JP3139026U - ワイヤー固定のロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーの出入力手段に規制手段を有するスーツケースであることにより、スーツケースを容易に柱等の固定物に固定してスーツケースの盗難を防止し、電車等への乗車時に手すりに括り付けたスーツケースが動き出してしまうことを防止し、また、スーツケースに他のカバン等の荷物を容易に固定しうると共に上記カバン等の盗難を防止しうるワイヤー固定のロック機構を提供すること。
【解決手段】一端部が内部に固定されたワイヤーと、上記ワイヤーを出し入れしうる出入手段と、上記ワイヤーが引き出された場合に上記ワイヤーの他端部を固定しうる固定手段と、上記ワイヤーの他端部の固定を解除しうる解除手段とを有するワイヤー固定のロック機構であって、上記出入手段は、上記ワイヤーの一端部が固定されると共に上記ワイヤーを収納方向へ付勢しうる第一の付勢部材と、上記第一の付勢部材の付勢力を規制しうる規制手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ワイヤー固定のロック機構に係り、特にスーツケースに装備して使用することによりスーツケースの盗難を防止したり、スーツケースに荷物を固定しうるワイヤー固定のロック機構に関する。
例えば、スーツケースを持参した旅行中においては、スーツケースは大きく嵩張ることから、持ち運びが煩雑であり、スーツケースを持ちながらの狭い場所での移動は困難であることが多い。
従って、買物をする際やトイレに行く際に他の同行者にスーツケースを預けたり、スーツケースを一瞬放置して買物等をする場合があった。
また、一人で旅行した場合には、仕方なくスーツケースを持ち運びながら買物等をしなければならないという不都合が生じ、行動範囲が狭められていた。
また、治安の悪い地域への海外旅行の場合には、少し目を離しただけでスーツケースは盗難にあう可能性を有している。
このような場合、スーツケースを柱等の固定された設置物に一時固定して、買物等ができれば便利である。
また、他に持参したカバン等をスーツケースに固定してスーツケースと一体にして移動できれば、荷物が一体化できるので嵩張らず便利であり、カバン等の盗難を防止できる。
しかしながら、通常スーツケースには、このように他の物に一時固定する装備は備えられておらず、他の物に一時固定したい場合には、紐やワイヤー式の固定部材等を別に持参することにより、スーツケースを柱等の固定物に固定しておくことや他に持参したカバン等を括り付けておくことが可能となる。
しかしながら、紐や固定部材等を別に準備して持参することや、持参した固定部材等を探し出して使用することは煩雑であるという問題を有している。
このような問題を解決するために、従来、一端部が内部に固定されたワイヤーと、上記ワイヤーを出し入れしうる出入手段と、上記ワイヤーが引き出された場合に上記ワイヤーの他端部を固定しうる固定手段と、上記ワイヤーの固定を解除しうる解除手段とを有し、出入力手段にコイルバネを設けて上記ワイヤーを自動に巻き上げしうるワイヤー固定のロック機構を備えたスーツケースが提案されている(特許文献1)。
しかしながら、上記特許文献1記載の発明は、出入力手段にコイルバネを設けて自動に巻き上げできるワイヤー固定のロック機構を備えたスーツケースであって、出入力手段を規制しうる規制手段についての技術は開示されていない。
また、上記特許文献1記載の発明は、ワイヤーの入出力手段を規制する手段を有さないので、ワイヤーで固定する際にワイヤーが自動で巻き上げられてしまい、ワイヤーの取り扱いが煩雑となり、スーツケースを固定し難いという不具合を有している。
また、他のカバン等をスーツケースにワイヤーで固定する際に、調節された長さでワイヤーの長さを上記規制手段により保持できれば、カバン等を落下しにくい状態で固定しうるので便利であり、電車やバスへの乗車時に手すりに括り付けた場合に、ワイヤーの長さを固定できるので、スーツケースが動き出してしまうことを防止できる。
特開平11−155623号
本考案はこのような課題を解決するためになされたものであって、ワイヤーの出入力手段に規制手段を有するスーツケースであることにより、スーツケースを容易に柱等の固定物に固定してスーツケースの盗難を防止し、電車等への乗車時に手すりに括り付けたスーツケースが動き出してしまうことを防止し、また、スーツケースに他のカバン等の荷物を容易に固定しうると共に上記カバン等の盗難を防止しうるワイヤー固定のロック機構を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の考案にあっては、一端部が内部に固定されたワイヤーと、上記ワイヤーを出し入れしうる出入手段と、上記ワイヤーが引き出された場合に上記ワイヤーの他端部を固定しうる固定手段と、上記ワイヤーの他端部の固定を解除しうる解除手段とを有するワイヤー固定のロック機構であって、上記出入手段は、上記ワイヤーの一端部が固定されると共に上記ワイヤーを収納方向へ付勢しうる第一の付勢部材と、上記第一の付勢部材の付勢力を規制しうる規制手段とを有することを特徴とする。
従って、一端部が内部に固定されたワイヤーと、上記ワイヤーを出し入れしうる出入手段と、上記ワイヤーが引き出された場合に上記ワイヤーの他端部を固定しうる固定手段と、上記ワイヤーの他端部の固定を解除しうる解除手段を有するので、上記ワイヤーの他端部を固定手段により固定できると共にその固定状態を上記解除手段により解除できる。
また、上記出入手段は、上記ワイヤーの一端部が固定されると共に上記ワイヤーを収納方向へ付勢しうる第一の付勢部材と、上記第一の付勢部材の付勢力を規制しうる規制手段とを有するので、上記規制手段により上記ワイヤーの長さを使用条件に合わせた長さで保持できる。
請求項2記載の考案にあっては、上記規制手段は、第一の押し釦部と、上記第一の押し釦部を付勢しうる第二の付勢部材と、上記第一の押し釦部に連設されると共に上記第一の押し釦が上記第二の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合には上記規制手段を解放する規制部材とを有し、上記第一の押し釦部が押圧されていない場合には、上記規制部材は、上記第一の付勢部材の付勢力を保持することにより、上記ワイヤーの出し入れを制止しうることを特徴とする。
従って、上記規制手段は、第一の押し釦部と、上記第一の押し釦部を付勢しうる第二の付勢部材と、上記第一の押し釦部に連設されると共に上記第一の押し釦が上記第二の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合には上記規制手段を解放する規制部材とを有しているので、上記規制手段により容易に上記ワイヤーの長さを使用条件に合わせた長さで保持できる。
