JP3138059U - 杖の石突き - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の杖の石突きにはスリップを防止するため硬質ゴム等が取付けられていた。ところが、このようなものでは先が細いので、砂利道や地盤の軟らかい所では杖が埋まって不安定となり、またブロック敷きの路面のように隙間が有るような所では、突刺さって抜けなくなって困ることが有る。
【解決手段】 石突きを広い円盤状としたので、砂利道や軟弱な路面でもめり込むことがなく、また路面に隙間などがあっても入り込む恐れもない。しかも円盤状の石突きを首振り可能にしたことにより、杖をどのような角度に突いても路面に全面で接触するので安定性がある。
【選択図】図1
【解決手段】 石突きを広い円盤状としたので、砂利道や軟弱な路面でもめり込むことがなく、また路面に隙間などがあっても入り込む恐れもない。しかも円盤状の石突きを首振り可能にしたことにより、杖をどのような角度に突いても路面に全面で接触するので安定性がある。
【選択図】図1
Description
この考案は、杖の石突きに関する。
従来の杖の石突きには杖と同じ太さの硬質ゴム等が取付けられ、路面に突いたときのスリップを防止するようにされていた。
ところが、このようなものでは先が細いので、砂利道や地盤の軟らかい所では杖が埋まってしまい不安定となり、またブロック敷きの路面のように偶に隙間が有るような所では、突刺さって抜けなくなって困ることが有る。これはハイヒールの踵でもよく見かけることである。
本考案は、これを解決するために石突きを広くすることを考えた。しかし石突きを広くすると杖を前のほうに突いたときに、また突いた後移動して杖が後方にいった時に広い下面が斜めに路面にあたり、杖が不安定になってしまう。そこで広い石突きを適当に首振り可能にすることにより、路面に全面で接触するようにした。
以下本考案を図面にもとづいて説明する。
図1は本考案の第一実施例の正面図で、Aは杖、Bは硬質合成樹脂製の十字状自在継手、Cは同じく硬質合成樹脂製の円盤状の石突き部である。1は石突きの取付け部でパイプ状杖の下端に挿入され、接着剤又はネジ等で取付けられる。2は自在継手の上部材で取付け部1と一体成形され、3は自在継手の下部材で円盤状石突き部本体5と一体成形される。そして、前記両部材は十字ピン4を介して周知の手法で結合されて十字継手を構成する。前記石突き部本体5は直径4〜5cm有ればよく、あまり大きければ操作性が悪く、また小さ過ぎれば作用性が悪くなる。6は石突き部下面に貼付けられたゴム靴底の如き硬質弾性体からなる滑り止め部材で、その下面には滑り止めのため多数の突起7又は凹凸面が設けられる。
図2は本考案の側面図、図3は同じく下面図である。
図4は本考案の第二実施例の正面図で、自在継手を球状継手B′としたもので、2′はその上部材で下端に球状ピン4′を有する。3′は下部材で盤状の石突き部5と一体に形成され、前記球状ピン4′を受け入れて球状継手B′を構成する欠球状の凹部を有する。これらは、硬質合成樹脂で形成され、下部材の型抜き直後の熱くて柔軟性を有するうちに結合されるが、凹部周辺にスリット8を設けることにより冷却後でも結合することができる。
球状継手を採用すると、自在継手の構造が簡単になると共に、杖にかかる力の石突きに対する作用点を下げ、杖を突いたときの石突きの安定性をより増すことが出来る。
なお、杖が木製等中実の場合、図5のように取付け部はパイプ状としてその中に杖下端を差し込み取付けるようにする。
図1は本考案の第一実施例の正面図で、Aは杖、Bは硬質合成樹脂製の十字状自在継手、Cは同じく硬質合成樹脂製の円盤状の石突き部である。1は石突きの取付け部でパイプ状杖の下端に挿入され、接着剤又はネジ等で取付けられる。2は自在継手の上部材で取付け部1と一体成形され、3は自在継手の下部材で円盤状石突き部本体5と一体成形される。そして、前記両部材は十字ピン4を介して周知の手法で結合されて十字継手を構成する。前記石突き部本体5は直径4〜5cm有ればよく、あまり大きければ操作性が悪く、また小さ過ぎれば作用性が悪くなる。6は石突き部下面に貼付けられたゴム靴底の如き硬質弾性体からなる滑り止め部材で、その下面には滑り止めのため多数の突起7又は凹凸面が設けられる。
図2は本考案の側面図、図3は同じく下面図である。
図4は本考案の第二実施例の正面図で、自在継手を球状継手B′としたもので、2′はその上部材で下端に球状ピン4′を有する。3′は下部材で盤状の石突き部5と一体に形成され、前記球状ピン4′を受け入れて球状継手B′を構成する欠球状の凹部を有する。これらは、硬質合成樹脂で形成され、下部材の型抜き直後の熱くて柔軟性を有するうちに結合されるが、凹部周辺にスリット8を設けることにより冷却後でも結合することができる。
球状継手を採用すると、自在継手の構造が簡単になると共に、杖にかかる力の石突きに対する作用点を下げ、杖を突いたときの石突きの安定性をより増すことが出来る。
なお、杖が木製等中実の場合、図5のように取付け部はパイプ状としてその中に杖下端を差し込み取付けるようにする。
本願考案によれば、広い円盤状の石突きにより砂利道や軟弱な路面でもめり込むこともなく、また路面に隙間などがあっても入り込む恐れもなく、しかも杖をどのような角度に突いても首振り作用により広い円盤状の石突き下面の滑り止め突起が全面で路面に接触するので非常に安定性があり、実用的である。
A 杖、 B、B′ 自在継手、 C 石突き部
1 取付け部、 1′取付け部の他例、 2 十字継手上部材、 3 同下部材、
2′球状継手上部材、3′同下部材、 4 十字ピン、 4′球状ピン、
5 石突き部本体、6 滑り止め部材、 7 滑り止め突起、 8 スリット、
9 把手
1 取付け部、 1′取付け部の他例、 2 十字継手上部材、 3 同下部材、
2′球状継手上部材、3′同下部材、 4 十字ピン、 4′球状ピン、
5 石突き部本体、6 滑り止め部材、 7 滑り止め突起、 8 スリット、
9 把手
Claims (4)
- 硬質合成樹脂からなり、杖Aの下端部に取付け可能な取付け部とその下部に自在継手BまたはB′を介して連なる円盤状の石突き部Cとからなり、石突き部の下面には多数の突起7又は凹凸面を有するゴム靴底の如き硬質弾性体からなる滑り止め部材6を貼付けてなる、杖の石突き。
- 自在継手を十字継手Bとした、請求項1の杖の石突き。
- 自在継手を球状継手B′とした、請求項1の杖の石突き。
- 硬質合成樹脂からなり、杖Aの下端部に取付け可能な取付け部とその下部に自在継手BまたはB′を介して連なる円盤状の石突き部Cとからなり、石突き部の下面には多数の突起7又は凹凸面を有するゴム靴底の如き硬質弾性体からなる滑り止め部材6を貼付けてなる石突きを取付けた、杖。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007008082U JP3138059U (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | 杖の石突き |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007008082U JP3138059U (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | 杖の石突き |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3138059U true JP3138059U (ja) | 2007-12-20 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007008082U Expired - Fee Related JP3138059U (ja) | 2007-09-20 | 2007-09-20 | 杖の石突き |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3138059U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015097783A (ja) * | 2014-08-08 | 2015-05-28 | 株式会社ひまわり | 杖用石突き |
-
2007
- 2007-09-20 JP JP2007008082U patent/JP3138059U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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