JP3138945U - 車両用ホイールの電気めっき装置 - Google Patents

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修司 川崎
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Abstract

【課題】重力によって下降するめっき液中のゴミが蓄積しにくく、車両用ホイールの装飾面のめっき皮膜にザラザラや細穴ができることはなく、不良めっきの発生を防止することができる車両用ホイールの電気めっき装置の提供。
【解決手段】めっき液Cを蓄えためっき槽10と、このめっき槽に沈められたホイールワークWと、前記めっき液内に設置されたアノード部材20とを備え、前記ホイールワークを水平状態に配置し、その装飾面を前記めっき槽の底面に対向させた車両用ホイールの電気めっき装置Aである。
【選択図】図1

Description

この考案は電気めっき装置に関し、車両用ホイールの表面に電気めっきを施す場合に使用されるものである。
従来におけるこの種のめっき装置は、図7に示すように、めっき液Cを蓄えためっき槽10内において、ホイールワークWを垂直に設置し(軸心が水平状態)、その表面にめっきを施していた。なお、図において、・はホイールワークを固定する取付具、・はアノード部材である。
特開2006─143205号公報
しかしながら、この従来のめっき装置にあっては、ホイールWの装飾面(車両に取り付けられた時に外側になるリム部Rの裏面およびディスク部Dの表面、以下同じ)Sは水平状態になっていたため、この装飾面Sの上方を向いている部分には、重力によって下降するめっき液A中のゴミが蓄積しやすく、この結果、めっき後のこの部分にザラザラや細穴(ゴミが付着した状態でめっきの皮膜ができ、その後にこのゴミが取れたることによってできる穴)ができ、所謂、不良めっきが発生しやすいという不都合を有した。
この考案の課題はこの不都合を解消することである。
前記不都合を解消するために、この考案に係る車両用ホイールの電気めっき装置においては、めっき液を蓄えためっき槽と、このめっき槽に沈められたホイールワークと、前記めっき液内に設置されたアノード部材とを備え、前記ホイールワークを水平状態に配置し、その装飾面を前記めっき槽の底面に対向させたものである。
なお、前記めっき槽の底部に空気攪拌手段を設置することもできる。
また、前記めっき槽における前記アノード部材と前記ホイールワークとの間にシールド部材を設置することもできる。
また、前記めっき槽における前記装飾面の近傍に補助陽極を設置することもできる。
この考案に係る車両用ホイールの電気めっき装置は上記のように構成されているため、即ち、めっき液を蓄えためっき槽と、このめっき槽に沈められたホイールワークと、前記めっき液内に設置されたアノード部材とを備え、前記ホイールワークを水平状態に配置し、その装飾面を前記めっき槽の底面に対向させたため、
前記装飾面は垂直状態又は下方を向いている状態である結果、重力によって下降するめっき液A中のゴミは蓄積しにくくいものである。
よって、この車両用ホイールの電気めっき装置を使用すれば、車両用ホイールの装飾面のめっき皮膜にザラザラや細穴ができることはなく、所謂、不良めっきの発生を防止することができるものである。
なお、前記めっき槽の底部に空気攪拌手段を設置すれば、前記装飾面に気泡が均一に当たるとともに循環するめっき液がバランスよく接触するため、この装飾面に均一な膜厚のめっき皮膜を形成することができる。
また、前記めっき皮膜における前記アノード部材と前記ホイールワークとの間にシールド部材を設置すれば、前記可溶性陽極と前記ホイールワークとの距離が近接した場合でも、前記装飾面に適正なめっき皮膜を形成することができる。
また、前記めっき槽における前記装飾面の近傍に補助陽極を設置すれば、前記装飾面が入り組んでいても均一なめっき皮膜を形成することができる。
この考案に係る車両用ホイールの電気めっき装置は、めっき液を蓄えためっき槽と、このめっき槽に沈められたホイールワークと、前記めっき液内に設置されたアノード部材とを備えている。前記ホイールワークを水平に配置し、その装飾面を前記めっき槽の底面に対向させたことことに最も主要な特徴を有する。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1はこの考案に係る車両用ホイールの電気めっき装置の第一実施例の断面図、図2は図1におけるII矢視図、図3は同第二実施例の断面図、図4は図3におけるIV矢視図、図5は同第三実施例の断面図、図6は図5におけるVI矢視図である。