請求項3記載の考案にあっては、上記固定手段は、上記ワイヤーの他端部を挿入しうる開口部と、上記開口部に挿入された後に上記ワイヤーの他端部を固定しうる固定部材と、上記開口部に挿入される前には上記ワイヤーの他端部の挿入を阻止しうるように上記固定部材を付勢しうると共に上記開口部に挿入された場合には上記ワイヤーの他端部に圧接されることにより付勢力に抗して上記固定部材をスライドさせるように付勢しうる第三の付勢部材と、上記ワイヤーの他端部が係止されると共に上記固定手段が解除された場合に上記ワイヤーの他端部を外部へ放出しうる第四の付勢部材とを有し、上記解除手段は、第二の押し釦部と、上記第二の押し釦部を付勢しうる第五の付勢部材と、上記第二の押し釦部に連設されると共に上記第二の押し釦部が上記第五の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合には上記固定部材を圧接しうると共に上記第三の付勢部材に抗して上記固定部材をスライドさせることにより上記ワイヤーの他端部の固定を解除しうる解除部材とを有することを特徴とする。
従って、上記固定手段は、上記ワイヤーの他端部を挿入しうる開口部と、上記開口部に挿入された後に上記ワイヤーの他端部を固定しうる固定部材と、上記開口部に挿入される前には上記ワイヤーの他端部の挿入を阻止しうるように上記固定部材を付勢しうると共に上記開口部に挿入された場合には上記ワイヤーの他端部に圧接されることにより付勢力に抗して上記固定部材をスライドさせるように付勢しうる第三の付勢部材と、上記ワイヤーの他端部が係止されると共に上記固定手段が解除された場合に上記ワイヤーの他端部を外部へ放出しうる第四の付勢部材とを有しているので、上記ワイヤーの他端部を上記固定手段に容易に固定でき、上記固定手段が解除された場合には、上記ワイヤーの他端部を容易に外部へ放出できる。
また、上記解除手段は、第二の押し釦部と、上記第二の押し釦部を付勢しうる第五の付勢部材と、上記第二の押し釦部に連設されると共に上記第二の押し釦部が上記第五の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合には上記固定部材を圧接しうると共に上記第三の付勢部材に抗して上記固定部材をスライドさせることにより上記ワイヤーの他端部の固定を解除しうる解除部材とを有するので、上記第二の押し釦部を押圧することにより容易に上記ワイヤーの他端部の固定を解除できる。
請求項4記載の考案にあっては、上記ワイヤーの上記固定手段を施錠しうる施錠手段を有し、上記施錠手段は、上記固定部材及び上記解除部材の動作を規制して施解錠しうることを特徴とする。
従って、上記ワイヤーの上記固定手段を施錠しうる施錠手段を有し、上記施錠手段は、上記固定部材及び上記解除部材の動作を規制して施解錠しうるので、上記ワイヤーの他端部の固定を施解錠できる。
請求項5記載の考案にあっては、上記施錠手段はダイヤル式であり、任意の解錠番号を設定しうる設定手段を有することを特徴とする。
従って、上記施錠手段はダイヤル式であるので鍵を紛失することができ、任意の解錠番号を設定しうる設定手段を有する。
請求項6記載の考案にあっては、上記施錠手段は、上記固定部材に連設されると共に軸方向に沿って凸部が形成された軸部材と、上記凸部に嵌入しうる凹溝が内周縁に形成されると共に外周縁に係止部が形成された上記軸部材を挿入しうる筒状の複数のロック部材と、上記ロック部材と係合しうる係止部が内周縁に形成された上記ロック部材を挿入しうる筒状の複数のダイヤル部材とを有し、上記ロック部材と上記ダイヤル部材とを係合させると共に一体として回動させて上記複数のダイヤル部材を設定した解錠番号に揃えた場合に、上記軸部材の凸部を上記複数のロック部材の凹溝に嵌入させることにより、第三の付勢部材の付勢力に抗して上記固定部材をスライド可能とし、上記設定手段は、第三の押し釦部と、上記第三の押し釦部を付勢しうる第六の付勢部材と、上記第三の押し釦が上記第六の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合に上記軸部材の凸部を上記複数のロック部材の凹溝に嵌入させると共に上記ロック部材を上記ダイヤル部材に対して相対的に軸方向へスライドしうる設定部材とを有し、上記ロック部材を第三の付勢部材の付勢力に抗してスライドさせることにより上記ロック部材と上記ダイヤル部材との係合を解放して、上記ダイヤル部材を回動させることにより任意の解錠番号を設定しうることを特徴とする。
従って、上記施錠手段は、上記固定部材に連設されると共に軸方向に沿って凸部が形成された軸部材と、上記凸部に嵌入しうる凹溝が内周縁に形成されると共に外周縁に係止部が形成された上記軸部材を挿入しうる筒状の複数のロック部材と、上記ロック部材と係合しうる係止部が内周縁に形成された上記ロック部材を挿入しうる筒状の複数のダイヤル部材とを有し、上記ロック部材と上記ダイヤル部材とを係合させると共に一体として回動させて上記複数のダイヤル部材を設定した解錠番号に揃えた場合に、上記軸部材の凸部を上記複数のロック部材の凹溝に嵌入させることにより、第三の付勢部材の付勢力に抗して上記固定部材をスライド可能としているので、ダイヤル式の施錠手段を容易に施解錠できる。
また、上記設定手段は、第三の押し釦部と、上記第三の押し釦部を付勢しうる第六の付勢部材と、上記第三の押し釦が上記第六の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合に上記軸部材の凸部を上記複数のロック部材の凹溝に嵌入させると共に上記ロック部材を上記ダイヤル部材に対して相対的に軸方向へスライドしうる設定部材とを有し、上記ロック部材を第三の付勢部材の付勢力に抗してスライドさせることにより上記ロック部材と上記ダイヤル部材との係合を解放して、上記ダイヤル部材を回動させることにより任意の解錠番号を設定しうるので、容易に任意の解錠番号に変更できる。
請求項1記載の考案にあっては、一端部が内部に固定されたワイヤーと、上記ワイヤーを出し入れしうる出入手段と、上記ワイヤーが引き出された場合に上記ワイヤーの他端部を固定しうる固定手段と、上記ワイヤーの他端部の固定を解除しうる解除手段を有しており上記ワイヤーの他端部を固定手段により固定できると共にその固定状態を上記解除手段により解除でき、また、上記出入手段は、上記ワイヤーの一端部が固定されると共に上記ワイヤーを収納方向へ付勢しうる第一の付勢部材と、上記第一の付勢部材の付勢力を規制しうる規制手段とを有しており上記規制手段により上記ワイヤーの長さを使用条件に合わせた長さで保持できるので、スーツケースを容易に柱等の固定物に固定してスーツケースの盗難を防止し、電車等への乗車時に手すりに括り付けたスーツケースが動き出してしまうことを防止し、また、スーツケースに他のカバン等の荷物を容易に固定しうると共に上記カバン等の盗難を防止しうるワイヤー固定のロック機構を提供することができる。
