JP3135400U - 青果物を利用した器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 天然素材の質感を有しており、しかも、耐久性や清浄性に優れた青果物を利用した器を提供する。
【解決手段】 青果物を利用した器10が、容器本体11を備えて成り、該容器本体11は、可食部が除かれた青果物の外皮から成る凹状の本体外皮部12と、該本体外皮部12を被覆する透明の本体被覆部13とを備えている。本体外皮部12としては、グレープ・フルーツGの半割された下半分が利用されている。
【選択図】 図1

Description

本願の考案は、青果物を利用した器に関し、特に、天然素材の質感を有し、耐久性や清浄性に優れた青果物を利用した器に関する。
青果物は、通常、その可食部が食され、外皮等の非可食部は捨てられている。青果物のうち、例えば、グレープ・フルーツなどの比較的厚い外皮を備える柑橘系の果物は、半割りにされた後、スプーンなどを用いて食べられることがある。このような食べられ方をすると、食後、いわゆる“おわん”形状の外皮が残る。
この残った外皮などを何かに利用できれば、捨てられていたものを再利用でき、ゴミの減量につながる。例えば、前記“おわん”形状をした青果物の外皮は、そのまま、果皮の器として利用されることがある(特許文献1参照)。
特開平11−290203号公報
ところで、前記のような“おわん”形状の果皮から成る器を、食器として使用すれば、例えば、盛り付けられた料理の材料の新鮮さをアピールすることができ、食欲をそそることができる。また、旬の青果物の果皮から成る食器を用いれば、食材の“旬”を演出することができる。このように、青果物の果皮から成る器は、食事をする場の雰囲気を演出するアイテムとして利用できるものであり、家庭はもちろんのこと、ホテル、旅館あるいはレストランなどにおいて利用価値のあるものである。
ところが、青果物の果皮をそのまま用いた器は、耐久性や清浄性に劣るものであり、通常、1回程度の少ない回数しか使用できない。
本願の考案は、従来の青果物を利用した器が有する前記のような問題点を解決するためになされたものであり、天然素材の質感を有しており、しかも、耐久性や清浄性に優れた青果物を利用した器を提供することを課題とする。
前記のような課題は、本願の各請求項に記載された次のような考案により解決される。
すなわち、その請求項1に記載された考案は、青果物を利用した器が、容器本体を備えて成り、前記容器本体は、可食部が除かれた青果物の外皮から成る本体外皮部と、前記本体外皮部を被覆する透明の本体被覆部とを備えていることを特徴とする青果物を利用した器である。
請求項1に記載された考案は、前記のように構成されているので、本体被覆部を構成する透明の材料越しに、青果物の外皮を目視することができ、視覚によって天然素材の質感を実感することができる。したがって、当該青果物を利用した器を食器として使用すれば、天然素材の質感によって、盛り付けられた料理の材料の新鮮さをアピールすることができ、食欲をそそることができる。また、旬の青果物の外皮を利用した器であれば、食材の“旬”を演出することができる。このように、青果物を利用した器を用いることにより、食事をする場として適した雰囲気を演出することができる。
また、青果物の本体外皮部を覆う本体被覆部は、器の構造材として機能するので、器の強度が向上する。そして、本体被覆部によって、本体外皮部が外界から保護されるので、青果物の外皮が損傷することが防止される。このように、器の強度が向上し、しかも、本体外皮部が確実に保護されることにより、器の耐久性が向上するので、何回も使用可能である。
また、本体外皮部が本体被覆部によって覆われているので、洗浄時に洗浄されるのは、本体外皮部の表面ではなく、透明の本体被覆部を構成する材料の表面である。透明の材料は、例えば樹脂材やガラス材などであり、本体外皮部の表面(特に、本体外皮部の内表面)とは異なり、含水性がなく、しかも、平滑性および耐摩耗性に優れているので、洗浄し易い上に、洗浄し易い状態が長期間維持される。このように、本考案の青果物を利用した器は、清浄性に優れている。
請求項2に記載された考案は、請求項1に記載の青果物を利用した器において、前記本体外皮部は、凹状を成していることを特徴としている。
