JP3136441U - 遠近両用眼鏡の補助具 - Google Patents

Abstract

【課題】
汎用の遠近両用眼鏡にあって、鼻当ての移動、言い換えればレンズ部分の移動が容易であり、かつ所定の位置を確保でき、特に近視用レンズ部分が適正な高さで使用できる安価な遠近両用眼鏡の補助具を提供する。
【解決手段】
本考案は、汎用の遠近両用眼鏡の眼鏡縁５の両外端に具備した蝶番部分４に、伸縮性のある紐状の素材１の両端に留め具２を付帯した補助具を装着し、長さを調節した紐状部分を眼鏡着用者の後頭部にかけることで、鼻当ての位置、言い換えればレンズの位置を適切な高さに容易に設定するものである。
【選択図】 図２

Description

本考案は、遠近両用のレンズを使用する眼鏡にあって、鼻当てを容易に上下させることによって眼鏡縁を上下させて、遠視用・近視用のいずれのレンズ部分を使用する場合においても、使用するレンズ部分が確実に適正な高さになる安価なかつ簡易な遠近両用眼鏡の補助具に関する。

遠近両用眼鏡においては、一般に景色の鑑賞などはもともと適正な高さにある遠視用レンズ部分を使用するために眼の疲れは少ないが、読書や書き物は近視用レンズ部分を通して下目使いで行われるために、近視用レンズ部分を使用する作業では特に疲れ易く、長時間の作業には向かない。

近年、遠近両用眼鏡を使用しながら、適正な高さで近視用レンズ部分を利用しようとする試みが見られ、例えば鼻当てを磁石によって上下に移動させることで、近視用レンズ部分も適正な高さで使用可能な方法が提案されている（特許文献１参照）。
特開２００５−８４６６４

しかし,前述の特許文献１に提案された遠近両用眼鏡では、精密素材を起用するために価格は高価となり、特別な維持管理も必要とされ、さらにはその素材類の重みが鼻に新たに掛かることとなる。

本考案は、安価なかつ簡便な補助具を用いることで鼻当ての移動が容易となり、使用しようとするレンズ部分が所定の位置を確実に確保され、適正な高さで使用できる遠近両用眼鏡を提供することを目的としている。

本考案の上記ならびにその他の目的と新規な特徴は、以下の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになる。
但し、図面は専ら解説のためのものであって、本考案の記述範囲を限定するものではない。

本考案は、遠視用レンズ部分と近視用レンズ部分とよりなる遠近両用のレンズを装備した遠近両用眼鏡にあって、眼鏡縁の両外端に具備した蝶番部分に、伸縮性のある紐状の素材をその両端に付帯した留め具を用いて装着し、長さを調節した紐状の素材を眼鏡着用者の後頭部に掛けることにより、鼻当ての位置、言い換えればレンズの位置を適切な高さに容易に設定し得るものである。

本考案の遠近両用眼鏡の補助具を装着すれば、遠視用または近視用いずれのレンズ部分を使用する場合でも、指で鼻当ての位置関係を変えることにより、容易に使用したいレンズ部分を確実に適正な高さに設定できる。

また、本考案の補助具は、安価な素材で構造も簡単であり、眼鏡本体に精巧かつ高価な加工を施す必要もない。

本考案の実施形態を図１及び図２を用いて説明する。

図１は本考案の一実施例を示す補助具の全体図、図２は着用した時の図１に示す補助具と遠近両用眼鏡の関係を示したものである。

本考案の補助具の使用に当たって、まず初めに、紐状の素材１の長さを調節し、ピンチ３で固定し、紐状素材１の両端に付帯した留め具２を、遠近両用眼鏡の眼鏡縁５に具備した蝶番部分４に装着する。

遠近両用眼鏡を着用すると同時に、紐状素材よりなる補助具を後頭部に掛け、鼻当てを指で上下に移動させることでレンズの位置を調節する。

すなわち、汎用の遠近両用眼鏡においては、鼻当てを指で押し上げることで近視用レンズを適正な位置で使用することが可能となり、逆に鼻当てを下げることで遠視用レンズを使用することが出来る。

本考案の一実施例を示す全体図 図１の補助具を着用した時の補助具と遠近両用眼鏡の位置関係図

符号の説明

１ 補助具の紐状素材部分
２ 留め具
３ ピンチ
４ 蝶番
５ 眼鏡縁
６ アーム

Claims (1)

1. 両端に留め具２を付帯した伸縮性のある紐状素材であって、遠近両用眼鏡着用時に長さ調節可能な紐状の素材部分１を後頭部に掛け、かつその留め具部分２を眼鏡縁５の両外端に具備する蝶番部分４に装着することにより、所定のレンズ部分が適正な高さで使用できるようにレンズの高さ調整が可能な遠近両用眼鏡の補助具。

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