JP3136911U - 据え立て可能な額縁 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦長又は横長として、建物の壁面に対する吊り掛け使用とテーブル面への据え立て使用とを行なえるようにする。
【解決手段】透視窓10を有する化粧枠11と、その背面に固着一体化された背面板12との前後相互間へ、各種枚葉観賞品Mを出し入れ自在に収納できる額縁本体Fと、その額縁本体Fの背後へ隠れる大きさの別個独立の脚板15とから成り、額縁本体Fにおける背面板12の4隅部から第1〜4索条を後向き一体的に張り出す一方、その第1〜4索条挿通孔を脚板15の対応位置する4隅部に開口分布させて、その額縁本体の上側位置において隣り合う2本だけを、対応的な索条挿通孔に通し込んで結束使用するように定めた。
【選択図】図1

Description

本考案は建物の壁面に対する吊り掛け使用のみならず、テーブル面への据え立て使用も行なえる簡便な額縁に関する。
本考案者は先に特願2006−142412号を提案した。これは建物の壁面に対する吊り掛け使用と、テーブル面への据え立て使用とを選択できるスタンド付き額縁に係り、本考案に最も近似する発明であると考えられる。
特願2006−142412号
ところが、上記先願発明の構成では額縁本体(F)を縦長の状態又は横長の状態として、テーブル面(T)へ著しく安定良く据え立て使用できる利点がある反面、第1〜4索条(21a)(21b)(21c)(21d)の隣り合う2本づつを締結し変えるほかに、折りたたみ式スタンド(S)の回動ベース板(15)を方向変換する必要もあるため、その操作上未だ煩らわしく、簡便性に劣る。
又、スタンド(S)が折りたたみ式として、回動ベース板(15)とこれに開閉ヒンジ(18a)(18b)を介して枢支連結された接地脚座(16)とから成り、しかもその回動ベース板(15)を額縁本体(F)の背面板(12)へ、支点軸(17)によって方向変換できるように枢着しているため、それだけ必要構成が複雑となり、一般家庭などへ安価に提供し難い。
更に、上記折りたたみ式スタンド(S)が回動ベース板(15)と接地脚座(16)とから成る二重構造として、額縁本体(F)の背面板(12)に付属しているため、たとえ軽く硬質な材料を採用したとしても、額縁全体が相当厚肉化する結果となる。その厚肉化するにも拘らず、絵画や写真などの枚葉観賞品(M)以外に、例えば国民健康保険証や診察券、クレジットカード、その他の日常生活に必要な各種貴重品を収納・保管することができず、不便である。
本考案はこのような課題の更なる改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では透視窓を有する化粧枠と、その背面の縁取り状態に固着一体化された背面板との前後相互間へ、絵画や写真、色紙などの各種枚葉観賞品を出し入れ自在に収納して、その枚葉観賞品を上記透視窓から透視する長方形の額縁本体と、
その額縁本体の背後へ隠れる大きさのほぼ相似な長方形に造形された別個独立の脚板とから成り、
上記額縁本体における背面板の4隅部から一定長さの第1〜4索条を各々後向き一体的に張り出す一方、その第1〜4索条挿通孔を上記脚板の対応位置する4隅部に開口分布させて、
上記第1〜4索条のうち、その額縁本体の上側位置において隣り合う2本だけを、対応的な索条挿通孔へ抜き差し自在に通し込んだ上、額縁本体の長辺に沿う延在状態又は短辺に沿う延在状態に結束して、
その結束した2本を建物の壁面から突出するフック金具へ掛止させることにより、上記額縁本体を横長又は縦長として吊り掛け使用できるほか、
上記脚板をその水平な上端縁部が背面板と接触する支点の廻りに適当な交叉角度だけ背後方向へ引き起し開脚させることにより、上記額縁本体を同じく横長又は縦長としてテーブル面へ据え立て使用することもできるように定めたことを特徴とする。