請求項2に記載された考案は、前記のように構成されており、本体外皮部が凹状を成しているので、味噌汁やお吸い物などの汁物を入れる容器として使用可能である。
請求項3に記載された考案は、請求項2に記載の青果物を利用した器において、その器が、容器蓋体をさらに備えて成り、該容器蓋体は、凹状の前記本体外皮部の開口を閉じることを特徴としている。
請求項3に記載された考案は、前記のように構成されており、容器本体だけでなく容器蓋体を備えて成り、容器本体を開閉できるようになっているので、保温性に優れている。従って、味噌汁やお吸い物など、暖かい状態で提供したい料理や、デザートなど、冷たい状態で提供したい料理を入れる器として好適である。
請求項4に記載された考案は、請求項3に記載の青果物を利用した器において、前記容器蓋体は、可食部が除かれた青果物の外皮から成る蓋体外皮部と、該蓋体外皮部を被覆する透明の蓋体被覆部とを備えていることを特徴としている。
請求項4に記載された考案は、前記のように構成されており、蓋体外皮部を透明の被覆素材で覆っているので、容器本体と同様、容器蓋体も耐久性および清浄性に優れている。
請求項5に記載された考案は、請求項1〜4のいずれか記載の青果物を利用した器において、前記容器本体は、その裏面側に、前記容器本体の脚部を成す高台を備えていることを特徴としている。
請求項5に記載された考案は、前記のように構成されており、高台を備えているので、食卓の上などに、安定した状態で置くことができる。
前記のとおり、本願の考案の青果物を利用した器によれば、本体被覆部を構成する透明の材料越しに、本体外皮部を目視することができるので、視覚によって天然素材の質感を実感することができる。したがって、この器を食器として使用すれば、盛り付けられた料理の材料の新鮮さをアピールすることができ、食欲をそそることができる。また、旬の青果物の外皮を利用した器であれば、食材の“旬”を演出することができる。このように、青果物を利用した器を用いることで、食事をする場として適した雰囲気を演出することができる。
また、本体外皮部を覆う本体被覆部は、器の構造材として機能するので、器の強度が向上する。そして、本体被覆部によって、本体外皮部が外界から保護されるので、当該本体外皮部が損傷することが防止される。このように、器は、強度が向上し、しかも本体外皮部が保護されているので、耐久性が向上し、何回も使用可能である。
また、本体外皮部が本体被覆部によって覆われているので、洗浄時に洗浄されるのは、本体外皮部の表面ではなく、透明の本体被覆部を構成する材料の表面である。透明の材料は、例えば樹脂材やガラス材などであり、本体外皮部の表面とは異なり、含水性がなく、しかも平滑性および耐摩耗性に優れているので、洗浄し易い上に、洗浄し易い状態が長期間維持される。このように、本考案の青果物を利用した器は、清浄性に優れている。
さらに、本体外皮部が凹状を成している青果物を利用した器は、味噌汁やお吸い物などの汁物を入れる容器として好適である。
また、容器本体だけでなく、容器蓋体を備えている青果物を利用した器は、保温性に優れている。従って、味噌汁やお吸い物など、暖かい状態で提供したい料理や、デザートなど、冷たい状態で提供したい料理を入れる器として好適である。
また、蓋体外皮部を樹脂素材で覆っている青果物を利用した器は、容器本体と同様、容器蓋体も耐久性および清浄性に優れている。
さらに、容器本体の裏面側に脚部を備えている青果物を利用した器は、食卓の上などに、安定した状態で置くことができる。
青果物を利用した器は、容器本体を備えて成り、容器本体を、可食部が除かれた青果物の外皮から成る本体外皮部と、前記本体外皮部を被覆する透明の本体被覆部とを備えているものとする。この場合に、本体外皮部は、凹状を成しているものとする。
また、青果物を利用した器は、容器蓋体をさらに備えて成るものとし、該容器蓋体をもって凹状の本体外皮部の開口を閉じるものとする。この場合に、この、容器蓋体を、可食部が除かれた青果物の外皮から成る蓋体外皮部と、前記蓋体外皮部を被覆する透明の蓋体被覆部とを備えているものとする。
さらに、容器本体を、その裏面側に、容器本体の脚部を成す高台を備えているものとして構成する。
