JP3137609B2 - ペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソールの無定形コポリマー - Google Patents

ペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソールの無定形コポリマー

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JP3137609B2
JP3137609B2 JP10299064A JP29906498A JP3137609B2 JP 3137609 B2 JP3137609 B2 JP 3137609B2 JP 10299064 A JP10299064 A JP 10299064A JP 29906498 A JP29906498 A JP 29906498A JP 3137609 B2 JP3137609 B2 JP 3137609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 本発明は、光ファイバー構造物におけるクラッド材料と
して並びにある種の電子工学用途、成形された物品、及
びフィルムにおいて特に適当であるある種の無定形ペル
フルオロポリマーに関する。
【0002】テトラフルオロエチレンホモポリマー及び
コポリマーは多くの優れた性質を有するが、それらは、
通常、殊に高められた温度での低い弾性率(modulus);
貧弱な耐クリープ性;不溶性;そしてある場合には取り
扱いにくさをこうむる。種々のフルオロポリマーが、主
にそれらの低い屈折率を理由としてクラッド光ファイバ
ーのために折にふれて提案されてきた。光ファイバーの
ための良好なポリマーのクラッド材料は完全に無定形で
なければならない。何故ならばポリマー中に微結晶が存
在すれば光の散乱を引き起こすであろうからである。さ
らに、殊にもし高い温度での使用が意図されるならば、
それは高いガラス転移温度、Tg、を持たねばならな
い。何故ならばそのTg以上では、それはその望ましい
物理的性質のいくらかを失いそして特にそれはファイバ
ーコアへの良好な接着を維持することができないであろ
うからである。望ましいTgは、140℃以上、好まし
くは180℃以上、殊に220℃以上であろう。かなり
高いTgを有する、適当な完全に無定形のフルオロポリ
マーは、これまでのところ報告されていない。
【0003】レスニック(Resnick)の米国特許3,97
8,030は、以下の式:
【0004】
【化3】
【0005】を有するペルフルオロ-2,2-ジメチル-1,3-
ジオキソール(PDD)のある種のポリマーを述べてい
る。上の特許は、それ以上には特質を明らかにされてい
ないPDDのホモポリマー、及び約265℃の融点を有
する、テトラフルオロエチレン(TFE)との結晶性コ
ポリマーの両方を述べている。
【0006】レスニックのPDDホモポリマーの発見以
来、この物質は無定形でありそして約330℃の非常に
高いTgを有することが確かめられた。しかしながら、
このホモポリマーは、乏しい流動性及びいくらかの劣化
のために容易に溶融加工できるものではない。
【0007】PDDとTFEとの結晶性コポリマーは、
例えば光学的透明性、寸法安定性、溶解性、または高い
Tgが要求される場合には、多くの用途において使用す
ることができない。
【0008】かくして、米国特許3,978,030の
ポリマーは、望ましい性質を有するペルフルオロポリマ
ーであれば種々のハイテク用途において多くの可能な用
途を有するであろうという事実にも拘わらず、商業的に
は製造されなかった。
【0009】ジオキソールPDDは特異な性質を有する
無定形コポリマーを生成すること、そしてこれらの性質
はこれらのコポリマーを高性能を要求する多数の特別な
用途に特に適当なものにすることがここに見い出され
た。発明の要約 本発明によれば、65〜99モル%のペルフルオロ-2,2
-ジメチル-1,3-ジオキソールと、以下の化合物: a) テトラフルオロエチレン、 b) クロロトリフルオロエチレン、 c) フッ化ビニリデン、 d) ヘキサフルオロプロピレン、 e) トリフルオロエチレン、 f)式CF2=CFORF[式中、RFは1〜3の炭素原
子を有するノルマルペルフルオロアルキル基である]の
ペルフルオロ(アルキルビニルエーテル、 g)式CF2=CFOQZ[式中、Qは0〜5のエーテ
ル酸素原子を含むペルフルオロ化アルキレン基であり、
ここでQの中のC及びO原子の和は2〜10であり;そ
してZは−COOR、−SO2F、−CN、−COF及
び−OCH3から成る群から選ばれた基であり、ここで
RはC1〜C4アルキルである]のフルオロビニルエーテ
ル、 h) フッ化ビニル、そして i)RfCH=CH2[式中、RfはC1〜C8のノルマル
ペルフルオロアルキル基である]の(ペルフルオロアル
キル)エチレン から成る群から選ばれた少なくとも一つの補足的な量の
コモノマーとの無定形コポリマーであって、該コポリマ
ーのガラス転移温度は少なくとも140℃であり;該コ
ポリマー中のコモノマーの最大モルパーセント、
a...Miは以下のようであり: a) テトラフルオロエチレンに関して、Ma=35、 b) クロロトリフルオロエチレンに関して、Mb=3
0、 c) フッ化ビニリデンに関して、Mc=20、 d) ヘキサフルオロプロピレンに関して、Md=15、 e) トリフルオロエチレンに関して、Me=30、 f) CF2=CFORFに関して、 Mf=30、 g) CF2=CFOQZに関して、Mg=20、 h) フッ化ビニルに関して、Mh=25、そして i) RfCH=CH2に関して、Mi=10; そして、一つより多いコモノマーを有するコポリマーの
場合においては、各々のコモノマーの量は、対応する最
大パーセント、Ma...Miに対するモルパーセント、
a...miの比の和、Sが以下に示すように1より大
きくない: S=ma/Ma+mb/Ma+...+mi/Mi≦1 ようである;コポリマーがここに提供される。
【0010】ここで使用されている“補足的な”という
語は、ペルフルオロ-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソールの
モルパーセント、及びコポリマー中に存在する上のすべ
てのコモノマー(a)〜(i)のモルパーセントを一緒に加
えると100%になるということを意味する。
【0011】発明の説明 本発明のコポリマーは好ましくは少なくとも180℃の
Tgを有する。このようなコポリマーが一つより多いP
DDと共重合されたコモノマーを含む時には、Sの値は
1未満である。本発明の特に好ましいコポリマーは少な
くとも220℃のTgを有する。これらのコポリマーが
一つより多いPDDと共重合されたコモノマーを含む時
には、Sの値は1よりかなり小さく、例えば、0.8ま
たはそれ未満である。
【0012】本発明において使用されるすべての主要な
モノマーは当該技術において知られている。ペルフルオ
ロ(アルキルビニルエーテル)f)は、ペルフルオロ
(メチルビニルエーテル)、ペルフルオロ(エチルビニ
ルエーテル)及びペルフルオロ(n-プロピルビニルエ
ーテル)を含む。エーテルg)は、例えば、以下の式
【0013】
【化4】
【0014】によって表されるメチルペルフルオロ(3,
6-ジオキサ-4-メチル-8-ノネノエート)(以下EVEと
呼ぶ)及び以下の式
【0015】
【化5】
【0016】によって表されるペルフルオロ(4-メチル
-3,6-ジオキサ-7-オクテニル)スルホニルフルオリド
(以下PSEPVEと呼ぶ)を含む。TFEは、E.I.デ
ュポンデ ニモアス アンド カンパニーによって大量に
作られている;その他の適当な代表的モノマーは以下の
供給源から入手できる:SCMスペシャルティー ケミ
カルズ、ゲインスビル(Gainesville)、FLからVF2
クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、ヘキサフル
オロプロピレン(HFP)、フッ化ビニル及びトリフル
オロエチレン;ペルフルオロ(メチルビニルエーテル)
(PMVE)及びペルフルオロ(プロピルビニルエーテ
ル)(PPVE)はU.S.3,180,895中に述べ
られているようにして作られる;(EVE)はU.S.