請求項2記載の考案にあっては、上記規制手段は、第一の押し釦部と、上記第一の押し釦部を付勢しうる第二の付勢部材と、上記第一の押し釦部に連設されると共に上記第一の押し釦が上記第二の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合には上記規制手段を解放する規制部材とを有しており上記規制手段により容易に上記ワイヤーの長さを使用条件に合わせた長さで保持できるので、スーツケースを容易に柱等の固定物に固定して盗難を防止でき、また、スーツケースに他のカバン等の荷物を容易に固定しうるワイヤー固定のロック機構を提供することができる。
請求項3記載の考案にあっては、上記固定手段は上記ワイヤーの他端部を容易に固定でき、上記固定手段が解除された場合には、上記ワイヤーの他端部を容易に外部へ放出でき、また、上記解除手段は、上記第二の押し釦部を押圧することにより容易に上記ワイヤーの他端部の固定を解除できるので、スーツケースを容易に柱等の固定物に固定してスーツケースの盗難を防止し、電車等への乗車時に手すりに括り付けたスーツケースが動き出してしまうことを防止し、また、スーツケースに他のカバン等の荷物を容易に固定しうると共に上記カバン等の盗難を防止しうるワイヤー固定のロック機構を提供することができる。
請求項4記載の考案にあっては、上記ワイヤーの上記固定手段を施錠しうる施錠手段を有し、上記施錠手段は、上記固定部材及び上記解除部材の動作を規制して施解錠しうるので、上記ワイヤーの他端部の固定を施解錠できるので、固定したスーツケースや他の荷物等の盗難を防止しうるワイヤー固定のロック機構を提供することができる。
請求項5記載の考案にあっては、上記施錠手段は、ダイヤル式の施錠部であるので、鍵を紛失することがなく、任意の解錠番号を設定しうる設定手段を有するので、任意に解錠番号を変更しうるワイヤー固定のロック機構を提供することができる。
請求項6記載の考案にあっては、ダイヤル式の施錠手段を容易に施解錠でき、容易に任意の解錠番号を変更しうるワイヤー固定のロック機構を提供することができる。
以下、図面を用いて本考案の実施の形態について説明する。
図3に示すように、本実施の形態に係るワイヤー固定のロック機構10は、一端部11が内部に固定されたワイヤー12と、上記ワイヤー12を出し入れしうる出入手段13と、上記ワイヤー12が引き出された場合に上記ワイヤー12の他端部14を固定しうる固定手段15と、上記ワイヤー12の他端部14の固定を解除しうる解除手段16とを有するワイヤー固定のロック機構10であって、上記出入手段13は、上記ワイヤー12の一端部11が固定されると共に上記ワイヤー12を収納方向へ付勢しうる第一の付勢部材17と、上記第一の付勢部材17の付勢力を規制しうる規制手段18とを有する。
また、図3に示すように、上記規制手段18は、第一の押し釦部19と、上記第一の押し釦部19を付勢しうる第二の付勢部材20と、上記第一の押し釦部19に連設されると共に上記第一の押し釦部19が上記第二の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合には上記規制手段18を解放する規制部材21とを有し、上記第一の押し釦部19が押圧されていない場合には、上記規制部材21は、上記第二の付勢部材20の付勢力を保持することにより、上記ワイヤー12の出し入れを制止しうるように構成されている。
また、図3に示すように、上記固定手段15は、上記ワイヤー12の他端部14を挿入しうる開口部22と、上記開口部22に挿入された後に上記ワイヤー12の他端部14を固定しうる固定部材23と、上記開口部22に挿入される前には上記ワイヤー12の他端部14の挿入を阻止しうるように上記固定部材23を付勢しうると共に上記開口部22に挿入された場合には上記ワイヤー12の他端部14に圧接されることにより付勢力に抗して上記固定部材23をスライドさせるように付勢しうる第三の付勢部材24と、上記ワイヤー12の他端部14が係止されると共に上記固定手段15が解除された場合に上記ワイヤー12の他端部14を外部へ放出しうる第四の付勢部材25とを有し、上記解除手段16は、第二の押し釦部26と、上記第二の押し釦部26を付勢しうる第五の付勢部材27と、上記第二の押し釦部26に連設されると共に上記第二の押し釦部26が上記第五の付勢部材27の付勢力に抗して押圧された場合には上記固定部材23を圧接しうると共に上記第三の付勢部材24に抗して上記固定部材23をスライドさせることにより上記ワイヤー12の他端部14の固定を解除しうる解除部材28とを有する。
また、図3に示すように、上記ワイヤー12の上記固定手段15を施錠しうる施錠手段29を有し、上記施錠手段29は、上記固定部材23及び上記解除部材28の動作を規制して施解錠しうるように構成されている。
また、上記施錠手段29は、ダイヤル式であり、任意の解錠番号を設定しうる設定手段30を有する。
また、図4に示すように、上記施錠手段29は、上記固定部材23に連設されると共に軸方向に沿って凸部31a,31b,31c,31dが表面に形成された軸部材32と、上記凸部31a,31b,31c,31dに嵌入しうる凹溝33が内周縁に形成されると共に外周縁に係止部34が形成された上記軸部材32を挿入しうる筒状の複数のロック部材35a,35b,35cと、上記ロック部材35a,35b,35cと係合しうる係止部36が内周縁に形成された上記ロック部材35a,35b,35cを挿入しうる筒状の複数のダイヤル部材37a,37b,37cとを有している。上記ロック部材35a,35b,35cと上記ダイヤル部材37a,37b,37cとを係合させると共に一体として回動させて上記複数のダイヤル部材37a,37b,37cを設定した解錠番号に揃えた場合に、上記軸部材32の凸部31a,31b,31c,31dを上記複数のロック部材35a,35b,35cの凹溝33に嵌入させることにより、第三の付勢部材24の付勢力に抗して上記固定部材23をスライド可能とする。
図3に示すように、上記設定手段30は、第三の押し釦部38と、上記第三の押し釦部38を付勢しうる第六の付勢部材39と、上記第三の押し釦38が上記第六の付勢部材39の付勢力に抗して押圧された場合に、図4に示すように、上記軸部材32の凸部31a,31b,31c,31dを上記複数のロック部材35a,35b,35cの凹溝33に嵌入させると共に上記ロック部材35a,35b,35cを上記ダイヤル部材37a,37b,37cに対して相対的に軸方向へスライドしうる設定部材83とを有している。上記ロック部材を第三の付勢部材の付勢力に抗してスライドさせることにより上記ロック部材35a,35b,35cと上記ダイヤル部材37a,37b,37cとの係合を解放して、上記ダイヤル部材37a,37b,37cを回動させることにより任意の解錠番号を設定しうるように構成されている。
以下に、図面を用いて本実施例について詳細を説明する。
図1に示すように、本実施例に係るワイヤー固定のロック機構10をスーツケース120に適用した場合を例に説明する。