次に、本願の考案の実施例について説明する。
図1(a)は、第1実施例の青果物を利用した器(以下、単に、「器」と称することがある。)を示す斜視図であり、(b)は(a)のA−A線矢視断面図であり、(c)は、(a)に示される器において利用されたグレープ・フルーツを示す斜視図である。
図1(a)、(b)に示されるように、第1実施例の器10は、本体容器11から成るものである。この本体容器11は、青果物の外皮部から成る凹状外皮部(本体外皮部)12と、該凹状外皮部12を全面的に被覆した本体被覆部13とで構成されている。
凹状外皮部12は、図1(c)に示されるグレープ・フルーツGの外皮である。つまり、凹状外皮部12は、グレープ・フルーツGを上下に半割りにした後、その下側半分について、可食部(果肉部分)を除去して得られたものであり、いわゆる“おわん”形状の凹状になっている。
本体被覆部13は、合成樹脂の一種であるポリエチレンテレフタラート製の薄肉材であり、“おわん”形状の凹状外皮部12を全面的に被覆している。この本体被覆部13は、凹状外皮部12の内側面および外側面に、ポリエチレンテレフタラート製の薄肉材をあてがい、加熱して、両薄肉材を凹状外皮部12の外形に一致するように変形させるとともに、両薄肉材を相互に熱融着させることにより得られる。
本体被覆部13は、器10の構造材として機能するので、本体被覆部13で被覆された器10は、その分、高強度になる。また、本体被覆部13によって凹状外皮部12が外界から保護されるので、凹状外皮部12の損傷が防止される。このように、本体被覆部13を備える器10は、高強度であり、しかも凹状外皮部12が保護されているので、耐久性に優れている。
また、本体被覆部13は、密閉状態で凹状外皮部12を被覆している。このように本体被覆部13で凹状外皮部12を密閉すると、本体被覆部13の外側から内側に気体や液体が侵入することが防止されるとともに、本体被覆部13の内側から外側に気体や液体が漏れ出すことも防止される。
さらに、本体被覆部13の表面は、平滑でしかも水や油を含浸しない素材から成るものであるので、洗浄性に優れている。
また、容器本体11は、その底面側(裏面側)に、環形状の脚部である高台14を備えている。この高台14は、凹状外皮部12を覆う本体被覆部13の底面に、ポリエチレンテレフタラート製のリング形状部材を熱融着によって取り付けて形成されている。高台14があると、器10をテーブルなどの上に置いたときに、安定した状態で置くことができる。
このような第1実施例の器10は、例えば、お碗や深底の皿などの食器として使用することができる。
第1実施例の器10を食器として用いれば、透明の本体被覆部13越しに、グレープ・フルーツGの外皮から成る凹状外皮部12を目視することができるので、視覚によって天然素材の質感を実感することができる。これにより、盛り付けられた料理の材料の新鮮さをアピールすることができ、食欲をそそることができる。また、グレープ・フルーツGが旬の時期のものであれば、食材の“旬”を演出することができる。このように、青果物を利用した器を用いることで、食事をする場として適した雰囲気を演出することができる。
また、第1実施例の器10は、その外表面が平滑な外表面を有するポリエチレンテレフタラートで構成されているので、使用した後、簡単に洗浄することができる。つまり、表面が平滑であれば、迅速かつ容易に、きれいに洗浄することができる。また、器の表面がポリエチレンテレフタラートであれば、水や油などの液体が含浸することがないで、確実にきれいに洗浄することができる。また、凹状外皮部12が本体被覆部13によって密閉されているので、水や洗剤などが器の内部に浸入し、その後染み出すようなことがなく、洗浄後、きれいな状態が保たれる。また、凹状外皮部12が本体被覆部13で被覆されたことで高強度になっているので、洗浄作業などにおける取り扱いが容易であり、この点でも洗浄性に優れている。
さらに、洗浄された器10は、再び食器として使用可能である。また、凹状外皮部12が本体被覆部13で被覆された器10は、耐久性に優れており、繰り返し洗浄して何回も再使用可能である。