4,138,740中に述べられているようにして作ら
れる;そしてPSEPVEはU.S.3,282,875
中に述べられているようにして作られる。PDDは上で
述べた米国特許3,978,030中に述べられてい
る。 PDDは上で名前を挙げたモノマーの任意の一つ
またはそれ以上と共重合して無定形コポリマーになるこ
とができることがここに見い出された。
【0017】本発明の無定形コポリマーは、3M社から
FC−75という商標の下で入手できる市販の溶媒であ
る、ペルフルオロ(2-ブチルテトラヒドロフラン)中に
室温で可溶性である。加えて、それらは以下の優れた性
質の組み合わせを有する: 1.高いガラス転移温度; 2.特に高められた温度での高い弾性率; 3.特に高められた温度での高い強度; 4.圧縮荷重の下での低いクリープ; 5.温和な温度での溶融加工性; 6.ソルベントキャスティングによるフィルム及びコー
ティングへの加工性; 7.低温スプレー性; 8.並外れて低い屈折率; 9.優れた絶縁(dielectric)性質; 10.優れた化学的抵抗性。
【0018】本発明のコポリマーの最初の4つの特性性
質は、ポリマーが高められた温度で荷重を受けなければ
ならない用途において特に有利である。それらの化学的
不活性及び優れた絶縁性質のために、それらはまた多数
の特化された電気的用途に適している。また、それらの
化学的不活性、良好な光学的性質及び良好な物理的性質
のために、それらは光学レンズの製造のために適してい
る。本発明のポリマーはまた固体物質で充填または補強
されて複合材料となることができる。これらの添加物
は、例えば、グラファイト、グラファイト繊維、アラミ
ド繊維、雲母、けい灰石、ガラス繊維などを含む。繊維
状材料は、解けた(loose)繊維、織物またはマットの形
でよい。このような複合材料は、望ましい性質、例えば
弾性率の増進を示す。
【0019】本発明の無定形コポリマーのフィルムは、
他のポリマーのフィルムまたは金属ホイルに熱的に積層
される時に有用である。本発明の無定形コポリマーと銅
ホイルとの積層品は、このコポリマーが介在する接着剤
の必要なしに銅と直接接着するので、柔軟な回路製造の
ための優れた基体である。電子回路基体のための従来の
銅/接着剤/ポリイミド/接着剤/銅の構造物は、銅の
隣の高い誘電率材料の欠陥を有する。これは、電子回路
の極限速度を制限する。銅/無定形コポリマー/銅の積
層品は、本無定形コポリマーフィルムが低い誘電率
(2.1)を有しそして回路の銅に直接熱的に接着でき
るので、非常に高い回路速度を可能にする。無定形コポ
リマー/ポリイミド/無定形コポリマーの熱的な積層品
は、電子回路基体として有用である。ポリイミドフィル
ムそれ自体と比較して、この積層品は、(a)それが接着
剤なしで銅ホイルに熱的に接着できる;(b)無定形コポ
リマーの低い水吸収が湿った環境中で基体により大きな
寸法安定性を与える;そして(c)無定形コポリマーの低
い誘電率が高い速度回路の製造を可能にするので、優れ
た回路基体である。
【0020】無定形コポリマー/ポリイミドの熱的な積
層品は、部品、例えば炭素繊維で強化された熱硬化性樹
脂から作られたヘリコプターの翼の硬化(curing)のため
の真空バッグとして有用である。本無定形コポリマーの
高いガラス転移温度、熱的な安定性及び低い表面エネル
ギーが、この側が硬化されるべき熱硬化性樹脂の部品に
対して置かれる時に、この積層品に優れた離れ性質を与
える。この積層品のポリイミド層は、熱硬化性樹脂の部
品を包むバッグが排気されそして硬化温度に上げられる
時にピンホール生成を防止する強さを与える。硬化及び
冷却の後で、積層品は容易に部品から分離される。
【0021】その外側の面として無定形コポリマーのフ
ィルムそしてコアとして配向されたポリプロピレンのフ
ィルムを有する熱的な積層品は、優れた機械的性質と組
み合わせられた優れた化学的抵抗性及び耐汚染性を有す
る低コストフィルム構造物として有用である。このよう
な積層品は、敏感な器具を環境上の損傷から保護するた
めに使用することができる。
【0022】本発明の無定形コポリマーから作られたま
たはそれでライニングされたパイプ、チューブ及び付属
品(fittings)は、金属イオン、可塑剤、または流体取り
扱いシステムからの分解生成物によるプロセス液体の汚
染を防止する。このような流体取り扱い部品は、非常に
高い純度のものであり、たいていの普通の化学品に対し
て不活性であり、そして射出成形、押出成形、機械加工
によって原料から容易に製造される。あるいはその代わ
りに、流体取り扱いシステム部品は、金属、ガラスまた
はその他のプラスチックから製造され、そして引き続い
て溶液塗装、分散液塗装または静電粉末塗装によって本
発明の無定形コポリマーでライニングされる。パイプ、
チューブ及び付属品に加えて、 本発明の無定形コポリマ
ーから作られるその他の有用な流体取り扱い物品は、ポ
ンプのハウジング、ポンプのインペラー、バルブのボデ
ィ、バルブのステム、バルブのシール、ダイアフラム、
タンク、トレイ、ピペット、実験用容器である。このよ
うな物品は、プロセス水及び化学品にppbの純度が要
求される半導体プロセスの流体取り扱いシステムにおい
て特に有用である。また、極端な純度が要求され、そし
てマイクログラムの量が、その中でそれらが取り扱われ
る容器から完全に取り除かれなければならない分子生物
学の研究実験室においては、本発明の無定形コポリマー
から作られた流体取り扱い物品が特に有用である。
【0023】本発明の無定形コポリマーは、化学処理プ
ロセスを通って材料及び部品を輸送するための物品に加
工される時に特に有用である。例えば、半導体チップの
ための製造プロセスにおいてはシリコンウェーハは一連
の化学処理ステップを通して輸送されなければならな
い;その中でシリコンウェーハが運ばれる容器は、チッ
プの汚染を防止するために化学的に不活性でなければな
らず、そしてそれらは、プロセスの各々の段階で正確な
自動位置付けを可能にするために堅くそして寸法的に安
定でなければならない。このようなウェーハキャリアー
のために使用される従来のフルオロプラスチック、例え
ば、テトラフルオロエチレン及びペルフルオロ(プロピ