図1に示すように、略直方体形状のスーツケース120は、スーツケース本体部121と、底面に車輪部122と、上面に運搬時用の伸縮自在のキャリーバー123と、上面に本考案に係るワイヤー固定のロック機構10を備えている。
また、上記キャリーバー123及び上記ワイヤー固定のロック機構10は、図2及び図3に示すような箱状の収納部40に蓋(図示せず)が被せられた状態で収納されており、図1に示すように、取付部124を介して上記スーツケース120の上面の長さ方向略中央部の幅方向縁部に取付けられている。
また、本実施例に係るワイヤー固定のロック機構10は、図3に示すように、一端部11が内部に固定されたワイヤー12と、上記ワイヤー12を出し入れしうる出入手段13と、上記ワイヤー12が引き出された場合に上記ワイヤー12の他端部14を固定しうる固定手段15と、上記ワイヤー12の他端部14の固定を解除しうる解除手段16とを有するワイヤー固定のロック機構10であって、上記出入手段13は、上記ワイヤー12の一端部11が固定されると共に上記ワイヤー12を収納方向へ付勢しうる第一の付勢部材としての第一のコイルバネ17と、上記第一のコイルバネ17の付勢力を規制しうる規制手段18とを有する。
また、図3に示すように、上記出入手段13は、中心部41と、上記中心部41を中心に回動しうる略円筒状のワイヤー巻き取り部42と、上記ワイヤー巻き取り部42の内部に一端部11が固定されると共に上記ワイヤー巻き取り部42の外周面に沿って巻き取られうるワイヤー12と、上記ワイヤー12が収納される方向へ上記ワイヤー巻き取り部42を付勢する第一のコイルバネ17と、上記第一のコイルバネ17の付勢力を規制しうる規制手段18を有している。
また、上記規制手段18は、図2に示すような円柱形状の第一の押し釦部19と、図3に示すように、上記第一の押し釦部19を付勢しうる第二の付勢部材としての第二のコイルスプリング20と、上記第一の押し釦部19に連設されると共に上記第一の押し釦部19が上記第二のコイルスプリング20の付勢力に抗して押圧された場合には上記規制手段18を解放する規制部材21と、上記第一の押し釦部19が押圧されていない場合には上記規制部材21を係止しうるようにワイヤー巻き取り部42の外周縁に形成された複数の係合凸部45とを有している。
また、図3に示すように、上記第一の押し釦部19は、上記第二のコイルスプリング20に付勢された場合には上記収納部40の外部から押圧しうるように上記収納部40から突出されるように形成された頭部43を有し、上記第二のコイルスプリング20により付勢されると共に、収納部40の内壁に係止されうる係止部44を有している。
また、図3に示すように、上記規制部材21は、上記押し釦部19に連設されると共にフック状に形成され、上記規制部材21の先端部46は、上記ワイヤー巻き取り部42の係合凸部45と係合しうる上記ワイヤー巻き取り部42の径方向の斜面からなる内側係合部47と規制部材21の動作方向に平行な斜面からなる外側係合部48とからなる鋭角状に形成されている。
また、図3に示すように、上記ワイヤー巻き取り部42の複数の係合凸部45は、上記ワイヤー巻取り部42の外周縁に沿って等間隔に歯車状に形成されると共に上記ワイヤー12の引き出しを規制するように上記内周係合部47と係合しうる引き出し規制係合部49と、上記規制部材21の外周係合部48が上記係合凸部45に係合した場合に上記第一の押し釦部19が押圧された場合の規制部材21の動作方向に平行な斜面から形成されると共に上記ワイヤーのワイヤー巻き取り部42への収納を規制するように上記外周係合部48と係合しうる収納規制係合部50とにより形成されている。
また、上記固定手段15は、図2に示すように、上記ワイヤー12の他端部14を挿入しうる円状の開口部22と、図6(a)に示すように、上記開口部22に挿入された後に上記ワイヤー12の他端部14を固定しうる固定部材23とを有している。
また、図6(a)に示すように、上記固定部材23は、長さ方向一端面に形成された側面板62に傾斜面部54を有する略直方体形状の箱状に形成され、幅方向一端面に形成された一方の板状の側面には、内側方向に径が小さくなるような傾斜面部51が形成された円状開口部52が形成され、上記円状開口部52周縁の裏面には、ワイヤー12の一端部14を固定しうる固定部55が形成されている。
また、図6(a)に示すように、幅方向他端面に形成された他方の側面には、上下板及び長さ方向両端面に形成された側面板62,63に囲まれた開口部53が形成されている。
また、上記固定部材23の長さ方向他端面に形成された他方の板状の側面部63の略中央部には、略円柱状の軸部材32が連設されている。
また、図6(a)に示すように、上記ワイヤー12の他端部14は、略円柱状に形成され、上記ワイヤー12が上記開口部22に挿入された場合に、上記円状開口部52周縁の傾斜面部51に当接しうるような先端方向に径が小さくなるような傾斜先端面部56と、上記傾斜先端面部56の後端に連設される先端円柱部59と、上記先端円柱部59の反傾斜先端面部56側に連設される上記先端円柱部59より小さい径からなる中間円柱部60と、上記中間円柱部60の反先端円柱部59側に連設される上記中間円柱部60より大きい径からなる後端円柱部61と、上記後端円柱部61の反中間円柱部60側に連設される上記後端円柱部61より小さい径からなる把持円柱部100とにより構成されて、上記先端円柱部59の後端面には上記固定部55と係合しうる上記ワイヤー12の他端部14の軸方向と直交する係合面69が形成されている。
また、図6(a)に示すように、上記傾斜先端面部56の先端には上記ワイヤー12の他端部14の軸方向に直交する円状の先端面57を有し、上記先端面57の略中央部には上記ワイヤー12の他端部14を軸方向に固定しうる円柱状に凹んだ係止凹部58を有する。
また、図6(a)に示すように、上記固定手段15は、上記ワイヤー12の他端部14が上記開口部22に挿入される前には上記ワイヤー12の他端部14の挿入を阻止しうるように上記固定部材23を付勢しうると共に上記開口部22に挿入された場合には上記ワイヤー12の他端部14に圧接されることにより付勢力に抗して上記固定部材23をスライドさせるように付勢しうる第三の付勢部材としての第三のコイルスプリング24と、上記ワイヤー12の他端部14が係止されると共に上記固定手段23が解除された場合に上記ワイヤー12の他端部14を外部へ放出しうる第四の付勢部材としての第四のコイルスプリング25とを有している。
また、図6(a)に示すように、上記固定部材23に連設された上記軸部材32は、上記第三のコイルスプリング24に挿入され、上記第三のコイルスプリング24の一端部は上記固定部材23の幅方向他端部に形成された他方の板状の側面部63に圧接されると共に他端部は施錠手段29の一端部64に圧接され、第三のコイルスプリング24は、上記固定部材23の上記傾斜面部54が解除手段16に圧接され、上記ワイヤー12の他端部14が上記開口部22に挿入された場合に、上記ワイヤー12の他端部14の傾斜先端部56が上記円状開口部52の傾斜面部51に当接して上記ワイヤー12の他端部14の挿入を阻止するように配置されている。
