JP3136973B2 - 言語解析システムおよび方法 - Google Patents

言語解析システムおよび方法

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JP3136973B2
JP3136973B2 JP07307832A JP30783295A JP3136973B2 JP 3136973 B2 JP3136973 B2 JP 3136973B2 JP 07307832 A JP07307832 A JP 07307832A JP 30783295 A JP30783295 A JP 30783295A JP 3136973 B2 JP3136973 B2 JP 3136973B2
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スヴェトラーナ シェヴェンコ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機械翻訳等に用
いることのできる言語解析システムおよび方法に関する
ものである。より詳細には、述語の文法的属性を正確に
決定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】従来より、自然言語をコンピ
ュータにより翻訳する機械翻訳が研究され、一部実用化
されてきた。機械翻訳を行う際には、翻訳しようとする
元の言語の解析を行った後、他の言語に翻訳することが
行われている。したがって、言語解析は機械翻訳を行う
ための重要なステップであり、言語解析の正確さが翻訳
の正確さを決定する大きな要因となっている。また、言
語解析は機械翻訳だけでなく、その他の言語処理一般に
用いることができる。
【0003】機械翻訳における大きな問題点は、原語と
訳語との間で単語が1対1に対応していないため、正確
な翻訳が困難な点にある。また、これを解決するため、
単語の組み合わせによる用例に関し、訳語辞書を設ける
方法も採られている。しかしながら、自然言語における
用例は余りにも多く、事実上、辞書の作成は不可能であ
った。また、仮に、そのような辞書が実現できたとして
も、辞書容量が大きすぎて検索処理等が遅くなり、実用
性が確保できないという問題を生じる。
【0004】この発明は、上記のような従来の問題点を
解決して、辞書容量を抑えつつ、正確な言語解析を行う
ことのできる言語解析システムおよび方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る言語解析
システムは、トークンに対する品詞を記述した品詞辞書
ならびに、述語の接尾語に対応づけて少なくとも品詞以
外の文法的属性を記述した述語の接尾語のテーブルを記
憶しておくとともに、与えられた言語をトークンに分割
するとともに各トークンにつき、前記記憶されている品
詞辞書を参照して品詞を取得する分割・品詞取得手段、
品詞辞書から取得したトークンの品詞が述語の語根であ
る場合、当該述語の接尾語に基づいて、前記記憶されて
いる述語の接尾語のテーブルを参照して当該述語の文法
的属性を決定する属性解析手段、属性解析手段によって
決定された属性を当該述語の接尾語に対応づけて記憶す
る属性記憶手段、を備えている。
【0006】 請求項1の言語解析システムは、述語の
接尾語のテーブルが、語根に続く接尾語の先頭の一文字
によって分類され複数の語根に対して共通化したテーブ
ルと、それ以外のテーブルを少なくとも備えており、前
記共通化したテーブルには、各文字に対し、次に用いる
べき前記それ以外のテーブルを指示していることを特徴
としている。
【0007】 請求項2の言語解析システムは、述語の
接尾語のテーブルが、前記文法的属性を決定付ける要素
に接尾語を分割し、分割した接尾語に対して文法的属性
を記憶しており、属性解析手段は、分割した接尾語に対
応付けて得られた1以上の文法的属性の組み合わせを当
該述語の文法的属性として決定することを特徴としてい
る。
【0008】請求項3の言語解析システムは、前記述語
の接尾語のテーブルは、少なくとも動詞の接尾語のため
のテーブルを含むものであることを特徴としている。
【0009】請求項4の言語解析システムは、前記述語
の接尾語のテーブルは、少なくとも述語形容詞の接尾語
のためのテーブルを含むものであることを特徴としてい
る。
【0010】請求項5の言語解析システムは、前記述語
の接尾語のテーブルは、述語の接尾語を確定するための
情報も有していることを特徴としている。
【0011】以下、この発明を説明するために用いた用
語の概念を説明する。
【0012】「言語」:文書やテキスト等の書き言葉、
話し言葉等の自然言語をいう概念である。文字コード形
式、イメージ形式、音声形式等、何れの形式で与えられ
てもよい。
【0013】「述語の接尾語に対応付けて記憶」:図2
2の実施例に示すように、接尾語「ます」に対応付けて
文法的属性を記憶する場合が該当する。また、接尾語を
1つにして「きます」とする場合や、述語「行きます」
全体に対応付けて記憶する場合も含む概念である。
【0014】「述語の接尾語を確定するための情報」:
文字列中から述語の接尾語を確定するための情報をい
う。図16の実施例では、「新しい文節のはじまり」
「定形/非定形」の欄がこれに該当する。なお、「次に
述語を伴うもの」を接尾語を確定するための情報として
用いてもよい。
【0015】
【発明の効果】この発明の言語解析システムは、述語に
関し、その接尾語に基づいて文法的属性を決定するよう
にしている。したがって、述語の接尾語に応じた文法的
属性を記憶しておくだけで、文法的属性を解析すること
ができる。
【0016】この発明の言語解析システムは、前記属性
解析手段が、述語の接尾語のテーブルを有しており、該
テーブルには各接尾語に対応する文法的属性が記憶され
ていることを特徴としている。したがって、該テーブル
を参照することにより、容易に文法的属性を得ることが
できる。
【0017】この発明の言語解析システムは、前記述語
の接尾語のテーブルが、前記文法的属性を決定付ける要
素に接尾語を分割して記憶していることを特徴としてい
る。すなわち、接尾語を要素に分解してそれぞれの属性
を記憶し、その組合せによって接尾語の属性を解析する
ようにしている。したがって、数多くある接尾語の全て
について属性を記憶する必要がなく、接尾語テーブルの
記憶容量を少なくすることができる。
【0018】この発明の言語解析システムは、前記述語
の接尾語のテーブルが、述語の接尾語を確定するための
情報も有していることを特徴としている。したがって、
品詞の確定処理を行いつつ、文法的属性を決定すること
ができ、処理の迅速化を図ることができる。
【0019】この発明の言語解析方法は、述語を少なく
とも述語の語根と接尾語に分離して判断するとともに、
接尾語に基づいて当該述語の文法的属性を決定すること
を特徴としている。したがって、述語の接尾語に応じた
文法的属性を記憶しておくだけで、各述語の文法的属性
を解析することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明による言語解析装置の一
実施形態を、図1に全体構成として示す。分割・品詞取
得手段5は、多くのトークンを予め記憶している辞書手
段8を参照して、入力された文章データをトークンに分
割するとともに品詞を取得する。この実施形態では、動
詞の接尾語および述語形容詞の接尾語以外の品詞につい
ては、品詞辞書8aを用いて分割および品詞取得を行
い、動詞の接尾語および述語形容詞の接尾語について
