JP3138047B2 - 検査対象物の表面情報検知装置 - Google Patents
検査対象物の表面情報検知装置Info
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Description
ここから発生する螢光を利用して検知する装置に関す
る。
ラミック基板のバイヤホールの形成状態の検査は、セラ
ミック基板の表面から発する螢光を利用してバイヤホー
ルの形成状態などのセラミック基板の表面の状態を検知
し、この検知した情報に基づいて行っている。
板の表面の状態を正確に検知することが重要である。検
知を正しく行うためには、検知装置は、その時の検査の
対象場所である局部から発生した螢光に限定して検知し
うる構成であることが望ましい。
バイヤホール検知装置1を示す。
セラミック基板であり、矢印A方向に移動するステージ
3上に載置固定されている。
に、上面に金属配線4(図14(A)参照)が形成され
たセラミック基板本体5の上面にポリイミド膜6が形成
され、このポリイミド膜6にバイヤホール7が多数形成
された状態にある。
ザ光11は、ビームエクスパンダ12、反射ミラー13
を介して、回転多面鏡14に到り、水平面内で偏向さ
れ、スキャンレンズ15、反射ミラー16を経て集光さ
れ、セラミック基板2上にスポット17を形成する。こ
のスポット17(レーザ光11a)が矢印18方向に走
査される。
示すようにバイヤホール7よりも相当に小さい。
と、螢光19を発生する。
せて示すように、セラミック基板2に対向して斜めの向
きでセラミック基板2に対向して配してある。
1が設けてある。
性を有している。
ペクトルを示し、線23は上記の螢光19のスペクトル
を示す。
さず、螢光19は通す。
する螢光19を検知し、セラミック基板2の表面の状態
(バイヤホール)に関する情報である螢光検知信号を出
力する。これが検査装置本体(図示せず)に送られ、こ
こで、バイヤホールの良否が判断される。
うに、レーザ光11(スポット17)が矢印18方向に
走査し、バイヤホール7の底面7aの金属配線4を照射
した時点を考えてみる。レーザ光11は符号11bで示
すように乱反射し、これがバイヤホール7の周壁面7b
に当たり、螢光19aが発生することがある。
ズであり、不用なものであるけれども、発生することは
避けられない。
って光センサ20に入射してしまう。
4(B)中、符号25で示すようにバイヤホール7の場
所では、GNDレベルとなるべきところが、符号26で
示すようになり、GNDレベルよりaだけ上がったもの
となってしまう。
うに、バイヤホール7内にポリイミドの残渣27がある
場合に出力されるべき信号である。
力される場合があった。
生する螢光だけが光センサに入射するようにし、スポッ
トの周りの部分から発生する螢光は光センサに入射しな
いようにして、スポットの周辺の部分から発生する螢光
による悪影響を無くしうるようにした被検査対象物の表
面情報検知装置を提供することを目的とする。
ザ光を検査対象物に集光させてスポットとして照射さ
せ、該スポットを走査させて、このとき該検査対象物か
ら発生する螢光を、検知手段が上記検査対象物の表面情
報として検知する構成の検査対象物の表面情報検知装置
であって、上記レーザ光を上記検査対象物の表面で再帰
反射させて再結像させる再帰反射結像手段を設けると共
に、上記の再結像される位置に、ピンホール部材を設
け、該ピンホール部材の後側に上記検知手段を設け、上
記レーザ光のスポットの周囲の部分からの拡散光を検知
する拡散光検知信号取得手段を設けた構成としたもので
ある。
に集光させてスポットとして照射させ、該スポットを走
査させて、このとき該検査対象物から発生する螢光を、
検知手段が上記検査対象物の表面情報として検知する構
成の検査対象物の表面情報検知装置であって、 上記レー
ザ光を上記検査対象物の表面で再帰反射させて再結像さ
せる再帰反射結像手段を設けると共に、 上記の再結像さ
れる位置に、ピンホール部材を設け、 該ピンホール部材
の後側に上記検知手段を設け、 上記レーザ光のスポット
からの反射光を検知する反射光検知信号取得手段を設け
た構成としたものである。
形成された基板の上面にポリイミド膜が形成され、該ポ
リイミド膜にバイヤホールが多数形成された状態の検査
対象物に集光させてスポットとして照射させ、該スポッ
トを走査させて、このとき該検査対象物から発生する螢
光を、検知手段が上記検査対象物の表面情報として検知
する構成の検査対象物の表面情報検知装置であって、 上
記レーザ光を上記検査対象物の表面で再帰反射させて再
結像させる再帰反射結像手段を設けると共に、 上記の再
