JP3136206U - 展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材 - Google Patents
展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】本考案は、運搬時や展示時において他からの衝撃の緩和手段とすることはもとより、展示のための製品の安定的な立設手段とし、更に、外囲体となる緩衝・断熱部材は、製品に対して断熱機能を有し、且つ製品の宣伝・広告・絵・模様・説明機能等を消費者に対して有効的に可視させることを可能とした展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材を提供するものである。
【解決手段】肉厚のある断熱材により有底筒状体に形成し、上端部側を所定の傾斜角を有する傾斜部とし、該傾斜部の露出面及び必要により筒状体の外囲体を宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段としてなることを特徴とする展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材。
【選択図】図1
【解決手段】肉厚のある断熱材により有底筒状体に形成し、上端部側を所定の傾斜角を有する傾斜部とし、該傾斜部の露出面及び必要により筒状体の外囲体を宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段としてなることを特徴とする展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材。
【選択図】図1
Description
本考案は、お酒、焼酎、ワイン等のアルコール類や清涼飲料水等の流体を収納する容器或いは花や草木を飾る容器のように、ガラス製や陶器製等の衝撃に弱い材料からなる収納容器を外からの衝撃を防ぐとともに内容物となる流体の保温性を保ち、且つそれら容器を立設状態で有効的に宣伝・広告展示することを可能とする展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材に関するものである。
従来より、衝撃に弱い製品を梱包して運搬する手段として、梱包材料と該製品との間に外からの衝撃に対して衝撃を吸収する弾力性に富んだ緩衝部材を配設して当該製品が破壊されることを防止している。
また、アルコール類の容器や花瓶類等の製品を店頭等において展示する際、それら製品を立設した状態で行うことが多いが、製品相互の緩衝手段は考えられていなかった。
更に、容器内に収納された流体温度の急激な変化の防止対策としては所定空間全体を冷暖房する手段のみに頼っており、簡単な手段により保温状態を保つように工夫したものはなかった。
また、それら製品の宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段は、当該製品に直接ラベルとして貼着したものに施されており、他方、別の手段として当該表示手段をひも状のものを製品の上方部のネック部側に引っ掛けてその役割をなすもの等があったが、それらは垂直状態での表示手段となっているため消費者は可視しずらく、また、吊り下げている場合は、必要となる面が裏返しとなっているケースも多く、本来の機能を十分に生かしきれていなかった。
更に、下記する文献のように、酒類や清涼飲料水等を収納した容器の保冷性や保温性を向上させ、意匠性にも優れた段ボールや発泡体等の断熱材を素材とし、その表面に表示部を設けた製品を収納するための中空の断熱ケースよりなる多用途ケースが提案されているが、上記断熱材は肉薄としたもので本考案のように外からの衝撃に対して強い緩衝部材としての役割を達成することを意図するものではなかったし、また、容器の垂直方向にのみ表示部を設けたものであり、展示時に消費者がそれら表示部を可視することが困難であることは従来のままであった。
実用新案登録第3006373号公報
本考案は、上記欠点を解決したもので、運搬時や展示時の衝撃の緩和手段となることはもとよりのこと、展示のための製品の立設手段となり、更に、当該製品の宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段を消費者に対して有効的に可視させることを可能としている。また、緩衝・断熱収納部材は、断熱機能を有しているので収納された製品の内容物の保温効果を長期化させることを可能とした展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材を提供するものである。
本考案は、肉厚のある断熱材により有底筒状体に形成し、上端部側を所定の傾斜角を有する傾斜部とし、該傾斜部の露出面及び必要により筒状体の外囲体を宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段としてなる展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材を特徴とする。
また、傾斜部側の宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段を、該傾斜部と同一形状の別部材となる端部片とした緩衝・断熱収納部材を特徴とする。
更に、緩衝・断熱収納部材の筒状となる外囲体及び傾斜部の外形形状とほぼ同一形状で、該傾斜部を上端部側の係止手段とし、下端部を開口部とした内側が空洞部となる被覆体とし、該被覆体を宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段とした展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材を特徴とする。
本考案は、緩衝材により運搬時や展示時に他からの衝撃或いは製品相互の衝撃を緩和し、その衝撃が製品に伝わることを防止することが可能となった。また、容器を囲む厚手の断熱材により収納した製品の流体の温度変化を少なくすることが可能となった。更に、展示時に安定した状態で立設することができ、且つ消費者が可視しやすい位置に宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段を施すことが可能となった。また、反覆使用することを容易とした緩衝・断熱収納部材を得ることが可能となった。
以下、図面を参考に本考案を実施するための最良の形態についてその実施例を説明する。
図1は、本考案の展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材の斜視図で、ワインの瓶容器Aを収納した状態を示している。上記展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材1は、断熱材を筒状にした外囲体2とその一端部側の閉塞状態とした底部3及び他端側の開口状態とした傾斜部4とより構成している。
外囲体2は、本実施例では柔軟性のある断熱材で、発泡樹脂材を筒状にしたものや小室を多数形成した厚手の気泡緩衝材を筒状に形成したものが最適である。例えば、厚手プチプチ(登録商標)のような気泡シートを筒状に形成したものである。