は、テーブル8b、8dを用いて分割および品詞取得を
行っている。属性解析手段9は、分割・品詞取得手段5
の行う分割・品詞取得処理に連動して、動詞の接尾語お
よび述語形容詞の接尾語に基づいて、動詞および述語形
容詞の文法的属性を決定する。この際、属性解析手段9
は、テーブル8b、8dを用いて属性の決定を行ってい
る。品詞選択手段6は、ルールテーブル7を参照して、
各トークンについて取得した品詞が複数存在する場合に
は、前または後(または双方)のトークンの品詞に基づ
いて、当該トークンの品詞を1つに決定する。なお、品
詞を1つに決定できない場合には、絞り込みにとどめて
もよい。
【0021】なお、図1の実施例では、分割・品詞取得
手段5が辞書手段8を参照して分割を行うようにしてい
る。しかし、辞書手段8を参照せず、トークンへの分割
を行うようにしてもよい。
【0022】図2に、図1の言語解析装置をCPUを用
いて実現した場合のハードウエア構成を示す。バスライ
ン10には、CPU12、ハードディスク14、CRT
16、メモリ18、フロッピイディスクドライブ(FD
D)20、キーボード22が接続されている。ハードデ
ィスク14には、トークンと品詞を対応づけた品詞辞書
8a、動詞の接尾語のためのテーブル8b(複合動詞の
ためのテーブル8cを結合しており、慣用語のテーブル
を一体化している)、述語形容詞の接尾語のためのテー
ブル8dが格納されている。つまり、この実施例では、
品詞辞書8a、動詞の接尾語のためのテーブル8b、述
語形容詞の接尾語のためのテーブル8dによって辞書手
段が構成されている。さらに、品詞を確定するためのル
ールテーブル7も記憶されている。さらに、ハードディ
スク14には、言語解析を行うためのプログラムが記憶
されている。このプログラムは、FDD20を介して、
フロッピイディスク24から取り込まれたものである。
もちろん、CD−ROM等のその他の記憶装置から取り
込んだものであってもよい。また、通信回線を介してダ
ウンロードしたものであってもよい。
【0023】解析対象であるテキスト文章は、フロッピ
イディスク26に格納されて、FDD20を介して読み
込まれる。もちろん、これもCD−ROM等の媒体に格
納されているものを読み込むようにしてもよいし、通信
によってテキスト文章を受け取るようにしてもよい。ま
た、キーボード22から入力されたテキスト文章を解析
対象としてもよい。
【0024】取り込まれたテキスト文章は、ハードディ
スク14に記憶されたプログラムに従って、解析され
る。解析結果は、ハードディスク14に記憶され、必要
に応じてCRT16、フロッピイディスクやプリンタ
(図示せず)に出力される。場合によっては、通信回線
を介して転送してもよい。
【0025】この実施例による品詞辞書は、図3のよう
に分類して各トークンについての品詞を記憶している。
図3の分類は、さらに、細かく分類されている。例え
ば、名前グループAは、さらに、一般名詞、一般名詞で
はない名詞、リストAの名詞、代名詞・・・・等に細分
類されている。表1に、図3の分類の細分類を示す。
【0026】品詞辞書には、個々のトークンにつき、こ
の細分化された品詞が記憶されている。なお、ハードデ
ィスク14には、図3の分類階層および後述の表1の分
類階層を記憶している。したがって、細分化された品詞
が分かれば、その上位の分類も容易に取得できる。たと
えば、「一般名詞」が、「名前グループA」に属すると
いうことを容易に取得できる。なお、細分化した品詞と
ともに上位の分類も併せて記憶するようにしてもよい。
【0027】図3(および表1)においては、動詞を、
動詞の語根と動詞の接尾語とに分けて、それぞれ1つの
品詞としている。また、同様に、述語形容詞を述語形容
詞の語根と述語形容詞の接尾語とに分けて、それぞれ1
つの品詞としている。これにより、辞書のトークンが固
定されたことによって明確になり、他言語への翻訳が簡
単、明確となり、より正しい翻訳を得られるようにな
る。さらに、動詞の語根および述語形容詞の語根のグル
ープと、それ以外のグループとに大別して品詞を付与し
ている。これにより、上記の接尾語を伴うもの(動詞の
語根と述語形容詞の語根)と接尾語を伴わないものとの
処理を分けることができる。
【0028】また、この実施例においては、動詞の接尾
語および述語形容詞の接尾語については、品詞辞書に記
憶していない。これは、これらの接尾語に関しては、後
述のように、テーブルによって確定した方が、辞書容量
の点からも、解析上からも好ましいからである。なお、
動詞の接尾語および述語の接尾語以外にも接尾語が存在
する(数字の接尾語等)。以下では、特に断らない限
り、接尾語という場合には、動詞の接尾語および述語形
容詞の接尾語を指すものとする。
【0029】品詞辞書においては、検索の効率を考慮す
れば、文字コード順にトークンを記憶しておくことが好
ましい。また、トークンの使用頻度に応じた順序で記憶
するようにしてもよい。
【0030】表1(コンピュータ品詞) 1. 名前グループA 1.1 一般名詞:木、車・・・ 1.2 一般名詞ではない名詞:十分、必要・・・ 1.3 リストAの名詞:現在、今・・・ 1.4 代名詞:これ、どれ・・・ 1.5 性質を表す名詞:みんな、たくさん・・・ 1.6 特定の語:程度、くらい・・・ 1.7 ”など”:など・・・ 1.8 基本の数字:一、二・・・ 1.9 テキストのシンボルでないもの:3、H2SO4・・・ 2.名前グループB 2.1 名詞化した語:こと、もの・・・ 3.名前グループC 3.1 数を数える語:枚、冊・・・ 4.名前ではないもの 4.1 述語形容詞でないもの:大きな、あの・・・ 5.後置詞 5.1 真の後置詞:内、中・・・ 5.2 動詞の後置詞:による、における・・・ 5.3 中間の後置詞:によって・・・ 6.副詞 6.1 形容詞的な副詞:比較的に・・・ 6.2 単純化された副詞:比較的・・・ 6.3 程度を示す副詞:少し、ほとんど・・・ 6.4 リスト1からの副詞:さらに、むしろ・・・ 6.5 リストCからの副詞:約、ほぼ・・・ 6.6 マナーの副詞:下手に、上手に・・・ 7.接続詞 7.1 同等の接続詞:と、かつ・・・ 7.2 従属節の接続詞:とき、には・・・ 7.3 接続詞”から”:から 7.4 接続詞”からではなく”:からではなく 7.5 接続詞”もし”と”たとえ”:もし、たとえ 7.6 同格を紹介する接続詞:例えば、すなわち・・・ 8.不変化詞 8.1 主格の不変化詞 8.1.1 不変化詞”は”:は 8.1.2 不変化詞”が”:が ・ ・ 8.2 間接目的語として使われる場合 8.1.1 不変化詞”に”:に 8.1.2 不変化詞”へ”:へ ・ ・ 8.3 直接目的語として使われる場合:を 8.4 強調したり、制限したり、質問する不変化詞 8.4.1 土台となる不変化詞:は ・ ・ 8.5 強調する不変化詞:は、なら、ならば、でも・・
・ 9.限定詞:のような、のごとき、と同様な・・・ 10.接辞 10.1 数字の接辞:第、目・・・ 10.2 動詞や述語形容詞の接尾語: 10.3 述語形容詞ではない接尾語:的、的な・・・ 10.4 名詞の準接辞:不、可・・・ 11.分割詞 11.1 句点:。
【0031】 11.2 コンマ:、 11.3 コロン:: 11.4 特別の分割詞 12.一般動詞の語根 12.1 一般動詞の語根:読、書・・・ 12.2 一般動詞でない動詞の語根 13.連結詞の語根:であ・・・ 14.助動詞の語根:にな・・・ 15.述語形容詞の語根:おもしろ、よ・・・ 図4に、ハードディスク14に記憶された言語解析のプ