また、図6(a)に示すように、第三のコイルスプリング24は、上記ワイヤー12の他端部14が上記開口部22に挿入された場合には、上記ワイヤー12の他端部14の上記傾斜先端部56が上記円状開口部52の傾斜面部51に圧接されることにより付勢力に抗して上記固定部材23を軸部材32方向へスライドさせるように付勢されている。
また、図6(a)に示すように、上記ワイヤー12の他端部14が上記固定部材23に固定された場合には、上記ワイヤー12の他端部14の上記係止凹部58を係止しうる円柱状の係止棒部65が上記ワイヤー12の先端部14の挿入方向の直線上に配置されると共に上記固定部材23の内部に配置されている。
また、上記係止棒部65の後端部には、係止片66を介して円柱状の受け棒部67が連設されている。
また、図6(a)に示すように、第四の付勢部材としての第四のコイルスプリング25が、上記受け棒部67に挿通され、第四のコイルスプリング25の一端部が上記係止部66を圧接すると共に他端部が収納部40内の内壁68に圧接することにより、上記第四のコイルスプリング25により上記係止棒部65は付勢されている。
また、図6(c)に示すように、上記ワイヤー12の他端部14が上記固定部材23に固定される場合には、上記ワイヤー12の他端部14の係合面69と上記固定部55が上記第三のコイルスプリング24の付勢力により係合されると共に上記係止棒部65が上記ワイヤー12の他端部14の上記係止凹部58に圧接されることにより上記第四のコイルスプリング25の付勢力に抗して係止される。
また、上記ワイヤー12の他端部14が上記固定部材23に固定された状態から解除された場合には、上記第四のコイルスプリング25の付勢力により上記ワイヤー12の他端部14を外部へ放出しうるように構成されている。
また、上記解除手段16は、図2に示すような円柱状の第二の押し釦部26と、図3に示すように、上記第二の押し釦部26を付勢しうる第五の付勢部材としての第五のコイルスプリング27と、上記第二の押し釦部26に連設されると共に上記第二の押し釦部26が上記第五の付勢部材27の付勢力に抗して押圧された場合には上記固定部材23を圧接しうると共に上記第三の付勢部材24に抗して上記固定部材23をスライドさせることにより上記ワイヤー12の他端部14の固定を解除しうる解除部材28とを有する。
また、図3に示すように、上記第二の押し釦部26は、上記第五のコイルスプリング27に付勢された場合には上記収納部40の外部から押圧しうるように上記収納部40から突出されるように形成された頭部70を有し、上記第五のコイルスプリング27により付勢されると共に、収納部40の内壁に係止されうる係止部71を有している。
また、上記第二の押し釦部26には、解除部材28及び係止片73とを介して上記第二の押し釦部26の直線上に円柱状の受け棒部72が連設されている。
また、第五の付勢部材としての第五のコイルスプリング25には上記受け棒部72が挿通され、第五のコイルスプリング27の一端部が上記係止片73を圧接すると共に他端部が収納部40内の内壁74に圧接することにより、上記第五のコイルスプリング27は付勢されている。
また、図3に示すように、解除部材28は、略台形柱状に形成され、上記第二の押し釦部70に連設されると共に上記固定部材23の傾斜面部54を圧接しうる一方の斜面側面部からなる解除斜面部75が形成されている。
また、図3に示すように、上記ワイヤー12の上記固定手段15を施錠しうる施錠手段29を有し、上記施錠手段29は、上記固定部材23及び上記解除部材28の動作を規制して施解錠しうるように構成されている。
また、上記施錠手段29は、ダイヤル式であり、任意の解錠番号を設定しうる設定手段30を有する。
また、図4に示すように、上記施錠手段29は、上記固定部材23に連設されると共に軸方向に沿って所定の間隔を置いて形成された凸部31a,31b,31c,31dが形成された円柱状の軸部材32と、図4、図5(a)及び(b)に示すように、上記凸部31a,31b,31c,31dに嵌入しうる凹溝33が内周縁に形成されると共に外周縁に4つの係止部34,34,34,34が形成された上記軸部材32を挿入しうる筒状の3つのロック部材35a,35b,35cとを有し、上記ロック部材35a,35b,35cは、図5(b)に示すように、円筒状の第一の短筒部80と、上記第一の短筒部80に連設された上記第一の短筒部80より小さい径からなる円筒状の第二の短筒部81とにより形成され、軸方向略中央であって第二の短筒部81の内周面の端部には上記第三のコイルスプリング24の他端部を圧接しうる環状の段差面78が環状に形成されている。
また、図5(a)に示すように、上記ロック部材35a,35b,35cは、軸方向端面に径の異なる大きさの開口部76,77が設けられ、上記第一の短筒部80には、上記第三のコイルスプリング24を挿入しうる開口部76が形成され、上記第二の短筒部81には、上記軸部材32及び上記軸部材上の上記凸部31a,31b,31c,31dを挿通しうる開口部77が形成されている。
また、図5(c)及び(d)に示すように、上記ダイヤル部材37a,37b,37cは、筒状に形成されると共に略中央に開口部79を有し、内周縁に上記ロック部材35a,35b,35cと係合しうる複数の波状の係止部36と、外周縁にダイヤルを回動させうる複数のダイヤル操作凸部101を有している。
また、図5(c)に示すように、上記係止部36は、山部82aと谷部82bにより形成され、図5(d)に示すように、上記ダイヤル部材37a,37b,37cの軸方向略中央部に形成されている。
また、図3に示すように、上記設定手段30は、第三の押し釦部38と、上記第三の押し釦部38を付勢しうる第六の付勢部材としての第六のコイルスプリング39と、上記第三の押し釦38が上記第六のコイルスプリング39の付勢力に抗して押圧された場合に、図4に示すように、上記軸部材32の所定の間隔に配置された4つの凸部31a,31b,31c,31dを上記3つのロック部材35a,35b,35cの凹溝33に嵌入させると共に上記ロック部材35a,35b,35cを上記ダイヤル部材37a,37b,37cに対して相対的に軸方向へスライドしうる設定部材83とを有している。
また、図3に示すように、上記第三の押し釦部38は、上記第六のコイルスプリング39に付勢された場合には上記収納部40の外部から押圧しうるように収納部40の外表面と同一平面上に配置された頭部85を有し、上記第六のコイルスプリング39により付勢されると共に、収納部40の内壁に係止されうる係止部84を有している。
また、上記第三の押し釦部38に押圧部86を介して上記第三の押し釦部38の直線状に円柱状の受け棒部87に連設されている。