結像される位置に、スポットの像の径より大きく、バイ
ヤホールの像の径より小さい大きさのピンホールを有す
るピンホール部材を設け、 該ピンホール部材の後側に上
記検知手段を設けた構成としたものである。
動かない定点として、ピンホール部材の配設を可能とす
るように作用する。
トの部分から発した光のみを通し、このスポットの周辺
の部分から発する光を遮蔽するように作用する。
から拡散光を検知するように作用する。
個所からの反射光全体を検知するように作用する。請求
項3のピンホール部材のピンホールの大きさを、スポッ
トの像の径より大きく、バイヤホールの像の径より小さ
い大きさに定めている構成は、ピンホール部材が、スポ
ットから反射した光だけを通過させ、スポットの周辺部
分から発した光、例えば、乱反射したレーザ光が周壁面
で反射した光を遮蔽するように作用する。
物の表面情報検査装置30を示す。
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
ーザ光11c(スポット17)がセラミック基板2上を
矢印18方向に走査する。レーザ光11cはセラミック
基板2に対して垂直である。
光11cを再帰反射させてミラー13に向う戻りの光3
2とするスキャンレンズ15及び回転多面鏡14と、回
転多面鏡14と反射鏡13との間に配してあり、戻りの
光32を分岐させるビームスプリッタ33と、ビームス
プリッタ33によって分岐された光34を再結像させる
再結像用レンズ35とよりなる。
ポット17の像が再結像され、その後拡がって光センサ
(光電子増倍管)20に入射する。
ように走査しても、再結像位置36は動かない。
が再結像位置36に設けてある。
1 は、スポット17(バイヤホール7より十分に小さ
い)の像39の径d2 より多少大きい程度であり、バイ
ヤホール7の像40(乱反射したレーザ光11bが周壁
面7で反射した光等によって形成される)より十分に小
さい。ピンホール部材37は上記の像40より十分に大
きい。
ット17から反射した光だけを通過させ、スポット17
の周辺部分から発した光は遮蔽する機能を有する。
33とレンズ35との間に設けてある。
る。
ザ光11cがバイヤホール以外の部位を照射していると
きには、反射レーザ光41とポリイミド膜6より発生し
た螢光42が再帰反射結像手段31に入り込み、螢光4
2だけがフィルタ21を通過し、レンズ35、ピンホー
ル部材37を通って光センサ20に入射する。
で示す高いレベルの螢光検知信号を出力する。
に、レーザ光11cがバイヤホール7を照射した時点に
ついて説明する。
乱反射し、乱反射したレーザ光11bによってバイヤホ
ール7の周壁面7bの部分から螢光19aが発生する。
19aが再帰反射結像手段31内に入り込む。
され、フィルタ21より先には螢光19aだけが進む。
より発したものではなく、スポット17の周辺部分から
発したものであるため、ピンホール38内ではなく、ピ
ンホール38の周囲の部分に結像され、ピンホール部材
37により遮光される。
には到らず、螢光検知信号は図2(B)中、符号44で
示すようになり、GNDレベルとなる。この信号は、図
2(A)のバイヤホール7の状態を正しく検知した信号
となっている。
に、ポリイミド残渣45を有するバイヤホール7を照射
した場合について説明する。
成され、レーザ光41及び前記の螢光19aに加えて、
スポット17より発した螢光46が、上記再帰反射結像
手段31内に入り込む。この螢光46は、反射レーザ光
41の方向と一致する。
が進む。
致しているため、ピンホール部材37のピンホール38
内に結像され、螢光46はピンホール部材37を通過し
て光センサ20に入射する。
中、符号47で示す如くになり、あるレベルVaを有す
る。この信号は、図4(A)のバイヤホール7の状態を
正しく検知している。
知した信号が取り出され、セラミック基板2は正しく検
査される。
同図に示す位置に限るものではなく、レンズ35とピン
ホール部材37との間でもよく、また、ピンホール部材
37と光センサ20との間でもよい。
中、波長λ1 以上の光を反射させるような波長選択性を
有するものを使用すれば、上記のフィルタ21は不用で
ある。
参照して説明する。
えて別の光の信号も併せて検知しうるようにしたもので
ある。
象物の表面情報検知装置50を示す。
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
に設けてある。
間に、二つのビームスプリッタ51と52とが設けてあ
り、分岐光34を更に分岐する。
タ33とレンズ35との間に設けてあり、ビームスプリ
ッタ52は、ピンホール部材37とフィルタ21との間