又、請求項2では一定深さの箱本体と、その着脱可能な蓋体との内部へ、絵画や写真、色紙などの各種枚葉観賞品を出し入れ自在に収納して、その枚葉観賞品を上記蓋体の透視窓から透視する直方体の額縁本体と、
その額縁本体の背後へ隠れる大きさのほぼ相似な長方形に造形された別個独立の脚板とから成り、
上記額縁本体における箱本体の底面4隅部から一定長さの第1〜4索条を各々後向き一体的に張り出す一方、その第1〜4索条挿通孔を上記脚板の対応位置する4隅部に開口分布させて、
上記第1〜4索条のうち、その額縁本体の上側位置において隣り合う2本だけを、対応的な索条挿通孔へ抜き差し自在に通し込んだ上、額縁本体の長辺に沿う延在状態又は短辺に沿う延在状態に結束して、
その結束した2本を建物の壁面から突出するフック金具へ掛止させることにより、上記額縁本体を横長又は縦長として吊り掛け使用できるほか、
上記脚板をその水平な上端縁部が箱本体の底面と接触する支点の廻りに適当な交叉角度だけ背後方向へ引き起し開脚させることにより、上記額縁本体を同じく横長又は縦長としてテーブル面へ据え立て使用することもできるように定めたことを特徴とする。
更に、上記請求項2に従属する請求項3では、蓋体の4隅部へ枚葉観賞品用コーナー係止片を縁取り状態に固着一体化して、その合計4個により囲まれた区画内部へ枚葉観賞品を表当て付属させる如く、その対応的な4隅部を抜き差し自在に差し込み係止させるように定めたことを特徴とする。
同じく上記請求項2に従属する請求項4では、蓋体の4隅部へ枚葉観賞品用コーナー係止スリットを斜線状態に切り抜いて、その合計4個により囲まれた区画内部へ枚葉観賞品を表当て付属させる如く、その対応的な4隅部を抜き差し自在に差し込み係止させるように定めたことを特徴とする。
請求項1の上記構成によれば、額縁本体における背面板の4隅部から後向き一体的に張り出す第1〜4索条のうち、その額縁本体の使用時に上側位置となる隣り合う2本だけを、脚板の対応位置に開口する索条挿通孔へ抜き差し自在に通し込んだ上、額縁本体の長辺に沿って延在することとなるように、又は同じく額縁本体の短辺に沿って延在することとなるように結束して、その脚板の背後へ横断状態に絡らみ付けることにより、建物の壁面に対する額縁本体の吊り掛け使用状態と、テーブル面に対する額縁本体の据え立て使用状態とを容易に得られる効果がある。
又、その何れにあっても、額縁本体における縦長の状態と横長の状態とを、第1〜4索条の選択的な結束(結び変え)のみによって達成でき、冒頭に述べた先願発明のような回動ベース板の方向変換操作を加える必要がないため、その操作性に著しく優れる。
しかも、上記隣り合う2本の索条を脚板の背後において、その横断状態に絡らみ付け結束する引き締め度合いにより、額縁本体の背面板とこれから引き起し開脚される脚板との交叉角度を、大きく又は小さく適当に調整することができ、据え立て使用時の利便性にも著しく優れる。
更に、上記効果を得るための必要構成としても、第1〜4索条の合計4本を悉く同じ一定長さとして、背面板の4隅部から後向き一体的に張り出すと共に、その背面板よりも小さな僅か1枚の脚板に対して、第1〜4索条挿通孔を開口分布させれば足りるため、額縁をいたづらに厚肉・重量化するおそれなく、極めて安価に製作することができ、一般家庭などに広く普及させやすい額縁を得られるのである。
特に、請求項2の構成によれば、贈答用衣料品や食料品などの各種商品包装箱を活用して、本考案の額縁に再生させることができ、請求項1の上記効果を得られることに加えて、その箱本体と着脱自在の蓋板とから成る額縁本体の内部へ各種枚葉観賞品のみならず、メモ用紙や切り抜き記事などの枚葉保管物、健康保険証や診察券、クレジットカードなどの貴重品をも、紛失のおそれなく収納・保管することができるため、日常生活上の利便性がますます向上する。
