JP3137744U - 主軸着脱専用工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が狭い機内でも容易に主軸交換が行え、作業性も向上させることができる主軸着脱専用工具を提供する。
【解決手段】3本以上の複数本の支柱と、支持板24と、ネジ桿26と、主軸抜き用ヘッド28と、主軸挿入用ヘッドとを具備し、複数本の支柱22は、周方向に等間隔で配置され、一端側が支持板24に固定され、他端側が、主軸12の挿入孔14の周辺のハウジング部に設けられる取り付け孔15に固定可能となっており、ネジ桿26は、支持板24の中心を貫通して螺合され、ネジ桿26のハウジング側の端部は、主軸抜き用ヘッド28または主軸挿入用ヘッドが装着可能となっていると共に、主軸抜き用ヘッド28または主軸挿入用ヘッドは主軸12に装着可能となっている。
【選択図】図8

Description

本考案はマシニングセンタ、NC旋盤等の工作機械における主軸を、簡易な構造にして容易に着脱できる主軸着脱専用工具に関する。
マシニングセンタやNC旋盤等の工作機械は、主軸に多種類の工具を取付け可能になっていて、かつ高速で回転可能になっているので、様々な精密加工が行える。またそれだけに、主軸には過大な切削抵抗が加わり、各部に破損が生じたり、磨耗が生じる。そのような場合には、主軸を取外して修理したり、交換する必要が生じる。
特開2007−1010号公報(特許文献1)には、横型のマシニングセンタの主軸交換方法が開示されている。
この主軸交換方法は、水平方向に移動可能なスライダに主軸を固定し、主軸が装着されているハウジングから主軸を水平方向に引き出し可能にしている。
特開2007−1010号公報
特許文献1に示される方法は、横型のマシニングセンタであって、主軸を水平横方向に引き出すことができるので、主軸の着脱が比較的容易に行える。
しかしながら、主軸が鉛直方向を向く縦型のマシニングセンタ等の工作機械にあっては、主軸の着脱は手作業で行うことが多く、その着脱は容易でなかった。
すなわち、工場内で作業者がハンマーなど多くの工具を用いて交換作業を行うものであるが、マシニングセンタ機内は狭く、手動により主軸を交換する際に目視で主軸挿入位置を決定すること、および主軸を直角に挿入することは困難であると共に、主軸が10Kg程度と重量が重いので、一定の力で主軸を支えることも難しく、狭い機内で数人によってハンマーなどの工具を用いて行われる主軸交換作業は大変困難な作業であった。
本考案は、上記のような課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、作業者が狭い機内でも容易に主軸交換が行え、作業性も向上させることができる主軸着脱専用工具を提供するにある。
本考案は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
すなわち、本考案に係る主軸着脱専用工具は、主軸がハウジングに、ワークテーブルに対して鉛直方向となるように取り付けられた工作機械の、前記主軸をハウジングに着脱する際に用いる主軸着脱専用工具であって、3本以上の複数本の支柱と、支持板と、ネジ桿と、主軸抜き用ヘッドと、主軸挿入用ヘッドとを具備し、前記複数本の支柱は、前記支持板の周方向に等間隔で配置され、一端側が該支持板に固定され、他端側が、前記主軸の挿入孔の周辺のハウジング部に設けられる取り付け孔に固定可能となっており、前記ネジ桿は、前記支持板の中心を貫通して螺合され、前記ネジ桿の前記ハウジング側の端部は、前記主軸抜き用ヘッドまたは主軸挿入用ヘッドが装着可能となっていると共に、該主軸抜き用ヘッドまたは主軸挿入用ヘッドは前記主軸に装着可能であり、前記ネジ桿を回転させることで、前記主軸を、前記主軸抜き用ヘッドまたは主軸挿入用ヘッドを介して、前記挿入孔内で下降もしくは上昇可能となっていることを特徴とする。
前記主軸抜き用ヘッドは、前記主軸に固定される固定部と、該固定部に対して空転可能で前記ネジ桿のハウジング側の端部に取り付けられる取付部を具備することを特徴とする。
前記取付部の先端にベアリングを設けると好適である。
また、前記主軸挿入用ヘッドは、前記ネジ桿が当接する面に、芯出し用の凹部を有し、前記ネジ桿の先端部は、前記凹部と係合する凸部に形成されていることを特徴とする。