また、第六の付勢部材としての第六のコイルスプリング39には上記受け棒部87が挿通され、第六のコイルスプリング39の付勢力により、上記受け棒部87の一端部が押圧部86を圧接すると共に他端部が収納部内の内壁88に圧接している。
また、図3に示すように、上記押圧部86は、略台形柱状に形成され、上記第三の押し釦部38に連設されると共に設定部材83の傾斜面部89を圧接しうる一方の斜面側面部からなる押圧斜面部90が形成されている。
また、上記設定部材83は、図3及び図4に示すように、長さ方向一端部に形成された側面部91に傾斜面部89を有する箱状に形成され、幅方向一端面に形成された一方の板状の側面部には、上記ワイヤー12を挿通しうる円状開口部92が形成されている。
また、図3に示すように、幅方向他端部に形成された他方の側面部には、上下板及び長さ方向両端部に形成された側面板91,94により開口部93が形成されている。
また、上記設定部材83の長さ方向他端部に形成された他方の板状の側面部94の略中央部には、図4に示すような略円筒状の設定押圧部95が連設され、上記設定押圧部95は、図4に示すように、上記設定押圧部95は、ロック部材35cの第二の短筒部81の端面部96に当接しうる押圧面部97が上記設定押圧部95の端面に形成され、上記設定押圧部95の内周孔98は、上記固定部材23の軸部32を挿入しうるように形成されると共に上記内周孔98の周縁には上記軸部材32の凸部を嵌入しうる凹溝99が形成されている。
以下に本実施例の作用について、本考案に係るワイヤー固定のロック機構10をスーツケースに装着して使用した場合について説明する。
図1に示すように、スーツケース120を柱125等の固定物にワイヤー12で固定する場合には、図2に示すようなスーツケースに装備された本考案に係るワイヤー固定のロック機構10を用い固定する。
まず、図2に示すように、収納部40に収納されたワイヤー12の他端部14の先端円柱部59を把持して上記ワイヤー12を上記収納部40から引き出す。
この場合、図3に示すように、規制手段18が解除されていない場合には、上記ワイヤー12の一端部14は上記ワイヤー巻き取り部42の内部に上記ワイヤー12の一端部11が固定され、上記ワイヤー巻き取り部42の係合凸部45の規制係合部49は規制手段18の引き出し規制係合部47に係止されているので、上記ワイヤー12を引き出すことはできない。
また、上記規制手段18の第一の押し釦部19を第二のコイルスプリング20の付勢力に抗して押圧することにより、上記ワイヤー巻き取り部42の係合凸部45の規制係合部49と規制手段18の引き出し規制係合部47の係止状態は解除されるので、上記ワイヤー12を引き出すことができる。
また、上記規制手段18が解除された状態においては、上記ワイヤー巻き取り部は第一のコイルバネ17により上記ワイヤー12が収納される方向へ付勢されているので、上記ワイヤー12を離した場合には、上記ワイヤー12は上記ワイヤー巻き取り部42に巻き取られる。
従って、引き出されたワイヤー12を容易に収納部40に収納することができる。
また、上記第一の押し釦部19は、第二のコイルスプリング20に付勢されているので、上記第一の押し釦部19の押圧状態を解放することで、上記ワイヤー巻き取り部42の係合凸部45の規制係合部49と規制手段18の引き出し規制係合部47とは係止状態になり上記ワイヤー12を引き出すことはできず、また、上記第一のコイルバネ17の付勢力により上記ワイヤー巻き取り部42の収納規制係合部50と上記規制部材18の外側係合部48とは係止状態となるので、上記第一のコイルバネ17の付勢力は保持され、上記ワイヤーの出し入れを制止する。
従って、上記規制手段18を有するので、上記第一の押し釦部19の操作により、上記ワイヤーの長さを使用条件に合わせた長さで保持できる。
次に、引き出された上記ワイヤー12を、例えば、図1に示すような柱125の外周に沿って回す。
この場合、上記第一の押し釦部19の操作により、上記ワイヤーの長さを使用条件に合わせた長さで保持できるので、上記ワイヤー12が収納方向へ戻されることがなく、上記ワイヤー12の取り扱いが容易である。
次に、図2に示すように、上記ワイヤー12の他端部14を上記開口部22に挿入する。
上記ワイヤー12の他端部14を上記開口部22に挿入していくと、図6(a)に示すように、上記開口部22に挿入された上記ワイヤー12の他端部14の傾斜先端部56は、固定部材23の傾斜面部51に当接する。
ここで、施錠手段29が施錠されている場合には、上記施錠手段29により上記固定部材23は動かないので、挿入された上記ワイヤー12の傾斜先端部56に固定部材23の傾斜面部51が当接して上記ワイヤー12の他端部14の収納部40へ挿入は阻止される。
また、上記施錠手段29が解錠されている場合には、上記固定部材23は第三のコイルスプリング24方向へスライドしうるので、図6(b)に示すように、上記ワイヤー12の傾斜先端部56は固定部材23の傾斜面部51に圧接されることにより、上記固定部材23を第三のコイルスプリング24の付勢力に抗して上記第三のコイルスプリング24側へスライドさせる。
そして、上記ワイヤー12の他端部14の傾斜先端部56が固定部材23の傾斜面部51に圧接しない位置まで上記ワイヤー12の他端部14を挿入すると、上記固定部材23の円状開口部52の縁部を上記ワイヤー12の他端部14の中間円柱部59が乗り越え、図6(b)の過程を経て、図6(c)に示すように、上記第三のコイルスプリング24の付勢力により上記固定部材23は反第三のコイルスプリング24側にスライドすると共に上記ワイヤー12の他端部14の中間円柱部60は上記固定部材23の円状開口部52の縁部とに圧接される。
そして、同時に、図6(b)及び(c)に示すように、第四のコイルスプリング25の付勢力に抗して挿入されることにより、上記ワイヤー12の他端部14の先端面57の係止凹部58に円柱状の係止棒部65が嵌合して上記係止棒部65と上記ワイヤー12の他端部14の固定部55に上記第四のコイルスプリング25の付勢力により付勢されることにより挟まれて軸方向に保持され、第三のコイルスプリング24の付勢力により上記円状開口部52と上記係止棒部65に挟まれて軸方向と直交する方向に圧接される。
このようにして、上記ワイヤー12の他端部14は、固定手段15により上記固定部材23に固定される。
そして、図1に示すように、スーツケースを固定した後、上記第一の押し釦部19を押圧することにより、上記ワイヤー12の長さを調整できることから、適宜ワイヤー12の長さを調整する。
また、図には示していないが、スーツケースの上にカバン等を載置して、カバン等の把持部等に上記ワイヤー12を通してカバン等を固定し、カバンや把持部等の大きさに応じて上記ワイヤー12の長さを適宜調整することにより、カバン等をスーツケースから落下しないようにできるので、スーツケースに他のカバン等の荷物を容易に固定できる。