その場合、請求項3の構成を採用するならば、既製の上記商品包装箱に透視窓が無くても、その蓋体の4隅部へ固着した枚葉観賞品用コーナー係止片により、各種枚葉観賞品を正面(前方)から透視できる表当て付属状態に係止し得るほか、そのコーナー係止片により優美な縁取り装飾効果も付与できるのである。
更に、請求項4の構成を採用するならば、請求項3の上記構成に比して、既製の商品包装箱における外観化粧状態をいたづらに変えることなく、その本来の商品販売に供することができ、それにも拘らず商品を購買した需要者が一般家庭において、その空き箱から本考案の額縁にすばやく組み立て使用し得るのであり、商品販売業者にとっても商品の販売促進に役立つものとなる。
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、先ず図1〜11はその据え立て可能な額縁の第1実施形態を示しており、(F)は厚紙や経木、合成樹脂、化粧合板、軽金属、その他の軽く硬質な材料から、例えば長辺(y):約340mm×短辺(x):約250mmの長方形な輪郭形状に製作された額縁本体であって、中央部に適当な大きさの透視窓(10)が開口する化粧枠(11)と、その化粧枠(11)の背後へ4辺を縁取る状態に固着一体化された同じ大きさの長方形な背面板(12)とから成る。
その化粧枠(11)に対する背面板(12)の固着手段として、図示の実施形態では接着剤を用いているが、これに代る接着テープやビス、その他の固着具を採用してもさしつかえない。
そして、上記額縁本体(F)を形作る化粧枠(11)とその背面板(12)との前後相互間が、使用者の希望する絵画や写真、色紙、賞状、証書、その他の各種枚葉観賞品(M)を収納できる観賞品収納スペース(S)として区画形成されている。
その場合に、長方形な化粧枠(11)又は/及び背面板(12)の4辺を折り返し重合状態に厚肉化したり、同じく4辺を断面コ字型やL字型に造形したり、或いは又その化粧枠(11)と背面板(12)との前後相互間へ、別個なスペーサー(図示省略)を縁取り状態に介在させたりして、上記枚葉観賞品(M)の予備も含む複数枚を収納できるように、その収納スペース(S)を広く確保しても良い。
何れにしても、上記化粧枠(11)とその背面板(12)とから成る額縁本体(F)の使用時に上側位置となる1辺のみか、又は隣り合う長辺(y)と短辺(x)との2辺には、上記観賞品収納スペース(S)と連通する観賞品出し入れスリット(13)が開口形成されており、ここから枚葉観賞品(M)をその収納スペース(S)に対して、円滑に出し入れ操作することができるようになっている。
(14a)(14b)(14c)(14d)は上記額縁本体(F)における背面板(12)の4隅部から後向き一体的に張り出された合計4本の第1〜4索条であって、悉く同じ一定長さの紐やロープなどの可撓材料から成り、その各個の根元部は図示省略してあるが、上記背面板(12)へ抜け止め状態に取り付け固定されている。
又、(15)は上記額縁本体(F)と別個独立の脚板であって、その額縁本体(F)と同種の軽く硬質な材料から、上記背面板(12)の背後に隠れる大きさのほぼ相似な輪郭形状(長方形)に造形されており、額縁本体(F)の4辺から見苦しく張り出し露呈しないようになっている。
しかも、その脚板(15)における上記第1〜4索条(14a)(14b)(14c)(14d)の取付位置と向かい合い対応する4隅部には、その第1〜4索条挿通孔(16a)(16b)(16c)(16d)の合計4個が開口分布されており、ここへ上記背面板(12)の第1〜4索条(14a)(14b)(14c)(14d)を各々直通状態として抜き差し自在に通し込むことにより、その別個な脚板(15)を額縁本体(F)へ絡らみ付け締結することができるようになっている。
そして、上記合計4本存在する第1〜4索条(14a)(14b)(14c)(14d)のうち、その隣り合う2本づつを長方形な額縁本体(F)との関係上、その長辺(y)に沿う平行な延在状態又は短辺(x)に沿う平行な延在状態として、選択的に結束(結び変え)使用するのである。
