JP3137527U - ダイヤモンドブレード - Google Patents

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隆義 阿部
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エービーイーダイヤモンド株式会社
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Abstract

【課題】コンクリートやアスファルトのような硬質部材を切断するダイヤモンドブレードであって、特に切断性がよく、切断動力の低減や耐久性の向上の図れるダイヤモンドブレードを提供する。
【解決手段】ダイヤモンドブレード100の円盤状の基板2の外周面に固着されているダイヤモンドチップ1の一端面には傾斜面が形成され、この傾斜面は隣接するダイヤモンドチップ1に交互に逆方向に形成される。この傾斜面の形成により、切断抵抗を低減し切断性の向上が図れる。
【選択図】図1

Description

本考案は、コンクリートやアスファルト等の硬質材料を切断するために使用され、円盤状の基板の外周面にダイヤモンドチップを等分に配置してなるダイヤモンドブレードに係り、特に切断性がよく、ブレードの両側面の強度が一定に保持されるダイヤモンドブレードに関する。
コンクリートやアスファルト等の硬質材料を切断するには従来よりダイヤモンドブレードが使用されている。このダイヤモンドブレードとしては各種の形態のものがあるが、通常のものは図5に示すように円盤状の基板2の外周面にダイヤモンドチップ1Aを等分に配置したものからなる。また、図5に示すダイヤモンドブレード100Aとは形状が異なるが、ダイヤモンドブレードの公知技術の1つとして「特許文献1」が挙げられる。
実開平5−68607(図1)
図5に示したものや「特許文献1」に示した公知技術の(「特許文献1」の場合は(5))を基板2(「特許文献1」の場合は(1))の外周面に等分に配置したものからなる。
図5及び「特許文献1」等に示したダイヤモンドブレード等は単純な立方体状のダイヤモンドチップ1A(5)等を基板2(1)等の外周面に固着したものであり、例えば、ダイヤモンドブレードの切断方向におけるダイヤモンドチップ1Aの端面は図6に示すように平坦面3を形成するものからなり、ダイヤモンドチップ1Aの両側面の長さlは同一寸法のものからなる。以上のように従来のダイヤモンドブレード100Aはダイヤモンドチップ1Aの両側面の長さlが同一のため、両側面におけるダイヤモンドブレードの強度は同一である。しかしながら、切断時にダイヤモンドチップ1Aは平坦面3aが切断箇所に全面的に当るため、切断抵抗が大となり、大きな切断力を必要とする。そのため切断時における回転動力が大となる問題点があり、切断効率も低く、ダイヤモンドブレードの寿命も短い問題点がある。
本考案は、以上の問題点を解決するものであり、比較的容易に実施でき、簡便な構造のものからなり、切断時の切断抵抗も低く、切断効率もよく、高寿命化を保持できるダイヤモンドブレードを提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、円盤状の基板の外周面にダイヤモンドチップを等分に配置してなるダイヤモンドブレードであって、該ダイヤモンドブレードは、前記ダイヤモンドチップの切断方向の端面に傾斜面を形成するものからなり、互いに隣接する前記ダイヤモンドチップの傾斜面が交互に逆方向に傾斜するものからなることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記傾斜面が、前記端面の全体又は一部に形成されることを特徴とする。
本考案の請求項1のダイヤモンドブレードによれば、基板の外周面に配置されるダイヤモンドチップの切断方向の端面が傾斜面からなり、これにより切断時においてダイヤモンドチップは点接触となり切断抵抗が低減し、切断効率を向上することができる。また、隣接するダイヤモンドチップの前記傾斜面は交互に逆方向に形成されているため傾斜面があってもダイヤモンドブレードの両側面の強度を一定(同一)に保持することができる。これにより、高寿命化が図れる。
また、請求項2のダイヤモンドブレードによれば、ダイヤモンドチップの傾斜面が端面の全体又は一部に形成されるものからなり、ダイヤモンドチップの端面強度を変化させることができ、ダイヤモンドチップの寿命の長短のコントロールが可能になる。また、一部に傾斜面を形成することはより尖点6(図4(a))の形成が防止され、高寿命化が図れる。
以下、本考案のダイヤモンドブレードの実施の形態を図面を参照して詳述する。
図1は本考案のダイヤモンドブレード100の全体構造を示す平面図である。