次に、上記固定部材23に固定された上記ワイヤー12の他端部14を、固定状態から解除するためには、図6(c)に示すような固定状態から、第二の押し釦部26を押圧することにより、上記固定部材23の傾斜面部54に解除斜面部75を圧接して第三のコイルスプリング24の付勢力に抗して上記第三のコイルスプリング24の方向へスライドさせることにより、上記ワイヤー12の他端部14の中間円柱部60と上記固定部材23の円状開口部52の縁部との圧接が解除されることにより、上記ワイヤー12の他端部14は上記第四のコイルスプリング25の付勢力により収納部40の内部から外部へ放出される。
この場合、施錠手段29により施錠されている場合には、上記施錠手段29により上記固定部材23は動かないので、上記固定状態を解除できない。
また、上記施錠手段29が解錠されている場合には、上記固定部材23は第三のコイルスプリング24方向へスライドしうるので、上記固定状態を解除できる。
従って、スーツケースを容易に柱等の固定物に固定してスーツケースの盗難を防止し、電車等への乗車時に手すりに括り付けたスーツケースが動き出してしまうことを防止し、また、スーツケースに他のカバン等の荷物を容易に固定しうると共に上記カバン等の盗難を防止しうるワイヤー固定のロック機構10を提供することができる。
次に上記固定手段15を施錠しうる施錠手段29について説明する。
上記施錠手段29は、図3に示すような上記固定手段15の固定部材23が移動できない場合に施錠され、上記固定部材23が第三のコイルスプリング24の付勢力に抗して移動できる場合に解錠されるように構成されている。
図7(a)に示すように、固定部材23が第三のコイルスプリング24の付勢力に抗する方向へ押圧されていない場合には、ダイヤル部材37a,37b,37cの係止部36とロック部材35a,35b,35cの34の係止部34は係合されていると共に軸部材32の凸部31a,31b,31c,31dは上記ロック部材35a,35b,35cの凹溝34に嵌入されていないので、上記ダイヤル部材37a,37b,37cを回動操作した場合には、上記ダイヤル部材37a,37b,37cと上記ロック部材35a,35b,35cが一体化して軸部材32を中心として回動する。
ここで、上記軸部材32の凸部31a,31b,31c,31dが上記ロック部35a,35b,35cの凹溝34に嵌入されている場合に、固定部材23を第三のコイルスプリング24の付勢力に抗して圧接すことにより、図7(b)に示すように、上記固定部材23を移動できることから、上記3つの上記ダイヤル部材37a,37b,37cをロック部材35a,35b,35cと一体化して回動させることにより、軸部材32の凸部31a,31b,31c,31dに上記ロック部35a,35b,35cの凹溝34を嵌入しうるようにダイヤル番号を合わせた場合に上記施錠手段29は解錠される。
また、軸部材32の凸部31a,31b,31c,31dに上記ロック部35a,35b,35cの凹溝34が嵌入できないように、上記ダイヤル部材37a,37b,37cをロック部材35a,35b,35cと一体化して回動させた場合には、上記固定部材23は移動できないので、上記施錠手段29は施錠される。
このように、上記ワイヤー12の上記固定手段15を施錠しうる施錠手段29を有し、上記施錠手段29は、上記固定部材15及び上記解除部材28の動作を規制して施解錠しうるので、上記ワイヤーの他端部14の固定を施解錠でき、固定したスーツケースや他の荷物等の盗難を防止しうるワイヤー固定のロック機構10を提供することができる。
また、図3に示すように、上記施錠手段29には、任意の解錠番号を設定しうる設定手段30が設けられていることから、上記設定手段30により解錠番号を変更することができる。
上記設定手段30により、図3に示すように、第三の押し釦部38を第六のコイルスプリング39の付勢力に抗して押圧して、押圧斜面部90が設定部材83の傾斜面部89に圧接することにより、設定部材83を施錠手段29側へ移動させると共にダイヤル部材37a,37b,37cを回動させ、上記施錠手段29の解錠番号を変更することができる。
まず、図7(a)に示すように、上記3つの上記ダイヤル部材37a,37b,37cをロック部材35a,35b,35cと一体化して回動させることにより、軸部材32の凸部31a,31b,31c,31dに上記ロック部35a,35b,35cの凹溝34を嵌入しうるように合わせた場合に、図7(c)に示すように、設定部材83を施錠手段29側へ移動させることができることから、3つの上記ダイヤル部材37a,37b,37cをロック部材35a,35b,35cと一体化して回動させることにより、軸部材32の凸部31a,31b,31c,31dに上記ロック部35a,35b,35cの凹溝34を嵌入しうるように合わせる。
次に、図7(c)に示すように、上記設定部材83を施錠手段29側へ移動させることで、上記設定部材83の押圧面部97を第三のコイルスプリング24の付勢力に抗して上記ロック部材35cの端面部96に押圧することにより、ロック部材35a,35b,35cのみを上記ダイヤル部材37a,37b,37cとロック部材35a,35b,35cとの係合を解除するように移動させることができる。
この場合、図7(c)に示すように、上記ダイヤル部材37a,37b,37cとロック部材35a,35b,35cとの係合が解除されていることから、上記ダイヤル部材37a,37b,37cのみを自由に回動させることができる。
そして、この状態で、任意の解錠番号に上記ダイヤル部材37a,37b,37cのみを回動させることにより新たな任意の解錠番号に変更することができる。
解錠番号の変更をした後、図3に示すような第三の押し釦部38の押圧状態を解除することにより、上記設定部材83の押圧状態は解除されることから、図7(c)に示すようなロック部材35a,35b,35cが上記設定部材83に押圧されている状態から、図7(a)に示すような、上記ダイヤル部材37a,37b,37cとロック部材35a,35b,35cとが係合されている状態へと移行する。
この結果、上記施錠手段29の解錠番号は、新たな解錠番号に変更される。
従って、ダイヤル式の施錠手段29を容易に施解錠でき、容易に任意の解錠番号に変更しうるワイヤー固定のロック機構10を提供することができる。
本考案は、ワイヤー固定のロック機構に係り、スーツケース等に適用することができる。
本考案に係るワイヤー固定のロック機構をスーツケースに適用した場合の一実施の形態を示す斜視図である。 本考案に係るワイヤー固定のロック機構の一実施の形態を示す斜視図である。 本考案に係るワイヤー固定のロック機構の内部構造の一実施の形態を示す平面図である。 本考案に係るワイヤー固定のロック機構の施錠手段の一実施例の形態を示す斜視図である。 (a)はロック部材の平面図、(b)は図4のロック部材のAA断面図、(c)はダイヤル部材の平面図、(d)は図4のダイヤル部材のBB断面図である。 本考案に係るワイヤー固定のロック機構の固定手段による固定の過程を示す図である。 本考案に係るワイヤー固定のロック機構の(a)は通常時、(b)は解錠時、(c)は解錠番号の設定時、を示すダイヤル式の施錠手段の機構を示す図である。