即ち、今図2〜5のように額縁本体(F)を横長の状態として、その背面板(12)から張り出している第1〜4索条(14a)(14b)(14c)(14d)のうち、上側位置の第1、2索条(14a)(14b)だけを脚板(15)の対応的な第1、2索条挿通孔(16a)(16b)へ通し込んだ上、その脚板(15)の背後において、額縁本体(F)の長辺(y)に沿い延在することとなるように結束する一方、残る下側位置の第3、4索条(14c)(14d)は同じく脚板(15)の対応的な第3、4索条挿通孔(16c)(16d)へ通し込むことなく、これらをそのまま背面板(12)の背後において、上記第1、2索条(14a)(14b)と平行に延在することとなるように結束し、上記脚板(15)を額縁本体(F)から背後方向へ適当な交叉角度(θ)だけ引き起し開脚させることにより、その額縁本体(F)を横長の状態としてテーブル面(T)へ安定良く据え立て使用することができる。
他方、上記額縁本体(F)を図6〜8のような縦長の状態として、その背面板(12)から張り出している第1〜4索条(14a)(14b)(14c)(14d)のうち、今度は上側位置の第2、4索条(14b)(14d)だけを脚板(15)の対応する第2、4索条挿通孔(16b)(16d)へ通し込んだ上、その脚板(15)の背後において、額縁本体(F)の短辺(x)に沿い延在することとなるように結束し、上記脚板(15)をやはり額縁本体(F)から背後方向へ適当な交叉角度(θ)だけ引き起し開脚させることにより、その額縁本体(F)を縦長の状態としてテーブル面(T)へ安定良く据え立て使用することができる。
その場合にも、下側位置に残っている第1、3索条(14a)(14c)は脚板(15)の対応する第1、3索条挿通孔(16a)(16c)へ通し込まず、これらをそのまま背面板(12)の背後において、上記第2、4索条(14b)(14d)と平行に延在することとなるように結束することにより、見苦しく垂れ下がり露出しないように後始末しておけば良い。
何れにしても、額縁本体(F)の上側位置において隣り合う2本の索条(図2〜5の第1、2索条(14a)(14b)や図6〜8の第2、4索条(14b)(14d))だけを、脚板(15)の背後へ横断状態に絡らみ付ける如く結束すれば、その脚板(15)の水平な上端縁部が背面板(12)と接触して、額縁本体(F)を突っ張り支持することになるため、その接触する支点(P)の廻りに脚板(15)が開閉する上記交叉角度(θ)を、上記結束時の引き締め度合いによって調整することができ、これを強め(堅め)れば上記交叉角度(θ)は小さくなり、弱め(緩め)れば交叉角度(θ)は大きくなる。
又、図2〜5のような横長の状態にある額縁本体(F)の上側位置において、その脚板(15)の背後へ絡らみ付ける如く結束される第1、2索条(14a)(14b)の引き締め度合いを、その額縁本体(F)の据え立て使用時よりも更に一層弱め(緩め)て、余裕代がある適当な一定長さに結束すれば、上記第1、2索条(14a)(14b)を図9、10のような建物の壁面(W)から一体的に突出するフック金具(17)へ掛け止めることにより、上記額縁本体(F)をやはり横長の状態として吊り掛け使用することもできる。
更に、図6〜8のような縦長の状態にある額縁本体(F)の上側位置において、その脚板(15)の背後へ絡らみ付ける如く結束される第2、4索条(14b)(14d)の引き締め度合いを、その額縁本体(F)の据え立て使用時よりも更に一層弱め(緩め)て、やはり余裕代がある適当な一定長さに結束すれば、上記第2、4索条(14b)(14d)を図11のような建物の壁面(W)から突出するフック金具(17)へ掛け止めることにより、上記額縁本体(F)を同じ縦長の状態として吊り掛け使用することもできるのである。
