JP3139016U - 抗菌性製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品である対象物の表面に抗菌性、殺菌性、防カビ特性を有する酸化銀薄膜、又は、酸化銅薄膜、又は酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜を備えた構造としたことで、環境衛生の向上を図るための抗菌性製品を提供する。
【解決手段】抗菌性製品は、対象物を銀塩類溶解液又は銅塩類溶解液又は銀塩類銅塩類混合溶解液に含浸させ、又は、対象物1の表面に銀塩類溶解液又は銅塩類溶解液又は銀塩類銅塩類混合溶解液を塗布して、含浸又は塗布させた対象物1を乾燥させ、乾燥させた後の対象物1に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀薄膜又は酸化銅薄膜又は酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜2を備えた構造。
【選択図】図2

Description

本考案は、抗菌性製品に関するものであり、更に詳細には、製品である対象物の表面に抗菌性、殺菌性、防カビ特性を有する酸化銀薄膜、又は、酸化銅薄膜、又は、酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜を備えた構造としたことで、環境衛生の向上を図るための抗菌性製品に関するものである。
従来から、抗菌及び防カビなどの分野で銀や銅を用いた無機系抗菌剤を生産する銀及び銅の抗菌技術は多く使用されてきており、その効果は常識的に広く認められているが、反面、銀や銅は粉含有塗膜法等では硬度が低く薄膜を形成しても直ぐに剥げたり傷付いたりしている。また、銀や銅は高価であり、各製品そのものを銀や銅とするには高額なものと成っていた。
例えば、先に開示された、酢酸銀をキノリンまたはキノリンと酢酸との混合溶液に溶解し、ピッチ製造原料有機物に混合し、得られた混合物を重縮合反応させることを特徴とする金属銀が均一に分散したピッチの製造方法(特許文献1参照)や、前記各種物品表面から物品表面層内部への拡散・浸透性および物品表面への塗布性に優れ、前記各種物品表面に耐久性に優れた抗菌層を物品所望表面全域にわたって均一に形成することができ、物品の表面色調に影響を与える虞がない抗菌性塗布液を提供することを課題とし、平均粒径50nm以下の銀微粒子を含むように構成するもの(特許文献2参照)や、アルカリ土類金属、亜鉛、及び、アルミニウムからなる群の中から選ばれた1種以上の金属の難溶性オルトリン酸塩、又は、難溶性オルトリン酸複塩に、銀及び銅の何れか一方、又は、その両方を、全体で0.1〜5.0重量%の範囲で担持させたものを、単独、又は、他のセラミックス材料と混合して、650℃以上で焼結した製造した抗菌・抗カビ性セラミックス(特許文献3参照)や、本発明の抗菌性コーティング用組成物は、コロイダルシリカと有機けい素化合物を溶媒中で反応させて得られた生成物と抗菌性化合物を主成分とするもの(特許文献4参照)等が開示されている。
特開平11−323348号公報 特開平11−189509号公報 特開平7−316008号公報 特開平7−126555号公報
然し乍ら、構成物質中に銀粒子を微粒子状又はコロイド状に点在させて、銀粒子の有する抗菌性を応用、利用しているものであるが、高価な銀を多量に用いることとなり不経済なものであり、また、金属材料の表面に銀粉末を溶かす方法やメッキ法においては、金属材料に限定されることと、表面の色調が変わることから製品元来の色調は保てないものであった。
前述の課題に鑑み、鋭意研鑽の結果、本考案の抗菌性製品は、製品である対象物を銀塩類溶解液又は銅塩類溶解液又は銀塩類銅塩類混合溶解液に含浸させ、又は、対象物に銀塩類溶解液又は銅塩類溶解液又は銀塩類銅塩類混合溶解液を塗布して、含浸又は塗布させた対象物を乾燥させ、乾燥させた後に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀薄膜又は酸化銅薄膜又は酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜を備えた構造として前述の課題を解決したものである。
本考案の抗菌性製品は、製品である対象物を銀塩類溶解液又は銅塩類溶解液又は銀塩類銅塩類混合溶解液に含浸させ、又は、対象物の表面に塗布させ、含浸させた又は塗布させた製品を乾燥させ、乾燥させた後の対象物に大気中で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀薄膜、酸化銅薄膜、酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜を備えた構造としたことにより、硬質の酸化銀薄膜、酸化銅薄膜、酸化銀酸化銅併含薄膜で被覆された製品は強力な銀イオン又は銅イオン又は銀銅イオンによる抗菌、抗カビ効果を得られるものである。
