JP3138397B2 - バックライト装置 - Google Patents

バックライト装置

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JP3138397B2
JP3138397B2 JP06294477A JP29447794A JP3138397B2 JP 3138397 B2 JP3138397 B2 JP 3138397B2 JP 06294477 A JP06294477 A JP 06294477A JP 29447794 A JP29447794 A JP 29447794A JP 3138397 B2 JP3138397 B2 JP 3138397B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示部を背面から
照明するために用いられるバックライト装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のバックライト装置として
は、例えばエッジライト方式を採用したバックライト装
置は図5に示すように構成するものであり、図5におい
て、表面に拡散板21と裏面に反射板22とを設けた導
光板23と、該導光板23の一端側部に配置した光源で
ある細管状の陰極管24と、該陰極管24の両端子に接
続したリード線25と、該陰極管24からの光を上記導
光板23に反射するように陰極管24を覆う反射部材2
6と、これらの部材を収容して保持固定するベースシャ
ーシ27、裏ケース28、固定ビス29等からなる保持
機構30とから構成されている。
【0003】そして、上記導光板23、陰極管24、反
射部材26をベースシャーシ27に設けられた保持手段
31により保持し、該ベースシャーシ27と裏ケース2
8とをはめ合わせて固定ビス29にて固定し、上記陰極
管24の両端子に接続したリード線25を保持する凹部
32をベースシャーシ27に設け、該ベースシャーシ2
7の表面に液晶表示パネル33を保持固定する保持突起
34を設けてなるものである。
【0004】上記のように構成してなるバックライト装
置では、陰極管24が点灯不良や数千時間の長期使用に
より寿命的に点灯不能となって交換する際には、まず、
固定ビス29を取り外してベースシャーシ27と裏ケー
ス28とのはめ合わせを解除し、保持手段31から導光
板23を取り外してから陰極管24が脱着可能となる。
【0005】そして、陰極管24を取り外して新たな陰
極管24を取り付け、その後、導光板23を保持手段3
1に取り付け、ベースシャーシ27と裏ケース28とを
はめ合わせて固定ビス29にて固定してなるものであ
る。
【0006】しかし、上記のように構成してなるバック
ライト装置であれば、陰極管24の交換の度に裏ケース
28、導光板23の脱着を行わなければならないので、
裏ケース28、導光板23を脱着する作業が面倒とな
り、陰極管24の交換に手間がかかるという問題点があ
る。
【0007】上記のような問題点を解決したバックライ
ト装置は特開平4−102888号公報に開示されてお
り、このバックライト装置は、表面側に拡散板と裏面側
に反射板(公開公報では反射膜である)とを設けた導光
板と、該導光板の両端部に配置した直線状の光源と、該
光源を支持する光源ホルダー(公開公報ではホルダであ
る)とがケース内に収容されている。
【0008】そして、上記光源ホルダーは導光板の両端
部に脱着可能に固定され、該光源ホルダーと対向する上
記ケースの側面に開口を設け、該本体ケースから光源ホ
ルダーが脱着可能な構成となり、また、上記光源として
は最近蛍光灯が多用されてなるものである。
【0009】上記ように構成してなる特開平4−102
888号公報のバックライト装置では、光源である蛍光
灯が点灯不良や数千時間の長期使用により寿命的に点灯
不能となって交換する際には、導光板の両端部に脱着可
能に固定されている光源ホルダーを取り外し、該光源ホ
ルダーに支持されている光源を取り外して交換を行い、
そして交換後、上記光源ホルダーを導光板の両端部に取
り付けて行うものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成してなるバックライト装置は、陰極管24の
交換の度に裏ケース28、導光板23の脱着を行わなけ
ればならないので、裏ケース28、導光板23を脱着す
る作業が面倒となり、陰極管24の交換に手間がかかる
という問題点があった。
【0011】また、特開平4−102888号公報のバ
ックライト装置の場合は、導光板に脱着可能に固定され
ている光源ホルダーをケースから脱着するためには、導
光板に脱着可能に固定されている光源ホルダーと対向す
るケースの端部の側面が開口されているので、該ケース
の表面と側面とを連結する側面の強度が弱くなり、ひい
てはケースの強度が弱くなるという問題点があった。
【0012】本発明のバックライト装置は上記のような
問題点を解決したもので、光源が点灯不良や点灯不能と