ログラムをフローチャートで示す。まず、フロッピイデ
ィスク26に記憶されたテキスト文章を読み込む(ステ
ップS1)。次に、CPU12は、読み込んだテキスト
文章の1つの文を対象として、トークンに分割するとと
もに品詞を取得する(ステップS2)。この際、CPU
12は、ハードディスク14に記憶された品詞辞書に基
づいて文をトークンに分解して、品詞を取得する。
【0032】たとえば、「僕は学校へ行きます。」とい
う文を例として、トークンへの分割処理、品詞の取得処
理および文法的属性の決定処理について説明する。ま
ず、CPU12は、最初の文字「僕」について、品詞辞
書の検索を行う。図5に品詞辞書の一部を示す。図から
も明らかなように、「僕」は、一般名詞という品詞であ
ることが分かる。
【0033】さらに、CPU12は、「僕は」という文
字につき同じようにして品詞辞書の検索を行う。品詞辞
書には「僕は」が記憶されておらず、かつ「は」が漢字
でないことから、CPU12は「僕」が1つのトークン
であると判断する。とともに、トークン「僕」の品詞を
名前グループAの一般名詞として解析ファイルに記憶す
る(図6参照)。
【0034】次に、取得した品詞が、動詞、述語形容詞
の何れかであるか否かを判断する(ステップS3)。こ
こでは、一般名詞であるから、ステップS5に進む。ス
テップS5においては、当該文の全てのトークンについ
て品詞を取得したか否かを判断する。ここでは、まだ、
未取得のトークンがあるので、ステップS6に進み、次
のトークンについて処理を行う。
【0035】次に、「は」について品詞辞書の検索を行
う。品詞辞書には、「は」の品詞は記憶されておらず、
ルールテーブルの番号が記憶されている。これにより、
「は」は、2以上の品詞を有することが分かる。さら
に、「は学」という文字につき同じようにして品詞辞書
の検索を行う。品詞辞書には「は学」が記憶されていな
いことから、CPU12は「は」が1つのトークンであ
ると判断する。とともに、トークン「は」の品詞が2以
上存在して不確定であることから、品詞辞書に記憶され
ているルールテーブルの番号B(45)を記憶する(図6参
照)。なお、上記実施例では、2以上の品詞が存在する
場合に、ルールテーブルの番号のみを品詞辞書に記憶す
るようにしているが、これら品詞も併せて記憶するよう
にしてもよい。
【0036】以下同じようにして、「学校」「へ」をそ
れぞれトークンとして認識し、図6に示すようにそれぞ
れの品詞を記憶する。次に、「行」をトークンとして認
識し、その品詞として一般動詞の語根を記憶する。ここ
では、取得した品詞が一般動詞の語根であるから、ステ
ップS3により、ステップS4に分岐する。ステップS
4においては、接尾語のトークンを確定するとともに、
その属性の解析を併せて行う。以下に述べるように、テ
ーブルを使用することにより、トークンの確定と属性の
解析とを同時に行うことを可能としている。このような
利点を追求しないのであれば、品詞辞書の中に、接尾語
を記憶しておいて処理することも可能である。
【0037】この実施例では、次の表2、表3に示すよ
うな動詞の基本的属性および述語形容詞の基本的属性に
ついての解析を行うことを基本としている。
【0038】表2 動詞の接尾語の基本的属性 1.使役 :結果として影響を与えたり作ったりするこ
と (例)”子供に本を読ませる” 2.受け身:受け身の形態 (例)”説明させられる” 3.過去 :一般的な過去形、または間接的な過去形 (例)”本を読み、ラジオを聞いた”の”読み”(間接
的な過去) (例)”本を読み、ラジオを聞いた”の”聞いた”(一
般的な過去) 4.結果 :未来が完全に過去 (例)”入れておきました” 5.方向 :今につながっている方向性や未来につなが
っている方向性 (例)”製造してきました”(今につながる方向性) (例)”車はますます発展していく”(未来につながる
方向性) 6.断続 :性質の違う動きを示す (例)”機械が右の方へ回ったり、左の方へ回ったりし
た” 7.継続 :継続した動きを示す (例)”本を読んでいます” 8.完全 :完全を示す (例)”本を読んでいました” 9.否定:肯定または否定 (例)”来る”(肯定) (例)”来ない”(否定) 10.次に述語を伴うもの:これより後、句点までの間
に、述語を伴うもの。
【0039】(例)”本を読み、ラジオを聞いた”
(「読み」は「聞いた」を伴う) 11.他の意味の存在:一つの意味だけではなく、他の
意味があること (例)”読ませ始める” 12.様相 :何らかの状態を示していること (例)製造することができる 13.敬語:敬語かそうでないか (例):”来る”(中立) (例):”来ます”(敬語) 表3 述語形容詞の接尾語の基本的属性 1.過去: (例)”美しかった” 2.次に述語を伴うもの: (例)”花が美しく咲きます”(「美しく」は「咲きま
す」を伴う) 3.助動詞の存在:当該接尾語中に助動詞を含む (例)”美しくなる” 4.否定: (例)”美しくもない” 5.敬語: (例)”美しいでしょう” 以下、図13および図14のフローチャートを参照しつ
つ、一般動詞の接尾語のためのテーブルを用いて接尾語
の解析を行う処理を説明する。この実施例では、図15
に示す”一般動詞の語根の次に来る接尾語のためのテー
ブル”(以下テーブルDと呼ぶ)、およびこのテーブル
によって指示されるテーブル等によって、動詞の接尾語
のためのテーブルが構成されている。
【0040】前述のように「行」の品詞が一般動詞の語
根であると判明すると、CPU12は、図5の品詞辞書
の「行」の欄から、テーブルDのカラム記号「k」を取
得する。CPU12は、このカラム記号「k」にしたが
って、テーブルDから、接尾語を検索する(ステップS
20)。
【0041】テーブルDを、図15に示す。このテーブ
ルは、r、t、m、b、n、k、k’、g、s、wのカ
ラムを有している。今、指定されたカラム記号は「k」
であるから、「k」のカラムが参照される。ここで、C
PU12は、次の文字「き」を読み込み、カラム「k」
において該当する文字を検索する。ここでは、2行目に
「き」が存在するので、当該行の情報を用いて解析を行
う。つまり、「き」が「同時」という属性を持っている
ことを得て、これを属性バッファに記憶する(ステップ
S23)。次に、ステップS25、S28、S29に掲
げられた指示が、当該接尾語に関してテーブル中にある
か否かを判断する。ここでは、これらの指示がないの
で、ステップS30を実行する。
【0042】ステップS30においては、「き」より後
の文字「ま」「す」が、テーブルDで指示された、次の
テーブルC(2)、S(v)に存在するか否かを検索する(図
16、図18参照)。ここでは、テーブルC(2)に「ま
す」が存在する。つまり、「き」の後に、接尾語が続く
ので、ステップS31に進む。なお、「ます」について
の検索結果は、後のステップS20以下の処理において
用いるために記憶しておく。
【0043】ステップS31においては、現在参照中の
テーブル(ステップS23〜S29等で参照したテーブ
ル)がDであるか否かが判断される。ここでは、テーブ
ルDを参照していたので、ステップS35において、属
性バッファの内容を全て消去する。これは、テーブルD
に掲げられた属性「同時」「過程が明確」「過去でな
い」「命令」は、それ以降に接尾語が続かない場合にの
み適用されるものだからである。その後、接尾語を
「き」だけで確定する(図6Aに示す解析ファイル参
照)。なお、この場合、「き」に対する属性はないので
解析ファイルにはその属性を記憶しない(ステップS3