ルビニルエーテル)のコポリマーと比較して、本発明の
無定形コポリマーは、より大きな剛性及びより大きな寸
法安定性を有する。この利点は、より大きなウェーハキ
ャリアー、例えば径が30cmのシリコンウェーハを保
持するためのバスケットの製造を可能にする;従来のフ
ルオロプラスチックから作られたウェーハキャリアー
は、径が約15cmより大きいウェーハのために有用で
あるには曲げ弾性率において低過ぎる。
【0024】本発明の無定形コポリマーから作られた物
品が特に良く適しているその他の輸送システム部品は、
ガイドレール、コンベアベルトリンク、ベアリング及び
ローラー、クランプ、ラック、フック、位置付けピン、
ロボットアームジョー及びフィンガー、ギア、カム、及
び正確に工作され、良好な高温機械性質を有し、寸法を
保持し、化学的に純粋かつ化学的に不活性でなければな
らない類似の機械部品である。腐食性化学品または超純
水にさらされる、本発明の無定形コポリマーから作られ
た輸送システム部品は、本発明のポリマーの優れた高温
機械性質及び寸法安定性のために、すべての従来のフル
オロプラスチックより優れている。
【0025】本発明の無定形コポリマーの低い誘電率
(2.1)及び低い熱膨張係数は、それらを電気及び電
子用途における絶縁体として特に有用にする。例えば、
高速デジタル多層回路基板における別々の回路層の間に
使用される絶縁体は、誘電率が非常に低く、そしてー2
0℃から約225℃のはんだ付け温度まで寸法的に非常
に安定(セラミック及び銅と匹敵する)でなければなら
ない。ポリイミドは寸法的に安定であるが高い誘電率
(>3)を有する;加えて、それは大気の湿度に敏感で
ある;本発明の無定形コポリマーは、これらの欠陥を持
たず、そして回路層の間の絶縁体としてこのポリマーを
有する多層回路は、より大きな速度及びより大きな回路
密度のものであることができる。
【0026】本発明の無定形コポリマーの低い水分吸
収、傑出した化学的抵抗性、純度、熱安定性及び寸法安
定性は、それらを、敏感な電子回路及び部品の保護に特
に適したものにする。従来のフルオロプラスチックと違
って、本発明のポリマーは溶解させてコーティング及び
カプセル化溶液を生成させることができる。例えば、い
わゆる“スマート コネクター(smart connector)"は、
実施例1の無定形コポリマーの溶液中にそれをピンで止
めて浸漬させそしてFC−75溶媒を蒸発させて環境の
水及び腐食性化学品を排除するポリマーの保護フィルム
を残させることによってカプセルで包むことができる。
別の実施態様においては、本発明のポリマーは、大気中
の化学物質からの腐食から電子コネクターを保護するた
めに、金の薄層、いわゆる“ゴールド フラッシュ(gol
d flash)”の代わりに使用することができる。電子また
は電子光学回路の全体を、本発明の無定形コポリマーで
ソリューションコーティング法によってカプセルで包む
ことができるが、これは従来のフルオロポリマーに関し
てはそれらが実用的な溶媒中に溶解しないので可能では
ない。従来のフルオロポリマーの水分散液を、物品例え
ばガラス繊維及び金属部品を含浸及びカプセル化するた
めに使用することができることは良く知られている;し
かしながら、このような分散液の適用は、フルオロプラ
スチックをピンホールのないコーティングに融解させる
ために必要な高いベーキング温度(>200℃)に耐え
ることができる基体に限られる。従来のフルオロプラス
チックの水分散液とは対照的に、本発明の無定形コポリ
マーの溶液は、温度に敏感な基体例えば熱可塑性樹脂か
ら作られた電子回路または電子部品に適用することがで
き、そしてこの溶媒は温和な温度(100℃またはそれ
未満)で蒸発させることができ、ポリマーを融解させる
ための高温ベーキングの必要なしで保護ポリマーフィル
ムを残すことができる。
【0027】本発明のコポリマー中のPDDの量が増加
するにつれて、必ずしも線形の様式ではないが、Tgも
また増加する。PDDとのジポリマー中のTFEのモル
分率とTgの間の関係は図1中に示されている。例え
ば、約30モルパーセントのTFEを含むコポリマーは
153℃のTgを有し、一方約23モル%のTFEを含
むコポリマーは176℃のTgを有することが分かる。
【0028】図2は、TFEとのジポリマー中のPDD
のモル分率とTgの間の関係を示す。この場合には、こ
れらのモノマーのモル分率は、図1のプロットを得るの
に使用された技術とは違った技術によって測定された。
【0029】TgはASTMの方法D-3418に従っ
て示差走査熱量測定法(DSC)によって測定される。
DSC曲線を調べると、二次転移だけがありそして一次
転移はないが、これは結晶性のないことを示す。コポリ
マー中のコモノマーの相対割合は、フッ素ー19の核磁
気共鳴分光法(19F NMR)によって測定することが
できる。これが、図1のプロットを得るのに使用された
技術であった。水素含有モノマーの割合は、19F NM
Rと一緒のプロトンNMRによって測定することができ
る。
【0030】コポリマー中のコモノマーの割合はまた、
X線蛍光(XRF)によって測定することができる。こ
れは、図2のプロットを描くために使用された技術であ
った。測定は、フィリップス エレクトロニック インス
ツルメント 1404XRF分光計で実施された。サン
プルは、約1mmの厚さの50mmの円盤の形であっ
た。酸素及びフッ素の重量パーセントの関数としてのX
線蛍光強度の目盛り較正は、未知のPDD-TFEコポ
リマーの予想されたフッ素及び酸素含量を内包する既知
の組成の三つのポリマーサンプルを用いて実施された。
これらの標準品は、PDDホモポリマー、40重量%の
ペルフルオロ(メチルビニルエーテル)と60重量%の
テトラフルオロエチレンとのコポリマー、及び96.1
重量%のテトラフルオロエチレンと3.9重量%のペル
フルオロ(プロピルビニルエーテル)とのコポリマーで
あった。後の二つのポリマーの組成は、重合の間のオフ
ガスの正確な測定によって目盛り較正された赤外分光法
によって決定された。
【0031】使用された分析の結晶は、約5.0nmの
有効d間隔を持っていた。フッ素の蛍光強度極大は、4
3.5° 2θであり、そして酸素強度極大は、57.