なって交換する際には、光源の交換を非常に簡単に行う
ことができ、且つケースの強度が弱くなることがないバ
ックライト装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のバックライト装置は、請求項1記載の発明
は、表面側に拡散板及び裏面側に反射板を設けた導光板
と、該導光板の少なくとも一端側部に配置した線状の光
源と、該導光板及び光源を収容するケースとを備え、該
光源から導光板に入射した光を上記反射板にて反射し、
その反射した光を上記拡散板により拡散して出射するバ
ックライト装置において、上記光源を保持する光源保持
手段を有する光源ホルダーを上記ケースに対して回動自
在に軸支してなり、上記光源の端子に接続したリード線
を脱着自在に保持するリード線保持手段を上記光源ホル
ダーに設けてなるものである。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】本発明は上記構成にて、請求項1記載の発明
は、光源が点灯不良や点灯不能となって交換する際に
は、光源ホルダーを回動操作して光源の脱着可能な位置
まで開くことにより、光源の交換を非常に簡単に行うこ
とができ、しかも、光源の交換の簡略化を行ってもケー
スの強度が弱くなることがない。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】またリード線保持手段にて光源端子に接
続したリード線を保持することにより、リード線を不用
意に引っ張ることにより生じる光源の端子とリード線と
の接続部位からの断線を防止することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明のバックライト装置の一実施例
を図1乃至図4と共に詳細に説明する。本発明のバック
ライト装置の一実施例は図1及び図2に示すように構成
するものであり、図1及び図2において、エッジライト
方式を採用したバックライト装置は、表面に拡散板1と
裏面に反射板2を設けた導光板3と、該導光板3の一端
側部に配置した光源である細管状の陰極管4と、上記導
光板3と陰極管4とを収容するケースであるベースシャ
ーシ5と、該ベースシャーシ5に対して回動自在に支持
されると共に上記陰極管4を脱着可能に支持する光源ホ
ルダー6とから構成してなるものである。
【0024】また、上記ベースシャーシ5はポリカーボ
ネート樹脂等からなる高反射グレートプラスチックで四
角形状に形成されており、上記陰極管4を配置した側の
一端を除くベースシャーシ5の縁をベースシャーシ5に
対して裏面側に直角に折り曲げたように縁部7を形成
し、上記陰極管4を配置した側と逆のベースシャーシ5
の他端側よりに四角形状の角孔8を設け、該角孔8より
若干大きく形成した導光板3をベースシャーシ5の裏面
側の角孔8に配設し、該ベースシャーシ5の表面側の角
孔8の周囲に角孔8の四隅を覆うようにL字形状の位置
決め突起9を設け、該位置決め突起9により四角形状の
液晶表示パネル10が保持固定される。
【0025】そして、上記陰極管4を配置した側の縁部
7の一端に光源ホルダー6を回動自在に二点で保持する
ために保持孔11を互いに対向するように設け、上記陰
極管4を配置した側のベースシャーシ5の略中央に光源
ホルダー6の回動を固定するための固定孔12を雌ネジ
状に形成している。
【0026】さらに、上記光源ホルダー6はポリカーボ
ネート樹脂等からなる高反射グレートプラスチックでL
字状に形成されており、上記陰極管4の両端にはめ込ま
れた緩衝手段であるゴムキャップ13を収納して陰極管
4を保持固定する光源保持手段であるコ字状の保持突起
14を光源ホルダー6に設け、上記陰極管4の両端子に
接続したリード線15を保持するリード線保持手段であ
る案内溝16を上記光源ホルダー6の両端を切り欠いで
形成している。
【0027】そして、上記保持孔11に挿入するための
ピン状の保持突起17を上記光源ホルダー6の上端の両
側面に設け、該保持突起17をベースシャーシ5の保持
孔11に挿入し、該ベースシャーシ5に対して光源ホル
ダー6が回動自在に保持されている。
【0028】また、上記固定孔12に対向する光源ホル
ダー6の位置に光源ホルダー6の回動を固定するための
固定孔18を雌ネジ状に形成し、該固定孔18、12の
順に雄ネジ状に形成した固定ビス19を螺合している。
【0029】次に上記のように構成してなる本発明のバ
ックライト装置の一実施例の陰極管4の交換の動作につ
いて図3及び図4と共に詳細に説明する。
【0030】まず、陰極管4が取り付けられた状態は図
3に示し、陰極管4が点灯不良や長期使用により寿命的
に点灯不能となって交換する際には、固定孔12、18
から固定ビス10を取り外して光源ホルダー6が回動可
能となり、光源ホルダー6を図4に示す矢印Aのように
開いた位置まで回動操作することにより、光源ホルダー
6と一緒に陰極管4とリード線15とが移動して脱着が
しやすい状態となる。
【0031】そして、陰極管4を取り外して新たな陰極