6)。
【0044】上記のようにして、ステップS36の処理
を終えると、再びステップS20以下を実行する。ステ
ップS20においては、テーブルDの「き」において指
示された次のテーブルC(2)、S(v)を用いて、「き」の
後の接尾語を検索する。検索は、テーブルC(2)、S(v)
の順に行う。
【0045】テーブルC(2)を、図16に示す。CPU
12は、次の文字「ま」を取得し、このテーブルに
「ま」が存在するか否かを判断する。さらに、次の文字
を含めて「ます」がテーブルに存在するか否かを判断す
る。このようにして、CPU12は、最も長い文字列と
して合致するものをテーブルC(2)から探し出す。ここ
では、No.22の「ます」が選択される。仮に、テーブル
C(2)から探し出せなかった場合には、テーブルS(v)に
ついて同じように検索する。なお、ステップS30にお
いて、すでに検索済みの場合には、記憶しておいた検索
結果を利用すればよい。
【0046】なお、ステップS20、S21の検索にお
いては、「き」より後の文字について、1文字(つまり
「ま」)、2文字(つまり「ます」)・・・という順で
文字数を増やしてテーブルに該当する接尾語があるか否
かの検索を行う。2以上の文字が検索された場合には、
最も長い接尾語を選択する。
【0047】また、上記の処理において、最も長い接尾
語として、同じ接尾語が2以上選択される場合もある
(図16のNO.15、NO.16の「たくな」参照)。この場合
に、何れの「たくな」を選択するのかは、それぞれの
「たくな」の次テーブル(CとD)の何れに、次の接尾
語が存在するか否かによって決定する。
【0048】ところで、テーブルDにおいて指示された
テーブルの何れにおいても接尾語を発見できなかった場
合には、与えられたテキスト文が誤っている可能性があ
るので、この旨をCRT16に表示する(ステップS2
1、S22)。誤りを訂正する入力があれば、ステップ
S21に戻る。
【0049】ここでは上記のように、テーブルC(2)か
ら「ます」が選択される(図16参照)。テーブルC
(2)は、各接尾語に対して、「次テーブル」「新しい文
節のはじまり」「定形/非定形」「様相」「次に述語を
伴うもの」「属性」の欄を有している。
【0050】「次テーブル」の欄は、接尾語が続く場合
に参照すべきテーブルを示している。
【0051】「新しい文節のはじまり」の欄は、当該接
尾語によって、トークンが属性を持った1かたまりとし
て完結するか否かを表している。「はじまる」であれ
ば、当該接尾語によってトークンが完結することを表し
ている。この欄が、空白の場合には、当該接尾語によっ
てトークンが完結しないことを表している。
【0052】「定形/非定形」の欄は、この接尾語に接
尾語が続くか否かを表している。「定形」であれば、必
ず接尾語が続かないことを表し、「非定形」であれば、
必ず接尾語が続くことを表している。空白であれば、何
れの可能性もあることを示している。この「定形」は、
文型の分析において重要な役割を果たす。
【0053】「様相」は、前述の基本的な属性の1つで
ある。この欄に何らかの記述があれば、様相があること
を示しており、空白であれば、様相がないことを示して
いる。
【0054】「次に述語を伴うもの」は、前述の基本的
な属性の1つである。この欄に「過程が明確」「過程が
明確であろう」等の「明確」を含む表示があれば、当該
述語が「次に述語を伴うもの」でないこと、つまり、後
に述語を伴わないことを示している。それ以外の場合に
は、「次に述語を伴うもの」となりうること、つまり、
後に述語を伴う可能性があることを示している。なお、
この欄においては、次に述語を伴うか否かだけでなく、
「同時」「もし・・・だけれども」等の属性も示してい
る。
【0055】「属性」の欄は、当該接尾語を有する述語
の持つ基本的な属性を示している。この実施例では、こ
の欄に11種類の文法的属性を記述するようにしてい
る。この11種類の属性は、上記の「次に述語を伴うも
の」「様相」とともに、動詞の13種類の基本的属性を
形成する(表2参照)。
【0056】今ここでは、テーブルC(2)の「ます」が
検索されている。したがって、「次に述語を伴うもの」
の欄で「過程が明確」を得て、「属性」の欄で「過去で
はない」「敬語」を得る。CPU12は、これらの属性
を、図22Aに示すように、属性バッファに記憶する
(ステップS23)。属性バッファには、動詞の基本的
属性を保持するための13の領域と、これら以外の属性
や、これらを補足する属性を記憶するための領域が設け
られている。テーブルには、「過去ではない」と記述さ
れているので、「過去」の領域を「−」にする。また、
「過程が明確」と記述されているので、「次に述語を伴
うもの」の領域を「−」にする。とともに、「過程が明
確」という属性を、記憶する。また、「敬語」と記述さ
れているので、「敬語」を「+」にする。
【0057】このように、属性バッファには、テーブル
に明示された属性のみを記憶し、他の属性は空白のまま
にしておく。ただし、テーブD以外のテーブルにおいて
は、「次に述語を伴うもの」については、「過程が明
確」「過程が明確であろう」等の「明確」を有する属性
が記載されていれば「−」を記憶し、「明確」を有する
属性が記載されていなければ「+」を記憶する。テーブ
ルDにおいては、「明確」を有する属性が記載されてい
る場合のみ「−」を記憶し、「明確」を有する属性が記
憶されていない場合には、属性は空白としておく。
【0058】上記のように属性バッファへの記憶が終了
すると、次に、「ます」によって、1つのトークンが完
結するか否かを判断する。つまり、「ます」の「新しい
文節のはじまり」の欄が「はじまる」となっているか否
かを判断する(ステップS25)。仮に、「はじまる」
であれば1つのトークンが完結したことになる。したが
って、この時点において接尾語を確定し、属性バッファ
の内容を当該接尾語に対する文法的属性として、解析フ
ァイルに記憶する(ステップS26)。ここでの記憶処
理の詳細についても、後で述べる。次に、ステップS2
7において、属性記憶フラグを「1」にする。その後、
ステップS28に進む。
【0059】なお、ここでは「ます」の「新しい文節の
はじまり」の欄は空白であるから、ステップS25か
ら、ステップS26、S27を経ることなく、ステップ
S28に進む。
【0060】ステップS28、S29においては、「ま
す」の「定形/非定形」の欄が「非定形」となっている
か否かを判断する。「非定形」であれば、この後に必ず
接尾語が続くので、ステップS31、S32を経て、次
の接尾語の処理に進む。「定形」であれば、この後には
接尾語が続かないので、ステップS38以下の終了処理
を行う。「ます」の「定形/非定形」の欄は空白である
から、ステップS28、S29を経て、ステップS30
へ進む。
【0061】ステップS30においては、指示された次
のテーブルを参照して、次のトークンが当該テーブルに
存在するか否かを判断する。つまり、次に、接尾語が続
くか否かを判断する。ここでは、次のトークンが「。」
であり、指示されたテーブルCには存在しないので、次
に接尾語が続かないものとして、ステップS38へ進
む。なお、この段階において、次テーブルの指示がない
場合(たとえば「ません」の場合)にも、次に接尾語が
続かないと判断する。なお、接尾語が続くか否かの判断
は、次のトークンが品詞辞書に存在するか否かによって
判断しても良い。すなわち、品詞辞書に存在すれば、次
のトークンが接尾語でないと判断できる。
【0062】ステップS38においては、属性記憶フラ