このように建物の壁面(W)へ吊り掛け使用する場合、上記脚板(15)は自づと垂れ下がって、額縁本体(F)の背面板(12)へ重合することになるため、下側位置に残っている隣り合う2本の索条(図2〜5の第3、4索条(14c)(14d)や図6〜8の第1、4索条(14a)(14c))は、その背面板(12)の背後において結束された状態のままに放置してもさしつかえないが、これらも脚板(15)の背後へ横断状態に絡らみ付ける如く結束しておくことが望ましい。
そうすれば、上記壁面(W)のフック金具(17)から額縁本体(F)を吊り降ろす際に、その脚板(15)が振れ動くおそれを防止できるほか、上記結束時の引き締め度合いを強め(堅め)ることにより、額縁本体(F)の背面板(12)とその脚板(15)との前後相互間へ、例えばメモ用紙や新聞などの切り抜き記事、その他の枚葉保管物(図示省略)を挟み付ける如く秘蔵することもでき、日常生活上の利便性が向上するからである。上記脚板(15)に伸縮バンド(図示省略)を巻き付け使用して、このような枚葉保管物を弾力的に押さえ付けることも考えられる。
次に、図12〜21は本考案に係る据え立て可能な額縁の第2実施形態を示しており、これでは額縁本体(F)が一定深さの箱本体(22)と、その着脱可能な蓋体(21)とから直方体に組み合わされている。その箱本体(22)は上記第1実施形態の背面板(12)に相当し、蓋体(21)は同じく化粧枠(11)に相当するが、そのほかに箱本体(22)の背後へ隠れる大きさのほぼ相似な輪郭形状(長方形)をなす別個独立の脚板(25)も用意されている。
このような第2実施形態の額縁本体(F)としては、厚紙や経木、化粧合板、合成樹脂などの軽く硬質な材料から成る各種商品包装箱を活用することができる。殊更、図14に抽出して示すような蓋体(21)の中央部に、透明の合成樹脂フィルム(20)が裏当て固着された贈答用衣料品や食料品などの比較的浅い包装箱を採用することが好ましい。
これによれば、その透明の合成樹脂フィルム(20)が上記第1実施形態の透視窓(10)として機能し得るため、これをわざわざ開口形成する手数が省けるばかりでなく、着脱自在の蓋体(21)によって被覆される箱本体(22)の内部を、上記第1実施形態の観賞品収納スペース(S)としてそのまま利用でき、その収納スペース(S)と連通する観賞品出し入れスリット(13)の切り欠き加工も不要になる。
又、上記箱本体(22)の内部へ、正面(前方)から透視する絵画や写真、色紙などの枚葉観賞品(M)のみならず、先の第1実施形態において述べた枚葉保管物や、例えば国民健康保険証、診察券、クレジットカード、その他の貴重品も収納・保管することができ、日常生活上の利便性がますます向上する。
そして、蓋体(21)に透視窓(10)が開口していない商品包装箱を、上記額縁本体(F)として採用する場合には、図18から明白な枚葉観賞品用コーナー係止片(28a)(28b)(28c)(28d)の合計4個を、その蓋体(21)の4隅部へ縁取り状態に固着一体化するか、又は図15に抽出して示すような枚葉観賞品用コーナー係止スリット(29a)(29b)(29c)(29d)の合計4個を、やはり蓋体(21)の4隅部へ斜線状態に切り抜き、これらから囲まれた区画内部を言わば枚葉観賞品収納スペース(S)として、ここへ枚葉観賞品(M)を表当て付属させる如く、その対応的な4隅部を抜き差し自在に差し込み係止させることにより、その透視できる状態に保てば良い。
つまり、既製の商品包装箱へこのような加工を施しておくことにより、これを使い捨てることなく、本考案の額縁本体(F)として再生させるのである。尚、このような加工は透視窓(10)を有する蓋体(21)であっても、その4隅部へ予じめ施しておくことができる。
何れにしても、本考案の第2実施形態に係る額縁では合計4本の第1〜4索条(24a)(24b)(24c)(24d)が、箱本体(22)における長方形な底面の4隅部から後向き一体的に張り出されており、上記第1実施形態と同じ別個な脚板(25)の対応する第1〜4索条挿通孔(26a)(26b)(26c)(26d)へ、やはり各々直通状態として抜き差し自在に通し込まれるようになっている。