に設けてある。
53は、レンズ54、図6に示す遮光型空間フィルタ5
5を経て光センサ56に入射する。
うに、中央に遮光部55a、この周囲に透過部55bを
有し、その他を遮光部55cとした構成である。
設けてある。
が、透過部55bを通過する。
知信号57を出力する。
型空間フィルタ55及び光センサ56が、スポット17
の周りの部分から発した拡散光を検知する拡散光検知信
号取得手段58を構成する。
ことにより、レーザ光11cの照射点であるスポット1
7の周囲の部分の状態が検知される。
れた光60は、光センサ61に入射する。
射光検知信号62を出力する。
が、反射光検知信号取得手段63を構成する。
ことにより、レーザ光11cの照射点であるスポット1
7の部分の状態が検知される。
(C)及び図2(B)に示す螢光検知信号に加えて、上
記の二つ信号57,62が得られ、より多くの表面情報
が検知され、これらを利用してセラミック基板はより正
しく検査される。図8は本発明の第3実施例になる検査
対象物の表面情報検知装置70を示す。同図中、図5に
示す構成部分と対応する部分には同一符号を付す。
軸がm、長軸がnの楕円形のピンホール72を有する。
6に図10に示すように、角度θ傾斜させて設けてあ
る。
サ56に入射する。
6が拡散光検知信号取得手段58Aを構成する。
点数を削減して構成され、図5の装置と同じ検知信号4
3,44,57,62を得ることができる。
14に代えて、ガルバノミラーのような光走査機構を用
いることもできる。
るものではなく、表面が、螢光を発する材料の所定のパ
ターンで形成されたものであればよい。
レーザ光を上記検査対象物の表面で再帰反射させて再結
像させる再帰反射結像手段を設けると共に、再結像され
る位置に、ピンホール部材を設け、該ピンホール部材の
後側に上記検知手段を設けた構成としたものであるた
め、検査対象物上のスポットの周辺の部分から発する螢
光による影響を受けないようにすることが出来、上記ス
ポットの場所の情報を正しく取り出すことが出来、検査
対象物の表面の情報を正確に検知することが出来る。ま
た、レーザ光のスポットの周囲の部分からの拡散光を検
知する拡散光検知信号取得手段を設けた構成としたもの
であるため、スポットの場所に限らず、スポットの周辺
の部分の情報を併せて検知することが出来、検査対象物
の表面の情報をより正確に検知することが出来る。
象物の表面で再帰反射させて再結像させる再帰反射結像
手段を設けると共に、再結像される位置に、ピンホール
部材を設け、ピンホール部材の後側に検知手段を設けた
構成としたものであるため、検査対象物上のスポットの
周辺の部分から発する螢光による影響を受けないように
することが出来、上記スポットの場所の情報を正しく取
り出すことが出来、検査対象物の表面の情報を正確に検
知することが出来る。また、レーザ光のスポットからの
反射光を検知する反射光検知信号取得手段を設けた構成
としたものであるため、スポットの個所からの螢光を含
めた全部の反射光を併せて検知することが出来、検査対
象物の表面の情報をより正確に検知することが出来る。
形成された基板の上面にポリイミド膜が形成され、ポリ
イミド膜にバイヤホールが多数形成された状態の検査対
象物の表面で再帰反射させて再結像させる再帰反射結像
手段を設けると共に、再結像される位置に、スポットの
像の径より大きく、バイヤホールの像の径より小さい大
きさのピンホールを有するピンホール部材を設け、ピン
ホール部材の後側に上記検知手段を設けた構成としたも
のであるため、ピンホール部材がスポットから反射した
光だけを通過させ、スポットの周辺部分から発した光、
例えば、乱反射したレーザ光がバイヤホールの周壁面で
反射した光を遮蔽することによって、金属配線が形成さ
れた基板の上面のポリイミド膜にバイヤホールが多数形
成された状態の検査対象物のバイヤホールの良否を、ス
ポットの周辺部分から発した光、例えば、乱反射したレ
ーザ光がバイヤホールの周壁面7で反射した光の影響を
受けないで、正確に判断することが出来る。
報検査装置を示す図である。
の発生及び螢光検知信号を示す図である。
の発生及び螢光検知信号を示す図である。
る。
る。
検知装置を示す図である。
螢光のスペクトルを示す図である。
検知信号を示す図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 レーザ光を検査対象物に集光させてスポ
ットとして照射させ、該スポットを走査させて、このと
き該検査対象物から発生する螢光を、検知手段が上記検
査対象物の表面情報として検知する構成の検査対象物の
表面情報検知装置であって、 上記レーザ光を上記検査対象物の表面で再帰反射させて