1°2θであった。約20〜90モル%のPDDの組成
範囲に及ぶ未知の組成の五つのPDD-TFEコポリマ
ーをXRFによって分析した。63.7重量%のフッ素
及び11.2重量%の酸素(71.9モル%のPDD、
28.1モル%のTFEに対応する)を含むサンプルの
10回繰り返しの測定は、フッ素に関して0.34%の
そして酸素に関して1.9%の二乗平均平方根分散(roo
t mean square variance)を与えた。
【0032】本発明のPDDとペルフルオロモノマーと
のコポリマーは容易に溶融加工できるので、それらは、
例えば射出成形及び押出成形のような技術によって物品
に加工することができる。さらにまた、それらは、光フ
ァイバークラッドのために特に望ましい性質である低い
屈折率を有する。それらはFC−75中に可溶性である
ので、それらは、基体、例えば光ファイバーあるいは柔
軟なまたは堅い回路基板に溶液から好都合に付与されて
薄いポリマー層を与えることができる。さらにまた、こ
れらのコポリマーのフィルムは、結晶性ポリマーの曇っ
たまたは半透明のフィルムと比較して、澄んでいてそし
て透明である。この理由のために、本発明の無定形コポ
リマーは、例えば、殊にフッ化水素を使用するまたは製
造するプロセスのための、化学反応器の窓のような用途
に適している。 PDDホモポリマーもまた無定形であ
りそして良好な化学的性質を有するけれども、それら
は、必要とされる高い処理温度で起きるいくらかの劣化
のために容易には溶融加工できないことに着目すべきで
ある。
【0033】共重合は、フリーラジカル発生剤の存在下
で選ばれた開始剤に適した温度で実施される。良く撹拌
された圧力装置及びノンテロジェニック(nontelogenic)
な溶媒または希釈剤、 好ましくはポリマーからの容易な
除去を可能にする充分な揮発性を有するものを使用すべ
きである。
【0034】さて本発明をそのある好ましい実施態様の
以下の実施例によって説明するが、特記しない限り、す
べての部、割合及びパーセントは重量による。たいてい
のTgは、デュポンの示差熱分析計モデル1090と9
10または912DSCモジュールを用いて測定した。
すべての単位はSI単位に転換した。
【0035】
【実施例】実施例1 330mlの冷たいステンレススチールのシェーカーチ
ューブに、51g(0.21モル)のPDD、330g
の冷たい1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフルオロエタン
及び0.2gの4,4'-ビス(t-ブチルシクロヘキシル)
ペルオキシジカーボネートを仕込んだ。このチューブを
密封し、ドライアイス-アセトン混合物中でさらにー5
0℃とー80℃の間に冷却し、三回交互に排気及び窒素
でフラッシュし、そして1g(0.01モル)のTFE
を仕込んだ。このチューブを各々55℃、65℃及び7
0℃で1時間加熱しながら水平に振った。室温に冷却
後、溶媒を蒸留すると、固体の白いポリマーが後に残
り、これを真空オーブン中で130℃で乾燥させた。モ
ノマー組成はNMRによって98モル%のPDD及び2
モル%のTFEであることが分かった。
【0036】実施例2 冷たい400mlのステンレススチールのシェーカーチ
ューブに、270gの冷たい1,1,2-トリクロロ-1,2,2-
トリフルオロエタン、42.2g(0.17モル)の冷
たいPDD(これは最後のステップでシリカゲルを通過
させることによって精製された)及び0.2gの4,4'-
ビス(t-ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボ
ネートを仕込んだ。このチューブを密封し、そしてさら
にー50℃とー80℃の間に冷却した。この時点でチュ
ーブを水平シェーカー上に置き、必要な配管及び温度検
知装置に接続した。次にチューブを少なくとも三回交互
に排気及び窒素でパージした。次に排気されたチューブ
に2g(0.02モル)のテトラフルオロエチレン(T
FE)を仕込んだ。1分あたり180ストロークの速度
での揺動を開始し、そしてチューブ内容物を55℃に加
熱した;55℃での1時間の後で、温度を60℃、65
℃、70℃及び75℃に上げそしてこれらの順次の温度
の各々で1時間保持した。チューブ圧力は最初は5℃で
124.1kPaでありそして次第に75℃での172
kPaに増加した。チューブ及び内容物を室温に冷却
し、そして内容物である濃い白いスラリを蒸留器中にあ
けた。溶媒を室温及び減圧で留去した;次に固体のポリ
マーを真空オーブン中で60℃でそして最後には循環空
気オーブン中で145℃で乾燥させた。乾燥されたポリ
マーの重量は39.4gであった;Tgは250℃であ
りそしてポリマーは溶融吸熱のないことによって証明さ
れるように無定形であった;固有粘度は25℃でペルフ
ルオロ(2-ブチルテトラヒドロフラン)中の0.36%
w/v溶液に関して測定して0.0719m3/kgで
あった。
【0037】ポリマーの一部を300℃で0.32cm
の厚さで1.3cmの幅のバーに成形し、これらを、第
I表中に示されるような、弾性率対温度の測定のために
使用した;分析は、それが89モル%PDD/11モル
%TFEポリマーであることを示した。
【0038】ポリマーの別の一部を280〜300℃で
1cmの厚さ及び1.3cm幅のバーに圧縮成形した。
これらの断片を、第II表中に示される6.895MPa
の圧縮荷重下での変形試験において使用した。
【0039】ポリマーの別の部分を280℃で0.02
7cmの厚さのフィルムに圧縮成形した。これらは引張
り性質に関して試験し、そして第III表中にポリマーC
として報告した。
【0040】比較例A レスニックの米国特許3,978,030の実施例3の
そのままの手順に従って2部のPDD及び10部のTF
Eからコポリマーを作った。このポリマー状生成物を1,
1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフルオロエタンで25時間
抽出した。かくして生成物重量の約0.2パーセントが
除去された;抽出された部分はグリースでありそしてシ
ェーカーチューブの潤滑剤及び小量の未知のフルオロカ
ーボンから成るように見えた。これは、明らかに低分子
量物質であった。抽出された生成物は25と200℃の
間でTgを持たなかった。それは、本発明の無定形コポ
リマーとは異なっていた。固体の抽出残査は、広角X線