グが「1」であるか否かを判断する。ここでは、属性記
憶フラグは「0」であるから、ステップS39に進み、
属性バッファの内容を当該接尾語に対する文法的属性と
して、解析ファイルに記憶する。なお、この際、属性バ
ッファの空白の属性に関しては、デフォルトである
「−」を解析ファイルに記憶する。このように、一般的
によく用いられる属性を、デフォルトで「−」として設
定することにより、テーブルに記憶する属性の数をでき
るだけ減らすことができる。以上のように、図6の解析
ファイルの「ます」に関連づけて、図22Bに示すよう
に、文法的属性が記憶される。つまり、「ます」は、
「使役でない」「受け身でない」「過去でない」・・
「次に述語を伴わない」・・「様相がない」「敬語であ
る」「過程が明確である」という属性を有することが記
憶される。ステップS26における解析ファイルへの記
憶処理においても、上記と同様に、空白の属性に関して
デフォルト「−」が与えられる。
【0063】なお、ステップS26において、属性バッ
ファの内容を解析ファイルに記憶していた場合には、ス
テップS39は行う必要がないのでスキップする(ステ
ップS38)。
【0064】また、上記実施例では、テーブルDに掲げ
る接尾語に対して接尾語が続く場合には、テーブルDの
接尾語の属性は記憶しないようにしている。しかし、各
属性(「次に述語を伴うもの」を除く)に、デフォルト
「−」を与えて記憶するようにしてもよい。
【0065】上記のようにして、「ます」を1つのトー
クンとして確定し、その品詞を一般動詞の接尾語と確定
し、さらにその文法的属性を解析することができる。
【0066】なお、上記の例では、一般動詞の接尾語に
ついて説明したが、連結詞の接尾語や助動詞の接尾語に
ついても同じように接尾語のためのテーブルを用いて接
尾語の確定および属性解析を行う。ただし、連結詞の接
尾語や助動詞の接尾語については、一般動詞のようなテ
ーブルDはなく、直接、テーブルCを参照する。
【0067】また、述語形容詞の接尾語についても同じ
ように接尾語のためのテーブル8dを用いて、接尾語の
確定および属性解析を行う。そのフローチャートは、動
詞の接尾語の場合と同じように、図13、図14に示す
ものとなる。述語形容詞の接尾語のためのテーブル8d
の一部を図19に示す。述語形容詞の接尾語において
は、一般動詞の接尾語のようなテーブルDはなく、図1
9に示すようなテーブルFを持っている。なお、図19
のテーブルF(述語形容詞の接尾語のためのもの)がテ
ーブルC(動詞の接尾語のためのもの)やテーブルDを
参照する場合もある。また、逆に、図16のテーブルC
(2)(動詞の接尾語のためのもの)がテーブルDやテー
ブルF(述語形容詞の接尾語のためのもの)を参照する
場合もある。これは、動詞の接尾語と述語形容詞の接尾
語の何れにもなりうるものが存在するためである。
【0068】上記のように、この実施例では、接尾語を
分類して、テーブル化している。これにより、品詞辞書
に個々の動詞や述語形容詞に接尾語を振り当てて登録す
る場合に比べて、辞書容量を大幅に減らすことができ
る。加えて、接尾語の確定を行う際に迅速な処理を行う
ことができ、同時にその属性を解析することができる。
また、ありえない接尾語のつながりを見い出して、文章
の誤りを見つけることもできる。
【0069】なお、この実施形態における接尾語のテー
ブルでは、原則として、接尾語を50音順に並べて、5
0音順に検索するようにしている。しかし、使用頻度を
記憶しておいて、使用頻度順に検索するようにしてもよ
い。さらに、当該使用頻度を学習によって更新するよう
にしても良い。また、接尾語を使用頻度順に並べておい
ても良い。
【0070】さらに、検索速度を向上させるため、複数
のテーブルに重複して接尾語を記載するようにしても良
い。
【0071】また、上記実施例では、次テーブルがCの
場合、テーブルC(0)、C(1)、C(2)・・・の順に接尾
語の検索を行うようにしている。しかし、各テーブルご
とに予め使用頻度を記憶しておき、使用頻度順に検索す
るようにしてもよい。さらに、当該使用頻度を学習によ
って更新するようにしてもよい。
【0072】図13、図14の接尾語の解析処理を終了
すると、図4のステップS5に進む。ここでは、「。」
についての処理が残っているので、ステップS5、S6
を経て、ステップS2おいて、品詞を取得する。「。」
について品詞「句点」を取得すると、全てのトークンに
ついて品詞を取得したことになる。
【0073】したがって、次に、CPU12は、品詞の
不明なトークンについて品詞の決定を行う(ステップS
7)。図7に、品詞決定の詳細なフローチャートを示
す。まず、ステップS10において、「僕」に対して2
以上の品詞が取得されているか否かを判断する。ここで
は、「僕」の品詞はすでに一般名詞として確定されてい
るので、そのまま一般名詞とする。
【0074】次に、ステップS13、S14を経て、次
のトークン「は」について同様の処理を行う。ここで、
「は」に対しては2以上の品詞が取得されているので
(つまりB(45)が記憶されているので)、ステップS1
1に進む。ステップS11においては、記憶されている
ルールテーブルB(45)を参照する。
【0075】ルールテーブルB(45)は、ハードディスク
14に記憶されている。その詳細を、図8に示す。この
ルールテーブルには、複数のルール(NO.1〜NO.3)が記
憶されている。まず、NO.1のルールが読み出される。N
O.1のルールは、左側(1つ前)のトークンが主格の不
変化詞、間接目的語として使われる場合の不変化詞、後
置詞、副詞のいずれかである場合、トークン「は」は、
土台となる不変化詞であることを示している。ここで、
CPU12は、ステップS2で記憶した左側のトークン
「僕」の品詞を読み出す(図6A参照)。「僕」の品詞
は一般名詞であって、上記品詞の何れでもないから、N
O.1のルールは成立しない。
【0076】同様にして、CPU12はNO.2、NO.3のル
ールを検討し、適合するルールを見い出す。ここでは、
NO.3のルールが成立し、「は」の品詞は、不変化詞”
は”であると確定できる。
【0077】CPU12は、このようにして確定した品
詞をハードディスク14に記憶する(ステップS1
2)。つまり、図6Bに示すように、不変化詞”は”が
記憶される。さらに、CPU12は、適用したルールN
O.3のウエイトの項目より、「1」を取得してこれも併
せて記憶する(図6B参照)。ここで、ウエイトとは、
品詞決定の確実性の程度を数値化したものである。この
実施例では、情報不足を「0」、正確を「1」、少し正
確を「2」、不正確を「3」としている。このようなウ
エイト付けをしておくことにより、解析後の種々の処理
(たとえば他言語への翻訳等)の際に、ウエイトに基づ
いて処理結果に正確性を付与することができる。
【0078】以上と同様にして、全てのトークンについ
て処理を行う(ステップS13、S14)。ここで挙げ
た例では、2以上の品詞を持つのは、トークン「は」だ
けであるので、最終的な記憶内容は図6Bのようにな
る。
【0079】以上のようにして、「僕は学校へ行きま
す。」という文を、各トークンに分割して、品詞を付与
することができる。以後、このトークンへの分割と品詞
の付与および属性の解析を基本として、その他の解析
(文型分析等)が行われていく(ステップS9)。これ
ら品詞の情報、属性の情報は、特に、他言語への翻訳を
行う場合に、その正確性を向上させるために重要な情報
となる。
【0080】たとえば、これらの情報をもとに、英語へ