なお、上記第1実施例では、グレープ・フルーツGを上下に半割りにして得られる下側半分を用いて、凹状外皮部12を構成しているが、上側半分を用いてもよい。また、グレープ・フルーツGの切断位置は、上下の中間位置であるが、製造しようとする器の形状に合わせて任意の位置で切断してよい。また、切断方向は上下に分割する水平分割に限られず、所望する形状に応じて、左右に分割する垂直分割でもよい。さらに、利用する青果物は、凹状外皮部が得られるのであれば、グレープ・フルーツGに限られることはなく、例えば、夏みかんといった柑橘類、かぼちゃといった瓜類など、外皮を有する青果物であればよい。
また、上記第1実施例では、ポリエチレンテレフタラート製の2枚の薄肉材を用い、これを加熱して凹状外皮部の外形に一致するように変形させるとともに、相互に熱融着させることによって、凹状外皮部12の外側に本体被覆部13を形成しているが、本体被覆部13は、このようにして形成されるものに限られず、種々の構成を採用し得る。
また、本体被覆部13の材料は、透明であり、構造材としての強度を確保でき、凹状外皮部12を保護する機能を有し、凹状外皮部12を密閉することができ、耐含浸性を有しており、表面が平滑性を有するものであれば、ポリエチレンテレフタラートに限られるものではなく、例えば、メラミン樹脂など、他の合成樹脂でもよいし、ガラス材でもよい。
また、凹状外皮部12は本体被覆部13によって密閉されているので、あらかじめ外表面に発色剤が塗布された凹状外皮部12の外側に、本体被覆部13を形成するようにしてもよい。このようにすると、凹状外皮部12の新鮮な状態の色彩が長期間保持されることとなり、器10の寿命が延びる。
また、上記第1実施例では、凹状外皮部12を覆う本体被覆部13の底面に、ポリエチレンテレフタラート製のリング形状部材を熱融着によって取り付けているが、例えば、接着剤や接着テープなどの接着手段を用いて取り付ける方法など、種々の方法を採用し得る。なお、高台14を取り付けるための接着剤としては、生物用途での使用が可能な接着剤(いわゆる無害な接着剤)が好ましい。
次に、本願の考案の他の実施例について説明する。
なお、以下に説明する各実施例の器に関しても、青果物の外皮等で構成される外皮部に相当する部材をポリエチレンテレフタラートで被覆して成るものであるという基本構造は、第1実施例の器と同様である。この点を含め、以降の説明において、上記第1実施例と共通の構造については、その説明を省略する。また、第1実施例と共通の構成については、同一の符号を付すこととし、その説明を省略する。
図2は、第2実施例の青果物を利用した器20を示す斜視図である。
図2に示されるように、本実施例の器20は、容器本体21と、容器蓋体25とによって構成されている。なお、容器本体21は、第1実施例のものと同様のものであり、凹状外皮部22と、これを被覆する透明の本体被覆部23と高台24とから成るものである。
容器蓋体25は、構造は容器本体21と同様であり、青果物の外皮部から成る蓋体外皮部26と、当該蓋体外皮部26を全面的に被覆した透明の蓋体被覆部27とで構成されている。そして、容器蓋体25の上面側には高台28が備えられている。
蓋体外皮部26は、第1実施例の凹状外皮部12と同様、グレープ・フルーツGの外皮より構成されている。また透明の蓋体被覆部27も、第1実施例の本体被覆部13と同様、ポリエチレンテレフタラートの薄肉材から成るものであり、蓋体外皮部26を密閉する状態で被覆している。さらに、高台28は、蓋体外皮部26を覆った透明の蓋体被覆部27の上側面に融着によって取り付けられている。このように、容器蓋体25は、容器本体21と同じ構造であるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
このようにして構成される第2実施例の器20は、例えば、蓋付きのお碗などの食器として使用することができる。
図3(a)は、第3実施例の器を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示される器において利用されたスイカを示す斜視図である。
図3(a)に示されるように、第3実施例の器30は、第1実施例の器10と同様、容器本体31だけから成るものであり、容器本体31は、スイカWの外皮から成る凹状外皮部32と、当該凹状外皮部32を全面的に被覆したポリエチレンテレフタラート製の透明の本体被覆部33とで構成されている。そして、容器本体31の裏面側には、高台34が備えられている。