図1および図2において、Aはめっき装置であり、この考案における車両用ホイールの電気めっき装置に相当する。10はめっき槽であり、めっき液Cを蓄えている。このめっき液Cは目的とするめっきの種類に相応するものである。即ち、ニッケルめっきを行う場合にはニッケルめっき液,銅めっきを行う場合には銅めっき液、クロムめっきを行う場合にはクロムめっき液である。
20はアノード部材であり、前記めっき液C内に設置されている。このアノード部材20は、ニッケルめっき,銅めっき等を行う場合には、金属イオンとなる可溶性の材料を使用する。また、クロムめっきを行う場合には鉛によって形成され単に電極体として使用される。
Wはアルミニウム製のホイールワークであり、リム部Rとディスク部Dとから構成されている。このホイールワークWは取付具30によって吊り下げられている。この状態で、前記めっき液C中に沈められる。このとき、図1に示すように、前記ホイールワークWは水平に配置されている。そして、装飾面Sは前記めっき槽10の底面に対向している。なお、このホイールワークWはカソード電極(陰極)の役目を果たし、前記取付具30を介して電流が流れるものである。
40は空気攪拌手段であり、前記めっき槽10の底部に設置されている。この空気攪拌手段は、循環濾過されためっき液Cをポンプによって空気とともに吹き上げ、前記めっき液Cを攪拌する。めっき液Cはこの攪拌によって溶液組成および温度の均一化、電離によって発生したガスをワーク表面から離脱させるためのものである。なお、めっき液Cおよび気泡は前記ディスク部Dの窓部45,45,…を通過して上昇する。
50はシールド部材であり、前記アノード部材20と前記ホイールワークWとの間に設置されている。このシールド部材50は前記アノード部材20の近傍が他の部分よりもめっきの膜厚が厚くなることを防止し、全体的に均一化させるためのものである。
60は補助陽極であり、前記めっき槽10における前記装飾面Sの前側近傍に設置されている。この補助陽極60の作用によって、前記装飾面Sが入り組んでいて、電流が流れにくい状態でも均一なめっき皮膜を確保することができる。
次に、図3および図4は第二実施例を示したものであり、ホイールワークWとして、車両用ホイールのディスク部Dのみの電気めっきについて説明したものである。他は第一実施例と同じである。この場合、ディスクDの表面のみがこの考案の装飾面Sに相当する。
次に、図5および図6は第三実施例を示したものであり、ホイールワークWとして、車両用ホイールのリム部のみの電気めっきについて説明したものである。他は第一実施例と同じである。この場合、車両に取り付けられた時に外側になるリムRの裏面のみがこの考案の装飾面Sに相当する。
実施例として、ニッケルめっき、銅めっき、クロムめっきについて説明したが、本考案はこれらのめっきに限定されるものではなく、従来から存在する全てのめっき方法に適用されるものである。
この考案は、装飾面のめっき皮膜にザラザラや細穴が存在しない、所謂、適正なめっきのされた車両用ホイールを得る場合に利用することができる。
図1はこの考案に係る車両用ホイールの電気めっき装置の第一実施例の断面図である。 図2は図1におけるII矢視図である。 図3は同第二実施例の断面図である。 図4は図3におけるIV矢視図である。 図5は同第三実施例の断面図である。 図6は図5におけるVI矢視図である。 図7は従来例の断面図である。
符号の説明
A … めっき装置
C … めっき液
D … ディスク部
R … リム部
S … 装飾面
W … ホイールワーク
10 … めっき槽
20 … アノード部材
30 … 取付具
40 … 空気攪拌手段
50 … シールド部材
60 … 補助陽極

Claims (4)

  1. めっき液を蓄えためっき槽と、このめっき槽に沈められたホイールワークと、前記めっき液内に設置されたアノード部材とを備え、前記ホイールワークを水平状態に配置し、その装飾面を前記めっき槽の底面に対向させたことを特徴とする車両用ホイールの電気めっき装置。
  2. 前記めっき槽の底部に空気攪拌手段を設置したことを特徴とする請求項1の車両用ホイールの電気めっき装置。
  3. 前記めっき槽における前記アノード部材と前記ホイールワークとの間にシールド部材を設置したことを特徴とする請求項1の車両用ホイールの電気めっき装置。
  4. 前記めっき槽における前記装飾面の近傍に補助陽極を設置することを特徴とする請求項1の車両用ホイールの電気めっき装置。
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