の翻訳を行う場合に、動詞の語根「行」を「go」に対応
付けることができる。さらに、図22Bに示す接尾語
「ます」について解析した属性(「使役でない」「受け
身でない」・・・「敬語である」「過程が明確」)に基
づいて、訳語を決定することができる。つまり、この場
合には、「過去でない」「敬語である」「過程が明確」
という属性を持っているので、「go」という訳語を選択
することができる。
【0081】たとえば、「行った」に対しては、接尾語
の解析により「過去である」という属性が得られ、「we
nt」という訳語を得ることができる。また、「行ってい
ます」に対しては、解析により「継続している」という
属性が得られ「be going」という訳語を得ることができ
る。このように、述語を述語の語根と接尾語とに分割
し、接尾語によって述語の属性を解析することにより、
英語への翻訳を正確に行うことができる。
【0082】また、各述語についての属性解析を行って
いるので、この解析結果に基づき、英語以外の言語への
翻訳も同様に行うことができる。つまり、上記実施例に
おいて解析した結果は、各言語へ翻訳する際の共通的情
報となるものであり、いわゆるピボット方式による他国
語への翻訳を正確に行うことを可能とする。
【0083】もちろん、解析結果を翻訳システムに用い
るのはその一例であり、その他、言語教育システム等に
も用いることができる。
【0084】上記で例示したルールテーブルでは、左側
のトークンのみを参照して品詞を決定している。しか
し、他のルールテーブルでは、右側(1つ後ろ)のトー
クンも参照する場合もあるし、右側のトークンだけを参
照する場合もある。いずれにしても、当該トークンの品
詞を決定するために必要な程度、前後(1以上離れたト
ークンを含んでいてもよい)のトークンを参照すること
が好ましい。
【0085】次に、「麓に近いこの村は景色が美しかっ
た。」という文を例にして、上記の解析を説明する。ま
ず、図4のステップS2、S5、S6を繰り返し実行し
(動詞や述語形容詞についてはS3、S4)、図9Aに
示すように、トークンに分解して品詞を取得する。な
お、この際に、述語形容詞の接尾語である「い」「かっ
た」は、上述の動詞の接尾語と同じように、テーブルを
用いて確定され、その属性が解析される。なお、図9A
の解析ファイルにおいて、「い」「かった」に関し、属
性解析の結果がリンクされているが、図示は省略してい
る。
【0086】図13、図14のフローチャートを参照し
て、述語形容詞の解析処理を説明する。まず、述語形容
詞の語根「近」を取得した後、接尾語の分析を行う(図
4のステップS3、S4)。この実施例においては、述
語形容詞の接尾語のテーブルを、1つのテーブルF(そ
の一部が図19に示されている)にまとめている。した
がって、述語形容詞の接尾語を解析する際には、テーブ
ルFを検索する(ステップS20)。テーブルFから、
「い」が検索される。属性バッファには、図19のテー
ブルFを参照して、「過去」を「−」、「次に述語を伴
うもの」を「−」として記憶される。また、「過程が明
確」という属性も属性バッファに記憶される(ステップ
S23)。
【0087】「はじまる」「定形」「非定形」の指示が
ないので、ステップS25、S28、S29を経て、ス
テップS30に進む。ステップS30では、次のトーク
ンが指示された接尾語のテーブルC(C(1)、C(2)・・
・・・)にあるか否かを判断する。ここでは、次のトー
クン「こ」「この」「この村」・・・が、テーブルCに
ないので、ステップS38、S39に進む。
【0088】ステップS39においては、属性バッファ
の内容を解析ファイルに記憶する。なお、この際、属性
バッファに指示のない属性について、デフォルトの属性
「−」を記憶する点は動詞の接尾語の場合と同じであ
る。ただし、述語形容詞の接尾語に関しては、前記表3
にあったように、基本的属性は5つのみが設定されてい
る。このようにして記憶された「い」の属性を図23A
に示す。以上のようにして、接尾語「い」が確定され、
その属性が解析される。
【0089】上記と同様にして、「かった」が接尾語と
して確定され、その属性が図23Bのように解析ファイ
ルに記憶される。
【0090】ここで、述語形容詞の接尾語の属性につ
き、他の言葉「楽しくなります」を例として説明する。
「楽し」は、品詞辞書により、述語形容詞の語根である
と判断する。次に、図19のテーブルFを見て、接尾語
「くな」を検索する。「くな」は「新しい文節のはじま
り」の欄が「はじまる」となっている。したがって、接
尾語として確定し、図24Aに示すように属性を記憶す
る。
【0091】また、「くな」は「非定形」であるから
(図14、ステップS28)、次のトークンについて次
のテーブルDのr欄を検索する。これにより、テーブル
Dから「り」を見い出す。「り」に関し、属性バッファ
には、一旦「同時」が記憶される(ステップS23)。
しかし、ステップS35においてその内容が消去され、
解析ファイルには「り」に関して、属性は記憶されない
(ステップS36)。
【0092】さらに、次のテーブルC(2)、S(v)を検索
して、「ます」を見い出す(ステップS21参照、ただ
し、すでに、ステップS30において検索済みであるか
らその結果を利用する)。このようにして、図24Bに
示すように属性を記憶する。
【0093】なお、「くな」は述語形容詞の接尾語のテ
ーブルにあるので基本的属性を5つとして解析し、「ま
す」は動詞の接尾語のテーブルにあるので基本的属性を
13として解析する。
【0094】なお、上記の実施例では、「り」と「ま
す」をそれぞれ1つの接尾語として解析ファイルに記憶
し、属性があれば、それぞれの属性を記憶するようにし
た。しかし、1つの接尾語「ります」として解析ファイ
ルに記憶し、属性を記憶するようにしてもよい。この場
合には、「り」に関する属性バッファの内容と、「ま
す」に関する属性バッファの内容とを加え、これを、
「ります」に関する属性バッファとする。この例では、
「り」には属性がないので、「ます」の属性が、「りま
す」の属性となる。
【0095】なお、2以上の接尾語がそれぞれ属性を有
する場合には、何れか1つの接尾語の属性バッファに記
憶された属性を、全体の属性として属性バッファに記憶
する。ただし、「次に述語を伴うもの」の属性は、最後
の接尾語の属性を、全体の属性とする。
【0096】上記のようにして得た「ります」の属性バ
ッファの内容を、解析ファイルに記憶する。このさい、
空白の属性に対しては、デフォルト「−」を与えて記憶
する。
【0097】さらに、「くな」「り」「ます」を1つの
接尾語「くなります」として、解析ファイルに記憶し、
属性を記憶してもよい。この場合、「くな」は5つの基
本的属性を持ち、「ます」は13の基本的属性を持って
いるので、18の属性を持つものとして記憶する。
【0098】ここで、「麓に近いこの村は景色が美しか
った。」という例に戻って、説明を進める。以上のよう
に接尾語を含めて、全てのトークンに付き図9Aのよう
に品詞を取得すると、次に、図4のステップS7におい
て、品詞の不明なトークンについて品詞の確定を行う。
【0099】まず、トークン「に」について、ルールテ
ーブルB(43)を参照する。ルールテーブルB(43)の詳細
を図10に示す。まず、ルール1についての検討が行わ
れる。ルール1は、左のトークンが「次に述語を伴わな
い動詞」となっている。ここでは、動詞の語根+動詞の
接尾語を「動詞」と呼んでいる。これは、「動詞の語
根」+「動詞の接尾語」という2つのトークン(このよ