以下、本考案の抗菌性製品を実施例の用いて詳細に説明すると、図1は本考案の抗菌性製品の対象物である包丁の平面図であり、図2は本考案の抗菌性製品の対象物である包丁の実施例の断面図である。
本考案は、抗菌性製品に関するものであり、更に詳細には、製品である対象物1の表面に抗菌性、殺菌性、防カビ特性を有する酸化銀薄膜、又は、酸化銅薄膜、又は、酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜を備えた構造としたことで、環境衛生の向上を図るための抗菌性製品に関するものであり、請求項1に記載の抗菌性製品は、対象物1を所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末を添加溶解させた銀塩類溶解液に含浸させ、該含浸させた対象物を引き上げて乾燥させ、該乾燥させた後の対象物1に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀薄膜の表面皮膜2を備えた構造としたことを特徴とするものである。
次に、請求項2に記載の抗菌性製品は、対象物1に所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末を添加溶解させた銀塩類溶解液を塗布させ、該塗布した対象物を乾燥させ、該乾燥させた後の対象物1に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀薄膜の表面皮膜2を備えた構造としたことを特徴とするものである。
次いで、請求項3に記載の抗菌性製品は、対象物1を所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.1質量%の硝酸銅、臭化銅、塩化銅、ロダン銅等の銅イオンを含む銅塩類化合物粉末を溶解させた銅塩類溶解液に含浸させ、該含浸させた対象物を引き上げて乾燥させ、該乾燥させた後の対象物1に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銅薄膜の表面皮膜2を備えた構造としたことを特徴とするものである。
更に、請求項4に記載の抗菌性製品は、対象物1に所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.1質量%の硝酸銅、臭化銅、塩化銅、ロダン銅等の銅イオンを含む銅塩類化合物粉末を溶解させた銅塩類溶解液を塗布させ、該塗布した対象物を乾燥させ、該乾燥させた後の対象物に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銅薄膜の表面皮膜2を備えた構造としたことを特徴とするものである。
更には、請求項5に記載の抗菌性製品は、対象物1を所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末を添加溶解させた銀塩類溶解液と所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.1質量%の硝酸銅、臭化銅、塩化銅、ロダン銅等の銅イオンを含む銅塩類化合物粉末を溶解させた銅塩類溶解液とを混合した銀塩類銅塩類混合溶解液に含浸させ、該含浸させた対象物を引き上げて乾燥させ、該乾燥させた後の対象物に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜2を備えた構造としたことを特徴とするものである。
加えて、請求項6に記載の抗菌性製品は、対象物1に所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末を添加溶解させた銀塩類溶解液と所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.1質量%の硝酸銅、臭化銅、塩化銅、ロダン銅等の銅イオンを含む銅塩類化合物粉末を溶解させた銅塩類溶解液とを混合した銀塩類銅塩類混合溶解液に塗布させ、該塗布させた対象物を乾燥させ、該乾燥させた後の対象物1に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜2を備えた構造としたことを特徴とするものである。
更には、請求項7に記載の抗菌性製品は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗菌性製品において、前記対象物1が包丁、鋏、カッター、ナイフ、剃刀等の手動用刃物製品としたこと特徴とするものである。
更には、請求項8に記載の抗菌性製品は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗菌性製品において、前記対象物1が皿、茶碗、コップ、容器、トレー、スプーン、フォーク等の食品関連製品としたこと特徴とするものである。