なお、凹状外皮部32は、スイカWを上下に半割りにした後、その下側半分について可食部(果肉部分)を除去して得られる、“おわん”形状のものである。
このようにして構成される第3実施例の器30は、例えば、ボールや大鉢などの食器として使用することができる。
図4は、第4実施例の器40を示す斜視図である。
図4に示されるように、第4実施例の器40は、第1実施例の器10と同様、容器本体41だけから成るものであり、容器本体41は、冬瓜の外皮部から成る凹状外皮部42と、該凹状外皮部42を全面的に被覆したポリエチレンテレフタラート製の透明の本体被覆部43とで構成されている。そして、容器本体41の裏面側には、高台44が備えられている。
なお、凹状外皮部42は、冬瓜(不図示)を縦割りした後、そのいずれか一方の半分について可食部(果肉部分)を除去して得られる、皿形状のものである。
このようにして構成される第4実施例の器40は、例えば、バットや浅底の皿などの食器として使用することができる。
図5(a)、(b)は、第5実施例の器50、60を、それぞれ示す斜視図である。
図5(a)に示されるように、第5実施例の一方の器50は、第2実施例の器20と同様、容器本体51と容器蓋体55とから成るものであり、容器本体51は、デコポン(不図示)の外皮部から成る凹状外皮部52と、該凹状外皮部52を全面的に被覆したポリエチレンテレフタラート製の透明の本体被覆部53とで構成されており、容器本体51の裏面側には、高台54が備えられている。また、容器蓋体55は、デコポンの外皮部から成る蓋体外皮部56と、該蓋体外皮部56を全面的に被覆したポリエチレンテレフタラート製の透明の蓋体被覆部57とで構成されている。
また、図5(b)に示されるように、第5実施例の他方の器60も、同様に、容器本体61と容器蓋体65とから成るものであり、容器本体61は、小さいカボチャ(不図示)の外皮部から成る凹状外皮部62と、該凹状外皮部62全面的に被覆したポリエチレンテレフタラート製の透明の本体被覆部63とで構成されており、容器本体61の裏面側には高台64が備えられている。また、容器蓋体65は、カボチャの外皮部から成る蓋体外皮部66と、当該蓋体外皮部66を全面的に被覆したポリエチレンテレフタラート製の透明の蓋体被覆部67とで構成されている。
なお、凹状外皮部52、62は、デコポンやカボチャを上下に半割りにした後、その下側半分について可食部(果肉部分)を除去して得られる、“おわん”形状のものであり、蓋体外皮部56、66は、その上側半分について可食部(果肉部分)を除去して得られる蓋形状のものである。
このようにして構成される第5実施例の器50、60は、例えば、蓋付きの小鉢や、蓋を用いない蓋無しの小鉢などの食器として使用することができる。
図6は、第6実施例の器70を示す斜視図である。
図6に示されるように、第6実施例の器70は、第4実施例の器40と同様、容器本体71だけから成るものであり、容器本体71は、そら豆(不図示)の鞘から成る凹状外皮部72と、該凹状外皮部72を全面的に被覆したポリエチレンテレフタラート製の透明の本体被覆部73とで構成されている。そして、容器本体71の裏面側には、高台74が備えられている。なお、凹状外皮部72は、半割りされた一対のそら豆の鞘の一方である。
このようにして構成される第6実施例の器70は、例えば、突き出し用の小皿などの食器として使用することができる。
第2実施例から第6実施例の器も、第1実施例の器と同様、透明の本体被覆部越しに、外皮部に相当する部材を目視することができるので、視覚によって天然素材の質感を実感することができる。これにより、盛り付けられた料理の材料の新鮮さをアピールすることができ、食欲をそそることができる。また、用いている青果物が旬の時期のものであれば、食材の“旬”を演出することができる。このように、青果物を利用した器を用いることで、食事をする場として適した雰囲気を演出することができる。