うなかたまりをクワジワードと呼ぶ)を判断の基準に使
うということを示している。つまり、判断の基準に用い
られるトークンはこの場合のように複数となる場合もあ
る。また、ルール1に示すように、品詞以外の要素であ
る「述語を伴わない」という要素も加味して、ルールを
構成する場合もある。
【0100】いずれにしても、ここでは、左のトークン
が一般名詞であるので、ルール1は該当しない。その結
果、ルール1に該当しない場合の全ての場合に適用され
るルール2が適用される。すなわち、品詞は、不変化
詞”に”であると決定される。また、そのウエイトは、
2として記憶される。
【0101】以下同様にして、「は」については、図8
のルールテーブルB(45)を参照して、不変化詞”は”で
あると決定される。また、「が」については、図11の
ルールテーブルB(44)を参照して、不変化詞”が”であ
ると決定される。
【0102】以上のようにして、「麓に近いこの村は景
色が美しかった。」という文が解析される。つまり、図
9Bに示すように、トークンへの分割と、各トークンの
品詞が、解析ファイルとしてハードディスク14に記憶
される。
【0103】なお、同じ品詞が連続する場合などは、前
後のトークンの品詞によって当該トークンの品詞を決定
することが不適切となる場合もある。たとえば、「車は
常に迅速、確実かつ安全に運転しよう。」という文につ
いて、品詞辞書から品詞を取得した結果は、図12Aの
ようになる。ここで、「は」については、上記と同様に
して、ルールテーブルB(45)を参照して品詞を決定す
る。
【0104】次に、「迅速」の品詞を確定するため、ル
ールテーブルB(6)を読み出す(図20参照)。しか
し、このルールテーブルに従って、右側のトークン「確
実」の品詞に基づいて品詞を確定してはならない(な
お、ここでの「、」はトークンとトークンを分割してい
るだけであり無視する)。もっとも、例示したケースの
場合には、「確実」の品詞が定まっていないため、確定
すらできない。しかし、たとえ確定できたとしても、
「確実」の品詞に基づいて確定すると誤った結果とな
る。
【0105】図21を参照しつつその説明をする。同じ
品詞のトークンα、βが連続した場合、これらは1つの
トークンとして、これら同じ品詞の連続トークンα、β
以外のトークンγと関係していると見られる。つまり、
図に示すように、それぞれのトークンα、βが、それぞ
れトークンγに関係していると見られるのである。した
がって、トークンαについて、図20のテーブルB(6)
を適用する際に、右のトークンは、γとしなければなら
ないのである。
【0106】このように、同じ品詞のトークン(同じル
ールテーブルを参照するトークンはそうであると推定す
る)が連続した場合(コンマや同等の接続詞が入ってい
る場合も連続とみなす)には、同じルールテーブルを参
照しない最も近いトークン(ただし、コンマや同等の接
続詞は無視する)の品詞を用いてルールテーブルにあて
はめる。上記の例でいうと、「迅速」についての品詞を
決定する場合には、「確実」や「安全」の品詞でなく、
「に」の品詞で決定するようにしている。
【0107】なお、「に」の品詞は確定しておらずテー
ブルB(43)によって決定されるようになっているが、テ
ーブルB(6)とB(43)においてとりうる品詞の組み合わ
せによって、品詞が確定可能である。
【0108】同様に、「確実」も、「に」の品詞によっ
てその品詞が決定される。このようにして、得られた品
詞を、図12Bに示す。なお、図12Bのように品詞を
定めた後、所定のルールを用いて(たとえば、連続する
一般名詞と不変化詞を1つのトークンとする等のルール
を用いて)「車は」を1つののトークンとしてまとめて
扱ってもよい。同様に、「運転」「しよ」を1つのトー
クンとしてまとめて動詞として扱っても良い。このよう
な処理は、これに続く解析の内容によって、適宜選択す
ることができる。
【0109】以上述べたように、この実施例では、動詞
を、動詞の語根と動詞の接尾語とに分けて、それぞれ1
つの品詞としている。また、同様に、述語形容詞を述語
形容詞の語根と述語形容詞の接尾語とに分けて、それぞ
れ1つの品詞としている。これにより、接尾語は、品詞
辞書に登録せず、前記のようにテーブルによって特定す
るという処理を可能にしている。
【0110】なお、「行くかもしれない」等の慣用的な
言葉は、動詞の語根「行」と接尾語「く」と慣用語「か
もしれない」に分割し、慣用語「かもしれない」を接尾
語のように扱って動詞の接尾語ためのテーブル中に盛り
込んでおいてもよい。これは、慣用語が動詞の接尾語と
同じ機能を持っているからである。このようにして慣用
語を盛り込んだ接尾語のテーブルの例を、図17に示
す。このようにしておけば、動詞の語根やその接尾語に
続く慣用語の解析が容易となる。なお、このテーブルに
おいて、記号”、”はORの意味であり、記号”*”はAN
Dの意味である。ただし、”*”の右側の文字は使わな
い場合もある。たとえば、(A、B)*(C)と表記さ
れている場合、とりうる言葉は、AC,BC,A,Bの
4つであることを示している。
【0111】なお、上記のように慣用語を接尾語のよう
に扱うテーブルを、動詞の接尾語のテーブルと一体にし
てもよいが、これと分離して設けてもよい。
【0112】また、複合動詞について、動詞(”い”行
で終わる動詞)の語根の次の接尾語に続く動詞を接尾語
として扱う、複合動詞のテーブルを設けてもよい。この
実施例では、この複合動詞のテーブルを、一般動詞の語
根に続く接尾語のテーブルによって指示されるテーブル
S(V)として設けている(図18参照)。つまり、動詞
の接尾語のテーブル中に設けられている。しかし、これ
とは分離して、設けてもよい。
【0113】動詞(動詞の語根の次の接尾語が「い」で
終わる動詞)に動詞が続くと、図18の複合動詞のテー
ブルS(V)が呼び出される。これにより、処理の高速化
が図られる。
【0114】ところで、「する」や「来る」等の動詞
は、語根が変化してしまう。つまり、本発明の考え方を
適用すれば、語根がないということになってしまう。こ
のような動詞に対しては、例外的に、変化するそれぞれ
の語根を品詞辞書に登録するとともに、次に続くテーブ
ルの番号を記憶するようにしている(図5の「来」「来
る」「来い」「来よ」参照)。
【0115】なお、上記実施例では、述語形容詞の接尾
語のテーブル中に、助動詞を含む接尾語を記載している
(そして、属性として「助動詞の存在」を与えてい
る)。これにより、検索の迅速性を得ている。しかし、
このような助動詞をテーブルに記載せず、品詞辞書に記
憶するようにしてもよい。
【0116】また、上記各実施例では、文章データを受
けてとって、これをトークンに分割し、品詞の決定、属
性の解析を行うようにしているが、予めトークンに分割
された文を受け取って、品詞の決定、属性の解析を行う
ようにしてもよい。
【0117】また、上記各実施例においては、図1の各
機能をCPUを用いて実現しているが、その一部または
全部をハードウエアロジックによって構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による言語解析システムの
全体構成を示す図である。
【図2】図1の言語解析システムをCPUを用いて実現
した場合のハードウエア構成を示す図である。
【図3】品詞の分類を示す図である。
【図4】トークンへの分割、品詞の取得および属性の分
析の処理プログラムのフローチャートである。
【図5】品詞辞書の例を示す図である。
【図6】解析ファイルの内容を示す図である。