ダイヤモンドブレード100は、中心孔4を有する円盤状の基板2と、この外周面に等分に配置されるダイヤモンドチップ1を有するものからなる。なお、基板2の外周にはスリット5が等分に凹設され、ダイヤモンドチップ1はこのスリット5,5間に配置される。
本考案のダイヤモンドブレード100は、そのダイヤモンドチップ1の構造に特徴を有するものである。
図2は図1のダイヤモンドチップ1の部分を拡大表示したものであり、図3は図2のA矢視図である。
図示のように、本考案におけるダイヤモンドチップ1はその一端面側に傾斜面3を形成したものからなる。この傾斜面3の形成されている端面はダイヤモンドブレード100の切断時における回転方向(B矢視)に形成される。
傾斜面3は図3によく示されているように、隣接するダイヤモンドチップ1,1には互いに傾斜方向が異なる形態のものからなる。即ち、図3における位置(イ)におけるダイヤモンドチップ1の傾斜面3は図の上方から下方に向けて下り傾斜するものであり、ダイヤモンドチップ1の図の上方(一側面)の長さlがダイヤモンドチップ1の下方(他側面)の長さl1より長く形成される。一方、位置(ロ)に示すダイヤモンドチップ1の傾斜面3は図3の下方から上方に向けて下り傾斜するものからなり、図の上方のダイヤモンドチップ1の長さl1が図の下方のダイヤモンドチップの長さlよりも小さく形成される。また、位置(ハ)ではダイヤモンドチップ1は位置(イ)におけるものと同一である。また、位置(ニ)では位置(ロ)と同一のダイヤモンドチップ1が配置される。
以上のように、本考案におけるダイヤモンドチップ1は傾斜面3を交互に逆方向に形成するものからなる。このため、図3における上方側のダイヤモンドチップ1の全長(ダイヤモンドチップ1の4個の長さ)はl+l1+l+l1となり、下方側のダイヤモンドチップ1の全長はl1+l+l1+lとなり両者は同一の長さのものとなる。よって、傾斜面3が形成されていてもダイヤモンドブレード100の両側面の強度は同一であり特にこのために変形や寿命が低下することはない。
本考案のダイヤモンドブレード100は以上のように、ダイヤモンドチップ1に傾斜面3を形成するものからなるため、硬質部材の切断時においてダイヤモンドチップ1と硬質部材との接触が点接触となり、切断時のキレ味の向上と切断性の向上を図ることができる。この結果、切断動力を低くでき、かつダイヤモンドブレードの耐久性を向上させることができる。
ダイヤモンドチップ1の傾斜面3は図3及び図4(a)に示すようにダイヤモンドチップ1の厚み方向に対して全体を傾斜させるものが実施例として示されているが、図4(b)に示すようにダイヤモンドチップ1の端面の一部に傾斜面3を形成するものでもよい。一部に傾斜面3を形成することにより尖点6(図4(a)に示す)がなくなり、ダイヤモンドチップ1の強度を向上させることができる。
以上の説明においてダイヤモンドチップ1の傾斜面3の角度を特定していないが、特に限定するものではなく、ダイヤモンドブレード100の寸法,形状を勘案して決めればよい。
本考案のダイヤモンドブレードは前記の構造のものからなるが、基板2に空隙孔を形成するものにも適用される。また、同一技術的範疇のものに対しても適用されることは勿論である。
本考案のダイヤモンドブレードは硬質材料の切断に主に使用されるが、それに限定するものではなく、かつ冷却方法として水冷及び空冷のいずれのものには適用され、その利用範囲は広い。
本考案のダイヤモンドブレードの全体構造を示す平面図。 図1におけるダイヤモンドチップまわりを拡大表示した部分拡大図。 図2のA矢視拡大図。 本考案におけるダイヤモンドチップの傾斜面の異なる実施例を示す上面図(a),(b)。 従来のダイヤモンドブレードの全体構造を示す平面図。 図6のダイヤモンドチップを拡大表示した部分拡大図。
符号の説明
1 ダイヤモンドチップ
2 基板
3 傾斜面
4 中心孔
5 スリット
6 尖点
100 ダイヤモンドブレード

Claims (2)

  1. 円盤状の基板の外周面にダイヤモンドチップを等分に配置してなるダイヤモンドブレードであって、該ダイヤモンドブレードは、前記ダイヤモンドチップの切断方向の端面に傾斜面を形成するものからなり、互いに隣接する前記ダイヤモンドチップの傾斜面が交互に逆方向に傾斜するものからなることを特徴とするダイヤモンドブレード。
  2. 前記傾斜面が、前記端面の全体又は一部に形成されることを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンドブレード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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