管4を保持突起14に取り付け、光源ホルダー6を図4
に示す矢印Aとは今度は逆方向に閉じた位置まで回動操
作し、固定孔18、12に固定ビス10を螺合してベー
スシャーシ5に光源ホルダー6を固定している。
【0032】上記一実施例のように構成してなるバック
ライト装置は、固定ビス19を脱着して光源ホルダー6
を図4に示す矢印Aのように開いた位置まで回動操作す
ることにより、陰極管4が脱着可能になるので、陰極管
4の交換を非常に簡単に行うことができ、しかも、従来
の特開平4−102888号公報のように陰極管4の交
換の簡略化を行ってもベースシャーシ5の強度が弱くな
ることがない。
【0033】また、ベースシャーシ5と光源ホルダー6
とが陰極管4からの光を導光板3に反射することによ
り、より一層陰極管4からの光が無駄なく高効率で導光
板3に反射することができる。
【0034】さらに、ゴムキャップ13にて外部からの
衝撃を緩和して陰極管4に伝わらないようにすることに
より、外部からの衝撃による陰極管4の破損を防止する
ことができる。
【0035】しかも、案内溝16にてリード線15が保
持されているので、リード線15を不用意に引っ張るこ
とにより生じる陰極管4の端子とリード線15との接続
部位からの断線を防止することができる。
【0036】尚、ベースシャーシ5に対して光源ホルダ
ー6を回動自在にするために、ベースシャーシ5に保持
孔11を設け、光源ホルダー6に保持突起17を設けて
いるが、逆に設けても良く、また、導光板3の一端にの
み陰極管4を配置しているだけであるが、導光板3の両
端に配置しても良い。
【0037】さらに、ベースシャーシ5及び光源ホルダ
ー6を高反射グレートプラスチックにより形成したが、
陰極管4を覆うベースシャーシ5及び光源ホルダー6の
面のみに反射面を形成するだけでも良く、また、上記固
定孔18はフラット状に形成しても良く、上記一実施例
のみに限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】本発明のバックライト装置は上記のよう
な構成であるから、請求項1記載の発明は、光源が点灯
不良や点灯不能となって交換する際には、光源ホルダー
を回動操作して光源の脱着可能な位置まで開くことによ
り、光源の交換を非常に簡単に行うことができ、しか
も、光源の交換の簡略化を行ってもケースの強度が弱く
なることがない。
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】またリード線保持手段にて光源端子に接
続したリード線を保持することにより、リード線を不用
意に引っ張ることにより生じる光源の端子とリード線と
の接続部位から断線を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバックライト装置の一実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】本発明のバックライト装置の一実施例を示す部
分断面図である。
【図3】本発明のバックライト装置の一実施例の陰極管
が取り付けられた状態を示す部分側面図である。
【図4】本発明のバックライト装置の一実施例の陰極管
が取り外された状態を示す部分側面図である。
【図5】従来のバックライト装置の部分断面図である。
【符号の説明】
1 拡散板 2 反射板 3 導光板 4 陰極管(光源) 5 ベースシャーシ(ケース) 6 光源ホルダー 13 ゴムキャップ(緩衝手段) 14 保持突起(光源保持手段) 15 リード線 16 案内溝(リード線保持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−144193(JP,A) 特開 昭61−239284(JP,A) 実開 平2−33029(JP,U) 実開 平4−120932(JP,U) 実開 平4−31123(JP,U) 実開 平5−79535(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13357 F21V 19/00 F21V 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面側に拡散板及び裏面側に反射板を設
    けた導光板と、該導光板の少なくとも一端側部に配置し
    た線状の光源と、該導光板及び光源を収容するケースと
    を備え、該光源から導光板に入射した光を上記反射板に
    て反射し、その反射した光を上記拡散板により拡散して
    出射するバックライト装置において、 上記光源を保持する光源保持手段を有する光源ホルダー
    を上記ケースに対して回動自在に軸支してなり、上記光
    源の端子に接続したリード線を脱着自在に保持するリー
    ド線保持手段を上記光源ホルダーに設けてなることを特
    徴とするバックライト装置。
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