また、第2実施例から第6実施例の器も、第1実施例の器と同様、その外表面が平滑な外表面を有するポリエチレンテレフタラートで構成されているので、使用した後、洗浄することができる。そして、洗浄した器を、再び食器として用いることができる。また、本体被覆部で覆われた器は、耐久性に優れており、繰り返し洗浄して何回も再使用することができる。
また、第2実施例、第5実施例及び第6実施例の器の蓋体被覆部も、第1実施例の本体被覆部と同様、その材料は、ポリエチレンテレフタラートに限られるものではなく、例えば、メラミン樹脂など、他の合成樹脂でもよいし、ガラス材でもよい。そして、蓋体被覆部の上側面に取り付けられる高台も、第1実施例の本体被覆部の底面に取り付けられる高台と同様、その取り付け方法としては、接着剤や接着テープなどの接着手段を用いて取り付ける方法など、種々の方法を採用し得る。
なお、第2実施例から第6実施例の器についても、第1実施例の器と同様、上下半割りにして得られる下側半分と上側半分のいずれを用いてもよいし、切断位置や切断方向は、任意の位置や方向であってもよい。さらに、利用する青果物は、前記各実施例の器において利用された青果物に限られることはなく、料理で用いられるその他各種食材の外皮などを用いることができる。
また、第2実施例から第6実施例の器においても、第1実施例の器と同様、本体被覆部として種々の構成を採用することができ、本体被覆部の材料として、透明である種々の合成樹脂やガラスを用いることができ、あらかじめ凹状外皮部の外表面に発色剤を塗布した後、該凹状外皮部の外側に本体被覆部を形成することができる。
なお、本願の考案は、以上の実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
本願の考案の第1実施例の青果物を利用した器を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線矢視断面図、(c)は(a)に示される器において利用されたグレープ・フルーツを示す斜視図である。 本願の考案の第2実施例の青果物を利用した器を示す斜視図である。 本願の考案の第3実施例の青果物を利用した器を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)に示される器において利用されたスイカを示す斜視図である。 本願の考案の第4実施例の青果物を利用した器を示す斜視図である。 本願の考案の第5実施例の青果物を利用した器を示す図であり、(a)はデコポンを利用した器を示す斜視図、(b)は小さいカボチャを利用した器を示す斜視図である。 本願の考案の第6実施例の青果物を利用した器を示す斜視図である。
符号の説明
10,20,30,40,50,60,70…青果物を利用した器、11,21,31,41,51,61,71…容器本体、12,22,32,42,52,62,72…凹状外皮部(本体外皮部)、13,23,33,43,53,63,73…本体被覆部、14,24,34,44,54,64,74…高台(容器本体側)、25,55,65…容器蓋体、26,56,66…蓋体外皮部、27,57,67…蓋体被覆部


























Claims (5)

  1. 青果物を利用した器が、容器本体を備えて成り、
    前記容器本体は、可食部が除かれた青果物の外皮から成る本体外皮部と、前記本体外皮部を被覆する透明の本体被覆部とを備えている
    ことを特徴とする青果物を利用した器。
  2. 前記本体外皮部は、凹状を成していることを特徴とする請求項1記載の青果物を利用した器。
  3. 青果物を利用した器が、容器蓋体をさらに備えて成り、
    前記容器蓋体は、凹状の前記本体外皮部の開口を閉じることを特徴とする請求項2記載の青果物を利用した器。
  4. 前記容器蓋体は、可食部が除かれた青果物の外皮から成る蓋体外皮部と、前記蓋体外皮部を被覆する透明の蓋体被覆部とを備えていることを特徴とする請求項3記載の青果物を利用した器。
  5. 前記容器本体は、その裏面側に、前記容器本体の脚部を成す高台を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の青果物を利用した器。








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