本考案に係る工具によれば、狭い工作機械内であっても一定の力で主軸を支えることが可能となり、主軸挿入位置の決定および主軸を直角に挿入することが容易にできる。また、従来までのハンマーによる交換作業をしなくても、ネジ桿を回転するだけで主軸の抜き差しが可能となり、作業者が容易に主軸交換が行えるので交換作業性を向上させ修理時間および経費を削減することができ、ひいては生産性の向上を図ることができる。
また、請求項4の構成とすることで、主軸とネジ桿の芯出しが容易となるので、更なる交換作業性の向上を図ることができる。
以下、本考案の好適な実施の形態について、図面とともに詳細に説明する。
図1はマシニングセンタ等の縦型の工作機械10の概要図である。
12は主軸であり、ハウジング14に、ワークが載置されるワークテーブル16の上方に位置してワークテーブル16に対して鉛直方向となるように取り付けられている。
主軸12は中空のハウジング14に多数の軸受を介して、軸線を中心として高速回転可能に取り付けられている。主軸12は公知の機構を有したものであり、テーパー孔17に取付けられる工具ホルダ18、不図示の、コレット、ドローバー、多数の皿バネ、ドローバーに作用するシリンダ機構、ビルトインモータ等を具備している。
主軸12は、取付け機構(図示せず)を介してハウジング14に強固に固定されるが、取付け機構による固定を解除することで、ハウジングから引き抜き可能となっている。取付け機構には種々のものがあるので特に説明はしない。
図2〜図6に、本実施の形態に係る主軸着脱専用工具20を示す。
主軸着脱専用工具20は、3本以上の複数本(図では3本)の支柱22a、22b、22cと、支持板24と、ネジ桿26と、主軸抜き用ヘッド28(図3、図4)と、主軸挿入用ヘッド30(図5、図6)とを具備する。
3本の支柱22a、22b、22cは、支持板24の周方向に等間隔で配置され、一端側が支持板24に蝶ネジ23によって固定され、他端側の雄ネジ部が、主軸12の挿入孔13(図1)の周辺のハウジング部14に設けられる取り付け孔(雌ネジ)15(図7)に固定可能となっている。
ネジ桿26は、支持板24の中心を貫通して螺合されている。
ネジ桿26のハウジング側の端部は、主軸抜き用ヘッド28または主軸挿入用ヘッド30が装着可能となっていると共に、該主軸抜き用ヘッド28または主軸挿入用ヘッド30は主軸12に装着可能となっている。
主軸抜き用ヘッド28は、図3、図4に示すように、主軸12にネジ32によって固定される固定部31と、該固定部31に対して空転可能でネジ桿26のハウジング側の端部にネジ33によって取り付けられる筒状の取付部34を具備する。35はネジ32挿通用の孔である。
主軸抜き用ヘッド28は、図7に示すように、主軸12下端のテーパー孔17に取付けられる工具ホルダ18(図1)に装着される各種工具の回り止め具36(図7)を、主軸12の下面に取り付けるネジ32およびネジ孔を利用して主軸12に取り付けるようにするとよい(図3)。
また、取付部34の、テーパ孔17内に進入する部位にはベアリング37を取付けるようにする。取付部34はネジ桿26と共に回転するが、テーパ孔17内に進入する部位にベアリング37が取り付けられることによって、主軸12を回転させることなく取付部34およびネジ桿26がスムーズに回転する。
主軸挿入用ヘッド30は、主軸12のテーパ孔17に嵌入する嵌入部40と、周辺に、前記回り止め具36が嵌合する切欠部42が形成され、嵌入部40下端に固定されたヘッド板43とを有する。前記ネジ桿26の先端部は円錐状の凸部に形成され、ヘッド板43の下面には、ネジ桿26の凸部が係合(嵌合)する芯出し用の凹部44(図6)が形成されている。
続いて、上記工具20を用いて主軸12を挿入孔13から引き抜く手順について説明する。
主軸12下面の回り止め具36は外しておく。
まず図3に示すように、ネジ桿26の先端にネジ33により、主軸抜き用ヘッド28を固定する。
そして、図8に示すように、3本の支柱22a、22b、22cの先端部をハウジング14下面の取り付け孔15(図7)に螺着する。
次にネジ桿26を回転して上昇させ、固定部31が主軸12下面に当接したらネジ32によって固定部31を主軸12の下面に固定する。
これにより、工具20の装着は完了した。
次いで、主軸12をハウジング14に固定している取り付け機構による主軸12の固定を解除する。これにより、主軸12は下方に引き抜き可能となる。