そのため、第2実施形態の額縁でも上記第1実施形態と同様に操作して、合計4本存在する第1〜4索条(24a)(24b)(24c)(24d)のうち、その隣り合う2本づつを額縁本体(F)の長辺(y)に沿う平行な延在状態又は短辺(x)に沿う平行な延在状態として結び変えることにより、その額縁本体(F)をテーブル面(T)へ図16〜20のような縦長と横長との選択的に据え立て使用することができるほか、建物の壁面(W)へやはり縦長と横長(図21参照)との選択的に吊り掛け使用することもできるのである。
その使用中において、額縁本体(F)を形作っている箱本体(22)から蓋体(21)の脱落するおそれがある場合には、その両者を例えば装飾性がある縁取り接着テープ(図示省略)などにより、仮り止め状態に固定維持すれば良い。
特に、第2実施形態の額縁本体(F)は上記第1実施形態と異なり、一定深さの箱本体(22)とその着脱自在の蓋体(21)とから成るため、その内部へ別個な脚板(25)を箱本体(22)の言わば2重底として収納することも可能である。
その結果、各種商品包装箱の内部へ本来の販売商品のみならず、これに付加価値を与える普遍的な絵画や写真、色紙などの枚葉観賞品(M)と、上記脚板(25)も一緒に収納して販売し、これを購買した需要者に、その空き箱を本考案の額縁として組み立て使用させることができ、商品販売業者にとってもその商品の販売促進効果を得られる利点がある。
尚、第2実施形態におけるその他の構成と操作法並びに使用状態は上記第1実施形態と実質的に同一であるため、その図12〜21に図1〜11との対応的な符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
本考案に係る据え立て可能な額縁の第1実施形態を示す分解斜面図である。 図1の組立状態を示す背面図である。 図2の横長としてテーブル面に据え立てた使用状態を示す斜面図である。 図3の背後方向から見た斜面図である。 図3の中央縦断面図である。 縦長としてテーブル面に据え立てた使用状態を示す斜面図である。 図6の背後方向から見た斜面図である。 図6の中央縦断面図である。 横長として建物の壁面に吊り掛けた使用状態を示す斜面図である。 図9の側面図である。 縦長として建物の壁面に吊り掛けた使用状態を示す斜面図である。 本考案に係る据え立て可能な額縁の第2実施形態を示す分解斜面図である。 図12の組立状態を示す背面図である。 蓋体の変形実施形態を抽出して示す斜面図である。 蓋体の別な変形実施形態を抽出して示す斜面図である。 図13の縦長としてテーブル面に据え立てた使用状態を示す斜面図である。 図16の中央縦断面図である。 横長としてテーブル面に据え立てた使用状態を示す斜面図である。 図18の背後方向から見た斜面図である。 図19の中央縦断面図である。 横長として建物の壁面に吊り掛けた使用状態の側面図である。
符号の説明
(10)・透視窓
(11)・化粧枠
(12)・背面板
(13)・観賞品出し入れスリット
(14a)(24a)・第1索条
(14b)(24b)・第2索条
(14c)(24c)・第3索条
(14d)(24d)・第4索条
(15)(25)・脚板
(16a)(26a)・第1索条挿通孔
(16b)(26b)・第2索条挿通孔
(16c)(26c)・第3索条挿通孔
(16d)(26d)・第4索条挿通孔
(17)・フック金具
(20)・透明の合成樹脂フィルム
(21)・蓋体
(22)・箱本体
(28a)(28b)(28c)(28d)・コーナー係止片
(29a)(29b)(29c)(29d)・コーナー係止スリット
(F)・額縁本体
(M)・枚葉観賞品
(P)・支点
(S)・観賞品収納スペース
(T)・テーブル面
(W)・壁面
(x)・短辺
(y)・長辺
(θ)・交叉角度(開脚度)

Claims (4)