更には、請求項9に記載の抗菌性製品は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗菌性製品において、前記対象物1がメス、ピンセット、鉗子等の医療関連製品としたこと特徴とするものである。
即ち、本考案を実施する抗菌性製品は、製品である対象物1を銀塩類溶解液又は銅塩類溶解液又は銀塩類銅塩類混合溶解液に含浸させ、又は、対象物1に銀塩類溶解液又は銅塩類溶解液又は銀塩類銅塩類混合溶解液を塗布させるものであるので、殆どの素材に実施が可能なものであり、鉄、ステンレス、真鍮等の金属は勿論、陶器、セラミック、ガラス、硬質の合成樹脂、硬質の木材でも実施可能なものである。
そして、本考案の抗菌性製品の実施例1では、製品てある対象物1を所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末を添加溶解させたに含浸させるものである。
次に、銀塩類溶解液に含浸させた対象物1を引き上げて乾燥させるものであるが、引き上げることにより被膜と成った銀塩類溶解液を自然乾燥又は加熱乾燥により乾燥させるものである。
次いで、乾燥させた対象物1を大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことにより、対象物1の表面に酸化銀薄膜の表面皮膜2を備えた構造とするものであり、表面皮膜2とした酸化銀薄膜は後述するように優れた抗菌性、抗カビ性を有すると共に、AgO皮膜は財団法人日用品金属製品調査センターにおいての、鉛筆硬度試験では皮膜硬度が9H以上との結果に成り硬質のものである。
本考案の抗菌性製品は、対象物1の全体を前述のようにして形成した抗菌性、抗カビ性の酸化銀薄膜の表面皮膜2を備えた構造としたものである。
Figure 0003139016
前記表1は財団法人日本食品分析センター、彩部研究所で実施したもので、生菌数測定結果のように、10<は完全死菌とされるもので、酸化銀薄膜を焼き付けた検体1は何れの菌やカビに対しても、短時間のうちに強い抗菌性と抗カビ性を有するものである。
そして、本考案の実施例2における抗菌性製品を形成するには、製品である対象物1の表面に所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末を添加溶解させた銀塩類溶解液を塗布させるものである。
次いで、銀塩類溶解液を塗布させた対象物1を乾燥させるものであるが、塗布することにより被膜と成った銀塩類溶解液を自然乾燥又は加熱乾燥により乾燥させるものである。
更に、乾燥させた対象物1を大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる酸化銀薄膜の表面皮膜2とした、抗菌性の酸化銀薄膜の表面皮膜2を備えた対象物1の構造としたものであり、実施例1と酸化銀薄膜の形成する手段が相違するだけでその他は同様なものである。
また、本考案の実施例3及び実施例4における抗菌性製品は、実施例1の所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末に代えて、対象物1の表面皮膜2の形成に所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.1質量%の可溶性の硝酸銅、臭化銅、塩化銅、ロダン銅等の銅イオンを含む銅塩類化合物粉末を用いるものであり、他の部分は、前述と重複するので省略するものである。
更には、本考案の実施例5及び実施例6における抗菌性製品は、前述実施例1〜4の銀塩類溶解液と銅塩類溶解液とを混合して銀塩類銅塩類混合溶解液をえて、対象物1を含浸、又は、対象物1に塗布させたもので、他の部分は、前述と重複するので省略するものである。
また、本考案の実施例7における抗菌性製品は、製品である対象物1が包丁、鋏、カッター、ナイフ、剃刀等の手動用刃物製品としたものであり、手動用刃物製品は固形物の切断に用いるものであるが、酸化銀薄膜、酸化銅薄膜、酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜2は前述のように硬質のもので容易に剥げたり、傷付いたりはしないものである。
更に、本考案の実施例8におれる抗菌性製品は、製品である対象物1が皿、茶碗、コップ、容器、トレー、スプーン、フォーク等の食品関連製品であり、食事に用いるものであるので、高い抗菌性を求められるものであり、素材は金属、陶器、ガラス等で形成されているものである。
更には、実施例9における抗菌性製品は、対象物1がメス、ピンセット、鉗子等の医療関連製品であり、前記食品関連製品より、更に、高い抗菌性を求められるものであるが、前記表1に表しているように、10<の完全滅菌を短時間の内に得られるもので、必要に応じて用いられる医療関連製品の対象物1には、特に、好適なものである。