【図7】品詞の選択処理のプログラムを示すフローチャ
ートである。
【図8】ルールテーブルB(45)を示す図である。
【図9】解析ファイルの内容を示す図である。
【図10】ルールテーブルB(43)を示す図である。
【図11】ルールテーブルB(44)を示す図である。
【図12】解析ファイルの内容を示す図である。
【図13】接尾語の解析処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】接尾語の解析処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】動詞の語根の次に来る接尾語のためのテーブ
ル(テーブルD)を示す図である。
【図16】動詞の接尾語のためのテーブルを示す図であ
る。
【図17】慣用語を動詞の接尾語として扱う部分を含
む、接尾語のためののテーブルを示す図である。
【図18】複合動詞のテーブルを示す図である。
【図19】述語形容詞の接尾語のためのテーブルを示す
図である。
【図20】ルールテーブルB(6)を示す図である。
【図21】同じ品詞が続いた場合の処理を説明するため
の図である。
【図22】図22Aは属性バッファの保持内容例を示す
図であり、図22Bは属性バッファの保持内容に基づい
て解析ファイルに記憶された「ます」の属性である。
【図23】解析ファイルに記憶された「い」「かった」
の属性を示す図である。
【図24】解析ファイルに記憶された「くな」「ます」
の属性を示す図である。
【符号の説明】
5・・・分割・品詞選択手段 6・・・品詞選択手段 8・・・辞書手段 9・・・属性解析手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/27 - 17/28

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを用いた言語解析システム
    であって、 トークンに対する品詞を記述しており、述語に関しては
    その語根のみを記憶している品詞辞書ならびに、述語の
    接尾語に対応付けて少なくとも品詞以外の文法的属性を
    記述した述語の接尾語のテーブルを記憶しておくととも
    に、 与えられた言語をトークンに分割するとともに各トーク
    ンにつき、前記記憶されている品詞辞書を参照して品詞
    を取得する分割・品詞取得手段、 品詞辞書から取得したトークンの品詞が述語の語根であ
    る場合、当該述語の接尾語に基づいて、前記記憶されて
    いる述語の接尾語のテーブルを参照して当該述語の文法
    的属性を決定する属性解析手段、 属性解析手段によって決定された属性を当該述語の接尾
    語に対応付けて記憶する属性記憶手段、 を備え、 前記述語の接尾語のテーブルは、語根に続く接尾語の先
    頭の一文字によって分類され複数の語根に対して共通化
    したテーブルと、それ以外のテーブルを少なくとも備え
    ており、 前記共通化したテーブルには、各文字に対し、次に用い
    るべき前記それ以外のテーブルを指示していること を特
    徴とする言語解析システム。
  2. 【請求項2】 コンピュータを用いた言語解析システム
    であって、 トークンに対する品詞を記述しており、述語に関しては
    その語根のみを記憶している品詞辞書ならびに、述語の
    接尾語に対応付けて少なくとも品詞以外の文法的属性を
    記述した述語の接尾語のテーブルを記憶しておくととも
    に、 与えられた言語をトークンに分割するとともに各トーク
    ンにつき、前記記憶されている品詞辞書を参照して品詞
    を取得する分割・品詞取得手段、 品詞辞書から取得したトークンの品詞が述語の語根であ
    る場合、当該述語の接尾語に基づいて、前記記憶されて
    いる述語の接尾語のテーブルを参照して当該述語の文法
    的属性を決定する属性解析手段、 属性解析手段によって決定された属性を当該述語の接尾
    語に対応付けて記憶する属性記憶手段、 を備え、 前記述語の接尾語のテーブルは、前記文法的属性を決定
    付ける要素に接尾語を分割し、分割した接尾語に対して
    文法的属性を記憶しており、 前記属性解析手段は、分割した接尾語に対応付けて得ら
    れた1以上の文法的属性の組み合わせを当該述語の文法
    的属性として決定すること を特徴とする言語解析システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の言語解析システムに
    おいて、 前記述語の接尾語のテーブルは、少なくとも動詞の接尾
    語のためのテーブルを含むものであることを特徴とする
    もの。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3の言語解析システ
    ムにおいて、 前記述語の接尾語のテーブルは、少なくとも述語形容詞
    の接尾語のためのテーブルを含むものであることを特徴
    とするもの。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3の言語解析システ
    ムにおいて、 前記述語の接尾語のテーブルは、述語の接尾語を確定す
    るための情報も有していることを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】コンピュータを用いて、与えられた言語に
    対し述語の文法的属性を決定する言語解析方法であっ
    て、トークンに対する品詞を記述しており、 述語に関しては
    その語根のみを記憶している品詞辞書ならびに、述語の
    接尾語に対応付けて少なくとも品詞以外の文法的属性を
    記述した接尾語のテーブルを記憶しておくとともに、 前記述語の接尾語のテーブルを、語根に続く接尾語の先
    頭の一文字によって分類され複数の語根に対して共通化
    したテーブルと、それ以外のテーブルとを含むように構
    成し、 前記共通化したテーブルには、各文字に対し、次に用い
    るべき前記それ以外のテーブルを指示しておき、 前記記憶されている品詞辞書を参照して述語を少なくと
    も述語の語根と接尾語に分離して判断するとともに、記
    憶された述語の接尾語のテーブルを参照して、接尾語に
    基づいて当該述語の文法的属性を決定することを特徴と
    するコンピュータを用いた言語解析方法。
  7. 【請求項7】コンピュータを用いて、与えられた言語に
    対し述語の文法的属性を決定する言語解析方法であっ
    て、トークンに対する品詞を記述しており、述語に関しては
    その語根のみを記憶している品詞辞書ならびに、 述語の
    接尾語に対応付けて少なくとも品詞以外の文法的属性を
    記述した接尾語のテーブルを記憶しておくとともに、 前記述語の接尾語のテーブルには、前記文法的属性を決
    定付ける要素に接尾語を分割し、分割した接尾語に対し
    て文法的属性を記憶し、前記記憶されている品詞辞書を参照して 述語を少なくと
    も述語の語根と接尾語に分離して判断するとともに、記
    憶された述語の接尾語のテーブルを参照して、分割した
    接尾語に対応付けて得られた1以上の文法的属性の組み
    合わせを当該述語の文法的属性として決定することを特
    徴とするコンピュータを用いた言語解析方法。
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