符号の説明
10 ワイヤー固定のロック機構
11 ワイヤーの一端部
12 ワイヤー
13 出入手段
14 ワイヤーの他端部
15 固定手段
16 解除手段
17 第一の付勢部材
18 規制手段
19 第一の押し釦部
20 第二の付勢部材
21 規制部材
22 開口部
23 固定部材
24 第三の付勢部材
25 第四の付勢部材
26 第二の押し釦部
27 第五の付勢部材
28 解除部材
29 施錠手段
30 設定手段
31a 凸部
31b 凸部
31c 凸部
31d 凸部
32 軸部材
33 凹溝
34 ロック部材の係止部
35a ロック部材
35b ロック部材
35c ロック部材
36 ダイヤル部材の係止部
37a ダイヤル部材
37b ダイヤル部材
37c ダイヤル部材
38 第三の押し釦部
39 第六の付勢部材
40 収納部
41 中心部
42 ワイヤー巻き取り部
43 頭部
44 係止部
45 係合凸部
46 規制部材の先端部
47 内側係合部
48 外側係合部
49 引き出し規制係合部
50 収納規制係合部
51 傾斜面部
52 円状開口部
53 開口部
54 傾斜面部
55 固定部
56 傾斜先端面部
57 先端面
58 係止凹部
59 先端円柱部
60 中間円柱部
61 後端円柱部
62 側面板
63 側面板
64 施錠手段の一端部
65 係止棒部
66 係止片
67 受け棒部
68 内壁
69 係合面
70 頭部
71 係止部
72 受け棒部
73 係止部
74 内壁
75 解除係止部
76 開口部
77 開口部
78 段差面
79 開口部
80 第一の短筒部
81 第二の短筒部
82a 山部
82b 谷部
83 設定部材
84 係止部
85 頭部
86 押圧部
87 受け棒部
88 内壁
89 設定部材の傾斜面部
90 押圧傾斜部
91 側面板
92 円状開口部
93 開口部
94 側面板
95 設定押圧部
96 端面部
97 押圧面部
98 内周孔
99 凹溝
100 把持円柱部
101 ダイヤル操作凸部
120 スーツケース
121 スーツケース本体
122 車輪部
123 キャリーバー
124 取付部
125 柱

Claims (6)

  1. 一端部が内部に固定されたワイヤーと、上記ワイヤーを出し入れしうる出入手段と、上記ワイヤーが引き出された場合に上記ワイヤーの他端部を固定しうる固定手段と、上記ワイヤーの他端部の固定を解除しうる解除手段とを有するワイヤー固定のロック機構であって、上記出入手段は、上記ワイヤーの一端部が固定されると共に上記ワイヤーを収納方向へ付勢しうる第一の付勢部材と、上記第一の付勢部材の付勢力を規制しうる規制手段とを有することを特徴とするワイヤー固定のロック機構。
  2. 上記規制手段は、第一の押し釦部と、上記第一の押し釦部を付勢しうる第二の付勢部材と、上記第一の押し釦部に連設されると共に上記第一の押し釦部が上記第二の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合には上記規制手段を解放する規制部材とを有し、上記第一の押し釦部が押圧されていない場合には、上記規制部材は、上記第一の付勢部材の付勢力を保持することにより、上記ワイヤーの出し入れを制止しうることを特徴とする請求項1記載のワイヤー固定のロック機構。
  3. 上記固定手段は、上記ワイヤーの他端部を挿入しうる開口部と、上記開口部に挿入された後に上記ワイヤーの他端部を固定しうる固定部材と、上記開口部に挿入される前には上記ワイヤーの他端部の挿入を阻止しうるように上記固定部材を付勢しうると共に上記開口部に挿入された場合には上記ワイヤーの他端部に圧接されることにより付勢力に抗して上記固定部材をスライドさせるように付勢しうる第三の付勢部材と、上記ワイヤーの他端部が係止されると共に上記固定手段が解除された場合に上記ワイヤーの他端部を外部へ放出しうる第四の付勢部材とを有し、上記解除手段は、第二の押し釦部と、上記第二の押し釦部を付勢しうる第五の付勢部材と、上記第二の押し釦部に連設されると共に上記第二の押し釦部が上記第五の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合には上記固定部材を圧接しうると共に上記第三の付勢部材に抗して上記固定部材をスライドさせることにより上記ワイヤーの他端部の固定を解除しうる解除部材とを有することを特徴とする請求項1または2記載のワイヤー固定のロック機構。
  4. 上記ワイヤーの上記固定手段を施錠しうる施錠手段を有し、上記施錠手段は、上記固定部材及び上記解除部材の動作を規制して施解錠しうることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤー固定のロック機構。
  5. 上記施錠手段は、ダイヤル式であり、任意の解錠番号を設定しうる設定手段を有することを特徴とする請求項4項記載のワイヤー固定のロック機構。
  6. 上記施錠手段は、上記固定部材に連設されると共に軸方向に沿って凸部が形成された軸部材と、上記凸部に嵌入しうる凹溝が内周縁に形成されると共に外周縁に係止部が形成された上記軸部材を挿入しうる筒状の複数のロック部材と、上記ロック部材と係合しうる係止部が内周縁に形成された上記ロック部材を挿入しうる筒状の複数のダイヤル部材とを有し、上記ロック部材と上記ダイヤル部材とを係合させると共に一体として回動させて上記複数のダイヤル部材を設定した解錠番号に揃えた場合に、上記軸部材の凸部を上記複数のロック部材の凹溝に嵌入させることにより、第三の付勢部材の付勢力に抗して上記固定部材をスライド可能とし、上記設定手段は、第三の押し釦部と、上記第三の押し釦部を付勢しうる第六の付勢部材と、上記第三の押し釦が上記第六の付勢部材の付勢力に抗して押圧された場合に上記軸部材の凸部を上記複数のロック部材の凹溝に嵌入させると共に上記ロック部材を上記ダイヤル部材に対して相対的に軸方向へスライドしうる設定部材とを有し、上記ロック部材を第三の付勢部材の付勢力に抗してスライドさせることにより上記ロック部材と上記ダイヤル部材との係合を解放して、上記ダイヤル部材を回動させることにより任意の解錠番号を設定しうることを特徴とする請求項5記載のワイヤー固定のロック機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019130257A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 Yper株式会社 配送荷物保管装置

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