粉末回折分光法によって示されるように、無定形ポリマ
ーというよりはむしろ結晶性ポリマーであった。この比
較実験は、米国特許3,978,030の実施例3にお
いて用いられたモノマー比率では無定形PDD/TFE
コポリマーは得られないことを示す。
【0041】比較例B 5.0gのPDD、0.100gの4,4'-ビス(t-ブチ
ルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート及び4
0.0gの1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフルオロエタ
ンの混合物を圧力チューブ中に置いた。混合物を完全に
脱気し、密封し、そして30℃の一定温度のバス中に2
0時間置いた。重合混合物は、1,1,2-トリクロロ-1,2,2
-トリフルオロエタン中に分散されたポリマー粒子の濃
い半透明なスラリのように見えた。揮発性物質を蒸留に
よって除去し、そしてポリマー残査を150℃で20時
間乾燥させると4.7gのPDDホモポリマーが得られ
た。四つの同一の実験の生成物を合わせた。このポリマ
ーは、333及び350℃で二つのガラス転移温度を持
っていた。
【0042】典型的なPDDホモポリマーのいくつかの
物理的性質を、以下に第I表及び第II表において示すよ
うに、実施例2の89PDD/11TFEジポリマーの
性質及び先行技術のポリマーの性質と比較する。
【0043】
【表1】
【0044】PDDホモポリマーはいくらかの劣化(ガ
ス放出によって証明される)なしでは圧縮成形によって
は溶融加工できなかったことを述べなければならない。
成形品は355〜370℃の温度範囲内で得ることがで
きた。370℃より上では、劣化が極めて顕著であっ
た;350℃より下では、ポリマーの流動性は成形品を
製造するのに不充分でありそして均質な試験スラブへの
合着(coalescense)は達成されなかった。
【0045】PDDホモポリマーはペルフルオロ(2-ブ
チルテトラヒドロフラン)溶液からキャストすることが
できた。その物質は良好な物理的性質(例えば高い弾性
率)を持っていたが、この技術は、厚い部分のために実
用的ではない。
【0046】ポリマーサンプルはまた1000psi
(6.895MPa)の圧縮荷重の下で変形に関して試
験された。ASTM D-621によって測定された結
果を第II表中に示す。
【0047】
【表2】
【0048】本発明の無定形可溶性コポリマーは、良く
知られているTFEホモポリマーまたはUS3,97
7,030中でレスニックによって報告された結晶性P
DD/TFEコポリマーのどちらよりも圧縮荷重下での
低い変形を有することがわかる。この差は100℃で特
に顕著である。
【0049】市販のフルオロポリマーと比較して、圧縮
荷重下でのその低いクリープのために、このコポリマー
は、本発明の他のコポリマーと同様に、殊に腐食性雰囲
気中での、例えば化学反応器、石油掘削装置、自動車エ
ンジンなどの中での使用のためのガスケットの製造に適
当である。
【0050】フィルムの評価 0.025〜0.05cmの厚さのフィルムをポリマー
粒から230〜300℃で700〜7000kPaで圧
縮成形した。これらのポリマーの一つは本発明の無定形
89PDD/11TFEコポリマーであり、一方先行技
術の結晶性コポリマーは、レスニックのU.S.3,97
8,030の教示に従って本明細書中の比較例Aにおい
て述べられたようにして作られた。これらのフィルムの
物理的性質を以下の第III表中に報告するが、本発明の
無定形コポリマーの弾性率及び引張強さの両方とも、結
晶性コポリマーのそれらより顕著に改良されていること
がこの表からわかる。本無定形コポリマーは、かくし
て、より堅くそしてより強い。
【0051】
【表3】
【0052】実施例3 四枚ブレードのインペラタイプの撹拌機を備えた2リッ
トルの鉛直反応器に、1500mlの脱酸素、脱イオン
水、3.75gのアンモニウムペルフルオロノナノエー
ト界面活性剤及び4.70gの亜硫酸アンモニウムを仕
込んだ。この反応器をクロロトリフルオロエチレン(C
TFE)で加圧して、次にベントした。600rpmで
撹拌機を運転しながら、25mlの7%過硫酸アンモニ
ウム(APS)水溶液を60℃に加熱された反応器中に
導入した;次に、2.63gのCTFE及び16gのP
DDの初期仕込みを添加した。この混合物を30分間撹
拌した後で、5.25g/hrのCTFE、32g/h
rのPDD(0.344のCTFE/PDDモル比)及
び10ml/hrのAPS溶液の連続供給を開始しそし
て4.5時間続けた。反応器を30℃に冷却し、そして
9.4%の固体を含む分散液を回収した。
【0053】ブレンダー中のこの分散液に濃硝酸(15
ml)を添加しそして撹拌した。分散液は水相とコポリ
マー相に分離した。コポリマーを濾別し、オーブン中で
110℃で24時間乾燥させ、そしてさらに真空オーブ
ン中で100℃で乾燥させて痕跡の水まで除去した。次
に、このコポリマーを、排気されそして窒素でパージさ
れた反応器中で25:75フッ素/窒素混合物によって
100℃で6時間フッ素化した。全部のガス流れは1部
のコポリマーあたり0.132部のフッ素に達した。次
に反応器を窒素でパージしそして冷却した。回収された
粒状化無定形コポリマーは174℃の単一のガラス転移
温度を有していた。その組成は19.7モル%のCTF
E及び80.3モル%のPDDであった。
【0054】実施例4 PDDとCTFEのコポリマーを、初期仕込みが2.6
6gのCTFE及び16gのPDD(0.348のCT
FE/PDDモル比)から成っていた以外は実施例3に
おいて述べられたのと同じやり方で製造した。重合反応
器から回収された分散液は9.03%の固体を含んでい
た。生成するコポリマーを実施例1において述べられた
ようにしてフッ素化した。それは、無定形であり、18
4℃の単一のTgを有し、そして23:77モル%のC
TFE/PDDのモノマー組成を有していた。
【0055】実施例5 A.被覆された物品 72モル%PDD/28モル%TFEから成る典型的な
ポリマーを、適切なモノマー比を用いて実施例2の手順
に従って製造した。このPDD/TFEコポリマーをペ
ルフルオロ(2-ブチルテトラヒドロフラン)(FC−7
(R))中に溶かして5%溶液を生成させた。二つのア
ルミニウム試片(101.6mm×12.7mm×0.