  1. 透視窓(10)を有する化粧枠(11)と、その背面の縁取り状態に固着一体化された背面板(12)との前後相互間へ、絵画や写真、色紙などの各種枚葉観賞品(M)を出し入れ自在に収納して、その枚葉観賞品(M)を上記透視窓(10)から透視する長方形の額縁本体(F)と、
    その額縁本体(F)の背後へ隠れる大きさのほぼ相似な長方形に造形された別個独立の脚板(15)とから成り、
    上記額縁本体(F)における背面板(12)の4隅部から一定長さの第1〜4索条(14a)(14b)(14c)(14d)を各々後向き一体的に張り出す一方、その第1〜4索条挿通孔(16a)(16b)(16c)(16d)を上記脚板(15)の対応位置する4隅部に開口分布させて、
    上記第1〜4索条(14a)(14b)(14c)(14d)のうち、その額縁本体(F)の上側位置において隣り合う2本だけを、対応的な索条挿通孔へ抜き差し自在に通し込んだ上、額縁本体(F)の長辺(y)に沿う延在状態又は短辺(x)に沿う延在状態に結束して、
    その結束した2本を建物の壁面(W)から突出するフック金具(17)へ掛止させることにより、上記額縁本体(F)を横長又は縦長として吊り掛け使用できるほか、
    上記脚板(15)をその水平な上端縁部が背面板(12)と接触する支点(P)の廻りに適当な交叉角度(θ)だけ背後方向へ引き起し開脚させることにより、上記額縁本体(F)を同じく横長又は縦長としてテーブル面(T)へ据え立て使用することもできるように定めたことを特徴とする据え立て可能な額縁。
  2. 一定深さの箱本体(22)と、その着脱可能な蓋体(21)との内部へ、絵画や写真、色紙などの各種枚葉観賞品(M)を出し入れ自在に収納して、その枚葉観賞品(M)を上記蓋体(21)の透視窓(20)から透視する直方体の額縁本体(F)と、
    その額縁本体(F)の背後へ隠れる大きさのほぼ相似な長方形に造形された別個独立の脚板(25)とから成り、
    上記額縁本体(F)における箱本体(22)の底面4隅部から一定長さの第1〜4索条(24a)(24b)(24c)(24d)を各々後向き一体的に張り出す一方、その第1〜4索条挿通孔(26a)(26b)(26c)(26d)を上記脚板(25)の対応位置する4隅部に開口分布させて、
    上記第1〜4索条(24a)(24b)(24c)(24d)のうち、その額縁本体(F)の上側位置において隣り合う2本だけを、対応的な索条挿通孔へ抜き差し自在に通し込んだ上、額縁本体(F)の長辺(y)に沿う延在状態又は短辺(x)に沿う延在状態に結束して、
    その結束した2本を建物の壁面(W)から突出するフック金具(17)へ掛止させることにより、上記額縁本体(F)を横長又は縦長として吊り掛け使用できるほか、
    上記脚板(25)をその水平な上端縁部が箱本体(22)の底面と接触する支点(P)の廻りに適当な交叉角度(θ)だけ背後方向へ引き起し開脚させることにより、上記額縁本体(F)を同じく横長又は縦長としてテーブル面(T)へ据え立て使用することもできるように定めたことを特徴とする据え立て可能な額縁。
  3. 蓋体(21)の4隅部へ枚葉観賞品用コーナー係止片(28a)(28b)(28c)(28d)を縁取り状態に固着一体化して、その合計4個により囲まれた区画内部へ枚葉観賞品(M)を表当て付属させる如く、その対応的な4隅部を抜き差し自在に差し込み係止させるように定めたことを特徴とする請求項2記載の据え立て可能な額縁。
  4. 蓋体(21)の4隅部へ枚葉観賞品用コーナー係止スリット(29a)(29b)(29c)(29d)を斜線状態に切り抜いて、その合計4個により囲まれた区画内部へ枚葉観賞品(M)を表当て付属させる如く、その対応的な4隅部を抜き差し自在に差し込み係止させるように定めたことを特徴とする請求項2記載の据え立て可能な額縁。
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