再結像させる再帰反射結像手段を設けると共に、 上記の再結像される位置に、ピンホール部材を設け、 該ピンホール部材の後側に上記検知手段を設け、上記レーザ光のスポットの周囲の部分からの拡散光を検
知する拡散光検知信号取得手段を設けた 構成としたこと
を特徴とする検査対象物の表面情報検知装置。 - 【請求項2】 レーザ光を検査対象物に集光させてスポ
ットとして照射させ、該スポットを走査させて、このと
き該検査対象物から発生する螢光を、検知手段が上記検
査対象物の表面情報として検知する構成の検査対象物の
表面情報検知装置であって、 上記レーザ光を上記検査対象物の表面で再帰反射させて
再結像させる再帰反射結像手段を設けると共に、 上記の再結像される位置に、ピンホール部材を設け、 該ピンホール部材の後側に上記検知手段を設け、 上記レーザ光のスポットからの反射光を検知する反射光
検知信号取得手段を設けた 構成としたことを特徴とする
検査対象物の表面情報検知装置。 - 【請求項3】 レーザ光を金属配線が形成された基板の
上面にポリイミド膜が形成され、該ポリイミド膜にバイ
ヤホールが多数形成された状態の検査対象物に集光させ
てスポットとして照射させ、該スポットを走査させて、
このとき該検査対象物から発生する螢光を、検知手段が
上記検査対象物の表面情報として検知する構成の検査対
象物の表面情報検知装置であって、 上記レーザ光を上記検査対象物の表面で再帰反射させて
再結像させる再帰反射結像手段を設けると共に、 上記の再結像される位置に、スポットの像の径より大き
く、バイヤホールの像 の径より小さい大きさのピンホー
ルを有するピンホール部材を設け、 該ピンホール部材の後側に上記検知手段を設けた構成と
したことを特徴とする検査対象物の表面情報検知 装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04039642A JP3138047B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 検査対象物の表面情報検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04039642A JP3138047B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 検査対象物の表面情報検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05240803A JPH05240803A (ja) | 1993-09-21 |
JP3138047B2 true JP3138047B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=12558747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04039642A Expired - Fee Related JP3138047B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 検査対象物の表面情報検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3138047B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3850181B2 (ja) * | 1999-09-09 | 2006-11-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 光計測方法および装置 |
US6888148B2 (en) * | 2001-12-10 | 2005-05-03 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Arrangement for the optical capture of excited and /or back scattered light beam in a sample |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP04039642A patent/JP3138047B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05240803A (ja) | 1993-09-21 |
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