JP3138661U - Ｉｃタグ付きプライスカード - Google Patents

Abstract

【課題】 本考案は、指輪、ペンダント、イヤリングなどの装飾品のプライスカードとして使用されるものであって、ＩＣタグが付いているため商品管理が容易で、かつ装飾品への取り付けが容易であると共に、指輪に使用した場合には、指輪の真ん中の空間にプライスカードがすっぽり納まって陳列時のデザイン性に優れ、さらに使用性も向上するというＩＣタグ付きプライスカードを提供せんとするものである。
【解決手段】 細帯状連結部の両端に表示面部を形成してなる、展開形状が略鉄アレイ型を呈するプライスカード本体であって、少なくとも一方の表示面部にＩＣタグを取り付け、両表示面部の内面同士を接着可能に形成したことを特徴とする。
【選択図】 図１

Description

本考案は、ＩＣタグ付きプライスカードに係り、さらに詳しくは指輪、ペンダント、イヤリングなどの装飾品のプライスカードとして使用されるものであって、ＩＣタグが付いているため商品管理が容易で、かつ装飾品への取り付けが容易であると共に、指輪に使用した場合には、指輪の真ん中の空間にプライスカードがすっぽり納まって陳列時のデザイン性に優れ、さらに使用性も向上するというＩＣタグ付きプライスカードに関する。

従来、プライスカードは単に値段を表示し、加えて値段以外の他の商品情報を簡単に表示しただけのものであり、その形態は板状の紙片あるいは樹脂片で形成されていた。

またプライスカードにＩＣタグを取り付けたものもないわけではないが、そのプライスカードが、指輪などの装飾品に簡単に取り付けられるように工夫されたものは存在しなかった。

実開平９−１６０号公報 特開２００５−３５２８３０号公報

上記特許文献１に記載されたプライスカードは、プライスカードそのものが大形でかつＩＣタグも備え付けられていなかったため、商品管理が十分に行えず、さらには指輪などの装飾品への取り付けも容易に行えないなどの問題があった。

また特許文献２に記載されたプライスカードは、ＩＣタグによる商品管理は行えるとしても、装飾品への取り付けが容易に行えず、かつ取り付け後の装飾品とのデザイン形態の美しさに欠け、使用性にも問題があるなどの欠点があった。

本考案は、上記の問題点を解消して、略鉄アレイ型を呈するプライスカード本体にＩＣタグを装着させて、ＩＣタグによる商品管理を行うことができ、また各種の装飾品への取り付けが簡単に行え、特に指輪への取り付けの場合には、指輪の真ん中の空間にすっぽり納まる形態となり、使用性も向上するという特徴を持つＩＣタグ付きプライスカードを提供せんとするものである。

上記目的を達成するために、請求項１記載の考案は、細帯状連結部の両端に表示面部を形成してなる、展開形状が略鉄アレイ型を呈するプライスカード本体であって、少なくとも一方の表示面部にＩＣタグを取り付け、両表示面部の内面同士を接着可能に形成したことを特徴とするＩＣタグ付きプライスカードである。

請求項２記載の考案は、プライスカード本体の表示面部が、指輪の真ん中の空間に納まる形状であることを特徴とする請求項１記載のＩＣタグ付きプライスカードである。

請求項３記載の考案は、ＩＣタグが、プライスカード本体の表示面部の内面側に取り付けられていることを特徴とする請求項１又は２記載のＩＣタグ付きプライスカードである。

請求項４記載の考案は、プライスカード本体の表示面部の内面側に、圧着性接着剤を備えたことを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のＩＣタグ付きプライスカードである。

請求項５記載の考案は、プライスカード本体の表示面部の内面側に、繰り返し使用可能な擬似接着剤を備えたことを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のＩＣタグ付きプライスカードである。

以上述べたように、請求項１のＩＣタグ付きプライスカードによれば、プライスカード本体にＩＣタグを備えたため、ＩＣタグによる商品管理が可能となり、ＩＣタグの集積回路チップに情報を記録し、その情報を無線電波で読み取ったり、磁石形式の場合には、データ読取り手段により読み取るようにして各種の商品情報を効率的に管理することができ、プライスカード本体の装身具への取り付け時には、細帯状連結部を二つ折りして価格などを表示している表示面部の内面同士を接着させるだけでよいので、その取り付け操作がきわめて簡単となる効果がある。

