスタンド。
  5. 前記スタンド本体は、前記ベース上に載置され前側が後側よりも長い辺を有する台形状の基部と、この基部の後側から前上方に向けて第一所定角度で傾斜させた状態で立設した中間部と、この中間部の上端から後上方に向けて前記第一所定角度よりも大きい第二所定角度で傾斜させた状態で立設した先端部とからなり、この先端部に前記粘着部材を取り付けるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスタンド。
  6. 前記スタンド本体は、ステンレス鋼製であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスタンド。
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