平坦状の厚手気泡緩衝材を丸め、両側端部を接着或いは溶着することにより円筒状となる外囲体2に形成することができる。一端側の底部3は、円盤状の厚手気泡緩衝材を該外囲体2の内壁に嵌入して固定することにより一体化して閉塞することができる。また、厚手発泡樹脂材の内側を凹状にくり抜いて形成しても良い。
他端の開口側は、該外囲体2を斜め方向に裁断し、端部表面に鍔状体の楕円形が形成される傾斜部4とする。該傾斜部は、溶断等により適宜角度に切断することによって形成することができる。垂直状態から15〜60°程度の傾斜が望ましい。傾斜部の高い側の外囲体2の高さは、少なくとも収納物となる製品の約2/3前後以上とすることにより安定感のある高さの緩衝・断熱収納部材を得ることができる。例えば、1L瓶で約35cm程度の高さの製品の場合、収納部材の高さを20〜30cm程度とする。
図2は、花瓶B及び該花瓶B内の生け花を緩衝・断熱収納部材に収納した状態の断面図を示している。収納される花瓶B内には生け花とともに流体が貯留されており、且つ花瓶B及び収納部材の底側は平坦状で広面積とされているので安定感を保った状態で立設することができる。
また、外囲体2及び底部3は断熱材で形成されているので、花瓶B内の流体の温度上昇を極力抑えることが可能で、生け花にとって良好な環境を維持することができる。
図3は、傾斜部4となる表面に載置或いは固定される端部片5を別途形成した実施例で、傾斜部4と同一大きさとなる楕円形の鍔状体の形状とすることにより該傾斜部4として露出した緩衝・断熱材の切断面を被覆することが可能となる。該端部片5の表面には各種宣伝・広告や製品説明或いは色彩や模様や絵等の適宜表示手段を表現することができる。
該端部片5は、収納される製品のネック部側に引っ掛けた状態で緩衝・断熱収納部材1に物品を収納することだけで傾斜部4上にとどまることになり、その上面に載置されることになる。従って、該端部片5の表裏が逆になるおそれはないし、傾斜状態で載置されることになるので、通常、目線より下方に展示されることの多い本考案の対象となる製品の該傾斜面が可視しやすい状態となる。従って、該傾斜表面に表示された宣伝・広告や各種絵や模様及び文言等を有効的に消費者に訴えることが可能となる。
上記では、収納される製品に引っ掛けることにより、必然的に傾斜部4上に載置されることになることでの構成としたが、その他の例として、該傾斜部4に予め固定しておくことも可能である。反覆使用する場合でも、該気泡樹脂材よりなる緩衝・断熱収納部材1と端部片5とは分離しやすいので他のものと置き換えることは簡単にできる。
図4は、展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材1とその全体の大きさ及び形状をやや大きめの同一形状とし、該緩衝・断熱収納部材1の全体を被覆することを可能とした被覆体6で、高さも該緩衝収納部材1の高さとほぼ同じくし、上端部を該傾斜部4の傾斜面と同一角度とした鍔状の端部面7とし、下端部を開口部8とし、被覆体6の内側は空洞部9としている。
上記空洞部9内に展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材1を挿入することにより、その全体を覆うことが可能となる。開口部8側から挿入すると空洞部9側へ突出した鍔状の該端部面7が傾斜部4に当接することになり該被覆体6は安定的に収納部材1の全体を覆うことができる。従って、端部面7のみならず被覆体6の側面全体により緩衝・断熱収納部材1の側面側を覆うことができ、緩衝・断熱部材の素材が隠蔽状態となり、容器としての外観を良好とすると同時に、該被覆体6の表面側の全ての面に各種宣伝・広告や絵・模様や文言等を有効的に表示することが可能である。
1 展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材
2 外囲体
3 底部
4 傾斜部
5 端部片
6 被覆体
7 端部面
8 開口部
9 空洞部
2 外囲体
3 底部
4 傾斜部
5 端部片
6 被覆体
7 端部面
8 開口部
9 空洞部
Claims (3)
- 肉厚のある断熱材により有底筒状体に形成し、上端部側を所定の傾斜角を有する傾斜部とし、該傾斜部の露出面及び必要により筒状体の外囲体を宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段としてなることを特徴とする展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材。
- 傾斜部側の宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段を、該傾斜部と同一形状の別部材となる端部片としたことを特徴とする請求項1記載の展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材。
- 緩衝・断熱収納部材の筒状となる外囲体及び傾斜部の外形形状とほぼ同一形状で、該傾斜部を上端部側の係止手段とし、下端部を開口部とした内側が空洞部となる被覆体とし、該被覆体を宣伝・広告及び絵・模様等の表示手段としたことを特徴とする請求項1記載の展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007006029U JP3136206U (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007006029U JP3136206U (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3136206U true JP3136206U (ja) | 2007-10-18 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2007006029U Expired - Fee Related JP3136206U (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 展示機能を備えた緩衝・断熱収納部材 |
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JP (1) | JP3136206U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013134028A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Noritz Corp | 給湯システム用の貯湯タンク装置 |
-
2007
- 2007-08-06 JP JP2007006029U patent/JP3136206U/ja not_active Expired - Fee Related
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