JP3137214U - 紙エプロン - Google Patents

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Abstract

【課題】水分や油、汁物を確実に吸収することができ、そのまま下に落ちて床などを汚すというようなことがなく、裏面にラミネートした防水層が衣服の汚れ防止の役目を果たすことができる紙エプロンを提供する。
【解決手段】裏面に防水層2をラミネートした吸水紙3を用いてエプロン本体1aを形成し、前記吸水紙が、パルプとポリエステル繊維を漉き込んだクレープ紙を用いて形成され、この吸水紙3が20〜50g/1mの量目で、防水層2の厚みが20μになっている。
【選択図】図1

Description

この考案は、飲食時等の衣類の汚れを防止するために用いる紙エプロンに関する。
飲食時の食べ物の飛び散りやこぼし、歯科治療における飛散物等で大切な衣服が汚れるのを防止する対策として、使い捨ての紙エプロンが使用されている。
従来の紙エプロンは、所定の大きさを有する紙の裏面に防水層をラミネートした紙を用いてエプロン本体を形成し、このエプロン本体の上部に、首への取付け部分とするために、頭被り孔を設けたり、一対の結び紐を設けた構造になっている(特許文献1参照)。
実開平7−6226号公報
ところで、従来の紙エプロンは、紙の裏面に防水層をラミネートしているが、単なる紙は吸水性に劣り、水分や汁物がかかった場合、そのまま下に落ちて床などを汚すという可能性があり、裏面にラミネートした防水層がその役目を十分に果たしていないという問題がある。
そこで、この考案の課題は、上記した問題点を解決するため、紙に吸水クレープ紙を用いることにより、水分や油、汁物を確実に吸収することができ、そのまま下に落ちて床などを汚すというようなことがなく、裏面にラミネートした防水層が衣服の汚れ防止の役目を果たすことができる紙エプロンを提供することにある。
上記の課題を解決するため、この考案は、裏面に防水層をラミネートした吸水紙を用いてエプロン本体を形成し、前記吸水紙が、パルプとポリエステル繊維を漉き込んだクレープ紙を用いて形成され、この吸水紙が20〜50g/1mの量目になっている構成を採用したものである。
上記吸水紙の上部に首への取付け部分が設けられ、上記防水層の厚みが20μになっている構造とすることができる。
ここで、紙エプロンは、成人用から幼児用まで、使用対象年齢や用途に合わせて大きさや形状を設定すればよく、例えば、成人用の紙エプロンの場合、上記吸水紙は、幅400〜450mm、上下寸法が650〜750mm程度の大きさを有し、上部の位置に設けた首への取付け部分は、頭被り孔を設けたり、両側に設けた一対の首紐を軽剥離の両面粘着テープで着脱可能にしたような構造になっており、首回りの調整用として前記首孔の下部には首孔から下向きにミシン目を設けるようにすることができる。
この考案によると、吸水紙が、パルプとポリエステル繊維を漉き込んで形成され、この吸水紙が20〜50g/1mの量目になっているので、クレープ紙の構造と紙厚の確保によって吸水性に優れたものとなり、付着した水分や油、汁物を確実に吸収することができ、そのまま下に落ちて床などを汚すというようなことがなく、裏面にラミネートした防水層が衣服の汚れ防止の役目を果たすことができる。
また、吸水紙は、ポリエステル繊維の漉き込みにより強度的にも優れたものとなり、簡単に破れるようなことがないため、飲食用だけでなく、介護医療関係や幼児施設等の広範な用途の紙エプロンとなる。
以下、この考案の実施の形態を図示例に基づいて説明する。
図示のように、紙エプロン1は、裏面に防水層2をラミネートした吸水紙3を用いてエプロン本体1aを形成し、前記吸水紙3にパルプとポリエステル繊維を漉き込んだクレープ紙を用い、この吸水紙3が20〜50g/1mの量目になっていると共に、前記防水層2は、ポリエチレンを用い、20μの厚みになっている。
ここで、吸水紙3の量目が20g/1m以下であると、十分な厚みが確保できないので吸水性に劣ると共に、量目を50g/1m以上としても、紙エプロンに要求される吸水性が過剰となって無駄であり、材料コストが高くなるので不経済である。
また、防水層2は吸水紙3の補強にもなり、20μより薄いと補強の効果が少なく、また、20μより厚いと紙エプロンに要求される機能が過剰となって材料コストが高くなる。
上記紙エプロン1は、成人用から幼児用まで、使用対象年齢や、焼肉ハウスやレストラン、結婚式宴会場等での飲食用、介護医療関係や幼児施設の食事タイム用等用途に合わせて大きさや形状を設定すればよく、図示例は成人用の紙エプロン1の場合を示し、上下に長く下部が矩形状で上部が半円形となり、上部の位置に設けた首への取付け部分4は、頭被り孔5によって形成し、首回りの調整用として前記孔5の下部には孔5から下向きにミシン目6を設けた構造になっている。
上記した首への取付け部分4は、両側に設けた一対の首紐を軽剥離の両面粘着テープで着脱可能にしたような構造を採用することもできる。
ちなみに、図示した成人用の紙エプロン1は、幅400〜450mm、上下寸法が650〜750mm程度の大きさになっている。
この考案の紙エプロン1は、上記のような構成であり、図3(b)のように、吸水紙3が前になるよう頭被り孔5を頭に通して首への取付け部分4を首にかけ、エプロン本体1aで衣服の前を覆うようにし、飲食時や介護医療関係、幼児施設の食事タイム等において、零れたり飛散した水分や油、汁物等で衣服を汚さないように保護する。
上記水分や油、汁物等が紙エプロン1に付着すると、これらは吸水紙3には吸引され、この吸水紙3は、クレープ紙の構造と紙厚の確保によって吸水性に優れているので、付着した水分や油、汁物を確実に素早く吸収することができ、水分や油、汁物がそのまま下に落ちて床などを汚すというようなことがなく、また、吸水紙3に付着した水分や油、汁物等は、裏面にラミネートした防水層2によって裏面側に染み出すことがなく、従って、吸水紙3に付着した水分や油、汁物等で衣服が汚れることがない。
この考案にかかる紙エプロンの斜視図 この考案にかかる紙エプロンの一部切り欠き平面図 (a)は図2の矢印a−aに沿った吸水紙の拡大断面図、(b)は紙エプロンの使用状態を示す説明図
符号の説明
1 紙エプロン
2 防水層
3 吸水紙
4 首への取付け部分
5 頭被り孔
6 ミシン目

Claims (2)

  1. 裏面に防水層をラミネートした吸水紙を用いてエプロン本体を形成し、前記吸水紙が、パルプとポリエステル繊維を漉き込んだクレープ紙を用いて形成され、この吸水紙が20〜50g/1mの量目になっている紙エプロン。
  2. 上記吸水紙の上部に首への取付け部分が設けられ、上記防水層の厚みが20μになっている請求項1に記載の紙エプロン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012193461A (ja) * 2011-03-02 2012-10-11 M-Planet Co Ltd 上衣
KR20220002001U (ko) * 2021-02-08 2022-08-17 주식회사 소프런 다기능 배달 보자기

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