127mm)を1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフルオロ
エタンで洗浄して残留する処理オイルを除去した。アル
ミニウム試片を、この溶液中に浸漬させ、次に溶媒を室
温で空気中で少なくとも10分間蒸発させることによっ
てPDD/TFEポリマーで被覆した。この浸漬/乾燥
プロセスをアルミニウム試片に関して全部で4回繰り返
してPDD/TFEポリマー層を形成させた。最後の室
温乾燥サイクルの後で、被覆されたアルミニウム試片を
窒素パージされたオーブン中で200℃で3時間焼いて
完全に乾燥させた。室温に冷却した後で、被覆されたア
ルミニウム試片の一つを25℃で6N塩酸中に部分的に
浸漬させそしてもう一つを25℃で5M水酸化カリウム
水溶液中に部分的に浸漬させた。これらの試薬中への浸
漬後及びその後の30分の期間の間には、ガスの放出も
なく、アルミニウムサンプルの変色もなく、そして明ら
かな化学反応も起きなかった。
【0056】PDD/TFEで被覆されたアルミニウム
試片を酸/塩基試薬から取り出した。比較として、次
に、PDD/TFEで被覆されていない二つの同様なア
ルミニウム試片を25℃で6N塩酸及び5M水酸化カリ
ウム水溶液中に浸漬させた。酸及び塩基の両方におい
て、ガスの放出及びサンプルの変色を伴って化学反応が
直ちに始まった。水酸化カリウム溶液中の被覆されてい
ないアルミニウム試片は15分間激しく反応した。15
分後にそれを試薬から取り出した。塩酸中の被覆されて
いないアルミニウム試片は激しく反応しそして試薬中へ
の浸漬後2分以内に完全に溶解した。
【0057】この実施例は、金属物品を本発明のポリマ
ーで被覆することができそしてこのような被覆は攻撃的
な試薬例えば濃い酸及び塩基による金属基体の腐食に対
する優れた抵抗性を提供することを示す。
【0058】B.フィルムの製造及び銅ホイルへの積層 72モル%PDD/28モル%TFEから成る典型的な
ポリマーを実施例2の手順に従って製造した。5.5g
の樹脂を88.9kNの付与された力の下で油圧積層プ
レスのプラテンの間で10分間250℃に加熱し、次に
付与された圧力を維持しながら25℃に急速に冷却する
ことによってこのポリマーをフィルムに加工した。かく
して製造されたそのままの(round)フィルムを計測する
と径が140mmで厚さは0.14mmと0.19mm
の間を変動した。このポリマーフィルムを25.4mm
の厚さの圧延されアニールされた銅ホイルの二枚のシー
トの間に接触させそして2.07MPaの付与された圧
力下で油圧積層プレスのプラテンの間でこの多層構造物
を5分間250℃に加熱し、次に付与された圧力を維持
しながら25℃に急速に冷却することによって、このポ
リマーフィルムを両側で銅ホイルに積層させた。油圧プ
レスから取り出した後で物体を検査すると銅ホイルがP
DD/TFEポリマーフィルムにしっかりとくっついた
銅クラッド積層構造物が認められた。電気及び電子用途
におけるその適性を評価するために、この積層構造物の
種々の性質を測定した。これらの試験の結果は第IV表中
に与えられている。
【0059】この実施例は、本発明のポリマーから製造
されたフィルムに金属ホイルを積層することができ、そ
してこれらの積層品は電気及び電子用途のために非常に
望ましい特異な性質を有することを示す。
【0060】
【表4】
【0061】72モル%PDD/28モル%TFEから
成る典型的なポリマーを実施例2の手順に従って製造し
た。このPDD/TFEコポリマーをペルフルオロ(2-
ブチルテトラヒドロフラン)中に溶解させて5%溶液を
生成させた。商業的に入手できるケブラー(KEVLAR)(R)
アラミド織物の101.6mm×101.6mmのシー
トを窒素雰囲気下で125℃で24時間焼いてすべての
吸収された水蒸気を除去した。室温に冷却した後で、ト
ラップされたエアポケットを排除するように注意しなが
らケブラー織物をPDD/TFEポリマー溶液の浅いプ
ール中に浸漬させることによってこの織物をPDD/T
FEポリマーによって含浸させた。引き続いてFC−7
(R)溶媒を室温で蒸発せしめるとPDD/TFEポリ
マーが織物の個々の繊維とよく接触して織物の中に堆積
された。次にこのポリマーを含浸した織物を200℃で
4時間焼くことによって完全に乾燥させた。
【0062】生成する複合構造物は45重量%のPDD
/TFE樹脂を含みそして、柔軟な未含浸のケブラー
(R)織物と比べて、平らなそして堅いシートであった。
この実施例は、織物材料を溶液中の適当な付与によって
本発明のポリマーで含浸して複合構造物を製造すること
ができることを示す。
【0063】実施例6 97.2モル%のPDD及び2.8モル%のTFEを含
むコポリマーを本発明の一般的技術に従って製造した。
このコポリマーはFC−75(R)中の0.0333Kg
/L溶液中で30℃で測定して0.128m3/Kgの
固有粘度、及び311℃のTgを有していた。
【0064】実施例7 TFEとのPDDコポリマーを以下のようにして製造し
た:400mlのステンレススチールのシェーカーチュ
ーブに、0.15gの4,4'-ビス(t-ブチルシクロヘキ
シル)ペルオキシジカーボネート、50.0g(0.2
05モル)のPDD、450gの1,1,2-トリクロロ-1,
2,2-トリフルオロエタン及び1.5g(0.015モ
ル)のTFEを仕込みそして60℃で6時間加熱した。
揮発性物質を蒸発させ、そして残査を150℃で24時
間乾燥させると45.3gのジポリマーが生成した。こ
のジポリマーは0.0927m3/Kgの固有粘度及び
261.4℃のTgを有していた。
【0065】図3は、異なる実験(Tg=250℃)か
らの同じタイプのポリマーの動的曲げ(flex)弾性率対温
度のプロットである。この曲線は、 デュポンのシリーズ
99熱分析計によって温度制御されたデュポンのDMA
ー981動的機械分析モジュールを用いて得られた。加
熱速度は10℃/分に制御された。ポリマーサンプル
は、小さな圧縮成形されたバーの形であった。この機器
においては、サンプルは、一般的に2と70Hzの間の
その共鳴周波数で振動させられる。サンプルによって失
われるのに等しい量のエネルギーを各々のサイクルの間
に加えてサンプルを一定の振幅で振動させるように保持
する。温度が変化させられると、共鳴周波数もまた変化
しそして機器によって監視される。任意の温度でのヤン