この状態でネジ桿26を回転させ、主軸12を下方に移動させる。主軸12は固定部31に固定され、ネジ桿26は固定部31に対して空転するようになっているから、主軸12は、そのままの姿勢を維持したまま、ネジ桿26の回転により下方に引っ張られ、これにより主軸12を挿入孔13から抜き出すことができる。ネジ桿26の回転は、ネジ桿26の下端に設けられた孔に適宜な工具を差し込んで回すようにすると容易に回転できる。
ネジ32を外して固定部31を主軸12から外す。主軸12はネジ桿26上に支持された状態で、重量を支えられているから、その状態から支柱22a、22cの間を通じて主軸12を外部に取り出すのは容易である。
主軸12を挿入孔13に装着するのは上記と逆を行えばよい。
主軸12の下面にネジ32によって回り止め具36を固定しておく。
そして図5に示すように、主軸12の下面に主軸挿入用ヘッド30を装着した後、ヘッド板43下面の凹部44にネジ桿26先端の凸部が嵌合するように、主軸12をネジ桿26上に乗せる。
ネジ桿26の円錐状の凸部に芯出し用の凹部44を嵌合するだけで、容易に主軸12の芯出しが行える。
その状態でネジ桿26を回転させて主軸12を上昇させ、主軸12の上端部を挿入孔13に進入させる。主軸12は、ネジ桿26によって重量を支えられているから、目視により、主軸12の上端部を挿入孔13内に案内するのは容易である。このようにして、主軸12を所定の位置まで上昇させたら、図示しない取り付け機構によって主軸12を挿入孔13内に固定することによって、主軸12の取り付けが完了する。
最後に、工具20を主軸12およびハウジング14から取外せばよい。
工作機械の概略図である。 主軸着脱専用工具の要部を示す説明図である。 主軸抜き用ヘッドをネジ桿上端に取り付けた状態の説明図である。 主軸抜き用ヘッドの底面図である。 主軸挿入用ヘッドを主軸下面に取付けた状態の説明図である。 主軸挿入用ヘッドの底面図である。 主軸下部とハウジング下部の説明図である。 主軸着脱専用工具をハウジングおよび主軸に取付けた状態の説明図である。
符号の説明
10 工作機械
12 主軸
13 挿入孔
14 ハウジング
15 取付け孔
16 ワークテーブル
17 テーパ孔
18 工具ホルダ
20 主軸着脱専用工具
22a、22b、22c 支柱
24 支持板
26 ネジ桿
28 主軸抜き用ヘッド
30 主軸挿入用ヘッド
31 固定部
32、33 ネジ
34 取付部
36 回り止め具
37 ベアリング
40 嵌入部
42 切欠部
43 ヘッド板
44 凹部

Claims (4)

  1. 主軸がハウジングに、ワークテーブルに対して鉛直方向となるように取り付けられた工作機械の、前記主軸をハウジングに着脱する際に用いる主軸着脱専用工具であって、
    3本以上の複数本の支柱と、支持板と、ネジ桿と、主軸抜き用ヘッドと、主軸挿入用ヘッドとを具備し、
    前記複数本の支柱は、前記支持板の周方向に等間隔で配置され、一端側が該支持板に固定され、他端側が、前記主軸の挿入孔の周辺のハウジング部に設けられる取り付け孔に固定可能となっており、
    前記ネジ桿は、前記支持板の中心を貫通して螺合され、
    前記ネジ桿の前記ハウジング側の端部は、前記主軸抜き用ヘッドまたは主軸挿入用ヘッドが装着可能となっていると共に、該主軸抜き用ヘッドまたは主軸挿入用ヘッドは前記主軸に装着可能であり、
    前記ネジ桿を回転させることで、前記主軸を、前記主軸抜き用ヘッドまたは主軸挿入用ヘッドを介して、前記挿入孔内で下降もしくは上昇可能となっていることを特徴とする主軸着脱専用工具。
  2. 前記主軸抜き用ヘッドは、前記主軸に固定される固定部と、該固定部に対して空転可能で前記ネジ桿のハウジング側の端部に取り付けられる取付部を具備することを特徴とする請求項1記載の主軸着脱専用工具。
  3. 前記取付部の先端にベアリングを有することを特徴とする請求項2記載の主軸着脱専用工具。
  4. 前記主軸挿入用ヘッドは、前記ネジ桿が当接する面に、芯出し用の凹部を有し、
    前記ネジ桿の先端部は、前記凹部と係合する凸部に形成されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の主軸着脱専用工具。
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