本考案の抗菌性製品は、家庭用又は業務用、医療用に利用でき、硬質の皮膜で優れた抗菌性と殺菌性と防カビ特性を有した製品である対象物を提供するものである。
図1は本考案の抗菌性製品の対象物である包丁の平面図である。 図2は本考案の抗菌性製品の対象物である包丁の実施例の断面図である。
符号の説明
1 対象物
2 表面皮膜

Claims (9)

  1. 対象物を所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末を添加溶解させた銀塩類溶解液に含浸させ、該含浸させた対象物を引き上げて乾燥させ、該乾燥させた後に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀薄膜の表面皮膜を備えた構造としたことを特徴とする抗菌性製品。
  2. 対象物に所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末を添加溶解させた銀塩類溶解液を塗布させ、該塗布した対象物を乾燥させ、該乾燥させた後の対象物に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀薄膜の表面皮膜を備えた構造としたことを特徴とする抗菌性製品。
  3. 対象物を所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.1質量%の硝酸銅、臭化銅、塩化銅、ロダン銅等の銅イオンを含む銅塩類化合物粉末を溶解させた銅塩類溶解液に含浸させ、該含浸させた対象物を引き上げて乾燥させ、該乾燥させた後の対象物に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銅薄膜の表面皮膜を備えた構造としたことを特徴とする抗菌性製品。
  4. 対象物に所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.1質量%の硝酸銅、臭化銅、塩化銅、ロダン銅等の銅イオンを含む銅塩類化合物粉末を溶解させた銅塩類溶解液を塗布させ、該塗布した対象物を乾燥させ、該乾燥させた後の対象物に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銅薄膜の表面皮膜を備えた構造としたことを特徴とする抗菌性製品。
  5. 対象物を所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末を添加溶解させた銀塩類溶解液と所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.1質量%の硝酸銅、臭化銅、塩化銅、ロダン銅等の銅イオンを含む銅塩類化合物粉末を溶解させた銅塩類溶解液とを混合した銀塩類銅塩類混合溶解液に含浸させ、該含浸させた対象物を引き上げて乾燥させ、該乾燥させた後の対象物に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜を備えた構造としたことを特徴とする抗菌性製品。
  6. 対象物に所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.45質量%の可溶性の硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀等の銀イオンを含む銀塩類化合物粉末を添加溶解させた銀塩類溶解液と所定量の水又は所定量のアルコール等の極性溶媒液に0.001〜0.1質量%の硝酸銅、臭化銅、塩化銅、ロダン銅等の銅イオンを含む銅塩類化合物粉末を溶解させた銅塩類溶解液とを混合した銀塩類銅塩類混合溶解液に塗布させ、該塗布させた対象物を乾燥させ、該乾燥させた後の対象物に大気中で摂氏440度以上で加熱焼結させたことによる抗菌性の酸化銀酸化銅併含薄膜の表面皮膜を備えた構造としたことを特徴とする抗菌性製品。
  7. 前記対象物が包丁、鋏、カッター、ナイフ、剃刀等の手動用刃物製品としたこと特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗菌性製品。
  8. 前記対象物が皿、茶碗、コップ、容器、トレー、スプーン、フォーク等の食品関連製品としたこと特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗菌性製品。
  9. 前記対象物がメス、ピンセット、鉗子等の医療関連製品としたこと特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗菌性製品。
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