グ率は共鳴周波数の平方に比例し、それ故温度の関数と
しての共鳴周波数データは、“使用説明書、981動的
機械分析計”PN 980010−000、E.I.デュポ
ンデ ネモアス アンド カンパニー、ウイルミントン、
デラウエア、1979、B改訂版中に見いだすことがで
きる式を用いて温度の関数としてのヤング率に転換する
ことができる。
【0066】“PFA”と名付けられた市販のフルオロ
ポリマーに関する対照のプロットも得られた。
【0067】曲線の説明:プロットの縦軸はGPaでの
動的弾性率である。この曲線は、樹脂のTgに遭遇する
(上方(upper)使用温度)までは温度が増加するにつれ
て緩やかに減少する弾性率によって特徴づけられる。 樹
脂のTgにおいて弾性率の減少は非常に険しくなる。曲
線は、市販のフルオロポリマーと比較してPDDジポリ
マーの優れた弾性率を明瞭に示す。PDDジポリマーの
作業限界内のすべての温度で(Tg以下で)、その動的
弾性率は市販の樹脂のそれよりもかなり高い。5.5G
Paでの水平な線は視覚上の補助である。それは、20
0℃で本発明のポリマーが室温でのPFAの弾性率と等
しい弾性率を有することを強調する。
【0068】実施例8 PDDとTFEとのジポリマーを本明細書中で述べられ
た一般的技術に従って製造した。それは約90モル%の
PDDを含んでいた。デュポンの990熱分析計によっ
て制御されたデュポンの943熱機械分析計を用いてこ
のサンプルの熱膨張係数を測定した。この方法はAST
M 方法E−8318−81中に述べられた方法と類似
していたが、薄いフィルムの形で引っ張られているポリ
マーサンプルを試験するために改変された。サンプルを
保持するために使用されたクランプの熱膨張係数を、こ
の機器中にクランプされた標準石英棒の長さにおける見
かけの変化を興味のある温度範囲にわたって測定するこ
とによって決定した。次に、標準の銅のサンプルを同じ
温度範囲にわたって測定した。銅サンプルの長さにおけ
る本当の補正された変化は、石英と銅のデータの間の差
として得られた。温度の関数としての銅の熱膨張係数は
正確に知られているので、熱膨張係数に対する長さにお
ける変化に関する定数は、この機器に関して温度の関数
として計算することができる。
【0069】ポリマーサンプルに関して熱膨張係数を測
定するために、一般的に0.127と0.381mmの
厚さの間のサンプルの薄いフィルムをこの機器に装着
し、そして温度の関数としての長さの変化を10℃/分
の制御された速度で指示された温度範囲にわたって測定
した。各々のサンプルを指示された温度範囲を通して二
回加熱して、第二の加熱からのデータを熱膨張係数対温
度を計算するために使用した。比較のために、デュポン
のテトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレン
とのコポリマー(テフロン(R)FEPフルオロカーボン
樹脂)及びペルフルオロ(プロピルビニルエーテル)と
のコポリマー(テフロン(R)PFAフルオロカーボン樹
脂)、並びに市販のテトラフルオロエチレンホモポリマ
ー(テフロン(R)TFEフルオロカーボン樹脂)の市販
のサンプルに関して類似の測定を行った。結果を以下の
第V表中に示す。
【0070】
【表5】
【0071】上のデータは、本発明のPDD/TFEコ
ポリマーは、市販のテトラフルオロエチレンのポリマー
と比較して非常に低い熱膨張係数を有し、そしてかくし
てこのような性質が重要である用途、例えば、柔軟な回
路または高速コンピュータ相互連結(interconnects)に
おける使用のための金属/プラスチックあるいはプラス
チック/プラスチック積層品において特に適しているこ
とを示す。
【0072】実施例9 冷たい200mlのハステロイ(TM)Cのシェーカーチ
ューブに、30gの1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフル
オロエタン、6g(0.0246モル)のPDD、0.
02gの4,4'-ビス(t-ブチルシクロヘキシル)ペルオ
キシジカーボネート及び1g(0.00237モル)の
EVEを仕込んだ。このチューブを冷たい間に排気しそ
して窒素で数回フラッシュし、次に40℃で12時間揺
り動かした。生成するジポリマーを集めそして真空オー
ブン中で20.3kPaの圧力で100℃で24時間乾
燥させた。ジポリマーの収量は4.5g(64%転化
率)であった。このジポリマーは無定形であり、18
6.7℃のTgを有し、そして19F NMR分光法によ
って測定して90.8モル%のPDDを含んでいた。そ
の固有粘度は、FC−75(R)中の3.33kg/m3
液中で27℃で測定して0.0735m3/kgであっ
た。
【0073】実施例10 冷たい240mlのハステロイ(TM)Cのシェーカーチ
ューブに、50gの1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフル
オロエタン及び10g(0.041モル)のPDD、
0.1gの4,4'-ビス(t-ブチルシクロヘキシル)ペル
オキシジカーボネートを仕込んだ。このチューブを冷た
い間に排気しそして2g(0.0133モル)のヘキサ
フルオロプロペンを仕込んだ。チューブを60℃で2時
間そして70℃で2時間揺り動かした。生成するジポリ
マーを集めそして真空オーブン中で130℃で10時間
乾燥させた。白いジポリマー粉末、7.4g(62%転
化率)が得られた。このジポリマーは無定形であり、2
65〜270℃のTgを有し、そして94.6モル%の
PDDを含んでいた。ジポリマーの固有粘度は、FC−
75(R)中の3.33kg/m3溶液中で23℃で測定し
て0.0293m3/kgであった。
【0074】実施例11 機械式撹拌機、窒素散布機及びシリンジ入口を備えた5
00mlのひだ付きのジャケット付きのフラスコに200
mlの水及び1.02gのアンモニウムペルフルオロノ
ナノエートを仕込んだ。フラスコを暖めてアンモニウム
ペルフルオロノナノエートを溶解させそして次に室温に
冷却した。濃い水酸化アンモニウム(3ml)、亜硫酸ナ
トリウム(0.85g、0.0067モル)、PDD
(25g、0.1025モル)及びペルフルオロ(n-
プロピルビニルエーテル)(11.7g、0.044モ
ル)をこの順序でフラスコ中に仕込んだ。フラスコの内
容物を500rpmで撹拌した。過硫酸カリウム(0.