また請求項２のＩＣタグ付きプライスカードによれば、指輪の真ん中の空間に表示面部がぴったり納まるため、指輪をショーウインドーなどに陳列した際に、取り付け後の装飾品とのデザイン形態が美しいものとなり、同時に表示面部の表示が見やすいものとなるなどの効果がある。

また請求項３のＩＣタグ付きプライスカードによれば、ＩＣタグが表示面部の内面側に取り付けられているため、ＩＣタグがプライスカード本体から脱落する事故を未然に防止できると共に、ＩＣタグが保護され、傷つけられる虞もなくなるという効果がある。

また請求項４及び５のＩＣタグ付きプライスカードによれば、表示面部の内面同士の接着が簡単に行えるうえ、繰り返しの接着も可能となって、取り付け箇所を誤った場合でも、簡単に正しい箇所への付け替えが行えるという効果がある。

以下添付図面に基づいて、本考案に係るＩＣタグ付きプライスカードの実施例を詳説する。
図１は本考案のプライスカード本体の展開状態の平面図、図２はネックレスへ取り付けたＩＣタグ付きプライスカードの正面図、図３はペンダントに取り付けたＩＣタグ付きプライスカードの正面図、図４は指輪に取り付けたＩＣタグ付きプライスカードの斜視図である。

本考案のＩＣタグ付きプライスカード１０は、図１に示すように、全体が厚紙などで形成されたプライスカード本体１の一部にＩＣタグ２を取り付けて構成されている。その取り付けは、適宜の接着剤などを利用して行われる。
プライスカード本体１は、細帯状連結部３の両端に幅広に形成された表示面部４、５が略鉄アレイ型を呈するように連結構成されており、その表示面部４、５の表面には顧客にとって検討ポイントとして重要な、価格、重量、色などの商品情報が、見やすい状態で表示されている。

さらに装飾品の例としては、ネックレス６、ペンダント７、指輪８などがあり、特に指輪８の中心の空間９にはプライスカード本体１が納まるように構成される。また符号１１は、プライスカード本体１と装飾品とを結ぶ取り付け用の紐である。

本考案では、上記のように構成されるプライスカード本体１を、ネックレス６、ペンダント７、指輪８などの装飾品に、直接又は取り付け用の紐１１を介して取り付けるが、取り付けの最終段階では表示面部４，５の内面に、圧着性接着剤や繰り返し使用可能な擬似接着剤が備えられているため、それらの接着剤を利用してワンタッチで取り付けが完了し、完了した取り付け状態は安定的に保持されることとなる。

ここでさらに装飾品が指輪８である場合には、その指輪８の中心に位置する空間９の中に、二つ折りされたプライスカード本体１がすっぽりと納まるようになるため、展示に際してのデザイン性が大変好ましいものとなる。

本考案に係るＩＣタグ付きプライスカードは、特に装飾品の販売を行う店頭で利用され、扱い易く、取り付け操作が容易で、展示の際のデザイン性の向上に寄与するため装飾品の展示に大変利用し易いものとなる。

本考案のプライスカード本体の展開状態の平面図である。 ネックレスへ取り付けたＩＣタグ付きプライスカードの正面図である。 ペンダントに取り付けたＩＣタグ付きプライスカードの正面図である。 指輪に取り付けたＩＣタグ付きプライスカードの斜視図である。

符号の説明

１…プライスカード本体
２…ＩＣタグ
３…細帯状連結部
４、５…表示面部
６…ネックレス
７…ペンダント
８…指輪
９…指輪の中心の空間
１０…ＩＣタグ付きプライスカード
１１…取り付け用の紐

Claims (5)

1. 細帯状連結部の両端に表示面部を形成してなる、展開形状が略鉄アレイ型を呈するプライスカード本体であって、少なくとも一方の表示面部にＩＣタグを取り付け、両表示面部の内面同士を接着可能に形成したことを特徴とするＩＣタグ付きプライスカード。
2. プライスカード本体の表示面部が、指輪の真ん中の空間に納まる形状であることを特徴とする請求項１記載のＩＣタグ付きプライスカード。
3. ＩＣタグが、プライスカード本体の表示面部の内面側に取り付けられていることを特徴とする請求項１又は２記載のＩＣタグ付きプライスカード。
4. プライスカード本体の表示面部の内面側に、圧着性接着剤を備えたことを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のＩＣタグ付きプライスカード。
5. プライスカード本体の表示面部の内面側に、繰り返し使用可能な擬似接着剤を備えたことを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載のＩＣタグ付きプライスカード。