90g、0.0033モル)をフラスコ中に注入した。
反応混合物を一晩撹拌した(全反応時間は21.5時
間)。生成する凝塊を濾別し、そして残るラテックスを
メタノールで希釈し、次に100mlの水中の20gの硫
酸マグネシウムで凝固させた。生成するジポリマーを集
め、メタノール/水混合物で三回洗浄し、そして一晩乾
燥させた。乾いたジポリマーの重量は12.6gであっ
た。この無定形コポリマーの固有粘度は、FC−75
(R)中の3.33kg/m3溶液中で30℃で測定して
0.0904m3/kgであり、そしてそのTgは22
8℃であった。
【0075】実施例12 冷たい240mlのハステロイ(TM)Cのシェーカー
チューブに、80gの1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフ
ルオロエタン、15g(0.0615モル)のPDD、
2g(0.00474モル)のEVE及び0.05gの
4,4'-ビス(t-ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカ
ーボネートを仕込んだ。このチューブを密封し、冷たい
間に排気し、そして0.8g(±0.2g)(0.00
8モル)のTFEを仕込んだ。チューブを40℃で12
時間揺り動かした。生成するターポリマーを集めそして
真空オーブン中で120℃で20時間乾燥させた。白い
樹脂、10.5g(59%転化率)が得られた。このタ
ーポリマーは無定形であり、そして162℃のTgを有
していた。ターポリマーの固有粘度は、FC−75(R)
中の3.33kg/m3溶液中で25℃で測定して0.
0734m3/kgであった。ターポリマーはF−19
NMR分光法によって測定してPDD/TFE/EVE
=79.5/16.5/4.0(モル%)の組成を有し
ていた。
【0076】実施例13 パドル撹拌機を備えた2リットルの水平反応器に、11
50mlの脱イオン水、4gのアンモニウムペルフルオロ
ノナノエート及び1.25gの亜硫酸アンモニウムを仕
込んだ。
【0077】70rpmで撹拌機を回転させながら、1
4gのペルフルオロ(メチルビニルエーテル)(PMV
E)及び32gのPDD(0.643のPMVE/PD
Dモル比)の初期仕込みを65℃に加熱された反応器中
に導入した。次に、30mlの1%過硫酸アンモニウム
(APS)水溶液を添加した。この混合物を65℃で1
0分間撹拌し、その後で、20g/hrのPMVE、4
8g/hrのPDD及び30mlのAPS溶液の連続供給
を開始しそして6時間続けた。反応器を30℃に冷却し
た。11.5%の固体を含む分散液を回収した。
【0078】ブレンダー中で10mlの濃硝酸の添加に
よってこの分散液を凝固させると、分散液は水相とコポ
リマー相に分離した。コポリマーをオーブン中で常圧で
105℃で24時間そして次に真空オーブン中で100
℃で乾燥させて痕跡の水まで除去した。次に、このコポ
リマーを、予め排気されそして窒素でパージされた反応
器中で25:75フッ素/窒素混合物によって100℃
で6時間フッ素化した。このフッ素/窒素混合物はは1
部のコポリマーあたり全部で0.085部のフッ素の割
合で通過させた。生成する無定形コポリマーは173℃
の単一のTgを有し、そして13:87モル%のPMV
E/PDDのモノマー組成を有していた。
【0079】実施例14 実施例5の72モル%PDD/28モル%TFEのコポ
リマーをこの実施例において使用する。それは170℃
のTgを有する。立方体の形のこのコポリマーをテルー
(Trehu)の米国特許4,116,654中に述べられた
クロスヘッド押出機のホッパーに仕込む。このコポリマ
ーをギアポンプを経由して“TO−8コマーシャル”融
解シリカのコアの上に押出して、200マイクロメータ
の径のコアを有する500マイクロメータの径の1km
の連続の長さのものを生成させる。これはテルーの特許
の実施例1の技術に従って実施される。前方の加熱ゾー
ンは240℃であり、そしてダイの温度は280〜31
0℃を変動する。コポリマーは円滑にそして泡なしで均
等に流れ、コアへの良好な接着を有する均等なコーティ
ングを生成する。このクラッドファイバーは、標準の強
さ試験に合格しそして、自動車及び電気製品における多
くの応用に適している120dB/kmの減衰を有す
る。クラッドのコポリマーのより高いTgのために、こ
のクラッドファイバーはスクワイア(Squire)の米国特許
4,530,569の実施例11のそれよりも高い温度
の環境において使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PDDとのジポリマー中のTFEのモル分率対
このジポリマーのTgのプロットである。
【図2】TFEとのジポリマー中のPDDのモル分率対
このジポリマーのTgのプロットである。
【図3】TFEとのPDDコポリマー及び比較の樹脂の
動的弾性率のプロットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI //(C08F 234/02 214:26 216:14) (56)参考文献 特開 昭58−38707(JP,A) 米国特許4530569(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 234/02 B01L 3/00 C08J 5/18 G02B 3/00 G02B 6/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 65〜99モル%の、ペルフルオロ−
    2,2−ジメチル−1,3−ジオキソールから導かれる下
    記式 【化1】 で表わされる繰り返し単位(I)と、maモル%の、テ
    トラフルオロエチレンから導かれる下記式 −CF2−CF2− (IIa) で表わされる繰り返し単位(IIa)と、mgモル%の、
    メチルペルフルオロ(3,6−ジオキサ−4−メチル−
    8−ノネノエート)から導かれる下記式 【化2】 で表わされる繰り返し単位(IIg)、とからなる無定
    形コポリマーであって、繰り返し単位(I)、(II
    a)および(IIg)の合計モル%は100モル%であ
    り、maとmgは、下記式 1≦ma+mg≦35、 1≦ma≦35、 0≦mg≦20、 【数1】 を満足し、かつ該コポリマーは単一のガラス転移温度を
    有し、該コポリマーのガラス転移温度は少なくとも14
    0℃であるコポリマー。
  2. 【請求項2】 テトラフルオロエチレンとペルフルオロ
    −2,2−ジメチル−1,3−ジオキソールとのジポリマ
    ーである、請求項1記載のコポリマー。
  3. 【請求項3】 ペルフルオロ−2,2−ジメチル−1,3
    −ジオキソールとテトラフルオロエチレン及びメチルペ
    ルフルオロ(3,6−ジオキサ−4−メチル−8−ノネ
    ノエート)とのターポリマーである、請求項1記載のコ
    ポリマー。
  4. 【請求項4】 クラッドが請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の無定形コポリマーである、コア及びクラッドを
    有して成る光ファイバー。
  5. 【請求項5】 該クラッドがペルフルオロ−2,2−ジ
    メチル−1,3−ジオキソールとテトラフルオロエチレ
    ンとのジポリマーである、請求項4記載の光ファイバ
    ー。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無
    定形コポリマーの自己支持性フィルム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無
    定形コポリマーから作られた、化学反応器の
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無
    定形コポリマーから作られた、光学レンズ。
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